JP2545175B2 - 商品収納装置 - Google Patents

商品収納装置

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JP2545175B2
JP2545175B2 JP4122246A JP12224692A JP2545175B2 JP 2545175 B2 JP2545175 B2 JP 2545175B2 JP 4122246 A JP4122246 A JP 4122246A JP 12224692 A JP12224692 A JP 12224692A JP 2545175 B2 JP2545175 B2 JP 2545175B2
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product
product container
movable plate
push
container
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彰 清水
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶またはビン入り飲料用
の自動販売機等に用いられる商品収納装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機としては、上
下方向に延びる複数の商品通路内に商品を積み重ねて収
納し、商品通路の下端から一個ずつ落下搬出するように
したサ−ペンタイン式のものが主流であるが、最近では
インドアタイプの自動販売機として、実願平3−105
616号に記載されたようなものも提案されている。
【0003】この自動販売機は、図15に示すように上
面を開閉自在となした自動販売機本体1の内部に、上面
に商品投入用の開口部を有する商品容器2と、商品容器
2の一側面に配置された上下一対のスプロケット3,4
と、各スプロケット3,4に取付けられた無端状のチェ
−ン5と、チェ−ン5に取付けられた複数の押上部材6
と、下方のスプロケット4にベルト7を介して連結され
たチェ−ン駆動用のモ−タ8とからなる商品収納装置を
備え、商品容器2内に収納した商品Aを各押上部材6に
よって上昇させ、自動販売機本体1の前面に設けた商品
取出口1aに順次搬出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商品Aのサ
イズには、長手方向の寸法が長いもの(例えば250ml
缶)と、短いもの(例えば190ml缶)とがあるが、商
品容器2の内側面の間隔を長い缶に合わせて設定すれ
ば、各サイズの商品Aを扱うことができる。この場合、
長い缶を収納するときは何ら支障なく搬出動作を行うこ
とができるが、短い缶の場合は商品Aの長手方向に必要
以上の隙間が生じ、押上部材6上の商品Aの姿勢が不安
定になり易い。このため、商品Aが押上部材6にスム−
ズに載らなかったり、押上部材6から脱落したりすると
いう問題点があった。また、商品Aを商品容器2に投入
する際、各商品Aは横向きに積み重ねられるが、短い缶
は商品容器2の内側面との隙間によって長手方向の規制
を受けにくいため、商品容器2内で縦向きの姿勢になり
易く、縦向きになった場合は搬出不能となり、販売動作
に多大な支障を来すという問題点があった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、商品のサイズが異な
る場合でも、それぞれの搬出動作を確実に行うことので
きる商品収納装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、上面に商品投入用の開口部を有する商品容
器と、該商品容器の前面に沿って上下方向に回動する無
端状のチェ−ンと、該チェ−ンに取付けられた複数の押
上部材とを備え、商品容器内に収納した商品を各押上部
材によって順次上昇させ商品容器の外部に搬出する商品
収納装置において、前記商品容器内の幅方向一側面に対
向し、且つ同方向に移動自在に配置された可動板を備え
ている。これにより、可動板を商品容器内の幅方向に移
動することにより、商品容器内の幅方向一側面と可動板
との間隔が変わることから、商品容器内の間隔を商品の
サイズに応じて任意に変更することが可能である。
【0007】
【作用】本発明の商品収納装置によれば、商品容器の内
側面の間隔を商品のサイズに応じて任意に変更すること
