JPH06208680A - 商品収納装置 - Google Patents
商品収納装置Info
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- JPH06208680A JPH06208680A JP175693A JP175693A JPH06208680A JP H06208680 A JPH06208680 A JP H06208680A JP 175693 A JP175693 A JP 175693A JP 175693 A JP175693 A JP 175693A JP H06208680 A JPH06208680 A JP H06208680A
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- product
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 商品容器の前方における押上部材の通過スペ
ースを縮小し、商品容器の容量を増大することのできる
商品収納装置を提供する。 【構成】 チェーン３０の上端に達した押上部材４０が
商品容器１０の前方へ反転しようとすると、押上部材４
０は回動規制板１４に当接してチェーン３０の進行方向
反対側に傾倒する。そして、この姿勢を回動規制板１４
によって保持されながら押上部材４０が商品容器１０の
外側を下降することから、商品容器１０の前方における
押上部材４０の通過スペースが縮小される。
ースを縮小し、商品容器の容量を増大することのできる
商品収納装置を提供する。 【構成】 チェーン３０の上端に達した押上部材４０が
商品容器１０の前方へ反転しようとすると、押上部材４
０は回動規制板１４に当接してチェーン３０の進行方向
反対側に傾倒する。そして、この姿勢を回動規制板１４
によって保持されながら押上部材４０が商品容器１０の
外側を下降することから、商品容器１０の前方における
押上部材４０の通過スペースが縮小される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は缶またはビン入り飲料用
の自動販売機等に用いられる商品収納装置に関するもの
である。
の自動販売機等に用いられる商品収納装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機としては、上
下方向に延びる複数の商品通路内に商品を積み重ねて収
納し、商品通路の下端から一個ずつ落下搬出するように
したサ−ペンタイン式のものが主流であるが、最近では
インドアタイプの自動販売機として、実願平３−１０５
６１６号に記載されたようなものも提案されている。
下方向に延びる複数の商品通路内に商品を積み重ねて収
納し、商品通路の下端から一個ずつ落下搬出するように
したサ−ペンタイン式のものが主流であるが、最近では
インドアタイプの自動販売機として、実願平３−１０５
６１６号に記載されたようなものも提案されている。
【０００３】この自動販売機は、図８に示すように上面
を開閉自在となした自動販売機本体１の内部に、上面に
商品投入用の開口部を有する商品容器２と、商品容器２
の一側面に配置された上下一対のスプロケット３，４
と、各スプロケット３，４に取付けられた無端状のチェ
−ン５と、チェ−ン５に取付けられた複数の押上部材６
と、下方のスプロケット４にベルト７を介して連結され
たチェ−ン駆動用のモ−タ８とからなる商品収納装置を
備え、商品容器２内に収納した商品Ａを各押上部材６に
よって上昇させ、自動販売機本体１の前面に設けた商品
取出口１ａに順次搬出するようになっている。また、各
押上部材６はチェ−ン５に回動自在に連結され、チェ−
ン５の上端に達すると上下に反転し、商品容器２の外側
をチェ−ン５から垂下した状態となって下降する。
を開閉自在となした自動販売機本体１の内部に、上面に
商品投入用の開口部を有する商品容器２と、商品容器２
の一側面に配置された上下一対のスプロケット３，４
と、各スプロケット３，４に取付けられた無端状のチェ
−ン５と、チェ−ン５に取付けられた複数の押上部材６
と、下方のスプロケット４にベルト７を介して連結され
たチェ−ン駆動用のモ−タ８とからなる商品収納装置を
備え、商品容器２内に収納した商品Ａを各押上部材６に
よって上昇させ、自動販売機本体１の前面に設けた商品
取出口１ａに順次搬出するようになっている。また、各
押上部材６はチェ−ン５に回動自在に連結され、チェ−
ン５の上端に達すると上下に反転し、商品容器２の外側
をチェ−ン５から垂下した状態となって下降する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
では、商品取出口１ａと商品容器２との間を押上部材６
