JP2546126Y2 - 自動車の組立ラインにおける車輪取付補助装置 - Google Patents
自動車の組立ラインにおける車輪取付補助装置Info
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- JP2546126Y2 JP2546126Y2 JP1990084528U JP8452890U JP2546126Y2 JP 2546126 Y2 JP2546126 Y2 JP 2546126Y2 JP 1990084528 U JP1990084528 U JP 1990084528U JP 8452890 U JP8452890 U JP 8452890U JP 2546126 Y2 JP2546126 Y2 JP 2546126Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動車組立ラインの側方に設けられ、車輪
を車体に取付ける際、取付作業の軽減を図る自動車組立
ラインにおける車輪取付補助装置に関する。
を車体に取付ける際、取付作業の軽減を図る自動車組立
ラインにおける車輪取付補助装置に関する。
（従来の技術） 自動車組立ラインを搬送される車体に車輪を取付ける
作業は、作業者がタイヤリフタから供給された車輪を取
出し、車体に装着して、ナットで仮締め後、ナットラン
ナーで締め付けることから、作業者に大なる負担をか
け、作業能率の低下を招く等の不具合がある。
作業は、作業者がタイヤリフタから供給された車輪を取
出し、車体に装着して、ナットで仮締め後、ナットラン
ナーで締め付けることから、作業者に大なる負担をか
け、作業能率の低下を招く等の不具合がある。
この対策として特開昭61-24679号公報に開示されるよ
うに、組立ラインに沿って走行する走行台車の下方に伸
縮かつ旋回可能な支柱を介して垂下したガイド部材に案
内され車両の進行方向と直交方向に往復動する軸受部材
を設け、軸受部材に揺動可能に軸着された保持部材に車
輪の円周方向へ回動できるように保持されかつ複数個の
ナットランナーを装着する支持部材を有し、更に支持部
材に車輪を固定するクランプ装置を設け、車輪取付け作
業が容易に行えるようにした組立ラインにおける車輪の
取付装置が提案されている。
うに、組立ラインに沿って走行する走行台車の下方に伸
縮かつ旋回可能な支柱を介して垂下したガイド部材に案
内され車両の進行方向と直交方向に往復動する軸受部材
を設け、軸受部材に揺動可能に軸着された保持部材に車
輪の円周方向へ回動できるように保持されかつ複数個の
ナットランナーを装着する支持部材を有し、更に支持部
材に車輪を固定するクランプ装置を設け、車輪取付け作
業が容易に行えるようにした組立ラインにおける車輪の
取付装置が提案されている。
（考案が解決しようとする課題） 上記従来の車輪の取付装置によると、予め車輪の取付
孔とナットランナーのソケットが対向するようにクラン
プ装置で車輪を固定位置決めした車輪の取付孔とハブの
ハブボルトを一致させ、ナットランナーを作動させれば
良く、作業能率の向上が得られる。しかし、予め車輪の
取付孔とナットランナーのソケットが対向するようにク
ランプ装置に車輪を固定する必要があり、このための車
輪位置決め装置等の付属装置を要し、ナットランナーを
一体に設けることから装置全体が大型化、複雑化して大
なる設置占有スペース、及び設備費の高騰を招くばかり
でなく、既存の組立ラインに設けるのに困難を来す等の
不具合がある。
孔とナットランナーのソケットが対向するようにクラン
プ装置で車輪を固定位置決めした車輪の取付孔とハブの
ハブボルトを一致させ、ナットランナーを作動させれば
良く、作業能率の向上が得られる。しかし、予め車輪の
取付孔とナットランナーのソケットが対向するようにク
ランプ装置に車輪を固定する必要があり、このための車
輪位置決め装置等の付属装置を要し、ナットランナーを
一体に設けることから装置全体が大型化、複雑化して大
なる設置占有スペース、及び設備費の高騰を招くばかり
でなく、既存の組立ラインに設けるのに困難を来す等の
不具合がある。
従って本考案の目的は、上記のような車輪の位置決め
装置を不必要とし、かつナットランナーを組付けること
なく、装置全体の小型化、簡素化が得られ、大幅な設備
費の低減が図れ、更に既存の組立ラインであっても容易
に設置でき更に作業者の負担軽減が得られる自動車組立
ラインにおける車輪取付補助装置を提供することにあ
