JPH0624956Y2 - イオン化式煙感知器の取付構造 - Google Patents
イオン化式煙感知器の取付構造Info
- Publication number
- JPH0624956Y2 JPH0624956Y2 JP1985129057U JP12905785U JPH0624956Y2 JP H0624956 Y2 JPH0624956 Y2 JP H0624956Y2 JP 1985129057 U JP1985129057 U JP 1985129057U JP 12905785 U JP12905785 U JP 12905785U JP H0624956 Y2 JPH0624956 Y2 JP H0624956Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- fet
- printed circuit
- circuit board
- external
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、火災の感知に用いるイオン化式煙感知器に関
するもので、特に、イオン化式煙感知器の取付構造に関
するものである。
するもので、特に、イオン化式煙感知器の取付構造に関
するものである。
従来の技術 イオン化式煙感知器は、煙を検出するために感知器にイ
オン室を設け、煙がイオン室に侵入したときにイオン電
流の変化を火災信号に変換し、火災報知を行なうもので
ある。
オン室を設け、煙がイオン室に侵入したときにイオン電
流の変化を火災信号に変換し、火災報知を行なうもので
ある。
この種の感知器には1つのイオン室だけで煙を検出する
ものもあるが、煙の濃度が徐々に増加する場合や、周囲
温度の変化に対する特性の変化が感度に影響するなどの
欠点がある。
ものもあるが、煙の濃度が徐々に増加する場合や、周囲
温度の変化に対する特性の変化が感度に影響するなどの
欠点がある。
そこで、室内の空気が自由に出入することができる外部
イオン室と外気から独立した密閉構造の内部イオン室を
設け、内部イオン室の内部電極に放射線源を設け、該放
射線源を中間電極の通孔を介して外部イオン室にも放射
せしめることにより、上記の問題点を解決している。
イオン室と外気から独立した密閉構造の内部イオン室を
設け、内部イオン室の内部電極に放射線源を設け、該放
射線源を中間電極の通孔を介して外部イオン室にも放射
せしめることにより、上記の問題点を解決している。
考案が解決しようとする問題点 従来のイオン化式煙感知器では、感知器基台を複雑に形
成し、これらに内部電極,中間電極および外部電極など
の主要部材をねじやピンなどで取り付けているので、構
造が複雑な上、組立に長時間を要し、作業性が良くな
い。
成し、これらに内部電極,中間電極および外部電極など
の主要部材をねじやピンなどで取り付けているので、構
造が複雑な上、組立に長時間を要し、作業性が良くな
い。
又、放射線源は高温,例えば800℃になると溶融し危
険であることから、火災の際には、火災感知器は天井か
ら落ちる構造となつているが、従来例の感知器では天井
から落下すると放射線源が床面に飛散し危険である上、
該放射線源は小さいので発見するのが困難である。
険であることから、火災の際には、火災感知器は天井か
ら落ちる構造となつているが、従来例の感知器では天井
から落下すると放射線源が床面に飛散し危険である上、
該放射線源は小さいので発見するのが困難である。
本考案は上記事情に鑑み、作業性の向上と放射線源の飛
散防止を図ることを目的とする。
散防止を図ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、内部イオン室の内部電極に設けられた放射線
源が中間電極の通孔を介して外部イオン室にも放射され
るイオン化式煙感知器において、上記内部電極および中
間電極を、所定間隔を置いて支持するFET収納部付絶
縁台が上記内部電極の取り付けロッドを介して、また、
上記中間電極および絶縁台を覆い、かつ煙流入口を備え
た外部電極が、その端縁を介して、それぞれプリント基
板に取り付けられ、上記プリント基板が蓋状のシールド
板を備えた接続ピンにより感知器基台に取り付けられ、
上記シールド板に、外部電極およびプリント基板を覆
い、かつ、煙流入口を備えた椀状のシールドケースを嵌
めて固定するとともに、該FET収納部に、FETを密
封した充填ケースを収納せしめたことを特徴とするイオ
ン化式煙感知器の取付構造である。
源が中間電極の通孔を介して外部イオン室にも放射され
るイオン化式煙感知器において、上記内部電極および中
間電極を、所定間隔を置いて支持するFET収納部付絶
縁台が上記内部電極の取り付けロッドを介して、また、
上記中間電極および絶縁台を覆い、かつ煙流入口を備え
た外部電極が、その端縁を介して、それぞれプリント基
板に取り付けられ、上記プリント基板が蓋状のシールド
板を備えた接続ピンにより感知器基台に取り付けられ、
上記シールド板に、外部電極およびプリント基板を覆
い、かつ、煙流入口を備えた椀状のシールドケースを嵌
めて固定するとともに、該FET収納部に、FETを密
封した充填ケースを収納せしめたことを特徴とするイオ
ン化式煙感知器の取付構造である。
作用 内部電極の取付ロッドを介してプリント基板に絶縁台を
固定するとFETを密閉した充填ケースはFET収納部
で、覆われているとともに収納部はプリント基板に固定
される。この絶縁台に中間電極をねじ止めし、外部電極
の端縁をプリント基板に固定し、中間電極および絶縁台
を覆う。
固定するとFETを密閉した充填ケースはFET収納部
で、覆われているとともに収納部はプリント基板に固定
される。この絶縁台に中間電極をねじ止めし、外部電極
の端縁をプリント基板に固定し、中間電極および絶縁台
