JP2540548Y2 - 車輛用容器保持具 - Google Patents

車輛用容器保持具

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JP2540548Y2
JP2540548Y2 JP1990041954U JP4195490U JP2540548Y2 JP 2540548 Y2 JP2540548 Y2 JP 2540548Y2 JP 1990041954 U JP1990041954 U JP 1990041954U JP 4195490 U JP4195490 U JP 4195490U JP 2540548 Y2 JP2540548 Y2 JP 2540548Y2
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JP1990041954U
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昇 大坪
一 池宮城
文二 伊藤
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日野自動車工業 株式会社
和光化成工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輛用容器保持具に係り、特に種々の大き
さの異なる容器を安定して保持すると共に1回の操作で
使用状態に、又は収納状態にできる操作性の優れた車輛
用容器保持具に関する。
従来の技術 従来、車輛用容器保持具としては、例えば実開昭59−
1637に示されるものが提案されている。しかし該容器保
持具は、下端部を中心として回動自在とされた底受板と
上端部を中心として回動自在とされた1個の胴受枠とか
らなるものであるため、該胴受枠の内径よりも大きい外
径を持つ容器を保持することはできず、また細い外径を
持つ容器は胴受枠内で揺動してしまい安定して保持する
ことが困難であるという欠点があった。また収納状態に
ある容器保持具を使用状態とするには、まず底受板を開
いた後、胴受枠をセットしなければならず、また使用状
態にある容器保持具を収納するにはその逆の操作を行わ
なければならず2回の操作を必要として操作が繁雑であ
るという欠点があった。
上記した欠点を改善したものとしては、例えば実開昭
60−32137又は実開昭62−54833等に提案がなされている
が、該容器保持具は異なる外径の容器を保持することは
できるが、操作性に関する改善はなされておらず、容器
保持具を収納状態から使用状態へ、又は使用状態から収
納状態とするには相変わらず2回の操作を要する欠点が
あった。更には2個の胴受枠の一方のみを操作しようと
すると他方の胴受枠が邪魔になり、使用性が良好でない
という欠点があった。
また実開平1−126833には、自動車用物入れ装置が開
示されているが、該従来例は、自動車のダッシュボード
やアームレスト等に水平に固定するタイプの物入れであ
り、通常運転者のみが使い易くなっているものを改良し
て、助手席の同乗者も使い易いように、コップホルダを
水平面内で回動自在に構成したものであって、本願のよ
うに前の座席の後面に対して近接又は離脱する方向に回
動自在に構成したものではなく、従って本願考案とはそ
の目的、構成及び作用効果が全く異なる別異の考案であ
る。
目的 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、深い凹陥
部が形成された容器収納体を座席の後面に上下方向に配
設された台板に対して近接又は離脱する方向に回動自在
に装着すると共に凹陥部の内径よりも小さな外径寸法を
持つリング状の保持枠を容器収納体の回動中心と略同一
軸心で回動自在に容器収納体に装着することにより種々
の大きさの異なる容器を安定した状態で保持できるよう
にすることである。また他の目的は、保持枠を容器収納
体の回動とは独立して、又は該回動と連動して回動する
ように構成することにより、収納状態にある車輛用容器
保持具を1回の簡単な操作で使用状態に移行させること
ができるようにすることであり、また同様に1回の操作
で使用状態の車輛用容器保持具を収納できるようにする
と共に不要の保持枠を単独で容易に操作できるようにす
ることである。
更に他の目的は、容器収納体の凹陥部内に容器を収納
することにより、車輛の振動等により容器の内容物がこ
ぼれても服や車輛の床を汚すことを防止できるようにす
ることである。また他の目的は、不使用時にはリングが
容器内に収容されるようにして、外観を良好にすること
である。
構成 要するに本考案は、座席の後面に上下方向に配設され
た台板と、該台板に固定され一端がばね作用をなすよう
に略U字形に形成された一対の板ばねと、前記台板に固
定され水平方向に一対のU字形の溝が形成された支持台
と、該支持台の前記U字形の溝に夫々嵌合する一対の円
筒形のボス部が夫々形成された一対の腕部と該腕部の各
々に前記ボス部に隣接して円周上の一部に前記一対の板
ばねの前記一端が係合する係止部が形成され前記台板に
対して接近又は離脱する方向に回動自在に装着されると
共に前記係止部と前記板ばねとの協動により不使用位置
に停止するように構成され容器を収納する深い凹陥部が
形成された容器収納体と、該容器収納体の前記凹陥部と
同心状でかつ該凹陥部の内径よりも小さい外径寸法に形
成され前記容器収納体の回動中心と同一軸心を中心とし
て回動自在に前記容器収納体に装着されると共に前記容
器収納体の回動とは独立して又は該回動と連動して回動
する如く構成されたリング状の保持枠とを備えたことを
特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。本
考案に係る車輛用容器保持具1は、第1図及び第2図に
おいて、容器収納体2と、保持枠3とを備えている。
容器収納体2は、容器4の底部4aを支えるためのもの
であって、例えば大型の缶ビールの外径寸法よりも大き
い内径寸法で、かつ該缶ビールの高さの1/3程度の深さ
の凹陥部2aが形成され、合成樹脂を一体成形して製作さ
れるものである。また容器収納体2からは2本の腕部2b
が一体的に形成され、該夫々の腕部の外側には円筒形状
のボス部2cが、また該ボス部に連続して係止部2dが形成
されている。更に夫々の腕部2bの内側にはボス部2cの軸
心と同一軸心(略同一軸心であればよい。)を持つ嵌合
穴2eと該嵌合穴の近傍に円錐形状の立体カム部2fとが一
体的に形成されている。
そして該容器収納体の夫々のボス部2cは、台板5の裏
面5aから小ねじ6により固定された支持台8に形成され
てU字形の溝8aに矢印Aの如く嵌合して組み立てられて
おり、第1図中矢印B又はC方向に、即ち座席12の後面
12aに上下方向に配設された台板5に対して近接又は離
脱する方向に回動自在に構成されている。また台板5に
は略U字形に形成された2枚の板ばね9の一端9aがねじ
10及びナット11によって固定されており、カーリング処
理された他の一端(自由端)9bは係止部2dにより弾性変
形された状態で該係止部に当接しており、該係止部に弾
性力を付与するようになっている。
保持枠3は、容器4の胴部4bを保持するためのもので
あって、例えば直径2.6mmの太さの針金を折り曲げて製
作されており、凹陥部2aの内径よりも小さい外径寸法の
輪状に形成された保持部3aと該保持部から直線状に延び
る2本のアーム3bと該アーム3bの夫々を外方に向けて折
り曲げて形成した支持部3cとからなっている。そして該
支持部は、嵌合穴2eに第2図中破線で示す如く嵌合して
おり、該嵌合穴中で矢印D又はE方向に回動自在となっ
ている。
そして車輛用容器保持具1は、例えば第7図に示す如
く、観光バス等の座席12の後面12aに、又は乗用車のド
ア(図示せず)や計器板(図示せず)等に台板5を固定
して取り付けることができるようになっている。
作用 本考案は、上記のように構成されており、以下その作
用について説明する。第3図において、矢印C方向に回
動して収納状態とした車輛用容器保持具1は、板ばね9
の自由端9bが係止部2dに形成された凸部2gの一方の側面
2hを弾性力により押圧しており、容器収納体2及び保持
枠3を収納状態に保持すると共に容器収納体2のガタツ
キを防止している。
ここで第4図に示す如く、容器収納体2を矢印B方向
に回動させると、該容器収納体と一体的に形成されてい
る凹部2gも回動して板ばね9を押圧して弾性変形させ
る。そして略90°回動させると、第4図に示す如く、板
ばね9は凸部2gの他方の側面2iと係合して車輛用容器保
持具1を使用状態に保持する。
矢印B方向への回動操作時において保持枠3は、第5
図をも参照して、アーム3bが立体カム部2fの下側にある
ので、該立体カム部に押圧されて容器収納体2と共に連
動して矢印D方向に回動して使用状態となる。即ち、1
回の操作で車輛用容器保持具1は第5図に示す使用状態
となり、缶ジュース、紙コップ等の細い容器4を容器収
納体2中に収納できるようにすると共に該容器のガタツ
キを保持枠3で防止して安定して保持することができ
る。
缶ビール等の太い容器4を保持するには、第6図及び
第7図も参照して、保持枠3を矢印E方向に回動させる
と、各々のアーム3bは立体カム部2fによって互いに近接
する方向に弾性変形して該立体カム部を乗り越えて立体
カム部2fの上側に移動し、台板5と平行な状態で保持さ
れるので、太い容器4を容器収納体2の凹陥部2aに収納
