JP2544714Y2 - 流体吐出具 - Google Patents

流体吐出具

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JP2544714Y2
JP2544714Y2 JP1989139436U JP13943689U JP2544714Y2 JP 2544714 Y2 JP2544714 Y2 JP 2544714Y2 JP 1989139436 U JP1989139436 U JP 1989139436U JP 13943689 U JP13943689 U JP 13943689U JP 2544714 Y2 JP2544714 Y2 JP 2544714Y2
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巧 黒河
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 互いに当接するよう付勢された弁座と弁体とよりなる
弁を塗布先と流体室との間に介在させ、前記付勢力に抗
して弁開放させるためのノック体を軸体の後端から突出
させてなる流体吐出具に関する。ここで、流体としては
墨液、絵具、インキなどの筆記液、アイライナー、リッ
プカラーなどの化粧液、筆跡修正液といった液体とか、
流動性の粉末などを例示できる。
(従来の技術) 上記した種の弁構造の流体吐出具は、一般に後端ノッ
ク式のものと呼ばれており、種々構造のものが知られて
いる。例えば、実公昭57−55114号公報に開示されてい
るように、インキ室を可撓性の容器となし、その壁面を
後方から押圧することで、インキ室を圧縮しつつインキ
室内に延在させた弁体後部を間接的に前進させるように
したものとか、実公昭63−19171号公報に開示されてい
るように、インキカートリッジを弁体と一体的なものと
しておき、ノック体でインキカートリッジを押圧するよ
うにしたものとか、実開昭61−140875号公報に開示され
ているように、キャップをノック体として使用できるよ
うにしたものとかがある。また、軸体に対して相対的に
変位させる部材を、弁体ではなく弁座部材としたものも
ある。
(考案が解決しようとする課題) 弁開放させるためにノック体を押圧したとき、このノ
ック体の押圧によって弁が開放し流体が吐出状態になっ
たのかどうかを確実に感触できないことを本考案は改善
せんとする。即ち、ノック体を押圧すれば、確かに弁開
放して吐出状態となるのであるが、ただ押圧力を加えて
いるという感触しか使用者が有さないことは、使用感と
してはきわめて頼りなく、不要に多数回押圧して吐出過
多になったりしてしまう恐れが高く、これを感触の確実
性を高めることによって改善せんとする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、互いに当接するよう付勢された弁座と弁体
とよりなる弁を塗布先と流体室との間に介在させ、前記
付勢力に抗して弁開放させるためのノック体を軸体の後
端から突出させてなる流体吐出具において、前記軸体と
ノック体との間に弾性的な当接乗越部を形成し、該当接
乗越部を、前記ノック体の作動過程で、一時的には当接
するものの、即座に該当接が解除されるよう形成したこ
とを要旨とする。
(実施例) 添付図面に一例を示す。第1図において、参照符号1
は筆穂よりなる塗布先であり、その後端は鍔状となって
おり、管状体2によって脱落防止されている。管状体2
は、先軸3に圧入などで取付けられており、先軸3の内
部には、筆穂1の後端を支承するストッパー4が係止さ
れている。また、このストッパー4の後壁にコイルスプ
リング等の弾撥部材5が支承されており、弾撥部材5の
後端は弁体6に係止し、これによって後方に付勢された
弁体6は先軸3の弁座部7に当接し、弁閉鎖している。
また、先軸3の後部はピストン部8となっており、弁体
6に当接可能な貫通孔を有する押圧体9のシリンダー部
10と密接摺動し得るようになっている。押圧体9は、先
軸3を取付ける前軸11の内壁との間に配したコイルスプ
リングなどよりなる弾発部材12によって後方に付勢され
ており、後部には流体タンク13が着脱可能に取付けられ
ている。また、前軸11の後端には、押圧体9の後退位置
を規制する中軸14が取付けられており、この中軸14に対
し後軸15が着脱可能に螺合しており、この後軸15の後端
に後部材16が固着されており、この後部材16に、後軸15
との間に配したコイルスプリングなどよりなる弾発部材
17によって後方に付勢されたノック体18が、後部材16の
後端から突出するよう支承されている。尚、参照符号19
は、流体タンク13内に配した撹拌球であり、即ち、本例
は化粧料などの顔料分散液を使用したものとした一例で
ある。
第2図と第3図は、それぞれ第1図におけるノック体
18、後部材16の形状を示す。ノック体18は後部材16に対
する係止用鍔部18a及びピン状突起18bを有している。ま
た、後部材16は切欠部16aと環状溝部16bとを有し、環状
溝部16bのところに、弾性変形可能な金属などよりなる
線材20を収容している。線材20は、切欠部16aのところ
で、両端を対峙させており、この両端の間隔は、ピン状
突起18bの幅より狭い。従って、第1図のように、ピン
状突起18bが線材20の後方にある状態から、押圧してノ
ック体18を前進させると、その過程で、ピン状突起18b
が線材20に当接し、線材20を弾性変形し、更にこれを乗
り越えて前進することになる。この乗り越えによって、
操作する者に、押圧の感触が、音や振動として伝わる訳
である。
音や振動として伝わるこの感触は、弁開放した後に生
じるようにしておくのが好ましい。即ち、第1図のもの
では、弁体6と押圧体9との間、また、流体タンク13と
ノック体18との間に、それぞれスペースS1,S2を形成し
てある。これらスペースS1,S2は、弁開放の遊びとして
確保したもので、これにより、携帯中などに、なんらか
の不要な押圧力が少々加わっても、不要に弁開放して吐
出しないようになされているが、これらスペースS1,S2
の距離の分だけノック体18が前進して弁開放するので、
この距離を考慮して線材20の弾性復元力による感触が伝
わるようにするのが誤操作を防止する上で好ましい。但
し、線材20を乗り越え後のノック体18の前進の勢いを十
分に強いものとしておく場合には、むしろ、勢いよく弁
開放させられる点を優先し、弁開放の前に線材20を乗り
越えるようにしておくのも好ましくなる。
次に、第4図に別の一例を示す。尚、以下において前
述したものと基本的に同一の部位には同一の参照符号を
使用する。
まず、簡単に前例のものとの違いを述べると、本例の
ものは、塗布先1として繊維収束体製のものを有してい
る。適宜であってよい一例である。尚、参照符号21は、
一時的に流体を溜めておくウレタンなどよりなる多孔質
体である。
また、本例のものは前例のものより簡易構造としてあ
る。即ち、自己弾性を有するボルト状の流体タンク13を
使用し、その弾性を利用してノック体18を後方に付勢す
るとともに、この流体タンク13内に弁体6の後部を延在
させ、ノック体18の押圧が流体タンク13の壁面を通じて
伝わるようにしてある。前例の前軸11、中軸14、後軸15
といったものも一部品となっている。適宜部品は、適宜
一部品化、複部品化できる。
この本例のものにおいても、後部材16に弾性変形可能
な、かつ、ピン状突起18bと当接可能な切欠部16aを形成
することで、後部材16とノック体18との間の弾性的な当
接乗越部が形成してある。第4図中、横に三本示されて
いる切欠部16aの上下二本が弾性変形を許容するための
もので、中央の一本が途中の幅をピン状突起18bの幅よ
り小さくしている。
以上、一例を通じて説明したが、他にも種々なせる。
例えば、第5図に示したように、後部材16に内方突出部
16cを形成し、ノック体18に外方突出部18cを有する弾性
部(図のものは切欠部によっている)18dを形成し、こ
れらによって、弾性部18dの径方向変形によっての弾性
的な当接乗越部を有するものとすることもできる。ま
た、前述したように適宜部品は適宜一体化でき、後部材
16を後軸15と一体化するなど、後部材16そのものやノッ
ク体18そのものに当接乗越部を形成しなくてもよいし、
更には、多段に感触できるよう設けることもできる。前
述した各公報開示のものへの適用なども可能である。
(考案の効果) 本考案の流体吐出具は、互いに当接するよう付勢され
た弁座と弁体とよりなる弁を塗布先と流体室との間に介
在させ、前記付勢力に抗して弁開放させるためのノック
体を軸体の後端から突出させてなる流体吐出具におい
て、前記軸体とノック体との間に弾性的な当接乗越部を
形成し、該当接乗越部を、前記ノック体の作動過程で、
一時的には当接するものの、即座に該当接が解除される
よう形成したので、弾性的な当接乗越によって、弁が開
放し流体が吐出状態になったのかどうかを確実に感触で
き、また、不要に多数回押圧して吐出過多になったりし
てしまう恐れを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す一部切欠縦断面、第2図は
第1図のノック体の斜視図、第3図は第1図の後部材の
斜視図、第4図は他の一例を示す一部切欠縦断面図、第
5図は、更に他の一例を示す要部縦断面図。 1……塗布先、2……管状体、3……先軸、4……スト
ッパー、5……弾撥部材、6……弁体、7……弁座部、
8……ピストン部、9……押圧体、10……シリンダー
部、11……前軸、12……弾発部材、13……流体タンク、
14……中軸、15……後軸、16……後軸、16a……切欠
部、16b……環状溝部、16c……内方突出部、17……弾撥
部材、18……ノック体、18a……係合用鍔部、18b……ピ
ン状突起、18c……外方突出部、18d……弾性部、19……
撹拌球、20……線材、21……多孔質体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに当接するよう付勢された弁座と弁体
    とよりなる弁を塗布先と流体室との間に介在させ、前記
    付勢力に抗して弁開放させるためのノック体を軸体の後
    端から突出させてなる流体吐出具において、前記軸体と
    ノック体との間に弾性的な当接乗越部を形成し、該当接
    乗越部を、前記ノック体の作動過程で、一時的には当接
    するものの、即座に該当接が解除されるよう形成したこ
    とを特徴とする流体吐出具。
JP1989139436U 1989-11-30 1989-11-30 流体吐出具 Expired - Lifetime JP2544714Y2 (ja)

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JPH0379873U JPH0379873U (ja) 1991-08-15
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