JP2545368Y2 - イオン化式煙感知器 - Google Patents

イオン化式煙感知器

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JP2545368Y2
JP2545368Y2 JP1990017925U JP1792590U JP2545368Y2 JP 2545368 Y2 JP2545368 Y2 JP 2545368Y2 JP 1990017925 U JP1990017925 U JP 1990017925U JP 1792590 U JP1792590 U JP 1792590U JP 2545368 Y2 JP2545368 Y2 JP 2545368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、煙粒子の流入によるイオン電流の減少によ
り煙を感知するイオン化式煙感知器に関するものであ
る。
[従来の技術] イオン化式煙感知器としては第12図に示す所謂デュア
ルチャンバ構造のものがある。このイオン化式煙感知器
は、外電極1と内電極2と中間電極3とを備え、中間電
極3で囲む空間を内イオン室とすると共に、外電極1の
内部で且つ内イオン室の外部の空間を外イオン室とし、
外電極1に穴1aを形成して外イオン室には外気が入りや
すく、また内イオン室には外気が入りにくくしてある。
このイオン化式煙感知器においては、内電極上に配設
される放射線源で内,外イオン室の空気を電離すると共
に、外イオン室に流入される煙粒子を電離する。このよ
うにすると、電離された煙粒子が電離された空気イオン
を吸着したり、あるいは放射線源のエネルギを吸収した
りするので、イオン電流が減少する。そこで、このイオ
ン電流の減少を検知して煙を感知するのである。
なお、この種のイオン化式煙感知器では外電極1の穴
1aを通して風が吹き抜けないように、成型品からなる外
殻4により外電極1の穴1aからの風の流入を防止してあ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、イオン室には微弱なイオン電流が流れてお
り、外イオン室の近傍に電極波を放射する物体Xがある
と、外電極1の穴1aを通してイオン室内の電界に影響が
及び、誤報や失報を生じる問題があった。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、電磁波の影響を受けにくいイオン
化式煙感知器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は電極と同電位に
した金属製で且つ風を通さないようなシールド部材を設
け、このシールド部材が、上記電極と所定間隔離れて上
記電極の穴を覆っている。
シールド部材は、例えば電極に被着して取り付けて電
極と同電位となるようにし、シールド部材あるいはシー
ルド部材と電極との双方にシールド部材を電極に固定す
る固定部を形成する。
なお、上記固定部として、シールド部材に内側に切起
された複数の爪を形成して、これら爪の間に電極を嵌合
させてシールド部材を電極に固定するようにしても良い
し、またシールド部材に一段内側に入り込んだ複数の係
合片を切欠き形成すると共に、電極に係合片を挿入する
複数の挿入穴を形成して、係合片を挿入穴に挿入してシ
ールド部材を回転した状態で、係合片とその周辺部との
間に電極の挿入穴の形成部を挟み込んで、シールド部材
を電極に固定するようにしても良い。
[作用] 本考案は、上述のように電極と同電位にした金属製で
且つ風を通さないようなシールド部材によって上記電極
と所定間隔離れて上記電極の穴を覆うことにより、電極
の穴から電磁波がイオン室に入ることを防止して、電磁
波の影響を受けないようにするとともに、煙流入性と耐
風性とのバランスをとるようにしたものである。
[実施例] 第1図乃至第11図に本考案の一実施例を示す。本実施
例のイオン化式煙感知器では、第1図に示すように、外
電極1と同電位で外電極1の穴1aを覆う金属製のシール
ドリング5を設け、物体Xから外電極1の穴1a部分に及
ぶ電磁波を遮蔽して、イオン室の電界に影響が及ばない
ようにしてある。
ところで、上記シールドリング5の外電極1との間の
間隔(第2図中にaで示す)、及び各電極1〜3を支持
する支持台6とシールドリング5との間の間隔(第2図
中bで示す)のバランスをうまくとると、煙流入性と耐
風性という相反する特性のバランスをとることができ
る。
上記シールドリング5は、第3図に示すように、外電
極1の上面に被着される小径のリング状部5aと、外電極
1の穴1aを覆う大径の覆い部5bとからなり、リング状部
5aの数箇所に内側に切起しにより爪5cを形成し、爪5cの
間に第4図に示すように外電極1を嵌合してシールドリ
ング5を外電極1に固定するようにしてある。
なお、第5図に示すように、リング状部5aの上面に下
方に一段低くなった係合片5dを切欠き形成すると共に、
外電極1の上面にこの係合片5dを挿入する挿入穴1bを形
成し、係合片5dを挿入穴1bから挿入してシールドリング
5を回転させると、シールドリング5が外電極1に取り
付けられるようにしても良い。なお、係合片5dの段差は
外電極1の板厚よりもやや大き目に形成してある。ま
た、係合片5dの先端及び外電極1の上面の適所には凹凸
嵌合部を夫々形成し、シールドリング5の外電極1への
取付状態を固定できるようにしてある。
また、第6図に示すようにシールドリング5の覆い部
5bに内側に切起しにより爪5fを形成し、爪5fの間に第7
図に示すように外電極1を嵌合してシールドリング5を
外電極1に固定するようにしても良い。
第8図はイオン化式煙感知器の全体構成を示すもの
で、各電極1〜3は支持台6上に取り付けられ、カソー
ド電極としての内電極2上に放射線源7を押え板8によ
り取り付ける構造となっており、アノード電極としての
外電極1には上述のいずれかの固定構造を備えたシール
ドリング5を取り付ける。なお、この外電極1は支持台
6の下面に配設される裏アノード電極9に連結される。
このようにして構成された煙感知部は、イオン電流を増
幅するFET11及び増幅されたイオン電流から煙を検知す
る煙検知回路10と共に、基台12とカバー13からなるハウ
ジング内に収められる。なお、カバー13には、第9図に
示すように煙を流入する煙流入口13aを周面に形成し、
この煙流入口13aには断面L字状の目隠し片13dを形成し
て、内部が見えないようにすると共に耐風性を得てい
る。この煙流入口13aには虫の侵入を防止する防虫網14
をキャップ15を被着することにより取り付ける構造にな
っている。このために、カバー13の煙流入口13aの下部
には鍔部13bを形成し、この鍔部13aに形成された挿入溝
13c内に防虫網14を挿入するようにしてある。また、キ
ャップ15は第10図に示すように、上面が閉塞された偏平
円筒状で、内底面の外周部に複数個のリブ15aを形成し
てあり、カバー13に被着するとリブ15aで防虫網14の上
端を押さえる構造にしてあり、第11図中にイで示す部分
を超音波溶着してカバー13に固定される。また、基台12
の下面には天井面に配置された感知器ベースに着脱自在
に取り付けるクリップばね16とクリップ端子17とかなる
接続端子を備えている。なお、この接続端子により同時
に電気的な接続も行えるようにしてある。
[考案の効果] 本考案は上述のように、電極と同電位にした金属製で
且つ風を通さないようなシールド部材を設け、このシー
ルド部材で上記電極と所定間隔離れて上記電極の穴を覆
っているので、電極の穴から電極波がイオン室に入るこ
とを防止でき、電磁波の影響を受けにくくなり、また、
煙流入性と耐風性とのバランスをとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図はシールド
リングにより耐風性を得る場合の説明図、第3図はシー
ルドリングの外電極への取付構造を示す斜視図、第4図
は同上の取付後の断面図、第5図はシールドリングの外
電極への別の取付構造を示す斜視図、第6図はシールド
リングの外電極へのさらに別の取付構造を示す斜視図、
第7図は同上の取付後の断面図、第8図はイオン化式煙
感知器の全体構成を示す分解斜視図、第9図(a),
(b)はカバーの平面図及び断面図、第10図(a)〜
(c)はキャップの底面図、断面図及び要部の拡大断面
図、第11図は防虫網の取付構造を示す断面図、第12図は
従来のイオン化式煙感知器の問題点の説明図である。 1は外電極、1aは穴、5はシールドリング、5c,5fは
爪、5dは係合片、1bは挿入穴である。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部がイオン室となりこのイオン室内に煙
    を流入させる穴が形成された電極を備えたイオン化式煙
    感知器において、上記電極と同電位にした金属製で且つ
    風を通さないようなシールド部材を設け、このシールド
    部材が、上記電極と所定間隔離れて上記電極の穴を覆う
    ことを特徴とするイオン化式煙感知器。
  2. 【請求項2】上記シールド部材を電極に被着して取り付
    け、シールド部材あるいはシールド部材と電極との双方
    にシールド部材を電極に固定する固定部を形成して成る
    請求項1記載のイオン化式煙感知器。
  3. 【請求項3】上記シールド部材に内側に切起された複数
    の爪を形成し、これら爪の間に電極を嵌合させてシール
    ド部材を電極に固定して成る請求項2記載のイオン化式
    煙感知器。
  4. 【請求項4】上記シールド部材に一段内側に入り込んだ
    複数の係合片を切欠き形成すると共に、電極に係合片を
    挿入する複数の挿入穴を形成し、係合片を挿入穴に挿入
    してシールド部材を回転した状態で、係合片とその周辺
    部との間に電極の挿入穴の形成部を挟み込んで、シール
    ド部材を電極に固定して成る請求項2記載のイオン化式
    煙感知器。
JP1990017925U 1990-02-23 1990-02-23 イオン化式煙感知器 Expired - Lifetime JP2545368Y2 (ja)

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JPH03110597U JPH03110597U (ja) 1991-11-13
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