JP3392447B2 - 逆止弁駆動装置 - Google Patents
逆止弁駆動装置Info
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Description
開操作時の急開動作を防止するようにしたものである。 【0002】 【従来の技術】実用弁として用いられた逆止弁を図2,
図3に基づいて説明する。図2には開状態の概略構成、
図3には閉状態の概略構成を示してある。 【0003】図において1は弁箱で、高圧側の上流側室
2と低圧側の下流側室3をポート4で連通している。ポ
ート4は弁体5によって開閉され、弁体5は上流側室2
内に設けられている。弁体5は上流側室2側からの流体
によって閉じる方向に力が働き、下流側室3側からの流
体によって開く方向に力が働く。弁体5はエアシリンダ
6により駆動され、エアシリンダ6のピストン7はばね
8によって弁体5を閉じる側に付勢されている。エアシ
リンダ6には空気供給路9によってエアが供給される。
空気供給路9には給気用電磁弁10が設けられ、給気用
電磁弁10とエアシリンダ6の間には排気通路11がつ
ながっている。排気通路11には排気用電磁弁12が設
けられている。弁箱1の上流側室2にはストッパ13が
設けられ、弁体5が全開となった際に弁体5はストッパ
13に当接して全開位置が規制される。 【0004】図2を参照して逆止弁を開状態にする際の
作用を説明する。 【0005】排気用電磁弁12を閉じると共に給気用電
磁弁10を開き、空気供給路9からエアシリンダ6にエ
アを供給する。ピストン7がばね8の付勢力に抗して押
上げられ、弁体5がストッパ13に当接するまで開く。
空気供給路9からエアシリンダ6にエアを供給し続ける
ことで、弁体5は開状態を維持する。 【0006】図3を参照して逆止弁を閉状態にする際の
作用を説明する。 【0007】給気用電磁弁10を閉じると共に排気用電
磁弁12を開き、エアシリンダ6に蓄えられた圧縮空気
を排気通路11から排気する。弁体5の自重とばね8の
ばね力によりピストン7が下がり、弁体5が閉じる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述した逆止弁で弁体
5を閉状態から開状態にする場合、エアシリンダ6にエ
アの供給を行なうが、高圧側の上流側室2と低圧側の下
流側室3の圧力差が大きいと、この差圧により弁体5を
閉方向に動作させる力が働き、エアシリンダ6の内部圧
力が必要以上に上昇する。この状態でエアシリンダ6の
内部圧力が差圧による弁体5の閉動作力を上回ると、弁
体5は開方向に動作を開始する。この瞬間、上流側室2
と下流側室3の圧力が均圧され、弁体5の閉方向の動作
力が消滅する。このため、エアシリンダ6の内部に蓄積
された高圧空気が急激に膨脹して弁体5を急激に開動作
させる。これにより、弁体5がストッパ13に激突する
可能性がある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、上流側室から下流側室へ流体が流れ
る際に弁体が閉じる一方、下流側室から上流側室へ流体
が流れる際に弁体が開く逆止弁を駆動する逆止弁駆動措
置において、弁体を開方向に駆動する流体圧シリンダ
と、駆動流体を流体圧シリンダに供給する流路を、駆動
流体を減圧して流体圧シリンダに供給する減圧流路と、
流路もしくは減圧流路のいずれか一方を選択して流体圧
シリンダに流体を供給する選択手段とを備えたことを特
徴とする。 【0010】 【作用】閉じている弁体を開く場合、選択手段により減
圧流路を選択して減圧した駆動流体を減圧流路から流体
圧シリンダに送り、危険な高圧での流体圧シリンダの駆
動を防ぐ。弁体が開いた後、選択手段により流路を選択
して駆動流体をそのまま流体圧シリンダに送り、高圧で
流体圧シリンダを駆動し、弁体に働く流体の流動に伴う
閉弁力に打ち勝って開弁を確実なものとする。 【0011】 【実施例】図1には本発明の一実施例に係る駆動装置を
備えた逆止弁の概略構成を示してある。尚、図2,図3
で示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略する。 【0012】給気用電磁弁10の上流側における空気供
給路(流路)9には減圧流路21が分岐して設けられ、
減圧流路21は選択手段としての三方切換弁22によっ
て空気供給路9につながっている。減圧流路21には減
圧弁23が設けられ、減圧流路21を流れるエアの圧力
を減圧して減圧後の圧力を一定に保つようになってい
る。 【0013】閉じられた状態にある弁体5を開く際の作
用を説明する。 【0014】エアが減圧流路21を通る状態に三方切換
弁22を切換え、排気用電磁12を閉じると共に給気用
電磁弁10を開く。エアは減圧弁23によって減圧され
てエアシリンダ6に送られ、減圧されたエアによってエ
アシリンダ6が駆動されて弁体の開動作が行なわれる。 【0015】上流側室2と下流側室3の差圧が高い場
合、エアシリンダ6は減圧されたエアによって駆動され
ているため、エアシリンダ6の内部圧力が必要以上に上
昇することがなく、弁体5の開動作が阻止される。これ
