JP2546226B2 - 安息香酸類配合練歯磨組成物の肌荒れ防止方法 - Google Patents

安息香酸類配合練歯磨組成物の肌荒れ防止方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防腐剤として安息香酸もしくはその塩を単
独使用した練歯磨組成物の肌荒れを防止する方法に関す
る。
従来より、練歯磨等の歯磨組成物に対し、防腐剤とし
て安息香酸もしくはその塩を配合することが知られてい
る。しかしながら、安息香酸類はその配合量が少ない場
合には防腐剤としての効果が不十分であり、また十分な
防腐力を示す配合量では歯磨組成物の保存安定性を低下
させ、特に歯磨組成物の肌荒れに悪影響を与える問題が
ある。
本発明者らは安息香酸もしくはその塩を配合した歯磨
組成物の保存安定性、特に肌荒れの改良について鋭意研
究を行った結果、安息香酸もしくはその塩にエチルアル
コール、プロピルアルコール及びイソプロピルアルコー
ルから選ばれる1種又は2種以上のアルコール類を0.1
〜1%(重量%、以下同じ)併用すると、意外にも歯磨
組成物の肌荒れが改良されることを知見した。即ち、安
息香酸やその塩を組成物全体の0.2%以上配合すると肌
荒れに悪影響を及ぼすが、このように肌荒れ上問題のあ
る安息香酸もしくはその塩を防腐剤として0.2〜1%の
範囲で単独使用した歯磨組成物にエチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール
を併用しても肌荒れ改良効果が生じないが、エチルアル
コール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
を併用した場合には、上述したようにこれらアルコール
類を低い配合量において加えても安息香酸もしくはその
塩を配合した歯磨組成物の保存安定性の低下、肌荒れの
発生が効果的に防止される。また、安息香酸類と前記低
級アルコール類との相乗作用により、低級アルコール量
が少量でも高い防腐力が得られ、かつ安息香酸もしくは
その塩を含む歯磨組成物にエチルアルコール、プロピル
アルコール、イソプロピルアルコールを1%を越えて配
合すると使用感の著しい低下が生じるが、これらアルコ
ール類を0.1〜1%配合した場合には歯磨組成物の使用
感を損なわず、良好な使用感を有する歯磨組成物が得ら
れることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明は、防腐剤として安息香酸もしくはその塩を組
成物全体の0.2〜1重量%の配合量で単独使用した練歯
磨組成物にエチルアルコール、プロピルアルコール及び
イソプロピルアルコールから選ばれる1種又は2種以上
のアルコール類を組成物全体の0.1〜1重量%配合する
ことを特徴とする安息香酸類配合練歯磨組成物の肌荒れ
防止方法を提供する。
この場合、安息香酸もしくはその塩の配合量は組成物
全体の0.2〜1%、特に0.2〜0.8%とすることが好まし
く、0.2より少ないと十分な防腐力を与えることができ
ない場合があり、1%より多いと歯磨組成物の使用感を
損なう場合がある。
また、上記アルコール類の配合量は組成物全体の0.1
〜1%とすることが必要で、0.1%より少ないと歯磨組
成物の肌荒れを改良する効果が発揮されず、1%より多
いとその使用感を損ない、いずれも本発明の目的を達成
し得ない。なお、上記アルコール類のより好ましい配合
量は0.2〜0.7%である。
本発明歯磨組成物のその他の成分としては、通常使用
される成分が適宜選択され、配合される。
例えば練歯磨の場合であれば、第2リン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メ
タリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、ア
ルミノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニ
ウム、レジン等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸
塩、カラゲナン、アラビアガム、ポリビニルアルコール
等の粘結剤、ポリエチレングリコール、ソルビトール、
グリセリン、プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫
酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラ
ウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミ
ン酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ショ糖脂肪酸
エステル等の発泡剤、それにペパーミント、スペアミン
ト等の精油、l−メントール、カルボン、オイゲノー
ル、アネトール等の香料素材などの香料、サッカリンナ
トリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロ
カルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メトキ