を覆う。
次にプリント基板をシールド板を備えた接続ピンにより
感知器基台に取り付けるとともに、該シールド板に椀状
のシールドケースを押し込めて嵌め込む。
感知器基台に取り付けるとともに、該シールド板に椀状
のシールドケースを押し込めて嵌め込む。
実施例 本考案の一実施例を添附図面により説明するが、同一図
面符号はその名称も機能を同一である。
面符号はその名称も機能を同一である。
図においてAはイオン化式煙感知器、1は電界効果トラ
ンジスタFETなどの検出回路を設けたプリント基板で
この基板1には内部電極5と中間電極8を所定間隔をお
いて支持するFET収納部付絶縁台2が設けられてい
る。この収納部30は絶縁台2と一体に形成されたU字
状のケースで、該収納部30内には、充填ケース31に
密閉されたFETが収納されている。
ンジスタFETなどの検出回路を設けたプリント基板で
この基板1には内部電極5と中間電極8を所定間隔をお
いて支持するFET収納部付絶縁台2が設けられてい
る。この収納部30は絶縁台2と一体に形成されたU字
状のケースで、該収納部30内には、充填ケース31に
密閉されたFETが収納されている。
この様にFETは充填ケース31により湿気から保護さ
れ、又該収納部30により外部からの衝撃から保護され
るので、常にFETの機能を正常に維持することができ
る。
れ、又該収納部30により外部からの衝撃から保護され
るので、常にFETの機能を正常に維持することができ
る。
絶縁台2の中央には貫通孔3が形成され、その周縁には
複数個の中間電極用の支柱4が設けられており、この絶
縁台2は、貫通孔3から挿入される内部電極5の取付ロ
ッド7によりプリント基板1にねじ止めされる。
複数個の中間電極用の支柱4が設けられており、この絶
縁台2は、貫通孔3から挿入される内部電極5の取付ロ
ッド7によりプリント基板1にねじ止めされる。
絶縁台2の支柱4に、中間電極8をねじ10で固定する
と共に、中間電極8の通孔9を、内部電極5の放射線源
6に対向せしめる。
と共に、中間電極8の通孔9を、内部電極5の放射線源
6に対向せしめる。
中間電極8および絶縁台2を、煙流入口12を備えた椀
状の外部電極11で覆い、該電極11の突出部13をプ
リント基板1の孔14に嵌挿し、カシメて固定するが、
この固定方法は、半田付でもよい。
状の外部電極11で覆い、該電極11の突出部13をプ
リント基板1の孔14に嵌挿し、カシメて固定するが、
この固定方法は、半田付でもよい。
15は、内部イオン室で、内部電極5と中間電極8とで
区画される領域で、その間の空気は放射線源6によりイ
オン化され、又、中間電極8と外部電極11とで区画さ
れる外部イオン室16の空気も、通孔9を通つてくる放
射線源6によりイオン化される。
区画される領域で、その間の空気は放射線源6によりイ
オン化され、又、中間電極8と外部電極11とで区画さ
れる外部イオン室16の空気も、通孔9を通つてくる放
射線源6によりイオン化される。
プリント基板1は、蓋状のシールド板18を備えた接続
ピン17により、感知器基台19に固定されているが、
接続ピン17の一端はプリント基板1を貫通し、その他
端は基台19の刃金具20に接続しながら、各々半田付
けにより固定されている。刃金具20は天井面に取り付
けたベースの刃受金具(図示しない)と電気的・機械的
に接続される。
ピン17により、感知器基台19に固定されているが、
接続ピン17の一端はプリント基板1を貫通し、その他
端は基台19の刃金具20に接続しながら、各々半田付
けにより固定されている。刃金具20は天井面に取り付
けたベースの刃受金具(図示しない)と電気的・機械的
に接続される。
固定手段として、接続ピン17の代わりに貫通コンデン
サを用いてもよい。
サを用いてもよい。
煙流入口22を備えた椀状のシールドケース21を、外
部電極11およびプリント基板1を覆うようにして、シ
ールド板18のばね23に押し込み、係合支持させる。
部電極11およびプリント基板1を覆うようにして、シ
ールド板18のばね23に押し込み、係合支持させる。
24は煙流入口25を備えた感知器カバーで、このカバ
ー24の鉤状の係合部26と、感知器基台19の段状の
係合部27が係合することによりケース28は一体的に
固定される。
ー24の鉤状の係合部26と、感知器基台19の段状の
係合部27が係合することによりケース28は一体的に
固定される。
考案の効果 本考案は以上の様に構成したので、次の様な顕著な効果
を奏する。
を奏する。
(1)従来例に比べ、ねじやピンの使用個数が極めて少な
いので、組み立て時間が短縮され、作業性の向上を図る
ことができる。
いので、組み立て時間が短縮され、作業性の向上を図る
ことができる。
(2)FET収納部付絶縁台を用いたので、絶縁台をプリ
ント基板に固定すれば、同時にFET収納部もプリント
基板に固定されるため、該収納部の取り付けが極めて容
易となる。又、該収納部内に、充填ケースに密封された
FETを収納するので、FETは湿度や外部からの衝撃
から完全に保護される。
ント基板に固定すれば、同時にFET収納部もプリント
基板に固定されるため、該収納部の取り付けが極めて容
易となる。又、該収納部内に、充填ケースに密封された
FETを収納するので、FETは湿度や外部からの衝撃
から完全に保護される。
そのため常にFETの機能を正常に維持することができ
るので、正確な火災監視を行うことができる。
るので、正確な火災監視を行うことができる。
(3)プリント基板が蓋状のシールド板を備えた接続ピン
により感知器基台に取り付けられるとともに上記シール
ド板に外部電極およびプリント基板を覆い、かつ煙流入
口を備えた椀状のシールドケースを嵌めたので、火災に
より接続ピンの半田付が溶融し、感知器が天井面から落
下してもシールドケース内に放射線源がとどまる。その
