JP2546565Y2 - 油圧ショベルのキャブ保護装置 - Google Patents

油圧ショベルのキャブ保護装置

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JP2546565Y2
JP2546565Y2 JP1990094298U JP9429890U JP2546565Y2 JP 2546565 Y2 JP2546565 Y2 JP 2546565Y2 JP 1990094298 U JP1990094298 U JP 1990094298U JP 9429890 U JP9429890 U JP 9429890U JP 2546565 Y2 JP2546565 Y2 JP 2546565Y2
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Inventor
篤夫 藤井
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として油圧ショベルなど建設機械の運
転室用キャブに装備するヘッドガード装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来技術のヘッドガード装置1を装備した
油圧ショベルの側面図である。図において、2は油圧シ
ョベルの下部走行体、3は機体である上部旋回体、4は
運転室、5は運転室4のキャブ、6は上部旋回体3のガ
ード、7はエンジンボンネット、8はヘッドガード装置
1のヘッドガード板、9はヘッドガード板8をキャブ5
上面部に対して固定する取付部、10は上部旋回体3のフ
ロント部に装着されている作業アタッチメント用のブー
ムである。
従来技術のヘッドガード装置1では、ヘッドガード板
8及び取付部9が、キャブ5の上面部に固定して取付け
られている。
考案が解決しようとする課題 油圧ショベルには、上方からの岩石など落下物による
キャブの破損を防止するために、ヘッドガード装置を装
備しているものがある。このヘッドガード装置は、落下
物の落下衝撃に耐える強度を有するので、その重量もか
なり大である。
従来技術のヘッドガード装置は、キャブの最も高い位
置であるキャブ上面部に固設されていた。そのために油
圧ショベルが地盤の悪い作業現場を走行すると、キャブ
の振動とともにヘッドガード装置も上下左右前後方向に
揺動を繰り返すので、キャブの各部にクラック(亀裂)
を発生していた。
この考案は上記の課題を解決し、ヘッドガード装置の
全重量が直接キャブに対してかからないようにし、キャ
ブのクラック発生を防止できるヘッドガード装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 キャブ後方の機体上に立設されるとともに、キャブ後
方からキャブ上方にかけて延設された支柱と、前記支柱
の上端付近に固定されたヘッドガード板と、前記支柱と
前記ヘッドガード板よりなるヘッドガード装置をキャブ
上面により連結支持する緩衝部材を有した。
作用 イ.ヘッドガード装置の後部はヘッドガード装置を構成
する支柱がキャブの後方で機体上に取付け支持され、ま
たヘッドガード装置の前部は緩衝部材を介してキャブ上
面部に支持されたので、ヘッドガード装置の全重量が直
接キャブに対してかかることはなくなった。
ロ.ヘッドガード装置上面部とを緩衝部材を介して連結
したので、油圧ショベルが地盤の悪い作業現場を走行し
ても、ヘッドガード装置の振動,揺動などは、上記緩衝
部材にて緩和され、キャブに対して悪影響を及ぼさな
い。
ハ.上記イ項及びロ項により、キャブのクラック発生を
防止できるとともに、キャブの強度を保全することがで
きる。
実施例 以下、この考案にかかるキャブ保護装置の実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。第1図は、この考案のキ
ャブ保護装置を装備した油圧ショベルの側面図である。
図において、従来技術と同一構成要素を使用するものに
対しては同符号を付す。3′は機体である上部旋回体、
5′は運転室4′のキャブ、6′は上部旋回体3′のガ
ード、11はヘッドガード装置、12はヘッドガード装置11
の支柱、13は支柱12下端部の取付板、14はヘッドガード
装置11のヘッドガード板、15はインシュレータ、16はキ
ャブ4′上面部に固設したブラケット、17は上部旋回体
3′のサイドデッキである。第2図は、第1図のA部詳
細図である。図において、18はインシュレータ15を構成
しているゴム部材などの緩衝部材、19はインシュレータ
15の上面板、20は下面板、21はボルト部材である。第3
図はヘッドガード装置11及びキャブ5′を示す斜視図で
ある。
次に、この考案にかかるキャブ保護装置の構成を第1
図〜第3図について述べる。支柱12をキャブ5′後方の
上部旋回体3′のガード6′に立設し、その支柱12の上
端にヘツドガード板14を固設して設け、そのヘッドガー
ド板14とキャブ5′上面部とをインシュレータ15を介し
て連結せしめた。なおヘットガード装置11における支柱
12はたて板状の部材を用いてもよい。また支柱12の下端
は、ガード6′の下側のサイドデッキ17(第1図に示
す)の部分に固着するようにしてもよい。
次に、この考案にかかるキャブ保護装置の作用機能に
ついて述べる。ヘッドガード板14の後部は支柱12を介し
て上部旋回体3′のガード6′に取付け、またヘッドガ
ード板14の前部はインシュレータ15を介してキャブ5′
上面部に連結したので、ヘッドガード装置11の全重量が
直接キャブ5′に対してかかることはなくなった。ま
た、ヘッドガード板14とキャブ5′上面部とをインシュ
レータ15を介して連結したので、油圧シュベルが地盤の
悪い作業現場を走行しても、ヘッドガード装置11の振
動,揺動などは、上記インシュレータ15にて緩和され、
キャブ5′に対して悪影響を及ぼさない。それにより、
キャブ5′のクラック発生を防止できるとともに、キャ
ブ5′の強度を保全することができる。
考案の効果 従来技術のヘッドガード装置は、その重量物であるヘ
ッドガード装置が、キャブの最も高い位置であるャブ上
面部に固設されていた。そのために油圧ショベルが地盤
の悪い作業現場を走行すると、キャブの振動とともにヘ
ッドガード装置も上下左右前後方向に揺動を繰り返すの
で、キャブの各部にクラック(亀裂)を発生していた。
しかしこの考案にかかるキャブ保護装置では、ヘッド
ガード全重量が直接キャブに対してかかることはなくな
った。また油圧ショベルが地盤の悪い作業現場を走行し
ても、ヘッドガード装置の振動,揺動などは、緩衝部材
により緩和され、キャブに対して悪影響を及ぼさない。
したがってこの考案にかかるキャブ保護装置では、キ
ャブのクラック発生を防止できるとともに、低廉な製作
費でキャブの強度とメンテナンス性を保全することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるキャブ保護装置を装備した油
圧ショベルの側面図、第2図は第1図のA部詳細図、第
3図はこの考案のキャブ保護装置及びキャブを示す斜視
図、第4図は従来技術のヘッドガード装置を装備した油
圧ショベルの側面図である。 1,11……ヘッドガード装置 3,3′……上部旋回体 5,5′……キャブ 6,6′……ガード 8,14……ヘッドガード板 12……支柱 15……インシュレータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブ後方の機体上に立設されるととも
    に、キャブ後方からキャブ上方にかけて延設された支柱
    と、前記支柱の上端付近に固定されたヘッドガード板
    と、前記支柱と前記ヘッドガード板よりなるヘッドガー
    ド装置をキャブ上面により連結支持する緩衝部材を有す
    ることを特徴とする油圧ショベルのキャブ保護装置。
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JP5626231B2 (ja) * 2012-02-01 2014-11-19 コベルコ建機株式会社 建設機械のキャビンルーフガード装置

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