JP2546705Y2 - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JP2546705Y2
JP2546705Y2 JP1992061218U JP6121892U JP2546705Y2 JP 2546705 Y2 JP2546705 Y2 JP 2546705Y2 JP 1992061218 U JP1992061218 U JP 1992061218U JP 6121892 U JP6121892 U JP 6121892U JP 2546705 Y2 JP2546705 Y2 JP 2546705Y2
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arm
cup
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俊樹 長井
均 石川
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の室内に設けられ
るカップホルダに関し、とくに車室内のデッドスペース
を利用したカップホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用カップホルダに関する先行技術の
一つとして、実開平3−91245号公報が知られてい
る。本公報は、座席のアームレストにカップホルダを設
けたものであり、カップホルダはアームレストに対して
移動不可能となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】カップホルダは、使用
しないときには外部から見えないほうが美感上好ましい
が、これにはカップホルダを収納するスペースが必要と
なる。車室内には、有効利用されていないデッドスペー
スが存在するので、このデッドスペースを利用すること
ができれば極めて便利である。
【0004】本考案は、新たな収納スペースを確保する
ことなくカップホルダの不使用時の車室内の美感を向上
させることが可能なカップホルダを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案に係るカップホルダは、つぎの通りである。車室内の
デッドスペースとなっている部位に、開閉可能な蓋体に
よって覆われる収納部を形成し、該収納部内に設けた支
点部に、前記収納部内に収納され該支点部を中心として
反転した際には一端部が収納部から外方に出るアームを
連結し、該アームの前記一端部に、カップを保持する保
持手段を形成したことを特徴とする車室内用カップホル
ダ。
【0006】
【作用】本考案に係るカップホルダにおいては、車室内
のデッドスペースとなっている部位に、開閉可能な蓋体
によって覆われる収納部を形成するので、新たにカップ
ホルダを収納するスペースを新たに確保する必要がなく
なる。また、デッドスペースとなっている部位は、車室
内の種々の場所にあるので、カップホルダの使用範囲が
限定されることもなくなる。
【0007】カップホルダを使用する際には、蓋体を開
き収納部に収納されているアームを支点部を中心に反転
させることにより、カップを保持する保持手段が収納部
から車室側に出される。カップホルダを使用しない場合
は、保持手段が形成されるアームが収納部に収納され、
収納部は蓋体によって覆われる。したがって、収納部が
蓋体によって覆われた状態では、外部からカップホルダ
が見えなくなり、美感の向上が図れる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案に係るカップホルダの望まし
い実施例を、図面を参照して説明する。
【0009】第1実施例 図1ないし図3は、本考案の第1実施例を示している。
図1において、1は車室内に設けられたアームレスト
(ひじ掛け)を示している。アームレスト1は、本体部
2と蓋体3とから構成されている。アームレスト1の内
部は、通常何ら有効利用されないデッドスペースとなっ
ている。アームレスト1のデッドスペースとなる本体部
2の内部には、収納部4が形成されている。収納部4
は、アームレスト1の端部に位置する支点3aを中心に
開閉可能な蓋体3によって覆われている。
【0010】収納部4には、略L字状のアーム5が収納
されている。アーム5は、他端部が収納部4内に形成さ
れた支点部5aと連結され、支点部5aを中心に収納部
4に対して揺動可能となっている。本実施例では、アー
ム5は支点部5aを中心として反転(180°回転)す
るようになっている。アーム5が反転した状態では、ア
ーム5の中間部分が本体部2の上面と当接し、アーム5
が水平状態に維持されるようになっている。
【0011】アーム5の一端部には、カップ15を保持
する保持手段6が形成されている。保持手段6は、受承
部7、保持アーム8、コイルスプリング9から構成され
ている。受承部7はアーム5の先端部から延びており、
カップ15の底面を受け止める機能を有している。保持
アーム8は、円弧状に形成されている。保持アーム8は
1対で設けられており、各保持アーム8は、支点8aを
中心に水平方向に回動するようになっている。
【0012】1対の保持アーム8は、支点8aに取付け
られたコイルスプリング9のばね力によって互いに接近
する方向に付勢されている。これにより、受承部7に載
置されたカップ15は1対の保持アーム8によって外側
面が保持される。また、アーム8の収納部4への収納時
には、コイルスプリング9の弾性変形により1対の保持
アーム8を内側に大きく移動させることができ、収納部
4への収納が容易になる。
【0013】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。カップホルダを使用しない状態では、保持手
段6が形成されるアーム5は、アームレスト1の本体部
2の収納部4に収納される。この状態で収納部4は、蓋
体3によって覆われる。したがって、収納部4が蓋体3
によって覆われた状態では、外部からアーム5および保
持手段6は見えなくなり、車室内の美感の向上がはかれ
る。
【0014】また、アーム5および保持手段6の収納時
には、保持アーム8がコイルスプリング9のばね力によ
って半径方向内方に変位するので、保持アーム8の幅寸
法はW2 となり、アームレスト1の幅寸法W1 が小さい
場合でも、保持手段6の収納が可能となる。換言すれ
ば、アームレスト1の幅寸法W1 がカップ15の径より
も小であっても、使用時には保持アーム8が半径方向外
方に変位するのが可能なので、収納スペースが小さくと
もカップ15の保持が可能となる。
【0015】カップホルダの使用時には、蓋体3が開と
された状態でアーム5を支点部5aを中心として180
°反転させることにより、保持手段6が収納部4の外に
出され、保持手段6へのカップ15の載置が可能とな
る。この状態で飲物が入ったカップ15を保持アーム8
の内側に入れるとカップ15の外側面との当接によって
保持アーム8が半径方向外方に拡径される。カップ15
の底面が受承部7によって受け止められた状態では、カ
ップ15の外側面が各保持アーム8によって保持され
る。
【0016】図4および図5は、第1実施例の変形例を
示している。第1実施例では、保持手段6の保持アーム
はアーム5の先端部に位置する支点8aを中心として回
転する構成となっていたが、本変形例では、保持手段2
0は受承部23側に形成された支点23aを中心に回動
する湾曲面状のホルダ21を有している。ホルダ21は
1対で設けられており、各ホルダ21は受承部23側に
設けられたスプリング22によって半径方向内方(矢印
方向)に付勢されている。このような構造の場合は、カ
ップ15の外側面が湾曲面状のホルダ21によって保持
されるので、保持面積が大きくなり、カップ15の安定
度を高めることができる。
【0017】図6および図7は、第1実施例の別の変形
例を示している。本変形例では、保持手段25は受承部
28側に形成された支点28aを中心に回動する湾曲面
状のホルダ26を有している。ホルダ26は1対で設け
られており、各ホルダ26は頂部側に配置されたコイル
スプリング27によって半径方向内方(矢印方向)に付
勢されている。この場合も上述の変形例と同様にカップ
15の外側面が湾曲面状のホルダ21によって保持され
るので、保持面積を大とすることができ、カップ15の
安定度を高めることができる。
【0018】第2実施例 図8および図9は、本考案の第2実施例を示している。
第2実施例が第1実施例と異なるところは保持手段の構
成のみであり、その他の部分は第1実施例に準じるの
で、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すことに
より準じる部分の説明を省略し、異なる部分についての
み説明する。後述する他の実施例も同様とする。
【0019】アーム5の中間部分には、カップ15の底
部が挿入可能な保持手段としての保持穴31が形成され
ている。収納部4の底面には、カップ15の底部を案内
するガイド部32が形成されている。ガイド部32は1
対で設けられている。ガイド部32は平面形状が円弧状
に形成されており、収納部4の底面から上方に突出して
いる。
【0020】このように構成された第2実施例において
は、保持穴31とガイド部32の形成によりアーム5を
収納室4に収納した状態でも、2つのカップ15を保持
するカップホルダとして使用することが可能となる。つ
まり、保持穴31にカップ15の底部を挿入することに
より、カップ15の底面は収納室4の底面で受け止める
ことができ、カップ15の外側面は保持穴31の内周壁
面で保持することができる。また、ガイド部32によっ
て別のカップ15の底部の位置ずれを阻止することがで
き、アーム5が反転した状態での保持手段6の保持アー
ム8によって別のカップ15の外側面を保持することが
可能となる。
【0021】図10は、第2実施例の変形例を示してい
る。第2実施例では、アーム5の中間部分に保持手段と
しての保持穴31を形成したが、本変形例ではアーム5
の中間部分が保持手段としての角形の有底容器部35に
形成されている。したがって、アーム5を収納部に収納
した状態では、有底容器部35の開口部が上方を向くこ
とになり、有底容器部35へのカップ15の収納が可能
となる。
【0022】第3実施例 図11ないし図13は、本考案の第3実施例を示してい
る。アーム5は、支点部5aを中心に収納部4に対して
揺動可能となっている。アーム5が反転した状態では、
アーム5の中間部分が本体部2の上面と当接し、アーム
5が水平状態に維持されるようになっている。
【0023】アーム5の一端部には、保持手段41が形
