JP2544192Y2 - 空調パネル - Google Patents

空調パネル

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JP2544192Y2
JP2544192Y2 JP2654293U JP2654293U JP2544192Y2 JP 2544192 Y2 JP2544192 Y2 JP 2544192Y2 JP 2654293 U JP2654293 U JP 2654293U JP 2654293 U JP2654293 U JP 2654293U JP 2544192 Y2 JP2544192 Y2 JP 2544192Y2
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air
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air conditioning
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望 今川
陽一 善田
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Fujita Corp
Kokuyo Co Ltd
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Fujita Corp
Kokuyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各事務机の前面を効率
的に暖房又は冷房するためのパーソナル空調システムに
おいて、各事務机に設置される空調パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】事務用家具の一種として、空調機能を備
えた事務机がある。これは例えば図4に示すように、向
かい合わせの事務机A,Bの間にパーソナル空調装置1
0が組み付けられたものである。
【0003】このパーソナル空調装置10は、図5及び
図6に示すように、正面が事務机A側を向いた空調パネ
ル10Aと、正面が事務机B側を向いた空調パネル10
Bが互いに嵌合されて、全体として直方体状をなすもの
であり、各空調パネル10A,10Bは、直方体を下側
部分11で左右に分割すると共に上側部分12で前後に
分割した形状となっていて、上側部分12は、下側部分
11の上方に位置する基部12aとそこから正面から見
て右側へ延長された突出部12bからなる。
【0004】各空調パネル10A,10Bには、事務机
A,Bの天板よりも下側となる下側部分11の正面に開
口された下部吹き出し口13と、事務机A,Bの天板よ
りも上側となる上側部分12の正面に開設されて基部1
2aから突出部12bにかけて左右に延びる細長い上部
吹き出し口14と、下側部分11の底面に開口されて床
下の空調空気流路と接続される空調空気取り入れ口15
とを有し、図示しないダンパによって、冷房の場合には
上部吹き出し口14から冷風を吹き出し、暖房の場合に
は下部吹き出し口13から温風を吹き出させるように吹
き出し位置が選択される。下部吹き出し口13の開口部
にはパンチングメタル等が設けられ、また、上部吹き出
し口14の開口部にはルーバ等が設けられ、吹き出し角
度を適宜調節できるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記パーソナル空調装
置10によるタスク域(周囲の温度と異なる机周りの作
業域)の形成において、下部吹き出し口13は、温風を
机の天板下の区画された空間に吹き出すので、その吹き
出し性能はそれほど重要ではないが、上部吹き出し口1
4は、冷風を机の天板上の開放された空間に吹き出すの
で、その吹き出し性能が、良好なタスク域の形成に大き
く影響する。冷房による良好なタスク域を形成するため
には、机の天板上の全域に 1.0〜 1.5m/s程度の流速
で均一な吹き出しを行うことが重要である。
【0006】ところが、上述の空調パネル10A,10
Bによると、冷房において、空調された空気は下側部分
11の底面に開口した空調空気取り入れ口15から下側
部分11の内部空間を通って上側部分12に送られ、上
部吹き出し口14から吹き出されるが、図7に示すよう
に、上部吹き出し口14における空気の流速Vは、基部
12a側において速く、突出部12b側ほど遅くなると
いった不均一な分布となる。これは、上側部分12の基
部12aに送られた空気の一部は、その位置で直ちに上
部吹き出し口14から吹き出されるが、この吹き出しに
よって突出部12b側へ向かう空気の流圧が急速に低下
し、しかも上側部分12内における空気流路は、下側部
分11内の空気流路に比較して奥行が半減すると共に左
右の長さが倍になっており、突出部12b側へは空気が
流れにくくなるからである。
【0007】したがって、上部吹き出し口14の図中左
端部分においては、適切な流速範囲とされる 1.0〜 1.5
m/sを超える高い流速で空気が吹き出される一方、上
部吹き出し口14の図中右端部分では逆に吹き出しの流
速が 1.0m/s未満になってしまい、事務机A,Bの周
囲に快適な温度環境のタスク域が形成されにくいといっ
た問題がある。
【0008】本考案は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、左右に長
い上部吹き出し口から吹き出される空気の流速を均一化
することによって、良好なタスク域を形成することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本考案によって有効に解決することができる。すなわち
本考案は、直方体を下側部分で左右に分割すると共に上
側部分で前後に分割した形状であって、前記上側部分が
前記下側部分の上方の基部とこの基部から左右何れかの
方向へ延長された突出部からなり、前記上側部分の正面
に前記基部から突出部にかけて左右に延びる上部吹き出
し口が開設された空調パネルにおいて、前記上部吹き出
し口の内側の空気流路内に、前記基部側から突出部側へ
向けて漸次絞りの隙間が大きくなる流路絞り部材を設け
たものである。
【0010】
【作用】流路絞り部材は、空調パネルの下側部分の内部
空間から上側部分の基部内の空気流路を通じてこの基部
側の位置で上部吹き出し口から外部へ直ちに吹き出そう
とする空気流に対する絞りの隙間を小さくしてあるの
で、流速は変わらないが基部側における吹き出しの流量
の増大が抑制される。また、これによって上側部分にお
ける突出部側へ向かう空気の流圧の低下が抑制されると
共に、流路絞り部材による絞りの隙間が突出部側では大
きくなっているので、流速は変わらないが突出部側にお
ける吹き出し口からの空気の流量低下が抑制される。
【0011】
【実施例】図1は本考案に係る空調パネルの好適な一実
施例の概略構造を示す一部破断した斜視図であり、図2
はこの実施例に組み込まれる流路絞り部材を示す斜視図
である。なお、図1において、先に述べた図4乃至図6
の従来例と同一の部分には同一の参照符号を用い、その
説明は省略する。
【0012】この実施例において、空調パネル10Aの
上側部分12aの内部には、上部吹き出し口14からの
空気吹き出し流量を調整するための流路絞り部材16が
設けられている。この流路絞り部材16は、上部吹き出
し口14の内側の左右両端に位置して前記上側部分12
aの正面壁121及び背面壁122に接した状態に固定
される一対の支持板161,162と、上部吹き出し口
14の内側下部に前記正面壁121及び背面壁122に
接した状態で配置され両端が前記支持板161,162
に固定された一対の絞り片163,164とからなる。
絞り片163,164は、支持板161側、すなわち前
記上側部分12における基部12a側において漸次幅が
広くなる略三角形状を呈し、このため、絞り片163,
164間に形成されて下側部分11内の空気流路側と上
部吹き出し口14の内側空間とを連通する絞り流路16
5は、その絞りの隙間が、基部12a側となる端部16
5aにおいて最小であり(流路が狭く)、突出部12b
側となる端部165bへ向けて漸次大きく(流路が広
く)なっている。
【0013】流路絞り部材16は、上述のような絞り形
状とすることによって、上部吹き出し口14から吹き出
される空気流が基部12a側に偏在するのを防止して、
図3に示すように、流速Vの分布を上部吹き出し口14
の左右全域で 1.0〜 1.5m/s程度となるように均一化
させることができる。したがって、この空調パネル10
Aの正面に配置される事務机(図4参照)の周囲に、上
部吹き出し口14からの冷風の均一な吹き出しによる快
適な温度環境のタスク域が形成される。
【0014】なお、この実施例では、説明の便宜上、空
調パネル10Aについてのみ述べたが、この空調パネル
10Aに一体的に嵌合される他方の空調パネル10Bも
全く同様の構成を有するものであることは勿論である。
また、絞り片163,164の形状は、この流路絞り部
材16を設けない場合の流速分布と対応した絞り抵抗を
発生する形状、すなわち図7に破線で示す分布曲線と相
似した形状とすることが一層好ましいが、この実施例の
ように、絞り量を直線的に変化させたものであっても十
分な効果が得られる。また、流路絞り部材16は、必ず
しも一対の絞り片163,164を備える必要はなく、
単一の絞り片のみによっても同様の効果を実現すること
が可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案の空調パネルによると、下側部分
から送られた空気が上側部分の基部側において上部吹き
出し口へ直ちに流出しようとする空気流に対する絞りの
隙間を小さくして、空気が送られにくい突出部側への流
量を増大させるようにしたため、吹き出し口の左右全域
に適切かつ均一な流速で空気の吹き出しを行い、快適な
温度環境のタスク域を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る空調パネルの好適な一実施例の概
略構造を示す一部破断した斜視図である。
【図2】上記実施例に組み込まれる流路絞り部材を示す
斜視図である。
【図3】上記実施例における流路絞り部材と上部吹き出
し口からの流速分布との関係を示す説明図である。
【図4】空調機能を備えた事務机の一例を示す概念図で
ある。
【図5】従来の空調パネルの嵌合一体化状態を示す概略
的な斜視図である。
【図6】上記従来の空調パネルの分離状態を示す概略的
な斜視図である。
【図7】上記従来の空調パネルの上部吹き出し口におけ
る流速分布を示す説明図である。
【符号の説明】
10A,10B 空調パネル 11 下側部分 12 上側部分 12a 基部 12b 突出部 13 下部吹き出し口 14 上部吹き出し口 16 流路絞り部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体を下側部分で左右に分割すると共
    に上側部分で前後に分割した形状であって、前記上側部
    分が前記下側部分の上方の基部とこの基部から左右何れ
    かの方向へ延長された突出部からなり、前記上側部分の
    正面に前記基部から突出部にかけて左右に延びる上部吹
    き出し口が開設された空調パネルにおいて、 前記上部吹き出し口の内側の空気流路内に、前記基部側
    から突出部側へ向けて漸次絞りの隙間が大きくなる流路
    絞り部材が設けられたことを特徴とする空調パネル。
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