JP2710705B2 - 圧力制御弁及びその圧力制御方法 - Google Patents

圧力制御弁及びその圧力制御方法

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JP2710705B2
JP2710705B2 JP3175595A JP17559591A JP2710705B2 JP 2710705 B2 JP2710705 B2 JP 2710705B2 JP 3175595 A JP3175595 A JP 3175595A JP 17559591 A JP17559591 A JP 17559591A JP 2710705 B2 JP2710705 B2 JP 2710705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力制御弁及びその圧
力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧力制御弁として、例えば特開平
2−284213号公報に開示されているようなものが
ある。この圧力制御弁においては、気体の流路を開閉す
る開閉弁が、受圧体の往復動により開閉動作され、受圧
体はパイロット室の圧力変動に応じて往復動される。
又、この圧力制御弁においては、流路の出力ポート側の
圧力を検出する圧力センサと、流路の供給ポート側から
パイロット室内へ供給される圧力を制御するための給気
側電磁弁と、パイロット室内から外部へ排出される圧力
を制御するための排気側電磁弁とが設けられている。そ
して、コントローラが圧力センサの検出圧力と設定圧力
との差に基づいて各電磁弁を開閉動作させて、パイロッ
ト室に対して圧力を供給又は排出することにより、同パ
イロット室の圧力を変更制御し、その圧力の変動に応じ
て開閉弁が開閉動作されて、出力ポートの圧力が設定圧
力に制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
圧力制御弁においては、出力ポートから圧力気体が供給
されるシリンダ等の被圧力供給体の負荷容量が大きく
て、出力ポートの圧力が設定圧力にまで達するのに時間
がかかる場合、つまり出力ポートの圧力が前記設定圧力
より低い状態が長くなる場合、コントローラは出力ポー
トの圧力を設定圧力に早く近づけるために、給気側電磁
弁を開放制御してパイロット室の圧力を高めようとす
る。つまり、この圧力制御弁においては、設定圧力と出
力ポートの圧力との差に基づいて電磁弁が開閉制御され
るので、出力ポートの圧力が設定圧力より低い状態が長
くなると、パイロット室の圧力が非常に高くなる。これ
により、開閉弁が大きく開放されて給気ポートの圧力気
体が出力ポートに大量に供給されるので、出力ポートの
圧力を設定圧力に高速で近づけることができるが、パイ
ロット室の圧力は出力ポートの圧力と設定圧力との差に
何ら関係なく高くなっているので、出力ポートの圧力が
設定圧力に達した場合の開閉弁の復帰が遅くなり、正確
な圧力制御ができないという問題がある。
【0004】又、この問題を解消するために、例えば給
気側電磁弁の開度を制御して、出力ポートの圧力をゆっ
くりと設定圧力に近づけるような構成も考えられるが、
これでは高速な圧力制御が望めない。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、シリンダ等の被圧力供給
体の負荷容量が大きくても、高速でしかも高精度に圧力
制御を行うことのできる圧力制御弁及びその圧力制御方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明では、入力ポート及び出力ポートを形
成した流路と、前記両ポート間において前記流路に設け
られ、その流路を開閉する弁体を有した開閉部と、パイ
ロット室の圧力変動に応じて前記弁体を開閉動作させる
受圧体と、前記出力ポート側の流路の圧力を検出する圧
力センサと、記パイロット室の圧力を変更制御する制
御手段とを有する圧力制御弁において、前記パイロット
室の圧力を検出する別の圧力センサを設け、この圧力セ
ンサの検出圧力又は前記圧力センサの検出圧力を適宜必
要に応じて選択し、その選択された検出圧力に基づいて
前記制御手段が前記パイロット室の圧力を変更制御する
ものである。
【0007】第2の発明では、第1の発明の圧力制御弁
において、前記別の圧力センサの検出圧力と前記圧力セ
ンサの検出圧力との差が所定値より大きい場合或いはそ
れら両圧力が一致するのに時間がかかる場合には、別の
圧力センサの検出圧力に基づいて前記制御手段が前記パ
