JPH0615184U - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JPH0615184U
JPH0615184U JP5594892U JP5594892U JPH0615184U JP H0615184 U JPH0615184 U JP H0615184U JP 5594892 U JP5594892 U JP 5594892U JP 5594892 U JP5594892 U JP 5594892U JP H0615184 U JPH0615184 U JP H0615184U
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JP
Japan
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housing
fire detector
inner layer
conductive
outer layer
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Pending
Application number
JP5594892U
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English (en)
Inventor
宏明 佐々木
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0615184U publication Critical patent/JPH0615184U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体とは別にシールドケースを必要とせず、
組立が簡単であるとともに、筐体内にシールドケースの
設置スペースを必要としない火災感知器を目的としてい
る。 【構成】 筐体が一体構造の外側層と内側層とからな
り、前記外側層は非導電性樹脂で、内側層は導電性物質
で構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は火災感知器に関するもので、特に、検出回路等の回路部品が搭載さ れたプリント基板が収納される火災感知器のシールド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光電式やイオン化式等の煙感知器、赤外線式や紫外線式等の炎感知器、サーミ スタ等の半導体感熱素子を用いた熱式感知器では、増幅回路や判別回路、もしく は増幅回路、サンプルホールド回路、アナログ・デジタル変換回路、マイクロコ ンピュータ等の検出回路や、信号送出(送受信)回路、等の回路部品を搭載した プリント基板を筐体内に収納している。また、光電式の場合には、発光素子や受 光素子を備えた煙検出用暗箱が、イオン化式の場合には、基準抵抗素子(内部イ オン室)と外部イオン室が、炎感知器の場合には、赤外線検出素子や紫外線検出 素子が、一般的には筐体内にプリント基板とともに収納されており、熱感知器の 場合には、サンーミスタ等の半導体感熱素子が筐体から突出するように設けられ ている。
【0003】 ところで、このような火災感知器では、筐体内に設けられた検出回路等の回路 部品が、外部からの電磁ノイズの影響により誤動作して、火災信号を出力したり 、あるいは、実際の火災現象の物理量信号とは異なる物理量信号を出力したりす る。
【0004】 このため、従来のこの種の火災感知器では、筐体内に金属製のシールド板とこ のシールド板に係合されるシールドカバーとからなるシールドケースを設けるか 、あるいは、シールドカバーの代わりにプリント基板の片面にベタアース等とも いわれる広い面積のアース部分を設けてこのアース部分とシールド板とによりシ ールドケースを構成し、このシールドケースによって回路部品を電磁シールドす るようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のこの種の火災感知器では、電磁ノイズによる誤動作を防止 するため、筐体内にシールドケースを設けているため、筐体とは別にシールドケ ースの部品を必要とし、組立が面倒であるとともに、筐体内にシールドケースの 設置スペースを必要とし、その分、プリント基板を小型化せざるをえず、回路部 品の搭載に制約を受けるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の点に鑑み、筐体とは別にシールドケースを必要とせず、組立 が簡単であるとともに、筐体内にシールドケースの設置スペースを必要としない 火災感知器を目的とするもので、筐体内に検出回路等の回路部品が搭載されたプ リント基板が設けられ、前記プリント基板に前記筐体内もしくは前記筐体外に設 けられた火災感知素子が接続されてなる火災感知器において、前記筐体が一体構 造の外側層と内側層とからなり、前記外側層は非導電性樹脂で、前記内側層は導 電性物質で、それぞれ構成されてなることを特徴とするものである。
【0007】 また、前記内側層の導電性物質は導電性樹脂からなり、前記内側層と外側層と は一体成形により形成されてなることを特徴とするものである。
【0008】 また、前記内側層の導電性物質は、前記外側層の内面に層状に塗布された導電 性塗料からなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
