JP2544410Y2 - 液体容器の下げ紐取付け構造 - Google Patents

液体容器の下げ紐取付け構造

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JP2544410Y2
JP2544410Y2 JP9462291U JP9462291U JP2544410Y2 JP 2544410 Y2 JP2544410 Y2 JP 2544410Y2 JP 9462291 U JP9462291 U JP 9462291U JP 9462291 U JP9462291 U JP 9462291U JP 2544410 Y2 JP2544410 Y2 JP 2544410Y2
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守 藤山
秀紀 椋山
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Zojirushi Corp
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は携帯用まほうびんなどの
液体容器における、下げ紐の取付け構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の液体容器は、下げ紐により
吊下げて携帯されていた。そしてその下げ紐は、その両
端に取付けられたバックルを、液体容器本体の二カ所に
回転自在に取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構造におい
ては、正常な吊下げ状態においてはバックルは液体容器
本体に対して上向きになっているが、液体容器を下に置
いたときには下げ紐の自重によりバックルが下方に回動
する。
【0004】そして再度下げ紐を持上げて液体容器を吊
下げたとき、バックルは再度回動して上向きになるが、
そのとき液体容器の姿勢や下げ紐の状態、持上げ方など
によって、バックルが回動する方向が定まらず、下げ紐
の両端のバックルが互いに逆方向に回動して下げ紐が捩
れることがある。
【0005】このようなことが繰返されると、携帯中に
いつの間にか下げ紐が何回も捩れた状態となり、下げ紐
が傷み易く、また下げ紐を肩から下げたときに捩れによ
って肩が痛くなることもある。
【0006】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、携帯中に下げ紐が不用意に捩れることのない、
液体容器における下げ紐の取付け構造を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】而して本考案の下げ紐の取付け
構造は、液体容器本体に、下げ紐の端末に取付けられた
バックルを、回転自在に取付けると共に、バックルが下
げ紐による正常な吊下げ状態から90°以上180°未
満回転した適宜の回転位置において、液体容器本体とバ
ックルの一部を互いに当接せしめ、それ以上のバックル
の回転を抑止したことを特徴とするものである。
【0008】また本考案においては、液体容器本体とバ
ックルの一部が互いに当接してバックルの回転を抑止し
た状態において、その抑止を乗越えてバックルの回転が
可能であることが好ましい。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図1及び図2は本考案の一実施例を示すものであっ
て、1は液体容器本体としてのまほうびん本体である。
該まほうびん本体1は胴体2の上部に肩体3が取付けら
れており、該肩体3の両側部には幹部4の先端に頭部5
を膨設したボス6が突設されている。7はまほうびんの
蓋である。
【0010】8は下げ紐であって、その両端にはバック
ル9が取付けられている。該バックル9には図2に示す
ように略瓢箪形の係止孔10が穿設されており、その係
止孔10の大径部11に前記ボス6の頭部5を通して係
止し、幹部4を係止孔10の括れ部12を通して小径部
13に移行させることにより、バックル9をボス6に回
転自在に取付ける。
【0011】この実施例においては、前記ボス6のやゝ
下方の肩体3の表面に、小突起14が突設されている。
またバックル9の小径部13から括れ部12にかけての
周縁には、まほうびん本体1に対向する面にリブ15が
突設されており、バックル9をまほうびん本体1に対し
て回転させたとき、前記小突起14とリブ15とが互い
に当接し、さらに強く回転させることにより、その当接
を乗越えてバックル9が回転できるようになっている。
【0012】図3は本考案の他の実施例を示すものであ
って、ボス6の幹部4の上部及び、バックル9の係止孔
10の小径部13における、正常な吊下げ状態において
下部に相当する位置の内周に、それぞれ互いに当接し得
る小突起16,17を突設したものである。
【0013】而してバックル9がまほうびん本体1に対
して回転するときに、この小突起16,17が互いに当
接することによりバックル9の回転が抑止されると共
に、さらに強く回転させることにより小突起16,17
が互いに相手を乗越えて、バックル9が回転することが
できるようになっている。
【0014】図4は図3における小突起17の形状が異
る例である。図4(a)は小突起17が小径部13の内
周に直線状に突出したものであり、図4(b)は小径部
13の内周に相当程度の範囲に亙って三日月状の小突起
17を突設したものであって、いずれもボス6の幹部4
の小突起16に当接してバックル9の回転を阻止し、さ
らにバックル9を強く回転させることにより小突起16
を乗越えて、バックル9の回転が可能である。
【0015】 また図4(c)の例は、係止孔10の小
径部13及びボス6の幹部4が楕円形状をなしており、
正常な吊下げ状態においては遊嵌状態であり、バックル
9を回転させることにより鎖線で示すように、小径部1
3の短径部と幹部4の長径部とが当接して回転を阻止
し、さらにバックル9を強く回転させることによりその
当接による抵抗を乗越えて、バックル9の回転が可能で
ある。
【0016】図5は本考案のさらに他の実施例であっ
て、バックル9における正常な吊下げ状態での上端部
に、まほうびん本体1本体に対向する側に突出する小突
条18を突設したものである。
【0017】而してバックル9が回転したときに、小突
条18がバックル9に取付けられた部分の下げ紐8を介
してまほうびん本体1の胴部側面に当接することによ
り、バックル9の回転が抑止されると共に、さらに強く
回転させることにより、小突条18がまほうびん本体1
の側面を乗越えて、バックル9が回転できるようになっ
ている。
【0018】本考案においては、バックル9とまほうび
ん本体1とが当接してバックル9の回転が抑止される位
置は、正常な吊下げ状態におけるバックル9の位置か
ら、90°以上180°未満回転した位置とすべきであ
る。
【0019】バックル9が90°回転しない間にその回
転が抑止されると、内容液を注出するときに下げ紐8や
バックル9が邪魔になる。また180°以上回転するこ
とが許容されると、下げ紐8を持上げてまほうびんを吊
下げたとき、まほうびんが宙返りして危険であり、また
バックル9が抑止を乗越えて回転してしまい、下げ紐8
が捩れる恐れがある。
【0020】
【作用】本考案においては、下げ紐8でまほうびん本体
1を吊下げたときには、バックル9はボス6を軸として
下げ紐8の取付け位置が上方となるように回転し、まほ
うびん本体1を吊下げて携帯することができる。
【0021】而してまほうびん本体1をテーブル又は床
面などに置き、下げ紐8を下すと、バックル9は下げ紐
8の自重により、ボス6を回転軸としていずれかの方向
に回転する。
【0022】そしてバックル9とまほうびん本体1とが
その一部において当接することによりバックル9の回転
が抑止され、それ以上回転することはない。
【0023】この作用は、図1及び図2の実施例におい
ては、図2に示すようにバックル9のリブ15が肩体3
に突設された小突起14に当接することにより行われ
る。また図3及び図4(a),(b)の実施例において
は、小突起16,17が互いに当接することにより、図
4(c)においては小径部13の短径部と幹部4の長径
部とが当接することにより、さらに図5の実施例では小
突条18が下げ紐8を介してまほうびん本体1の側面に
当接することにより行われる。
【0024】またバックル9の回転が抑止される位置
が、正常な吊下げ状態から90°以上回転した位置であ
るので、まほうびん本体1から内容液を注出する際に下
げ紐8やバックル9が邪魔になることはない。
【0025】そして下げ紐8を持上げれば、バックル9
の回転は途中で止っているため、先に回転したときと逆
方向に回転し、再度正常な吊下げ状態に戻り、まほうび
ん本体1を吊下げることができ、バックル9がまほうび
ん本体1に対して一回転して下げ紐8が捩れることがな
い。
【0026】また請求項2の考案においては、バックル
9とまほうびん本体1とがその一部で当接し、バックル
9の回転が抑止された状態においても、さらにその当接
を乗越えてバックル9の回転が可能であり、バックル9
のまほうびん本体1への取付けを誤った場合などにおい
て下げ紐8にねじれが生じたようなときにも、バックル
9を取外して取付け直す必要がなく、バックル9を回転
させることによりねじれを除くことが可能である。
【0027】また下げ紐8が強く引張られて当接部に大
きな衝撃力が加わったときにはその当接部が乗越えるの
で、衝撃力が緩和される。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、まほうびん本体1をテ
ーブルなどに置いて下げ紐8を下したときに、バックル
9がまほうびん本体1に対して回転するが、その回転の
途中でバックル9とまほうびん本体1とがその一部で当
接するために、バックル9の回転が抑止され、それ以上
回転し得ない。
【0029】従って再度下げ紐8を持上げたときにもバ
ックル9は先とは逆に回転して吊下げ状態となり、バッ
クル9がまほうびん本体1に対して一回転してしまうこ
とがないので、下げ紐8が捩れることがない。
【0030】また請求項2の考案によれば、バックル9
の取付け時の不具合などで下げ紐8に捩れが生じたとき
に、バックル9を抑止を乗越えて回転させることによ
り、容易にその捩れを除くことができる。
【0031】さらに下げ紐8が強く引張られて当接部に
大きな衝撃力が加わったときにもその当接部が乗越える
ことができ、衝撃力が緩和されるので、その当接部やバ
ックル9が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を適用したまほうびんの正
面図
【図2】 図1の実施例の拡大側面図
【図3】 本考案の他の実施例を示すものであって、
(a)は側面図、(b)は主要部の拡大図
【図4】 図3の実施例における小突起の形状の変形例
の主要部の側面図
【図5】 本考案のさらに他の実施例を適用したまほう
びんの正面図
【符号の説明】
1 まほうびん本体(液体容器本体) 8 下げ紐 9 バックル

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器本体(1)に、下げ紐(8)の
    端末に取付けられたバックル(9)を、回転自在に取付
    けると共に、バックル(9)が下げ紐(8)による正常
    な吊下げ状態から90°以上180°未満回転した適宜
    の回転位置において、液体容器本体(1)とバックル
    (9)の一部を互いに当接せしめ、それ以上のバックル
    (9)の回転を抑止したことを特徴とする、液体容器の
    下げ紐取付け構造
  2. 【請求項2】 液体容器本体(1)とバックル(9)の
    一部が互いに当接した状態を乗越えてバックル(9)の
    回転が可能であることを特徴とする、請求項1に記載の
    液体容器の下げ紐取付け構造
JP9462291U 1991-10-21 1991-10-21 液体容器の下げ紐取付け構造 Expired - Fee Related JP2544410Y2 (ja)

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