JP2548082B2 - タイヤ成形ドラム - Google Patents

タイヤ成形ドラム

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JP2548082B2
JP2548082B2 JP5286225A JP28622593A JP2548082B2 JP 2548082 B2 JP2548082 B2 JP 2548082B2 JP 5286225 A JP5286225 A JP 5286225A JP 28622593 A JP28622593 A JP 28622593A JP 2548082 B2 JP2548082 B2 JP 2548082B2
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drum
radial
hollow shaft
tire building
drive hub
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アール. ジェリソン フランク
イー. ビール ローレンス
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Illinois Tool Works Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2030/00Pneumatic or solid tyres or parts thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤの成形に関す
る。特に、本発明は、タイヤカーカスをその上に成形可
能なタイヤ成形ドラムの形状の改良された半径方向へ拡
縮可能なマンドレルに関する。
【0002】
【従来の技術】半径方向へ拡径可能なマンドレルは、タ
イヤ、バンド及び積層製品の製造と、潰れた管状構造の
その元の形状への恢復とを含むいくつかの環境に有用さ
を見出す。
【0003】タイヤの製造の際、未加硫ゴム化合物と、
プライ材料とは、カーカスとして当前記技術で周知のも
のを形成するためにドラムが拡径した円筒形の状態にあ
るときにタイヤ成形ドラムの回りに層をなして巻付けら
れる。ドラム上で前記カーカスは通常、ドラムが回転さ
れて、カーカスが層内の空気ポケットないし間隙を除去
してほぼ一体の構造にカーカスを全体的に合体させるた
めにドラムと複数の外側ロールとの間で強力に押圧され
るステッチングと言う周知の操作を受ける。カーカスが
完成されると、ドラムは、別の処理のためにカーカスの
取外しを容易にするように少なくとも部分的に縮径した
状態へ駆動される。
【0004】代表的なタイヤ成形ドラムは、外側面にそ
れぞれ弧状シェルを装着した広いドラムセグメントと、
狭いドラムセグメントとを交互に複数有している。前記
複数のドラムセグメントは、対向する方向で半径方向へ
複数のドラムセグメントを駆動可能な内部機構へ結合さ
れている。カーカスが完成されると、複数のセグメント
は、カーカスを容易に取外すことができるようにドラム
を少なくとも部分的に縮径させるために半径方向内方へ
引込められる。米国特許第3,779,835号(特開
昭48−14766号)の場合のように、前記機構は、
複数の広いセグメントと、複数の狭いセグメントとが相
互に干渉しておそらく前記機構を詰まらせることがある
であろうが、そのようなことを防ぐ目的で複数の広いセ
グメントの引込みよりも前に複数の狭いセグメントを引
込めるように時間を定めるものでもよい。前に成形され
たカーカスが取外された後、複数のセグメントは、その
上に次のカーカスを成形可能なほぼ完全な円筒を形成す
るように複数のシェルが噛合わされる拡径した状態をド
ラムが呈するまで、半径方向へ拡径される。この種のタ
イヤ成形ドラムはその構成部材において同様な複数の部
材を使用しているが、以下この明細書においては、容易
に複数の部材と判断できる場合は特に「複数の」と表記
せず単数表記とする。
【0005】タイヤの製造者は、タイヤが車輌で使用さ
れるときに好ましくない振動又はかじ取りの妨害を発生
する傾向が少なくなるように前記タイヤの均一性を改善
するために常時努力している。益々厳しくなる均一性の
仕様を満足させ得るタイヤを一ようにかつ経済的に製造
可能であるために、タイヤ成形ドラムがいくつかの性能
基準を同時に満足させ得ることは、重要と思われる。し
かしながら、従来技術のタイヤ成形ドラムは、次に述べ
る領域の1つ又はそれ以上において欠陥を有する傾向が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最初の場合では、タイ
ヤ成形ドラムは、タイヤ製造者に対してかなりの資本投
資を意味する。したがって、ドラムの構造が比較的簡単
であり、したがって、ドラムが経済的に製作されて保守
可能なことは、重要である。ドラムが示す投資に鑑み
て、タイヤ成形ドラムの構造は、摩耗が少なくて使用寿
命が長いものでもあるべきである。しかしながら、摩耗
の問題は、資本費用の論点だけではない。
【0007】いくつかの従来技術のタイヤ成形ドラムの
有する問題は、ドラムが拡径された状態のとき、ドラム
の拡径された直径又は隣接するシェルの正確な嵌合のい
ずれかに影響を与える構成要素の滑り摩耗を前記ドラム
が時として受けることである。その有用寿命にわたるド
ラムの拡径された直径の可変性は、前記ドラムを使用し
て製造されるタイヤに望ましくない変化を生じさせる傾
向があり、セグメント間の間隙は、前記間隙にゴム化合
物が押し込まれて不合格品を発生することになる。
【0008】また、剛性及び半径方向の安定性の欠如
は、ある従来技術のタイヤ成形ドラムに、特に、前記ド
ラムがある時間にわたって使用された後に、問題であ
る。ドラム上に成形されるタイヤカーカスの品質に影響
を与え得る態様の過度な変形なしにステッチング又はそ
の他の操作の際に外力に抵抗可能であるように、タイヤ
成形ドラムが拡径されるときにかなり剛性であること
は、重要である。安全とともに品質の理由のため、タイ
ヤ成形ドラムは、予期せぬ縮径が生じないように特に拡
径したときに高度の半径方向の安定性を持たねばならな
い。
【0009】少なくともいくつかの従来技術のタイヤ成
形ドラムのさらに他の性能欠陥は、前記ドラムが遊びを
持つ傾向に関する。遊びがあると、ドラムが駆動されて
いる任意の所定の状態において外側ドラムセグメントの
半径方向位置を予測できないという問題を生ずる。ドラ
ムの駆動力は、タイヤ成形ドラムに結合されたタイヤ成
形機によって供給され、通常、相対的に回転する入力の
形状をとる。タイヤ製造工程の重要な段階にわたる正確
な制御のため、外側ドラムセグメントの予測可能で反復
可能な半径方向位置調節に前記ドラムの回転入力を正確
に転換することがタイヤ成形ドラムに望ましい。しかし
ながら、遊びが存在するとき、所定の回転入力に対する
