JP2542953Y2 - タッチパネル装置 - Google Patents

タッチパネル装置

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JP2542953Y2 JP1991030923U JP3092391U JP2542953Y2 JP 2542953 Y2 JP2542953 Y2 JP 2542953Y2 JP 1991030923 U JP1991030923 U JP 1991030923U JP 3092391 U JP3092391 U JP 3092391U JP 2542953 Y2 JP2542953 Y2 JP 2542953Y2
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健 介 ▲たき▼
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、CG(computer graph
ics )システムやCAD(computer aided design )シ
ステム等における入力装置として用いられ、指やペン状
の部材によって押圧された位置を検出するタッチパネル
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、指やペン状の部材によって押
圧された位置を検出し、コンピュータ等に2次元の座標
信号として入力するタッチパネル装置が用いられてい
る。特に、透明な板状の検出部材を用いたタッチパネル
装置は、上記検出部をディスプレイの表示面上に設ける
ことにより、表示画像と対応させた入力等が容易に行え
るようになるので、インタラクティブな情報処理システ
ム等に多く用いられつつある。 この種のタッチパネル
装置としては、例えば特開昭64−46123、および
特開昭64−46124号公報に開示され、第5図にも
示すようなものが知られている。
【0003】このタッチパネル装置は、それぞれ対向す
る縁部に導電部材1a・1bまたは導電部材2a・2b
を備えた面状抵抗部材1・2が離間させて設けられ、押
圧されたときに、その押圧部付近で面状抵抗部材1・2
が接触して導通状態になるようになっている。そこで、
例えば電源端子13・14に+5Vの電圧を印加した状
態で、制御端子15・16にハイレベルの電圧を印加し
てトランジスタ3・4・5をオンにする一方、制御端子
17・18にローレベルの電圧を印加してトランジスタ
6・7・8をオフにすることにより、検出端子20は0
〜5Vの間の押圧位置に応じた電位になるので、X軸方
向の押圧位置を検出することができる。また、Y軸方向
の押圧位置の検出は、同様に、制御端子17・18にハ
イレベル、制御端子15・16にローレベルの電圧を印
加して検出端子19の電位を検出することにより行われ
る。すなわち、各トランジスタ3…のオン・オフ状態を
切り換えることにより、押圧位置の2次元の座標が得ら
れるようになっている。
【0004】ところで、例えばX軸方向の押圧位置を検
出する際に、トランジスタ8がオフになっている状態で
押圧がなされていない場合には、面状抵抗部材2には、
面状抵抗部材1・2の間の静電容量や面状抵抗部材1・
2が装着されるCRTからの電荷の移動等により、不定
な量の電荷が蓄積されてその電位が不安定になるため、
正確な押圧位置を検出できないことがある。
【0005】そこで、電位の検出に先だって、一旦、ト
ランジスタ8をオンにして検出端子20の電位をグラウ
ンドレベルにするようになっている。また、Y軸方向の
押圧位置を検出する際には、同様に、一旦トランジスタ
5をオンにするようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のタッチパネル装置では、例えばX軸方向の押圧位置
を検出する際に検出端子20を接地するようにしている
ため、その際に記号Pで示す位置付近が押圧されている
と、トランジスタ3、面状抵抗部材1・2、およびトラ
ンジスタ8を介して過大な電流が流れてしまい、トラン
ジスタ3・8や電源装置、および面状抵抗部材1・2等
が破損してしまう恐れがあるという問題点を有してい
た。
【0007】本考案は上記の点に鑑み、どのようなタイ
ミングでいずれの位置が押圧されていても、過大な電流
が流れることなく、しかも正確な押圧位置を検出するこ
とができるタッチパネル装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、互いに平行な第1および第2の電極を有
する面状の第1の抵抗部材と、前記第1および第2の電
極と異なる方向で互いに平行な第3および第4の電極を
有し、押圧されたときに押圧部付近で前記第1の抵抗部
材と導通状態になるように前記第1の抵抗部材に積層さ
れた面状の第2の抵抗部材と、前記第1の電極と第2の
電極との間、および第3の電極と第4の電極との間に所