ため放射線源の飛散を防止することができるので、従来
例と異なり、該放射線源を容易に発見することができ
る。
により感知器基台に取り付けられるとともに上記シール
ド板に外部電極およびプリント基板を覆い、かつ煙流入
口を備えた椀状のシールドケースを嵌めたので、火災に
より接続ピンの半田付が溶融し、感知器が天井面から落
下してもシールドケース内に放射線源がとどまる。その
ため放射線源の飛散を防止することができるので、従来
例と異なり、該放射線源を容易に発見することができ
る。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図である。 A……イオン化式煙感知器 1……プリント基板 2……絶縁台 3……貫通孔 5……内部電極 6……放射線源 7……取付ロッド 8……中間電極 11……外部電極 12,22,25……煙流入口 15……内部イオン室 16……外部イオン室 17……接続ピン 18……シールド板 21……シールドケース
Claims (1)
- 【請求項1】内部イオン室の内部電極に設けられた放射
線源が中間電極の通孔を介して外部イオン室にも放射さ
れるイオン化式煙感知器において、上記内部電極および
中間電極を、所定間隔を置いて支持するFET収納部付
絶縁台が上記内部電極の取り付けロッドを介して、ま
た、上記中間電極および絶縁台を覆い、かつ煙流入口を
備えた外部電極が、その端縁を介して、それぞれプリン
ト基板に取り付けられ、上記プリント基板が蓋状のシー
ルド板を備えた接続ピンにより感知器基台に取り付けら
れ、上記シールド板に、外部電極およびプリント基板を
覆い、かつ、煙流入口を備えた椀状のシールドケースを
嵌めて固定するとともに、該FET収納部に、FETを
密封した充填ケースを収納せしめたことを特徴とするイ
オン化式煙感知器の取付構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129057U JPH0624956Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | イオン化式煙感知器の取付構造 |
US06/897,617 US4761557A (en) | 1985-08-24 | 1986-08-18 | Ionization-type smoke detector |
DE8686111558T DE3683334D1 (de) | 1985-08-24 | 1986-08-21 | Ionisationstyp-rauchdetektor. |
EP86111558A EP0217100B1 (en) | 1985-08-24 | 1986-08-21 | An ionization-type smoke detector |
CA000516656A CA1249671A (en) | 1985-08-24 | 1986-08-22 | Ionization-type smoke detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129057U JPH0624956Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | イオン化式煙感知器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237393U JPS6237393U (ja) | 1987-03-05 |
JPH0624956Y2 true JPH0624956Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31025290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985129057U Expired - Lifetime JPH0624956Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 | イオン化式煙感知器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624956Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2554774Y2 (ja) * | 1990-01-26 | 1997-11-17 | 能美防災株式会社 | 火災感知器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718797Y2 (ja) * | 1975-06-16 | 1982-04-20 | ||
JPS5673095U (ja) * | 1979-11-06 | 1981-06-16 | ||
JPS5673096U (ja) * | 1979-11-06 | 1981-06-16 | ||
JPS58114635U (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-05 | 株式会社日立製作所 | チユ−ナのシ−ルド構造 |
JPS58153356U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-13 | 松下電工株式会社 | イオン化式煙感知器 |
-
1985
- 1985-08-24 JP JP1985129057U patent/JPH0624956Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237393U (ja) | 1987-03-05 |
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