JP2543341B2 - ベルト引張り装置 - Google Patents

ベルト引張り装置

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JP2543341B2
JP2543341B2 JP60503822A JP50382285A JP2543341B2 JP 2543341 B2 JP2543341 B2 JP 2543341B2 JP 60503822 A JP60503822 A JP 60503822A JP 50382285 A JP50382285 A JP 50382285A JP 2543341 B2 JP2543341 B2 JP 2543341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、無端伝動ベルト等のための改良された引張
り装置およびその製造方法に関する。
技術背景 無端経路に沿つて作動するようになされた伝動ベルト
のための引張り装置は周知であり、そのような引張り装
置は、ベルトに対して固定関係の支持手段と、該支持手
段によつて担持され、該支持手段に対して移動自在のベ
ルト係合手段と、前記支持手段およびベルト係合手段に
作動的に連結されており、ベルトを緊張させるような力
でもつてベルト係合手段を該支持手段に対して相対的に
移動させて該ベルトに押圧させるための機械的ばね手段
と、前記支持手段に対するベルト係合手段の少くとも一
方向の移動を制動するように該支持手段およびベルト係
合手段に作動的に連結された摩擦制動手段とから成つて
いる。この摩擦制動手段は、長手軸線を有し、支持手段
は、長手軸線を有し、ベルト係合手段に対して移動しな
いように固定された軸部材を備えている。ベルト係合手
段の一部分は該軸部材に対して回転するように該軸部材
によつて回転自在に担持されている。この種の引張り装
置は、例えばスプロウルの米国特許第4,362,525号、ハ
ガーの米国特許第4,351,636号、スプロウルの米国特許
第4,299,584号、フォードの米国特許第3,413,866号およ
びレーヤ他の米国特許第2,753,724号に開示されてい
る。
また、制動手段が長手軸線を有し、ばね手段が長手軸
線を有しその長手軸線の周りにらせん状に巻かれてい
る、伝動ベルト用引張り装置も周知である。この支持手
段は、長手軸線を有し、ベルト係合手段に対して相対的
に移動しないように固定された軸部材を備えており、該
軸部材は、制動手段とばね手段とを互いに並置関係に離
隔させて、かつ、該軸部材の軸線と実質的に同軸関係に
配置して担持しており、制動手段とばね手段とが同軸的
に離隔され、軸部材によつて同軸関係に心合されてい
る。ベルト係合手段の一部分は制動手段とばね手段との
間に配設され、軸部材に対して相対回転するように軸部
材によつて回転自在に担持されており、制動手段とばね
手段とはベルト係合手段の該一部分によつて互いに同軸
的に離隔される。この種の引張り装置は、1984年2月21
日付で出願されたジエームスK.ブリユー他の米国特許願
第581,645号および1984年7月20日付で出願されたラン
デイC.フオスタの米国特許第633,154号に記載されてい
る。
上記米国特許願第581,645号および第633,154号に記載
された引張り装置においては、該引張り装置と連携して
流体式回転制動ユニツトが用いられ、該回転制動ユニツ
トが支持手段に対するベルト係合手段の相対移動を両者
の相対移動する部品間に生じる摩擦によつて更に一層制
動することが判明している。そのような摩擦は、それら
の部品が、その組立中に強く圧接されていればいるほど
増大する。
また、別の既知の引張り装置においては、そのねじり
ばねが軸方向の圧縮力を受け、ベルト係合アームをばね
ハウジングから離れる方向に、そして静止した摩擦デイ
スク表面に圧接するように軸方向に押圧し、それによつ
てベルト係合アームの側部を、該アームが制動の目的で
引張り装置の支持手段に対して移動する間前記ねじりば
ねの力により摩擦デイスク表面に押しつけられて摺動す
るようになされている。
また、ベルト係合手段のスロツトを有する一部分が軸
部材に対して相対的に回転するように該軸部材によつて
担持されている伝動ベルト用引張り装置も周知である。
ばね手段は、内側コイルを有しており、内側コイルの内
端は、該ばね手段をベルト係合手段の前記一部分に連結
するために該コイルに対して角度をなして屈曲され前記
スロツトに挿入されている。この種の引張り装置は、例
えば、上記2つの米国特許願第581,645号および第633,1
54号に記載されている。
発明の開示 本発明の1つの特徴は、ベルト引張り装置の支持手段
に対するベルト係合手段の相対移動を摩擦力により制動
するための改良された手段を有するベルト引張り装置を
提供することである。
上記米国特許出願第581,645号および第633,154号に記
載された引張り装置においては、該引張り装置と連携し
て流体式回転制動ユニツトが用いられ、該回転制動ユニ
ツトが支持手段に対するベルト係合手段の相対移動を両
者の相対移動する部品間に生じる摩擦によつて更に一層
制動することが判明している。そのような摩擦は、それ
らの部品が、その組立中に強く圧接されていればいるほ
ど増大する。
本発明の教示によれば、支持手段に対するベルト係合
手段の相対移動を制動するための唯一の制動力を提供す
るためのものとして上記流体式回転制動手段の代りに摩
擦制動手段を用いることができること、そのような摩擦
制動手段は、第1部材と第2部材の互いに摩擦係合する
1対の部材と、該第1部材を一定のばね力で第2部材に
対して押圧するばね手段とで構成し、第1部材は第2部
材に対して軸方向に移動しうるように該引張り装置の軸
部材上に同軸的に配設された環状の摩擦材料製パツドと
することができることが見出された。このような構成に
よれば、後述するように、たとえ引張り装置の各部材に
通常の摩耗が生じていても、上記制動手段の環状部材即
ち第1部材を対応する第2部材と完全に接触した状態に
維持するように第2部材に対して自己整合しうるように
する。
