JP2547384B2 - 光情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

光情報記録媒体の製造方法

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JP2547384B2 JP63239166A JP23916688A JP2547384B2 JP 2547384 B2 JP2547384 B2 JP 2547384B2 JP 63239166 A JP63239166 A JP 63239166A JP 23916688 A JP23916688 A JP 23916688A JP 2547384 B2 JP2547384 B2 JP 2547384B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光を照射し、その反射光により記録
データを再生する光情報記録媒体の製造方法に関する。
[従来の技術] レーザ光の照射により、データを記録することができ
る光情報記録媒体は、Te、Bi、Mn等の金属層や、シアニ
ン、メロシアニン、フタロシアニン等の色素層等からな
る記録層を有し、レーザ光の照射により、上記記録層を
変形、昇華、蒸発或は変性させる等の手段で、ピットを
形成し、データを記録する。そして、記録されたデータ
を再生するときは、上記基板1側から記録時よりパワー
の弱いレーザ光を照射し、上記ピットとそれ以外の部分
との反射光の違いにより、信号を読みとる。
こうした従来の記録可能な光情報記録媒体に対し、本
件発明者らは、その様々な問題を解消するため、透光性
基板1の上に直接または他の層を介してシアニン色素等
からなるレーザ光を吸収して発熱し、ガス発生を伴い圧
力増大をもたらす光吸収層を設け、この上に直接または
他の層を介して金属膜からなる光反射層を形成した記録
可能な光情報記録媒体を提案した。この光情報記録媒体
によれば、いわゆる代表的なROM型光情報記録媒体であ
るところの、コンパクトディスク(CD)について定めら
れたCDフォーマットを、レーザ光の反射率やデータの再
生信号の変調度等の点で満足できる記録可能な光情報記
録媒体が得られる。
この光情報記録媒体は、表面にプレピット或はプレグ
ルーブが形成されたポリカーボネート基板等の透光性基
板の上に、有機溶剤で溶解した上記色素剤を塗布し、乾
燥して上記光吸収層を形成する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような方法で光情報記録媒体を
製造する場合、色素剤に用いる溶剤によって透光性基板
1の表層が変質したり、或は予め透光性基板の表面に形
成されたプレピットやプレグルーブが上記溶剤によって
溶解され、その形状が失われてしまうことがある。この
ため、データの記録、再生の特性に悪い影響が生じる場
合がある。特に、透光性基板の表面に予め形成された上
記プレグルーブやプレピットは、記録、再生時の光学ピ
ックアップのサーボ情報等を得るためのものであり、こ
れらが崩れた状態でデータの記録を行なうと、正確なデ
ータの記録ができず、記録エラーが多く発生するという
問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消するためなされた
もので、その目的は、記録エラーの少ない書き込みが可
能な光情報記録媒体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] すなわち、上記目的を達成するため、本発明において
採用した手段の要旨は、透光性基板1の上に他の層を介
してレーザ光を吸収する光吸収層2と、光吸収層2の上
に直接または他の層を介して設けられたレーザ光を反射
する光反射層3とを有する光情報記録媒体の製造方法に
おいて、透光性基板1の上に光吸収層2を形成する色素
剤に用いる溶剤に対して耐性を有する耐溶剤層6を設
け、その上に直接または他の層を介して光吸収層2を形
成し、この光吸収層2にレーザ光を照射することによ
り、前記耐溶剤層6を局部的に変形させてピット5を形
成したことを特徴とする光情報記録媒体の製造方法であ
る。
[作用] 上記光情報記録媒体では、透光性基板1の表面に、光
吸収層を形成する色素剤に用いる溶剤に対して耐性を有
する耐溶剤層6を形成してから、その上に上記光吸収層
2を形成するため、透光性基板1の表面が変質したり、
溶剤によって溶解され、そこに形成されたプレグルーブ
やプレピットが崩れてしまうことがない。しかも、透光
性基板1上に形成された耐溶剤層6を変形してピット5
を形成しているので、ピット5を形成する際の透光性基
板1の変形を最小限に抑えることができ、透光性基板1
上に形成されたプレグルーブやプレピットが変形されな
い。このため、再生時に正確なトラッキングが可能にな
ると共に上記プレグルーブやプレピットから正確なプレ
レコーデッドシグナルが再生でき、これによって光情報
記録媒体に、正確な情報の記録が可能であり、さらに正
確なデータの再生が可能になる。
さらに、本発明による光情報記録媒体では光吸収層2
にレーザ光を照射することにより、前記耐溶剤層6を局
部的に変形させてピット5を形成しているため、光吸収
層2と耐溶剤層6との変形により、光吸収層2のみの変
形により形成されたピットに比べてより明瞭なピット5
