JPS63116947A - 飲み物容器の保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自動車等の乗物内において使用する飲み物容
器の保持具に関する。

［従来の技術］ 従来、観光バス等の大型の乗用車には座席の背凭れ背面
等に飲物の容器を置く保持具、即ち飲み物容器の保持具
が備えられているものがある。この保持具は一般に金属
線材を折曲げて簾形に形成したものが多く、中には折り
畳み可能にしたもの等が知られるが、従来の保持具はカ
ップを固定した状態で保持するため自動車の速行に伴う
揺れ、振動を直接受けることになり、内容物が零れ出す
問題があった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、上述従来の飲み物容器の保持具における問題
点に鑑み、これを改善すべく開発されたもので、その目
的とするところは自動車等乗物の室内部の適当部所に設
置して、飲み物を入れたカップを収めたとき、このカッ
プの重量を利用して常にこれを垂直な姿勢に保持して車
体の揺れに伴う傾きによって内容物、ことに飲料水等の
液体の零れ出しを有効に防止できるようにした飲み物容
器の保持具を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の飲み物容器の保持具は、自動車等乗物の室内部
に止付ける取付手段をもった取付基体と、カップを保持
する保持枠体と、上記取付基体と保持枠体の間に介挿さ
れる中間回動枠体の三部材から構成し、その相互を回動
自由な軸承部を介して回動自由に連設して上記取付基体
が自動車等の傾きに従って傾いたとき、中間回動枠体を
介して連設した保持枠体をこれに収めるカップの重量を
利用して上記軸承部を支点に回動させ、常にカップを垂
直な姿勢に保持せしめて内容物の零れ出しを防止するよ
うにしたことにある。

更に、これを詳述すると、本発明は取付手段を有した環
状の取付基体と、カー、プの保持枠を備えた環状の保持
枠体と、該両者間に介挿される環状の中間回動枠体とを
有し、これら三者を前記取付基体を中心に同心円状に揃
えると共に、上記中間回動枠体には直交する２直線上に
沿ってそれぞれ向い合せに対をなす２組の軸承部を備え
、その一組の軸承部には取付基体の中心を挟んで対向す
る位置に設ける軸承部を、また他の一組の軸承部には前
記保持枠体の中心を挟んで対向する位置に設ける軸承部
をそれぞれ回動自由に軸承させて連結組合せてなる飲み
物容器の保持具を提供することにある。

以下、この発明を図面に示す実施例を基にしてその特徴
とするところを詳述する。

［実施例］ 第１図は下半を底面図とした平面図、第２図は第１図■
−■線に沿った縦断正面図、第３図は使用状態を説明す
る一部断面とした正面図、第４図は分解斜視図である。

図面において、符号の１は取付基体を示し、２は保持枠
体、３は中間回動枠体を示す。

取付基体１は中央部を円形状に抜いて環状に形成した本
体部分１ａと、この本体部分の縁部から放射方向に延設
される取付手段たる係止腕片１ｂからなり、本体部分１
ａは円形をなす内周縁部から短尺な円筒形をなすスカー
ト４を垂設し、このスカートの中心点を中央において相
対向する二点に軸承部たる片５．５を設け、これに軸受
孔６．６を設けている。

係止腕片１ｂは取付基体を後述するように自動車室内の
適所に掛止めるための取付手段であって、ここでは自動
車のドアの上級に係止するため平板状に形成した腕片の
先端部に下方に向けて直角に幾分肉薄の係止片７を延設
し、またこの係止片７に相対向するように腕片の基端部
下面にや一肉厚の当接支持片８を垂下させである。

中間回動枠体３は保持枠体２を上記取付基体１に組付け
るためのもので、取付基体のスカート４の内部に収まる
短尺な円筒形状に形成してあり、これの中心部で直交す
る２直線の一方の直線上に沿う２点に軸承部たる外方に
突出する一対の枢着軸９．９を、そして他方の直線上に
沿う２点に同じく軸承部たる上方から切込み形成する軸
受１０，１０を設けである。

一方、保持枠体２はカップ１１を直接保持するためのも
ので、上記中間回動体３の内部に収まる円筒形をなす主
体２ａと、この主体から垂下するコ字形をなす保持枠２
ｂを以て構成してあり、上記主体２ａの外周面部には軸
承部たる一対の枢着軸１２．１２が設けである。

この実施例における保持具・は、上記取付基体１と、保
持枠体２、中間回動枠体３から構成され、これらの冬休
はそれぞれ個別に合成樹脂を材料に成形し、次の要領で
組立完成される。

