JP2548102B2 - 組み立て式挾持具 - Google Patents

組み立て式挾持具

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JP2548102B2
JP2548102B2 JP6113724A JP11372494A JP2548102B2 JP 2548102 B2 JP2548102 B2 JP 2548102B2 JP 6113724 A JP6113724 A JP 6113724A JP 11372494 A JP11372494 A JP 11372494A JP 2548102 B2 JP2548102 B2 JP 2548102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の挾持片を物を挾
むために開閉可能に軸支し、先端部を閉じ方向へ付勢す
るばねを両挾持片間に介装した構成を有する合成樹脂製
の挾持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば洗濯ばさみや物干しばさみ或るい
は単にピンチなどと称される挾持具は現在殆んど合成樹
脂製であるが、このような挾持具についても構成を合理
化し、製造を容易化するため改良が加えられている。本
件出願人も例えば実公平3−10949号に示されたピ
ンチのように略同一の挾持片を2個組み合わせたものを
開発した。そのものはねじれにくく、安定した操作性を
有する反面、2個の挾持片を開閉可能に結合するため
に、軸支部分を挾持片の片部分から内方へ突出させる必
要がある。
【0003】このような軸支部分を一体に有する挾持片
を型成形する金型の構造は単なる凹凸ではすまず、各部
を動かして成形し、型抜きをする予想外に複雑なものと
なる。その結果金型代が高騰し、成形上の故障も発生し
易くなるほか、多数個取りに適さず量産性が低下するな
どという問題を生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題とするところは低コス
トで作製可能な金型により高い効率で型成形される部品
によって、操作性の良い挾持具を非常に容易かつ廉価に
生産できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、挾持片となる本体11を偏平な形状に形成す
るとともに、軸支のための位置に本体外面から内面へ貫
通した2個の開口12、13を左右に並設し、開閉支軸
となる、円形の軸孔14を有する軸支片15と、それに
嵌まる軸環16を有する軸支片17とを各開口12、1
3に嵌め込み、軸孔14と軸環16を本体内面側へ突出
させることにより、同一の構造を有する一対の挾持片1
0、10を組み立て、各軸環16を各軸孔14へ嵌め合
わせて一対の挾持片10、10を開閉可能に軸支すると
いう手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る組み立て式挾持具を物干
しばさみに適用した例を示す。一対の挾持片は符号10
で示されており、それらは同一の形状、構造を有するよ
うに組み立てられ、事後軸支部で結合される。
【0007】挾持片となる本体11は実質的に板状とい
って良いような偏平の形状に形成される。厚さを小さく
抑えることにより金型も小型化され、コストを下げるの
に寄与するからである。その本体11は内面側に突条2
1を縦横に設け補強のためのリブ構造が備わるようにな
っており、かつそれらは外形に沿って設けた立ち上がり
縁22とも結合している。
【0008】そのような補強リブ構造の中央部に、長手
方向に沿って、ばね20の取り付け部18を設けてい
る。取り付け部18はトーションばね20を収める凹部
である。23は滑り止め、24は滑り止め23を収める
先端凹部を示す。なお、滑り止め23は本体11と一体
でも良い。
【0009】本体11の軸支のための位置に、左右2個
の開口12、13を本体11を外面から内面へ貫通させ
て成形する。開口12、13の外面側の部分は本体外表
面から一段凹んだ凹部25となっている。このような形
状、構造を型成形するための金型は型面の構造も、型の
動きも単純で済む。また金型のスライド機構等を必要と
しないので、1台の金型で成形できる個数も増し、量産
性が向上する。なお、開口12、13は次に述べる軸支
片15、17の形状に適合した形状、大きさを有する。
【0010】上述した一方の軸支片15は円形の軸孔1
4を本体11の内面側の定位置に設けるための部材であ