が通過するため、押上部材６が商品取出口１ａ側に接触
しないよう商品容器２の前方に十分なスペースを設けな
ければならない。このため、商品容器２の前後方向の寸
法が小さくなり、商品容器の容量が減少するという問題
点があった。
では、商品取出口１ａと商品容器２との間を押上部材６
が通過するため、押上部材６が商品取出口１ａ側に接触
しないよう商品容器２の前方に十分なスペースを設けな
ければならない。このため、商品容器２の前後方向の寸
法が小さくなり、商品容器の容量が減少するという問題
点があった。
【０００５】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、商品容器の前方にお
ける押上部材の通過スペースを縮小し、商品容器の容量
を増大することのできる商品収納装置を提供することに
ある。
であり、その目的とするところは、商品容器の前方にお
ける押上部材の通過スペースを縮小し、商品容器の容量
を増大することのできる商品収納装置を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項１では、上面に商品投入用の開口部
を有する商品容器と、該商品容器の前面に沿って上下方
向に回動する無端状部材と、該無端状部材に取付けられ
た複数の押上部材とを備え、商品容器内に収納した商品
を各押上部材によって順次上昇させ商品容器の外部に搬
出する商品収納装置において、前記押上部材を商品容器
の外側を下降するときに無端状部材の進行方向反対側に
傾倒し得るよう回動自在に取付るとともに、商品容器の
外側には下降する押上部材を無端状部材の進行方向反対
側に傾倒した姿勢に保持する回動規制板を設けている。
するために、請求項１では、上面に商品投入用の開口部
を有する商品容器と、該商品容器の前面に沿って上下方
向に回動する無端状部材と、該無端状部材に取付けられ
た複数の押上部材とを備え、商品容器内に収納した商品
を各押上部材によって順次上昇させ商品容器の外部に搬
出する商品収納装置において、前記押上部材を商品容器
の外側を下降するときに無端状部材の進行方向反対側に
傾倒し得るよう回動自在に取付るとともに、商品容器の
外側には下降する押上部材を無端状部材の進行方向反対
側に傾倒した姿勢に保持する回動規制板を設けている。
【０００７】また、請求項２では、上面に商品投入用の
開口部を有する商品容器と、該商品容器の前面に沿って
上下方向に回動する無端状部材と、該無端状部材に取付
けられた複数の押上部材とを備え、商品容器内に収納し
た商品を各押上部材によって順次上昇させ商品容器の外
部に搬出する商品収納装置において、前記押上部材を商
品容器の外側を下降するときに無端状部材の進行方向反
対側に傾倒し得るよう回動自在に取付るとともに、商品
容器の外側には下降する押上部材を無端状部材の進行方
向反対側に傾倒させる当接板を設け、押上部材側及び無
端状部材側には押上部材が所定位置まで傾倒すると互い
に嵌合して押上部材を傾倒状態に保持する嵌合部を設け
ている。
開口部を有する商品容器と、該商品容器の前面に沿って
上下方向に回動する無端状部材と、該無端状部材に取付
けられた複数の押上部材とを備え、商品容器内に収納し
た商品を各押上部材によって順次上昇させ商品容器の外
部に搬出する商品収納装置において、前記押上部材を商
品容器の外側を下降するときに無端状部材の進行方向反
対側に傾倒し得るよう回動自在に取付るとともに、商品
容器の外側には下降する押上部材を無端状部材の進行方
向反対側に傾倒させる当接板を設け、押上部材側及び無
端状部材側には押上部材が所定位置まで傾倒すると互い
に嵌合して押上部材を傾倒状態に保持する嵌合部を設け
ている。
【０００８】
【作用】請求項１の商品収納装置によれば、無端状部材
の上端に達した押上部材が商品容器の前方へ反転しよう
とすると、押上部材は回動規制板に当接して無端状部材
の進行方向反対側に傾倒する。そして、この姿勢を回動
規制板によって保持されながら押上部材が商品容器の外
側を下降することから、商品容器の前方における押上部
材の通過スペースが縮小される。
の上端に達した押上部材が商品容器の前方へ反転しよう
とすると、押上部材は回動規制板に当接して無端状部材
の進行方向反対側に傾倒する。そして、この姿勢を回動
規制板によって保持されながら押上部材が商品容器の外
側を下降することから、商品容器の前方における押上部
材の通過スペースが縮小される。
【０００９】また、請求項２の商品収納装置によれば、
無端状部材の上端に達した押上部材が商品容器の前方へ
反転しようとすると、押上部材は当接板に当接して無端
状部材の進行方向反対側に傾倒する。また、押上部材が
所定位置まで傾倒すると、押上部材側及び無端状部材側
の嵌合部が互いに嵌合して押上部材が傾倒した姿勢にロ