イロット室の圧力を変更制御するものである。
【0008】第3の発明では、出力ポート側の流路の圧
力を圧力センサで検出するとともに、パイロット室の圧
力を別の圧力センサで検出し、この圧力センサの検出圧
力と前記圧力センサの検出圧力との差が所定値より大き
い場合或いはそれら両圧力が一致するのに時間がかかる
場合には、別の圧力センサの圧力検出に基づいて、制御
手段によりパイロット室の圧力を変更制御し、そのパイ
ロット室の圧力変動に応じて受圧体を介して弁体を開閉
動作させ、それにより流路を開閉制御するようにした
のである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】従って、第1の発明によれば、出力圧を検出す
る圧力センサの検出圧力又はパイロット室内の圧力を検
出する別の圧力センサの検出圧力を適宜必要に応じて選
択し、その選択された検出圧力に基づいて制御手段がパ
イロット室の圧力を変更制御するため、パイロット室の
圧力が異常に高まることがない。
【0012】第2又は第3の発明によれば、圧力センサ
の検出圧と別の圧力センサの検出圧力との差が所定値よ
りも大きい場合或いは両圧力が一致するのに時間がかか
る場合には、別の圧力センサの検出圧力に基づいて制御
手段がパイロット室の圧力を変更制御するので、パイロ
ット室の圧力が異常に高まることがない。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、圧力制御弁の一実施例を図面に基づい
て説明する。図1に示すように、バルブハウジング1に
は気体の流路2が形成され、その流路2の両端はそれぞ
れ給気ポート3及び出力ポート4となっている。流路2
を開閉するための開閉部5は弁座6と弁体7とを有し、
弁体7は弁座6の対向位置に形成された背室8に摺動可
能に嵌挿されている。そして、弁体7はバネ9により弁
座6に向かって付勢されており、図1の状態では弁体7
が弁座6に押し付けられて、流路2が閉鎖されている。
又、弁体7には流路2の出力ポート4側と背室8とを連
通させる連通孔7aが形成され、この連通孔7aを介し
て弁体7の出力ポート4側と背室8側との圧力を同一に
することにより、弁体7を圧力的にバランスさせてい
る。
【0015】別の流路10は前記流路2の出力ポート4
側と連通するようにバルブハウジング1に形成され、そ
の端部は排気ポート11となっている。又、第1のハウ
ジングカバー12はバルブハウジング1の上面に取り付
けられている。前記流路10を開閉するための開閉部1
3は弁座14と弁体15とを有し、弁体15は弁座14
の対向位置において第1のハウジングカバー12に形成
された背室16に摺動可能に嵌挿されている。そして、
弁体15はバネ17により弁座14に向かって付勢され
ており、図1の状態では弁体15が弁座14に押し付け
られて、流路10が閉鎖されている。又、弁体15には
流路2の出力ポート4側と背室16とを連通させる連通
孔15aが形成され、この連通孔15aを介して弁体1
5の出力ポート4側と背室16側との圧力を同一にする
ことにより、弁体15を圧力的にバランスさせている。
【0016】第2のハウジングカバー18は第1のハウ
ジングカバー12の上面に取り付けられ、両カバー1
2,18の間には圧力室19が形成されるとともに、同
圧力室19内に位置するように両カバー12,18間に
は受圧体20が配置されている。その受圧体20は第2
のハウジングカバー18と第1のハウジングカバー12
との間に挟持固定されたダイヤフラム21と、そのダイ
ヤフラム21を両面から挟持する受圧板22とより構成
されている。受圧体20と第2のハウジングカバー18
との間にはパイロット室23が、受圧体20と第1のハ
ウジングカバー12との間にはフィードバック室24が
形成されるように、受圧体20は圧力室19を区画して
いる。
【0017】ロッド25はナット26により前記受圧体
20に固定され、ロッド25と受圧体20とはロッド2
5の軸線方向に沿って一体に往復動可能となっている。
そのロッド25は前記第1のハウジングカバー12及び
弁体15を挿通して前記弁体7の上面近傍まで延びてい
る。ロッド25のほぼ中間部にはリング27が固定さ
れ、そのリング27は弁体15の下面に係合可能となっ
ている。そして、前記パイロット室23の内部圧力がフ
ィードバック室24の内部圧力より大きくなり受圧体2
0とともにロッド25が下動されたとき、同ロッド25
の下端が弁体7に当接して同弁体7をバネ9の付勢力に
抗して押し下げ、開閉部5を開放させる。又、前記フィ
