JPH057673Y2 - - Google Patents

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JPH057673Y2
JPH057673Y2 JP1986202861U JP20286186U JPH057673Y2 JP H057673 Y2 JPH057673 Y2 JP H057673Y2 JP 1986202861 U JP1986202861 U JP 1986202861U JP 20286186 U JP20286186 U JP 20286186U JP H057673 Y2 JPH057673 Y2 JP H057673Y2
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cover
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shield cover
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、イオン化式火災感知器に関するも
ので、更に述べると、シールドカバーと外部電極
との間の電気的導通が確実なイオン化式火災感知
器に関するものである。
従来の技術 従来のイオン化式火災感知器は、第4図に示す
様に、基台1と空気流通口2を有するカバー3と
で構成する本体b内に、シールド基板4とシール
ドカバー5とからなるシールドケース6を設け、
このシールドケース6内に、煙流入口7が形成さ
れている外部電極8を取り付けたプリント基板9
を設けると共にシールドカバー5に複数の外方曲
舌片aを設け、この曲舌片aの弾力によりシール
ドカバー5の開口部5aを外部電極8に当接せし
め、シールドカバー5と外部電極8とを電気的に
接続している。
なお、図において、cは、貫通コンデンサ、d
は、中間電極、eは、放射線源、fは、プリント
基板9に配設された回路部品である。
考案が解決しようとする問題点 従来例のイオン化式火災感知器では、シールド
カバー5の開口部5aの周縁が、全体にわたつて
外部電極8に接触し、これにより両者間の電気的
誘導が、確実におこなわれることを期待している
が、実際には、複数の舌片aの折り曲げ角度の違
い等により、開口部5aと外部電極8との間の接
触は、点接触状態となる。
そのためシールドカバー5と外部電極8との間
の電気的導通が不確実になると共に両者間に電位
差が生じシールド効果に問題が生じる。
また、カバー3とシールドカバー5との間に間
隙があり、この間から空気中のほこりや煙が舌片
aの間隙を通つてシールドケース6と外部電極8
とで囲まれた空間に入る。
そのため、その空間中に設けられているプリン
ト基板9や回路部品fにそれらが付着し、絶縁性
を低下させてしまう。
更に、舌片aの弾性圧の調節が非常に困難であ
る上、舌片aの弾性圧の作用によりカバー3とプ
リント基板9とは、それぞれ反対方向に押圧され
るので、感知器が高温環境下におかれた場合に
は、熱で軟化しやすい樹脂モールド製のカバー3
やプリント基板9が変形する恐れがある。
この考案は、上記事情に鑑みシールドケースの
シールドカバーと外部電極との導電を確実に行う
と共にシールドカバーの弾性圧によつてカバーや
プリント基板が変形しないようにすることを目的
とする。
問題点を解決するための手段 この考案は、基台10と空気流通口21を有す
るカバー20とで構成される本体B内に、少なく
ともシールド基板12と中央部に開口部32を有
するシールドカバー30とを備えたシールドケー
スを設け、このシールドケース内にプリント基板
13を設け、上部が大径部14aで下部が煙流入
口18を有する小径部14bで形成された外部電
極14を、その上端が上記プリント基板13に固
定され小径部14bが上記シールドカバー30の
開口部32を挿通して設けてなるイオン化式火災
感知器において、上記シールドカバー30の開口
部32の周縁32aに、上記外部電極14の大径
部14aの側壁を圧接挟持する複数の上方折曲片
33を設けたことを特徴とするイオン化式火災感
知器である。
作 用 シールドカバーの開口部の周縁に設けた複数の
上方折曲片は、その弾性作用により常時、外部電
極の側壁と面接触するので、外部電極は、この上
方折曲片を介してシールド基板と確実に接続す
る。
又、カバーやプリント基板には、シールドカバ
ーからの弾性圧が加わることが無い。
実施例 この考案の一実施例を、添付図面により説明す
るが同一図面符号は、その名称も機能も同一であ
る。
第1図において、Bは、基台10と、カバー2
0とからなる本体である。この基台10には貫通
コンデンサ11を備えたシールド基板12と、プ
リント基板13とが設けられている。
このプリント基板13には、外部電極14、回
