JP3579523B2 - 車両用飲料容器ホルダ - Google Patents
車両用飲料容器ホルダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3579523B2 JP3579523B2 JP22730495A JP22730495A JP3579523B2 JP 3579523 B2 JP3579523 B2 JP 3579523B2 JP 22730495 A JP22730495 A JP 22730495A JP 22730495 A JP22730495 A JP 22730495A JP 3579523 B2 JP3579523 B2 JP 3579523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beverage container
- plate
- edge
- holder
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶や紙コップなどを車室内に置くための車両用飲料容器ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の車室内で缶ジュースなどを飲む際に飲みかけの缶を置いておくための飲料容器ホルダにあっては、種々の場所に設けられ、また種々の構造のものがある。また、缶や紙コップにあっては種々の大きさものがあり、大きさの違いに対応し得る構造が望ましい。
【0003】
そのような飲料容器ホルダにおいて、センターコンソールに設けた凹部の開口面に沿って摺動自在なスライド部材を設け、このスライド部材の位置を調節することにより、飲料容器の外径寸法に関わりなく、種々の大きさの飲料容器を確実に保持することができるように構成されたものが、実公平3−31621号公報に開示されている。また、例えば実公平6−49478号公報に開示されているように、インストルメンタルパネルに選択的に引き出し・収納可能に設けた板状ホルダに円形の開口部を設け、紙コップを開口部に差し込んだ状態で保持すると共に、ゴム製の板状体を開口部に一部臨ませるように取り付け、径の小さい紙コップに対応し得るように板状体の端縁に小径の弧状凹設部を設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造の各ホルダにあっては、種々の大きさの円形状の容器には対応し得るが、紙パック容器などに見られる矩形容器には対応していないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、種々の大きさの円形容器のみならず矩形容器にも対応し得る車両用飲料容器ホルダを実現するために、本発明に於いては、飲料容器を立設状態に保持するべく当該飲料容器の中間部を外囲する周壁部を設けられた容器収容部を有し、前記周壁部の少なくとも一部に弧状凹部を設けると共に、前記飲料容器の側面を保持するべく前記弧状凹部の凹設部分を閉塞して直線状端縁を形成するための板状弾性体を設け、かつ前記板状弾性体の前記端縁の中央部から前記端縁に略直交する向きに切り込んだスリットを設けたものとした。特に、前記板状弾性体が、前記直線状端縁を前記飲料容器の側面に接離させる方向にスライド自在に設けられていると良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0007】
図1には、本発明が適用された車両用飲料容器ホルダ1の使用状態が示されている。この飲料容器ホルダ1は、図1に示されるように自動車のセンターコンソール2に取り付けられて使用され、図2に示されるように、水平な底面を有して上面を開放された有底矩形箱状をなすケーシング3と、ケーシング3の長手方向に沿う対向側壁の上端部に互いに対向して設けられた一対のガイド溝4に両端部を支持されて図の矢印Aに示される向きにスライドし得るスライダ5とからなっている。
【0008】
スライダ5は、合成樹脂材により図3に示されるように矩形平板状に形成されている。スライダ5の上面には、図の矢印Aに示される向きにスライドさせる際に把持するための取っ手5aが、スライド方向に直交する向きに全長に渡って延在するように一体成形されている。ケーシング3とスライダ5とにより容器収容部が構成され、そのケーシング3の周壁部とスライダ5の端縁部とにより、飲料容器の中間部を外囲する周壁部が形成される。
【0009】
スライダ5の上記スライド方向に対応する前後方向各端縁部には、それぞれ前後の各スライド方向に向けて凹設された各弧状凹部6・7が形成されている。そしてスライダ5の下面には、各弧状凹部6・7を閉塞する横長の各板状弾性体8・9が取り付けられている。板状弾性体8・9は、エラストマ材からなり、長手方向に沿う一方の端縁の近傍に設けられた取り付け孔に、スライダ5の下面に垂設された係止ピン5bを挿通しかつ止め輪10にて抜け止めされて固定されている。
【0010】
上記板状弾性体8・9には、スライダ5に取り付けられた状態にて弧状凹部6・7を覆う部分であって、そのスライド方向端縁の中央部から端縁に直交する方向であるスライド方向に沿って切り込んだスリット11が形成されている。すなわち、スリット11は、弧状凹部6・7の中央部にてスライド方向に沿って位置している。
【0011】
なお、スライダ5の各ガイド溝4に対峙する左右の各端面には、各ガイド溝4に受容される左右の各ガイド片12がそれぞれ突設されている。また、各ガイド片12には、ガイド溝4の壁面に弾発的に摺接する弧状弾性片12aが形成されている。この弧状弾性片12aによりスライダ5の上下方向のがたが抑えられるため、スライド操作を容易にかつ確実に行うことができる。
【0012】