本発明は、その一側面においては、無端経路に沿つて
作動するようになされた伝動ベルトのための引張り装置
であつて、該ベルトに対して相対的に固定関係の支持手
段と、該支持手段によつて担持され、該支持手段に対し
て移動自在のベルト係合手段と、前記支持手段およびベ
ルト係合手段に作動的に連結されており、ベルトを緊張
させるような力でもつて該ベルト係合手段を該支持手段
に対して相対的に移動させて該ベルトに押圧させるため
の機械的ばね手段と、前記支持手段に対するベルト係合
手段の少くとも一方向の移動を制御するように該支持手
段およびベルト係合手段に作動的に連結された摩擦式制
動手段とから成り、該摩擦式制動手段は、長手軸線を有
し、該支持手段は、長手軸線を有し、前記ベルト係合手
段に対して移動しないように固定された軸部材を備えて
おり、前記ベルト係合手段の一部分は該軸部材に対して
回転するように該軸部材によつて回転自在に担持されて
成る引張り装置において、前記摩擦式制動手段は、第1
部材と第2部材の互いに摩擦係合する第1の部材と、該
第1部材を一定のばね力で第2部材に対して押圧する別
のばね手段とから成り、第1部材は第2部材に対して軸
方向に移動しうるように該引張り装置の軸部材上に同軸
的に配設された環状の摩擦材料パツドから成ることを特
徴とする引張り装置を提供する。
本発明の他の特徴は、ベルト引張り装置の機械的らせ
ん状ばね手段の内側コイルを保護するための手段を提供
することである。
本発明の教示によれば、ベルト引張り装置の機械的ら
せん状ばね手段の屈曲させた内端をベルト係合手段の一
部分のスロツトに挿入することによつて該内端をベルト
係合手段の該一部分に連結させるが、このばね手段の内
端は、該内端とばね手段の内側コイルとの間の連結区域
を架橋する該ばね手段の内側コイルに好ましくない撓み
を与え、そのために該内側コイルの該架橋部分に好まし
くない摩耗が生じることが判明した。
しかしながら、本発明の教示によれば、スロツトを有
する前記部分と、ばね手段の、前記屈曲内端に隣接した
第1コイルとの間に、前述の好ましくない架橋構成を回
避する防護シールドを配設することができることが判明
した。
例えば、本発明の別の実施例においては、前記ばね手
段は、長手軸線を有し、その軸線の周りにらせん状に巻
かれたものとし、前記ベルト係合手段の一部分にスロツ
トを形成し、該ばね手段は内側コイルを有するものと
し、該ばね手段を前記ベルト係合手段の前記一部分に連
結するために内側コイルの内端を該コイルに対し角度を
なして屈曲し、該内端を前記スロツト内に挿入する。ベ
ルト係合手段の前記一部分と、前記ばね手段の、内端に
隣接した内側コイルとの間に該内側コイルを保護する保
護部材を配設する。本発明の他の特徴は、ベルト引張り
装置の機械的ばね手段を防護するための手段を提供する
ことである。
本発明の教示によれば、コイルばねを収容するカツプ
形ハウジングを実質的に密封・密閉するためにコイルば
ねとピボツトアームを互いに防護するための減摩デイス
クを用いることができることが判明した。
例えば、本発明の他の実施例においては、前記ばね手
段は長手軸線を有し該軸線の周りにらせん状に巻かれた
ものとし、前記支持手段は、開放端を有し該開放端に前
記ばね手段を受容するカツプ形ケーシングによつて構成
し、ベルト係合手段の前記一部分とばね手段の間で前記
ケーシングの開放端を密閉する減摩デイスク部材を前記
軸部材に設ける。
従つて、本発明の目的は、無端経路に沿つて作動する
ようになされた伝動ベルト等のための改良された引張り
装置であつて、上述した、または後述する本発明の新規
な特徴の1つまたはそれ以上を有する引張り装置を提供
することである。
本発明の他の目的は、上述した、または後述する本発
明の新規な特徴の1つまたはそれ以上を有する、上記引
張り装置の製造方法を提供することである。
図面の簡単な説明 本発明の特徴およびその技術的利点は、以下の好まし
い実施例の説明ならびに請求の範囲および添付図面から
明らかになろう。
第1図は、本発明のベルト引張り装置を利用した自動
車エンジンの前端の方に向つてみた部分透視図である。
第2図は、第1図の自動車エンジンの前端の方に向つ
て垂直にみた図である。
第3図は、第1図および2図の伝動ベルトを緊張させ
るために使用される本発明のベルト引張り装置の拡大部
分正面図である。
第4図は、第3図のベルト引張り装置の部分背面図で
ある。
第5図は、第3図のベルト引張り装置の線5−5に沿
つてみた部分断面図である。
第6図は、第5図の線6−6に沿つてみた断面図であ
る。
第7図は、第5図の線7−7に沿つてみた部分断面図
であり、引張り装置の他の部分を点線で示す。
第8図は、第5図の線8−8に沿つてみた断面図であ
る。
第9図は、第6図の線9−9に沿つてみた、一部立面
図による部分断面図である。
第10図は、第1〜9図のベルト引張り装置の各部品を
示す分解透視図である。
第11図は、第5図と同様な部分図であり、本発明のベ
ルト引張り装置の他の実施例を示す。
第12図は、第11図のベルト引張り装置の部品の一部分
の分解斜視図である。
第13図は、本発明のベルト引張り装置の別の実施例の
支持部材の正面図である。
第14図は、第13図の線14−14に沿つてみた断面図であ
る。
第15図は、第14図と同様の図であり、本発明のベルト
引張り装置の別の実施例の支持部材を示す。
発明の実施例 以下に本発明のいろいろな特徴が示され、本発明は特
定の自動車エンジンの特定の伝動ベルトのためのベルト
引張り装置を提供するものとして説明されるが、本発明
の各特徴は、所望に応じて他の構成のためのベルト引張
り装置を提供するために単独で、または組合わせて使用
することができることを理解されたい。
従つて、本発明は、添付図に示された実施例のみに限
定されることはなく、添付図は、単に、本発明の広範な
適用例の1つを示すにすぎない。
第1および2図を参照して説明すると、参照番号20で
総体的に示された自動車エンジンは、後述するような複
数の被動付属機器を駆動するための無端伝動ベルトを用
いる。本発明のベルト引張り装置は、参照番号22で総体