により、弁体5が急激に開動作する虞がなくなる。 【0016】上流側室2と下流側室3の差圧が十分に低
い状態では、減圧されたエアによって駆動されているエ
アシリンダ6によって弁体5が開動作される。この際、
エアシリンダ6を駆動するエアは減圧されているので、
弁体5がストッパ13に激突することはない。 【0017】弁体5が全開となってストッパ13に当接
すると、全開信号によって三方切換弁22が切換り、空
気供給路9を通してエアが減圧されずにエアシリンダ6
に送られ、減圧されない高圧のエアでエアシリンダ6が
駆動される。これにより、弁体5は高い動作力で開状態
が維持され、上流側室2と下流側室3を流れる流体の流
動によって弁体5に閉方向の動作力が働いても、開弁が
維持できる。 【0018】弁体5を閉じる場合、給気用電磁弁10を
閉じると共に排気用電磁弁12を開き、弁体5を閉方向
に動作させる。 【0019】上述した逆止弁は、閉じている状態から開
動作を行なう場合、減圧弁23によって減圧されたエア
でエアシリンダ6を駆動するので、上流側室2と下流側
室3の差圧が高くても、エアシリンダ6の内部圧力が必
要以上に上昇することがない。このため弁体5が急激に
開動作することがない。また、弁体5が全開状態になっ
た後は、減圧されない高圧のエアでエアシリンダ6が駆
動されるので、開弁が確実に維持される。 【0020】 【発明の効果】本発明の逆止弁駆動装置は、駆動流体を
減圧せずにそのまま供給する流路と、駆動流体を減圧し
て供給する減圧流路を備え、選択手段によっていずれか
一方の流路を用いて弁体を開動作させる流体圧シリンダ
を駆動させるようにしたもので、弁体を開動作させる際
に減圧流路を選択することで弁体の急開動作を阻止する
ことができると共に、弁体が全開状態になった際に流路
を選択することで弁体の開状態を確実に維持することが
できる。この結果、弁体の確実な開弁を維持し、且つ弁
体の急激な開動作をなくすことができる。
た逆止弁の概略構成図。 【図2】従来の逆止弁の概略構成図。 【図3】従来の逆止弁の概略構成図。 【符号の説明】 2 上流側室 3 下流側室 5 弁体 6 エアシリンダ 9 空気供給路 21 減圧流路 22 三方切換弁 23 減圧弁
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上流側室から下流側室へ流体が流れる際
に弁体が閉じる一方、下流側室から上流側室へ流体が流
れる際に弁体が開く逆止弁を駆動する逆止弁駆動措置に
おいて、弁体を開方向に駆動する流体圧シリンダと、駆
動流体を流体圧シリンダに供給する流路と、駆動流体を
減圧して流体圧シリンダに供給する減圧流路と、流路も
しくは減圧流路のいずれか一方を選択して流体圧シリン
ダに流体を供給する選択手段とを備えたことを特徴とす
る逆止弁駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33857292A JP3392447B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 逆止弁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33857292A JP3392447B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 逆止弁駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185658A JPH06185658A (ja) | 1994-07-08 |
JP3392447B2 true JP3392447B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=18319438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33857292A Expired - Lifetime JP3392447B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 逆止弁駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3392447B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5121072B2 (ja) * | 2009-05-26 | 2013-01-16 | 株式会社電業社機械製作所 | スイング逆止弁 |
CN109630743A (zh) * | 2019-01-18 | 2019-04-16 | 吴江天吴特种安全阀有限公司 | 一种智能型隔离阀 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP33857292A patent/JP3392447B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06185658A (ja) | 1994-07-08 |
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