JP2000086184A - カウンタウエイトの取付構造 - Google Patents

カウンタウエイトの取付構造

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JP2000086184A
JP2000086184A JP10258898A JP25889898A JP2000086184A JP 2000086184 A JP2000086184 A JP 2000086184A JP 10258898 A JP10258898 A JP 10258898A JP 25889898 A JP25889898 A JP 25889898A JP 2000086184 A JP2000086184 A JP 2000086184A
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昭 稲元
Hajime Ishii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】旋回体に板状のものを用いた場合であってもカ
ウンタウエイトの振れを抑えて高い取付強度で取付ける
ことができる自走式作業機におけるカウンタウエイトの
取付構造を提供する。 【解決手段】旋回体2の少なくともカウンタウエイト取
付部2aは板状をなす。該取付部2a上にカウンタウエ
イト11を搭載してカウンタウエイト取付部2aの下面
より挿入するボルト15によって固定する。旋回体2上
に突設した構造体10に、カウンタウエイト11の上部
でかつ前部をブラケット15およびボルト16、17に
よって固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車、各種
建設機械などの自走式作業機におけるカウンタウエイト
の取付構造に係り、特に小型の作業機に適用する場合に
好適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車や油圧ショベルなどの自走式
作業機においては、伸縮アームや多関節アームなどを含
めた旋回体の荷重中心が可及的に旋回中心に近くなるよ
うにするために、旋回体の後部にカウンタウエイトが取
付けられる。
【0003】高所作業車や小型の油圧ショベルにおいて
は、旋回体のフレームに板状のものを用いることによ
り、旋回体フレームの厚みを薄くして小型化を図ってい
る。このような板状の旋回体を用いる場合、カウンタウ
エイトは、旋回体の下面から上向きに旋回体の孔に挿通
して取付けるボルトを、カウンタウエイトに設けたねじ
孔にねじ込むことにより固定している。
【0004】しかしながら、単に前記カウンタウエイト
底部をボルトにより旋回体に固定するだけの構造におい
ては、作業に伴う旋回体の旋回や走行により、カウンタ
ウエイトの上部が振れ、ボルトに過大な力がかかり、ボ
ルトに変形、損傷を生じるおそれがある。また、高所作
業車においては伸縮可能な長いアームを旋回体に取付け
る関係上、これらのアーム等とバランスをとるためのカ
ウンタウエイトの高さ、重量も大きくなり、ボルトのみ
ならず、板状の旋回体にもカウンタウエイトの慣性力に
よる変形を生じるおそれがある。
【0005】実開昭63−165351号公報には、旋
回体フレームを構成する型鋼上にカウンタウエイトを載
せ、旋回体とカウンタウエイトの前面上部との間をステ
ーにより連結して補強することにより、カウンタウエイ
トの振れを防止したものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、単にカ
ウンタウエイト底部をボルトによって旋回体に固定する
構造では、カウンタウエイトの振れによるボルトなどへ
の荷重に耐えるには、大きい径のボルトを用いなければ
ならない。また、旋回体とカウンタウエイトとをステー
により連結する構造は、カウンタウエイトの前部にステ
ー取付けのためのスペースが無ければ実現できないとい
う問題点がある。また、特に小型の作業機においては、
このようなステーの設置スペースがなく、さらに実現が
困難である。
【0007】また、旋回体フレームに型鋼を用いると、
旋回体の高さが高くなり、車体が大型となる上、旋回体
の構造が複雑になり、さらに、カウンタウエイトの底面
に、旋回体の型鋼に嵌合するための溝を設ける必要があ
り、カウンタウエイトの構造が複雑となるので、コスト
高になるという問題点がある。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、旋回体に板状のものを用いた場合であってもカウ
ンタウエイトの振れを抑えて高い取付強度で取付けるこ
とができる自走式作業機におけるカウンタウエイトの取
付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のカウンタウエ
イトの取付構造は、自走式作業機の旋回体の後部に取付