が形成できる。そして、再生時にこのピット5に再生用
レーザ光のスポットを照射したとき、前記耐溶剤層6の
変形部分で再生用レーザ光の回折が生じる。これによ
り、ピット部分と非ピット部分の反射光量の差が大とな
り、CDのように媒体の再生面での再生用レーザ光の入力
光と反射光との位相差により再生信号を読み取る形式の
媒体において、再生信号の変調度を大きくとることがで
きる。
また、ピット5を形成する耐溶剤層6及び光吸収層2
の背後に反射層3を有し、再生用レーザ光の入力光と反
射層3からの反射光との位相差により生じる反射光の回
折を利用してピットを読み取る形式の媒体であるので、
媒体の読取面の殆どの部分を占める非ピット部分での反
射光量が大きく、その中に点状に散在するピット5の部
分での反射光量が小さいという特質を有する。このた
め、CD規格に定められたような70%以上という高い反射
率を有する媒体を得ることが可能となる。
[実 施 例] 次に、図面を参照しながら、本発明の実施例について
詳細に説明する。
本発明による製造方法で製造された光情報記録媒体の
模式的な構造の例を、第1図〜第3図に示す。同図にお
いて、1は、透光性を有する基板、6は、その上に形成
された耐溶剤層、2は、さらにその上に形成された光吸
収層で、照射されたレーザ光を吸収して発熱し、溶融、
蒸発、昇華、変形または変性し、上記光吸収層2に隣接
する層6を局部的に変形させ、ピットを形成する作用を
有する層である。
上記耐溶剤層6は、光記録層2を形成するための有機
色素の溶剤に対して耐性のある材料をもって形成され、
その材料として例えば、SiO2度の無機誘電体、エポキシ
樹脂等のポリマー、シランカップリング剤、チタネート
系カップリング剤、アクリレート系、メタクリレート系
のモノマー、オリゴマーから光硬化により得られる重合
体、金属アルコレート等を挙げることができる。
この光情報記録媒体の具体例について、以下に説明す
る。
(実施例1) 透光性基板1として、射出成型法により形成された直
径46〜117mmφの範囲に、幅0.8μm、深さ0.08μm、ピ
ッチ1.6μmのスパイラル状のプレグルーブ8を有する
厚さ1.2mm、外径120mmφ、内径15mmφのポリカーボネー
ト製円板を用いた。
この透光性基板1の上に紫外線硬化性樹脂をスピンコ
ートし、これを紫外線硬化させて厚さ20nmの耐溶剤層6
を形成した後、この上に光吸収層2を形成するための有
機色素として、0.65gの1,1′ジエチル3,3,3′,3′テト
ラメチル5,5′ジメトキシインドジカーボシアニンパー
クロレートを、アセトニトリル溶剤10ccに溶解し、これ
を上記の基板1の表面に、スピンコート法により塗布
し、膜厚130nmの光吸収層2を形成した。
次に、上記ディスクの直径45〜118mmφの領域の全面
に真空蒸着法により、膜厚50nmのAuとTiとの9:1の割合
の合金膜を成膜し、光反射層3を形成した。さらに、こ
の光反射層3の上に紫外線硬化性樹脂をスピンコート
し、これに紫外線を照射して硬化させ、膜厚10μmの保
護層4を形成した。
こうして得られた光ディスクに波長780nmの半導体レ
ーザを線速1.2m/sec、記録パワー6.0mWで照射し、FFM信
号を記録した。そして、この光ディスクを、市販のCDプ
レーヤ(Aurex XR−V73、再生光の波長λ=780nm)で
再生したところ、レーザ光の反射率は74%であり、良好
なアイパターンが得られ、再生信号のブロックエラーレ
ートが2.5×10-3であった。
(実施例2) 上記実施例1において、耐溶剤層6として、エポキシ
樹脂を用いたこと、光吸収層2を形成する溶剤とし1,4
ジオキサンを用いたこと及び光吸収層2と光反射層3と
の間に膜厚10nmのエポキシ樹脂層を介在させたこと以外
は、上記実施例1と同様にして光ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は72%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが2.7×10-3であった。
(実施例3) 上記実施例1において、析出(LPD)法によりSiO2
耐溶剤層6を形成したこと、1,1′ジエチル3,3,3′,3′
テトラメチル5,5′ジメトキシインドジカーボシアニン
パークロレートを、メチルエチルケトン溶剤15ccに0.5g
溶解して膜厚90nmの光吸収層2を形成したこと、及び光
吸収層2の上にビスフェノール硬化型エポキシ樹脂と、
シリコーン系コート剤を各々厚さ10nm、60nmずつ順次ス
ピンコートによって硬化形成させた後、その上にAuとSb
との9:1の割合の合金膜からなる光反射層3を形成した
こと以外は、上記実施例1と同様にして光ディスクを製
作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は78%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが1.8×10-3であった。
(実施例4) 上記実施例1において、SiO2を用いてスパッタリング
法により耐溶剤層6を形成したこと、1,1′ジエチル3,
3,3′,3′テトラメチル5,5′ジメトキシインドジカーボ
シアニンパークロレートを、ニトロメタン溶剤10ccに0.
5g溶解して膜厚90nmの光吸収層2を形成したこと、及び
光吸収層2の上にシリコーン系コート剤をコーティング
し、厚さ60nm形成した後、その上にAuとSbの9:1の合金
膜からなる光反射層3を形成したこと以外は、上記実施
例1と同様にして光ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は76%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが2.0×10-3であった。
(実施例5) 上記実施例1において、透光性基板1の上に膜厚40nm
のエポキシ樹脂層を形成した後、この上にシランカップ
リング剤をコーティングして耐溶剤層6を形成したこ
と、1,1′ジエチル3,3,3′,3′テトラメチル4、5,
4′、5′ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレ
ート(NK3240(株)日本感光色素研究所製)0.65gを、
1,2ジクロロエタン溶剤10ccに溶解してスピンコート法
により光吸収層2を形成したこと、光吸収層2の上にポ
リブタジエンを40nmの厚さにコーティング形成した後、
その上にAu膜からなる光反射層3をスパッタリング法に
より形成したこと以外は、上記実施例1と同様にして光
ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の照射率
は73%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが2.4×10-3であった。
(実施例6) 上記実施例1において、透光性基板1の上にチタネー
トカップリング剤をコーティングして耐溶剤層6を形成
したこと、1,1′ジエチル3,3,3′,3′テトラメチル4、
5,4′、5′ジベンゾインドジカーボシアニンパークロ
レート(NK3240(株)日本感光色素研究所製)0.65g
を、2−ニトロプロパン溶剤10ccに溶解してスピンコー
ト法により光吸収層2を形成したこと、Au膜からなる光
反射層3をスパッタリング法により形成したこと、及び
保護層4をエポキシ樹脂層としたこと以外は、上記実施
例1と同様にして光ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は74%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが3.5×10-3であった。
(実施例7) 上記実施例1において、透光性基板1の上にシリコン
系コート剤をコーティングして耐溶剤層6を形成したこ
と、1,1′ジエチル3,3,3′,3′テトラメチル4、5,
4′、5′ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレ
ート0.65gを、シクロヘキサノン溶剤10ccに溶解してス
ピンコート法により光吸収層2を形成したこと、及びAu
膜からなる光反射層3をスパッリング法により形成した
こと以外は、上記実施例1と同様にして光ディスクを製
作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は74%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが7.2×10-3であった。
(実施例8) 上記実施例1において、透光性基板1の上にシリコン
系コート剤をコーティングして耐溶剤層6を形成したこ
と、1,1′ジエチル3,3,3′,3′テトラメチル4、5,
4′、5′ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレ
ートを、クロロベンゼン溶剤10ccに0.65g溶解してスピ
ンコート法により光吸収層2を形成したこと、及びAu膜
からなる光反射層3を真空蒸着法により形成したこと以
外は、上記実施例1と同様にして光ディスクを製作し
た。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は73%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが6.9×10-3であった。
(実施例9) 上記実施例1において、透光性基板1の上にシリコン
系コート剤をコーティングして耐溶剤層6を形成したこ
と、1,1′ジエチル3,3,3′,3′テトラメチル4、5,
4′、5′ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレ
ートを、0−ジクロロベンゼン溶剤10ccに0.65g溶解し
てスピンコート法により光吸収層2を形成したこと、及
び光吸収層2と光反射層3との間に厚さ10nmのポリブタ
ジエン層を介在させたこと以外は、上記実施例1と同様
にして光ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は73%であり、良好なアイパターンが得られ、再生信号
のブロックエラーレートが1.0×10-2であった。
なお、上記実施例にあげた耐溶剤層のそれぞれは、同
様の機能を有し、実施例に示すことができなかった色素
剤に用いる溶剤、例えばベンジルアルコール、フルフリ
ルアルコール等のアルコール類、メチルカルビトール、
カルビトール、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ア
セトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、ア
セチルアセトン等のケトン類、ギ酸エチル、ギ酸ブチ
ル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸フェニル、メチルセ
ロソルブアテート、セロソルブアセテート等のエステル
類、ニトロエタン、ニトロブタノール、ニトロベンゼン
等のニトロ炭化水素類、塩化メチル、塩化メチレン、ク
ロロホルム、臭化メチル、ブロモホルム、ヨウ化メチレ
ン、塩化エチル、塩化エチリデン、トリクロルエタン、
トリクロルエチレン、塩化プロピレン、塩化ブチル、ジ
クロルブタン、ヘキサクロルプロピレン、ジクロルペン
タン、塩化アミル、トリクロルベンゼン、クロロトルエ
ン、ジクロルトルエン等の塩素化溶剤、その他パラルデ
ヒド、クロトンアルデヒド、フルフラール、アルドー
ル、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、γ−バレロ
ラクトン、アミルフェノール、スルホラン、ジメチルス
ルホキシド、N−メチルピロリドン、カルバミン酸メチ
ルなどに対しても透光性基板1の表層が変質したり、或
は、予め透光性基板1に形成されたプロピットやプレグ
ルーブが上記溶剤によって、溶解あるいはその形状が失
われることなく、CDフォーマットをレーザ光の反射率や
データの再生信号の変調度等の点で満足できることを確
認した。
(比較例) 上記実施例1において、透光性基板1の上に耐溶剤層
6を形成せずに、0.65gの1,1′ジエチル3,3,3′,3′テ
トラメチル5,5′ジメトキシインドジカーボシアニンパ
ークロレートをアセトニトリル溶剤10ccに溶解したもの
を直接スピンコートして光吸収層2を形成したこと以外
は、上記実施例1と同様にして光ディスクを製作した。
こうして得られた光ディスクに、上記実施例1と同様
にしてEFM信号を記録し、その後、この光ディスクを、
市販のCDプレーヤで再生したところ、レーザ光の反射率
は65%であり、再生信号の波形パターンが明瞭でなく、
所定のアイパターンが得られず、再生信号のブロックエ
ラーレートが2.0×10-1であった。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明の光情報記録媒体の製造方
法によれば、透光性基板1の表面を変質させたり、予め
透光性基板1の表面に形成されたプレグルーブやプレピ
ットを崩すことなく、溶剤で溶解した有機色素剤をコー
ティングして光吸収層2を形成することができる。この
ため、正確な記録と再生が可能となり、もって記録、再
生のエラーがなく、しかも明確なアイパターンを有する
出力信号が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、光情報記録媒体の構造の一例を示す模式半断
面斜視図、第2図は、第1図の光記録前のA部拡大図、
第3図は、第1図の光記録後のA部拡大図である。 1……基板、2……光吸収層、3……反射層、4……保
護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 隆 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−228438(JP,A) 特開 昭63−168855(JP,A) 特開 昭63−204528(JP,A) 特開 昭62−25087(JP,A) 特開 昭56−51030(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板(1)の上に他の層を介してレ
    ーザ光を吸収する光吸収層(2)と、光吸収層(2)の
    上に直接または他の層を介して設けられたレーザ光を反
    射する光反射層(3)とを有する光情報記録媒体の製造
    方法において、透光性基板(1)の上に光吸収層(2)
    を形成する色素剤に用いる溶剤に対して耐性を有する耐
    溶剤層(6)を設け、その上に直接または他の層を介し
    て光吸収層(2)を形成し、この光吸収層(2)にレー
    ザ光を照射することにより、前記耐溶剤層(6)を局部
    的に変形させてピット(5)を形成したことを特徴とす
    る光情報記録媒体の製造方法。
JP63239166A 1988-07-30 1988-09-24 光情報記録媒体の製造方法 Expired - Lifetime JP2547384B2 (ja)

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