このようにして構成された飲料容器ホルダ1にあっては、図2の想像線に示されるように円筒形状の缶13を置く場合には、ケーシング3のスライダ5にて分けられたいずれか一方の所に缶13を立てた状態に置き、スライダ5を缶13側にスライドさせる。すると、缶13の外周面に当接する板状弾性体8がスリット11を境に左右に折り曲げられることから、缶13を側方から弾発的に保持することができる。従って、径の異なる缶に対しても板状弾性体8が好適に変形し得ることから、種々の大きさの缶や紙コップに対しても好適に対応し、各容器の側面を弾発付勢して保持し得る。
【0013】
また、図2に示されるように本スライダ5にあっては、板状弾性体8・9を取り付けた状態で、スライド方向に臨む前端縁及び後端縁をスライダ5と板状弾性体8・9とにより直線状端縁として形成しており、円形の缶に押し付けていない自然状態では前後端縁が直線状になっている。従って、矩形の紙パック製飲料容器を置く場合は、前後端縁をそのまま紙パックの側面に押し当てることで、紙パックを保持することができる。
【0014】
本発明にあっては、図4に示されるように別の形態の車両用飲料容器ホルダにも適用し得る。図4のホルダは、インストルメンタルパネルに取り付けられる扁平なケーシング21と、ケーシング21にスライド自在に出没可能に支持された板状のホルダ部22とからなる。
【0015】
ホルダ部22には、2つの円形状周壁部を形成する開口23が板厚方向に貫通して設けられており、弧状凹部としての円形開口23の一部を閉塞するように、板状弾性体24がホルダ部22の裏面に前記ホルダ構造と同様に取り付けられている。その板状弾性体24の円形開口23に臨む部分の端縁は前記と同様に直線状に形成されており、その端縁の中央部から端縁に直交する方向であるホルダ部22のスライド方向に沿って切り込んだスリット25が形成されている。
【0016】
このようにして構成されたホルダを使用するには、紙コップ26を図に示されるように円形開口23に差し込んで、紙コップ26の外周面の中間部を円形開口23の内周縁にて係止して、紙コップ26を立設状態に保持する。また、本ホルダにあっては、円形開口23の内径よりも小径の紙コップを差し込んだ場合には、板状弾性体24の端縁部と円形開口23の対向内縁との間にその小径紙コップを挟むように保持し得る。この時、板状弾性体24にスリット25が形成されていることから、紙コップの半径方向外向き方向に容易にたわみ得るため、種々の径違いの紙コップを保持し得る。
【0017】
なお、ホルダ部22の裏面側に所定の間隔をあけて位置する底部支持板を例えばリンク機構を介して設けることにより、軸線方向について同一径の飲料缶であっても、その下面を支持しかつ外周面を円形開口23及び板状弾性体24の端縁部により支持して保持することができる。さらに、矩形の紙パック製飲料容器に対しても、板状弾性体24の端縁を前記具体例と同様に紙パックの側面に押し当てることで、矩形容器形状の紙パックを容易に保持することができる。
【0018】
【発明の効果】
このように本発明によれば、飲料容器の外周面を支持する板状弾性体が容易に弾性変形し得るため缶径の大きさの違いに対応し得ると共に、板状弾性体の端縁により矩形容器の側面をも支持することができるため、1つのホルダで種々の形状及び大きさの飲料容器を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用車の運転席回りの斜視図。
【図2】本発明による飲料容器ホルダの要部斜視図。
【図3】本発明による飲料容器ホルダの要部分解組立斜視図。
【図4】別の飲料容器ホルダを示す斜視図。
【符号の説明】
1 飲料容器ホルダ
2 センターコンソール
3 容器収容部
4 ガイド溝
5 スライダ
5a 取っ手
5b 係止ピン
6・7 弧状凹部
8・9 板状弾性体
10 止め輪
11 スリット
12 ガイド片
12a 弧状弾性片
13 缶
21 ケーシング
22 ホルダ部
23 開口
24 板状弾性体
25 スリット
26 紙コップ
Claims (2)
- 飲料容器を立設状態に保持するべく当該飲料容器の中間部を外囲する周壁部を設けられた容器収容部を有し、
前記周壁部の少なくとも一部に弧状凹部を設けると共に、前記飲料容器の側面を保持するべく前記弧状凹部の凹設部分を閉塞して直線状端縁を形成するための板状弾性体を設け、かつ前記板状弾性体の前記端縁の中央部から前記端縁に略直交する向きに切り込んだスリットを設けたことを特徴とする車両用飲料容器ホルダ。 - 前記板状弾性体が、前記直線状端縁を前記飲料容器の側面に接離させる方向にスライド自在に設けられていることを特徴とする車両用飲料容器ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22730495A JP3579523B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 車両用飲料容器ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22730495A JP3579523B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 車両用飲料容器ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952551A JPH0952551A (ja) | 1997-02-25 |