る。
装置を不必要とし、かつナットランナーを組付けること
なく、装置全体の小型化、簡素化が得られ、大幅な設備
費の低減が図れ、更に既存の組立ラインであっても容易
に設置でき更に作業者の負担軽減が得られる自動車組立
ラインにおける車輪取付補助装置を提供することにあ
る。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するための本考案による自動車組立ラ
インにおける車輪取付補助装置は、車体をハンガによっ
て吊下搬送する組立ラインと、組立ラインの側方を組立
ラインに沿って移動可能に配設された台車と、ハンガに
係合して台車を搬送された自動車と同期して移動させる
台車に設けられた同期移動装置と、組立ラインを交差す
る方向へ水平移動可能に台車下面に設けられた基台と、
基台から垂下された支柱と、支柱に沿って上下移動可能
に設けられた上下移動装置と、上下移動装置に垂下され
た平板状で中央部に開口部を有する基板と、基板に開口
部外周に沿って回動可能に支持された環状スプロケット
と、基板の下側前後端に組立ラインに向けて突出し、水
平回転軸線に従って回動可能に設けられた一対の車輪支
持部と、環状スプロケットを回転駆動する環状スプロケ
ットに設けられ、基板の車輪支持部の反対側に設けられ
たハンドルと、車輪支持部に設けられたスプロケットと
環状スプロケット間に巻回され、ハンドルの操作に従っ
て車輪支持部を回転駆動するチェーンと、支柱と上下移
動装置との間に架設され、車輪支持部に載置した車輪の
重量に対応して基板をバランスした状態に保持するバラ
ンス用アクチュエータ機能を有するエアシリンダとを有
するものである。
インにおける車輪取付補助装置は、車体をハンガによっ
て吊下搬送する組立ラインと、組立ラインの側方を組立
ラインに沿って移動可能に配設された台車と、ハンガに
係合して台車を搬送された自動車と同期して移動させる
台車に設けられた同期移動装置と、組立ラインを交差す
る方向へ水平移動可能に台車下面に設けられた基台と、
基台から垂下された支柱と、支柱に沿って上下移動可能
に設けられた上下移動装置と、上下移動装置に垂下され
た平板状で中央部に開口部を有する基板と、基板に開口
部外周に沿って回動可能に支持された環状スプロケット
と、基板の下側前後端に組立ラインに向けて突出し、水
平回転軸線に従って回動可能に設けられた一対の車輪支
持部と、環状スプロケットを回転駆動する環状スプロケ
ットに設けられ、基板の車輪支持部の反対側に設けられ
たハンドルと、車輪支持部に設けられたスプロケットと
環状スプロケット間に巻回され、ハンドルの操作に従っ
て車輪支持部を回転駆動するチェーンと、支柱と上下移
動装置との間に架設され、車輪支持部に載置した車輪の
重量に対応して基板をバランスした状態に保持するバラ
ンス用アクチュエータ機能を有するエアシリンダとを有
するものである。
（作用） 車輪載置位置で一対の車輪支持部上に車輪を載置セッ
トし、支柱と上下移動装置との間に架設されたエアシリ
ンダによって基板をバランス状態に保持し、次に台車に
設けられた同期移動装置をハンガに係合させて台車を搬
送される車体と同期して移動せしめ、かつ基台を組立ラ
イン方向へ移動し、車輪を保持した基板を車体の車輪取
付位置近傍へ移動せしめ、続いてハンドルによって基板
を水平及び上下方向へ移動し、かつハンドルを回動して
環状スプロケット、チェーン、スプロケットを介して車
輪を回動して車輪の取付孔に車体のハブに設けたハブボ
ルトを挿入してナットにより車輪を車体に取付け、取付
後元の位置へ復帰せしめ待機させる。
トし、支柱と上下移動装置との間に架設されたエアシリ
ンダによって基板をバランス状態に保持し、次に台車に
設けられた同期移動装置をハンガに係合させて台車を搬
送される車体と同期して移動せしめ、かつ基台を組立ラ
イン方向へ移動し、車輪を保持した基板を車体の車輪取
付位置近傍へ移動せしめ、続いてハンドルによって基板
を水平及び上下方向へ移動し、かつハンドルを回動して
環状スプロケット、チェーン、スプロケットを介して車
輪を回動して車輪の取付孔に車体のハブに設けたハブボ
ルトを挿入してナットにより車輪を車体に取付け、取付
後元の位置へ復帰せしめ待機させる。
（実施例） 以下、本考案における自動車組立ラインにおける車輪
取付補助装置の一実施例を図面によって説明する。
取付補助装置の一実施例を図面によって説明する。