ックされ、この姿勢を保持されたまま商品容器の外側を
下降することから、商品容器の前方における押上部材の
通過スペースが縮小される。
無端状部材の上端に達した押上部材が商品容器の前方へ
反転しようとすると、押上部材は当接板に当接して無端
状部材の進行方向反対側に傾倒する。また、押上部材が
所定位置まで傾倒すると、押上部材側及び無端状部材側
の嵌合部が互いに嵌合して押上部材が傾倒した姿勢にロ
ックされ、この姿勢を保持されたまま商品容器の外側を
下降することから、商品容器の前方における押上部材の
通過スペースが縮小される。
【００１０】
【実施例１】図１乃至図３は本発明の第１の実施例を示
すものである。この商品収納装置は従来例と同様の自動
販売機本体内に設けられ、上面に商品投入用の開口部を
有する商品容器１０と、商品容器１０の前面左右にそれ
ぞれ取付けられた上下一対のスプロケット２０，２１
と、各スプロケット２０，２１に巻き掛けられた無端状
部材をなすチェ−ン３０と、チェ−ン３０に取付けられ
た計８個の押上部材４０と、一方のスプロケットを回転
駆動するモ−タ５０と、チェ−ン３０に張力を付与する
緊張装置６０とから構成されている。
すものである。この商品収納装置は従来例と同様の自動
販売機本体内に設けられ、上面に商品投入用の開口部を
有する商品容器１０と、商品容器１０の前面左右にそれ
ぞれ取付けられた上下一対のスプロケット２０，２１
と、各スプロケット２０，２１に巻き掛けられた無端状
部材をなすチェ−ン３０と、チェ−ン３０に取付けられ
た計８個の押上部材４０と、一方のスプロケットを回転
駆動するモ−タ５０と、チェ−ン３０に張力を付与する
緊張装置６０とから構成されている。
【００１１】商品容器１０は図２に示すように前面及び
上面を開口し、商品投入口をなす上面の開口部１０ａか
ら商品Ａをバラ積みに収納できるようになっている。商
品容器１０の内部には前下りに傾斜した底板１１が上げ
底状に取付けられ、底板１１の前端には後記する押上部
材４０の通過を許容する切り欠き１１ａが形成されてい
る。また、商品容器１０内の両側面には押上部材４０を
案内するガイドレ−ル１２が設けられている。このガイ
ドレ−ル１２はやや前傾して商品容器１０の前面を上下
に延びる二枚の対向板１２ａ，１２ｂからなり、各対向
板１２ａ，１２ｂ間を押上部材４０のロ−ラが移動する
ようになっている。また、図１に示すようにガイドレ−
ル１２の上端には前下りに延びる案内板１３が取付けら
れ、この案内板１３には押上部材４０の通過を許容する
切り欠き１３ａが形成されている。更に、商品容器１０
の前面側には押上部材４０が当接する回動規制板１４が
取付けられている。
上面を開口し、商品投入口をなす上面の開口部１０ａか
ら商品Ａをバラ積みに収納できるようになっている。商
品容器１０の内部には前下りに傾斜した底板１１が上げ
底状に取付けられ、底板１１の前端には後記する押上部
材４０の通過を許容する切り欠き１１ａが形成されてい
る。また、商品容器１０内の両側面には押上部材４０を
案内するガイドレ−ル１２が設けられている。このガイ
ドレ−ル１２はやや前傾して商品容器１０の前面を上下
に延びる二枚の対向板１２ａ，１２ｂからなり、各対向
板１２ａ，１２ｂ間を押上部材４０のロ−ラが移動する
ようになっている。また、図１に示すようにガイドレ−
ル１２の上端には前下りに延びる案内板１３が取付けら
れ、この案内板１３には押上部材４０の通過を許容する
切り欠き１３ａが形成されている。更に、商品容器１０
の前面側には押上部材４０が当接する回動規制板１４が
取付けられている。
【００１２】各スプロケット２０，２１の回転軸２０
ａ，２１ａは商品容器１０の両側面に設けた孔１０ｂ，
１０ｃに回転自在に挿入されている。
ａ，２１ａは商品容器１０の両側面に設けた孔１０ｂ，
１０ｃに回転自在に挿入されている。
【００１３】各チェ−ン３０は多数のリンクをピンによ
って交互に連結した周知の構造からなり、各押上部材４
０の取付部分に対応するピンには押上部材４０のピン４
４が挿入されるようになっている。
って交互に連結した周知の構造からなり、各押上部材４
０の取付部分に対応するピンには押上部材４０のピン４
４が挿入されるようになっている。
【００１４】各押上部材４０はチェ−ン３０の外周に互
いに等間隔で取付けられており、図３に示す如く略三角
形状の両端片を直角に折り曲げて側面部４０ａを形成す
るとともに、各側面部４０ａよりも延出した前上がりの
先端片４０ｂを有し、各側面部４０ａにはロ−ラ４１が
それぞれ上下に取付られている。各ロ−ラ４１は左右の
側面部４０ａを互いに貫通するピン４２を軸として回動
自在に支持されており、下方のピン４２はチェ−ン３０
との連結金具４３を連通している。連結金具４３は両端
が押上部材４０に向かって延びるコ字形をなし、その両