セグメントの半径方向位置は、幾分不確実である。前記
不確実さは、ドラム上に成形されるタイヤカーカスに望
ましくない変動性を生じると言う問題がある。したがっ
て、タイヤ成形ドラムが遊びをほぼなくしてその作用寿
命にわたって生じる通常の摩耗に関係なく、そのような
ままであることは、望ましい。
【0010】上記に加えて、タイヤ成形ドラムは、上述
の領域における性能を犠牲にすることなく33.02c
m(13インチ)又はさらに小さいタイヤのカーカスを
製造するのに十分に小さいドラムを操作可能であるよう
に十分にコンパクトである操作機構を備えるべきであ
る。ある従来技術のタイヤ成形ドラムにおいては適当な
強度に必要な構成要素の相対的な複雑さ及び寸法は、前
記用途において前記ドラムの使用を阻止するか、又は前
記ドラムの性能を変化させる。
【0011】上記に鑑み、本発明の目的は、比較的簡単
かつコンパクトで拡径後のシェル間に遊びのほとんどな
い構造を有するタイヤ成形ドラムを提供することにあ
る。
【0012】本発明の別の目的は、その寸法、特に拡径
された直径が正確で反復可能であって、通常の摩耗によ
る変化に対して低い感受性を有し、したがって、長い使
用寿命にわたって安定したままであるタイヤ成形ドラム
を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、前述の目的を
達成するとともに、ステッチング力のような予期される
外力の影響の下で過度な変形又は縮径を受けないように
拡径されたときに高い剛性と、半径方向の安定性とを有
するタイヤ成形ドラムを提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、任意の前述の目的に
対して性能を犠牲にすることなく33.02cm(13
インチ)又はもっと小さいタイヤのカーカスを製造可能
な形に構成し得るタイヤ成形ドラムを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の好適実施例によ
ると、前述の目的は、共通軸線の回りに相互に対して旋
回可能である中空軸及び同心状の駆動ハブを有するタイ
ヤ成形ドラムを提供することによって達成される。前記
中空軸及び駆動ハブの各々は、タイヤ成形機から2方向
の相対的な旋回入力を受けるようにタイヤ成形機へ結合
可能である。前記中空軸は、前記中空軸に対して旋回可
能に固定された関係で半径方向へ往復運動するように装
着された複数のブロックによって角度間隔において包囲
される。ブロックの往復運動は、各ブロックと駆動ハブ
との間にその1つが結合される旋回可能なリンクによっ
て実施される。前記リンクは、中空軸と駆動ハブとの相
対的な旋回をブロックの半径方向運動に変換する。各ブ
ロックは、その回りにブロックが配置される角度間隔に
相当する角度間隔でブロックの半径方向外側に配置さ
れ、かつ弧状シェルを支持する交互に配置される広いド
ラムセグメントと狭いドラムセグメントの複数の中の1
つへ結合される。
【0016】ドラムが最初に縮径した状態にあるとき、
第1角度方向への弧の回りの駆動ハブと中空軸との相対
的な旋回は、ドラムを拡径するように半径方向外方へブ
ロック及びドラムセグメントをリンクに駆動させる。こ
の半径方向運動は、ドラムセグメント上のシェルがタイ
ヤカーカスをその上で成形可能であるほぼ完全な円筒を
形成するように噛合うまで、相対的な旋回が進行する際
に継続する。カーカスが完成されるとき、ドラムに結合
されるタイヤ成形機は、ブロック及びセグメントを半径
方向内方へ引込めるために反対の第2角度方向へ中空軸
に対して駆動ハブを回転可能に駆動できる。こうして、
カーカスの取外しを容易にするように十分にドラムを縮
径する。
【0017】本発明の重要な側面によると、長い使用寿
命にわたるドラムの拡径された直径の安定性は、中空軸
の長手方向軸線から所定の半径方向距離に配置された好
ましくはリング形フランジの形状の少なくとも1つのス
トップ部材を設けることによって保証され、前記所定の
距離は、ドラムの所望の完全に拡径した直径に対応する
ように選択されている。次に、各ドラムセグメントは、
所望の完全に拡径した直径にドラムの半径方向の拡径を
確実かつ正確に制限するようにストップリングに係合可
能な弧状フランジを有する半径方向へ延びる脚のような
かなり剛性の部材へ結合されている。本発明は、ストッ
プ部材と、弧状フランジ又はその他のかなり剛性の部材
との対向する面と面とがドラムの拡径した直径を変更可
能な摩耗を最小限にするようにほぼ垂直の角度において
相互に面係合する。
【0018】ドラムが縮径されて、第1角度方向への駆
動ハブ及び中空軸の相対的な旋回がドラムを拡径するた
めに開始されるとき、ブロックに作用するリンクの角度
は、最初に半径方向成分と、非半径方向成分との双方を
含む力をブロックに与えるような角度である。ブロック
が完全に引込められる位置に近づくとき、非半径方向成
分は、望ましい半径方向成分よりもかなり大きい。非半
径方向成分は、ブロックが半径方向においてのみ滑らか
に予測可能に反復可能に移動するのを保証するために効
果的に阻止されねばならない。ブロックが半径方向外方
へ押される際、非半径方向成分の大きさは、半径方向成
分の大きさに対して減少する。したがって、非半径方向
成分は、ブロックが外方へ押される際に抵抗するのに次
第に容易になる。本発明の重要な側面は、これらの非半
径方向の力成分が半径方向成分に対して最大であると
き、前記非半径方向成分が最も効果的に阻止されるタイ
ヤ成形ドラムを提供する。
【0019】本発明のこの側面による好適実施例では、
各ブロックは、その長手方向両端部の各々から突出し半
径方向へ方向付けられる細長い雄スライドを装着する。
前記両雄スライドは、中空軸に回転不能に固定された1
対の相互に間隔を設けられた両円板に雌摺動路を限定し
対応するように寸法及び形状を定められた半径方向両溝
にそれぞれ収容される。ブロックが半径方向へ引込んだ
位置にあるとき、両雄スライドは、両雌摺動路内に最大
に係合する。ブロックがリンクによって半径方向外方へ
駆動される際、両雄スライドは、両雌摺動路の端部から
次第に突出し、これにより、ブロックに作用する非半径
方向力の低減する相対的な大きさにより両雌摺動路との
両雄スライドの係合の長さを短くする。したがって、両
雌摺動路が形成される両円板は、ブロックが移動する全
体の半径方向距離に延びるような大きな長さとする必要
はない。付随する材料における節約は、一層軽く製造す
るのに安価なドラムを生じる。
【0020】本発明のタイヤ成形ドラムの他の重要な側
面は、ドラムセグメントと、ブロックとが相互に結合さ
れる態様に関する。力の付勢装置、好ましくはバネは、
ブロックから半径方向外方へドラムセグメントを強制す
るように作用しブロックとセグメントとの間に圧縮可能
に間挿されている。ドラムを拡径する際にブロックが半
