JP2544869Y2 - 車両用パーキングブレーキの操作装置 - Google Patents

車両用パーキングブレーキの操作装置

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JP2544869Y2
JP2544869Y2 JP1993028322U JP2832293U JP2544869Y2 JP 2544869 Y2 JP2544869 Y2 JP 2544869Y2 JP 1993028322 U JP1993028322 U JP 1993028322U JP 2832293 U JP2832293 U JP 2832293U JP 2544869 Y2 JP2544869 Y2 JP 2544869Y2
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base plate
switch
harness
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parking brake
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JP1993028322U
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宏 斉藤
俊彦 青木
優 高橋
恭一 石田
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用パーキングブレー
キの操作装置、特にパーキングブレーキランプ点灯用の
スイッチを備えるパーキングブレーキの操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるパーキングブレーキの操作
装置に用いられるスイッチは、図5に示すような形態を
している。すなわち、断面コ字状の金属製スイッチフレ
ーム1の基底部1Aから直立した両脚部1B,1Cに金
属製可動接点部材2が摺動自在に支持されている。可動
接点部材2は、先端に脚部1Bから突出する突出部2A
と、中腹部に接点部2Bとを備えている。そして、可動
接点部材2はスプリング3により突出方向に付勢される
ことにより、脚部1Bに絶縁体4を介して固設された導
電性の固定接点5に接点部2Bが当接されている。6
は、該固定接点5に接続されたハーネスである。
【0003】そして、スイッチフレーム1は取付孔1C
を介して、ビス等でもってパーキングブレーキの操作装
置のベースプレートへ取付けられるが、ハーネス6はフ
リー状態のままに置かれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くハーネスをフリー状態のままとしたパーキングブレ
ーキの操作装置においては、パーキングブレーキの操作
装置を作動させると、操作レバーとハーネスとが干渉
し、ハーネスの断線が生ずるという問題があった。
【0005】この対策として、ハーネスをクリップ等で
もってベースプレートに固定することも考えられるが、
このようにすると部品点数が増加すると共に、スイッチ
フレームをベースプレートに取付けた後に該ハーネスを
固定せざるを得ないことから、組付工数が増加し高価と
なる。
【0006】また、レイアウトの制約上、ハーネスをベ
ースプレートの端面に沿わせなければならないときに
は、クリップによる固定は困難を伴うものである。
【0007】本考案の目的は、かかる従来の問題を解消
し、別部品を追加することなく簡単にハーネスの固定を
行うことのできる車両用パーキングブレーキの操作装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の車両用パーキングブレーキの操作装置は、
車両のフロアに固設されるベースプレートと、該ベース
プレートを跨ぎ両側片部が該ベースプレートに回動可能
に枢着される断面コ字状部を有する操作レバーと、前記
ベースプレートに取付けられて前記操作レバーの回動に
対応して作動するスイッチとを備えてなる車両用パーキ
ングブレーキの操作装置において、前記スイッチは、前
記ベースプレートに取付けられるスイッチフレームと、
該スイッチフレームに摺動自在に支持されて前記操作レ
バーの回動に対応して移動する可動接点部材と、前記ス
イッチフレームに固定されて前記可動接点部材と対向す
る固定接点部材とを有し、前記スイッチフレームは、前
記ベースプレートに沿って延長された基底部と、該基底
部に一体形成されて前記固定接点部材に接続されるハー
ネスを保持可能な保持部と、前記基底部の前記保持部近
傍に一体形成されて前記ベースプレートに係合するフッ
ク部とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、スイッチの組立時において、
スイッチフレームに一体形成した保持部に、スイッチの
固定接点部に接続されるハーネスを保持し、このハーネ
スが保持された状態のスイッチフレームをベースプレー
トに取付けると共に、ハーネスの保持部近傍に一体形成
したフック部をベースプレートに係合させることによっ
て、ハーネスの保持部を定位置に確実に固定する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面を参照し
つつ説明する。
【0011】図1において、11は不図示の車両のフロ
アパネルに固設されるベースプレートであり、フロアパ
ネルに対し直立する基片部11Aとこれに対し後方に延
設された支持片部11Bおよび直角に折曲げられた取付
片部11Cとからなる。ベースプレート11の基片部1
1Aの中間下部には、基片部11Aを上方より跨ぐ形態
で断面コ字状の中間レバー13の両側片部13Aが、さ
らに該中間レバーを上方より跨ぐ形態で断面コ字状の操
作レバー15の両側片部15Aが、共通の軸17でもっ
て回動可能に枢着されている。
【0012】また、ベースプレート11の基片部11A
の上縁部には、共通の軸17を中心とする弧状のラチェ
ット歯が固設されている(不図示)。そして、このラチ
ェット歯には中間レバー13に回動可能に枢着されてい
る不図示の爪が係脱自在に噛合する。さらに、中間レバ
ー13の両側片部13Aの後端部には、断面コ字状の連
結金具19の両脚部が枢着され、該連結金具19は不図
示のパーキングブレーキ作動用ケーブルの端部に連結さ
れる。
【0013】なお、操作レバー15の両側片部15A間
の前端側には係合ピン21が固設され、この係合ピン2
1は中間レバー13の両側片部13Aの前縁に係合し、
操作レバー15のブレーキ作動方向への回転力を中間レ
バー13に伝達する。
【0014】さらに、操作レバー15は、両側片部15
Aを備えた断面コ字状部の前端側は筒状とされており、
この前端筒状部にはプッシュボタン23が出没自在に設
けられている。そして、操作レバー15の外表面は、合
成樹脂製のカバー部材25で全体が被覆されている。し
かして、カバー部材25は、本実施例にあっては、前端
筒状部に嵌合する把手部25Aと、操作レバー15の両
側片部15Aを備えた断面コ字状部を覆う、カバー部材
25の断面コ字状部25Bとが一体に形成されている。
【0015】さらに、ベースプレート11の支持片部1
1Bの上部には、図2〜図4に基づき後で詳述するパー
キングブレーキスイッチ30が設けられている。このス
イッチ30の作動は、中間レバー13の一方の側片13
Aから延設されている腕片13Bにより行われる。
【0016】なお、操作レバー15の内側には、さら
に、パーキングブレーキを作動させた状態、すなわち操
作レバー15の回動引上げ操作に伴ない中間レバー13
を回動し、ラチェット歯の所定位置に爪を噛合させた状
態で、操作レバー15のみを倒伏させるための機構およ
びそれらの解除機構が設けられているが、これらの機構
は公知であり、かつ本考案の要旨には直接関係しないの
でその詳細説明は省略する。
【0017】次に、図2〜図4に基づき本考案にかかる
パーキングブレーキスイッチ30につき説明する。
【0018】図において、31はスイッチフレームであ
り、従来に比べて、ベースプレート11の支持片部11
Bの形状に合わせてその基底部31Aが延長されてい
る。基底部31Aの一端には従来と同様のスイッチ機構
部が設けられている。すなわち、32は可動接点部材で
あり、基底部31Aから直立する両脚部31B,31C
に摺動自在に支持されている。なお、スイッチ機構部の
構成は従来と同じであるから、図5に示す符号に30を
加えた符号を本実施例の符号として用いる。従って、3
3はスプリング、34は絶縁体、35は固定接点および
36はハーネスである。
【0019】そして、本実施例においては、基底部31
Aの他端にハーネス固定用の保持部31Dおよびベース
プレート11への固定用のフック部31Eが、それぞれ
一体に設けられている。すなわち、保持部31Dはベー
スプレート11の支持片部11Bの端面から若干離間し
た位置でハーネス6を保持できるような形状とされてお
り、端面から突出する突出片部31D1 ,突出片部31
1 から鋭角に折曲がる第1折曲片部31D2 、および
第1折曲片部31D2 からさらに鋭角に折曲がる第2折
曲片部31D3 を有している。一方、フック部31Eは
基底部31Aから直角に折曲がる第1折曲片部31E
1 、および第1折曲片部31E1 からベースプレート1
1の厚みに対応して直角に折曲がる第2折曲部31E2
を有している。
【0020】なお、37はコネクタ、38は取付用ビ
ス、39は位置決め用ピンである。
【0021】上記構成になる本実施例においては、その
パーキングブレーキスイッチ30の組立時において、ハ
ーネス36を保持部31Dの各片部の間に挿通した後、
第2折曲片部31D3 をかしめることによりハーネス3
6を固定する。しかして、ハーネス36が固定された状
態のスイッチ30は、まずフック部31Eがベースプレ
ート11の支持片部11Bの端縁に係合されると共に位
置決めピン39に基底部31Aに穿設された孔が挿通さ
れた後、ビス38が締付けられてベースプレート11に
取付けられる。このビス38の締付けに伴うスイッチフ
レーム31の浮上がりは、フック部31Eの係合により
防止されるので、取付けが容易であると共にハーネス3
6の位置決めも確実に行われる。従って、操作レバー1
5のブレーキ作動方向への回動時において、ハーネス3
6は操作レバー15や他の部材との干渉が確実に防止さ
れるのである。
【0022】また、パーキングブレーキ不作動時は、ス
イッチ30の可動接点部材32が中間レバー13の腕片
13Bにてスプリング33に抗って押圧されており、ス
イッチ30はオフの状態にあるが、操作レバー15のブ
レーキ作動方向への回動に伴い中間レバー13が回動す
ると、かかる押圧が解除されスイッチ30がオンとな
る。
【0023】なお、保持部31Dおよびフック部31E
が形成されるスイッチフレーム31の形状は、ベースプ
レート11の支持片部11Bの形状に合わせて設定すべ
きことは当然であるが、操作レバー15との干渉が避け
られる限り、保持部31Dおよびフック部31Eはスイ
ッチ機構部から極力離間していることが好ましい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ベースプレートに取付けられるスイッチフレームの基底
部に、スイッチに接続されるハーネスを保持可能な保持
部を一体形成したことにより、スイッチフレームをベー
スプレートに取付けるだけでハーネスをベースプレート
の定位置に固定することができ、しかも、そのハーネス
の保持部近傍におけるスイッチフレームの部位に、ベー
スプレートに係合するフック部を一体形成したことによ
り、ハーネスの保持部の振動を防止して、ハーネスの保
持部をベースプレートの定位置に確実に固定することが
できる。さらに、ハーネスを固定接点部材側に接続する
ため、ハーネスを可動接点側に接続した場合に生じるス
イッチ動作時のハーネスの変位がなく、ハーネスを所定
の長さに規定して、それ自体の振れをも防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例の要部を示す平面図である。
【図4】本考案の一実施例の要部を示す側面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ベースプレート 11B 支持片部 13 中間レバー 15 操作レバー 17 共通軸 25 カバー部材 30 パーキングブレーキスイッチ 31 スイッチフレーム 31D 保持部 31E フック部 32 可動接点部材 36 ハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 優 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動 車株式会社藤沢工場内 (72)考案者 石田 恭一 神奈川県大和市下鶴間一丁目3番1号 車体工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−198845(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロアに固設されるベースプレー
    トと、該ベースプレートを跨ぎ両側片部が該ベースプレ
    ートに回動可能に枢着される断面コ字状部を有する操作
    レバーと、前記ベースプレートに取付けられて前記操作
    レバーの回動に対応して作動するスイッチとを備えてな
    る車両用パーキングブレーキの操作装置において、 前記スイッチは、前記ベースプレートに取付けられるス
    イッチフレームと、該スイッチフレームに摺動自在に支
    持されて前記操作レバーの回動に対応して移動する可動
    接点部材と、前記スイッチフレームに固定されて前記可
    動接点部材と対向する固定接点部材とを有し、 前記スイッチフレームは、前記ベースプレートに沿って
    延長された基底部と、該基底部に一体形成されて前記固
    定接点部材に接続されるハーネスを保持可能な保持部
    と、前記基底部の前記保持部近傍に一体形成されて前記
    ベースプレートに係合するフック部とを有することを特
    徴とする車両用パーキングブレーキの操作装置。
JP1993028322U 1993-05-28 1993-05-28 車両用パーキングブレーキの操作装置 Expired - Lifetime JP2544869Y2 (ja)

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JPH074227U JPH074227U (ja) 1995-01-20
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