シシンナミックアルデヒドなどの甘味剤、その他の成分
を水と混和し、常法に従って製造する。
なお、本発明においては、ムタナーゼ、ソルビン酸、
アレキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウムク
ロライド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチル
グリシン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、ト
ラネキサム酸、アズレン、ビタミンE、水溶性第一もし
くは第二リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、塩化ナ
トリウム、生薬抽出物などの有効成分を配合することも
できる。
次に実施例を示し、本発明の効果を具体的に説明す
る。
〔実施例1〕 防腐剤として安息香酸ナトリウムを配合した歯磨組成
物の防腐力及び保存安定性(肌荒れ)を検討した。
第1表に示す各種濃度の安息香酸ナトリウムを使用し
た下記処方の練歯磨を調製し、これらに環境より分離し
た好気性菌を106〜107個/g歯磨添加した。次いで、これ
らの練歯磨を30℃で2週間保存した後、生菌数を調べ、
各練歯磨の防腐力を評価した。結果を第1表に示す。な
お、防腐力評価基準は下記の通りである。
また、上記練歯磨を−5℃で3ケ月間保存した後、歯
磨の肌荒れを評価した。結果を同じく第1表に示す。こ
の場合、肌荒れ評価基準は下記に示した通りである。
練歯磨処方 第2リン酸カルシウム 45.0% カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8〃 カラギーナン 0.2〃 ソルビット 15.0〃 プロピレングリコール 3.0〃 サッカリンナトリウム 0.1〃 無水ケイ酸 3.0〃 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5〃 香料 1.0〃 安息香酸ナトリウム 所用量 水 残 合計 100.0(重量%) 防腐力評価基準 ○:防腐力良好(生菌数<102個/g歯磨) △: 〃 やや良好(生菌数=102〜104個/g歯磨) ×: 〃 不良(生菌数>104個/g歯磨) 肌荒れ評価基準 ◎:歯磨の肌なめらか。
○: 〃 ほぼなめらか。
△: 〃 ツブやシワがやや有る。
×: 〃 著しくツブやシワが有る。
第1表の結果より、安息香酸ナトリウムの歯磨への配
合量の増加と共に防腐力が良好となる反面、歯磨の肌が
荒れ、ツブやシワが現われることが知見される。
〔実施例2〕 安息香酸ナトリウムとアルコール又は多価アルコール
とを併用した場合の歯磨組成物の肌荒れ改良の効果を検
討した。
実施例1で示す処方の練歯磨に安息香酸ナトリウム0.
5%を配合し、更に第2表に示すアルコール又は多価ア
ルコールを1%配合し、歯磨の保存安定性(肌荒れ)を
評価した。結果を第2表に示す。なお、肌荒れの評価試
験法及び評価基準は実施例1と同様である。
第2表の結果よりエチルアルコール、プロピルアルコ
ール及びイソプロピルアルコールを安息香酸ナトリウム
と併用した場合に練歯磨の肌荒れを良好に改良すること
が知見される。
〔実施例3〕 安息香酸ナトリウムを配合した歯磨組成物に種種の量
のエチルアルコールを配合し、肌荒れ改良を検討した。
実施例1で示す処方の練歯磨に安息香酸ナトリウムを
0.5%配合すると共に、第3表に示す量のエチルアルコ
ールを配合し、歯磨の保存安定性(肌荒れ)を評価し
た。結果を第3表に示す。なお、肌荒れの評価試験法及
び評価基準は実施例1と同様である。
第3表の結果より、エチルアルコールを0.1〜2%配
合した場合に練歯磨の肌荒れが改良することが知見され
る。
〔実施例4〕 実施例3で示した処方の練歯磨の使用感(歯磨の味)
につき、専門パネル10名により官能評価を行なった。結
果を第4表に示す。なお、評価基準は下記の通りであ
る。
使用感評価基準 ○:10名中7名以上が味良好とする。
△:10名中6〜4名が味良好とする。
×:10名中7名以上が味不良とする。
第4表の結果より、安息香酸ナトリウムを含む歯磨に
エタノールを1%越えて配合した場合には使用感が低下
することが知見される。
従って、第1〜第4表の結果から、安息香酸ナトリウ
ムとアルコール類0.1〜1%とを併用することにより、
良好な防腐力及び保存安定性を示すと共に、使用感(歯
磨の味)が良好なものであることが認められた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防腐剤として安息香酸もしくはその塩を組
    成物全体の0.2〜1重量%の配合量で単独使用した練歯
    磨組成物にエチルアルコール、プロピルアルコール及び
    イソプロピルアルコールから選ばれる1種又は2種以上
    のアルコール類を組成物全体の0.1〜1重量%配合する
    ことを特徴とする安息香酸類配合練歯磨組成物の肌荒れ
    防止方法。
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