JP3579523B2 true JP3579523B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=16858718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22730495A Expired - Fee Related JP3579523B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 車両用飲料容器ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3579523B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101927735A (zh) * | 2009-06-26 | 2010-12-29 | Gm全球科技运作股份有限公司 | 带有用于容纳物体的容器的汽车托架 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020047413A (ko) * | 2000-12-13 | 2002-06-22 | 류정열 | 자동차용 컵홀더 |
DE10316817B4 (de) * | 2003-04-11 | 2017-06-08 | Volkswagen Ag | Haltevorrichtung für Getränkebehälter an einem Ablagefach eines Fahrzeugs |
DE10329959B4 (de) * | 2003-07-03 | 2015-08-06 | Fischer Automotive Systems Gmbh & Co. Kg | Halter für einen Getränkebehälter |
DE102005057330A1 (de) * | 2005-12-01 | 2007-06-14 | Fischer Automotive Systems Gmbh | Ablagefach für ein Fahrzeug |
DE102009030576B4 (de) * | 2009-06-26 | 2019-07-18 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Einrichtung zum seitlichen Positionieren eines Gegenstandes in einem Behältnis |
JP6542714B2 (ja) * | 2016-06-13 | 2019-07-10 | しげる工業株式会社 | 容器ホルダ |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22730495A patent/JP3579523B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101927735A (zh) * | 2009-06-26 | 2010-12-29 | Gm全球科技运作股份有限公司 | 带有用于容纳物体的容器的汽车托架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0952551A (ja) | 1997-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6779769B1 (en) | Multi-purpose holder installed in a vehicle | |
US4728018A (en) | Beverage holder for vehicle | |
CA2188209C (en) | Cup holder for automobile | |
JP4895550B2 (ja) | 自動車用飲料容器ホルダー | |
US5490653A (en) | Cup holder accessory | |
US6361008B1 (en) | Vehicle cupholder | |
US6883692B2 (en) | Sauce holder for fold out arm rest | |
US7036700B2 (en) | Multi-purpose holder installed in a vehicle | |
JP3461248B2 (ja) | 車両用飲料容器ホルダ | |
US5720458A (en) | Vehicle drink holder | |
JP3579523B2 (ja) | 車両用飲料容器ホルダ | |
US20030029878A1 (en) | Apparatus for holding drink containers | |
KR100747356B1 (ko) | 자동차용 컵홀더 | |
JP2505368Y2 (ja) | 車両用コンソ―ルボックス | |
US20110095060A1 (en) | Device for laterally positioning an object in a container | |
US6776381B1 (en) | Cup holder | |
KR0178925B1 (ko) | 자동차용 콘솔박스의 컵홀더 | |
KR0131035Y1 (ko) | 자동차의 컵홀더 | |
KR0133546Y1 (ko) | 컵 홀더가 구비된 자동차용 콘솔박스 | |
CN115593292A (zh) | 杯架 | |
JP3056098B2 (ja) | 車両用飲料容器ホルダ | |
KR0166282B1 (ko) | 자동차용 다중 컵 홀더 | |
KR0136709Y1 (ko) | 자동차용 음료수 용기 홀더 | |
KR0132040Y1 (ko) | 자동차용 음료수 용기 홀더 | |
KR970005363Y1 (ko) | 차량용 컵 호울더 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040602 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |