JP2516195Y2 - イオン化式煙感知器 - Google Patents

イオン化式煙感知器

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JP2516195Y2
JP2516195Y2 JP7892290U JP7892290U JP2516195Y2 JP 2516195 Y2 JP2516195 Y2 JP 2516195Y2 JP 7892290 U JP7892290 U JP 7892290U JP 7892290 U JP7892290 U JP 7892290U JP 2516195 Y2 JP2516195 Y2 JP 2516195Y2
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章 土岐
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、イオン化式煙感知器の外電極にシールドリ
ングを係止する構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図はイオン化式煙感知器を示す断面図であり、第
4図はイオン化式煙感知器の外電極2とシールドリング
4の斜視図である。
イオン室1は有底筒状の外電極2で覆われており、外
電極2の筒面には外部の煙粒子をイオン室1に流入する
開口2aが設けられるとともに、外電極2の底面2dには扇
状の一対の係合孔2bとその係合孔2bの一辺の近傍に凸状
部2cが設けられている。
皿状で導電性のシールドリング4の底面には一対の係
合爪4aが形成されるとともに、その係合爪4aは略横L字
形に屈曲され係合爪4aには穴4cが設けられている。
そこで、一対の係合孔2bに一対の係合爪4aを合わせシ
ールドリング4を押し上げ、第4図に示す矢印Aの方向
にシールドリング4を回転すると、外電極2にシールド
リング4が係合され、導電性のシールドリング4は外電
極2の電位に帯電するとともに開口2aを煙が流入するの
に適当な間隔13をもって覆うことになる。
さて、イオン化式煙感知器のイオン室1には中間電極
7が設けられ、さらにその内部には放射線源8を接合し
た内電極9が設けられている。そこで、放射線源8から
放射された放射線によってイオン室1内の空気がイオン
化され、このイオン化されたイオン粒子によって各電極
2,7,9間に微弱な電流が流れている。ここに外部から煙
粒子が開口2aを通ってイオン室1に流入すると、イオン
室1内のイオン化状態が変化し各電極2,7,9間に流れる
電流が変化する。この電流変化を電界効果型トランジス
タ10および回路基板11に実装された電子部品12によって
検出し、イオン化式煙感知器は煙の存否を検知してい
る。
ところで、イオン化式煙感知器は外部からの風でイオ
ン室1内のイオン化されたイオン粒子が吹き飛ばされ、
そのため各電極に流れる電流が変化して、煙粒子による
電流変化ではないにもかかわらず煙粒子による電流変化
であると判断し誤報する場合があり、イオン室1内に煙
を流入することは相反するが、これをシールドリング4
は開口2aを適当な間隔13をもって覆うことで防止してい
る。また、イオン化式煙感知器は外部からの電界の影響
が開口2aを通してイオン室1内に及び誤報する場合があ
り、これを外電極2の電位に帯電したシールドリング4
が開口2aを覆うことで防止している。従って、シールド
リング4は外電極2に確実に接触して固定され、外電極
2の電位と等しくなるとともに適当な間隔13をもって開
口2aを覆う必要がある。
次に、従来のイオン化式煙感知器の外電極2とシール
ドリング4の係合具合に関して第3図に基づき説明す
る。
まず、シールドリング4の一対の係合爪4aを外電極2
の一対の係合孔2bに合わせ、シールドリング4を押し上
げながら第4図に示す矢印Aの方向に回転させるのであ
るが、一対の係合爪4aの先端部4bは平板状の係合爪4aの
先端を単に切断したのみであるとともに、係合爪4aはシ
ールドリング4の底面から外電極2の板厚分より幾らか
高い突き上げ段差加工が成されているだけなので、第4
図に示す矢印Aの方向に回転させると、途中で係合爪4a
の先端部4bが、外電極2の底面2dにイオン室側へ突出し
て設けた凸状部2cに当たり回転させ難くなり組立作業性
が悪かった。
また、さらにシールドリング4を回転させて、係合爪
4aに設けた凹状部としての穴4cを外電極2に設けられた
凸状部2cに嵌合して、シールドリング4の外電極2への
係合固定が完了するのである。しかし、係合爪4aは外電
極2の底面2dに単に載っているだけであるので、外電極
2との電気的な接触が不安定となり易く、イオン室1内
のイオン粒子は外部からの電界の影響を受け易かった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のように、従来のイオン化式煙感知器のシールド
リング4を外電極2に係合する際、一対の係合爪4aの先
端部4bが外電極2に設けられた凸状部2cに当たり、回転
させ難くなり組立作業性が悪いとともに、一対の係合爪
4aは外電極2の底面2dに単に載っているだけで、シール
ドリング4は外電極2との電気的接触が不安定となり易
く、イオン室1内のイオン粒子は外部からの電界の影響
を受け易いと言う問題点があった。
本考案は、上記の問題点を改善するために成されたも
ので、その目的とするところは、シールドリングが外電
極に係合し易すく組立作業性が良いとともに、外電極と
の電気的接触が確実になされ外部からの電界の影響を受
け難く誤報の少ないイオン化式煙感知器を提供する事に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点を解決するために、周側面に煙
が流入する開口を有し底面に一対の係合孔を有する内部
がイオン室である有底筒状の外電極に、前記開口を適宜
間隔をもって覆う立ち上がり片を有する略皿状の導電性
シールドリングを、該シールドリングの底面に設けた一
対の係合爪を前記係合孔より挿入回転することにより装
着し、前記外電極の底面には凸状部を設け、係合爪には
凹状部を設け、前記各凸凹状部が嵌合して係止するイオ
ン化式煙感知器において、前記係合爪の基端に前記外電
極の板厚より僅かに高い立ち上げを設けて斜め下に折り
返すとともに、更にその先端を斜め上に折り曲げ、係合
時に該係合爪の先端折り曲げ部が前記外電極の底面を押
圧するようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
上記のように構成したことにより、外電極の一対の係
合孔にシールドリングの一対の係合爪を合わせシールド
リングを押し上げながら回転したとき、シールドリング
の一対の係合爪の先端折り曲げ部が滑らかに外電極の底
面に設けた凸状部を乗り越えるとともに、一対の係合爪
の先端折り曲げ部が外電極の底面を押し付けるのであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明する。
本考案に係るイオン化式煙感知器の従来のそれと異な
る点は、導電性シールドリング4の一対の係合爪4aを略
横Z字形に形成して、外電極2に係合した際外電極2の
底面2dを押圧する弾性を付与するとともに、凸状部2cを
乗り越え易くした点である。
従って、本考案に係るイオン化式煙感知器のシールド
リング4が、外電極2に係合する際の係合爪4aの係合動
作は次のように行われる。
まず、シールドリング4の一対の係合爪4aを外電極2
の底面2dに設けた一対の係合孔2bに合わせ、シールドリ
ング4を押し上げながら第4図に示す矢印Aの方向に回
転させる。すると、第1図(I)に示すように、係合爪
4aの先端部4bを曲折してあるので回転させたとき第1図
(II)のように係合爪4aが、略横Z字形に形成して付与
された係合爪4aのバネ性で外電極2の底面2dに乗り上げ
る。さらに回転させると係合爪4aの先端部4bは外電極2
の底面2dに設けられた凸状部2cに接した後、係合爪4aの
バネ性で係合爪4aの先端部4bは第1図(III)のように
凸状部2cに乗り上げる。さらに回転させると係合爪4aの
先端部4bは凸状部2cを越えて、凸状部2cに係合爪4aの凹
状部に相当する穴4cが嵌合して第1図(IV)の状態とな
り、シールドリング4の外電極2への係合固定が完了す
る。
従って、シールドリング4は滑らかに外電極2に係合
できるとともに、シールドリング4の一対の係合爪4aの
先端部4bの折り曲げ部4dで外電極2の底面2dを押圧する
ので、外電極2とシールドリング4との電気的接触が確
実となる。
尚、外電極2の底面に係合爪を形成し、シールドリン
グ4に係合孔を形成しても良いことは言うまでもない。
〔考案の効果〕 本考案のイオン化式煙感知器は上記のように構成した
ものであるから、係合爪に弾性が付与されるとともに係
合爪の先端が折り曲げ部を持って立ち上がっているの
で、シールドリングが外電極に係合し易く組立作業性が
良いとともに、係合爪の先端折り曲げ部で外電極の底面
を押圧するので、シールドリングの外電極との電気的接
触が確実にでき、イオン室内のイオン粒子は外部からの
電界の影響を受け難く誤報の少ないイオン化式煙感知器
を提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係るイオン化式煙感知器
の外電極とシールドリングとの係合状態を示す図であ
り、第1図は外電極にシールドリングを係合する際のシ
ールドリングの係合爪の動きを示した要部断面図、第2
図は外電極にシールドリングの係合を完了した状態を示
す要部断面図、第3図および第4図は従来のイオン化式
煙感知器を示す図であり、第3図は外電極にシールドリ
ングの係合を完了した状態を示す要部断面図、第4図は
外電極とシールドリングの斜視図、第5図はイオン化式
煙感知器全体の要部断面図である。 1……イオン室、2……外電極、2a……開口、2b……係
合孔、2c……凸状部、2d……外電極の底面、4……シー
ルドリング、4a……係合爪、4c……凹状部、4d……先端
の折り曲げ部、13……間隔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周側面に煙が流入する開口を有し底面に一
    対の係合孔を有する内部がイオン室である有底筒状の外
    電極に、前記開口を適宜間隔をもって覆う立ち上がり片
    を有する略皿状で導電性のシールドリングを、該シール
    ドリングの底面に設けた一対の係合爪を前記係合孔より
    挿入回転することにより装着し、前記外電極の底面には
    凸状部を設け、係合爪には凹状部を設け、前記各凸凹状
    部が嵌合して係止するイオン化式煙感知器において、前
    記係合爪の基端に前記外電極の板厚より僅かに高い立ち
    上げを設けて斜め下に折り返すとともに、更にその先端
    を斜め上に折り曲げ、係合時に該係合爪の先端折り曲げ
    部が前記外電極の底面を押圧するようにしたことを特徴
    とするイオン化式煙感知器。
JP7892290U 1990-07-24 1990-07-24 イオン化式煙感知器 Expired - Lifetime JP2516195Y2 (ja)

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