火災感知器の筐体が一体構造の外側層と内側層とからなり、前記外側層は非導 電性樹脂で、前記内側層は導電性物質で、それぞれ構成したので、筐体とは別に シールドケースを必要とせず、組立が簡単であるとともに、筐体内にシールドケ ースの設置スペースを必要とせず、筐体内に設けるプリント基板を小型にせずに すむ。
【0010】
【実施例】
以下、この考案による火災感知器の1実施例を図面により説明する。
【0011】 図1は、この考案による火災感知器の1実施例の断面図で、10は火災感知器 、11は感知器筐体、12は感知器筐体11を天井等に取り付けるための感知器 ベースである。
【0012】 火災感知器10において、20は筐体11の本体で、この本体20は、非導電 性樹脂でなる外側層21と、金属粉や金属繊維等が混入された導電性樹脂でなる 内側層22とが一体成形により形成されて構成されている。
【0013】 30は筐体11のカバーで、このカバー30は、本体20と同様に、非導電性 樹脂でなる外側層31と、金属粉や金属繊維等が混入された導電性樹脂でなる内 側層32とが一体成形により形成されて構成されている。カバー30は、その係 合片34が本体20の係合突起24に係合されることにより、本体20に係合さ れて筐体11を構成するとともに、両者の内側層22と32の電気的導通が行わ れている。
【0014】 40は筐体11内に設けられ、例えば増幅回路、火災判別回路、信号送出回路 等の回路部品が設けられたプリント基板、50はプリント基板40の下面に搭載 された火災検出部の一例としての発光素子51と受光素子52を備えた暗箱であ る。
【0015】 プリント基板40は、その係止孔41が本体20の係止柱25の先端に係止さ れることによって本体20に固定されるとともに、本体20の上面に設けられた 刃金具60と61にそれぞれの固定用ネジ62と63、並びに第1の導通片64 と第2の導通片65を介して電気的に接続されている。そして、第1の導通片6 4は固定用ネジ62によって本体20の導電性樹脂でなる内側層22に圧接され ることにより、筐体11の内側層22、32と、プリント基板40と、一方の刃 金具60との電気的導通がなされ、筐体11内の回路部品は導電性物質でなる内 側層22、32により電磁シールドされる。
【0016】 図2は、この考案による火災感知器の他の実施例の断面図で、図1と同様の部 分には同一符号を付し、説明を省略する。
【0017】 この実施例において、図1と異なる点は、筐体11の本体20の内側層23と カバー30の内側層33とを、本体20の非導電性樹脂でなる外側層21の内面 とカバー30の非導電性樹脂でなる外側層31の内面とに、例えば金属粉や金属 繊維等の導電性物質が混入された導電性塗料を吹き付け等によりそれぞれ層状に 塗布することによって、一体に構成した点で、他の構成は図1の実施例と同様の 構成である。
【0018】 この実施例の場合にも、層状の導電性塗料でなる筐体11の内側層23、33 は、第1の導通片65を介してプリント基板40ならびに一方の刃金具60に電 気的に接続され、筐体11内の回路部品は導電性物質でなる内側層23、33に より電磁シールドされる。
【0019】 なお、上記各実施例では火災検出部が筐体内に設けられる火災感知器の場合に ついて説明したが、例えば感熱素子としてのサーミスタを筐体外に突出させる熱 式感知器のように、火災検出部が筐体外に設けられる火災感知器の場合も同様で ある。
【0020】
【効果】
この考案によれば、火災感知器の筐体が一体構造の外側層と内側層とからなり 、前記外側層は非導電性樹脂で、前記内側層は導電性物質で、それぞれ構成した ので、筐体とは別にシールドケースを必要とせず、組立が簡単であるとともに、 筐体内にシールドケースの設置スペースを必要とせず、筐体内に設けるプリント 基板を小型にせずにすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による火災感知器の1実施例の断面図
である。
【図2】この考案による火災感知器の他の実施例の断面
図である。
【符号の説明】
10 火災感知器 11 筐体 20 筐体11の一部である本体 30 筐体11の一部であるカバー 21、31 非導電性樹脂でなる外側層 22、32 導電性樹脂でなる内側層 23、33 導電性塗料層でなる内側層 40 プリント基板 50 火災検出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に検出回路等の回路部品が搭載され
    たプリント基板が設けられ、前記プリント基板に前記筐
    体内もしくは前記筐体外に設けられた火災感知素子が接
    続されてなる火災感知器において、 前記筐体が一体構造の外側層と内側層とからなり、前記
    外側層は非導電性樹脂で、前記内側層は導電性物質で、
    それぞれ構成されてなることを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】前記内側層の導電性物質は導電性樹脂から
    なり、前記内側層と外側層とは一体成形により形成され
    てなることを特徴とする請求項1記載の火災感知器。
  3. 【請求項3】前記内側層の導電性物質は、前記外側層の
    内面に層状に塗布された導電性塗料からなることを特徴
    とする請求項1記載の火災感知器。
JP5594892U 1992-07-17 1992-07-17 火災感知器 Pending JPH0615184U (ja)

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