JP3344340B2 - 自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構造 - Google Patents
自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構造Info
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Description
ーム内へのワイヤハーネス接続構造に関し、特に、ワイ
ヤハーネスの端末に非防水ジョイントコネクタをエンジ
ンルーム内に配置可能とすると共に、上記非防水ジョイ
ントコネクタへシールド線より引き出した編み線を容易
に接続できるようにするものである。
を配置する必要がある場合、エンジンルーム内は被水し
やすい領域であるため、コネクタ内の端子に水がかかる
とショートやリーク等の不具合が発生する。よって、従
来は、図4に示すように、エンジンルーム(X)側に配
置するジョイントコネクタとして防水ジョイントコネク
タ1を用い、該防水ジョイントコネクタ1をエンジンル
ーム内に配索しているワイヤハーネスW/HにテープT
で巻き付けて固定している。
ムパッキン等を用いる必要があると共に構造が非常に複
雑となるため高価であり、コスト高になる欠点がある。
鎖線で示すエンジンルーム側に配置することが好ましい
ジョイントコネクタを、安価な非防水コネクタ1’を用
いることができる室内(Y)側まで電線を延在させて配
置している場合もある。
線で示すように、車体パネル2の貫通穴に装着するグロ
メット3の中を通して室外側まで延在させ、かつ、室内
側で非防水ジョイントコネクタ1’が取り付けられる位
置まで延ばす必要がある。よって、電線が非常に長尺と
なり、電線コストが高くなると共に重量が増加する問題
がある。
ンと接続する信号線はシールド線が用いられており、こ
れらシールド線から引き出される編み線からなるアース
線をジョイントコネクタに接続する場合、アース線のみ
を室外側まで延在させて非防水ジョイントコネクタに接
続するため、編み線の長さを70〜80cm程度長くす
る必要があり、実際にワイヤハーネスを製造する上で非
常に困難で不可能に近い。
の問題に鑑みてなされたもので、エンジンルーム内で安
価な非防水ジョイントコネクタを使用できるようにする
と共に、電線長さを短くし、かつ、シールド線から引き
出されるアース用編み線のジョイントコネクタまでの距
離を可能な限り短くして、シールド線の加工処理を簡易
化することを課題としている。
め、本発明は、エンジンルーム内に配置されている密閉
構造の補器ボックス内に、非防水ジョイントコネクタと
電子制御ユニットのコネクタを近接位置に配置し、上記
補器ボックスに設けた開口にグロメットを介して外部か
ら補器ボックス内にワイヤハーネスを挿通し、該ワイヤ
ハーネスの一部を構成するシールド線から分離して引き
出したアース用の編み線の端末に端子を接続し、該端子
を上記非防水ジョイントコネクタに挿入し、該非防水ジ
ョイントコネクタ内のアース用ジョイント端子に接続
し、かつ、上記編み線から分離されたシールド線の電線
を上記電子制御ユニットのコネクタに接続していること
を特徴とする自動車のエンジンルーム内へのワイヤハー
ネス接続構造を提供している。
上記ワイヤハーネスの他のシールド線以外の電線端末に
接続した端子も挿入し、該非防水ジョイントコネクタコ
ネクタ内のジョイント端子と接続している。
ックス、ヒューズボックスも収容している場合には、上
記ワイヤハーネスを構成する電線と接続している。
射装置等の電子制御系装置はエンジンルーム内に配置せ
ず、室内側に配置されていたが、近時、密閉構造の補器
ボックス内に電子制御系装置を収容してエンジンルーム
内に設置するようになってきている。本装置では、この
エンジンルーム内に配置する補器ボックスを利用し、こ
の密閉構造の補器ボックス内にジョイントコネクタを収
容するようにして、非防水ジョイントコネクタを使用で
きるようにしている。このように、エンジンルーム内に
ジョイントコネクタを配置することにより、室内側に配
置する場合と比較して電線長さを大幅に短くできる。さ
らに、非防水ジョイントコネクタを使用するため、従来
の防水ジョイントコネクタを使用していた場合と比較し
てコネクタの部品コスト大幅に削減できる。
びエンジン燃料噴射装置に接続する電線として通常シー
ルド線が用いられている。これらシールド線は、端末か
ら所要寸法皮剥ぎしてアース用の編み線と電線とを分離
し、アース用編み線はジョイントコネクタに接続され
て、ジョイント後にアース端子と接続する一方、編み線
と分離した電線は上記電子制御ユニット、エンジン燃料
噴射装置に接続されるコネクタに接続される。補器ボッ
クス内に電子制御ユニット、エンジン燃料噴射装置と接
続するコネクタが収容されており、これらコネクタの近
傍にジョイントコネクタを配置することにより、アース
用編み線の長さを短くすることができ、シールド線の編
み線の処理を簡易化することができる。
参照して説明する。図1はエンジンルーム(X)内に配
置した補器ボックス10のボックス本体11にワイヤハ
ーネスW/Hをグロメット12を介して挿入し、図中、
2点鎖線で示す蓋13を被せて密閉構造としている。
1に蓋13を被せてロックすることにより密閉構造とな
り浸水が発生しない構造としている。ボックス本体11
の上端にはグロメット取付用の孔11aを設け、蓋13
を被せると、蓋側の孔とでグロメット12は挿通部から
補器ボックス10内に浸水を発生させないようにしてい
る。
の内部には電子制御ユニット(図示せず)を収容してお
り、該電子制御ユニットにコネクタ14が接続されてい
る。さらに、ボックス本体11の内部にはエンジン燃料
噴射制御装置(図示せず)を収容しており、該エンジン
燃料噴射装置にコネクタ15が接続され、これらコネク
タ14と15とは上記グロメット12の貫通位置の近傍
に配置されている。さらに、ボックス本体11内には、
上記コネクタ14、15の近傍に非防水ジョイトコネク
タ16を配置している。
群には電気制御ユニット及びエンジン燃料噴射装置のコ
ネクタ14、15に接続するためのシールド線20、2
1が含まれている。これらシールド線20、21は夫々
複数の電線wの外周を金属製の編み線22、23で囲繞
しており、グロメット12を通して補器ボックス10に
挿入後に編み線22、23を電線群wとそれぞれ分離
し、これら編み線22、23を1本の線24、25に縒
って、各先端に端子26、27を圧着している。
26、27は上記非防水ジョイントコネクタ16の所要
のキヤビテイ内に収容している。また、編み線22、2
3と分離された電線wの端末にもそれぞれ端子を接続し
てコネクタ28、29に挿入して接続している。このよ
うに、電子制御ユニット及びエンジン燃料噴射装置のコ
ネクタ14、15も補器ボックス10内で、非防水ジョ
イトコネクタ16と近接配置しているため、シールド線
20、21から分離するアース用の編み線22、23の
長さは略20cm程度となり、従来と比較して非常に短
くできる。上記電子制御ユニット及びエンジン燃料噴射
装置のコネクタ14、15にはコネクタ28、29が嵌
合接続される。
には、他のシールド線30から分離したアース用の編み
線32の端末に接続した端子33を挿入している。さら
に、シールド線以外の電線34、35、36の端末に接
続した端子37、38、39を挿入している。非防水ジ
ョイトコネクタ16の内部にはアース線となる編み線端
末の端子と接続するアース用ジョイント端子(図示せ
ず)が接続され、該アース用ジョイント端子は所要箇所
にアース接続されている。さらに、非防水ジョイントコ
ネクタ16の内部には電線34〜36の端子37〜39
をジョイントするジョイント端子(図示せず)も挿入さ
れている。
ス、ヒューズボックス等も収容している場合には、これ
らリレーボックス、ヒューズボックスに接続する電線も
上記ワイヤハーネスW/Hの電線群に含めて、グロメッ
ト12を通して補器ボックス10内に挿入してリレーボ
ックス、ヒューズボックスと接続している。
閉構造の補器ボックス10を配置しているため、該補器
ボックス10の内部に非防水のジョイントコネクタ16
を配置することができ、ジョイントコネクタをエンジン
ルーム(X)側に配置する場合でも、高価でスペースを
とる防水ジョイントコネクタを用いる必要がなくなる。
制御ユニット及びエンジン燃料噴射装置を収容している
ため、これらのコネクタ14、15に接続するシールド
線20、21から分離するアース用の編み線22、23
の長さを非常に短くすることができ、シールド線のアー
ス接続用の編み線処理を簡素化することができる。
制御ユニット及びエンジン燃料噴射装置を収容してシー
ルド線を接続している場合、このシールド線から分離す
るアース用の編み線を補器ボックス10の外側に配置す
るアース用ジョイントコネクタに接続する場合には、編
み線の継ぎ足し作業が必要となっているが、上記のよう
に補器ボックス10内にアース用の非防水ジョイントコ
ネクタ16を収容してしまうと、上記継ぎ足し作業が不
要となり、シールド線のアース処理を非常に簡単とする
ことができる。
によれば、エンジンルーム内に配置する密閉構造の補器
ボックスを利用して、その内部にジョイントコネクタを
収容するため、非防水ジョイントコネクタを用いること
ができる。その結果、ジョイントコネクタを安価なもの
とでき、部品コストの低減を図ることができる。
ボックスには電子制御ユニット、エンジン燃料噴射装置
を収容し、そのコネクタを非防水ジョイントコネクタに
近接配置しているため、これら装置に接続するシールド
線の編み線のアース処理も、この補器ボックス内に収容
しているジョイントコネクタに編み線端末の端子を接続
するだけでよいとともに、アース用編み線の長さを非常
に短くでき、シールド線の端末加工処理の非常に簡単と
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンルーム内に配置されている密閉
構造の補器ボックス内に、非防水ジョイントコネクタと
電子制御ユニットのコネクタを近接位置に配置し、上記 補器ボックスに設けた開口にグロメットを介して外
部から補器ボックス内にワイヤハーネスを挿通し、該ワ
イヤハーネスの一部を構成するシールド線から分離して
引き出したアース用の編み線の端末に端子を接続し、該
端子を上記非防水ジョイントコネクタに挿入し、該非防
水ジョイントコネクタ内のアース用ジョイント端子に接
続し、かつ、上記編み線から分離されたシールド線の電
線を上記電子制御ユニットのコネクタに接続しているこ
とを特徴とする自動車のエンジンルーム内へのワイヤハ
ーネス接続構造。 - 【請求項2】 上記非防水ジョイントコネクタ内に上記
ワイヤハーネスの他のシールド線以外の電線端末に接続
した端子も挿入し、該非防水ジョイントコネクタコネク
タ内のジョイント端子と接続している請求項1に記載の
自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構
造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35778698A JP3344340B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP35778698A JP3344340B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構造 |
Publications (2)
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Family
ID=18455920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35778698A Expired - Fee Related JP3344340B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 自動車のエンジンルーム内へのワイヤハーネス接続構造 |
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Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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JP2006062563A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
DE102011089854B4 (de) * | 2011-12-23 | 2018-10-25 | S-Y Systems Technologies Europe Gmbh | Verteilerbox für ein Fahrzeug |
JP6847171B2 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-03-24 | 三菱電機株式会社 | 電子制御装置 |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP35778698A patent/JP3344340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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