端にはピン４２を挿通する孔４３ａが形成されている。
また、各ピン４２は押上部材４０を貫通した後、その先
端に抜止用のＥリング４４を嵌着されている。一方、連
結金具４３の左右二箇所にはねじ孔４３ｂが穿設され、
チェ−ン３０の左右外リンク３１の孔３１ｂにねじ４５
を通してねじ孔４３ｂに締結することにより、押上部材
４０が下方のピン４２を軸として回動自在に取付けられ
ている。
いに等間隔で取付けられており、図３に示す如く略三角
形状の両端片を直角に折り曲げて側面部４０ａを形成す
るとともに、各側面部４０ａよりも延出した前上がりの
先端片４０ｂを有し、各側面部４０ａにはロ−ラ４１が
それぞれ上下に取付られている。各ロ−ラ４１は左右の
側面部４０ａを互いに貫通するピン４２を軸として回動
自在に支持されており、下方のピン４２はチェ−ン３０
との連結金具４３を連通している。連結金具４３は両端
が押上部材４０に向かって延びるコ字形をなし、その両
端にはピン４２を挿通する孔４３ａが形成されている。
また、各ピン４２は押上部材４０を貫通した後、その先
端に抜止用のＥリング４４を嵌着されている。一方、連
結金具４３の左右二箇所にはねじ孔４３ｂが穿設され、
チェ−ン３０の左右外リンク３１の孔３１ｂにねじ４５
を通してねじ孔４３ｂに締結することにより、押上部材
４０が下方のピン４２を軸として回動自在に取付けられ
ている。
【００１５】モ−タ５０は底板１１の下方に配置され、
その回転軸５０ａは図１に示すように下方のスプロケッ
ト２１に取付けられたプ−リ５１にベルト５２を介して
連結されている。
その回転軸５０ａは図１に示すように下方のスプロケッ
ト２１に取付けられたプ−リ５１にベルト５２を介して
連結されている。
【００１６】緊張装置６０は、チェ−ン３０を押圧する
スプロケット６１と、スプロケット６１を支持するア−
ム６２とからなり、ア−ム６２は図示しないスプリング
等によってチェ−ン押圧方向に付勢されている。また、
ア−ム６２の支軸６２ａは商品容器１０の両側面に設け
た孔１０ｄに挿入されている。
スプロケット６１と、スプロケット６１を支持するア−
ム６２とからなり、ア−ム６２は図示しないスプリング
等によってチェ−ン押圧方向に付勢されている。また、
ア−ム６２の支軸６２ａは商品容器１０の両側面に設け
た孔１０ｄに挿入されている。
【００１７】以上のように構成された商品収納装置は、
図示を省略したが自動販売機本体の幅方向に複数設けら
れ、それぞれ異なった種類の商品を収納できるようにな
っている。即ち、図示しない商品選択ボタンの押圧によ
り、対応する商品収納装置のモ−タ５０が作動し、チェ
−ン３０が図１の反時計回りに回動する。これにより、
商品容器１０の内側にある押上部材４０がガイドレ−ル
１２によって商品容器１０の内側に突出した姿勢に保持
されながら上昇し、各押上部材４０によって商品容器１
０の商品Ａが一個ずつ押し上げられる。その際、モータ
５０は一回の販売要求に対して商品一個分だけ回転動作
するようになっており、この動作により最上位の押上部
材４０が案内板１３の切り欠き１３ａを通過して商品容
器１０の外側に移動する。これにより、この押上部材４
０上で待機していた商品Ａが図１に示すように案内板１
３上に転移し、案内板１３上を転動して図示しない商品
取出口に搬出される。また、押上部材４０はチェ−ン３
０の上端に達するとガイドレ−ル１２から外れて反転す
るが、押上部材４０が商品容器１０の前方へ回転しよう
とすると回動規制板１４に当接してチェ−ン３０の進行
方向反対側に傾倒し、この姿勢を回動規制板１４によっ
て保持されながら下降する。そして、押上部材４０がチ
ェ−ン３０の下側に達すると、押上部材４０は回動規制
板１４から解放されて自重により下方へ回転する。これ
により、前方のローラ４１がチェ−ン３０側に戻るとと
もに、前後各ローラ４１が再びガイドレ−ル１２内に嵌
入し、押上部材４０がガイドレ−ル１２による保持状態
に復帰する。
図示を省略したが自動販売機本体の幅方向に複数設けら
れ、それぞれ異なった種類の商品を収納できるようにな
っている。即ち、図示しない商品選択ボタンの押圧によ
り、対応する商品収納装置のモ−タ５０が作動し、チェ
−ン３０が図１の反時計回りに回動する。これにより、
商品容器１０の内側にある押上部材４０がガイドレ−ル
１２によって商品容器１０の内側に突出した姿勢に保持
されながら上昇し、各押上部材４０によって商品容器１
０の商品Ａが一個ずつ押し上げられる。その際、モータ
５０は一回の販売要求に対して商品一個分だけ回転動作
するようになっており、この動作により最上位の押上部
材４０が案内板１３の切り欠き１３ａを通過して商品容
器１０の外側に移動する。これにより、この押上部材４
０上で待機していた商品Ａが図１に示すように案内板１
３上に転移し、案内板１３上を転動して図示しない商品
取出口に搬出される。また、押上部材４０はチェ−ン３
０の上端に達するとガイドレ−ル１２から外れて反転す
るが、押上部材４０が商品容器１０の前方へ回転しよう
とすると回動規制板１４に当接してチェ−ン３０の進行
方向反対側に傾倒し、この姿勢を回動規制板１４によっ
て保持されながら下降する。そして、押上部材４０がチ
ェ−ン３０の下側に達すると、押上部材４０は回動規制
板１４から解放されて自重により下方へ回転する。これ
により、前方のローラ４１がチェ−ン３０側に戻るとと
もに、前後各ローラ４１が再びガイドレ−ル１２内に嵌
入し、押上部材４０がガイドレ−ル１２による保持状態
に復帰する。
【００１８】このように、本実施例の商品収納装置によ
れば、押上部材４０をチェ−ン３０に回動自在に取付け
るとともに、商品容器１０の前方へ反転した押上部材４
０を回動規制板１４に当接させてチェ−ン３０の進行方
向反対側に傾倒した状態に保持したまま下降させるよう
にしたので、商品容器１０の前方における押上部材４０
の通過スペースを縮小することができ、その分だけ商品
容器１０の容量を増大させることができる。また、押上
部材４０の回動部分に押上部材４０をチェ−ン３０の進
行方向側に回転させる付勢手段を設けておけば、押上部
材４０がチェ−ン３０の下側に達した際、前方のローラ
４１をチェ−ン３０側へ確実に戻すことができる。
れば、押上部材４０をチェ−ン３０に回動自在に取付け
るとともに、商品容器１０の前方へ反転した押上部材４
０を回動規制板１４に当接させてチェ−ン３０の進行方
向反対側に傾倒した状態に保持したまま下降させるよう
にしたので、商品容器１０の前方における押上部材４０
の通過スペースを縮小することができ、その分だけ商品
容器１０の容量を増大させることができる。また、押上
部材４０の回動部分に押上部材４０をチェ−ン３０の進
行方向側に回転させる付勢手段を設けておけば、押上部
材４０がチェ−ン３０の下側に達した際、前方のローラ
４１をチェ−ン３０側へ確実に戻すことができる。
【００１９】
【実施例２】図４乃至図７は本発明の第２の実施例を示
すものである。この商品収納装置は前記実施例と同様、
上面に商品投入用の開口部を有する商品容器１０と、商
品容器１０の前面左右にそれぞれ取付けられた上下一対
のスプロケット２０，２１と、各スプロケット２０，２
１に巻き掛けられた無端状部材をなすチェ−ン３０と、
チェ−ン３０に取付けられた計８個の押上部材４０と、
一方のスプロケットを回転駆動するモ−タ５０と、チェ
−ン３０に張力を付与する緊張装置６０とから構成され
ている。
すものである。この商品収納装置は前記実施例と同様、
上面に商品投入用の開口部を有する商品容器１０と、商
品容器１０の前面左右にそれぞれ取付けられた上下一対
のスプロケット２０，２１と、各スプロケット２０，２
１に巻き掛けられた無端状部材をなすチェ−ン３０と、
チェ−ン３０に取付けられた計８個の押上部材４０と、
一方のスプロケットを回転駆動するモ−タ５０と、チェ
−ン３０に張力を付与する緊張装置６０とから構成され
ている。
【００２０】商品容器１０は図５に示すように前面及び
上面を開口し、商品投入口をなす上面の開口部１０ａか
ら商品Ａをバラ積みに収納できるようになっている。商
品容器１０の内部には前下りに傾斜した底板１１が上げ
底状に取付けられ、底板１１の前端には後記する押上部
材４０の通過を許容する切り欠き１１ａが形成されてい
る。また、商品容器１０内の両側面には押上部材４０を
案内するガイドレ−ル１２が設けられている。このガイ
ドレ−ル１２はやや前傾して商品容器１０の前面を上下
に延びる二枚の対向板１２ａ，１２ｂからなり、各対向
板１２ａ，１２ｂ間を押上部材４０のロ−ラが移動する
ようになっている。また、図４に示すようにガイドレ−
ル１２の上端には前下りに延びる案内板１３が取付けら
れ、この案内板１３には押上部材４０の通過を許容する
切り欠き１３ａが形成されている。更に、商品容器１０
の前面側上部及び下部には、それぞれ押上部材４０が当
接する当接板１５及び板ばね１６が設けられている。
上面を開口し、商品投入口をなす上面の開口部１０ａか
ら商品Ａをバラ積みに収納できるようになっている。商
品容器１０の内部には前下りに傾斜した底板１１が上げ
底状に取付けられ、底板１１の前端には後記する押上部
材４０の通過を許容する切り欠き１１ａが形成されてい
る。また、商品容器１０内の両側面には押上部材４０を
案内するガイドレ−ル１２が設けられている。このガイ
ドレ−ル１２はやや前傾して商品容器１０の前面を上下
に延びる二枚の対向板１２ａ，１２ｂからなり、各対向
板１２ａ，１２ｂ間を押上部材４０のロ−ラが移動する
ようになっている。また、図４に示すようにガイドレ−
ル１２の上端には前下りに延びる案内板１３が取付けら
れ、この案内板１３には押上部材４０の通過を許容する
切り欠き１３ａが形成されている。更に、商品容器１０
の前面側上部及び下部には、それぞれ押上部材４０が当
接する当接板１５及び板ばね１６が設けられている。
【００２１】各スプロケット２０，２１の回転軸２０
ａ，２１ａは商品容器１０の両側面に設けた孔１０ｂ，
１０ｃに回転自在に挿入されている。
ａ，２１ａは商品容器１０の両側面に設けた孔１０ｂ，
１０ｃに回転自在に挿入されている。
【００２２】各チェ−ン３０は多数のリンクをピンによ
って交互に連結した周知の構造からなり、各押上部材４
０の取付部分に対応するピンには押上部材４０のピン４
４が挿入されるようになっている。
って交互に連結した周知の構造からなり、各押上部材４
０の取付部分に対応するピンには押上部材４０のピン４
４が挿入されるようになっている。
【００２３】各押上部材４０はチェ−ン３０の外周に互
いに等間隔で取付けられており、図６に示す如く略三角
形状の両端片を直角に折り曲げて側面部４０ａを形成す
るとともに、各側面部４０ａよりも延出した前上がりの
先端片４０ｂを有し、各側面部４０ａにはロ−ラ４１が
それぞれ上下に取付られている。また、各側面部４０ａ
の内側には下方のロ−ラ４１の近傍に突出する爪４０ｃ
が形成されている。各ロ−ラ４１は左右の側面部４０ａ
を互いに貫通するピン４２を軸として回動自在に支持さ
れており、下方のピン４２はチェ−ン３０との連結金具
４３を連通している。連結金具４３は両端が押上部材４
０に向かって延びるコ字形をなし、その両端にはピン４
２を挿通する長孔４３ａが形成されている。各長孔４３
ａはチェ−ン３０に沿って延び、その近傍には前記各爪
４０ｃと嵌合可能な溝４３ｃが形成されている。また、
連結金具４３の各ピン４２は押上部材４０を貫通した
後、その先端に抜止用のＥリング４４を嵌着されてい
る。一方、連結金具４３の左右二箇所にはねじ孔４３ｂ
が穿設され、チェ−ン３０の左右外リンク３１の孔３１
ｂにねじ４５を通してねじ孔４３ｂに締結することによ
り、押上部材４０がピン４２を軸として回動自在に取付
けられている。
いに等間隔で取付けられており、図６に示す如く略三角
形状の両端片を直角に折り曲げて側面部４０ａを形成す
るとともに、各側面部４０ａよりも延出した前上がりの
先端片４０ｂを有し、各側面部４０ａにはロ−ラ４１が
それぞれ上下に取付られている。また、各側面部４０ａ
の内側には下方のロ−ラ４１の近傍に突出する爪４０ｃ
が形成されている。各ロ−ラ４１は左右の側面部４０ａ
を互いに貫通するピン４２を軸として回動自在に支持さ
れており、下方のピン４２はチェ−ン３０との連結金具
４３を連通している。連結金具４３は両端が押上部材４
０に向かって延びるコ字形をなし、その両端にはピン４
２を挿通する長孔４３ａが形成されている。各長孔４３
ａはチェ−ン３０に沿って延び、その近傍には前記各爪
４０ｃと嵌合可能な溝４３ｃが形成されている。また、
連結金具４３の各ピン４２は押上部材４０を貫通した
後、その先端に抜止用のＥリング４４を嵌着されてい
る。一方、連結金具４３の左右二箇所にはねじ孔４３ｂ
が穿設され、チェ−ン３０の左右外リンク３１の孔３１
ｂにねじ４５を通してねじ孔４３ｂに締結することによ
り、押上部材４０がピン４２を軸として回動自在に取付
けられている。
【００２４】モ−タ５０は底板１１の下方に配置され、
その回転軸５０ａは図４に示すように下方のスプロケッ
ト２１に取付けられたプ−リ５１にベルト５２を介して
連結されている。
その回転軸５０ａは図４に示すように下方のスプロケッ
ト２１に取付けられたプ−リ５１にベルト５２を介して
連結されている。
【００２５】緊張装置６０は、チェ−ン３０を押圧する
スプロケット６１と、スプロケット６１を支持するア−
ム６２とからなり、ア−ム６２は図示しないスプリング
等によってチェ−ン押圧方向に付勢されている。また、
ア−ム６２の支軸６２ａは商品容器１０の両側面に設け
た孔１０ｄに挿入されている。
スプロケット６１と、スプロケット６１を支持するア−
ム６２とからなり、ア−ム６２は図示しないスプリング
等によってチェ−ン押圧方向に付勢されている。また、
ア−ム６２の支軸６２ａは商品容器１０の両側面に設け
た孔１０ｄに挿入されている。
【００２６】以上のように構成された商品収納装置は、
図示を省略したが自動販売機本体の幅方向に複数設けら
れ、それぞれ異なった種類の商品を収納できるようにな
っている。即ち、図示しない商品選択ボタンの押圧によ
り、対応する商品収納装置のモ−タ５０が作動すると、
チェ−ン３０が図１の反時計回りに回動し、押上部材４
０がガイドレ−ル１２によって商品容器１０の内側に突
出した姿勢に保持されながら上昇する。これにより、商
品容器１０の商品Ａが各押上部材４０によって一個ずつ
押し上げられる。その際、モ−タ５０は一回の販売要求
に対して商品一個分だけ回転動作するようになってお
り、この動作により最上位の押上部材４０が商品容器１
０の外側に移動すると、この押上部材４０上で待機して
いた商品Ａが図示しない商品取出口に搬出される。
図示を省略したが自動販売機本体の幅方向に複数設けら
れ、それぞれ異なった種類の商品を収納できるようにな
っている。即ち、図示しない商品選択ボタンの押圧によ
り、対応する商品収納装置のモ−タ５０が作動すると、
チェ−ン３０が図１の反時計回りに回動し、押上部材４
０がガイドレ−ル１２によって商品容器１０の内側に突
出した姿勢に保持されながら上昇する。これにより、商
品容器１０の商品Ａが各押上部材４０によって一個ずつ
押し上げられる。その際、モ−タ５０は一回の販売要求
に対して商品一個分だけ回転動作するようになってお
り、この動作により最上位の押上部材４０が商品容器１
０の外側に移動すると、この押上部材４０上で待機して
いた商品Ａが図示しない商品取出口に搬出される。
【００２７】次に、前記搬出時における押上部材４０の
動作について図７を参照して説明する。まず、押上部材
４０はチェ−ン３０の上端に達するとガイドレ−ル１２
から外れて反転するが、押上部材４０が商品容器１０の
前方へ回転しようとすると当接１５に当接し、後方のロ
ーラ４１を中心に逆方向に回転する。これにより、図７
(a) に示すように押上部材４０がチェ−ン３０の進行方
向反対側に傾倒し、押上部材４０が連結金具４３に対し
て約９０゜程傾倒すると、図７(b) に示すように押上部
材４０側の爪４０ｃがチェ−ン３０側の溝４３ｃに落ち
込み、爪４０ｃと溝４３ｃとが嵌合する。これにより、
押上部材４０が傾倒した姿勢にロックされ、この姿勢を
保持されたまま下降する。そして、押上部材４０がチェ
−ン３０の下側に達すると、押上部材４０のローラ４１
が板ばね１６に当接して上方へ押し上げられ、図７(c)
に示すようにピン４２が長孔４３ａ内を移動して爪４０
ｃが溝４３ｃから外れ、押上部材４０が自重により下方
へ回転する。これにより、図７(d) に示す如く前方のロ
ーラ４１がチェ−ン３０側に戻るとともに、前後各ロー
ラ４１が再びガイドレ−ル１２内に嵌入し、押上部材４
０がガイドレ−ル１２による保持状態に復帰する。
動作について図７を参照して説明する。まず、押上部材
４０はチェ−ン３０の上端に達するとガイドレ−ル１２
から外れて反転するが、押上部材４０が商品容器１０の
前方へ回転しようとすると当接１５に当接し、後方のロ
ーラ４１を中心に逆方向に回転する。これにより、図７
(a) に示すように押上部材４０がチェ−ン３０の進行方
向反対側に傾倒し、押上部材４０が連結金具４３に対し
て約９０゜程傾倒すると、図７(b) に示すように押上部
材４０側の爪４０ｃがチェ−ン３０側の溝４３ｃに落ち
込み、爪４０ｃと溝４３ｃとが嵌合する。これにより、
押上部材４０が傾倒した姿勢にロックされ、この姿勢を
保持されたまま下降する。そして、押上部材４０がチェ
−ン３０の下側に達すると、押上部材４０のローラ４１
が板ばね１６に当接して上方へ押し上げられ、図７(c)
に示すようにピン４２が長孔４３ａ内を移動して爪４０
ｃが溝４３ｃから外れ、押上部材４０が自重により下方
へ回転する。これにより、図７(d) に示す如く前方のロ
ーラ４１がチェ−ン３０側に戻るとともに、前後各ロー
ラ４１が再びガイドレ−ル１２内に嵌入し、押上部材４
０がガイドレ−ル１２による保持状態に復帰する。
【００２８】このように、本実施例の商品収納装置によ
れば、押上部材４０をチェ−ン３０に回動自在に取付け
るとともに、商品容器１０の前方へ反転した押上部材４
０を当接板１５に当接させてチェ−ン３０の進行方向反
対側に傾倒させ、押上部材４０の回動部分に設けた爪４
０ｃと溝４３ｃを嵌合させて傾倒状態に保持したまま下
降させるようにしたので、商品容器１０の前方における
押上部材４０の通過スペースを縮小することができ、そ
の分だけ商品容器１０の容量を増大させることができ
る。
れば、押上部材４０をチェ−ン３０に回動自在に取付け
るとともに、商品容器１０の前方へ反転した押上部材４
０を当接板１５に当接させてチェ−ン３０の進行方向反
対側に傾倒させ、押上部材４０の回動部分に設けた爪４
０ｃと溝４３ｃを嵌合させて傾倒状態に保持したまま下
降させるようにしたので、商品容器１０の前方における
押上部材４０の通過スペースを縮小することができ、そ
の分だけ商品容器１０の容量を増大させることができ
る。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１及び２の