ードバック室24の内部圧力がパイロット室23の内部
圧力より大きくなり受圧体20とともにロッド25が上
動されたとき、同ロッド25のリング27が弁体15に
係合して同弁体15をバネ17の付勢力に抗して押し上
げ、開閉部13を開放させる。
【0018】給気通路28は前記流路2の給気ポート3
側とパイロット室23とを接続するように、バルブハウ
ジング1、第1のハウジングカバー12及び第2のハウ
ジングカバー18に形成されている。電磁弁よりなる給
気側弁29は、給気通路28を開閉制御するように第2
のハウジングカバー18上に設けられ、必要に応じてパ
イロット室23内に給気ポート3側の高圧気体を導入し
てその内部圧力を上昇させる。排気通路30はパイロッ
ト室23と外部とを連通するように第2のハウジングカ
バー18に形成されている。電磁弁よりなる排気側弁3
1は、排気通路30を開閉制御するように第2のハウジ
ングカバー18上に設けられ、必要に応じてパイロット
室23内の気体を外部へ排出してその内部圧力を低下さ
せる。給気側弁29と排気側弁31とにより制御手段が
構成されている。
【0019】フィードバック通路32は前記流路2の出
力ポート4側とフィードバック室24とを接続するよう
に、バルブハウジング1及び第1のハウジングカバー1
2に形成されている。従って、流路2の出力ポート4側
の圧力がフィードバック室24内に導入される。圧力セ
ンサ33は第2のハウジングカバー18上に設けられ、
通路34は前記フィードバック通路32と圧力センサ3
3の下面とを連通するように第2のハウジングカバー1
8に形成されている。そして、圧力センサ33はフィー
ドバック通路32を介して流路2の出力ポート4側及び
フィードバック室24と連通された通路34の内部圧力
を検出して検出信号を出力する。
【0020】カバー35は第2のハウジングカバー18
を覆うように第1のハウジングカバー12上に取り付け
られ、給気側弁29、排気側弁31及び圧力センサ33
を覆っている。そのカバー35の側面には排気孔36が
形成されている。又、カバー35内には基板37が配設
され、この基板37上には圧力センサ33からの検出信
号に基づいて給気側弁29及び排気側弁31を開閉制御
する制御回路が実装されている。即ち、圧力センサ33
によって検出された出力ポート4側の圧力が、入力され
た設定圧力より低い場合は、給気側弁29を開放作動さ
せてパイロット室23内に流路2の給気ポート3側の圧
力を供給する。又、出力ポート4側の圧力が設定圧力よ
高い場合は、排気側弁31を開放作動させてパイロッ
ト室23内の圧力を外部へ排出する。
【0021】通路39は前記通路34とパイロット室2
3とを接続するように形成され、その通路39中にはオ
リフィス38が配置されている。このオリフィス38
は、パイロット室23の内部圧力が出力ポート4側の圧
力より高い場合に、パイロット室23内の圧力気体を出
力ポート4側に放出するためのものである。つまり、出
力ポート4から圧力気体が供給されるシリンダ等の被圧
力供給体の負荷容量が大きくて、出力ポート4側の圧力
が設定圧力より低く、且つ設定圧力まで達するのに時間
を要する場合、パイロット室23内の圧力気体がオリフ
ィス38を介して出力ポート4側へ送られる。
【0022】次に、上記のように構成された圧力制御弁
の作用を説明する。さて、図1はパイロット室23とフ
ィードバック室24との圧力がつり合っている状態を示
し、この状態ではロッド25が中立位置にあって給気側
及び排気側の開閉部5,13が閉鎖されている。
【0023】そして、給気ポート3に圧力気体を供給し
て、圧力センサ33により検出された出力ポート4側の
圧力が設定圧力より低い場合は、基板37上の制御回路
により給気側弁29が開放制御されて、パイロット室2
3内に流路2の給気ポート3側の圧力が供給される。こ
れにより、出力ポート4に通じるフィードバック室24
の内部圧力がパイロット室23の内部圧力より小さくな
り、その圧力差に応じて受圧体20が下動される。それ
に伴い、ロッド25が下動されて、同ロッド25の下端
が弁体7に当接して同弁体7を押し下げ、開閉部5を開
放させる。これにより給気ポート3の圧力気体が出力ポ
ート4に供給され、出力ポート4側の圧力が設定圧まで
昇圧される。
【0024】又、圧力センサ33により検出された出力
ポート4側の圧力が設定圧力より高い場合は、基板37
上の制御回路により排気側弁31が開放制御されて、パ
イロット室23内の圧力気体が外部へ排出される。これ
により、フィードバック室24の内部圧力がパイロット
