JP2547331Y2 - 空気圧シリンダの外部クッション装置 - Google Patents
空気圧シリンダの外部クッション装置Info
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- JP2547331Y2 JP2547331Y2 JP1991016929U JP1692991U JP2547331Y2 JP 2547331 Y2 JP2547331 Y2 JP 2547331Y2 JP 1991016929 U JP1991016929 U JP 1991016929U JP 1692991 U JP1692991 U JP 1692991U JP 2547331 Y2 JP2547331 Y2 JP 2547331Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気圧シリンダと圧力エ
ア供給切換弁との間に介在される外部クッション装置に
関するものである。
ア供給切換弁との間に介在される外部クッション装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気圧シリンダの外部クッショ
ン装置が実開昭59−155304号公報に開示されて
いる。この従来装置では、開閉弁、逆止弁及び排気調整
弁が互いに並列関係をもって空気圧シリンダの排気孔に
接続されており、開閉弁が開放状態の場合には空気圧シ
リンダの排気が開閉弁及び駆動用切換弁を経由して行わ
れる。
ン装置が実開昭59−155304号公報に開示されて
いる。この従来装置では、開閉弁、逆止弁及び排気調整
弁が互いに並列関係をもって空気圧シリンダの排気孔に
接続されており、開閉弁が開放状態の場合には空気圧シ
リンダの排気が開閉弁及び駆動用切換弁を経由して行わ
れる。
【0003】開閉弁が開放状態の場合には排気調整弁が
空気圧シリンダへの供給エア圧によって開放し、空気圧
シリンダの排気が排気調整弁及び駆動用切換弁を経由し
て行われる。開閉弁の閉成は排気終了間近に行われ、こ
の切り換えによって空気シリンダの排気速度、即ちピス
トン移動速度がピストンの移動終端近くで低下し、ピス
トンの移動終端付近におけるクッション作用が得られ
る。
空気圧シリンダへの供給エア圧によって開放し、空気圧
シリンダの排気が排気調整弁及び駆動用切換弁を経由し
て行われる。開閉弁の閉成は排気終了間近に行われ、こ
の切り換えによって空気シリンダの排気速度、即ちピス
トン移動速度がピストンの移動終端近くで低下し、ピス
トンの移動終端付近におけるクッション作用が得られ
る。
【0004】この種の別の空気圧シリンダの外部クッシ
ョン装置として三方弁及び排気調整弁を用いたものがあ
る。この従来装置では三方弁の2位置切り換えによって
空気圧シリンダの排気孔が駆動用切換弁及び排気調整弁
の何れか一方と切換接続されるようになっており、排気
調整弁を経由する排気は駆動用切換弁を経由することな
く直接大気に放出される。三方弁の2位置切換は排気終
了間近に行われ、駆動用切換弁を経由する排気が2位置
切換によって排気調整弁経由へ移行し、ピストンの移動
終端付近におけるクッション作用が得られる。
ョン装置として三方弁及び排気調整弁を用いたものがあ
る。この従来装置では三方弁の2位置切り換えによって
空気圧シリンダの排気孔が駆動用切換弁及び排気調整弁
の何れか一方と切換接続されるようになっており、排気
調整弁を経由する排気は駆動用切換弁を経由することな
く直接大気に放出される。三方弁の2位置切換は排気終
了間近に行われ、駆動用切換弁を経由する排気が2位置
切換によって排気調整弁経由へ移行し、ピストンの移動
終端付近におけるクッション作用が得られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、クッション
作用を与える前の排気は前記両従来装置の何れにおいて
も駆動用切換弁を経由して行われるが、このような排気
構成では空気圧シリンダのピストン移動速度が駆動用切
換弁における排気通過断面積に左右される。この排気通
過断面積が充分に大きければピストン移動速度の高速化
を達成することができるが、駆動用切換弁における排気
通過断面積の拡大化は駆動用切換弁の大型化をもたら
す。又、クッション作用の調整時においてもバウンド現
象が発生したりストローク途中で停止したりして、調整
方法が複雑で困難であった。
作用を与える前の排気は前記両従来装置の何れにおいて
も駆動用切換弁を経由して行われるが、このような排気
構成では空気圧シリンダのピストン移動速度が駆動用切
換弁における排気通過断面積に左右される。この排気通
過断面積が充分に大きければピストン移動速度の高速化