径方向外方へ移動するとき、各ドラムセグメントヘ取付
けられたかなり剛性の部材の弧状フランジは、正確にド
ラムの所望の拡径された直径に達したとき、ストップ部
材に半径方向に係合する。しかしながら、この係合が最
初になされるとき、ブロックは、リンクによって推進さ
れる最大半径方向延長にまだ達していない。それでも、
ドラムセグメントは、さらに半径方向外方へ移動しない
ようにストップ部材によって拘束され、ブロック自体
は、バネの一層の圧縮によって吸収される付加的な距離
にわたり外方への移動を継続する。この圧縮は、ストッ
プリングに一層強く係合するように弧状フランジをバネ
に付勢させ、したがって、拡径された状態のドラムの半
径方向剛性を増大する。
【0021】ドラムの半径方向剛性は、ドラムが最終の
拡径状態にもたらされるとき、駆動ハブへの枢着のリン
クの軸線が半径方向中心線を通過して角度増分を移動す
るのを許容されるリンクの作用によってさらに助長され
る。次に、リンクは、複数のセンターラインを超えるト
グル部材として作用し、ドラムを著しく剛性にするとと
もに縮径に対してドラムを半径方向で安定化する。
【0022】ブロックは、前述の角度増分を移動する
際、小さい距離を半径方向へ引込む。これは、バネを僅
かに緩めるが、ドラムの所望の完全に拡径した直径を限
定する正確な半径方向距離においてストップリングによ
って保持される際に半径方向外方へセグメントを付勢す
る作用をバネが最早実施不能なほどこの引込み距離は大
きくはない。本発明は、ドラムが拡径した状態にあると
き、バネ又はその他の力付勢装置によって加えられる半
径方向外方の力がドラムが作用する任意の遠心力に組合
わされるとき、ドラムの縮径又は著しい半径方向の変形
を受けることなくステッチング力のような予期される外
部から加えられる力を克服するのに十分である。
【0023】本発明のさらに他の側面は、ドラムを縮径
する際にドラムセグメントを半径方向へ引込めるために
ピンのような細長い引込め部材を使用する。好適実施例
によると、細長い体部を有する頭部付きピンは、半径方
向の方向において各ドラムセグメントに固定されてい
る。ピンの体部は、力付勢装置として役立つバネの中心
を通るとともに前述のブロックを摺動可能に貫通する。
ドラムが縮径される際、リンクは、ブロックに半径方向
の引込みを開始させる。バネは、ブロックがピンの頭部
に係合するまでのバネの延長の際のある距離にわたりピ
ンの体部に沿って半径方向内方へブロックが摺動する際
にセグメントをその拡径された位置に保持する。前記時
点からのブロックの一層の半径方向の引込みは、中空軸
と、リンクを駆動する旋回可能な部材との一層の相対的
な旋回が確実な機械的ストッパによって止められるま
で、ピンと、ピンが取付けられたドラムセグメントとを
半径方向内方へ引張る。本発明の他の側面によると、前
記ストッパは、有利に、低摩耗のためにほぼ垂直の角度
で相互に当接する角度付きの面と面とを有する剛性扇形
部材によって限定されるものである。
【0024】コンパクトさのため、本発明の別の側面
は、ブロックを駆動するリンクがほぼS形の体部を有
し、隣接するリンクの体部の部分がドラムの縮径の際に
相互の内に半径方向に入れ子になるような方向におい
て、前記リンクが駆動ハブに結合されている。
【0025】本発明のさらに他の側面によると、狭いド
ラムセグメントに取付けられるピン又はその他の細長い
部材は、広いドラムセグメントに取付けられるものより
も短い。拡径する状態から縮径する状態へのドラムの移
行の際、広いドラムセグメントに結合されたブロックが
長いピンの頭部へ係合するのに先立って、狭いドラムセ
グメントに関連するブロックが短いピンの頭部に係合す
る。したがって、狭いドラムセグメントの引込みは、広
いドラムセグメントの引込みの前に行われ、ドラムが完
全に縮径したとき、広いドラムセグメントよりも狭いド
ラムセグメントの方が半径方向に大きく引込まれること
になる。こうして隣接するドラムセグメントが詰まる可
能性は回避される。
【0026】本発明のこれら及びその他の側面及び利点
は、同様な符号が同様な品目を示すために使用される添
付図面に関する本発明の好適実施例の下記の説明を参照
する際に当前記技術の通常の技倆を有するものに一層明
らかになる。
【0027】
【実施例】図1から図3までは、本発明の原理によって
構成される選択的に拡縮可能なタイヤ成形ドラム10の
好適実施例を示す。図示のように拡径した状態では、ド
ラム10は、所望の完全に拡径した直径Dのほぼ完全な
円筒形外側タイヤ成形面11を限定する。面11は、複
数の縦に噛合い可能な外側弧状シェル13によって限定
される。図示の好適実施例では、全体で8個の前記シェ
ル13があり、その4個(図に13Wで示される)は、
比較的広い弧を限定し、その4個(図に13Nで示され
る)は、幾分狭い弧を限定する。シェル13W,13N
は、相互の間に交互に配置され、輪郭付きの内側及び外
側の端部17,18(図2)を有している。シェル13
は、8個の半径方向へ可動なドラムセグメント14(図
3)の1個の上に強固ではあるが取外し可能に装着さ
れ、前記セグメントの4個(図に14Wとして示され
る)は、広くて、広いシェル13Wを装着し、4個(1
4Nとして示される)は、狭くて、狭いシェル13Nを
装着する。ドラムセグメント14W,14Nへの固定の
ため、各シェル13W,13Nの下側は、好ましくは、
ドラムセグメント14を半径方向へ貫通して耐震ナット
24(図2)によって固定されるボルト23の頭部22
のものに相当する断面形状の1つ又はそれ以上の長手方
向スロット21を有し、前記ナット24は、シェル13
W,13Nをそれらのそれぞれのドラムセグメント14
W,14Nへ強固に締付けるようにしっかり締められて
いる。
【0028】異なる幅のタイヤカーカスの製造に適応す
るため、シェル13W,13Nは、異なる幅Wの組で設
けられてもよい交換可能なスペーサ28(図2)を有利
に備えている。シェル13W,13Nは、耐久性のため
にロックウェル硬度Cスケールで約45に炎焼入れされ
た輪郭付き端部17,18を有する米国鉄鋼協会規格A
ISI 1040(JIS S40C相当)熱延鋼で好
適に製造されてもよい。
【0029】シェル13W,13Nが装着されるドラム
セグメント14W,14Nの各々は、1対の半径方向内
方へ延びる脚30を有している。各脚30は、かなり剛
性の部材に相当し、段落〔0036〕で後述するストッ
プ部材(リング面89)に係合可能な弧状面32(図
1)を有するフランジ31(図2)を装着する。弧状面
32は係合可能な面に相当している。脚30を含むドラ
ムセグメント14W,14Nは、焼鈍された、セメンタ
イトのない可鍛鋳鉄又は反復衝撃に荷重の下で脆性破壊
に耐えるその他の剛性材料で好適に一体に製造してもよ
い。
【0030】ドラム10の中心部分は、長手方向軸線3
7を有する中空軸36を備え、ドラム10は、使用の際
にドラム10に結合されるタイヤ成形機(図示せず)に
よって軸線37の回りに回転可能に駆動されてもよい。
中空軸36の回転は、中空軸36の内側壁に形成される
キー溝38(図4)によって容易にされる。また、中空
軸36は、中空軸36の内方端部に、即ち、前述のタイ
ヤ成形機に常態で最も近位の中空軸36の端部に、一体
に形成される1対の同一で半径方向へ延びる扇形フラン
ジ40,41を有している。各扇形フランジ40,41
は、その目的を段落〔0033〕で説明する1対の平坦
な角度付き面43を有している。これらの扇形フランジ
40,41は、第1部材に相当している。
【0031】中空軸36の中央部分は、中空軸36に対
して相対的に旋回するように軸線37に同心状に好適な
スリーブ軸受46,47に装架されている連続的な駆動
ハブ45によって包囲されている。ドラム10に結合さ
れたタイヤ成形機を使用して中空軸36がアダプター4
9に対して旋回されるとき、中空軸36と、駆動ハブ4
5とは相対的に旋回できる。アダプター49は、扇形の
半径方向腕55,56を有する1対の同一のU形トルク
伝達部材51,52によって旋回可能に駆動ハブ45へ
結合されている。腕55は、押えネジ57によってアダ
プター49へ固定され、腕56は、押えネジ58によっ
て駆動ハブ45へ固定されている。U形トルク伝達部材
51,52は第2部材に相当している。
【0032】中空軸36及び駆動ハブ45は、所定の角
度の弧59(図5)にわたってのみ相互に対して自由に
旋回可能なように拘束されている。これを容易にするた
め、扇形トルク部材51,52は、前記部材51,52
とフランジ40,41との角度寸法の合計と360゜と
の間の差が自由旋回のこの所定の弧59の角度寸法に等
しいように中空軸36の扇形フランジ40,41の角度
寸法に対して角度的に寸法を定めてある。好適実施例で
は、弧59は、62゜40′の角度に対している。
【0033】トルク伝達部材51,52の半径方向腕5
5,56の各々は、フランジ40,41の角度付き面4
3に長手方向で整合するように配置されている1対の相
互に対向し末広がりの角度付き平坦面60を有し、した
がって、角度付き平坦面43,60は、中空軸36と、
駆動ハブ45とが弧59の端末端部の対向する第1,第
2の角度位置61,62へ相対的に旋回されるとき、所
定の方向への一層の旋回を確実かつ強固に防止するよう
にほぼ常態の面対面の当接において相互に係合する。
【0034】駆動ハブ45は、中空軸36の周辺の回り
に均等に角度的に離れた間隔で配置されている複数の半
径方向へ往復運動可能なブロック64へ一層完全に説明
される態様で結合されている。各ブロック64は、旋回
可能に固定され、長手方向軸線37に対して半径方向へ
往復運動可能に装着されている。各ブロック64は、そ
の長手方向端部の各々に形成される半径方向に摺動可能
な雄スライド66,66(図2)を有している。雄スラ
イド66,66は雄部材に相当している。これらの雄ス
ライド66,66は、中空軸36へ旋回可能に固定され
る態様でその各々が固定される内方円板71(図2)及
び外方円板72の各内側面に45゜の間隔(図3)で相
互に整合されて形成される半径方向の雌摺動路68,6
8(図2)に摺動可能に収容される。雌摺動路68,6
8は雌部材に相当している。雄スライド66及び雌摺動
路68は半径方向スライド装置を構成しており、ブロッ
ク64が半径方向へ移動するのを許容するとともにブロ
ック64へ加えられる非半径方向力に抵抗する重要な作
用に役立つ。雌摺動路68がブロック64の全体の行程
に沿って雄スライド66に完全に係合しなくてもよいの
で円板71,72は、ドラムが完全に拡径した直径Dよ
りもかなり小さい直径を有している。米国材料試験協会
規格ASTM A513管材料又はその他の好適な材料
のスペーサリング73(図2)は、駆動ハブ45から円
板72を分離するように中空軸36に挿着されている。
【0035】図2に示すように内方円板71は、1対の
角度的に対面する弧状スロット74を備え、駆動ハブ4
5を旋回駆動するトルク伝達部材51,52はスロット
74により旋回に対して解放されている。また、内方及
び外方の円板71,72の各々は、16本の半径方向ピ
ン76の1本を摺動可能に収容する8つの角度的に等間
隔の半径方向ボアを有利に備え、前記ピン76は、タイ
ヤ成形操作の際に加えられるビード据え付け力に対する
ドラム10の横方向安定性を改善するのに役立つ。ピン
76は、ドラムセグメント14W,14Nへのそれらの
取付けを容易にするための環状溝(図示せず)を有する
肩付き端部77を備えている。肩付き端部は、セグメン
ト14W,14Nに設けられた引っ込んだ段付きボアに
収容され、前記環状溝に収容された止め輪79によって
前記セグメントへ固定されている。ドラム10が縮径さ
れる際に広いドラムセグメント14W(図3)よりもさ
らに内方への狭いドラムセグメント14Nの縮径を行う
ため、狭いドラムセグメント14Nに取付けられるピン
76(図2)は、広いドラムセグメント14Wに取付け
られるものよりも幾分短い。
【0036】円板71,72の外側面の各々は、円形座
81,82(図2)を有し、1対のストップリング8
5,86の1端部は、複数の押えネジ87によって前記
座内に強固に取付けられている。ストップリング85,
86の各々は、円形ハブ88(図1)を有し、前記円形
ハブ88の端末周辺は、リング面89(図2)を限定す
るように長手方向内方へ突き出す。リング面89は、長
手方向軸線37に同心状であり、ドラム10の所望の直
径Dに完全に拡径された際に脚30の弧状面32と係合
して固定するように所定の半径方向距離R(図2)に配
置されている。このリング面89はストップ部材に相当
している。
【0037】ドラムセグメント14W,14Nの正確で
反復可能な半径方向の位置決めと、詰まる危険のない前
記セグメントの縮径とは、ドラムセグメント14W,1
4Nが半径方向へ往復運動可能なブロック64に結合さ
れる態様によって容易になる。本発明の重要な側面によ
ると、気体シリンダ又は強いバネ91のような力付勢装
置が、各ドラムセグメント14W,14N及びそのそれ
ぞれのブロック64を半径方向へ外に押すように強制す
るのに役立つ付勢力を加えるために間挿されている。こ
の目的のため、各ブロック64の半径方向外側面に形成
されるそれぞれの座92(図2)に配置される4つ(図
1)の個々のバネ91が好適実施例において設けられて
いる。ドラム10が拡径した状態にあるとき、バネ91
(図2)は、ドラムセグメント14W,14Nを半径方
向外方へ付勢し、所望の拡径された直径Dを正確に固定
する所定の半径方向距離Rを有する各ストップリング8
5,86のリング面89と剛性脚30の弧状面32とを
強固に係合させる。ドラム10に作用する任意の遠心力
とともにバネ91によって加えられる力は、ステッチン