けるカウンタウエイトの取付構造であって、前記旋回体
の少なくともカウンタウエイト取付部は板状をなし、該
取付部上にカウンタウエイトを搭載して前記カウンタウ
エイト取付部の下面より挿入するボルトによって固定す
ると共に、前記旋回体上に突設した構造体に、前記カウ
ンタウエイトの上部でかつ前部をブラケットおよびボル
トによって固定したことを特徴とする。
【0010】このように、カウンタウエイトを、旋回体
の板状取付部に貫通するボルトによって固定するのみな
らず、旋回体から上方に突出した構造体に、ブラケット
およびボルトによってカウンタウエイトの前部でかつ上
部を固定することにより、カウンタウエイトの振れを抑
えることができ、カウンタウエイト底部の取付用ボルト
に対する過大な荷重が作用することが防止される。
【0011】また、カウンタウエイトの上部が旋回体上
の構造体に固定することができるため、旋回体にかかる
カウンタウエイトの荷重を構造体で負担することができ
る。したがって、カウンタウエイトの上部が構造体に固
定されるので、カウンタウエイトの荷重、振れによる旋
回体への負担を軽減できるので、旋回体の肉厚を大きく
する必要がなく、しかも旋回体およびカウンタウエイト
の構造を簡単にできる上、カウンタウエイト下面のボル
トに小径のものを用いることができるので、コストダウ
ンが図れる。
【0012】請求項2のカウンタウエイトの取付構造
は、請求項1において、前記自走式作業機が高所作業車
であり、前記旋回体上に突設した構造体が、作業台を先
端に取付けた伸縮ブームを取付けるブラケットであるこ
とを特徴とする。
【0013】高所作業車の場合、伸縮ブームを取付ける
ブラケットが、旋回体の旋回中心より後部に設けられる
ため、カウンタウエイトの固定が可能な箇所に該ブラケ
ットが位置すると共に、該構造体が旋回体の幅方向の中
央に位置するため、カウンタウエイトの固定にとって都
合の良い固定手段として利用される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明による自走式作業機
の一実施の形態を高所作業車について種々の伸縮ブーム
角度と伸縮状態で示す側面図、図2、図3はそれぞれ旋
回体の平面図および側面図である。図1において、1は
クローラ式(ホイール式でもよい)走行体、2は該走行
体1上に旋回装置3を介して設置された旋回体、4は該
旋回体2上のブラケット10に、ブームフートピン5を
中心としてブームシリンダ6により俯仰自在に取付けら
れた伸縮ブームである。伸縮ブーム4の先端には、ピン
7を中心として作業台8の取付ブラケット9が、作業台
8を常時水平に保持する油圧装置(図示せず)により揺
動自在に取付けられる。旋回体2の後部にはカウンタウ
エイト11が搭載される。
【0015】図2、図3において、旋回体2の少なくと
もカウンタウエイト11の取付部2aは板状をなし、図
4(A)に示すように、カウンタウエイト11の底面部
に埋め込まれた袋ナット12に、カウンタウエイト取付
部2aに設けた貫通孔13に挿通するボルト14をねじ
込むことにより、カウンタウエイト11が旋回体2に固
定される。
【0016】また、図2、図3、図4(B)に示すよう
に、カウンタウエイト11の上部と前記伸縮ブーム4と
の間がL字形のブラケット15とボルト16、17によ
り固定される。すなわち、ブラケット15の水平部15
aに設けた孔に挿通するボルト16を、カウンタウエイ
ト11の上面部に埋め込んだ袋ナット19にねじ込んで
ブラケット15をカウンタウエイト11に固定すると共
に、伸縮ブーム4取付け用のブラケット10の背板部1
0aおよびブラケット15の垂直部15bに設けた孔に
ボルト17を挿通し、裏面のナット20に螺合すること
により、カウンタウエイト11をブラケット10に固定
する。
【0017】このように、カウンタウエイト11の底部
を旋回体2のカウンタウエイト取付部2aにボルト14
によって固定するのみならず、カウンタウエイト11の
上部をブラケット10に固定することにより、旋回体2
の旋回や、高所作業車の走行によってカウンタウエイト
11が振れることが防止される。このため、カウンタウ
エイト11の底部を固定しているボルト14や板状の取
付部2aが、過荷重によって変形したり損傷することが
防止され、高い取付強度が得られる。また、底部のボル
ト14のみによってカウンタウエイト11を固定する場
合には、ボルト14として強度の高いサイズの大きなも
のを選定する必要があるが、カウンタウエイト11の上
部を固定することで、底部固定用ボルト14のサイズを
小さくすることができる。また、カウンタウエイト11
をブラケット10に近接させてブラケット15により取
付けているので、旋回体2とカウンタウエイト11の上
部との間に2本のステーを介して連結する前記従来構造
に比較して、スペースを取らず、小型の高所作業車にお