路部品15、放射線源17を有する内部電極放射
線透過孔を有する中間電極16が設けられてい
る。
外部電極14は、大径部14aと、煙流入口1
8を有する小径部14bとからなり、両者14
a,14bは、段部14cを介して一体となつて
いる。
カバー20は、基台10に着脱されるが、この
カバー20には、空気流通口21が形成されてい
る。
30は、シールドカバーで、このシールドカバ
ー30の底辺31の中央部には、開口部32が形
成されている。
この開口部32は、外部電極14の小径部14
bが通り、大径部14aが通らない大きさに形成
されており、その周縁32aには、複数の上方折
曲片33が設けられている。
この上方折曲片33は、<字状に形成され、そ
の弾力作用により、外部電極14の大径部14a
に常時圧接されているが、この弾力作用は、プリ
ント基板13やカバー20に影響を及ぼすことは
ない。
40は、シールド板で、このシールド板40に
は、押圧片41と折曲片42が設けられている。
この押圧片41は、外部電極14の煙流入口18
を囲うように配設された筒状の防虫金網43の内
側を押圧するので、防虫金網43は、シールド板
40と同電位となる。
折曲片42は、外部電極14の小径部14bの
底壁とカバー20との間に配設され、外部電極1
4の小径部14bの底壁に弾接するので、シール
ド板40は外部電極14と同電位になる。
又、カバー20は、この折曲片42の弾力によ
り下方に押し上げられるので、がたつきが発生し
ない。
50は、防虫金網43を取り付けた空気流調整
体で、その上端縁50aは、外部電極14とシー
ルドカバー30との間に生じた隙間を塞ぎシール
ドカバー30内に煙が侵入するのを防止してい
る。
考案の効果 この考案は以上の様に構成したので、次の如き
顕著な効果を奏する。
A;シールドカバーの上方折曲片はその弾力作用
により常に外部電極と面接触する。従つて従来
例と異なり、シールドカバーと外部電極との間
の接触が点接触となるのを防止して十分な電気
的導通を得、確実なシールド効果が得られる。
B;シールドカバーと外部電極との間の接触を得
るために上方折曲片を用いてもカバーやプリン
ト基板に対して該上方折曲片の弾力が加わらな
いので、従来例と異なり、該カバーやプリント
基板が変形することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す縦断面図、
第2図は、第1図の要部拡大図、第3図は、第2
図のシールドカバーの平面図、第4図は、従来例
を示す断面図である。 10……基台、12……シールド基板、13…
…プリント基板、14……外部電極、18……煙
流入口、20……カバー、21……空気流通口、
30……シールドカバー、32……開口部、32
a……周縁、33……上方折曲片、B……本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台10と空気流通口21を有するカバー20
    とで構成される本体B内に、少なくともシールド
    基板12と中央部に開口部32を有するシールド
    カバー30とを備えたシールドケースを設け、こ
    のシールドケース内にプリント基板13を設け、
    上部が大径部14aで下部が煙流入口18を有す
    る小径部14bで形成された外部電極14を、そ
    の上端が上記プリント基板13に固定され小径部
    14bが上記シールドカバー30の開口部32を
    挿通して設けてなるイオン化式火災感知器におい
    て、上記シールドカバー30の開口部32の周縁
    32aに、上記外部電極14の大径部14aの側
    壁を圧接挟持する複数の上方折曲片33を設けた
    ことを特徴とするイオン化式火災感知器。
JP1986202861U 1986-12-24 1986-12-24 Expired - Lifetime JPH057673Y2 (ja)

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JPS63103191U JPS63103191U (ja) 1988-07-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2545368Y2 (ja) * 1990-02-23 1997-08-25 松下電工株式会社 イオン化式煙感知器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593363B2 (ja) * 1978-02-13 1984-01-24 日東精工株式会社 物品移送装置

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