を達成することができるが、駆動用切換弁における排気
通過断面積の拡大化は駆動用切換弁の大型化をもたら
す。又、クッション作用の調整時においてもバウンド現
象が発生したりストローク途中で停止したりして、調整
方法が複雑で困難であった。
【0006】本考案は上記の問題点に鑑みて成されたも
のであり、その目的は、圧力エア供給切換弁の大型化を
招くことなくピストンの移動高速化及び充分なクッショ
ン効果を簡単な回路構成かつ簡単な調整によって共に得
ることができる空気圧シリンダの外部クッション装置を
提供することにある。
のであり、その目的は、圧力エア供給切換弁の大型化を
招くことなくピストンの移動高速化及び充分なクッショ
ン効果を簡単な回路構成かつ簡単な調整によって共に得
ることができる空気圧シリンダの外部クッション装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、圧力エア供給切換弁と空気圧シリンダとの
間に介在された外部クッション装置において、第1の排
気ポート、前記圧力エア供給切換弁を経由することなく
大気に連通する第2の排気ポート及び空気圧シリンダか
ら排出されるエアを導入する導入ポートを備えた排気切
換用三方弁と、排気切換用三方弁の第1の排気ポートに
接続され、空気圧シリンダの導入ポートからの排気圧が
設定圧となるように調圧しシリンダ速度を減速させる排
気調整弁と、排気調整弁と並列関係にあって排気流を遮
断する逆止弁とからなり、排気切換三方弁の2位置切り
換えによって一対の排気ポートのうち何れか一方と導入
ポートとを切換連通するようにした。
に本考案は、圧力エア供給切換弁と空気圧シリンダとの
間に介在された外部クッション装置において、第1の排
気ポート、前記圧力エア供給切換弁を経由することなく
大気に連通する第2の排気ポート及び空気圧シリンダか
ら排出されるエアを導入する導入ポートを備えた排気切
換用三方弁と、排気切換用三方弁の第1の排気ポートに
接続され、空気圧シリンダの導入ポートからの排気圧が
設定圧となるように調圧しシリンダ速度を減速させる排
気調整弁と、排気調整弁と並列関係にあって排気流を遮
断する逆止弁とからなり、排気切換三方弁の2位置切り
換えによって一対の排気ポートのうち何れか一方と導入
ポートとを切換連通するようにした。
【0008】
【作用】排気切換用三方弁の2位置切換は排気終了間近
で行われ、導入ポートと第2の排気ポートとの連通が導
入ポートと第1の排気ポートとの連通に切り換わる。第
2の排気ポートと導入ポートとの連通による排気は圧力
エア供給切換弁を経由することなく大気へ放出され、第
1の排気ポートと導入ポートとの連通による排気は排気
調整弁及び圧力エア供給切換弁を経由して行われる。従
って、排気調整弁経由によるクッション作用を与える前
の排気速度がエア供給切換弁における排気通過断面積に
左右されることはなく、クッション作用を与える前の空
気圧シリンダのピストン移動速度の高速化が圧力エア供
給切換弁の大型化を伴うことなく達成される。又、クッ
ション作用の調整時には、排気調整弁によりバウンド現
象の原因となる予圧が放出されることで調整が簡単とな
る。
で行われ、導入ポートと第2の排気ポートとの連通が導
入ポートと第1の排気ポートとの連通に切り換わる。第
2の排気ポートと導入ポートとの連通による排気は圧力
エア供給切換弁を経由することなく大気へ放出され、第
1の排気ポートと導入ポートとの連通による排気は排気
調整弁及び圧力エア供給切換弁を経由して行われる。従
って、排気調整弁経由によるクッション作用を与える前
の排気速度がエア供給切換弁における排気通過断面積に
左右されることはなく、クッション作用を与える前の空
気圧シリンダのピストン移動速度の高速化が圧力エア供
給切換弁の大型化を伴うことなく達成される。又、クッ
ション作用の調整時には、排気調整弁によりバウンド現
象の原因となる予圧が放出されることで調整が簡単とな
る。
【0009】エア供給は圧力エア供給切換弁の切り換え
によって逆止弁を経由し、排気切換用三方弁の2位置切
換によって第1の排気ポート及び導入ポートを経由す
る。このエア経由によってピストンが逆方向に移動す
る。なお、圧力エア供給切換弁と排気切換用三方弁との
間に排気調整弁と並列関係にある固定オリフィスを設け
た場合には、ピストンがストローク途中で停止すること
がなくなり、上記のクッション作用の調整が一層簡単に
なり、しかも、ピストンのストロークエンドでの残圧処
理の回路も不要となって構造を簡素化することができ
る。
によって逆止弁を経由し、排気切換用三方弁の2位置切
換によって第1の排気ポート及び導入ポートを経由す
る。このエア経由によってピストンが逆方向に移動す