定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記第1の電極と
第2の電極との間に所定の電圧が印加されているとき
に、第3または第4の電極の電位を検出する一方、第3
の電極と第4の電極との間に所定の電圧が印加されてい
るときに、第1または第2の電極の電位を検出する検出
手段と、一端が前記抵抗部材の電極に接続されている放
電抵抗と、前記放電抵抗の他端と接続され、前記検出手
段の電位の検出に先立って、検出する電極に接続されて
いる前記放電抵抗の他端を接地し、電位の検出時には、
当該他端を接地しないようスイッチングするスイッチ手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、第1または第2の電極の電
位の検出に先立って、スイッチ手段が、その電極に接続
されている放電抵抗を接地することにより、放電が行わ
れる。電位の検出時には、スイッチ手段が、放電抵抗を
接地しないようにスイッチングする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。図1はタッチパネル装置の構成を示
すブロック図である。同図に示すように、面状抵抗部材
31・32には、それぞれ、対向する縁部に導電部材3
1a・31bまたは導電部材32a・32bが設けられ
ている。この面状抵抗部材31・32は、所定の距離だ
け離間させて積層され、押圧されたときに、その押圧部
付近で面状抵抗部材31・32が接触して導通状態にな
るようになっている。
【0011】電圧切り換え回路33は、+5Vの電圧を
上記導電部材31a・31b間、または導電部材32a
・32b間に印加するように切り換えるものである。上
記電圧切り換え回路33は、より詳しくは、例えば図2
に示すようにトランジスタ33a〜33fが設けられて
構成され、後述する制御信号出力回路40からの制御信
号に応じて、トランジスタ33a〜33cがオン、トラ
ンジスタ33d〜33fがオフになる状態、またはその
逆の状態に切り換わるようになっている。
【0012】スイッチ34・35は、それぞれ導電部材
32bまたは導電部材31bを抵抗36または抵抗37
を介して接地するようになっている。なお、このスイッ
チ34・35としては、前記電圧切り換え回路33と同
様にトランジスタを用いたものなどでもよい。Xサンプ
ル・ホールド回路38、およびYサンプル・ホールド回
路39は、それぞれ導電部材32b・31bの電位をサ
ンプリングしてホールドし、X軸方向またはY軸方向の
押圧位置信号を出力するようになっている。なお、上記
Xサンプル・ホールド回路38、およびYサンプル・ホ
ールド回路39としては、高入力インピーダンスのもの
が用いられる。
【0013】制御信号出力回路40は、発振回路41か
らのクロック信号に基づいて、上記各回路等の動作タイ
ミングを制御するようになっている。上記の構成におい
て、まず、押圧位置の検出原理をX軸方向の押圧位置を
検出する場合の例をあげて説明する。導電部材31a・
31b間に+5Vの電圧が印加されると、図3に示すよ
うに、面状抵抗部材31の任意の位置Qの電位はY軸方
向の位置に関わらずX軸方向の位置に応じた電位Vpx
になる。
【0014】そこで、面状抵抗部材31を押圧して位置
Qで面状抵抗部材31・32が接触すると、面状抵抗部
材32の導電部材32bにXサンプル・ホールド回路3
8だけが接続されている場合には、面状抵抗部材32の
すべての領域が一様に電位Vpxになり、この電位は導
電部材32bを介してXサンプル・ホールド回路38で
検出することができる。すなわち、押圧位置におけるX
軸方向の位置に応じた電位が検出できる。
【0015】次に、図4に示すタイミングチャートに基
づいて、具体的な検出動作を説明する。まず、Y軸方向
の押圧位置の検出が行われる場合には、制御信号出力回
路40は、電圧切り換え回路33を切り換え制御して、
面状抵抗部材32の導電部材32a・32b間に+5V
の電圧を印加するとともに、スイッチ35をオンにし、
面状抵抗部材31の導電部材31bを抵抗37を介して
接地する。
【0016】そこで、面状抵抗部材31が押圧されてい
ない場合には、抵抗37を介した電荷の移動により、面
状抵抗部材31の全領域の電位は確実にグラウンドレベ
ルになる。一方、面状抵抗部材31が押圧されている場
合には、その押圧位置が記号Rで示す位置である場合で
も、導電部材31bとグラウンドとの間に抵抗37が設
けられているので、面状抵抗部材31・32等を介して
過大な電流が流れることはない。
【0017】ここで、上記抵抗37の抵抗値は、位置R
が押圧されているときに流れる電流(最大電流)が許容
電流量以下で、かつ、押圧されていないときに前記電荷
の移動が確実に行われるように設定すればよい。なお、
上記電荷の移動はごくわずかなので、通常、前者の条件
を満足する値に設定すれば充分である。より具体的に
は、例えば面状抵抗部材31・32における単位長さお
よび単位幅あたりの抵抗値が300Ω、面状抵抗部材3
1・32の縦横寸法が140mm×200mm、電源電
圧が5Vの場合には、抵抗36・37の抵抗値は1kΩ
程度に設定すればよい。
【0018】次に、制御信号出力回路40は、スイッチ
35をオフにするとともにYサンプル・ホールド回路3
9にサンプリング指示信号Ysampを出力し、Yサン
プル・ホールド回路39は導電部材31bの電位をサン
プリングする。上記サンプリングが確実に行われる所定
の時間が経過すると、制御信号出力回路40は、サンプ
リング指示信号Ysampの出力を停止し、Yサンプル
・ホールド回路39はサンプリングした電位を次にサン
プリング指示信号Ysampが出力されるまでの間ホー
ルドし、Y軸方向押圧位置信号として出力する。なお、
このY軸方向押圧位置信号は、例えば図示しないA/D
コンバータによってディジタル信号に変換された後マイ
クロコンピュータ等に入力される。
【0019】制御信号出力回路40は、また、X軸方向
の押圧位置の検出を行うために、前記Y軸方向の押圧位
置の検出と同様に、電圧切り換え回路33を切り換え制
御して、面状抵抗部材31の導電部材31a・31b間
に+5Vの電圧を印加するとともに、スイッチ34をオ
ンにし、面状抵抗部材32の導電部材32bを抵抗36
を介して接地した後、スイッチ34をオフにするととも
にXサンプル・ホールド回路38にサンプリング指示信
号Xsampを出力し、Xサンプル・ホールド回路38
は導電部材32bの電位をサンプリングする。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
一方の面状抵抗部材に電位勾配が形成されかつ他方の面
状抵抗部材に蓄積された電荷の放電が行われているとき
に、他方の面状抵抗部材の端部近くが押圧された場合で
あっても、放電抵抗を介して電流が流れるので、印加さ
れた電圧による過大な電流が流れるのを有効に阻止し装
置を破損から護ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッチパネル装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】電圧切り換え回路の詳細な構成を示す回路図で
ある。
【図3】押圧位置の検出原理を示す説明図である。
【図4】各部の動作タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図5】従来のタッチパネル装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
31・32 面状抵抗部材 31a・31b・32a・32b 導電部材 33 電圧切り換え回路 33a〜33f トランジスタ 34・35 スイッチ 36・37 抵抗 38 Xサンプル・ホールド回路 39 Yサンプル・ホールド回路 40 制御信号出力回路 41 発振回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な第1および第2の電極を有
    する面状の第1の抵抗部材と、 前記第1および第2の電極と異なる方向で互いに平行な
    第3および第4の電極を有し、押圧されたときに押圧部
    付近で前記第1の抵抗部材と導通状態になるように前記
    第1の抵抗部材に積層された面状の第2の抵抗部材と、 前記第1の電極と第2の電極との間、および第3の電極
    と第4の電極との間に所定の電圧を印加する電圧印加手
    段と、 前記第1の電極と第2の電極との間に所定の電圧が印加
    されているときに、第3または第4の電極の電位を検出
    する一方、第3の電極と第4の電極との間に所定の電圧
    が印加されているときに、第1または第2の電極の電位
    を検出する検出手段と、一端が前記抵抗部材の電極に接続されている放電抵抗
    と、 前記放電抵抗の他端と接続され、前記検出手段の電位の
    検出に先立って、検出する電極に接続されている前記放
    電抵抗の他端を接地し、電位の検出時には、当該他端を
    接地しないようスイッチングするスイッチ手段と を備え
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142493A (ja) * 1982-02-18 1983-08-24 Oki Electric Ind Co Ltd 座標入力方法
JPS61294534A (ja) * 1985-06-21 1986-12-25 Omron Tateisi Electronics Co タツチパネル入力装置
JPS6238002A (ja) * 1985-08-13 1987-02-19 Asahi Glass Co Ltd 自動車用アンテナガラス

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