いても容易に実現することができる。
【0018】なお、前記ブラケット15は、カウンタウ
エイト11あるいはブラケット10に予め溶接などによ
り取付けられた構造としても良い。また、カウンタウエ
イト10の上部を固定するものは、伸縮ブーム4取付け
用のブラケット10ではなく、旋回体2上に突出して設
けられた他の構造体であっても良い。しかし高所作業車
の場合、伸縮ブーム4を取付けるブラケット10が、旋
回体2の旋回中心Sより後部に設けられる(図1参照)
ため、カウンタウエイト11の固定が可能な箇所に該ブ
ラケットが位置すると共に、該構造体が旋回体11の幅
方向の中央に位置するため、該ブラケット11がカウン
タウエイト11の固定にとって都合の良い固定手段とし
て利用され、合理的な構造が実現できる。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、旋回体の少なくとも
カウンタウエイト取付部は板状をなし、該取付部上にカ
ウンタウエイトを搭載して前記カウンタウエイト取付部
の下面より挿入するボルトにより固定すると共に、前記
旋回体上に突設した構造体に、前記カウンタウエイトの
上部でかつ前部をブラケットおよびボルトによって固定
したので、カウンタウエイトの振れを抑えることがで
き、カウンタウエイト取付用ボルトや旋回体に対する過
大な荷重が作用することが防止され、これらの変形、損
傷を防止することができる。
【0020】また、従来のステー使用のカウンタウエイ
ト固定構造のように、スペースを必要とすることがな
く、小型の作業機であっても容易に実施できる。
【0021】また、カウンタウエイトの上部が構造体に
固定されるので、旋回体の負担が軽減され、旋回体とし
て構造簡単で肉厚の薄い板材を用いることができる。ま
たその結果、カウンタウエイトの構造を簡単にでき、し
かも小型化できる上、カウンタウエイト下面のボルトに
小径のものを用いることができる。その結果、自走式作
業機のコストダウンが図れる。
【0022】請求項2によれば、請求項1において、前
記自走式作業機が高所作業車であり、前記旋回体上に突
設した構造体が、作業台を先端に取付けた伸縮ブームを
取付けるブラケットであって、伸縮ブームを取付けるブ
ラケットが、旋回体の旋回中心より後部に設けられるた
め、カウンタウエイトの固定が可能な箇所に該ブラケッ
トが位置すると共に、該構造体が旋回体の幅方向の中央
に位置するため、カウンタウエイトの固定にとって都合
の良い固定手段として利用され、合理的な構造が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走式作業機の一実施の形態を高
所作業車について種々の伸縮ブーム角度と伸縮状態で示
す側面図である。
【図2】本実施の形態における旋回体の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】(A)は本実施の形態におけるカウンタウエイ
トの底面部の固定構造を示す断面図、(B)は本実施の
形態におけるカウンタウエイト上部の固定構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1:走行体、2:旋回体、2a:カウンタウエイト取付
部、3:旋回装置、4:伸縮ブーム、5:ブームフート
ピン、6:ブームシリンダ、7:ピン、8:作業台、
9:ブラケット、10:伸縮ブーム取付け用ブラケッ
ト、11:カウンタウエイト、12、19:袋ナット、
14、16、17:ボルト、15:ブラケット、20:
ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走式作業機の旋回体の後部に取付けるカ
    ウンタウエイトの取付構造であって、 前記旋回体の少なくともカウンタウエイト取付部は板状
    をなし、 該取付部上にカウンタウエイトを搭載して前記カウンタ
    ウエイト取付部の下面より挿入するボルトによって固定
    すると共に、 前記旋回体上に突設した構造体に、前記カウンタウエイ
    トの上部でかつ前部をブラケットおよびボルトによって
    固定したことを特徴とするカウンタウエイトの取付構
    造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記自走式作業機が高所作業車であり、 前記旋回体上に突設した構造体が、作業台を先端に取付
    けた伸縮ブームを取付けるブラケットであることを特徴
    とするカウンタウエイトの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104444953A (zh) * 2014-12-03 2015-03-25 无锡中鼎物流设备有限公司 一种堆垛机滑轮安装结构

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