第１図は本実施例の正面図であり第２図はその側面図
である。
である。
図中符号１は車体であって、車体１は上方に設けられ
たレール（図示せず）にハンガ２を介して吊下され、組
立ラインを搬送される。
たレール（図示せず）にハンガ２を介して吊下され、組
立ラインを搬送される。
車体１が搬送される組立ラインの側方に組立ラインに
沿ってレール3aが配設され、該レール3aにガイドローラ
3bを介してレール3aと直交する水平方向に延びるレール
4a,4aからなる台車４が吊下されている。
沿ってレール3aが配設され、該レール3aにガイドローラ
3bを介してレール3aと直交する水平方向に延びるレール
4a,4aからなる台車４が吊下されている。
台車４にはエアシリンダ（図示せず）によって出没す
る突出片5aを有する同期移動装置５が設けられ、突出片
5aを突出させてハンガ２と当接係合させることにより台
車４を搬送される車体１の移動と同期してレール3aに案
内されつつ移動するように構成されている。
る突出片5aを有する同期移動装置５が設けられ、突出片
5aを突出させてハンガ２と当接係合させることにより台
車４を搬送される車体１の移動と同期してレール3aに案
内されつつ移動するように構成されている。
台車４を構成するレール4a,4aにはローラ4b,4bを介し
て組立ラインと直交する方向へ水平移動可能に基台５が
吊下されている。
て組立ラインと直交する方向へ水平移動可能に基台５が
吊下されている。
基台５の下面に組立ラインに沿って延びるレール6a,6
a、レール6a,6aに沿って移動するスライダ6b,6b及びス
ライダ6b,6bをレール6a,6aに沿って移動させるシリンダ
6cが設けられ、更にスライダ6b,6bの下面に組立ライン
と交差する方向に延びるレール7a,7a、レール7a,7aに沿
って移動するスライダ7b,7b及びスライダ7b,7bをレール
7a,7aに沿って移動させるシリンダ7cが設けられてい
て、スライダ7b,7bから垂下する支柱８を基台５に対し
て組立ラインに沿って、また組立ラインと直交する方向
に移動可能に設けてある。
a、レール6a,6aに沿って移動するスライダ6b,6b及びス
ライダ6b,6bをレール6a,6aに沿って移動させるシリンダ
6cが設けられ、更にスライダ6b,6bの下面に組立ライン
と交差する方向に延びるレール7a,7a、レール7a,7aに沿
って移動するスライダ7b,7b及びスライダ7b,7bをレール
7a,7aに沿って移動させるシリンダ7cが設けられてい
て、スライダ7b,7bから垂下する支柱８を基台５に対し
て組立ラインに沿って、また組立ラインと直交する方向
に移動可能に設けてある。
支柱８に沿って上下に設けられたレール8aに沿って上
下方向へ移動可能に上下移動装置９が設けられ、上下移
動装置９と支柱８の上部間には後述するエアシリンダ16
が架設してある。
下方向へ移動可能に上下移動装置９が設けられ、上下移
動装置９と支柱８の上部間には後述するエアシリンダ16
が架設してある。
上下移動装置９の下端には傾斜して下方へ延びるアー
ム9bを有し、回転軸9cによって揺動可能に取付けられた
ブラケット10aを介して平板状の基板10が設けてある。
基板10はブラケット10aとアーム9b間に架設されたシリ
ンダ11からなる角度調整装置によって角度が容易に調整
できるようになっている。
ム9bを有し、回転軸9cによって揺動可能に取付けられた
ブラケット10aを介して平板状の基板10が設けてある。
基板10はブラケット10aとアーム9b間に架設されたシリ
ンダ11からなる角度調整装置によって角度が容易に調整
できるようになっている。
基板10の中央部には円形の開口部10bが形成され、基
板10の下側前後端に組立ラインに向けて突出し、水平軸
線ｌに従って回転可能に一対の車輪支持部12が設けてあ
る。車輪支持部12には車輪ｗを支承する一対の車輪受け
12a,12aが設けられ、車輪受け12a,12aの離間距離はエア
シリンダ12bの伸縮によって調整し得る。
板10の下側前後端に組立ラインに向けて突出し、水平軸
線ｌに従って回転可能に一対の車輪支持部12が設けてあ
る。車輪支持部12には車輪ｗを支承する一対の車輪受け
12a,12aが設けられ、車輪受け12a,12aの離間距離はエア
シリンダ12bの伸縮によって調整し得る。
一方基板10の中央部の開口部10bの周縁を囲むように
ガイドローラ10c,10c…よって回転可能に環状スプロケ
ット13が設けられ、前記車輪支持部12,12の軸端に設け
られたスプロケット12c,12c、基板10の上側前後端に設
けられたスプロケット12d,12d及び環状スプロケット13
間にはチェーン14が巻回されている。環状スプロケット
13に重畳するように設けられた環状のハンドル15を回動
することにより、車輪支持部12,12が回転するように構
成され、車輪支持部12,12に支承された車輪ｗがハンド
ル15の回転に従って周方向に回転するように構成されて
いる。なお符号10dは基板10の車輪側上方に設けられ、
車輪ｗが車輪支持部12、12に支承された際に、車輪ｗの
側面に当接して車輪ｗの姿勢を維持して車輪ｗの回転を
容易にする側面支持部材として機能する玉軸受である。
ガイドローラ10c,10c…よって回転可能に環状スプロケ
ット13が設けられ、前記車輪支持部12,12の軸端に設け
られたスプロケット12c,12c、基板10の上側前後端に設
けられたスプロケット12d,12d及び環状スプロケット13
間にはチェーン14が巻回されている。環状スプロケット
13に重畳するように設けられた環状のハンドル15を回動
することにより、車輪支持部12,12が回転するように構
成され、車輪支持部12,12に支承された車輪ｗがハンド
ル15の回転に従って周方向に回転するように構成されて
いる。なお符号10dは基板10の車輪側上方に設けられ、
車輪ｗが車輪支持部12、12に支承された際に、車輪ｗの
側面に当接して車輪ｗの姿勢を維持して車輪ｗの回転を
容易にする側面支持部材として機能する玉軸受である。
支柱８の上端と上下移動装置９との間に架設されるエ
アシリンダ16は、バランス用アクチュエータとして機能
し、従って車輪支持部12,12上に作業者によって車輪ｗ
を載置した際、その載置を検出した基板10に設けたリミ
ットスイッチ（図示せず）からの信号により、車輪ｗの
重量に適合させて伸縮調整され、基板10をバランス状態
に保つものである。
アシリンダ16は、バランス用アクチュエータとして機能
し、従って車輪支持部12,12上に作業者によって車輪ｗ
を載置した際、その載置を検出した基板10に設けたリミ
ットスイッチ（図示せず）からの信号により、車輪ｗの
重量に適合させて伸縮調整され、基板10をバランス状態
に保つものである。
符号17は後退移動装置であって、レール3aに設けたラ
ック17aに噛合するピニオン17bを台車４に固設されたモ
ータ17cにより回転駆動することにより台車４を待機位
置へ移動するものである。
ック17aに噛合するピニオン17bを台車４に固設されたモ
ータ17cにより回転駆動することにより台車４を待機位
置へ移動するものである。
以上のように構成された本実施例の車輪取付補助装置
の作動について説明する。
の作動について説明する。
第２図に基板10及び車輪支持部12を一点鎖線10′及び
12′で示す車輪載置位置において、車輪ｗを車輪支持部
12,12上に載置し、エアシリンダ12bによって車輪受け12
a,12a間を挾め車輪ｗを挾持してセットする。車輪ｗの
セットによりリミットスイッチ（図示せず）が作動して
エアシリンダ16へエアを供給し、上下移動装置９を車輪
ｗの重量に適合させてエアシリンダ16が伸縮調整され、
バランス状態に保たれる。
12′で示す車輪載置位置において、車輪ｗを車輪支持部
12,12上に載置し、エアシリンダ12bによって車輪受け12
a,12a間を挾め車輪ｗを挾持してセットする。車輪ｗの
セットによりリミットスイッチ（図示せず）が作動して
エアシリンダ16へエアを供給し、上下移動装置９を車輪
ｗの重量に適合させてエアシリンダ16が伸縮調整され、
バランス状態に保たれる。
次に組立ラインを搬送される車体１が車輪取付補助装
置の近傍の所定位置に達するとリミットスイッチ（図示
せず）により進入が確認され、リミットスイッチからの
信号により同期移動装置５の突出片5aがエアシリンダ
（図示せず）によって突出し、組立ラインを搬送される
ハンガ２と当接係合される。
置の近傍の所定位置に達するとリミットスイッチ（図示
せず）により進入が確認され、リミットスイッチからの
信号により同期移動装置５の突出片5aがエアシリンダ
（図示せず）によって突出し、組立ラインを搬送される
ハンガ２と当接係合される。
すると、台車４に同期移動装置５を介してハンガ２の
牽引力が伝達され、台車４はガイドローラ3b,3b…を介
してレール3aに案内されて組立ラインを搬送される車体
１に同期して搬送を開始する。
牽引力が伝達され、台車４はガイドローラ3b,3b…を介
してレール3aに案内されて組立ラインを搬送される車体
１に同期して搬送を開始する。
台車４がハンガ２に吊下された車体１と同期搬送を開
始すると同時に、エアシリンダ（図示せず）によって台
車４を構成するレール4a,4aに沿って基台５を移動させ
車輪支持部12,12上にセットした車輪ｗを車体１のハブ1
aの近傍へ移動する。
始すると同時に、エアシリンダ（図示せず）によって台
車４を構成するレール4a,4aに沿って基台５を移動させ
車輪支持部12,12上にセットした車輪ｗを車体１のハブ1
aの近傍へ移動する。
次に作業者は環状のハンドル15を握持し、エアシリン
ダ6c及び7cによって組立ラインに沿う方向及び組立ライ
ンと直交する方向、即ち車体１に接離する方向に支柱８
を、従って車軸ｗを移動させ、かつハンドル15を回動し
て車輪ｗを回動させてハブ1aから突出するハブボルト1
b,1b…に車輪ｗの取付孔（図示せず）に合致させる。こ
の状態でハブボルト1b,1bに車輪ｗの取付孔を嵌合し、
基板10の開口部10bよりナット（図示せず）によってハ
ブボルト1b,1b…に車輪ｗを仮締する。
ダ6c及び7cによって組立ラインに沿う方向及び組立ライ
ンと直交する方向、即ち車体１に接離する方向に支柱８
を、従って車軸ｗを移動させ、かつハンドル15を回動し
て車輪ｗを回動させてハブ1aから突出するハブボルト1
b,1b…に車輪ｗの取付孔（図示せず）に合致させる。こ
の状態でハブボルト1b,1bに車輪ｗの取付孔を嵌合し、
基板10の開口部10bよりナット（図示せず）によってハ
ブボルト1b,1b…に車輪ｗを仮締する。
なお、車輪ｗを取付ける際、基板10はシリンダ11から
なる角度調整装置によって回動軸9cを中心に容易に揺動
できるようにバランスが保たれ、容易にハブボルト1b,1
b…と車輪ｗの取付孔との位置決め作業が行える。
なる角度調整装置によって回動軸9cを中心に容易に揺動
できるようにバランスが保たれ、容易にハブボルト1b,1
b…と車輪ｗの取付孔との位置決め作業が行える。
車輪ｗの取付完了後、操作スイッチ（図示せず）の操
作信号に基づき、基台５がレール4a,4aに沿って後退
し、車体１等と離間させ、更に同期移動装置５の突出片
5aを退避させ、突出片5aとハンガ２との係合を解除し、
車体１と台車４との同期搬送を終了させる。
作信号に基づき、基台５がレール4a,4aに沿って後退
し、車体１等と離間させ、更に同期移動装置５の突出片
5aを退避させ、突出片5aとハンガ２との係合を解除し、
車体１と台車４との同期搬送を終了させる。
次に後退移動装置17のモータ17cを回転駆動してラッ
ク17aとピニオン17bにより台車４を後退せしめ、元の位
置へ復帰させ、次の車体１が搬送されて来るまで待機さ
せる。このような作動を繰り返すことにより連続して組
立ラインを搬送されて来る車体に対して車輪を順次装着
する。
ク17aとピニオン17bにより台車４を後退せしめ、元の位
置へ復帰させ、次の車体１が搬送されて来るまで待機さ
せる。このような作動を繰り返すことにより連続して組
立ラインを搬送されて来る車体に対して車輪を順次装着
する。
（効果） 上記した本考案の車輪取付補助装置によれば、車輪載
置位置において車輪を車輪支持部にセットし、支柱と上
下移動装置に架設されたエアシリンダによって基板をバ
ランス状態に保持し、同期移動装置により同期して移動
させつつ車輪を支持する基板を車体の車輪取付位置の近
傍へ移動せしめ、エアシリンダでバランス状態を維持さ
せたまま車輪を水平方向及び上下移動及びハンドルの回
動により車輪を回転させて車体に設けたハブと車輪との
位置決めを行うようにしたので、作業者が直接車輪を持
ち上げることなく、車輪の取付作業が行え、車輪取付作
業に対する作業者の負担を大幅に軽減でき、かつ作業効
率の向上が期待できる。更にナットランナーを設けるこ
となく、車輪をセットする際車輪の位置決めを果たす車
輪位置決め装置等の付属装置を設ける必要がないことか
ら装置全体が小型化、簡素化され、設置占有スペースが
小となり、また設備費の低減が得られ更に既存の組立ラ
インにも容易に設置できる実用的効果大なるものであ
る。
置位置において車輪を車輪支持部にセットし、支柱と上
下移動装置に架設されたエアシリンダによって基板をバ
ランス状態に保持し、同期移動装置により同期して移動
させつつ車輪を支持する基板を車体の車輪取付位置の近
傍へ移動せしめ、エアシリンダでバランス状態を維持さ
せたまま車輪を水平方向及び上下移動及びハンドルの回
動により車輪を回転させて車体に設けたハブと車輪との
位置決めを行うようにしたので、作業者が直接車輪を持
ち上げることなく、車輪の取付作業が行え、車輪取付作
業に対する作業者の負担を大幅に軽減でき、かつ作業効
率の向上が期待できる。更にナットランナーを設けるこ
となく、車輪をセットする際車輪の位置決めを果たす車
輪位置決め装置等の付属装置を設ける必要がないことか
ら装置全体が小型化、簡素化され、設置占有スペースが
小となり、また設備費の低減が得られ更に既存の組立ラ
インにも容易に設置できる実用的効果大なるものであ
る。
第１図は本考案による自動車組立ラインにおける車輪取
付補助装置の一実施例を示す正面図、第２図は同じく本
実施例の側面図である。 １……車体、２……ハンガ、3a……レール、４……台
車、５……基台、８……支柱、９……上下移動装置、10
……基板、10b……開口部、11……シリンダ（角度調整
装置）、12……車輪支持部、12a……車輪受け、12b……
シリンダ、12c……スプロケット、13……環状スプロケ
ット、14……チェーン、15……ハンドル、16……エアシ
リンダ
付補助装置の一実施例を示す正面図、第２図は同じく本
実施例の側面図である。 １……車体、２……ハンガ、3a……レール、４……台
車、５……基台、８……支柱、９……上下移動装置、10
……基板、10b……開口部、11……シリンダ（角度調整
装置）、12……車輪支持部、12a……車輪受け、12b……
シリンダ、12c……スプロケット、13……環状スプロケ
ット、14……チェーン、15……ハンドル、16……エアシ
リンダ
Claims (5)
- 【請求項１】車体をハンガによって吊下搬送する組立ラ
インと、組立ラインの側方を組立ラインに沿って移動可
能に配設された台車と、ハンガに係合して台車を搬送さ
れた自動車と同期して移動させる台車に設けられた同期
移動装置と、組立ラインを交差する方向へ水平移動可能
に台車下面に設けられた基台と、基台から垂下された支
柱と、支柱に沿って上下移動可能に設けられた上下移動
装置と、上下移動装置に垂下された平板状で中央部に開
口部を有する基板と、基板に開口部外周に沿って回動可
能に支持された環状スプロケットと、基板の下側前後端
に組立ラインに向けて突出し、水平回転軸線に従って回
動可能に設けられた一対の車輪支持部と、環状スプロケ
ットを回転駆動する環状スプロケットに設けられ、基板
の車輪支持部の反対側に設けられたハンドルと、車輪支
持部に設けられたスプロケットと環状スプロケット間に
巻回され、ハンドルの操作に従って車輪支持部を回転駆
動するチェーンと、支柱と上下移動装置との間に架設さ
れ、車輪支持部に載置した車輪の重量に対応して基板を
バランスした状態に保持するバランス用アクチュエータ
機能を有するエアシリンダとを有する自動車組立ライン
における車輪取付補助装置。 - 【請求項２】車輪支持部は車輪を両側面より挟持する一
対の車輪受けを有し、基板は車輪支持部側に車輪の側面
に当接して車輪を支持する玉軸受を備える請求項１記載
の自動車ラインにおける車輪取付補助装置。 - 【請求項３】一対の車輪受けがシリンダによって互いに
接離する方向へ移動可能である請求項２記載の自動車組
立ラインにおける車輪取付補助装置。 - 【請求項４】基台から垂下される支柱が組立ラインと直
交する方向及び組立ラインに沿う方向に移動可能である
請求項１〜３の１つに記載の自動車組立ラインにおける
車輪取付補助装置。 - 【請求項５】上下移動装置から垂下される基板が角度調
整装置によってバランス状態に保持されている請求項１
〜４の１つに記載の自動車組立ラインにおける車輪取付
補助装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990084528U JP2546126Y2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 自動車の組立ラインにおける車輪取付補助装置 |
| US07/739,285 US5167065A (en) | 1990-08-13 | 1991-08-02 | Wheel attachment aid apparatus in automobile assembly line |
| GB9117262A GB2247658B (en) | 1990-08-13 | 1991-08-09 | Wheel attachment aid apparatus for an automobile assembly line |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990084528U JP2546126Y2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 自動車の組立ラインにおける車輪取付補助装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0442333U JPH0442333U (ja) | 1992-04-10 |
| JP2546126Y2 true JP2546126Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13833142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990084528U Expired - Lifetime JP2546126Y2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 自動車の組立ラインにおける車輪取付補助装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2546126Y2 (ja) |
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| US5513428A (en) * | 1992-12-04 | 1996-05-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automatic assembling apparatus |
| US5456002A (en) * | 1993-08-06 | 1995-10-10 | Chrysler Corporation | Apparatus for installing instrument panel assemblies in automotive vehicle bodies |
| US5311659A (en) * | 1993-08-09 | 1994-05-17 | Chrysler Corporation | Apparatus for installing instrument panel assemblies in automotive vehicle bodies |
| JP3042270B2 (ja) * | 1993-08-30 | 2000-05-15 | トヨタ自動車株式会社 | 車輪の組付け装置 |
| FR2711335B1 (fr) * | 1993-10-20 | 1995-12-29 | Muller Bem | Dispositif de manutention de roue de véhicule. |
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| GB2349854B (en) * | 1999-05-14 | 2002-07-10 | Eka Ltd | Wheel handler |
| US20060288577A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-28 | Hans-Juergen Bormuth | System for mounting wheels to vehicle |
| JP2007276738A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Honda Motor Co Ltd | 電線保持装置 |
| US20090035107A1 (en) * | 2007-08-02 | 2009-02-05 | Marlene Duran | Tire Rotating Robot |
| JP5419581B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2014-02-19 | 東京エレクトロン株式会社 | 搬送機構の組み立て方法および搬送室 |
| US8886351B2 (en) * | 2011-12-08 | 2014-11-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Machine for assembling vehicles and methods of assembling vehicles |
| CN104148938B (zh) * | 2014-08-22 | 2017-03-29 | 广东大冶摩托车技术有限公司 | 一种摩托车装配工作台 |
| CA2978312A1 (en) | 2015-03-02 | 2016-09-09 | Fritel & Associates, LLC | Tire handler |
| CN110153703A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-23 | 江苏同力日升机械股份有限公司 | 一种轴自动驱动装配输送线 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4042139A (en) * | 1975-05-09 | 1977-08-16 | Pernsteiner Harold R | Vehicle wheel-removing and handling device |
| US4033033A (en) * | 1976-02-23 | 1977-07-05 | Rohr Industries, Inc. | Bus manufacturing mechanism and method |
| US4257158A (en) * | 1979-03-28 | 1981-03-24 | Grumman Flexible Corporation | Bus suspension mating fixture assembly |
| US4286369A (en) * | 1980-04-07 | 1981-09-01 | Andrew Fusco | Tire mounting guides |
| JPS6124679A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-03 | Nissan Jidosha Hanbai Kk | 自動車の組立てラインにおける車輪の取付装置 |
| GB2204840B (en) * | 1987-05-21 | 1992-01-22 | Honda Motor Co Ltd | Automatic wheel attachment apparatus |
| JPH0755668B2 (ja) * | 1986-02-13 | 1995-06-14 | マツダ株式会社 | 重量物搭載装置 |
| JPS6348475U (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-01 | ||
| JPS63103779A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Toyota Motor Corp | ボデ−組付設備のワ−ク位置決め装置 |
| JPH03117532U (ja) * | 1990-03-16 | 1991-12-04 |
-
1990
- 1990-08-13 JP JP1990084528U patent/JP2546126Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-08-02 US US07/739,285 patent/US5167065A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-09 GB GB9117262A patent/GB2247658B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2247658A (en) | 1992-03-11 |
| GB2247658B (en) | 1994-01-26 |
| US5167065A (en) | 1992-12-01 |
| GB9117262D0 (en) | 1991-09-25 |
| JPH0442333U (ja) | 1992-04-10 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |