JP2545091Y2 - 自動車用ドアの防水構造 - Google Patents

自動車用ドアの防水構造

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JP2545091Y2
JP2545091Y2 JP1991090743U JP9074391U JP2545091Y2 JP 2545091 Y2 JP2545091 Y2 JP 2545091Y2 JP 1991090743 U JP1991090743 U JP 1991090743U JP 9074391 U JP9074391 U JP 9074391U JP 2545091 Y2 JP2545091 Y2 JP 2545091Y2
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誠治 平野
秀己 中園
雅昭 清水
弘 鈴木
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Yazaki Corp
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用ドアの電気配線
部分における防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5において、ドアフレームaは外部パ
ネルaと内部パネルaとに分割されていてこれらの
内部空間にパワウインドモータやドアロックアクチュエ
ータ(図示せず)が設置されると共にワイヤハーネスw
が配索され、内部パネルaの作業用孔bより該パワウ
インドモータ等のスイッチコネクタcとカーテシランプ
コネクタc′を接続した分岐ワイヤハーネスwが引き
出される。
【0003】ドアフレームaの内側には防水シートdが
その周縁部dをもって接着され、その内側に更にカー
テシランプとパワウインドスイッチ等を設けたドアトリ
ム(図示せず)が固着されるものであって、この際にワ
イヤハーネスwは防水シートdの引出し穴dより引
き出されてコネクタc,c′がドアトリム側電気機器と
接続され、防水シートdの引き出し穴d部分における
防水性を保つために切欠きの付いた防水パッキンeを介
してワイヤハーネスwを取り出しつつ防水パッキンe
を防水シートdに全面接着する手段を用いている。
【0004】従って、この構造では防水シートdの引出
し穴dよりコネクタc,c′の付いたワイヤハーネス
を取り出すのが大変であると共に大きな防水シート
dを定位置に接着することが非常に難かしく、また接着
剤を使用するために作業者が汚れ易く、更には防水パッ
キンeの接着作業も加わるので多くの手数を要する面倒
な作業となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した点に
着目し、自動車用ドアのコネクタ引き出し部分における
防水性を確保しつつこの部分における組み付け作業を容
易にしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案においては、ドアフレームのパネルと該パネ
の外側に重合する防水シートにそれぞれコネクタ挿通
孔を形成し、ドアフレーム内に設けられるパワウインド
モータ等の機器の該パネルに対する取付面にコネクタ
及び該コネクタを囲んで環状防水パッキンを設け、操作
用スイッチ等に接続される取付盤の該パネルの外側に対
する取付面にコネクタ及び該コネクタを囲んで環状
水パッキンを設け、該機器と該取付盤を該パネルの両側
から該パネルに取付けた状態において双方のコネクタが
該コネクタ挿通孔を介して結合すると共に該機器の環状
防水パッキンが該パネルに圧接し且つ該取付盤の環状
水パッキンが該防水シートに圧接する構造を採用した。
【0007】
【作用】ドアフレーム内の機器と車室側のスイッチ等を
ドアフレームに形成したコネクタ挿通孔を介してコネク
タ結合した状態において、双方のコネクタの周囲に設け
環状防水パッキンがパネルと防水シートに圧接して該
コネクタ結合部分に対する水の浸入を阻止する。
【0008】
【実施例】図1において、Aはドアフレーム、Bは防水
シート、Cはドアトリム、Wはワイヤハーネス、D
パワウインドモータ、Dはドアロックアクチュエータ
である。
【0009】ドアフレームAは外部パネルAと内部パ
ネルAとより成り、その内部空間に位置してパワウイ
ンドモータDとドアロックアクチュエータDが内部
パネルAに取り付けられる。パワウインドモータD
とドアロックアクチュエータDにおいて、内部パネル
に対する取付面には複数の取付部1が設けられる
と共にコネクタ2,3が突設され、コネクタ2,3を取
り囲んでそれぞれ環状溝4′内に環状防水パッキン4が
設けられる。
【0010】内部パネルAの所定位置に多数の孔5と
コネクタ挿通孔6が形成され、パワウインドモータD
とドアロックアクチュエータDはそれぞれのコネクタ
2,3をコネクタ挿通孔6より突出させた状態で取付部
1と固定孔5aを一致させつつボルト等により固定され
る。防水シートBには内部パネルAのコネクタ挿通孔
6に対応してコネクタ挿通孔7が形成されており、コネ
クタ挿通孔7内にコネクタ2,3を位置させた状態で防
水シートBを内部パネルA の外側上に配設して仮り止
めする。フラット状のワイヤハーネスWの端部には、ド
アフレームAにおける車体に対するヒンジ取付面8に位
置する成形取付部9とメインコネクタ10が設けられ、
中間部と他端部には配線の分岐接続構造を有する取付盤
11,12が設けられる。内部パネルA の外側に対向
する各取付盤11,12の取付面にはコネクタ13,1
4と取付用弾性クリップ15と位置決め用突起15′が
突設され、コネクタ13,14と取付用弾性クリップ1
5及び位置決め用突起15′とを囲んで環状溝16′内
環状防水パッキン16が設けられている。取付盤11
の他側面、即ちトリムボード側には操作用スイッチと接
続される回動型のコネクタ17が設けられ、取付盤12
の他側面にはカーテシランプ18が設けられる。
【0011】ワイヤハーネスWは、先づ、取付用突起1
9をドアフレームAの収容凹部20内の係合孔21に嵌
合することにより成形取付部9を収容凹部20内に固定
し、次いで取付盤11,12の位置決め用突起15′と
取付用弾性クリップ15を防水シートBの貫通孔22を
貫通させつつ内部パネルAの位置決め孔5bとクリッ
プ孔5cに係合させて取付盤11,12を内部パネルA
に固定し、この際にパワウインドモータDとドアロ
ックアクチュエータDのコネクタ2,3と取付盤1
1,12のコネクタ13,14を結合するものであり、
この状態においてはコネクタ結合部の周囲において内部
パネルAと防水シートBにそれぞれ環状防水パッキン
4,16が圧接して防水する。
【0012】この段階で、防水シートBの周縁部B
ドアフレームAに仮止めし、その上に環状防水パッキン
24付ドアトリムCを被せて防水、固定する。ドアトリ
ムCには肘掛部を突設することによる凹所23が形成さ
れていてワイヤハーネスWが該凹所23に収容され、ド
アトリムCの固定により前記回動型のコネクタ17とカ
ーテシランプ18が車室側に位置し、車室側からコネク
タ17にスイッチユニット(図示せず)を接続する。
【0013】
【考案の効果】本考案は上記した如くに、ドアフレーム
のパネルと該パネルの外側に重合する防水シートにそれ
ぞれコネクタ挿通孔を形成し、ドアフレーム内に設けら
れるパワウインドモータ等の機器の該パネルに対する
取付面にコネクタ及び該コネクタを囲んで環状防水パッ
キンを設け、操作用スイッチ等に接続される取付盤の該
パネルの外側に対する取付面にコネクタ及び該コネク
タを囲んで環状防水パッキンを設け、該機器と該取付盤
を該パネルの両側から該パネルに取付けた状態において
双方のコネクタが該コネクタ挿通孔を介して結合すると
共に該機器の環状防水パッキンが該パネルに圧接し且つ
該取付盤の環状防水パッキンが該防水シートに圧接する
ものであるから、ドアフレームのパネルと防水シートを
挟んで内外の電気部品をコネクタ結合することにより直
ちに該コネクタ結合部分の防水が達成でき、従来の如く
にコネクタの引き出しや該引き出し部における接着剤の
使用等の面倒な手数を必要としないで、組付作業が簡易
迅速に為し得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例についての分解斜視図であ
る。
【図2】ドアフレーム内に設置される電気機器を示し、
(A)はパワウインドモータの斜視図、(B)はドアロ
ックアクチュエータの斜視図である。
【図3】ドア用ワイヤハーネスの斜視図である。
【図4】ドアパネルを通してコネクタ結合した状態を示
す要部の断面図である。
【図5】従来例の分解斜視図である。
【図6】同上の使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
A ドアフレーム A パネル B 防水シート C ドアトリム W ワイヤハーネス D パワウインドモータ 2,3 コネクタ 4 環状防水パッキン 6,7 コネクタ挿通孔 11,12 取付盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 清水 雅昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)考案者 鈴木 弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−296534(JP,A) 特開 平2−254019(JP,A) 実開 昭59−114720(JP,U) 実開 昭60−117625(JP,U) 実開 平3−43020(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレームのパネルと該パネルの外側
    に重合する防水シートにそれぞれコネクタ挿通孔を形成
    し、ドアフレーム内に設けられるパワウインドモータ等
    の機器の該パネルに対する取付面にコネクタ及び該コ
    ネクタを囲んで環状防水パッキンを設け、操作用スイッ
    チ等に接続される取付盤の該パネルの外側に対する取
    付面にコネクタ及び該コネクタを囲んで環状防水パッキ
    ンを設け、該機器と該取付盤を該パネルに両側から該パ
    ネルに取付けた状態において双方のコネクタが該コネク
    タ挿通孔を介して結合すると共に該機器の環状防水パッ
    キンが該パネルに圧接し且つ該取付盤の環状防水パッキ
    ンが該防水シートに圧接することを特徴とする自動車用
    ドアの防水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000096898A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Bayerische Motoren Werke Ag 自動車のドアロック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117623U (ja) * 1984-01-13 1985-08-08 住友電装株式会社 機器本体と外付部材間のワイヤハ−ネス接続構造
JP3043020U (ja) * 1997-04-30 1997-11-11 株式会社原田商店 屋根用雪止め具

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