JPH11252907A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
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- JPH11252907A JPH11252907A JP10043483A JP4348398A JPH11252907A JP H11252907 A JPH11252907 A JP H11252907A JP 10043483 A JP10043483 A JP 10043483A JP 4348398 A JP4348398 A JP 4348398A JP H11252907 A JPH11252907 A JP H11252907A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】過電圧あるいは低電圧を検出した時に電源装置
の動作をシャットダウンして保護し、故障が復旧した時
に自動的に再起動するようにする。特に、本来の保護目
的でない瞬間的な検出に限定して自動的に再起動する。 【解決手段】過電圧および低電圧を検出する過電圧検出
回路３および低電圧検出回路４と、この検出信号をラッ
チするラッチ回路５，６と、このラッチ信号により電源
装置の動作を停止し出力電圧を降下させる制御回路１
と、ラッチ信号を停止して電源装置を再起動するための
リセットパルスを発生するリセットパルス発生回路７と
から構成されている。リセットパルス発生回路７は検出
信号を入力し、リセットパルスを数個発生して停止する
ように設定できるので、瞬間的な検出に限定して自動的
に再起動を掛けることができる。
の動作をシャットダウンして保護し、故障が復旧した時
に自動的に再起動するようにする。特に、本来の保護目
的でない瞬間的な検出に限定して自動的に再起動する。 【解決手段】過電圧および低電圧を検出する過電圧検出
回路３および低電圧検出回路４と、この検出信号をラッ
チするラッチ回路５，６と、このラッチ信号により電源
装置の動作を停止し出力電圧を降下させる制御回路１
と、ラッチ信号を停止して電源装置を再起動するための
リセットパルスを発生するリセットパルス発生回路７と
から構成されている。リセットパルス発生回路７は検出
信号を入力し、リセットパルスを数個発生して停止する
ように設定できるので、瞬間的な検出に限定して自動的
に再起動を掛けることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源装
置に関し、特に出力側に対して過電圧保護および低電圧
保護の機能を有するスイッチング電源装置に関する。
置に関し、特に出力側に対して過電圧保護および低電圧
保護の機能を有するスイッチング電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスイッチング電源装置
は、電源装置側の異常あるいは負荷側からの異常電圧の
到来、負荷短縮などにより発生する出力側異常電圧から
電源装置および負荷側を保護するために過電圧保護およ
び低電圧保護回路を備えている。過電圧保護回路は出力
電圧が許容値以上に上昇した時、また低電圧保護回路は
出力電圧がＯＶを含む許容値以下に低下した時、それぞ
れ異常電圧として検出して電源装置の動作を停止するも
のである。
は、電源装置側の異常あるいは負荷側からの異常電圧の
到来、負荷短縮などにより発生する出力側異常電圧から
電源装置および負荷側を保護するために過電圧保護およ
び低電圧保護回路を備えている。過電圧保護回路は出力
電圧が許容値以上に上昇した時、また低電圧保護回路は
出力電圧がＯＶを含む許容値以下に低下した時、それぞ
れ異常電圧として検出して電源装置の動作を停止するも
のである。
【０００３】例えば、従来例として実開平２−１２９１
８４号公報に記載されたスイッチング電源装置などがあ
るが、一般的な従来例として図３に記載したスイッチン
グ電源装置について以下説明する。
８４号公報に記載されたスイッチング電源装置などがあ
るが、一般的な従来例として図３に記載したスイッチン
グ電源装置について以下説明する。
【０００４】図３において、本スイッチング電源装置は
入力側に直流電源が接続され、出力側に電圧変換され安
定化された直流電圧を出力する。構成は以下の通りであ
る。入力電源をオン・オフするスイッチとフィルタなど
から成る入力回路３９、入力電圧をスイッチングするＦ
ＥＴ３２、ＦＥＴ３２を駆動すると同時にスイッチング
巾を可変して出力電圧を安定化する制御回路３１（出力
電圧の検出部など図示せず）、電圧変換用のトランス４
３、整流回路４０、平滑用のチョークコイル４１とコン
デンサ４２とで主回路部３００が構成されている。
入力側に直流電源が接続され、出力側に電圧変換され安
定化された直流電圧を出力する。構成は以下の通りであ
る。入力電源をオン・オフするスイッチとフィルタなど
から成る入力回路３９、入力電圧をスイッチングするＦ
ＥＴ３２、ＦＥＴ３２を駆動すると同時にスイッチング
巾を可変して出力電圧を安定化する制御回路３１（出力
電圧の検出部など図示せず）、電圧変換用のトランス４
３、整流回路４０、平滑用のチョークコイル４１とコン
デンサ４２とで主回路部３００が構成されている。
【０００５】また、出力電圧を監視し過電圧を検出する
過電圧検出回路３３、低電圧を検出する低電圧検出回路
３４、それぞれの検出信号をラッチしこのラッチ信号に
より制御回路１１の動作を停止させるラッチ回路３５，
３６、ラッチ信号により電源異常状態を表示する表示部
３８とから保護回路部４００が構成されている。
過電圧検出回路３３、低電圧を検出する低電圧検出回路
３４、それぞれの検出信号をラッチしこのラッチ信号に
より制御回路１１の動作を停止させるラッチ回路３５，
３６、ラッチ信号により電源異常状態を表示する表示部
３８とから保護回路部４００が構成されている。
【０００６】この保護回路部４００の動作は次の通りで
ある。出力電圧が許容値以上になると過電圧検出回路３
３がこの過電圧を検出し、この検出信号を二次側と一時
側との絶縁をとった後ラッチ回路３５へ出力する。ラッ
チ回路３５は保護動作後出力電圧はダウンするので検出
信号をラッチした後、このラッチ信号を制御回路３１へ
出力する。制御回路３１はこのラッチ信号により出力電
圧をシャットダウンし、電源装置の動作を停止させ負荷
側あるいは電源側を過電圧から保護する。また出力電圧
が許容値以下になった場合は低電圧検出回路３４がこの
低電圧を検出し、ラッチ回路３６により上述と同様な保
護動作を行う。尚この低電圧に対する保護は過電圧の場
合に比べてその保護の必要性は低い。また、ラッチ回路
３５，３６のラッチ信号により表示部３８の表示ランプ
を点灯させて電源の異常を知らせる。
ある。出力電圧が許容値以上になると過電圧検出回路３
３がこの過電圧を検出し、この検出信号を二次側と一時
側との絶縁をとった後ラッチ回路３５へ出力する。ラッ
チ回路３５は保護動作後出力電圧はダウンするので検出
信号をラッチした後、このラッチ信号を制御回路３１へ
出力する。制御回路３１はこのラッチ信号により出力電
圧をシャットダウンし、電源装置の動作を停止させ負荷
側あるいは電源側を過電圧から保護する。また出力電圧
が許容値以下になった場合は低電圧検出回路３４がこの
低電圧を検出し、ラッチ回路３６により上述と同様な保
護動作を行う。尚この低電圧に対する保護は過電圧の場
合に比べてその保護の必要性は低い。また、ラッチ回路
３５，３６のラッチ信号により表示部３８の表示ランプ
を点灯させて電源の異常を知らせる。
【０００７】この過電圧あるいは低電圧の検出により電
源装置が動作を停止した場合、その異常原因を探索して
原因を除去した後、制御回路３１へのラッチ信号を人手
で除去して電源装置を再起動させる。
源装置が動作を停止した場合、その異常原因を探索して
原因を除去した後、制御回路３１へのラッチ信号を人手
で除去して電源装置を再起動させる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のスイ
ッチング電源装置は、過電圧あるいは低電圧保護回路が
動作して電源装置が停止するとその再起動は人手でリセ
ットする必要がある。装置を点検する際などに誤って発
生する瞬間的な高レベルノイズあるいは出力側の短絡な
どにより過電圧あるいは低電圧を検出する場合があり、
また通常の運転状態でも原因不明のノイズの混入などで
も過電圧低電圧を検出する場合もある。このように本来
の保護動作の目的以外で過電圧低電圧を検出して誤動作
をする場合が多くあり、その都度人手でリセットを掛け
再起動せねばならず面倒であるという問題点がある。
ッチング電源装置は、過電圧あるいは低電圧保護回路が
動作して電源装置が停止するとその再起動は人手でリセ
ットする必要がある。装置を点検する際などに誤って発
生する瞬間的な高レベルノイズあるいは出力側の短絡な
どにより過電圧あるいは低電圧を検出する場合があり、
また通常の運転状態でも原因不明のノイズの混入などで
も過電圧低電圧を検出する場合もある。このように本来
の保護動作の目的以外で過電圧低電圧を検出して誤動作
をする場合が多くあり、その都度人手でリセットを掛け
再起動せねばならず面倒であるという問題点がある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源装置は、２次側の出力電圧を監視して過電圧および低
電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および低電圧検
出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電圧検出回
路の検出信号をそれぞれラッチする第１および第２のラ
ッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御して前記
出力電圧を発生し安定化させると同時に前記第１あるい
は第２のラッチ回路の出力するラッチ信号を入力した時
にその動作を停止して前記出力電圧を降下させる制御回
路とを備えるスイッチング電源装置において、前記過電
圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信号を入
力して所定周期のリセットパルスを発生するリセットパ
ルス発生回路と、前記第１および第２のラッチ回路に前
記リセットパルスにより前記ラッチ信号の出力を停止す
るリセット端子とを備えている。
源装置は、２次側の出力電圧を監視して過電圧および低
電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および低電圧検
出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電圧検出回
路の検出信号をそれぞれラッチする第１および第２のラ
ッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御して前記
出力電圧を発生し安定化させると同時に前記第１あるい
は第２のラッチ回路の出力するラッチ信号を入力した時
にその動作を停止して前記出力電圧を降下させる制御回
路とを備えるスイッチング電源装置において、前記過電
圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信号を入
力して所定周期のリセットパルスを発生するリセットパ
ルス発生回路と、前記第１および第２のラッチ回路に前
記リセットパルスにより前記ラッチ信号の出力を停止す
るリセット端子とを備えている。
【００１０】また、２次側の出力電圧を監視して過電圧
および低電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および
低電圧検出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電
圧検出回路の検出信号をそれぞれラッチする第１および
第２のラッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御
して前記２次側の出力電圧を発生かつ安定化させると同
時に前記第１あるいは第２のラッチ回路の出力するラッ
チ信号を入力した時にその動作を停止して前記出力電圧
を降下させる制御回路とを備えるスイッチング電源装置
において、前記低電圧検出回路の検出信号を入力して所
定周期のリセットパルスを発生するリセットパルス発生
回路と、前記第２のラッチ回路に前記リセットパルスに
より前記ラッチ信号の出力を停止するリセット端子とを
備えても良い。
および低電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および
低電圧検出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電
圧検出回路の検出信号をそれぞれラッチする第１および
第２のラッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御
して前記２次側の出力電圧を発生かつ安定化させると同
時に前記第１あるいは第２のラッチ回路の出力するラッ
チ信号を入力した時にその動作を停止して前記出力電圧
を降下させる制御回路とを備えるスイッチング電源装置
において、前記低電圧検出回路の検出信号を入力して所
定周期のリセットパルスを発生するリセットパルス発生
回路と、前記第２のラッチ回路に前記リセットパルスに
より前記ラッチ信号の出力を停止するリセット端子とを
備えても良い。
【００１１】また、前記リセットパルス発生回路は、前
記過電圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信
号を入力し前記リセットパルスを所定の周期で所定の回
数出力した後に出力を停止するようにしても良い。
記過電圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信
号を入力し前記リセットパルスを所定の周期で所定の回
数出力した後に出力を停止するようにしても良い。
【００１２】また、前記リセットパルス発生回路は、前
記リセットパルスの周期を任意に設定できるようにして
も良い。
記リセットパルスの周期を任意に設定できるようにして
も良い。
【００１３】更に、前記リセットパルス発生回路は、前
記リセットパルスを手動で停止することができる機能を
備えても良い。
記リセットパルスを手動で停止することができる機能を
備えても良い。
【００１４】また、具体的に前記リセットパルス発生回
路は、前記過電圧検出回路と前記低電圧検出回路との検
出信号を入力し論理和をとるＯＲ回路と、前記ＯＲ回路
の出力信号で起動し前記リセットパルスを発生する周期
を可変する同期制御端子と出力をオフするオフ制御端子
とを有するマルチバイブレータと、前記ＯＲ回路の出力
信号で起動し所定の時間後に前記オフ制御端子にオフ信
号を出力する時定数回路と、前記同期制御端子へ周期を
設定する周期信号を出力する周期設定部と、前記オフ信
号を手動で出力するオフスイッチとを備える構成として
も良い。
路は、前記過電圧検出回路と前記低電圧検出回路との検
出信号を入力し論理和をとるＯＲ回路と、前記ＯＲ回路
の出力信号で起動し前記リセットパルスを発生する周期
を可変する同期制御端子と出力をオフするオフ制御端子
とを有するマルチバイブレータと、前記ＯＲ回路の出力
信号で起動し所定の時間後に前記オフ制御端子にオフ信
号を出力する時定数回路と、前記同期制御端子へ周期を
設定する周期信号を出力する周期設定部と、前記オフ信
号を手動で出力するオフスイッチとを備える構成として
も良い。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態例
を示すブロック図、図２は図１におけるリセットパルス
発生回路の構成を示すブロック図である。
図面を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態例
を示すブロック図、図２は図１におけるリセットパルス
発生回路の構成を示すブロック図である。
【００１６】図１において、本スイッチング電源装置は
入力側に直流電源が接続され、出力側に電圧変換され安
定化された直流電圧を出力する。構成は以下の通りであ
る。入力電源をオン・オフするスイッチとフィルタなど
から成る入力回路９、入力電圧をスイッチングするＦＥ
Ｔ２、ＦＥＴ２を駆動すると同時にスイッチング巾を可
変して電圧を安定化する制御回路１（出力電圧の検出部
など図示せず）、電圧変換用のトランス１３、整流回路
１０、平滑用のチョークコイル１１とコンデンサ１２と
で主回路部１００が構成されている。
入力側に直流電源が接続され、出力側に電圧変換され安
定化された直流電圧を出力する。構成は以下の通りであ
る。入力電源をオン・オフするスイッチとフィルタなど
から成る入力回路９、入力電圧をスイッチングするＦＥ
Ｔ２、ＦＥＴ２を駆動すると同時にスイッチング巾を可
変して電圧を安定化する制御回路１（出力電圧の検出部
など図示せず）、電圧変換用のトランス１３、整流回路
１０、平滑用のチョークコイル１１とコンデンサ１２と
で主回路部１００が構成されている。
【００１７】また出力電圧を監視し過電圧を検出する過
電圧検出回路３、低電圧を検出する低電圧検出回路４、
それぞれの検出信号をラッチしてこのラッチ信号により
制御回路１の動作を停止させ、またリセット端子にリセ
ット信号を入力した時ラッチ信号の出力を停止して制御
回路１を再起動させるラッチ回路５，６、ラッチ信号に
より電源異常状態を表示する表示部８と、過電圧あるい
は低電圧の検出信号を入力した後、ラッチ回路５，６の
リセット端子へ所定の周期のリセットパルスを出力する
リセットパルス発生回路７とから保護回路部２００が構
成されている。
電圧検出回路３、低電圧を検出する低電圧検出回路４、
それぞれの検出信号をラッチしてこのラッチ信号により
制御回路１の動作を停止させ、またリセット端子にリセ
ット信号を入力した時ラッチ信号の出力を停止して制御
回路１を再起動させるラッチ回路５，６、ラッチ信号に
より電源異常状態を表示する表示部８と、過電圧あるい
は低電圧の検出信号を入力した後、ラッチ回路５，６の
リセット端子へ所定の周期のリセットパルスを出力する
リセットパルス発生回路７とから保護回路部２００が構
成されている。
【００１８】この保護回路部２００の動作は次の通りで
ある。出力電圧が許容値以上になると過電圧検出回路３
がこの過電圧を検出し、この検出信号を二次側と一時側
との絶縁をとった後この検出信号をラッチ回路５へ出力
する。ラッチ回路５は保護動作後に出力電圧はダウンす
るので検出信号をラッチして制御回路１へ出力する。制
御回路１はこのラッチ信号により動作を停止して出力電
圧を降下させ、負荷側あるいは電源側装置を過電圧から
保護する。
ある。出力電圧が許容値以上になると過電圧検出回路３
がこの過電圧を検出し、この検出信号を二次側と一時側
との絶縁をとった後この検出信号をラッチ回路５へ出力
する。ラッチ回路５は保護動作後に出力電圧はダウンす
るので検出信号をラッチして制御回路１へ出力する。制
御回路１はこのラッチ信号により動作を停止して出力電
圧を降下させ、負荷側あるいは電源側装置を過電圧から
保護する。
【００１９】過電圧検出回路３の検出信号はリセットパ
ルス発生回路７にも入力される。リセットパルス発生回
路７はこの検出信号を入力した後所定周期のリセットパ
ルスをラッチ回路５へ出力する。ラッチ回路５はこのリ
セットパルスにより出力しているラッチ信号をリセット
パルス巾だけオフとし制御回路１に再起動を掛ける。こ
の結果電源装置の出力電圧が正常値に復旧すれば過電圧
検出回路３は過電圧を検出せず、ラッチ回路５はリセッ
トされ定常状態にに戻ることになる。
ルス発生回路７にも入力される。リセットパルス発生回
路７はこの検出信号を入力した後所定周期のリセットパ
ルスをラッチ回路５へ出力する。ラッチ回路５はこのリ
セットパルスにより出力しているラッチ信号をリセット
パルス巾だけオフとし制御回路１に再起動を掛ける。こ
の結果電源装置の出力電圧が正常値に復旧すれば過電圧
検出回路３は過電圧を検出せず、ラッチ回路５はリセッ
トされ定常状態にに戻ることになる。
【００２０】若し、電源装置の恒久的な故障のためにリ
セットパルスにより再起動しても再び過電圧を検出する
場合は電源装置は停止状態に戻る。そして次のリセット
パルスにより再び再起動を試みる。このようにして故障
が修理されて出力電圧が復旧するのを待ち、過電圧が検
出されなくなれば電源装置は自動的に定常状態に戻る。
セットパルスにより再起動しても再び過電圧を検出する
場合は電源装置は停止状態に戻る。そして次のリセット
パルスにより再び再起動を試みる。このようにして故障
が修理されて出力電圧が復旧するのを待ち、過電圧が検
出されなくなれば電源装置は自動的に定常状態に戻る。
【００２１】一方、出力電圧が許容値以下になった場合
は低電圧検出回路４がこの低電圧を検出し、ラッチ回路
６により上述と同様な保護動作と自動再起動動作とを行
う。
は低電圧検出回路４がこの低電圧を検出し、ラッチ回路
６により上述と同様な保護動作と自動再起動動作とを行
う。
【００２２】また、ラッチ回路５，６のラッチ信号によ
り表示部８の表示ランプを点灯させて電源の異常を知ら
せる。
り表示部８の表示ランプを点灯させて電源の異常を知ら
せる。
【００２３】尚、リセットパルス発生回路７のリセット
パルスによる自動再起動は、過電圧検出の場合には適用
せず、過電圧の場合に比べて危険性が低く、また誤検出
頻度が高い低電圧検出にのみ適用することでも良い。即
ちリセットパルス発生回路７のリセットパルスはラッチ
回路５には入力せず、また、ラッチ回路５はリセット端
子を有しない構成としても良い。
パルスによる自動再起動は、過電圧検出の場合には適用
せず、過電圧の場合に比べて危険性が低く、また誤検出
頻度が高い低電圧検出にのみ適用することでも良い。即
ちリセットパルス発生回路７のリセットパルスはラッチ
回路５には入力せず、また、ラッチ回路５はリセット端
子を有しない構成としても良い。
【００２４】また、リセットパルス発生回路７は、過電
圧検出回路３あるいは低電圧検出回路４の検出信号を入
力し、リセットパルスを所定の周期で数回出力した後出
力を停止するようにしても良い。これは本来の保護目的
でない瞬間的な過電圧あるいは低電圧の検出に対しては
直ちに再起動を掛け定常状態に戻し、本来の保護目的と
する恒久的な故障の場合はその原因を確認し復旧させた
後に手動で再起動を掛けるようにし、不要な再起動の試
みを止めるためである。
圧検出回路３あるいは低電圧検出回路４の検出信号を入
力し、リセットパルスを所定の周期で数回出力した後出
力を停止するようにしても良い。これは本来の保護目的
でない瞬間的な過電圧あるいは低電圧の検出に対しては
直ちに再起動を掛け定常状態に戻し、本来の保護目的と
する恒久的な故障の場合はその原因を確認し復旧させた
後に手動で再起動を掛けるようにし、不要な再起動の試
みを止めるためである。
【００２５】またリセットパルス発生回路７は、リセッ
トパルスの周期を任意に設定でき、その電源装置に最適
の周期に設定できるようにしても良い。
トパルスの周期を任意に設定でき、その電源装置に最適
の周期に設定できるようにしても良い。
【００２６】更に、リセットパルス発生回路７は、リセ
ットパルスの発生を手動で停止する機能を備えるように
し、不要な再起動の試みを止めるようにしても良い。
ットパルスの発生を手動で停止する機能を備えるように
し、不要な再起動の試みを止めるようにしても良い。
【００２７】次にリセットパルス発生回路７の具体例に
ついて説明する。図２はリセットパルス発生回路７の具
体的構成を示すブロック図である。図２において、過電
圧検出回路３と低電圧検出回路４との検出信号を入力し
論理和をとるＯＲ回路７１と、ＯＲ回路７１の出力信号
で起動しリセットパルスを発生すると同時に周期を可変
する周期制御端子と出力をオフするオフ制御端子を有す
るマルチバイブレータ７２と、ＯＲ回路７１の出力信号
で起動し所定の時間後にオフ制御端子にオフ信号を出力
する時限回路７３と、周期制御端子へ周期を設定する周
期信号を出力する周期設定部７４と、オフ信号を手動で
出力するオフスイッチ７５とで構成している。
ついて説明する。図２はリセットパルス発生回路７の具
体的構成を示すブロック図である。図２において、過電
圧検出回路３と低電圧検出回路４との検出信号を入力し
論理和をとるＯＲ回路７１と、ＯＲ回路７１の出力信号
で起動しリセットパルスを発生すると同時に周期を可変
する周期制御端子と出力をオフするオフ制御端子を有す
るマルチバイブレータ７２と、ＯＲ回路７１の出力信号
で起動し所定の時間後にオフ制御端子にオフ信号を出力
する時限回路７３と、周期制御端子へ周期を設定する周
期信号を出力する周期設定部７４と、オフ信号を手動で
出力するオフスイッチ７５とで構成している。
【００２８】次にこのパルス発生回路７の動作について
説明する。マルチバイブレータ７２で発生するリセット
パルスはあらかじめ周期設定回路７４で最適な周期に設
定され、また時限回路７３で発生するパルス数が数個程
度に設定されている。過電圧検出回路３あるいは低電圧
検出回路４からの検出信号はＯＲ回路７１を介しマルチ
バイブレータ７２と時限回路７３とに入力される。マル
チバイブレータ７２は直ちに起動し、リセットパルスを
ラッチ回路５，６へ出力する。一方時限回路７３はリセ
ットパルスが数個発生した時点でオフ信号を出力しマル
チバイブレータ７２の動作を停止する。またオフスイッ
チ７５を押すとオフ信号を出力するのでリセットパルス
の発生を任意に停めることができる。
説明する。マルチバイブレータ７２で発生するリセット
パルスはあらかじめ周期設定回路７４で最適な周期に設
定され、また時限回路７３で発生するパルス数が数個程
度に設定されている。過電圧検出回路３あるいは低電圧
検出回路４からの検出信号はＯＲ回路７１を介しマルチ
バイブレータ７２と時限回路７３とに入力される。マル
チバイブレータ７２は直ちに起動し、リセットパルスを
ラッチ回路５，６へ出力する。一方時限回路７３はリセ
ットパルスが数個発生した時点でオフ信号を出力しマル
チバイブレータ７２の動作を停止する。またオフスイッ
チ７５を押すとオフ信号を出力するのでリセットパルス
の発生を任意に停めることができる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイッチン
グ電源装置は、過電圧あるいは低電圧を検出した時に電
源装置の運転を停止して保護するが、障害が復旧した時
に自動的に再起動することができるので、人手による再
起動の手間がかからないという効果がある。また本来の
保護目的である電源装置の故障による過電圧の発生など
の場合は、自動的に再起動を掛けずにその原因を確認し
て復旧後手動で再起動を掛け、また本来の保護目的でな
い誤操作あるいは瞬間的なノイズに原因する誤動作の場
合は、自動的に再起動を掛けて不用な再起動の手間を省
くことができるという効果がある。
グ電源装置は、過電圧あるいは低電圧を検出した時に電
源装置の運転を停止して保護するが、障害が復旧した時
に自動的に再起動することができるので、人手による再
起動の手間がかからないという効果がある。また本来の
保護目的である電源装置の故障による過電圧の発生など
の場合は、自動的に再起動を掛けずにその原因を確認し
て復旧後手動で再起動を掛け、また本来の保護目的でな
い誤操作あるいは瞬間的なノイズに原因する誤動作の場
合は、自動的に再起動を掛けて不用な再起動の手間を省
くことができるという効果がある。
【図１】本発明の実施の形態例を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】図１におけるリセットパルス発生回路の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図３】従来の回路構成を示すブロック図である。
１ 制御回路 ２ ＦＥＴ ３ 過電圧検出回路 ４ 低電圧検出回路 ５，６ ラッチ回路 ７ リセットパルス発生回路 ８ 表示部 ９ 入力回路 １０ 整流回路 １１ チョークコイル １２ コンデンサ ７１ ＯＲ回路 ７２ マルチバイブレータ ７３ 時限回路 ７４ 周期設定回路 ７５ オフスイッチ １００ 主回路部 ２００ 保護回路部
Claims (6)
- 【請求項１】 ２次側の出力電圧を監視して過電圧およ
び低電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および低電
圧検出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電圧検
出回路の検出信号をそれぞれラッチする第１および第２
のラッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御して
前記出力電圧を発生し安定化させると同時に前記第１あ
るいは第２のラッチ回路の出力するラッチ信号を入力し
た時にその動作を停止して前記出力電圧を降下させる制
御回路とを備えるスイッチング電源装置において、前記
過電圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信号
を入力して所定周期のリセットパルスを発生するリセッ
トパルス発生回路と、前記第１および第２のラッチ回路
に前記リセットパルスにより前記ラッチ信号の出力を停
止するリセット端子とを備えることを特徴とするスイッ
チング電源装置。 - 【請求項２】 ２次側の出力電圧を監視して過電圧およ
び低電圧をそれぞれ検出する過電圧検出回路および低電
圧検出回路と、前記過電圧検出回路および前記低電圧検
出回路の検出信号をそれぞれラッチする第１および第２
のラッチ回路と、１次側のスイッチング素子を制御して
前記２次側の出力電圧を発生し安定化させると同時に前
記第１あるいは第２のラッチ回路の出力するラッチ信号
を入力した時にその動作を停止して前記出力電圧を降下
させる制御回路とを備えるスイッチング電源装置におい
て、前記低電圧検出回路の検出信号を入力して所定周期
のリセットパルスを発生するリセットパルス発生回路
と、前記第２のラッチ回路に前記リセットパルスにより
前記ラッチ信号の出力を停止するリセット端子とを備え
ることを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項３】 前記リセットパルス発生回路は、前記過
電圧検出回路あるいは前記低電圧検出回路の検出信号を
入力し前記リセットパルスを所定の周期で所定の回数出
力した後に出力を停止することを特徴とする請求項１あ
るいは２記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項４】 前記リセットパルス発生回路は、前記リ
セットパルスの周期を任意に設定できることを特徴とす
る請求項１，２あるいは３記載のスイッチング電源装
置。 - 【請求項５】 前記リセットパルス発生回路は、前記リ
セットパルスを手動で停止することができる機能を備え
ることを特徴とする請求項１，２，３あるいは４記載の
スイッチング電源装置。 - 【請求項６】 前記リセットパルス発生回路は、前記過
電圧検出回路と前記低電圧検出回路との検出信号を入力
し論理和をとるＯＲ回路と、前記ＯＲ回路の出力信号で
起動し前記リセットパルスを発生する周期を可変する同
期制御端子と出力をオフするオフ制御端子とを有するマ
ルチバイブレータと、前記ＯＲ回路の出力信号で起動し
所定の時間後に前記オフ制御端子にオフ信号を出力する
時定数回路と、前記同期制御端子へ周期を設定する周期
信号を出力する周期設定部と、前記オフ信号を手動で出
力するオフスイッチとを備えることを特徴とする請求項
５記載のスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043483A JPH11252907A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043483A JPH11252907A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | スイッチング電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11252907A true JPH11252907A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12664980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10043483A Pending JPH11252907A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11252907A (ja) |
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- 1998-02-25 JP JP10043483A patent/JPH11252907A/ja active Pending
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