的に示されており、ベルト21に後述する態様で引張り力
を与えるのに用いられる。
無端伝動ベルト21は、当該分野において周知の任意の
適当な型式のものであつてよいが、主としてポリマー材
で形成されたものであることが好ましい。なぜなら、本
発明の引張り装置22は、その独特の特徴により後述する
ようにポリエステル製の荷重担持コードを有するベルト
に能率的に張力を与えることができるからである。
ベルト21は、当該技術において周知の態様でエンジン
20のクランク軸に作動的に連結された駆動プーリ23によ
つて駆動される。駆動プーリ23は、ベルト21を無端経路
に沿つて駆動し、それによつて、該エンジンを搭載した
自動車(図示せず)のパワーステアリング装置のプーリ
24、エンジンの水ポンプのプーリ25、エンジン20のため
の公害防止装置に使用される空気ポンプのプーリ26、エ
ンジンの交流発電機28のプーリ27、および当該自動車の
ための空調装置の圧縮機31のプーリ30を駆動する。
上記被動付属機器は、それらのプーリ24,25,26,27,お
よび30を介してベルト21に負荷を課する。しかしなが
ら、ここでは圧縮機31およびそのプーリ30によつてベル
ト21に課せられる負荷についてのみ詳しく説明する。な
ぜなら、それによつて課せられる負荷が比較的大きいか
らである。
詳述すれば、自動車の空調装置が作動され圧縮機31が
駆動されると、ベルト21に弛緩側33と緊張側34が生じ
る。なぜならベルトは第1,2図に矢印35で示されるよう
に時計周り方向に回転するからである。
ベルトの緊張側34(従つて弛緩側33)の緊張度は、周
期的に、そして空気圧縮機31によつて課せられる負荷の
周期的変化の関数として変化する。この周期的な負荷の
変化は、圧縮機31がピストン型のものである場合は、そ
の上限と下限の間の範囲が大きい。圧縮機31によつて課
せられる周期的負荷は、ベルト21の弛緩側33を振動させ
る傾向を有する。
ベルト21のこのような振動の他に、ベルトの通常の摩
耗と、エンジン20を収容したエンジン室内の熱変動によ
りベルト21の長さが変化することが知られている。その
ような長さ変動を補償しなければならない。
従つて、ベルトと被動プーリとのスリツプのない係合
およびプーリの駆動を保証とするのに必要とされる力で
はベルト21を緊張状態に維持することは困難であること
が知られている。従来、ベルトに所要の緊張を与えるた
めに多くのベルト引張り装置が提案され、使用されてき
た。
例えば、自動車の付属機器のベルト駆動装置において
は、ベルトの有効使用期間中張力比を制御するために適
正なベルト張力を与えることが必要である。第1および
2図に示されるような単一ベルトによるVリブ付駆動装
置の出現により、このことが一層重要となつてきた。な
ぜなら、ベルトがより長くなり、付属機器の幾つかはベ
ルトの裏面によつて平坦なベルト面駆動として駆動され
るからである。今日までにいろいろな設計の自動引張り
装置が開発されているが、ベルトのねじれを除去し、固
有調和振動を防止するように駆動装置を調整することを
可能にし、かつ、引張り装置がベルトの引張り要件の変
化に応答することができるようにするための独立した外
部制動手段を備えたものはない。
本発明の改良されたベルト引張り装置22は、上述した
問題を克服するためにベルト21に適正な引張力を付与す
る働きをする。即ち、この引張り装置は、ベルト21全体
に所要の張力を与えるとともに、ベルトが圧縮機31によ
つて課せられる周期的負荷変動の結果として望ましくな
い態様で振動するのを防止する。以下に本発明のベルト
引張り装置22を詳しく説明する。
第5図に明示されているように、本発明の改良型ベル
ト引張り装置22は、第1および2図に示される如く取付
ブラケツト37に固定されるようになされた支持手段36を
備えている。総体的に参照番号38で示されたベルト係合
手段は、後述するような態様で支持手段36によつて移動
自在に担持されている。引張り装置22は、ベルト係合手
段38をベルト21の弛緩側33に圧接するように押圧するよ
うに支持手段36およびベルト係合手段38に作動的に連結
された機械的ばね手段39を有している。
ベルト引張り装置22は、また、後述するような態様で
支持手段36に対するベルト係合手段38の相対的運動を制
御するように支持手段36およびベルト係合手段38に作動
的に連結された摩擦式制動手段40を備えている。
摩擦式制動手段40とばね手段39とは同軸的に整列され
ており、支持手段36は、締付ボルト43を通すための貫通
円筒形開口42を有する金属製筒部材即ち軸部材41を備え
ている。ボルト43をブラケツト37の開口44に通し、該ボ
ルトのねじ付端46にナツト45を螺着してワツシヤ47をブ
ラケツト37の後面48に圧接させ、筒部材41の一端49をボ
ルト即ち締付部材43の拡大頭51によつてブラケツト37の
前面に圧接させることによつて引張り装置22をブラケツ
ト37に締着することができる。ワツシヤ52は筒部材即ち
軸部材41の他端53に圧接させる。
このように、本発明の引張り装置22は、同軸的に整列
した摩擦式制動手段40およびばね手段39を同軸的に貫通
するよう配置された締付用開口42に引張り装置の前面か
ら単一のボルト43を挿入することによつてブラケツト37
に取付けることができるようになされており、引張り装
置22を小型でコンパクトにすることができる。
第5図に明示されているように、筒部材41の端部49は
環状肩部54を画定し、肩部54から減径部分55が延長して
いる。
金属製のカツプ形ハウジング部材57は、閉鎖端58と開
放端59を有する。閉鎖端58は、筒部材41の端部49の減径
部分55を受容する貫通開口60を有する。減径部分55は、
開口60に通した後、外方へ折曲げてかしめることによつ
てハウジング57の面61に圧着させることができる。この
減径部分のかしめ部分は、参照番号62で示されている。
ハウジング57の面63は、かしめ62によつて筒部材41の肩
部54に圧接保持され、それによつてハウジング57は、筒
部材41に固定され、後述するように、本発明の支持手段
