JP2546939B2 - グロメットの構造 - Google Patents

グロメットの構造

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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等の車両の電
気機器に配線するためにパネル穴を貫通するワイヤハー
ネス(W/H)に用いるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車室及びエンジンルームの電気
機器に配線する場合、ダッシュパネル穴をワイヤハーネ
ス(主にここでは、エンジンルーム側に配線したものを
いうのでエンジンルームハーネスと呼称した方が適切で
あるが以下ワイヤハーネスと呼ぶことにする)が貫通す
るようにその穴に嵌合するゴム又はプラスチック製のグ
ロメットを用い、そのグロメット内にワイヤハーネスを
挿通保持させる。例えば、図の自動車前部のフードを
除いて示す車両用において、エンジン1を搭載したエン
ジンルーム2と車室3とを区画するダッシュパネル4を
ワイヤハーネス5が貫通する場合、その貫通部にグロメ
ット6を使用する。そして、エンジンルーム2側のワイ
ヤハーネス5は、電源サイドのリレーボックス(R/
B)7とフュージブルリンク(F/L)8及び、ジョイ
ントコネクタ9に接続されている。
【0003】フュージブルリンク8は、大電流の機器
(スタータ,前照灯等)の保護用として電源のバッテリ
10に近接して設けられている。又、リレーボックス7
はエンジンルーム2内の各電気機器の保護継電用として
設けられている。ジョイントコネクタ9は、W/H内の
分岐接続を集中的に行う為に設けられている。なお、ワ
イヤハーネス5はグロメット6を介してフロアハーネス
等に接続され車室側の各種の電気機器に給電するように
接続される。通常、エンジンルーム2は外界と連絡し雨
水等が侵入するので、R/B7,F/L8,グロメット
6及びジョイントコネクタ9はそれぞれ専用の防水対策
が必要となる。
【0004】図8は、そのような防水対策を施したグロ
メット6とジョイントコネクタ9の詳細を示す。ここ
で、グロメット6は、実開平1−66713号公報に示
すものを用いる。即ち図8の右側に示すように、グロメ
ット6は嵌合溝6aでダッシュパネル4に取付けられ、
拡径孔11と縮径孔12とを連通する挿通孔13にワイ
ヤハーネス5を挿通し、拡径孔11に充填材14を剥離
防止凸部15まで充填したものである。縮径孔12の部
分はテープ16を巻いてワイヤハーネス5と一体的にし
てある。これにより車室3へのワイヤハーネス5の貫通
部からの水の侵入を防止している。
【0005】又、ジョイントコネクタ9は、図9に示す
分解図に従って組立て図8(左側)のように完成する。
【0006】即ち、ワイヤハーネス5から分岐した支線
(互いにジョイントすべき電線)17の単線17−1,
2,3及び17−4,5,6の端子をゴムブーツ18の
穴19を拡張しながら通した後、これらをジョイント端
子21aを収納したジョイントコネクタ(非防水)20
の雌端子収容室に挿入し、単線17−1,17−2,1
7−3とジョイント端子21aを接続する(図9ではコ
ネクタ8を1個のみ図示し他は省略してある。)。この
ようにして接続したコネクタ20を2個分、ジョイント
カバー21内に挿入したのち、グリス注入ノズル22か
らグリスを注入し、このジョイントカバー21とゴムブ
ーツ18とを嵌合して水密的に結合する。図8は図9の
ものを逆立ちさせた状態でセットしてある。そして、こ
の状態でしっかりとテープ23で巻きつける。ジョイン
トコネクタ9は、このようにして防水され、錆などの不
具合の発生を防止している。
【0007】従来のエンジンルーム側ワイヤハーネスの
配線を行なうものは、以上のようにして、ダッシュパネ
ルのグロメット6の貫通部と、エンジンルーム内のジョ
イントコネクタ9の2個所で防水の措置を取らざるを得
ないものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案のグロメット6は、自己の部分の防水機能を果すこと
はできるが、エンジンルーム内のジョイントコネクタ9
については、それを果すことができず、このため、生産
性の向上、省資源化によるコストダウン及び、スペース
有効利用に寄与できないという問題点があった。
【0009】即ち、従来の場合は、グロメット6に充填