る。なお、圧力エア供給切換弁と排気切換用三方弁との
間に排気調整弁と並列関係にある固定オリフィスを設け
た場合には、ピストンがストローク途中で停止すること
がなくなり、上記のクッション作用の調整が一層簡単に
なり、しかも、ピストンのストロークエンドでの残圧処
理の回路も不要となって構造を簡素化することができ
る。
【0010】
【実施例】以下に本考案を具体化した一実施例につい
て、図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示すよ
うに、空気圧シリンダ1と電磁5方弁型の圧力エア供給
切換弁2とは給気通路3及び排気通路4によって接続さ
れており、給気通路3上には可変オリフィス5が介在さ
れていると共に、排気通路4上には外部クッション装置
6が介在されている。可変オリフィス5は給気通路3上
のエア排気流量を調整するものであり、この調整によっ
て空気圧シリンダ1のピストン7の仕事動作方向Wとは
逆方向ヘの移動速度が調整される。
て、図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示すよ
うに、空気圧シリンダ1と電磁5方弁型の圧力エア供給
切換弁2とは給気通路3及び排気通路4によって接続さ
れており、給気通路3上には可変オリフィス5が介在さ
れていると共に、排気通路4上には外部クッション装置
6が介在されている。可変オリフィス5は給気通路3上
のエア排気流量を調整するものであり、この調整によっ
て空気圧シリンダ1のピストン7の仕事動作方向Wとは
逆方向ヘの移動速度が調整される。
【0011】給気通路3には逆止弁8が可変オリフィス
5と並列関係をもって接続されており、給気通路3側に
おける圧縮エア供給が逆止弁8を経由して行われる。外
部クッション装置6を構成するハウジング9内には排気
流路10及び緩衝用排気流路11が形成されており、排
気流路10の排気口12には可変オリフィス13及び消
音器14が接続されている。
5と並列関係をもって接続されており、給気通路3側に
おける圧縮エア供給が逆止弁8を経由して行われる。外
部クッション装置6を構成するハウジング9内には排気
流路10及び緩衝用排気流路11が形成されており、排
気流路10の排気口12には可変オリフィス13及び消
音器14が接続されている。
【0012】緩衝用排気流路11上には弁体15が介在
されている。弁体15はハウジング9に嵌入されたケー
シング16内にスライド可能に収容されており、ケーシ
ング16内の調圧バネ17によって弁座18に当接する
方向へ付勢されている。ケーシング16には調節ネジ1
9が螺入されており、弁体15とバネ抑え20との間に
介在された調圧バネ17のバネ力が調節ネジ19の螺合
位置に応じて変更される。弁体15はこのバネ力によっ
て常には弁座18に当接し、緩衝用排気通路11を閉塞
する。従って、弁体15に加わる上流側流路21の圧力
による押力が調圧バネ17のバネ作用を上回ると弁体1
5が弁座18から離間する。即ち、弁体15、ケーシン
グ16、調節ネジ19及び調圧バネ17によって排気調
整弁23が構成されている。
されている。弁体15はハウジング9に嵌入されたケー
シング16内にスライド可能に収容されており、ケーシ
ング16内の調圧バネ17によって弁座18に当接する
方向へ付勢されている。ケーシング16には調節ネジ1
9が螺入されており、弁体15とバネ抑え20との間に
介在された調圧バネ17のバネ力が調節ネジ19の螺合
位置に応じて変更される。弁体15はこのバネ力によっ
て常には弁座18に当接し、緩衝用排気通路11を閉塞
する。従って、弁体15に加わる上流側流路21の圧力
による押力が調圧バネ17のバネ作用を上回ると弁体1
5が弁座18から離間する。即ち、弁体15、ケーシン
グ16、調節ネジ19及び調圧バネ17によって排気調
整弁23が構成されている。
【0013】弁体15には固定オリフィス24が形成さ
れており、弁体15の上流側流路21と下流側流路22
とが常時固定オリフィス24によって連通している。弁
体15の下流側流路22には圧力エア供給切換弁2が排
気通路4を介して接続されている。緩衝用排気流路11
には副流路25が並列接続されており、副流路25上に
は弁体26が介在されている。弁体26はバネ27によ
って副流路25を閉塞する方向へ付勢されており、副流
路25上のエア流は弁体26の下流側流路22から上流
側流路21へのみ許容される。即ち、弁体26及びバネ
27は逆止弁28を構成する。
れており、弁体15の上流側流路21と下流側流路22
とが常時固定オリフィス24によって連通している。弁
体15の下流側流路22には圧力エア供給切換弁2が排