成されている。保持手段41は平面形状が円形の有底容
器42とアーム5に設けられた係合突起43とから構成
されている。有底容器42には、上下方向に延びる係合
長孔44が形成されている。係合長孔44には、アーム
5側の係合突起43が嵌合されており、有底容器42は
係合突起43に対して上下方向に変位可能となってい
る。また、有底容器42は係合突起43を中心として、
車両の前後方向に角度θだけ揺動可能となっている。
【0024】このように構成された第3実施例において
は、アーム5の収納部4への収納時には、係合突起43
は有底容器42の係合長孔44の下端部と係合する。つ
まり、アーム5に有底容器42を直接結合した場合は、
アーム5の上面よりも有底容器42を上方に取付けない
と、アーム5の収納部4への収納時に有底容器42が収
納部4から突出し収納が困難となるが、本実施例のよう
に係合長孔44を形成することにより、収納時には有底
容器42を下方に逃がすことができ、少ないスペースで
有底容器42を収納部4に確実に収納することができ
る。
【0025】カップホルダを使用する際には、ロック部
材45の解除操作によって蓋体3を開き、アーム5を支
点部5aを中心として反転させる。これにより、保持手
段41が収納部4から外に出され、有底容器42の開口
部が上方を向くことにより、カップ15の有底容器42
への挿入が可能となる。この状態では、係合突起43は
有底容器42の係合長孔44の上端部と係合する。この
ように、係合長孔44を形成することにより、カップホ
ルダの使用時には有底容器42の上面とアーム5の上面
とを一致させることができ、有底容器42へのカップ1
5の挿入操作が容易となる。
【0026】また、車室内のリクライニングシート(図
示略)にアームレスト1が設けられ、リクライニングシ
ートの傾きによってアームレスト1自体が傾くような場
合でも、有底容器42がアーム5に対して角度θだけ揺
動自在となっているので、カップ15を水平状態に保つ
ことが可能となる。
【0027】上述した各実施例はアームレスト1のデッ
ドスペースを利用したカップホルダの収納構造について
説明したが、車室内のデッドスペースはアームレスト内
部に限定されるものではなく、たとえば小物を入れる収
納箱等に適用した構成であってもよい。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、つぎの効果が得られ
る。
【0029】車室内のデッドスペースとなっている部位
に、開閉可能な蓋体によって覆われる収納部を形成し、
収納部内に設けた支点部に、収納部内に収納され支点部
を中心として反転した際には一端部が収納部から外方に
出るアームを連結し、アームの一端部に、カップを保持
する保持手段を形成したので、カップを使用しないとき
にはアームを蓋体で覆うことができる。したがって、新
たな収納スペースを確保することなくカップホルダの不
使用時における車室内の美感を向上させることができ
る。
【0030】車室内には種々のデッドスペースが存在す
るので、カップホルダが配置される位置はとくに限定さ
れることはなく、搭乗者の近くの位置、たとえばアーム
レスト(ひじ掛け)にカップホルダを配置することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るカップホルダが設け
られるアームレスト近傍の概略断面図である。
【図2】図1の保持手段近傍の拡大斜視図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図2の変形例を示す斜視図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】図2の別の変形例を示す斜視図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】本考案の第2実施例に係るカップホルダが設け
られるアームレスト近傍の斜視図である。
【図9】図8の断面図である。
【図10】図8の変形例を示す斜視図である。
【図11】本考案の第3実施例に係るカップホルダが設
けられるアームレスト近傍の透視平面図である。
【図12】図11のY−Y線に沿う断面図である。
【図13】図12のZ−Z線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 アームレスト 3 蓋体 4 収納部 5 アーム 6 保持手段 20 保持手段 25 保持手段 31 保持手段 35 保持手段 41 保持手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内のデッドスペースとなっている部
    位に、開閉可能な蓋体によって覆われる収納部を形成
    し、該収納部内に設けた支点部に、前記収納部内に収納
    され該支点部を中心として反転した際には一端部が収納
    部から外方に出るアームを連結し、該アームの前記一端
    部に、カップを保持する保持手段を形成したことを特徴
    とする車室内用カップホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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