材を充填して防水を図るほかに、エンジンルームのジョ
イントコネクタ9の部分の防水を図る必要があるが、こ
れは、ゴムブーツ18に支線17をブーツ18の穴19
を拡張しながら挿通する手間とグリス注入手間などの作
業工数の増大とゴムブーツ18と、カバー21の部品点
数(資源)の増大によるコストアップを招き又、エンジ
ンルーム内にこのカバーブーツを設置するためのスペー
ス確保の必要性を招くことになり、コストダウン及び省
スペース化の要請に応える事ができないという問題点を
生ずるものである。
【0010】そこで、この発明は、ワイヤハーネス貫通
部及びジョイントコネクタの両方の防水を一挙に達成す
ることができ、これにより、コストダウン及び省スペー
ス化に寄与できるグロメットの構造を提供することによ
り前記問題点を解決することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するため、拡径孔と縮径孔とを連通したワイヤハーネ
ス挿通孔を有し前記拡径孔内に充填材を充填するように
したグロメットにおいて、前記拡径孔内にジョイント端
子をインサート成形により設けたものである。
【0012】
【作用】ダッシュパネル嵌合のグロメットにワイヤハー
ネスを貫通させ、その支線である電線の雌端子をグロメ
ットの拡径孔内にあるインサートのジョイント端子の雄
端子に嵌合する。そして拡径孔内に充填材を充填する
と、グロメットのワイヤハーネス貫通部が防水されると
共に、ジョイント端子のジョイントコネクタも同時に充
填材中に埋込まれ防水される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜5により
説明する。まず、構成を図1及び2により説明する。
【0014】グロメット6は、ゴム又はプラスチック製
で従来同様に、パネル取付用の嵌合溝6aを有するほ
か、拡径孔11と縮径孔12と連通するワイヤハーネス
挿通孔13を有する。
【0015】即ち、拡径孔11を形成する基部24は、
肉厚の大円筒形状を呈し、外周に前述の嵌合溝6aを有
するほか内周に充填材の剥離防止凸部15を有する。
又、縮径孔12は、基部24と同心で、かつ反対側に延
出する肉薄小円筒状のテープ巻部25により形成され
る。テープ巻部25は右端において、外周に突出するテ
ープ止め用外周リブ26と内周に水切り用のリブ27と
を有し、左端垂直壁28で基部24と連結されている。
【0016】垂直壁28にジョイント端子29がインサ
ートにより固定されている。ジョイント端子29は、円
弧板からなる連結部30と、これに直角に、夫々連結
し、かつ、同一円周上に平面的に配列した3個の矩形状
の板からなる雄端子31,32,33とを有する金属板
である。このジョイント端子29はグロメット6の製作
時に連結部30がゴム材の垂直壁28に差込まれるよう
に埋設され、雄端子31,32,33が拡径孔11内
で、かつ、剥離防止凸部15より低い位置に露出するよ
うに成形型にインサート式セット方法で装着設定される
ものである。なお図1では説明の都合上、雄端子の向き
を変えて図示している。
【0017】これら雄端子31,32,33は、図3に
示すワイヤハーネス5の支線(少なくとも3本備えたジ
ョイント電線)34,35,36の末端の雌端子37,
38,39に夫々嵌合され、電気的接続を果すものであ
る。なお、ワイヤハーネス5のエンジンルーム側の配線
は、従来(図7)と同様にR/B7とF/L8とに接続
される。
【0018】次に、前記実施例の作用を図5をも参照し
て説明する。
【0019】図3に示すように、グロメット6は縮径孔
12を拡張してワイヤハーネス5を挿通孔13内に挿通
しテープ23を巻き付けた後、ワイヤハーネス5の支線
であるジョイント電線34,35,36の末端の雌端子
37,38,39をジョイント端子29の雄端子31,
32,33に嵌合する。そして、充填材注入ノズル40
から充填材を矢印のように挿通孔13内に注入し、図4
の状態に、充填材14を剥離防止凸部15真下にくるま
で埋めこむ。この状態では、図4に示すように、グロメ
ット6のワイヤハーネス5の通った残りの部分が完全に
充填材14で埋められ、又、ジョイント端子29とジョ
イント電線35〜37の末端嵌合接続部も剥離防止凸部
15より低い位置にあるので、充填材41で埋められ
る。この後グロメット6は図5に示す様に嵌合溝6aを
ダッシュパネル4にはめて車輌に取付けられる。
【0020】このように、本グロメットの構造を採用す