することができるようになる。
また、使用状態にある車輛用容器保持具1を収納する
ときは、容器収納体2を矢印C方向に回動させることに
より保持枠3は容器収納体2に押圧されて連動して回動
し、また板ばね9は係止部2dの凸部2gによって押圧され
て弾性変形し、該凸部を乗り越えて第3図に示す収納状
態に1回の操作だけで収納することができる。
上述した如く容器4の大きさによって太い容器4は容
器収納体2で、また細い容器4は容器収納体2及び保持
枠3とで保持するようにしたので、大きさの異なる種々
の容器を保持することができ、また容器収納体2は、容
器4の約1/3に相当する深さ、例えば5cmの深さの凹陥部
2aが形成されているので、車輛の振動等により容器4中
の内容物がこぼれても容器収納体2内にすべて流入して
その内部に溜められる結果、服や車輛の床を汚すことが
なく、まことに好都合である。
効果 本考案は、上記のように深い凹陥部が形成された容器
収納体を座席の後面に上下方向に配設された台板に対し
て接近又は離脱する方向に回動自在に装着すると共に凹
陥部の内径よりも小さな外径寸法を持つリング状の保持
枠を容器収納体の回動中心と略同一軸心で回動自在に容
器収納体に装着したので、種々の大きさの異なる容器を
安定した状態で保持できる効果が得られる。また保持枠
を容器収納体の回動とは独立して、又は該回動と連動し
て回動するように構成したので、収納状態にある車輛用
容器保持具を1回の簡単な操作で使用状態に移行させる
ことができる効果があり、また同様に1回の操作で使用
状態の車輛用容器保持具を収納できると共に不用の保持
枠を単独で容易に操作できるという効果がある。
更には容器収納体の凹陥部内に容器を収納することに
なるため、車輛の振動等により容器の内容物がこぼれて
も服や車輛の床を汚すことを防止できるという効果があ
る。また不使用時にはリングが容器内に収容されるよう
にしたので、外観が良好になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係り、第1図は車輛用容器保持
具の全体を示す斜視図、第2図は同じく分解斜視図、第
3図は収納状態の容器収納体の状態を示す縦断面図、第
4図は使用状態の容器収納体を状態を示す縦断面図、第
5図は細い容器を保持した状態を示す縦断面図、第6図
は太い容器を保持した状態を示す縦断面図、第7図は同
じく斜視図である。 1は車輛用容器保持具、2は容器収納体、2aは凹陥部、
2bは腕部、2cはボス部、2dは係止部、3は保持枠、4は
容器、5は台板、8は支持台、8aはU字形の溝、9は板
ばね、9bは一端、12は座席、12aは後面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池宮城 一 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (72)考案者 伊藤 文二 愛知県豊田市衣ケ原3丁目22番地 和光 化成工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−126833(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席の後面に上下方向に配設された台板
    と、該台板に固定され一端がばね作用をなすように略U
    字形に形成された一対の板ばねと、前記台板に固定され
    水平方向に一対のU字形の溝が形成された支持台と、該
    支持台の前記U字形の溝に夫々嵌合する一対の円筒形の
    ボス部が夫々形成された一対の腕部と該腕部の各々に前
    記ボス部に隣接して円周上の一部に前記一対の板ばねの
    前記一端が係合する係止部が形成され前記台板に対して
    接近又は離脱する方向に回動自在に装着されると共に前
    記係止部と前記板ばねとの協働により不使用位置に停止
    するように構成され容器を収納する深い凹陥部が形成さ
    れた容器収納体と、該容器収納体の前記凹陥部と同心状
    でかつ該凹陥部の内径よりも小さい外径寸法に形成され
    前記容器収納体の回動中心と同一軸心を中心として回動
    自在に前記容器収納体に装着されると共に前記容器収納
    体の回動とは独立して又は該回動と連動して回動する如
    く構成されたリング状の保持枠とを備えたことを特徴と
    する車輛用容器保持具。
JP1990041954U 1990-04-18 1990-04-18 車輛用容器保持具 Expired - Lifetime JP2540548Y2 (ja)

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