室23の内部圧力より大きくなり、その圧力差に応じて
受圧体20が上動される。それに伴い、ロッド25が上
動されて、同ロッド25のリング27が弁体15に係合
して同弁体15を押し上げ、開閉部13を開放させる。
これにより、出力ポート4の過剰の圧力気体が流路10
を介して排気ポート11から大気に放出され、出力ポー
ト4側の圧力が設定圧まで降圧される。
【0025】ここで、シリンダ等の被圧力供給体の負荷
容量が大きいと、出力ポート4側の圧力が設定圧力にま
で達するのに時間がかかる。つまり出力ポート4側の圧
力が設定圧力より低い状態が長くなり、基板37上の制
御回路により給気側弁29が開放制御されて、パイロッ
ト室23の内部圧力が高められる。すると、パイロット
室23の圧力が出力ポート4側の圧力より大幅に大きく
なり、パイロット室23内の圧力気体がオリフィス38
を介して出力ポート4側に放出されて、給気ポート3か
ら供給される気体の圧力ともあいまって出力ポート4側
の圧力が急速に高められるとともに、パイロット室23
の内部圧力が異常に高まることがない。従って、出力ポ
ート4側の圧力を高速で設定圧力に近づけることができ
るとともに、出力ポート4側の圧力が設定圧力に達した
場合、弁体7は閉鎖状態に直ちに復帰できて、出力ポー
ト4側の圧力が設定圧力を越えることがない。従って、
被圧力供給体の負荷容量が大きくても、高速でしかも正
確な圧力制御を行うことができ、高い精度を維持するこ
とができる。
【0026】又、被圧力供給体の負荷容量がそれほど大
きくない場合には、オリフィス38からの圧力の放出量
が減少して、前述したように各開閉部5,13の開閉動
作に基づいて圧力制御が行われる。従って、被圧力供給
体の負荷容量に関係なく安定した圧力制御を行うことが
できる。
【0027】次に、この実施例の別例を図2に基づいて
説明する。さて、この別例の圧力制御弁においては、フ
ィードバック通路32と通路34とがフィードバック室
24を介して連通されている。そして、給気ポート3に
圧力気体を供給して、圧力センサ33により検出された
出力ポート4側の圧力が設定圧力より低い場合には、前
述のように給気側弁29が開放制御されて、パイロット
室23の内部圧力が高められ、受圧体20が下動され
る。この時、出力ポート4からフィードバック通路32
を介してフィードバック室24に入る圧力は瞬間的に圧
縮されて出力ポート4の出力圧より高い圧力となり、受
圧体20の下動動作が緩やかになるとともに、その高め
られたフィードバック室24の内部圧力は通路34を介
して圧力センサ33で検出される。そして、その検出さ
れた圧力がその検出時点での出力ポート4の出力圧より
も高くなっているので、圧力センサ33で検出される圧
力は実際の出力ポート4の出力圧よりも早く立ち上がる
圧力として検出される。つまり、圧力センサ33から各
弁29,31へ送られる圧力検出信号が早めに送られる
ことになり、シリンダ等の被圧力供給体の負荷容量が大
きくて、出力ポート4側の圧力が設定圧力より低い状態
が長くなるような場合でも、その低い状態を見かけ上短
くすることができ、前記実施例の通路39及びオリフィ
ス38の作用効果ともあいまって、パイロット室23の
内部圧力が異常に高まるのを抑制することができて、被
圧力供給体の負荷容量に関係なく安定した圧力制御を行
うことができる。尚、通路39及びオリフィス38を設
けない場合においても、上記効果は有効である。
【0028】次に、この実施例のもう1つの別例を図3
に基づいて説明する。さて、この別例の圧力制御弁にお
いては、第2のハウジングカバー18上にパイロット室
23の内部圧力を検出するための別の圧力センサ40が
設けられている。そして、この圧力センサ40で検出さ
れたパイロット室23の内部圧力と、前記圧力センサ3
3で検出された出力ポート4側の圧力との差が所定値よ
り大きい場合或いはそれら両圧力が一致するのに時間が
かかる場合には、圧力センサ40の検出圧力に基づいて
圧力制御が行われ、それ以外の場合は圧力センサ33の
検出圧力に基づいて圧力制御が行われる。つまり、例え
ばシリンダ等の被圧力供給体の負荷容量が大きくて、出
力ポート4側の圧力が設定圧力より低い状態が長くなる
ような場合において、パイロット室23の内部圧力と出
力ポート4側の圧力との差が所定値より大きくなると、
圧力センサ40の検出圧力に基づいて圧力制御が行わ
れ、前記実施例の通路39及びオリフィス38の作用効
果ともあいまって、パイロット室23の内部圧力が異常
に高まるのを抑制することができて、被圧力供給体の負
荷容量に関係なく安定した圧力制御を行うことができ
