JP2545767Y2 - 停電補償回路 - Google Patents

停電補償回路

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JP2545767Y2
JP2545767Y2 JP1989017298U JP1729889U JP2545767Y2 JP 2545767 Y2 JP2545767 Y2 JP 2545767Y2 JP 1989017298 U JP1989017298 U JP 1989017298U JP 1729889 U JP1729889 U JP 1729889U JP 2545767 Y2 JP2545767 Y2 JP 2545767Y2
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栄一 井谷
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は電源同期式の時計機能を備えた電子機器にお
ける停電補償回路に関する。
(ロ)従来の技術 テレビジョン受像機等の電子機器には電源同期式の時
計が多く用いられるが、この場合、何らかの停電対策を
施こす必要がある。
そこで、従来、実開昭50−43786号公報(109 B0)に
示されるような停電補償回路が提案されている。第5図
にこの従来の停電補償回路を示す。同図において交流電
源は整流回路(1)で整流され、時計回路(2)の入力
端子に印加されると共に、検出回路(3)で停電即ち、
電源電圧の低下が検出される。そして、停電時には予備
電源(4)及び予備発振回路(5)を付勢し、予備電源
(4)出力を時計回路(2)の電源端子に入力すると共
に、切換スイッチ(6)を介して予備発振回路(5)出
力を前記交流電源に代えて時計回路(2)のクロック入
力とする。
従って、予備電源、予備発振器に加え切換回路等も必
要になり、回路構成が煩雑となる欠点があった。
このため、第6図に示されるような停電補償回路が提
案されている。第6図に示す如く、停電時は予備電源
(4)の電圧が時計回路(2)に供給されると共に、前
記予備電源(4)からの電圧供給中は切換スイッチ
(6)によりクロック入力を停止するものである。
従って、停電の間、時計は遅れることになるが、クロ
ック入力をしゃ断しているため、ノイズにより時計回路
内のカウンタレジスタのデータが破壊されるおそれがな
く、数秒以内の停電であれば実用上問題はない。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上述の後者の従来例における時計回路として使用され
るマイコン(マイクロコンピュータ)は通常5Vで駆動さ
れ、停電時に4.5V以下になると正常な動作が行なわれな
いため、停電復帰時、強制的にリセットをかけていた。
一方、マイコン内の時計データを記憶するカウンタレ
ジスタは0.5V以下になるまで正常にデータを保持してい
るが、マイコンの動作電圧(4.5V)以下になると、レジ
スタの内容もクリアしていた。従って、レジスタのデー
タを保持するためには電圧を4.5V以上に保持する必要が
あり、予備電源として用いられるコンデンサに4000μF
程度の大容量のものを採用しても1秒間程度保持できる
だけであった。
本考案は上述の点に鑑み為されたものであり、予備電
源として小容量のコンデンサを用いても従来より長い時
間、停電補償を行なえる停電補償回路を提供するもので
ある。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は交流電源に同期したクロックにより動作し、
前記交流電源の電圧を整流した直流電源の電圧により駆
動される時計機能を有するマイクロコンピュータと、前
記交流電源の停電時に前記マイクロコンピュータへ電圧
を供給する予備電源とを備える停電補償回路において、 時計データを記憶する第1レジスタと、この第1レジ
スタの反転データを記憶する反転レジスタと、前記第1
レジスタ及び前記反転レジスタのデータを比較する比較
手段とを前記マイクロコンピュータに内蔵し、停電復帰
後、前記比較手段の比較結果により前記両データが反転
関係にある時は前記第1レジスタのデータに基づいて時
計動作を継続し、反転関係にない時は前記両データをク
リアすることを特徴とする停電補償回路である。
(ホ)作用 本考案は上述の手段により停電復帰時第1レジスタの
時計データが破壊されているかどうかをチェックするよ
う作用する。
(ヘ)実施例 以下、図面に従い本考案の一実施例を説明する。第1
図は本実施例回路のブロック図であり、従来例と同一部
分には同一符号を付し、説明を省略する。
図中、(7)は時計機能を有するマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと称す)であり、時計カウント用の
第1レジスタ(70)、この第1レジスタ(70)のデータ
を反転する反転器(71)、この反転器(71)で反転され
たデータを記憶する反転レジスタ(72)、前記第1レジ
スタ(70)と前記反転レジスタ(72)とのデータを比較
し反転関係にあるかどうかをチェックする比較器(7
3)、前記第1レジスタ(70)の値が正常な時計の値の
範囲内であるかどうかをチェックする判別器(74)、シ
ステム全体を制御するコントローラ(75)及び表示ドラ
イバ(76)を備えている。また、(8)は前記表示ドラ
イバ(76)により駆動されるLED等よりなる表示素子、
(9)は整流回路(1)出力の立上りを利用してリセッ
ト信号を作成するリセット回路、(10)は整流回路
(1)の入力部からの交流を波形整形してクロック入力
とする波形整形回路、(C)はバックアップ電源として
機能する平滑コンデンサであり、2000μFの小容量のコ
ンデンサである。
次に本実施例回路の動作について第2図のフローチャ
ートと共に説明する。
停電時には整流回路(1)出力電圧が5Vから0Vに急に
低下するが、平滑コンデンサ(C)によりマイコン
(7)の電源端子電圧は5Vから徐々に低下し、4.5V以下
でマイコン自身の動作が停止するが第1レジスタ(70)
及び反転レジスタ(72)のデータは0.5V以下になるまで
正常に保持されている。ここで、停電から0.5V以下とな
るまでは約5秒間位であり、その間は停電補償が為され
るわけである。
そして、停電復帰後、リセット回路(9)は電源立上
りによりリセットパルスを作成し、マイコン(2)をリ
セットする。このリセット回路(9)は、例えば次のよ
うな構成である。即ち、このリセット回路(9)で発生
されるリセットパルスは、電源が供給されて整流回路
(1)の出力がマイコン自身が動作する電源電圧になっ
た状態にリセットパルスを発生させる必要があるので、
整流回路(1)の出力の立ち上がりと上述した状態にな
る予め決められた比較電圧とを比較する比較回路と、そ
の比較電圧以上に整流回路(1)の出力がなったときに
立ち上がるパルスにより、例えば、モノマルチ等の回路
でマイコン(2)をリセットするリセットパルスを作成
して出力する。その後、前記第1レジスタ(70)のデー
タが正しく保持されているかをチェックする必要があ
る。このチェックは以下の様にして行なわれる。
停電後のリセットスタート時、まず、第1レジスタ
(70)と反転レジスタ(72)が互いに反転関係にあるか
どうかを比較器(73)によりチェックする。反転関係に
なければ時計データをクリアし、時刻の再設定処理を行
なう。
また、反転関係にあれば、その時計データが時刻とし
て正しい範囲の値をもっているか判別器(74)でチェッ
クを行なう。例えば「32時65分」のように時刻として間
違った値であれば時計データをクリアし、時刻の再設定
処理を行なう。そして、時計データとして正しければ、
時計動作は停電がなかったものとして、そのまま継続す
る。
本実施例において、第1レジスタ(70)に対して反転
レジスタ(72)を設けているのは停電時に前記両レジス
タ(70)(72)のデータが破壊される場合、共に同値方
向に向かって破壊されるため、元のデータと反転データ
とを比較すれば破壊の有無を検出することができるから
である。
次に、第3図及び第4図に従って本考案の他の実施例
を説明する。本実施例のマイコン(7)はタイマー機能
を有しており、第1レジスタ(70)の他にオンタイマ
ー、オフタイマー等の複数のタイマーカウント用の第2
レジスタ(77)(77)…、各第2レジスタ(77)(77)
…のデータを夫々反転する複数の反転器(78)(78)…
及び各反転器(78)(78)…の反転データを記憶する反
転レジスタ(79)(79)を備えている。
次に動作について説明する。
停電後のリセットスタート時、まず、第1図の実施例
と同様に第1レジスタ(70)と反転レジスタ(72)とが
互いに反転関係にあるかどうかを比較器(73)によりチ
ェックした後、時計データが時刻として正しい範囲の値
を持っているかどうかを判別器(74)でチェックする。
更に、第2レジスタ(77)と反転レジスタ(79)とが
互いに反転関係にあるかどうかを比較器(71)によりチ
ェックした後、タイマーデータが時刻として正しい範囲
の値を持っているかどうかを演算器(74)でチェックす
る。これらのチェックは他の第2レジスタ(77)(77)
…及び反転レジスタ(79)(79)…についても同様に行
なわれる。
そして、これらのチェックにおいて“NO"の場合はタ
イマーデータをクリアし時刻再設定処理を行ない、“YE
S"の場合は時計動作を続行する。
(ト)発明の効果 上述の如く本考案に依れば、停電時にマイコン自身は
不動作状態となっても、マイコン自身よりも低い電圧で
動作可能な内部レジスタの動作限界まで使用できるた
め、整流回路の平滑用の小容量コンデンサで従来よりも
長い時間、停電補償を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における停電補償回路のブロ
ック図、第2図は同フローチャート、第3図は本考案の
他の実施例における停電補償回路のブロック図、第4図
は同フローチャート、第5図及び第6図は夫々、異なる
従来の停電補償回路のブロック図である。 (7)…マイコン、(70)(77)…第1、第2レジス
タ、(71)(78)…反転器、(72)(79)…反転レジス
タ、(73)…比較器、(74)…判別器、(75)…コント
ローラ、(8)…表示素子。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に同期したクロックにより動作
    し、前記交流電源の電圧を直流電圧に整流する整流回路
    と、該整流回路からの直流電源の電圧により駆動される
    時計機能を有するマイクロコンピュータ(7)と、前記
    交流電源の停電時に前記マイクロコンピュータへ電圧を
    供給するコンデンサからなる予備電源(C)と、前記整
    流回路の直流電圧が所定電圧以下からその所定電圧以上
    になった時にマイクロコンピュータをリセットするリセ
    ットパルスを作成するリセットパルス発生手段とを備え
    る停電補償回路において、 時計データを記憶し、前記マイクロコンピュータの動作
    最低電圧より低電圧で動作する第1レジスタ(70)と、
    この第1レジスタのデータを反転したデータを記憶し
    て、前記マイクロコンピュータの動作最低電圧より低電
    圧で動作する反転レジスタ(72)と、前記第1レジスタ
    及び前記反転レジスタのデータを比較する比較手段(7
    3)とを前記マイクロコンピュータに内蔵し、停電復帰
    後、前記比較手段の比較結果により前記両データが反転
    関係にある時は前記第1レジスタのデータに基づいて時
    計動作を継続し、反転関係にない時は前記両データをク
    リアすることを特徴とする停電補償回路。
  2. 【請求項2】交流電源に同期したクロックにより動作
    し、前記交流電源の電圧を直流電圧に整流する整流回路
    と、該整流回路からの直流電源の電圧により駆動される
    時計機能を有するマイクロコンピュータ(7)と、前記
    交流電源の停電時に前記マイクロコンピュータへ電圧を
    供給するコンデンサからなる予備電源(C)と、前記整
    流回路の直流電圧が所定電圧以下からその所定電圧以上
    になった時にマイクロコンピュータをリセットするリセ
    ットパルスを作成するリセットパルス発生手段とを備え
    る停電補償回路において、 時計データを記憶し、前記マイクロコンピュータの動作
    最低電圧より低電圧で動作する第1レジスタ(70)と、
    この第1レジスタのデータを反転したデータを記憶し
    て、前記マイクロコンピュータの動作最低電圧より低電
    圧で動作する反転レジスタ(72)と、前記第1レジスタ
    及び前記反転レジスタのデータを比較する比較手段(7
    3)と、前記第1レジスタのデータが正常な時計の値で
    あるか否かを判別する判別手段(74)とを前記マイクロ
    コンピュータに内蔵し、停電復帰後、前記比較手段の比
    較結果により前記両データが反転関係にあり、且つ前記
    判別手段の判別結果により前記第1レジスタのデータが
    正常な時計の値である時、前記第1レジスタのデータに
    基づいて時計動作を継続し、上記以外の時、前記第1レ
    ジスタのデータをクリアすることを特徴とする停電補償
    回路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63310211A (ja) * 1987-06-12 1988-12-19 Nec Corp クロック障害検出回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63310211A (ja) * 1987-06-12 1988-12-19 Nec Corp クロック障害検出回路

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