るこにとより、グロメット充填時に、グロメット部とジ
ョイントコネクタとは同時に又は一挙に防水の措置が達
成されるので、エンジンルーム配線時の防水ジョイント
作業時間を大巾に短縮でき、生産性の向上を図ることが
でき、又、従来の図9に示すような防水カバーやゴムブ
ーツを省略してコストダウンできるほか、防水カバー用
スペース確保の必要がないため省スペース化を図ること
ができるものである。
【0021】図6は他の実施例を示す。この実施例は、
ジョイント電線43の末端をコネクタ42とし、このコ
ネクタ42をジョイント端子29の雄端子群に嵌合する
ようにしたものである。この場合は、点線のように嵌合
時には、コネクタ42が電線43の端末部と共に剥離防
止凸部15より低い位置にあるようにし、ジョイント電
線端末部及びジョイントコネクタ全部が充填材の充填時
に埋められ防水されるようにするものである。この実施
例でも、前実施例と同様の作用をする。
【0022】なおこの発明は、以上の組立順の代りにハ
ーネスに保持されたグロメットをダッシュパネル4に取
付けた後に、充填材注入作業を行ってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、ワイヤハーネスのグロメット貫通部及び電線ジョイ
ントコネクタの両部分の防水がグロメットの充填時に同
時に達成されるので、生産性の向上、省資源化によるコ
ストダウンを図ることができると共に省スペース化を図
ることができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図2】図1の前方斜視図である。
【図3】図1の実施例のものの充填時の手順を示す断面
図である。
【図4】図3の充填完了状態を示す断面図である。
【図5】この発明の車輌取付状態を示す断面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す部分的概略断面図
である。
【図7】従来のワイヤハーネス取付状態を示すフードレ
スの車両前部の平面図である。
【図8】図7の要部であるワイヤハーネス状態を示す拡
大断面図である。
【図9】図7の要部の一つであるジョイントコネクタカ
バーの構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジンルーム 3 車室 4 ダッシュパネル 5 ワイヤハーネス 6 グロメット 9 ジョイントコネクタ 10 バッテリ 11 拡径孔 12 縮径孔 13 挿通孔 14 充填材 15 剥離防止凸部 24 基部 25 テープ巻部 26 外周リブ 27 水切り用リブ 28 垂直壁 29 ジョイント端子 30 連結部 31 雄端子 32 雄端子 33 雄端子 34 ジョイント電線 35 ジョイント電線 36 ジョイント電線 37 雌端子 38 雌端子 39 雌端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡径孔と縮径孔とを連通したワイヤハー
    ネス挿通孔を有し前記拡径孔内に充填材を充填するよう
    にしたグロメットにおいて、前記拡径孔内にジョイント
    端子をインサート成形により設けたことを特徴とするグ
    ロメットの構造。
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GB2289104B (en) * 1994-04-21 1997-05-21 Inoue Mtp Kk Grommet
FR2793082B1 (fr) * 1999-04-30 2001-05-25 Renault Joint d'etancheite pour une traversee de paroi et assemblage obtenu avec ce joint
DE102012024072A1 (de) * 2012-12-07 2014-06-12 Yamaichi Electronics Deutschland Gmbh Dichtungsvorrichtung, Verbinder und Herstellungsverfahren
JP7181258B2 (ja) * 2020-07-10 2022-11-30 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス及びグロメット外れ防止構造

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