気通路4を介して接続されている。緩衝用排気流路11
には副流路25が並列接続されており、副流路25上に
は弁体26が介在されている。弁体26はバネ27によ
って副流路25を閉塞する方向へ付勢されており、副流
路25上のエア流は弁体26の下流側流路22から上流
側流路21へのみ許容される。即ち、弁体26及びバネ
27は逆止弁28を構成する。
【0014】ハウジング9には排気切換用三方弁29が
組付けられており、導入ポート30が排気通路4を介し
て空気圧シリンダ1の排気口に接続されている。第1の
排気ポート31は緩衝用排気流路11に接続されてお
り、第2の排気ポート32は排気流路10に接続されて
いる。導入ポート30はスプール弁体33の2位置切換
によって両排気ポート31,32の何れか一方と連通さ
れる。スプール弁体33はソレノイド部34の消励磁に
よって2位置切換される。
組付けられており、導入ポート30が排気通路4を介し
て空気圧シリンダ1の排気口に接続されている。第1の
排気ポート31は緩衝用排気流路11に接続されてお
り、第2の排気ポート32は排気流路10に接続されて
いる。導入ポート30はスプール弁体33の2位置切換
によって両排気ポート31,32の何れか一方と連通さ
れる。スプール弁体33はソレノイド部34の消励磁に
よって2位置切換される。
【0015】図2〜図4は図1の回路図を表す。図2に
示すようにピストン7を仕事動作方向Wへ移動開始する
場合、圧力エア供給切換弁2が給気通路3と圧力供給源
Pとを連通する状態に切り換えられると共に、排気切換
用三方弁29が励磁される。よって、導入ポート30と
第2の排気ポート32とが連通し、シリンダ1からの排
気エアが可変オリフィス13を通って消音器14から排
出される。可変オリフィス13は排気速度、即ちピスト
ン7の移動速度を左右し、可変オリフィス13の調整程
度によってピストン7の移動高速化を図ることができ
る。
示すようにピストン7を仕事動作方向Wへ移動開始する
場合、圧力エア供給切換弁2が給気通路3と圧力供給源
Pとを連通する状態に切り換えられると共に、排気切換
用三方弁29が励磁される。よって、導入ポート30と
第2の排気ポート32とが連通し、シリンダ1からの排
気エアが可変オリフィス13を通って消音器14から排
出される。可変オリフィス13は排気速度、即ちピスト
ン7の移動速度を左右し、可変オリフィス13の調整程
度によってピストン7の移動高速化を図ることができ
る。
【0016】ピストン7がピストンエンド付近まで移動
したときは、図3に示すように排気切換用三方弁29は
消磁され、導入ポート30と第1の排気ポート31とが
連通される。排気エアは第1の排気ポート31から上流
側流路21に流入され、当該領域の内圧を上昇させる。
内圧が一定値以上に達すると排気調整弁23が開かれ
て、エアが圧力エア供給切換弁2を介して排出される。
これによりピストン7が緩衝作用を受ける。排気エアの
一部は固定オリフィス24を介して排気される。従っ
て、排気エアは全て排気調整弁23を介して排出され、
ピストン7は途中で停止することなくピストンエンドま
で移動する。また、外部クッション装置6の緩衝作用が
大きく設定した場合でもピストン7のバウンドが避けら
れる。
したときは、図3に示すように排気切換用三方弁29は
消磁され、導入ポート30と第1の排気ポート31とが
連通される。排気エアは第1の排気ポート31から上流
側流路21に流入され、当該領域の内圧を上昇させる。
内圧が一定値以上に達すると排気調整弁23が開かれ
て、エアが圧力エア供給切換弁2を介して排出される。
これによりピストン7が緩衝作用を受ける。排気エアの
一部は固定オリフィス24を介して排気される。従っ
て、排気エアは全て排気調整弁23を介して排出され、
ピストン7は途中で停止することなくピストンエンドま
で移動する。また、外部クッション装置6の緩衝作用が
大きく設定した場合でもピストン7のバウンドが避けら
れる。
【0017】ピストン7がピストンエンドまで移動した
ときには、図4に示すように圧力エア供給切換弁2によ
り排気通路4と圧力供給源Pとが連通する状態に切り換
えられる。排気口12から流入した圧力エアは副流路2
5、排気調整弁23及び排気通路4を経由してシリンダ
1に流入する。従って、ピストン7が仕事動作方向Wと
反対方向に移動を開始し、シリンダ1からの排気エアは
可変オリフィス5を通って圧力エア供給切換弁2より排
気される。可変オリフィス5の調整程度に応じてエアの
排気速度、即ちピストン7の反対方向への移動速度が調
節される。
ときには、図4に示すように圧力エア供給切換弁2によ
り排気通路4と圧力供給源Pとが連通する状態に切り換