により、該内側面の間隔が各サイズの商品に適合し、そ
れぞれの搬出動作が確実に行われる。
【0008】
【実施例1】図1乃至図5は本発明の第1の実施例を示
すものである。この商品収納装置は従来例と同様の自動
販売機本体内に設けられ、上面に商品投入用の開口部を
有する商品容器10と、商品容器10の前面に取付けら
れた上下一対のスプロケット20,21と、各スプロケ
ット20,21に巻き掛けられたチェ−ン30と、チェ
−ン30に取付けられた計8個の押上部材40と、一方
のスプロケット21を回転駆動するモ−タ50と、チェ
−ン30に張力を付与する緊張装置60と、商品容器1
0の内側面の間隔を変更する可動板70とから構成され
ている。
【0009】商品容器10は図2に示すように前面及び
上面を開口し、商品投入口をなす上面の開口部10aか
ら商品Aをバラ積みに収納できるようになっている。
尚、図2では商品容器10の手前側の側面は図示を省略
してある。商品容器10の内部には前下りに傾斜した底
板11が上げ底状に取付けられ、底板11の前端には後
記する押上部材40の通過を許容する切り欠き11aが
形成されている。また、商品容器10内の両側面には押
上部材40を案内するガイドレ−ル12が設けられてい
る。このガイドレ−ル12はやや前傾して商品容器10
の前面を上下に延びる二枚の対向板12a,12bから
なり、押上部材40のロ−ラを各対向板12a,12b
間に移動させるようになっている。また、ガイドレ−ル
12の上端には前下りに延びる案内板13が取付けら
れ、この案内板13には押上部材40の通過を許容する
切り欠き13aが形成されている。
【0010】各スプロケット20,21はその回転軸2
0a,21aに取付けられ、各回転軸20a,21aの
両端は商品容器10の両側面に設けた孔10b,10c
に回転自在に挿入されている。
【0011】チェ−ン30は多数のリンクをピンによっ
て交互に連結した周知の構造からなるが、各押上部材4
0の取付部分に対応するリンク31は他のものと形状が
異なっている。つまり、このリンク31は押上部材40
側に突出するL字形の取付片31aを一体に形成してな
り、取付片31aにはねじ挿通用の孔31bが形成され
ている。
【0012】各押上部材40はチェ−ン30の外周に互
いに等間隔で取付けられており、図3に示す如く略三角
形状の両端片を直角に折り曲げて側面部40aを形成す
るとともに、各側面部40aよりも延出した前上がりの
先端片40bを有し、各側面部40aにはロ−ラ41が
それぞれ上下に取付られている。各ロ−ラ41は左右の
側面部40aを互いに貫通するピン42を軸として回動
自在に支持されており、上方のピン42はチェ−ン30
との連結金具43を連通している。連結金具43は両端
が押上部材40に向かって延びるコ字形をなし、その両
端にはピン42を挿通する孔43aが形成されている。
また、各ピン42は押上部材40を貫通した後、その先
端に抜止用のEリング44が嵌着される。一方、連結金
具43の左右二箇所にはねじ孔43bが穿設され、チェ
−ン30のリンク31の孔31bにねじ45を通してね
じ孔43bに締結することにより、押上部材40がピン
42を軸として回動自在に取付けられている。
【0013】モ−タ50は底板11の下方に配置され、
その回転軸50aは図1に示すように下方のスプロケッ
ト21に取付けられたプ−リ51にベルト52を介して
連結されている。
【0014】緊張装置60は、チェ−ン30を押圧する
スプロケット61と、スプロケット61を支持するア−
ム62とからなり、ア−ム62は図示しないスプリング
等によってチェ−ン押圧方向に付勢されている。また、
ア−ム62の支軸62aは商品容器10の両側面に設け
た孔10dに挿入されている。
【0015】可動板70は図2、図4及び図5に示すよ
うに商品容器10の実質的な商品収納部の側面よりもや
や小さく形成され、商品容器10の一方の側面(図示せ
ず)に二本の偏心シャフト71を介して取付けられてい
る。各シャフト71は両端側の軸心に対して中央側の軸
心が所定距離だけ偏位した屈曲形状を有し、その両端側
は取付金具72によって商品容器10の一方の側面に、
その中央側は取付金具73によって可動板70にそれぞ
れ回動自在に連結されている。即ち、可動板70は各シ
ャフト71の回動により、図5に示す如く商品容器10
の他方の側面に対向して平行移動できるようになってい
る。また、一方のシャフト71の上端は上方に延設され
ており、この延設部71aは商品容器10の上面に架設
された位置決め板74の長孔74aに挿入されている。
長孔74aは両端及び中央の計3箇所に溝を有し、任意
の溝にシャフト71の延設部71aを嵌合することによ
り、可動板70の位置、即ち商品容器10の内側面の間
隔を計3段階に切換えられるようになっている。また、
延設部71aは弾性変形し易いように蛇行状に形成され
るとともに、その先端には球状の把持体75が取付けら
れている。尚、ガイドレ−ル12の一方は可動板70の
移動に対応できるよう他方のガイドレ−ル12よりも幅
広に形成されている。
【0016】以上のように構成された商品収納装置は、
図示を省略したが自動販売機本体の幅方向に複数設けら
れ、それぞれ異なった種類の商品を収納できるようにな
っている。即ち、図示しない商品選択ボタンの押圧によ
り、対応する商品収納装置のモ−タ50が作動し、チェ
−ン30が図1の反時計回りに回動する。これにより、
押上部材40がガイドレ−ル12に案内されながら商品
容器10内を上昇し、各押上部材40によって商品容器
10の商品Aが一個ずつ押し上げられる。その際、モ−
タ50は一回の販売要求に対して商品一個分だけ回転動
作するようになっており、この動作により最上位の押上
部材40が案内板13の切り欠き13aを通過して商品
容器10の外側に移動する。これにより、この押上部材
40上で待機していた商品Aが図1に示すように案内板
13上に転移し、案内板13上を転動して図示しない商
品取出口に搬出される。また、押上部材40が商品容器
10の外側に移動すると、押上部材40はガイドレ−ル
12から解放されて上下に反転するとともに、自重によ
りピン42を軸として下方へ旋回し、図1に示すように
チェ−ン30から垂下した状態となって下降する。
【0017】また、商品Aのサイズが異なる場合、即ち
図4に示すように短い缶の商品A′を扱うときは可動板
70の位置を間隔の狭い方に設定し、長い缶の商品A″
を扱うときは可動板70の位置を間隔の広い方に設定す
ることにより、商品容器10の内側面の間隔が各サイズ
の商品A′,A″に適合し、各商品A′,A″の搬出動
作が確実に行われる。
【0018】このように、本実施例の商品収納装置よれ
ば、商品容器10の内側面の間隔を任意に変更し得る可
動板70を設けたので、商品Aのサイズが異なる場合で
も商品容器10の内側面の間隔を各サイズの商品に適合
させることができ、それぞれの搬出動作を確実に行うこ
とができる。
【0019】
【実施例2】図6乃至図8は本発明の第2の実施例を示
すもので、前記実施例と同等の構成部分には同一の符号
を付して示す。即ち、10は商品容器、11は底板、1
2はガイドレ−ルである。
【0020】同図において、80は前記実施例と同様の
機能を果たす可動板である。この可動板80と商品容器
10の一方の側面(図示せず)との間には二本のシャフ
ト81が配置され、各シャフト81の上端側は商品容器
10の側面に設けられた支持片82に、その下端側は底
板11にそれぞれ回動自在に貫通支持されている。各シ
ャフト81には半円状に形成された偏心カム83がそれ
ぞれ上下に間隔をおいて二枚ずつ取付けられ、各カム8
3は径方向の切片に沿ってほぼ縁部付近まで偏位した部
分をシャフト81に貫通固定されている。また、各シャ
フト81の下端側はL字状に屈曲しており、その先端同
士を連結板84によってそれぞれ回動自在に繋がれてい
る。更に、一方のシャフト81の上端はL字状に延設さ
れており、その先端には球状の把持体85が取付けられ
ている。一方、可動板80の両側部は上下二本ずつのス
プリング86によって商品容器10の一方の側面に連結
され、該側面に向かって付勢されている。これにより、
可動板80の一面が各カム83に当接し、各カム83に
よって4点支持されている。
【0021】以上の構成により、把持体85の付いたシ
ャフト81を所定方向に回動すると、連結板84で繋が
れた他方のシャフト81がこれに連動して同一方向に回
動し、各カム83が各シャフト81を中心に一斉に回転
する。これにより、各カム83が図7の一点鎖線に示す
如く偏心回転し、可動板80の位置、即ち商品容器10
の内側面の間隔が切換わる。
【0022】
【実施例3】図9乃至図11は本発明の第3の実施例を
示すもので、前記実施例と同等の構成部分には同一の符
号を付して示す。即ち、10は商品容器、11は底板、
12はガイドレ−ルである。
【0023】同図において、90は前記実施例と同様の