り、他の一方の軸支片17は軸孔14に嵌まる円形の軸
環16を軸孔14と同軸上の定位置に設けるための部材
である。両軸支片15、17共、本体11とほぼ平行な
係止部26と、それにほぼ直交した突出部27とがT字
形に組み合った外形を有し、係止部26は前記凹部25
に嵌まって本体外面を平らにする。
【0011】28は係止突起であり、開口12、13の
内端に係止するよう突出部27の上下に設けてある。こ
のような軸支片15、17を型成形する金型も小型かつ
比較的簡単な構造で済むので、結局本発明に係る挾持具
用部品の成形金型は、従来の一体型ピンチのそれに比較
して著しく低コスト化される。なお、本体11と軸支片
15、17等を同じ材料で成形する必要はない。例えば
本体11には主として強度が必要であり、軸支片15、
17には摩耗しにくく滑り易い性質が求められる。また
着色を変えることで斬新な形状、色彩を付与することが
可能になる。
【0012】本発明に係る挾持具30を生産するには、
初めに、本体11の一方の開口12へ軸孔14を有する
一方の軸支片15を嵌め込み、他の一方の開口13には
軸環16を有する軸支片17を嵌め込んで、それらが一
体化した挾持片10を組み立てておく。このようにして
組み立てられた挾持片10は全て同一の形状、構造であ
り、それを2個用いて軸環16を相手挾持片10の軸孔
14へ嵌め合わせることにより一対の挾持片10、10
を開閉可能に軸支する(図3)。そして、例示のものは
中央に巻回部を有するトーションばね20を両挾持片1
0、10の取り付け部18、18に嵌め、先端が閉じる
ようにすることにより挾持具の組み立てが行なえる。ば
ね20は金属製であるが、樹脂製とすることも可能であ
る。
【0013】組み立てられた本発明に係る挾持具の軸支
部には杆状の部材Xを通すことができる(図4)。この
ような杆状部材Xは例えば物干し具の枠などである。そ
の場合、本体11の立ち上がり縁22に形成した弧状の
凹部31が杆状部材Xに接触可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明の組み立て式挾持具は以上の如く
構成されかつ作用するものであるから、挾持具を構成す
る本体11及び軸支片15、17を小型かつ比較的簡単
な金型によって型成形することができ、またそれから挾
持片10を組み立てる作業と、そして2個の挾持片1
0、10をとばね20を用いて挾持具とする作業も非常
に容易であるから、組み立て式の挾持具の量産性を向上
し、生産コストを低減することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組み立て式挾持具の1実施例を示
す分解斜視図。
【図2】(a)同上挾持具のための本体の正面図。 (b)挾持具の本体に軸支片を嵌め込む状態を示す縦断
面図。
【図3】一対の挾持片を組み合わせる状態の横断面図。
【図4】完成した挾持具に杆状部材を挿入した状態の断
面図。
【図5】完成した挾持具の縦断面図。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の挾持片を物を挾むために開閉可能
    に軸支し、先端部を閉じ方向へ付勢するばねを両挾持片
    間に介装した構成を有する合成樹脂製の挾持具であっ
    て、挾持片となる本体11を偏平な形状に形成するとと
    もに、前記軸支のための位置に本体外面から内面へ貫通
    した2個の開口12、13を左右に並設し、開閉支軸と
    なる、円形の軸孔14を有する軸支片15と、それに嵌
    まる軸環16を有する軸支片17とを各開口12、13
    に嵌め込み軸孔14と軸環16を本体内面側へ突出させ
    ることにより、同一の構造を有する一対の挾持片10、
    10を組み立て、各軸環16を各軸孔14へ嵌め合わせ
    て一対の挾持片10、10を開閉可能に軸支した構成を
    有することを特徴とする組み立て式挾持具。
  2. 【請求項2】 本体11の内面側に縦横の突条21から
    なる変形防止構造を設け、その一部を利用してばね20
    の取り付け部18を設けた請求項第1項記載の組み立て
    式挾持具。
  3. 【請求項3】 本体11を成形する合成樹脂と、軸支片
    15、17を成形する合成樹脂の種類又は色彩を変化さ
    せるようにした請求項第1項記載の組み立て式挾持具。
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