第４図に示した如く先ず、成形された中間回動枠体３に
対し上方から保持枠体２を落し込んで、その主体２ａの
外周面に設けた枢着軸１２゜１２を軸承部１０．１０に
嵌め入れて軸承させ両者の結合をなし１次にその中間回
動枠体３を取付基体１の下方からその本体部分１ａに臨
ませ、外方に突出させた２つの枢着軸９．９を軸承部の
片５．５に衝き当て、これを押広げながら軸受孔６．６
に嵌め入れ軸承させ、この画体の組付けを行う。

尚、上記枢着軸９，９の押付けで軸承部５゜５が容易に
押広げられるように、この枢着部９の先端を傾斜面に形
成しておくと都合がよい。

かくして構成された本発明の飲み物容器の保持具は取付
基体の係止腕片１ｂを自動車のドア１３の上縁に跨ぐよ
うに乗せてこれに設ける係止片７をガラス１４の収納部
の縁１５に掛止め、同時にち横支持片を８ドアの内側壁
に当接させてその本体部分１ａを水平に保たせて取付け
、この状態でカップ１１の保持を可能とする。

飲み物等の液体を入れたカップ１１は上方から保持枠体
２内に落し込み、保持枠２ｂで底を受けて保持されるこ
とになる。

この様にしてカップ１１を受けた本発明保持具は上記保
持枠体２の保持枠２ｂでカップの底を受けることから、
その主体２ａに設ける枢着軸１２．１２を基点に垂下し
、力７ブ１１を起立した姿勢に保持することになる。

そして、自動車の走行に伴ってドアの煩さが変化すると
、先ず上記枢着軸１２を受ける軸承部１０．１０を基点
に保持枠体２の主体２ａを水平姿勢に誘導すると同時に
、この誘導で補えない方向に対しては中間回動枠体３の
枢着軸１０が滑合する取付基体ｌの軸承部５．５を支点
に中間回動枠体が回転して水平姿勢をとり、この結果保
持枠体２を常に水平姿勢に保持し、カップ内の内容物の
零れ出しを防止することになる。

［発明の効果］ 本発明の飲み物容器の保持具は上述説明の様に保持枠体
に受けるカップの重量により、常にこの保持枠体と中間
回動枠体の回転方向を９ＱＷＬ角違えた２つの軸承部を
支点に水平姿勢をとるべく誘導されこのカップを垂直に
起立した姿勢に保つことから自動車の傾きによって飲み
物等の内容物が零れ出すことがなく、またこの水平姿勢
への誘導は常時働くことから走行に伴って揺れを受けて
もこれに追随して保持枠体は水平姿勢を保ちカップを垂
直に保持することができる。　また、本発明保持具は上
述の様に取付基体の取付手段を介して自動車のドア等適
当な部所に取付けられる一方、係止片の引抜き゛によっ
て簡単に取外せることから不使用時に邪魔になることが
なく便利に使用できる。

また、本発明の保持具は３部材を個別に成形し、枢着軸
の嵌付けで組立て完成できるものであるから製造が容易
で廉価に提供できる利点がある。

尚１本発明保持具はドア等に取付けられたとき、保持枠
体２の保持枠２ｂが重錘となってこの保持枠体を水平姿
勢に保ち上方に向（すて主体２ａを開くことからカップ
１１を収めるときスムーズに落し込むことができ取扱い
易い利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は下半
を底面図とした平面図、第２図は第１図■−■線に沿っ
た縦断正面図、第３図は使用状態を説明する一部断面と
した正面図、第４図は分解斜視図である。 １・・・取付基体、１ｂ・・・取付手段たる係止腕片、
２・・・保持枠体、２ｂ・・・保持枠、３・・・中間回
動枠体、５．９．ＩＱ、１２・・・軸承部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取付手段を有した環状の取付基体と、カップの保持枠を
   備えた環状の保持枠体と、該両者間に介挿される環状の
   中間回動枠体とを有し、これら三者を前記取付基体を中
   心に同心円状に揃えると共に、上記中間回動枠体には直
   交する２直線上に沿ってそれぞれ向い合せに対をなす２
   組の軸承部を備え、その一組の軸承部には取付基体の中
   心を挟んで対向する位置に設ける軸承部を、また他の一
   組の軸承部には前記保持枠体の中心を挟んで対向する位
   置に設ける軸承部をそれぞれ回動自由に軸承させて連結
   組合せてなることを特徴とした飲み物容器の保持具。