グ操作の途中で遭遇するような予期される外力の付加に
もかかわらずドラム10が拡径された後に拡径された状
態にドラム10を維持するのに十分であるべきである。
【0038】中空軸36及び駆動ハブ45の相対的な旋
回をブロック64の半径方向往復運動に変換するため、
各ブロック64は、8本のリンク95(図3)の内の1
本によって駆動ハブ45(図2)へ結合されている。各
リンク95は、半径方向の近位端部96(図2)及び遠
位端部97を有するほぼS形の体部を備えている。各リ
ンク95の近位端部96は、近位枢軸軸線100を限定
するピン99によって8つの等角度間隔の位置の1つに
おいて駆動ハブ45へ枢着されている。近位枢軸軸線1
00は、軸線37に対してほぼ平行に横たわり、中空軸
36及び駆動ハブ45の相対的な旋回により自由旋回の
これらの所定の弧59(図5)にわたって軸線37の回
りに旋回可能である。各リンク95の遠位端部97(図
2)は、又軸線37に対してほぼ平行に横たわる遠位枢
軸軸線103に沿って方向づけられる第2ピン102に
よってブロック64の各々のそれぞれの1つへ枢着され
ている。各ブロック64が半径方向の内方又は外方への
み移動するように円板71,72に形成されている雌摺
動路68(図3)によって拘束されるため、遠位枢軸軸
線103も前記2方向の半径方向運動のみが可能であ
る。この配置により、ブロック64は、中空軸36及び
駆動ハブ45の2方向の相対的な旋回が弧59の端末に
おける第1,第2の角度位置61,62(図5)の間で
行われる際に所定の長さのストロークにわたって半径方
向内方及び外方へ移動するように自由である。
【0039】各ブロック64は、バネ91が配置される
座92(図2)の各々をほぼ半径方向へ貫通する4つの
貫通孔105(図2)によって横切られる。これらの貫
通孔105の各々には、ブロック64がそれに沿って半
径方向へ摺動可能な固定された長さの体部107を有す
る引込めピン106(図5)のような細長い部材を挿通
してある。この引込めピン106は引込め部材に相当し
ている。引込めピン106の各々は、バネ91の作用に
よりブロック64と各ドラムセグメント14W,14N
との間に形成可能な最大の半径方向間隙を制限するよう
にブロック64に係合可能な頭部108(図5)又はそ
の他の好適な面を有している。
【0040】ドラム10を縮径する際に広いドラムセグ
メント14Wの引込めの前に進行するように狭いドラム
セグメント14Nの引込めの時間を定めるため、狭いド
ラムセグメント14Nに取付けてある引込めピン106
の体部107S(図5)は、ドラムセグメント14Wに
取付けてある引込めピンの体部107よりも短い。体部
107,107S(図3)の長さの間の差は、ドラム1
0がその拡径状態と縮径状態との間の移行の際に隣接す
るセグメント14W,14N又は前記セグメントが外側
に装着するシェル13W,13Nが相互に干渉するのを
防止するのに十分なように選択してある。ドラム10の
組立ての際、滑り接触又は旋回接触するすべての面は、
摩擦を低減して摩損を回避するためにモリブデングリー
スのような潤滑剤の被覆を設けられるべきである。
【0041】ドラム10の好適実施例の構造を詳細に説
明したので、次にその作用を図4,図5を付加的に参照
して説明する。
【0042】まず、ドラム10が、図4と、図3の下側
部分とに示されるように最初に縮径した状態にあると仮
定する。縮径した状態では、アダプター49(図2)
は、所定の弧59(図5)の一端における第1角度位置
61を占めるように駆動ハブ45(図2)を第2角度方
向113(図4)へ完全に旋回するために中空軸36に
対して予め旋回される。この第1角度位置61では、各
トルク伝達部材51,52の1つの面60は、中空軸3
6に取付けられたフランジ40,41の対向面43にほ
ぼ垂直の角度で互いに面で当接する。これは、第2角度
方向113への駆動ハブ45及び中空軸36の任意の一
層の相対的な旋回を確実かつ不動に防止するとともに、
弧59を拡大可能な滑り摩耗を回避する。縮径した状態
では、あらゆるブロック64は、中空軸36の長手方向
軸線37から均等な距離に配置された半径方向に完全に
引込められた位置に横たわり、雄スライド66(図2)
は、リンク95によってブロック64へ伝達される力の
非半径方向成分に最も効果的に抵抗するようにこれらの
それぞれの雌摺動路68に雄スライドの最大ストローク
まで深く係合される。ブロック64を狭いドラムセグメ
ント14Nへ結合するピンの体部107Sが1つ置きの
ブロック64を広いドラムセグメント14Wへ結合する
ピンの体部107よりも所定の寸法だけ短いことによ
り、狭いドラムセグメント14Nは、広いドラムセグメ
ント14Wが引込むよりも一層半径方向内方へ引込む。
図示してないが、ドラム10が縮径したとき、各ドラム
セグメント14W,14Nから延びる剛性脚30の弧状
面32と各ストップリング85,86の同心状リング面
89との間にギャップが環状に存在し、ドラムが縮径し
たとき、一層狭いドラムセグメント14Nに取付けられ
るピンの体部107Sが広いドラムセグメント14Wに
取付けられるピンの体部107より短いのでストップリ
ング85,86のリング面89とドラムセグメント14
Nに関連する弧状面32との間の前記ギャップ(GN)
は、広いドラムセグメント14Wに関連する対応するギ
ャップ(GW)よりも幾分広い。
【0043】ドラム10の外側面11に前に構成された
任意のタイヤカーカスが取外された後、ドラム10に結
合されたタイヤ成形機は、第1角度方向112へアダプ
ター49を第2角度位置62(図5)に向かって弧59
を経て旋回可能に駆動する。図4,図5では、角度方向
112,113は、中空軸36に対して固定されるよう
に任意に選択される基準フレームからの矢印によって示
されている。方向112の旋回が開始する際、トルク伝
達部材52は、対向する扇形フランジ40に向って扇形
フランジ41から遠くへ駆動され、一方、トルク伝達部
材51は、フランジ41に向ってフランジ40から遠く
へ駆動される。同時に、各リンク95の近位枢軸軸線1
00は、軸線37の回りに旋回を開始する。リンク95
は、かなり剛性であり、遠位枢軸軸線103においてブ
ロック64へ結合されているピン102は、ブロック6
4を半径方向外方へ推進するようにリンク95からブロ
ック64へ力を伝達する。
【0044】中空軸36及び駆動ハブ45の相対的な旋
回によってブロック64へリンク95によって加えられ
る力は、所望の半径方向成分を含んでいるが、基本的に
非半径方向成分も含んでいる。ブロック64上のスラス
トの角度が、半径方向に対して測定されて、最大である
とき、非半径方向成分は半径方向成分に対して最大であ
る。この状態は、中空軸36及び駆動ハブ45が第1角
度位置61にあるときに生じる。ドラム10の歪を回避
するため、非半径方向成分は、雄スライド66と雌摺動
路68との間の係合によって効果的に阻止される。ブロ