36の一部を構成する。もちろん、筒部材41の端部49は、
例えば該筒部材の減径部分55にハウジング部材57をろう
付けすることなどの他の任意の適当な態様でハウジング
部材57の閉鎖端壁58に固定することができる。
引張り装置22を自動車のブラケツト37に単一の締着部
材即ちボルト43によつて上述のようにして取付けると、
ブラケツト37に対する支持手段36の相対回転は、ハウジ
ング57の閉鎖端58から切起された突起64によつて防止さ
れる。即ち、突起64は、筒部材41が上述したようにして
ハウジング57に締着されると、第4および5図に示され
るようにブラケツト37の対応する開口65内へ突入し、そ
れによつてハウジング57がブラケツト37に対して回転す
るのを防止され、従つて、筒部材即ち軸部材41がブラケ
ツト37に対して回転するのを防止する。
円筒状の貫通開口68を有する円筒部分(「軸受部
分」、「軸受スリーブ」又は「ピボットブッシュ」とも
称する)67から成る軸受部材66がハウジング57の筒部材
即ち軸部材41の外周に嵌められる。軸受部材66は、ま
た、図示のようにハウジング部材57の閉鎖端壁58に当接
するようになされたデイスク状端部材69を有している。
軸受部材66は、上述した米国特許願第581,645号および
米国特許願第633,154号に詳述されているようにベルト
係合手段38が固定軸部材41に対して相対的に回転するこ
とができるようにするために減摩性プラスチツク材のよ
うな任意の適当な材料で形成されている。ベルト係合手
段を固定軸部材に対して相対的に回転させるための他の
型式の軸受手段は、1982年9月29日付の米国特許願第42
7,074号に詳述されている。
ベルト係合手段38は、金属製のピボツトアーム70を備
えている。アーム70は、その一端部分73の一方の面72か
ら延長した筒状部分71と、該端部分73の他方の面75から
延長した同軸の筒状部分74を有している。筒状部分71,7
4および端部分73は、軸受スリーブ67を介して固定軸部
材41に嵌合するようになされた円筒状の貫通孔76を有し
ており、アーム70の端部分73が後述する目的のために固
定軸部材41に対して回転または揺動することができるよ
うになされている。
ピボツトアーム70の他端77は、ベルト係合プーリまた
はホイール80の中央開口79に挿通するようになされたピ
ボツト突起78を有している。ホイール80は、突起78の端
部82の雌ねじ孔(図示せず)に適当な締着部材81を挿入
することによつて突起78に締着される。ホイール80は、
ピボツト突起78上で回転自在であり、当該技術において
周知の態様で側部フランジ83,83の間でベルト21に係合
するようになされている。
ピボツトアーム70の筒状部分71には、引張り装置22の
機械的ばね手段39を構成する金属製のらせん巻扁平ばね
部材87の内側コイル86の内向き屈曲端85を受容する横断
方向のスロツト84(第7図)が形成されている。
ばね部材87は、その外側コイル89に対して角度をなし
て屈曲された外端88を有し、外端88は、支持ハウジング
57の環状側壁91に形成されたスロツト90に挿入され、そ
れによつて支持手段36(のハウジング57)に締着される
ようになされている。ばね87の内端85は、プーリ80を上
記米国特許願第581,645、第633,154および第427,074号
に記載された態様でばね部材87の引張力によりベルト21
に向けて押しつけるようにアーム70即ちベルト係合手段
38に連結されている。
本発明の教示によれば、ねじりばね部材87の内端85
の、ぜんまいばね86との連結部92は、ぜんまいばね86
の、次のぜんまいばねに連なる部分93を弱める傾向があ
ることが判明した。なぜなら、ぜんまいばね86の部分
(区間)93は、連接部92のところで筒状部材71から外方
へ離れる方向に押されるので、「橋渡し」状に筒状部材
71から浮き上つてしまうからである。
本発明の1つの特徴は、上記の「橋渡し」問題を解消
するためにばね部材87の屈曲内端85に隣接したところで
ベルト係合手段38のぜんまいばね86と筒状部材71との間
に防護部材を設けることである。
詳述すれば、任意の適当なポリマー材で形成された円
弧状の防護部材94は、第7図に示されるように、薄肉端
96にまでテーパした厚肉端95を有し、その内側面97は、
筒状部材71の全周面98に合致するようになされている。
端部95はぜんまいばね86の屈曲端85に隣接する位置にあ
り、それによつてぜんまいばね86の部分93が防護部材94
の端部95と96の間の外側テーパ表面99に係合し、ばね部
材87の巻装工程においてぜんまいばね86が巻かれる際ぜ
んまいばね86と防護部材94との間に間隙が生じない。
防護部材94は、ベルト係合手段のアーム70の筒状部分
71を受容する貫通開口102を有する一体のデイスク部分1
00を備えている。デイスク部分100は、防護部材94の角
度位置を定めるとともに、筒状部分71に対する防護部材
94の相対回転を防止するために筒状部分71のスロツト84
に挿入される内向き突片103を有しており、それによつ
て防護部材94が先に述べた目的のために第7図に示され
るよにばね8の屈曲端85に対して所定の位置に保持され
る。
ばね手段39およびベルト係合アーム70が軸受スリーブ
66従つて固定軸部材41上に組立てられると、防護部材94
のデイスク端100と、軸受スリーブ67のデイスク端69
は、上記米国特許願第581,645号に記載されているよう
にばね帯片87が巻き締め動作および巻き戻し動作を行う
際ばね部材87の隣接側縁に対して減摩面材を提供し、該
ばね部材との摩擦を減少させる。
本発明の引張り装置22の摩擦式制動手段40は、軸部材
41に同軸的に嵌着される第1部材104(第5図)を有す
る。第1部材104は、軸部材41上で軸方向に移動自在で
あり、後述するように、ベルト係合アーム70の端部分73
の面75によつて構成される、制動手段40の第2部材105
と協同する。第1部材104は、慣用のブレーキパッド材
のような任意の適当な摩擦材の環状パツド106と、該環
状摩擦材パツド106を裏打ちする剛性の金属製押圧プレ