る。尚、通路39及びオリフィス38を設けない場合に
おいても、上記効果は有効である。
【0029】尚、上記実施例はこれに限定されるもので
はなく、例えばオリフィス38を排気通路30中に配置
したり、オリフィス38として可変オリフィス、例えば
ゴムオリフィスを用いてパイロット室23と出力ポート
4側との圧力差に応じて気体の通過量を変化させるよう
にしたり、排気側の流路10及び開閉部13を除いて流
路及び開閉部をそれぞれ1ヶ所のみに設けたりするな
ど、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を任
意に変更して具体化することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1乃至請求項
に記載の発明によれば、パイロット室の圧力が異常に
高まることを防止することができるため、シリンダ等の
被圧力供給体の負荷容量に係わらず、高速でしかも高精
度に圧力制御を行うことができるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】力制御弁の一実施例を示す断面図である。
【図2】圧力制御弁の別例を示す断面図である。
【図3】圧力制御弁のもう1つの別例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 流路、3 給気ポート(入力ポート)、4 出力ポ
ート、5 開閉部、7弁体、20 受圧体、23 パイ
ロット室、29 給気側弁(制御手段)、31 排気側
弁(制御手段)、32 フィードバック通路(通路)、
33 圧力センサ、38 オリフィス、39 通路、4
0 圧力センサ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポート(3)及び出力ポート(4)
    を形成した流路(2)と、 前記両ポート(3,4)間において前記流路(2)に設
    けられ、その流路(2)を開閉する弁体(7)を有した
    開閉部(5)と、 パイロット室(23)の圧力変動に応じて前記弁体
    (7)を開閉動作させる受圧体(20)と、 前記出力ポート(4)側の流路(2)の圧力を検出する
    圧力センサ(33)と、 記パイロット室(23)の圧力を変更制御する制御手
    段(29,31)とを有する圧力制御弁において、前記パイロット室(23)の圧力を検出する別の圧力セ
    ンサ(40)を設け、この圧力センサ(40)の検出圧
    力又は前記圧力センサ(33)の検出圧力を適宜必要に
    応じて選択し、その選択された検出圧力に基づいて前記
    制御手段(29,31)が前記パイロット室(23)の
    圧力を変更制御する ことを特徴とする圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記別の圧力センサ(40)の検出圧力
    と前記圧力センサ(33)の検出圧力との差が所定値よ
    り大きい場合或いはそれら両圧力が一致するのに時間が
    かかる場合には、別の圧力センサ(40)の検出圧力に
    基づいて前記制御手段(29,31)が前記パイロット
    室(23)の圧力を変更制御することを特徴とする請求
    項1に記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 出力ポート(4)側の流路(2)の圧力
    を圧力センサ(33)で検出するとともに、パイロット
    室(23)の圧力を別の圧力センサ(40)で検出し、
    この圧力センサ(40)の検出圧力と前記圧力センサ
    (33)の検出圧力との差が所定値より大きい場合或い
    はそれら両圧力が一致するのに時間がかかる場合には、
    別の圧力センサ(40)の検出圧力に基づいて、制御手
    段(29,31)によりパイロット室(23)の圧力を
    変更制御し、そのパイロット室(23)の圧力変動に応
    じて受圧体(20)を介して弁体(7)を開閉動作さ
    せ、それにより流路(2)を開閉制御するようにしたこ
    とを特徴とする圧力制御弁の 圧力制御方法。
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JP2539502Y2 (ja) * 1989-04-26 1997-06-25 株式会社コガネイ 電空レギュレータ
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