ック64が半径方向へ延びる際、リンク95によって加
えられる力の非半径方向成分は、中空軸36及び駆動ハ
ブ45の相対的な旋回が第2角度位置62(図5)に近
づく際に着実に減少する。非半径方向成分が減少する
際、雄スライド66と雌摺動路68との間の係合の長さ
は、スライド66(図2)が円板71,72の周辺から
ますます突出する際に低減する。
【0045】ブロック64の作用の下で、ドラムセグメ
ント14N,14Wは、それらの外側のシェル13N,
13Wとともに、隣接するシェル13W,13Nがほぼ
完全な円筒形面11を形成するように噛合う所望の拡径
された直径Dに達するまで半径方向外方へ移動する。こ
の時点では、剛性脚30のフランジ31の弧状面32
は、ストップリング85,86の同心状リング面89に
互いに面で係合する。この係合は、シェル13W,13
Nの一層の半径方向外方の運動を捕捉し、所望の完全に
拡径された直径Dを限定する軸線37からの半径方向距
離Rにおいて強固かつ正確に前記シェルを停止する。さ
らに、弧状面32は、ほぼ垂直の角度でストップ部材で
あるリング面89に係合し、したがって、ドラム10の
拡径される直径を変更して隣接するシェル13W,13
Nの間に間隙を生じさせ得る滑り摩耗が回避される。ド
ラムの拡径に際し、前記ギャップGWは前記ギャップG
Nより小さいので、広いドラムセグメント14Wは、狭
いドラムセグメント14Nがなすよりも一層早くそれら
の外方への完全な移動限界に達する。
【0046】リング面89(ストップ部材)が各弧状面
32によって係合された後、第1角度方向112への中
空軸36及び駆動ハブ45の相対的な旋回と、ブロック
64の一層の半径方向延長との双方が継続し、ブロック
64とドラムセグメント14W,14Nとの間でバネ9
1をさらに圧縮する。これは、ストップリング85,8
6のリング面89との益々強い係合へ弧状面32を付勢
し、これにより、ドラム10の半径方向の剛性を増大す
る。中空軸36及び駆動ハブ45の相対的な旋回は、各
リンク95の近位枢軸軸線100がそれぞれの遠位枢軸
軸線103に半径方向で整合する弧59(図5)の中間
の角度位置115を通過して進む。この中間角度位置1
15では、ブロック64は、それらの最大半径方向延長
状態にあり、バネ91は、それらの最大圧縮状態にあ
る。中空軸36及び駆動ハブ45の相対的な旋回は、中
空軸36の扇形フランジ40の1つの面43と、トルク
伝達部材52の角度付き面60との垂直の面対面の当接
とともに、フランジ41の対応する角度付き面43と、
トルク伝達部材51の角度付き面60との対応する当接
によって、第2角度位置62に確実かつ強固に捕捉され
る以前に、角度増分αだけ第1角度方向112へさらに
継続する。角度増分αが第1角度方向112への旋回に
よって横切られる際、ブロック64は、小さい距離だけ
それらの完全な延長から半径方向へ引込み、バネ91を
僅かに緩めさせる。しかしながら、ドラム10がこの状
態にあるとき、ドラム10に作用する任意の遠心力とと
もにバネ91によって加えられる拡径力は、ステッチン
グ操作の際にドラム10によって遭遇され得るもののよ
うな予期される外力の付加により、そうでなければ生じ
得る任意の著しい半径方向変形を阻止するのに依然とし
て十分である。また、角度増分αにわたる近位枢軸軸線
100の運動は、センターラインを超えるトグル要素と
してリンク95を挙動させ、バネ91の僅かな緩みを補
償するより大きい態様でドラム10を著しく剛性化し、
かつ安定化する。第2角度位置62では、ドラム10
は、拡径した状態にあるとみなされる。
【0047】完全に拡径した状態の際、タイヤカーカス
は、ドラム10の外側面11上に形成可能である。これ
を実施する際、ドラム10は、その全体において軸線3
7の回りに回転されてもよい。これを実施するため、ド
ラム10に結合されるタイヤ成形機は、中空軸36とア
ダプター49とを同期回転させる。タイヤカーカスが完
成すると、ドラム10からのカーカスの取外しは、第1
角度位置61に角度到達するまで第2角度方向113へ
中空軸及び駆動ハブを駆動するように中空軸とアダプタ
ー49とを相対的な逆旋回することによりドラムを縮径
した状態に駆動することによって容易になる。これを実
施する際、ドラム10の操作は、留意されるべき少数の
重要な点を除きすでに述べたもののほぼ反対である。
【0048】中空軸36及び駆動ハブ45が第2角度方
向113へ増分角度αにわたって旋回される際、シェル
13W,13Nは、ストップリング85,86によって
保持されて所望の直径Dを越えては全く拡径されない。
代りに、この角度間隔にわたって行われるブロック64
の外方の半径方向運動は、バネ91によって吸収され
る。こうしてドラム10が縮径した状態へ移行する際に
タイヤカーカスを僅かに伸張する可能性すら回避され
る。
【0049】第2角度方向113への中空軸36及び駆
動ハブ45の相対的な旋回が中間角度位置115を通過
して継続する際、ブロック64が短い体部107Sを有
する引込めピン106(引込め部材)の頭部108に遭
遇するまで如何なるドラムセグメント14N又は14W
あるいはシェル13N又は13Wも引込みを開始するこ
となく、バネ91が長くなってブロック64が半径方向
内方へ引込む。バネ91がそれらの最大長さに達すると
き、そうでなければ生じ得るドラム10のタイミングの
不整合によって生じる詰まりを回避するためにブロック
64との強固な係合に引込めピン106の頭部108を
維持可能なように十分な予負荷をバネ91が依然として
保持することは、重要である。
【0050】狭いドラムセグメント14Nに結合される
引込めピン106が広いドラムセグメント14Wに結合
されるピンの体部107よりも短い体部107Sを有す
るため、ドラムを縮径する際、前記ピンの頭部108
は、広いドラムセグメント14Wに結合される引込めピ
ン106の頭部108よりも前に、ブロック64に遭遇
する。したがって、狭いドラムセグメント14Nは、広
いドラムセグメント14Wに先立って一層大きい半径方
向距離だけ引込められる。
【0051】ブロック64と一緒の外側シェル13W,
13Nの半径方向引込みが継続する際、リンク95の体
部のS形と、前記リンクの駆動ハブ45上への方向性と
が一致して、隣接するリンク95の半径方向に偏位する
部分を図3の下側部分に示される態様で相互に半径方向
に入れ子にすることができる。中空軸36及び駆動ハブ
45の相対的な旋回が第1角度位置61に向って進行す
る際、ブロック64に作用する非半径方向力の成分の相
対的な大きさは、増大する傾向がある。しかしながら、
前記増大は、これらの非半径方向成分によるドラム10
の歪みを回避するために、半径方向スライド装置すなわ
ち雌摺動路68と雄スライド66との係合が増大するこ
とによって対処される。中空軸36及び駆動ハブ45の
相対的な旋回が第1角度位置61に達するとき、扇形フ