ート107とから成つている。
更に、摩擦式制動手段40は、閉鎖端109と開放端110を
有する金属製のカツプ形カバー即ちキヤツプ108を備え
ている。閉鎖端109は、軸部材41の刻み付端部分112にプ
レス嵌めされる中央貫通開口111を有しており、それに
よつてカバー108は、支持手段36の固定軸部材41に固定
されるので、支持手段36の一部を構成する。カバー108
は、軸部材41の刻み付端112にそれに対して回転しない
ようにプレス嵌めされた後、引張り装置22をボルト43に
よつて取付ブラケツト37に固定すれば、ワツシヤ52が第
5図に示されるように固定軸部材41の端部53ならびにカ
バー108の閉鎖端109に圧接するので、カバー108は固定
軸部材41に最終組立状態に保持される。
軸部材41、従つて支持手段36に対するアーム70の運動
を摩擦制動するように一定のばね力でもつて第1部材10
4を軸部材41上で軸方向に移動させて第2部材105に圧接
させるための別個のばね手段が、ねじりばね39とは独立
してカバー108と部材104との間に介設される。(上記各
米国特許願ではアーム70の運動を制動するために流体式
回転制御手段が用いられている。)そのような別個のば
ね手段は、総体的に参照番号113で示されており、図示
の実施例では金属製の環状波形ばね部材114から成つて
いる。ばね手段113は、必要に応じて複数の波形ばね部
材114で構成してもよく、他の型式のばねで構成しても
よい。
本発明の教示によれば、ベルト引張り装置22の作動
中、ベルト係合アーム70がピボツトブツシユ67上で回転
することによりピボツトブツシユ67に摩耗が生じ、その
摩耗の結果としてアーム70の端部分73が軸部材41に対し
て傾く傾向を生じることが判明した。従つて、部材104
の環状パツド106がピボツトアーム70の端部分73の表面7
5に全面に渡つて接触するようにするために、摩擦式制
動手段40の部材104は、ポリマー材製の制動子ブツシユ1
18の筒状部分119に形成されたスプライン開口117に弛く
受容されるように押圧プレート107の面116から突設され
たスプライン115を備えている。ブツシユ118の筒状部分
119は、カバー108に形成された開口120内にプレス嵌め
され、ブツシユ118をカバー108に対して回転しないよう
に保持する。しかしながら、スプライン突起115がスプ
ライン開口117に弛く嵌合していることと、部材118の素
材であるポリマー材が弾性を有していることにより、摩
擦式制動手段40の部材104は、軸部材41に対して傾くこ
とができるようになされており、従つて、スプライン手
段115と117との自動心合関係と、上述したように部材10
5に対して部材104を軸方向に移動させるばね手段113の
作用とにより環状摩擦パツド106の面121全体をピボツト
アーム70の面75に圧接させるようになされている。
所望ならば、部材104の裏当プレート107の面116に、
ばね部材114の開口123に嵌合する環状突起122を設ける
ことができ、裏当プレート107をばね部材114に対して第
6図に示される如く位置づけするようにすることができ
る。
摩際パツド106は裏当プレート107に任意の適当な態様
で担持させることができるが、例えばパツド106の面125
に複数の突起124を突設し、各突起をプレート107に穿設
したそれぞれ対応する開口126に挿入し、そのスプライ
ン手段124,126によりパツド106をプレート107に結合す
ることができる。
かくして、環状パツド106はスプライン手段124,126に
よつて裏当プレート107にスプライン止めされ、裏当プ
レート107はスプライン手段115,117によりブツシユ118
にスプライン止めされ、ブツシユ118はスプライン手段1
19,120によつて固定カバー108にスプライン止めされる
ので、アーム70が軸部材41上で回転しても、環状パツド
106はアーム70に対して相対回転しないい。
以上の説明から分るように、本発明の引張り装置の各
部品は、支持手段36の軸部材41上に用意に組立てること
ができ、カバー108を第5図に示されるように軸部材41
の刻み付端部分112にプレス嵌めすることによつて各部
品を軸部材上に組立状態に保持することができる。
本発明のベルト引張り装置22の作動は以下の通りであ
る。
引張り装置22をエンジン20に取付ける場合、引張り装
置をブラケツト37の近くに位置させ、プーリ即ちホイー
ル80をベルト21に係合させるためにピボツトアーム70を
第3図でみて反時計回りに回転させることができるよう
に位置づけする。引張り装置22をブラケツト37に当てが
つて、ハウジング57の突片64をブラケツト37の開口65内
に挿入する。次いで、締着ボルト43を軸部材41の開口42
を通して挿入し、ブラケツト37の開口44を貫通して突出
させ、ボルト43の端部にナツト45を螺着して引張り装置
22をボルト43の頭部51とブラケツト37の面50との間に先
に述べたように圧締めし、それによつて引張り装置22の
支持手段36をブラケツト37に固定し、従つて、ベルト21
に対して固定する。
次いで、プーリ80およびアーム70を第3図でみて反時
計回り方向に回してプーリ80を第1図に示されるよう
に、そして第3図に実線で示されるようにベルト21上に
載せ、それによつて、ねじりばね87が巻き締めされてプ
ーリ80を時計回り方向にベルト21に圧接させる作用をす
る。9ルト21に対するプーリ80のこの位置調節は、適当
な工具をアーム70の長方形の開口127に挿入し、アーム7
0をねじりばね87の力に抗して回動させてプーリ80をベ
ルト21上に載せることによつて容易に行うことができ
る。
第3図の実線および仮想線で示されるような、ベルト
係合手段38のアーム70のどの作動位置においても、ねじ
りばね87は、常にベルト21に引張力を与えるようにベル
ト係合手段38を第3図に示される最下方位置をも越えて
時計回り方向に移動させる力を有する。
支持手段36に対するベルト係合アーム70の移動は、支
持部材57の環状側壁91に形成された停止縁128,129によ
つて制限される。即ち、アーム70の肩部130,131が停止
縁128,129に係合することによつて軸部材41上でのアー
ム70の両方向の回転が制限される。
従つて、今、ベルト係合手段38がベルト21に対して第
3図に示される実線位置にあり、先に述べた理由により
エンジン20の運転中ベルト21が振動することによりベル
ト係合手段38が第3図でみて時計回り方向にベルト21に
向つて内方へ枢動すると、その結果としてアーム70の端
部分73が摩擦材パツド106の静止表面121に対して時計回
り方向に回転するが、摩擦材106はばね手段113の押圧力
を受けてベルト係合アーム70の回転運動を遅らせようと
し、従つてベルト21に向つてのベルト係合手段38の運動
を制動する。反対に、ベルト21の振動によりベルト係合
手段38がベルト21から離れる反時計回り方向に枢動せし
められると、アーム70の端部分73の表面75が摩擦パツド
106の静止表面121に対して回転せしめられるが、摩擦パ
ツド106が、先に述べた目的のためにベルト21のそのよ
うな振動を制動するようにアーム70の運動を遅らせる作
用をする。
このように、引張り装置22は、上述した態様で支持手
段36およびベルト係合手段38に作動的に連結された機械
的ばね手段39早期損耗を防止するように支持手段36に対
するベルト係合手段38の運動を摩擦力により制動するこ
とができる。
また、本発明の引張り装置22の摩擦式制動手段40と機
械的ばね手段39は固定の軸部材41上に同軸的に整列され
ているので、引張り装置22を小さく、コンパクトにまと
めることができ、単一の締着部材43によつて引張り装置
22を上述したようにしてブラケツト37に固定することが
できる。
本発明の引張り装置の摩擦式制動手段40の制動特性
は、ピボツトアーム70の素材、アーム70の表面75の表面
仕上げ、パツド106の摩擦材、パツド106とアーム70の表
面75との接触面積、およびばね手段113のばね力の大き
さを変えることによつて変更することができることは明
らかであろう。
本発明のベルト引張り装置22は、上述の実施例では部
材104をベルト係合アーム70の表面75に圧接させるよう
に軸方向に移動させるものとして説明されたが、所望な
らば、部材104をベルト係合アーム70と共に回転するよ
うにスプライン手段によつてアーム70に担持させ、カバ
ー108の適当な静止表面に係合させるように構成するこ
ともできる。
そのような実施例の引張り装置は、第11,12図に総体
的に参照番号22Aによつて示されており、その構成部品
のうち引張り装置22の部品と同様なものは同じ番号に
「A」を付して示されている。
第11,12図に示されるように、ベルト係合アーム70Aの
端部分73Aには、プラスチツク製ブツシユ118Aの筒状ス
プライン119Aを受容する複数の開口132が穿設されてお
り、それらの筒状スプライン119Aの開口117Aに裏当プレ
ート107Aのスプライン突起115Aが弛く挿入され、それに
よつて、裏当プレート107Aは、その環状パツド106Aの表
面121Aを先に述べた態様で筒部材41Aに固定されたカバ
ー108Aの閉鎖端壁109Aの内側に形成された固定表面133
に圧接させるように環状パツド106Aをブツシユ118Aに対
して自動的に心合させることができる。
引張り装置22Aの摩擦式制動手段40Aは、環状パツド10
6Aの表面121Aをカバー108Aの表面133に押圧するために
ブツシユ118Aと裏当プレート107Aの間に介設された1つ
またはそれ以上の波形ばね114Aを有しており、環状パツ
ド106Aが表面133に対してアーム70Aと共に回転する際ア
ーム70Aの運動を制動するようになされている。
摩擦式制動手段40Aの部材104Aをアーム70Aに担持さ
せ、摩擦式制動手段40Aの部材105Aをカバー108Aの表面1
33とする構成をとることによつて、第11図に示されるよ
うにカバー108Aの外側面135とハウジング部材57Aの外側
面との間の寸法134は、摩擦式制動手段40の部材104をカ
バー108にスプライン止めした第9図の実施例の対応寸
法136より短縮される。
また、第11図にみられるように、引張り装置22Aにお
いては防護部材94Aの外周表面100′Aは、ハウジング57
Aの内周表面91Aに対して実質的に密封関係にあり、ハウ
ジング57の開放端59Aを実質的に密封閉鎖する。所望な
らば、そのような密封を確保するために、デイスク部分
100Aに、ハウジング部材57A内へその内周表面91Aに沿つ
て突入する丸味付縁部または環状リブを設けることがで
き、それによつて引張り装置22Aの作動中塵埃等がばね8
7Aへ進入するのを防止することができる。また、ばね84
の端部88をスロツト90内に挿入した後スロツト90を密封
閉鎖するように、ポリマー材などで造られた適当なスナ
ツプ嵌めプラグを第6図に点線90′で示されるようにハ
ウジング57のスロツト90にスナツプ嵌めすることがで
き、それによつてハウジング57を更に密封することがで
きる。
従つて、引張り装置22Aのデイスク部材100Aはアーム7
0Aの端部73Aをばね87Aに接触しないように隔離し、該ば
ねに減摩面を提供する役割だけではなく塵埃等がばね87
A内へ進入するのを防止するためにハウジング57Aを密閉
する役割をも果す。もちろん、先に述べた引張り装置22
のデイスク部分100も同じ密封の目的で大きくすること
ができる。
また、支持手段36に連結するものとして一形態のハウ
ジング57が例示されているが、その他の形態のものも使
用することができることは明らかであろう。
例えば、筒部材41は、支持手段36に連結するものとし
て鋳造してもよく、あるいは摩擦式制動手段40のための
カバー108に連結するものとして鋳造してもよい。
例えば、第13および14図を参照すると、筒部材即ち軸
部材41Bの端部138に開口137が形成され、その開口に横
ピン139が挿入されている。端部138および横ピン139
は、それらの周りに鋳造された金属鋳造品140内に埋入
される。鋳造品140は、引張り装置のための支持手段を
構成するものであり、該鋳造品に穿設された開口141に
挿通する適当な締着部材によつてエンジンにボルト止め
することができ、本発明の引張り装置22の他の部品を先
に述べた態様で筒部材41B上に組立てることができる。
同様にして第15図に示されるように、軸部材41Cの端
部142に横ピン139Cを挿入し、その周りに先に述べた摩
擦式制動手段40のカバーを構成する鋳造品143を鋳造す
るようにすることもできる。軸部材41Cは、それを単一
のボルトによつてエンジンブラケツトに取付けることが
できるように中空にしてもよく、あるいは、中実軸とし
て雄ねじ付減径端144を設け、該ねじ付減径端を介して
軸部材41Cをエンジンのブラケツト等に固定することが
できるようにしてもよい。そのような引張り装置のねじ
りばねのためのハウジングは、軸部材41Cの肩部145に衝
接させることができ、それによつて各部品の組立て中カ
バー143とハウジングとの間の圧締め度を制限すること
ができる。
本発明は、改良されたベルト引張り装置を提供するの
みならず、そのようなベルト引張り装置を製造する方法
をも提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−72757(JP,A) 特開 昭58−501389(JP,A) 特開 昭59−501638(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端経路に沿って作動するようになされた
    無端伝動ベルト(21)に対して相対的に固定関係の軸部
    材(41)とその両側に設けられたハウジング部材(57)
    及びカバー(108)を含む支持手段(36)と、 一端部分(73)を該軸部材(41)上に回転自在に担持さ
    れたピボットアーム(70)と、前記ベルト(21)に係合
    することができるように該一端部分(73)とは反対側の
    他端において該ピボットアームに連結されたベルト係合
    ホイール(80)を含む、該支持手段に対して回転自在の
    ベルト係合手段(38)と、 前記ベルト(21)を緊張させるような力でもって前記ベ
    ルト係合手段(38)を前記支持手段(36)に対して相対
    的に移動させて該ベルトに押圧させるように該支持手段
    とベルト係合手段に連結された機械的ばね手段(39)
    と、 前記ピボットアーム(70)の一端部分(73)を前記軸部
    材(41)上に回転自在に担持させる軸受部分(67)と、 前記支持手段(36)に対する前記ベルト係合手段(38)
    の少くとも一方向の移動を制動するように該支持手段及
    びベルト係合手段に係合する摩擦式制動手段(40)と、 前記カバー(108)によって担持され、回転しないよう
    に保持されたポリマー材製の制動子ブッシュ(118)
    と、 から成る伝動ベルトのための引張り装置であって、 前記摩擦式制動手段(40)は、互いに摩擦係合する第1
    部材(104)と第2部材(105)と、該第1部材(104)
    を一定のばね力で第2部材(105)に対して押圧する別
    のばね手段(114)とで構成されており、 該摩擦式制動手段(40)の第1部材(104)は、該別の
    ばね手段(114)の作用を受けて第2部材(105)に対し
    て軸方向に移動しうるように前記軸部材(41)に軸方向
    に移動自在に嵌められた環状の摩擦材パッド(106)を
    含み、 該摩擦式制動手段(40)の第2部材(105)は、前記ベ
    ルト係合手段(38)の前記ピボットアーム(70)の前記
    一端部分(73)の一面(75)であり、 該摩擦式制動手段(40)の第1部材(104)は、その一
    方の面(116)から突出したスプライン手段(115)を有
    しており、該スプライン手段(115)は、該第1部材(1
    04)が前記軸部材(41)に対して傾くことができるよう
    にするために、前記制動子ブッシュ(118)を貫通した
    スプライン開口(117)に弛く受容されており、 それによって、該引張り装置の作動中前記軸受部分(6
    7)が摩耗したことの結果として前記ピボットアーム(7
    0)の前記一端部分(73)が前記軸部材(41)に対して
    傾けられたとき、前記第1部材(104)のスプライン手
    段(115)が制動子ブッシュ(118)のスプライン開口
    (117)に弛く受容されていることにより、該第1部材
    (104)は、該一端部分(73)と共に該軸部材(41)及
    び制動子ブッシュ(118)に対して傾くことができ、前
    記別のばね手段(114)は、該軸受部分(67)が摩耗し
    てもそれに関係なく、該第1部材(104)を第2部材(1
    05)に押圧して常時該第1部材と第2部材とを完全な接
    触状態に維持することを特徴とする引張り装置。
  2. 【請求項2】前記制動手段(40)の前記別のばね手段
    (114)は環状であり、前記軸部材(41)上に同軸的に
    配設されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記
    載の引張り装置。
  3. 【請求項3】前記ばね手段(39)は、長手軸線の周りに
    らせん状に巻かれており、前記ベルト係合手段(38)の
    前記一端部分(73)にはスロット(84)が形成されてお
    り、該ばね手段(39)は、ぜんまいばね(86)を有し、
    該ぜんまいばねは、該ばね手段をベルト係合手段(38)
    の該一端部分(73)に連結するために該スロット(84)
    に挿入された屈曲内端(85)を有していることを特徴と
    する請求の範囲第1又は2項に記載の引張り装置。
  4. 【請求項4】前記ベルト係合手段(38)の前記一端部分
    (73)と前記ばね手段(39)のぜんまいばね(86)の、
    内端(85)に近い部分との間に該ぜんまいばねを防護す
    るための防護部材(94)が介設されていることを特徴と
    する請求の範囲第3項に記載の引張り装置。
  5. 【請求項5】前記支持手段(36)は、開放端(59)を有
    し、前記ばね手段(39)を収容するカップ形ハウジング
    (57)を含み、減摩性ディスク部材(100)が前記ベル
    ト係合手段(38)の前記一端部分(73)と前記ばね手段
    (39)との間で前記軸部材(41)上に配設され、該ディ
    スク部材は該ハウジングの開放端(59)を実質的に密封
    閉鎖するようになされていることを特徴とする請求の範
    囲第1〜4項のいずれか1項に記載の引張り装置。
  6. 【請求項6】無端経路に沿って作動するようになされた
    無端伝動ベルト(21)に対して相対的に固定関係の軸部
    材(41A)とその両側に設けられたハウジング部材(57
    A)及びカバー(108A)を含む支持手段(36)と、 一端部分(73A)を該軸部材(41A)上に回転自在に担持
    されたピボットアーム(70A)と、前記ベルトに係合す
    ることができるように該一端部分(73A)とは反対側の
    他端において該ピボットアームに連結されたベルト係合
    ホイール(80)を含む、該支持手段に対して回転自在の
    ベルト係合手段(38)と、 前記ベルト(21)を緊張させるような力でもって前記ベ
    ルト係合手段(38)を前記支持手段(36)に対して相対
    的に移動させて該ベルトに押圧させるように該支持手段
    とベルト係合手段に連結された機械的ばね手段(39)
    と、 前記ピボットアーム(70A)の一端部分(73A)を前記軸
    部材(41A)上に回転自在に担持させる軸受部分(67)
    と、 前記支持手段(36)に対するベルト係合手段(38)の少
    くとも一方向の移動を制動するように該支持手段及びベ
    ルト係合手段に係合する摩擦式制動手段(40A)と、 前記ベルト係合手段(38)の一端部分(73A)によって
    担持され、回転しないように保持されたポリマー材製の
    制動子ブッシュ(118A)と、 から成る伝動ベルトのための引張り装置であって、 前記摩擦式制動手段(40A)は、互いに摩擦係合する第
    1部材(104A)と第2部材(105A)と、該第1部材(10
    4A)を一定のばね力で第2部材(105A)に対して押圧す
    る別のばね手段(114A)とで構成されており、該摩擦式
    制動手段(40A)の第1部材(104A)は、該別のばね手
    段(114A)の作用を受けて第2部材(105A)に対して軸
    方向に移動しうるように前記軸部材(41A)に軸方向に
    移動自在に嵌められた環状の摩擦材パッド(106A)を含
    み、 該摩擦式制動手段(40A)の第2部材(105A)は、前記
    支持手段(36)のカバー(108A)の固定表面(133)で
    あり、 該摩擦式制動手段(40A)の第1部材(104A)は、その
    一方の面から突出したスプライン手段(115A)を有して
    おり、該スプライン手段(115A)は、第1部材(104A)
    が前記軸部材(41A)に対して傾くことができるように
    するために、前記制動子ブッシュ(118A)を貫通したス
    プライン開口(117A)に弛く受容されており、それによ
    って、該引張り装置の作動中前記軸受部分(67)が摩耗
    したことの結果として前記ピボットアーム(70)の前記
    一端部分(73A)が前記軸部材(41A)に対して傾けられ
    たとき、前記第1部材(104A)のスプライン手段(115
    A)が制動子ブッシュ(118A)のスプライン開口(117
    A)に弛く受容されていることにより、該第1部材(104
    A)は、該一端部分(73A)及び制動子ブッシュ(118A)
    に対して傾くことができ、前記別のばね手段(114A)
    は、該軸受部分(67)が摩耗してもそれに関係なく、該
    第1部材(104A)を第2部材(105A)に押圧して常時該
    第1部材と第2部材とを完全な接触状態に維持すること
    を特徴とする引張り装置。
  7. 【請求項7】前記制動手段(40A)の前記別のばね手段
    (114A)は環状であり、前記軸部材(41A)上に同軸的
    に配設されていることを特徴とする請求の範囲第6項に
    記載の引張り装置。
  8. 【請求項8】前記ばね手段(39)は、長手軸線の周りに
    らせん状に巻かれており、前記ベルト係合手段(38)の
    前記一端部分(73)にはスロット(84)が形成されてお
    り、該ばね手段(39)は、ぜんまいばね(86)を有し、
    該ぜんまいばねは、該ばね手段をベルト係合手段(38)
    の該一端部分(73)に連結するために該スロット(84)
    に挿入された屈曲内端(85)を有していることを特徴と
    する請求の範囲第6又は7項に記載の引張り装置。
  9. 【請求項9】前記ベルト係合手段(38)の前記一端部分
    (73A)と前記ばね手段(39)のぜんまいばね(86)
    の、内端(85)に近い部分との間に該ぜんまいばねを防
    護するための防護部材(94A)が介設されていることを
    特徴とする請求の範囲第8項に記載の引張り装置。
  10. 【請求項10】前記支持手段(36)は、開放端(59A)
    を有し、前記ばね手段(39)を収容するカップ形ハウジ
    ング(57A)を含み、減摩性ディスク部材(100A)が前
    記ベルト係合手段(38)の前記一端部分(73A)と前記
    ばね手段(39)との間で前記軸部材(41A)上に配設さ
    れ、該ディスク部材は該ハウジングの開放端(59A)を
    実質的に密封封鎖するようになされていることを特徴と
    する請求の範囲第6〜9項のいずれか1項に記載の引張
    り装置。
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