えられる。排気口12から流入した圧力エアは副流路2
5、排気調整弁23及び排気通路4を経由してシリンダ
1に流入する。従って、ピストン7が仕事動作方向Wと
反対方向に移動を開始し、シリンダ1からの排気エアは
可変オリフィス5を通って圧力エア供給切換弁2より排
気される。可変オリフィス5の調整程度に応じてエアの
排気速度、即ちピストン7の反対方向への移動速度が調
節される。
【0018】本実施例の外部クッション装置6の構造に
よると、仕事動作時のシリンダ1の排気エアは圧力エア
供給切換弁2を介することなく大気に放出される。排気
終了間近になると排気切換用三方弁が2位置切換され、
エアの排出は排気調整弁23及び圧力エア供給切換弁2
を介して行われる。そのためクッション作用を与える前
のエア排気が迅速に行われ、排気調整弁23経由による
従来装置のように圧力エア供給切換弁2の排気通過断面
積に左右されることはない。従って、後に外部クッショ
ン装置6を付加する場合であっても、圧力エア供給切換
弁2の大型化を伴うことなくクッション作用を与える前
の空気圧シリンダ1のピストン7移動速度の高速化が達
成される。
よると、仕事動作時のシリンダ1の排気エアは圧力エア
供給切換弁2を介することなく大気に放出される。排気
終了間近になると排気切換用三方弁が2位置切換され、
エアの排出は排気調整弁23及び圧力エア供給切換弁2
を介して行われる。そのためクッション作用を与える前
のエア排気が迅速に行われ、排気調整弁23経由による
従来装置のように圧力エア供給切換弁2の排気通過断面
積に左右されることはない。従って、後に外部クッショ
ン装置6を付加する場合であっても、圧力エア供給切換
弁2の大型化を伴うことなくクッション作用を与える前
の空気圧シリンダ1のピストン7移動速度の高速化が達
成される。
【0019】シリンダ1内に残留する排気エアは固定オ
リフィス24を介して全て排気されるためピストン7は
途中で停止することがなく、確実にピストンエンドまで
移動することができる。また、ピストン7の高速作動を
前提として外部クッション装置6の緩衝作用を大きくす
る場合であっても、クッション付与開始時のショックが
緩和され、ピストン7のバウンドが避けられる。
リフィス24を介して全て排気されるためピストン7は
途中で停止することがなく、確実にピストンエンドまで
移動することができる。また、ピストン7の高速作動を
前提として外部クッション装置6の緩衝作用を大きくす
る場合であっても、クッション付与開始時のショックが
緩和され、ピストン7のバウンドが避けられる。
【0020】尚、本考案は前記実施例のみに限定される
ことはなく、例えば、切換三方弁の切換方法として、エ
アの圧力を利用したパイロット式や機械式等を採用して
もよい。また、給気通路3上の逆止弁8及び可変オリフ
ィス5に代えて外部クッション装置6を設けることで、
ピストン7の往復動何れに対しても緩衝作用を行わせる
こともできる。
ことはなく、例えば、切換三方弁の切換方法として、エ
アの圧力を利用したパイロット式や機械式等を採用して
もよい。また、給気通路3上の逆止弁8及び可変オリフ
ィス5に代えて外部クッション装置6を設けることで、
ピストン7の往復動何れに対しても緩衝作用を行わせる
こともできる。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の空気圧シリ
ンダの外部クッション装置によれば、排気調整弁経由に
よるクッション作用を与える前の排気を圧力エア供給切
換弁を経由することなく行うようにしたので、クッショ
ン作用を与える前の排気速度がエア供給切換弁における
排気通過断面積に左右されることはなく、クッション作
用を与える前の空気圧シリンダのピストン移動速度の高
速化が圧力エア供給切換弁の大型化を伴うことなく達成
でき、しかも、クッション作用を与える場合には排気調
整弁を経由して排気されることから充分なクッション効
果を得ることができる。
ンダの外部クッション装置によれば、排気調整弁経由に
よるクッション作用を与える前の排気を圧力エア供給切
換弁を経由することなく行うようにしたので、クッショ
ン作用を与える前の排気速度がエア供給切換弁における
排気通過断面積に左右されることはなく、クッション作
用を与える前の空気圧シリンダのピストン移動速度の高
速化が圧力エア供給切換弁の大型化を伴うことなく達成
でき、しかも、クッション作用を与える場合には排気調
整弁を経由して排気されることから充分なクッション効
果を得ることができる。
【図1】 本考案における空気圧シリンダの外部クッシ
ョン装置を示す断面図である。
ョン装置を示す断面図である。
【図2】 ピストンの高速移動時を示す回路図である。
【図3】 ピストンのクッション作用時を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】 ピストンの逆方向移動時を示す回路図であ
る。
る。
1 空気圧シリンダ、2 圧力エア供給切換弁、6 外
部クッション装置、23排気調整弁、24 固定オリフ
ィス、28 逆止弁、29 排気切換用三方弁、30
導入ポート、31 (第1の)排気ポート、32 (第
2の)排気ポート。
部クッション装置、23排気調整弁、24 固定オリフ
ィス、28 逆止弁、29 排気切換用三方弁、30
導入ポート、31 (第1の)排気ポート、32 (第
2の)排気ポート。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力エア供給切換弁(2)と空気圧シリ
ンダ(1)との間に介在された外部クッション装置
(6)において、 第1の排気ポート(31)、前記圧力エア供給切換弁
(2)を経由することなく大気に連通する第2の排気ポ
ート(32)及び空気圧シリンダ(1)から排出される
エアを導入する導入ポート(30)を備えた排気切換用
三方弁(29)と、 排気切換用三方弁(29)の第1の排気ポート(31)
に接続され、空気圧シリンダ(1)の導入ポート(3
0)からの排気圧が設定圧となるように調圧しシリンダ
速度を減速させる排気調整弁(23)と、 排気調整弁(23)と並列関係にあって排気流を遮断す
る逆止弁(28)とからなり、 排気切換三方弁(29)の2位置切り換えによって一対
の排気ポート(31,32)のうち何れか一方と導入ポ
ート(30)とを切換連通するようにしたことを特徴と
する空気圧シリンダの外部クッション装置。 - 【請求項2】 圧力エア供給切換弁(2)と排気切換用
三方弁(29)との間に排気調整弁(23)と並列関係
にある固定オリフィス(24)を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の空気圧シリンダの外部クッション装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016929U JP2547331Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 空気圧シリンダの外部クッション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016929U JP2547331Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 空気圧シリンダの外部クッション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113302U JPH04113302U (ja) | 1992-10-02 |
JP2547331Y2 true JP2547331Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31903786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991016929U Expired - Lifetime JP2547331Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 空気圧シリンダの外部クッション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547331Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104580A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-29 | Takenaka Komuten Co | Coal stock facility with movable roof |
JPS59170503A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-26 | Toshiba Corp | 流体圧駆動機器のスピ−ドコントロ−ラ |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP1991016929U patent/JP2547331Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04113302U (ja) | 1992-10-02 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |