JP2545480Y2 - スライドバルブ装置 - Google Patents

スライドバルブ装置

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JP2545480Y2
JP2545480Y2 JP1991019204U JP1920491U JP2545480Y2 JP 2545480 Y2 JP2545480 Y2 JP 2545480Y2 JP 1991019204 U JP1991019204 U JP 1991019204U JP 1920491 U JP1920491 U JP 1920491U JP 2545480 Y2 JP2545480 Y2 JP 2545480Y2
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JP
Japan
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valve
needle bearing
slide
passage
needle
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JP1991019204U
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JPH0519744U (ja
Inventor
昇 石原
直 北村
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体の流れる通路に直
交する方向に板状バルブをスライドさせることにより、
前記通路の開閉、すなわち通路面積の増減を行うスライ
ドバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドバルブ装置は、流体の流
れる通路を形成するボデーと、前記ボデーに通路に直交
する方向にスライド可能に組み込まれた板状バルブを備
えている。そしてボデーとバルブとの間には、バルブの
作動性の向上を目的としてニードルベアリングが介在さ
れている。このようなスライドバルブ装置としては、例
えば実公平2−16041号公報において開示されたも
のがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
ライドバルブ装置では、前記ニードルベアリングの作動
にクリアランスが必要である。このクリアランスによっ
て、ニードルベアリング及びバルブががたつき、振動・
騒音を発生する。また前記がたつきは、ニードルベアリ
ングの耐久性の低下を招き、またニードルローラの位置
ずれを生じさせ、これによりローラが引きずり、バルブ
の作動性が損なわれたりする。
【0004】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はニードルベア
リング及びバルブのがたつきに起因する振動・騒音を防
止すると共に、ニードルベアリングの耐久性及びバルブ
の作動性を向上することのできるスライドバルブ装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案のスライドバルブ装置は、流体の流れる通路を形成す
るボデーと、前記ボデーにニードルベアリングを介して
前記通路に直交する方向にスライド可能に組み込まれ、
そのスライドによって前記通路を開閉する板状バルブ
と、を備えたスライドバルブ装置において、前記ボデー
とニードルベアリングとの間にそのベアリングをバルブ
に向けて付勢する弾性ゴムあるいはラバー等からなる
性体が設けられ、前記ニードルベアリングは前記バルブ
のスライドに伴って転動してそのスライド方向へ移動す
るニードルローラを備えている
【0006】
【作用】前記手段によれば、弾性体の弾性力によってニ
ードルベアリングが常にはバルブに付勢されることで、
そのベアリング及びバルブのがたつきが防止あるいは低
減される。また、ニードルベアリングのニードルローラ
がバルブのスライドに伴って転動してそのスライド方向
へ移動するため、弾性ゴムあるいはラバー等からなる弾
性体に対するニードルローラの位置も変動することによ
り、前記弾性体のへたりを防止することができる。
【0007】
【実施例】〔実施例1〕 本考案の実施例1を図面にしたがって説明する。なお、
図1にスライドバルブ装置の要部断面図が示され、図2
にその平面図が示され、図3に図2のIII−III線
断面図が示され、図4に図2のIV−IV線断面図が示
されている。また図1のバルブの閉状態が図5に示さ
れ、また図3のバルブの閉状態が図6に示されている。
なお説明の都合上、装置の前後方向を図1〜3の左右方
向、同左右方向を図2の上下方向及び図4の左右方向と
する。
【0008】図2,3において、ボデー1はその主体を
なす本体10とその上面にボルト2によって固定された
カバー12とから構成されている。ボデー1には、上下
方向に貫通され流体の流れる複数本(本例では4本)の
通路13が前後方向にほぼ等間隔で形成されている。図
3において、ボデー1の本体10とカバー12との接合
面には、それぞれ浅底状の四角形状の凹溝4,5が対称
状に形成されている。両凹溝4,5は、本体10とカバ
ー12の接合によって偏平状のバルブ収容部14を形成
する。なおバルブ収容部14は、その前後側面の中央部
に形成した開口部15を通じて開口されている。
【0009】前記バルブ収容部14には、帯板状をした
バルブ3が前後方向にスライド可能に設けられている。
バルブ3には、その前方のスライド位置において前記通
路13をそれぞれ連通するバルブ孔3aが開けられてい
る。またバルブ3が後方、すなわち図6に示されるスラ
イド位置に移動されることで、前記通路13が遮断、す
なわち全閉とされる。このバルブ3が全閉と全開との間
でスライドされることにより、流体の流れる通路面積が
変化させられる。前記バルブ3の上下面とこれに対面す
る凹溝4,5の底面との間には、バルブ3がスライド可
能とされる所定のクリアランスが設けられている。なお
バルブ3は、図示はしないが、前記バルブ収容部14の
開口部15を通じて操作ロッド等が連結され、そのロッ
ドを操作することによって開閉移動させられる。
【0010】図1,4に示されているように、前記本体
10とカバー12の凹溝4,5の底面には、前記バルブ
3の左右両側部にそれぞれ対向する条溝6,7が左右対
称状に形成されている。本体10及びカバー12の各条
溝6,7には、それぞれ各条溝6,7の底面にシム9を
介してニードルベアリング8が収容されている。ニード
ルベアリング8の各ニードルローラ8aは、前記バルブ
3の当該面に接触し、そのバルブ3のスライドに伴って
転動する。なお各凹溝4,5及び条溝6,7の前後長さ
は、バルブ3のスライド量を考慮し、かつそれよりもニ
ードルベアリング8のスライド量が少し多くなるように
設定されている。また各ニードルローラ8aは、周知の
とおりケージ8bによって所定間隔をもって回転可能に
保持されている。
【0011】しかして、カバー12の条溝7の底面と前
記シム9との間には、弾性ゴムあるいはラバー等からな
る弾性体16が介在されている。この弾性体16は、所
定量圧縮された状態で組み込まれていて、常にはシム9
を介してニードルベアリング8をバルブ3に付勢、すな
わち押し付けている。なお各ニードルベアリング8のニ
ードルローラ8aのバルブ当接側部分は、前記各凹溝
4,5の開口端面よりも僅かに突出しており、バルブ3
を各凹溝4,5の開口端面に対し離れた状態に保持して
いる。
【0012】前記したスライドバルブ装置において、図
1,3に示されているように全開時にあっては、バルブ
3及びニードルベアリング8が前方位置にある。このと
き、バルブ3はバルブ収容部14の前壁に当接した状態
にあり、ニードルベアリング8は各条溝6,7の前端に
当接あるいは少しの隙間をもった状態にある。この状態
から、バルブ3が後退させられると、流体の流れる通路
面積が減少させられる。このとき、バルブ3の動きに従
って、ニードルベアリング8が各条溝6,7内を同方向
に移動する。ニードルベアリング8は、弾性体16の弾
性力によりバルブ3及びシム9に当接した状態でがたつ
くことなく移動させられる。またバルブ3とニードルベ
アリング8との間には、常に一定の荷重が加わっている
ため、バルブ3の作動にニードルベアリング8が追従す
る。
【0013】そして、図5,6の各断面図に示されてい
るように、バルブ3がバルブ収容部14の後壁に当接し
た状態で、通路13が全閉となる。このとき、ニードル
ベアリング8は条溝6,7の後端に当接あるいは少しの
隙間をもった状態となる。また前記と逆の作動によって
全閉から全開状態に作動される。
【0014】前記スライドバルブ装置によると、弾性体
16の弾性力によってニードルベアリング8が常にはバ
ルブ3に付勢されることで、そのベアリング及びバルブ
3のがたつきが吸収されることにより、ニードルベアリ
ング8及びバルブ3の振動・騒音が防止あるいは低減さ
れる。また、これに伴いニードルベアリング8及びバル
ブ3の耐久性が向上されるとともに、ニードルベアリン
グ8とバルブ3の相対位置が精度良く保たれ、振動等に
よるニードルローラ8aのずれがなく、ニードルベアリ
ング8のひきずりによる作動不良が防止される。また、
ニードルベアリング8のニードルローラ8aがバルブ3
のスライドに伴って転動してそのスライド方向へ移動す
るため、弾性ゴムあるいはラバー等からなる弾性体16
に対するニードルローラ8aの位置も変動することによ
り、前記弾性体16のへたりを防止することができる。
【0015】〔実施例2〕 本考案の実施例2を図面にしたがって説明する。なお本
例のスライドバルブ装置の平面図が図7に示され、図7
のVIII−VIII線断面図が図8に示され、図7の
IX−IX線断面図が図9に示されている。本例のスラ
イドバルブ装置は、通路13が単数のものを示したもの
である。なお構成・作用効果については、実施例1とほ
とんど同じであるから、同一部位に同一符号を付すこと
によってそれらの説明を省略する。
【0016】なお本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、弾性体16をカバー12側だけ
でなく、本体10側にも同様に設けることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、ニードルベアリング及
びバルブのがたつきが防止あるいは低減されることによ
り、振動・騒音が低減されると共に、ニードルベアリン
グの耐久性及びバルブの作動性向上することができ
る。また、ニードルベアリングのニードルローラがバル
ブのスライドに伴って転動してそのスライド方向へ移動
するため、弾性ゴムあるいはラバー等からなる弾性体に
対するニードルローラの位置も変動することにより、前
記弾性体のへたりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のスライドバルブ装置の要部断面図で
ある。
【図2】同平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のバルブの閉状態の断面図である。
【図6】図3のバルブの閉状態の断面図である。
【図7】実施例2のスライドバルブ装置の要部断面図で
ある。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
1 ボデー 3 バルブ 8 ニードルベアリング 13 通路 16 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れる通路を形成するボデーと、 前記ボデーにニードルベアリングを介して前記通路に直
    交する方向にスライド可能に組み込まれ、そのスライド
    によって前記通路を開閉する板状バルブと、 を備えたスライドバルブ装置において、 前記ボデーとニードルベアリングとの間にそのベアリン
    グをバルブに向けて付勢する弾性ゴムあるいはラバー等
    からなる弾性体が設けられ、前記ニードルベアリングは
    前記バルブのスライドに伴って転動してそのスライド方
    向へ移動するニードルローラを備えているスライドバル
    ブ装置。
JP1991019204U 1991-03-04 1991-03-04 スライドバルブ装置 Expired - Lifetime JP2545480Y2 (ja)

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JP1991019204U JP2545480Y2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 スライドバルブ装置

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JPH0519744U JPH0519744U (ja) 1993-03-12
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