商品収納装置によれば、商品容器の前方における押上部
材の通過スペースを縮小することができるので、商品容
器の容量を増大させることができる。
商品収納装置によれば、商品容器の前方における押上部
材の通過スペースを縮小することができるので、商品容
器の容量を増大させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す商品収納装置の要部側
面断面図
面断面図
【図２】商品容器の斜視図
【図３】押上部材の分解斜視図
【図４】本発明の他の実施例を示す商品収納装置の要部
側面断面図
側面断面図
【図５】商品容器の斜視図
【図６】押上部材の分解斜視図
【図７】押上部材の動作説明図
【図８】従来の商品収納装置を備えた自動販売機の側面
断面図
断面図
１０…商品容器、１０ａ…開口部、１４…回動規制板、
１５…当接板、３０…チェ−ン、４０…押上部材、４０
ｃ…爪、４３ｃ…溝、Ａ…商品。
１５…当接板、３０…チェ−ン、４０…押上部材、４０
ｃ…爪、４３ｃ…溝、Ａ…商品。
Claims (2)
- 【請求項１】 上面に商品投入用の開口部を有する商品
容器と、該商品容器の前面に沿って上下方向に回動する
無端状部材と、該無端状部材に取付けられた複数の押上
部材とを備え、商品容器内に収納した商品を各押上部材
によって順次上昇させ商品容器の外部に搬出する商品収
納装置において、 前記押上部材を商品容器の外側を下降するときに無端状
部材の進行方向反対側に傾倒し得るよう回動自在に取付
るとともに、 商品容器の外側には下降する押上部材を無端状部材の進
行方向反対側に傾倒した姿勢に保持する回動規制板を設
けたことを特徴とする商品収納装置。 - 【請求項２】 上面に商品投入用の開口部を有する商品
容器と、該商品容器の前面に沿って上下方向に回動する
無端状部材と、該無端状部材に取付けられた複数の押上
部材とを備え、商品容器内に収納した商品を各押上部材
によって順次上昇させ商品容器の外部に搬出する商品収
納装置において、 前記押上部材を商品容器の外側を下降するときに無端状
部材の進行方向反対側に傾倒し得るよう回動自在に取付
るとともに、 商品容器の外側には下降する押上部材を無端状部材の進
行方向反対側に傾倒させる当接板を設け、 押上部材側及び無端状部材側には押上部材が所定位置ま
で傾倒すると互いに嵌合して押上部材を傾倒状態に保持
する嵌合部を設けたことを特徴とする商品収納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP175693A JPH06208680A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 商品収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP175693A JPH06208680A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 商品収納装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06208680A true JPH06208680A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11510430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP175693A Pending JPH06208680A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 商品収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06208680A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009271717A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-11-19 | Sanden Corp | 自動販売機の商品コラム |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP175693A patent/JPH06208680A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009271717A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-11-19 | Sanden Corp | 自動販売機の商品コラム |
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