ランジ41,40の角度付き面43は、第2方向113
への中空軸36及び駆動ハブ45の一層の相対的な旋回
を確実かつ強固に阻止するようにトルク伝達部材51,
52の対応する角度付き面60にそれぞれ係合する。摩
耗を少なくするため、この係合は、角度付き面43,6
0のほぼ垂直の面対面の当接をするようにしてある。第
1角度位置61に達すると、ドラム10は、再度上述の
縮径した状態になり、このとき、タイヤカーカスは、ド
ラムから容易に取外しできる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ド
ラムをコンパクトで所定の拡径後にほとんど遊びがな
く、正確かつ剛性な成形ドラムに構成し、かつドラムの
拡、縮において詰まりがなく、摩耗が少ないので、使用
寿命が長い。さらに拡径ドラム状態でタイヤカーカスの
ステッチング操作を行っても所定径が縮小又は変形され
ることがないので、製品の歩留りがよい。又シェルにス
ペーサを使用することによりカーカスの幅が異なる場合
でも成形可能である。前述のものは、本発明の好適実施
例を構成するが、本発明は、前記実施例に制限されるも
のではない。この開示により、種々な代りの実施例は、
当前記技術の熟達者に明らかになる。したがって、ドラ
ムセグメントの数における変更ばかりでなくそれに制限
されない変更と、材料の変更と、種々な構成要素の形状
又は配置における変更とは、特許請求の範囲に特に指摘
されて明らかなように本発明の範囲と、そのすべての合
法的な同等のものとから逸脱することなく実施可能なこ
とが認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイヤ成形ドラムの好適実施例の
部分的に切断し、部分的に分解した斜視図である。
【図2】拡径した状態で示す図1のタイヤ成形ドラムの
図3の線2−2に沿う断面図である。
【図3】この図の水平の中心線の上の部分がドラムの拡
径した状態を示し、前記中心線より下の部分がドラムの
縮径した状態を示す図1のタイヤ成形ドラムの概略の端
面図である。
【図4】図1のドラムが縮径した際の特定の構成要素の
位置を示す前記構成要素の概略の内部端面図である。
【図5】ドラムが拡径した際の図4と同様な構成要素の
概略図である。
【符号の説明】
10 タイヤ成形ドラム 14W 広いドラムセグメント 14N 狭いドラムセグメント 30 剛性脚(かなり剛性の部材) 32 弧状面(係合可能な面) 36 中空軸 37 長手方向軸線 40,41 扇形フランジ(第1部材) 43 角度付き平坦面 45 駆動ハブ 51,52 トルク伝達部材(第2部材) 59 弧 60 角度付き平坦面 61 第1角度位置 62 第2角度位置 64 ブロック 66 雄スライド(雄部材) 68 雌摺動路(雌部材) 71 内方円板 72 外方円板 85 ストップリング 86 ストップリング 89 リング面(ストップ部材) 91 バネ 95 リンク 100 近位枢軸軸線 103 遠位枢軸軸線 106 引込めピン(引込め部材) 112 第1角度方向 113 第2角度方向 115 中間角度位置 D 完全に拡径された直径 R 半径方向距離 α 角度増分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−187540(JP,A) 特開 昭48−14766(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)周辺と、長手方向軸線とを有す
    る中空軸と、 (b)前記中空軸に同心状の駆動ハブとを備え、前記駆
    動ハブ及び前記中空軸が、第1角度方向と、反対の第2
    角度方向との双方において所定の弧を限定する第1,第
    2の角度位置の間で相互に対して旋回可能であり、さら
    に、 (c)前記中空軸の前記周辺の回りに相互に角度的に離
    れた間隔で配置される複数のブロックを備え、前記各ブ
    ロックが、前記中空軸に旋回可能に固定されて半径方向
    へ往復運動して可動の関係に装着され、さらに、 (d)前記中空軸及び前記駆動ハブが前記第1角度方向
    と、前記第2角度方向とのそれぞれにおいて相対的に旋
    回される際に前記長手方向軸線に対して前記複数のブロ
    ックの半径方向の外方及び内方の運動をもたらすように
    前記駆動ハブと前記複数のブロックの別々になっている
    1つとの間に各々が旋回可能に結合される複数のリンク
    と、 (e)前記中空軸及び前記駆動ハブが前記第1角度方向
    へ相対的に旋回される際にドラムを拡径してタイヤカー
    カスをその上に成形可能なほぼ連続的なドラム面を形成
    して、前記中空軸及び前記駆動ハブが前記第2角度方向
    へ相対的に旋回される際に前記タイヤカーカスの取り外
    しを容易にするために前記ドラムを縮径するために半径
    方向内方へ移動するように、前記複数のブロックの1つ
    に各々が結合される広いドラムセグメントと狭いドラム
    セグメントとを交互に複数備えたことを特徴とするタイ
    ヤ成形ドラム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記駆動ハブ及び前記中空軸が相対的に旋回され
    る際に、前記複数のリンクによって前記複数のブロック
    へ伝達される力による半径方向以外の前記複数のブロッ
    クの運動を防止するため、前記各ブロックによって少な
    くとも部分的に装着されるとともに前記中空軸に対して
    旋回可能に固定された部材によって少なくとも部分的に
    装着された半径方向スライド装置をさらに備えたことを
    特徴とするタイヤ成形ドラム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記複数のリンクによって前記複数のブロックへ
    加えられる力の非半径方向成分が、前記複数のブロック
    の半径方向運動の際にほぼ最大であるとき、前記半径方
    向スライド装置が、ほぼ最大の長さに相互に係合する相
    互に係合可能な雄部材と、雌部材とを有することを特徴
    とするタイヤ成形ドラム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記各リンクが、ほぼS形の体部を有し、前記ド
    ラムがほぼ縮径したとき、前記各リンクの前記体部の部
    分が角度的に隣接する前記各リンクの体部の部分に半径
    方向で入れ子になるような方向において、前記複数のリ
    ンクが、前記駆動ハブへ結合されていることを特徴とす
    るタイヤ成形ドラム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記中空軸へ結合され、前記軸線から所定の半径