機能を果たす可動板である。商品容器10の背面側には
可動板90の位置決め部材91が上下二箇所に設けら
れ、各位置決め部材91には可動板90の一辺が差し込
まれる計3つの縦溝91aが設けられている。また、底
板11及び一方のガイドレ−ル12には縦溝91aに対
応した長孔11b,12cが形成され、可動板90の他
方の辺と底辺には各孔11b,12cに嵌合可能な突部
90a,90bが形成されている。
【0024】以上の構成により、任意の縦溝91a及び
長孔11b,12cを選んで可動板90を移動すれば、
可動板90の位置、即ち商品容器10の内側面の間隔を
計3段階に切換えることができる。
【0025】
【実施例4】図12乃至図14は本発明の第4の実施例
を示すもので、前記実施例と同等の構成部分には同一の
符号を付して示す。即ち、10は商品容器、11は底
板、12はガイドレ−ルである。
【0026】同図において、100は前記実施例と同様
の機能を果たす可動板で、その両側部には外方に突出し
たピン100aが上下二本ずつ固着されている。商品容
器10の背面側には可動板100の位置決め部材101
が上下二箇所に設けられ、各位置決め部材101には可
動板100のピン100aが挿入された長孔101aが
設けられている。各長孔101aにはピン100aが落
ち込む計3つの溝が形成され、一方のガイドレ−ル12
にも同様の長孔及び溝が設けられている。
【0027】以上の構成により、長孔101aの任意の
溝を選んで可動板100を移動すれば、可動板100の
位置、即ち商品容器10の内側面の間隔を計3段階に切
換えることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の商品収納
装置によれば、商品のサイズが異なる場合でも、商品容
器の内側面の間隔を各サイズの商品に適合させることが
できるので、それぞれの搬出動作を確実に行うことがで
き、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す商品収納装置の要
部側面断面図
【図2】商品容器の斜視図
【図3】押上部材の取付構造を示す分解斜視図
【図4】商品容器の側面断面図
【図5】商品容器の平面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す商品容器の斜視図
【図7】商品容器の側面断面図
【図8】商品容器の平面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す商品容器の斜視図
【図10】商品容器の側面断面図
【図11】商品容器の平面図
【図12】本発明の第4の実施例を示す商品容器の斜視
【図13】商品容器の側面断面図
【図14】商品容器の平面図
【図15】従来例を示す自動販売機の側面断面図
【符号の説明】
10…商品容器、10a…開口部、30…チェ−ン、4
0…押上部材、70,80,90,100…可動板、
A,A′,A″…商品。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に商品投入用の開口部を有する商品
    容器と、該商品容器の面に沿って上下方向に回動する
    無端状のチェ−ンと、該チェ−ンに取付けられた複数の
    押上部材とを備え、商品容器内に収納した商品を各押上
    部材によって順次上昇させ商品容器の外部に搬出する商
    品収納装置において、 前記商品容器内の幅方向一側面に対向し、且つ同方向に
    移動自在に配置された可動板を備えたことを特徴とする
    商品収納装置。
JP4122246A 1992-05-14 1992-05-14 商品収納装置 Expired - Lifetime JP2545175B2 (ja)

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JPH0628567A JPH0628567A (ja) 1994-02-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053159B2 (ja) * 1981-10-20 1985-11-22 三菱電機株式会社 炭化水素系地下資源の電気加熱方法
JP2626085B2 (ja) * 1989-09-07 1997-07-02 富士電機株式会社 自動販売機

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