    方向距離に配置されたストップ部材と、前記複数のドラ
    ムセグメントの少なくとも1つに取付けられたかなり剛
    性の部材とをさらに備え、前記かなり剛性の部材が、前
    記長手方向軸線から所定の半径方向距離に前記複数のド
    ラムセグメントの前記外方への半径方向運動を制限する
    ように前記ストップ部材に係合可能な面を有し、前記所
    定の半径方向距離が、前記ドラムの所望の完全に拡径し
    た直径に対応することを特徴とするタイヤ成形ドラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記係合可能な面と、前記ストップ部材とが、ほ
    ぼ垂直の角度で相互に面で係合することを特徴とするタ
    イヤ成形ドラム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記複数のブロックが前記ドラムを拡径するため
    に半径方向外方へ移動するとき、前記ストップ部材に係
    合するように前記かなり剛性の部材を強力に付勢するよ
    うに、また、前記中空軸及び前記駆動ハブが前記第1角
    度方向へ前記所定の弧を経て完全に相対的に旋回された
    後、前記ドラムが使用される際に前記ドラムに加えられ
    るように予期される外力が加えられるときに有意の半径
    方向変形なしに完全に拡径した状態に前記ドラムを維持
    するため、前記ドラムに作用する任意の遠心力に組合わ
    されるときに前記予期される外力を克服するのに十分な
    力を加えるように、前記各ドラムセグメントと前記セグ
    メントに結合された前記ブロックとの間に作用する力付
    勢装置をさらに備えたことを特徴とするタイヤ成形ドラ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記各リンクが、前記長手方向軸線にほぼ平行に
    横たわる近位枢軸軸線において前記駆動ハブへ枢着さ
    れ、前記中空軸及び前記駆動ハブが相対的に旋回される
    際、前記近位枢軸軸線が前記弧の対向端部のそれぞれの
    第1,第2の角度位置の間で前記長手方向軸線の回りに
    旋回可能であり、前記各リンクが、前記長手方向軸線に
    ほぼ平行に横たわる遠位枢軸軸線において前記複数のブ
    ロックのそれぞれの1つへ結合され、前記中空軸及び前
    記駆動ハブが相対的に旋回される際、前記遠位軸線が、
    前記複数のブロックとともに半径方向へ可動であり、前
    記ドラムを拡径するために前記第1角度方向へ前記中空
    軸及び前記駆動ハブを相対的に旋回する際、前記駆動ハ
    ブ及び前記中空軸が前記第1角度位置から中間角度位置
    へ相対的に旋回されるため、前記複数のブロックが、引
    込んだ位置から完全に延長された位置へ前記リンクによ
    って半径方向外方へ付勢され、前記中間角度位置におい
    て、前記近位枢軸軸線と、前記遠位枢軸軸線とが、中心
    線上で相互に半径方向に整合し、前記駆動ハブが前記中
    間角度位置から前記第2拡度位置へ前記中空軸に対して
    旋回する際に前記近位枢軸軸線が前記半径方向中心線を
    越えて角度増分を旋回するため、前記複数のブロック
    が、前記完全に延長された位置から部分的に引込められ
    た位置へ半径方向内方へ移動し、これにより、前記複数
    のリンクが、前記ドラム上に作用し得る外部の押潰し力
    に一層効果的に抵抗することを特徴とするタイヤ成形ド
    ラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のタイヤ成形ドラムにお
    いて、前記かなり剛性の部材が、前記所定の距離を越え
    る前記複数のドラムセグメントの半径方向外方の運動を
    阻止するように前記ストップ部材に係合し、一方、前記
    駆動ハブ及び前記中空軸がほぼ前記中間角度位置と前記
    第2角度位置との間に横たわる前期弧の特定部分にわた
    って相対的に旋回する際、前記複数の力付勢装置が、前
    記複数のドラムセグメントに対する前記複数のブロック
    の半径方向の移動を同時に吸収することを特徴とするタ
    イヤ成形ドラム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のタイヤ成形ドラムに
    おいて、前記中空軸に回転不能に固定された関係で装着
    される固定の第1部材と、前記駆動ハブに回転不能に固
    定された関係で装着される第2部材とをさらに備え、前
    記第1部材と、前記第2部材とが、前記第1,第2の角
    度位置の間の前記弧にわたる旋回を除いて前記中空軸及
    び駆動ハブの相対的な旋回を阻止するように相互に係合
    可能であることを特徴とするタイヤ成形ドラム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のタイヤ成形ドラム
    において、前記第1,第2の部材の各々が、ほぼ垂直の
    面対面の当接において相互に係合可能な角度付き面を限
    定するように横断面において扇形であることを特徴とす
    るタイヤ成形ドラム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のタイヤ成形ドラムに
    おいて、前記複数のドラムセグメントの各々が、所定の
    半径方向係合位置を通過して前記ブロックの一層の半径
    方向内方の運動の進行する際にのみ縮径する位置に向か
    って半径方向内方へ前記複数のドラムセグメントを引込
    めるため前記係合位置を通過して半径方向内方へ前記ブ
    ロックを移動するときに前記各ブロックに係合可能な面
    を有する細長い引込め部材によって前記複数のブロック
    のそれぞれの1つへ結合されていることを特徴とするタ
    イヤ成形ドラム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のタイヤ成形ドラム
    において、前記複数の狭いドラムセグメントの半径方向
    引込みが所定のギャップを越えて進行した後にのみ前記
    複数の広いドラムセグメントの引込みが開始され、これ
    により、前記複数のセグメントの間の干渉が前記ドラム
    を縮径する際に回避されるように、前記複数の狭いドラ
    ムセグメントが、前記複数の細長い引込め部材の複数の
    短い方のものに取付けられ、前記複数の広いドラムセグ
    メントが、前記複数の細長い引込め部材の複数の比較的
    長いものに取付けられていることを特徴とするタイヤ成
    形ドラム。
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