JP3406078B2 - 座標指示器および位置入力装置 - Google Patents

座標指示器および位置入力装置

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JP3406078B2
JP3406078B2 JP20223594A JP20223594A JP3406078B2 JP 3406078 B2 JP3406078 B2 JP 3406078B2 JP 20223594 A JP20223594 A JP 20223594A JP 20223594 A JP20223594 A JP 20223594A JP 3406078 B2 JP3406078 B2 JP 3406078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタイラス等によって
圧力が加えられた点の座標を抵抗膜方式により得る座標
指示器と、その座標指示器によって得られた座標を情報
機器に与えてインタフェースをとる位置入力装置とに関
する。
【0002】
【従来の技術】ペン入力コンピュータその他の情報機器
では、予め与えられた帳票や図形に対応した位置情報を
取り込むために、これらの帳票や図形の特定の位置を指
定する入力機器として、平板状の入力部とその入力部の
位置を検出するセンサーとで構成されるタブレット等の
位置入力装置が用いられる。
【0003】図8は、従来の位置入力装置の構成例を示
す図である。図において、タブレット部80は座標検出
部81に縦続接続され、その出力には座標情報、ペンダ
ウン情報およびペンアップ情報が得られる。
【0004】タブレット部80では、長方形の可動基板
となるプラスチックフィルム82の一方の面に透明抵抗
膜が形成され、その長方形の短辺に対応したこのような
透明抵抗膜の両端には電極(ITO電極)831、832
が銀ペーストによって形成される。固定基板となる強化
ガラス板84は、プラスチックフィルム82とほぼ同じ
寸法の長方形に成型されてその一方の面に透明抵抗膜が
形成され、その長方形の長辺に対応したこのような透明
抵抗膜の両端には電極(ITO電極)851 、852
銀ペーストによって形成される。このようなプラスチッ
クフィルム82と強化ガラス板84とは、図9に示すよ
うに、双方に形成された透明抵抗膜が対向する状態でス
ペーサ91を介して接着される。
【0005】座標検出部81では、スイッチ(SW)8
6の第一ないし第四の入力に電極831 、832 、85
1 、852 がそれぞれ接続され、そのスイッチ86の出
力はマイクロプロセッサ(CPU)87に内蔵されたA
/D変換器(A/D)88の入力に接続される。マイク
ロプロセッサ87の一方の出力はスイッチ86の制御入
力に接続され、そのマイクロプロセッサ87の他方の出
力には上述した座標情報、ペンダウン情報およびペンア
ップ情報が得られる。
【0006】このような構成の位置入力装置では、図9
に示すように、プラスチックフィルム82が有する長方
形の面の何れかの点(以下では、「接触点」という。)
にペン(スタイラス)等の先端部によって圧力が与えら
れると、その点ではプラスチックフィルム82と強化ガ
ラス板84に形成された透明抵抗膜が物理的に接触す
る。
【0007】一方、マイクロプロセッサ87は、このよ
うな接触点が形成されない状態では、待ち受けモードで
待機しつつスイッチ86およびA/D変換器88を介し
て与えられる電極831 (あるいは電極851 )の電位
を監視し、その値が所定の閾値を下回ったときにその接
触点が形成されたと認識して位置検出モードに遷移す
る。
【0008】位置検出モードでは、マイクロプロセッサ
87は、所定の周期で交互に反対の論理値をとる2値の
切り換え信号を生成してスイッチ86に与える。このよ
うな切り換え信号の論理値が「1(0)」である期間では、
スイッチ86は、電極851に所定の電圧を印加して電
極852 を接地し、かつ電極831 の電位(電極8
1、852に挟まれた透明抵抗膜の接触点における分圧
比によって決定される。)をA/D変換器88に与え
る。また、スイッチ86は、上述した切り換え信号の論
理値が「0(1)」である期間では、電極831 に所定の電
圧を印加して電極83 2 を接地し、かつ電極851 の電
位(電極831、832に挟まれた透明抵抗膜の接触点に
おける分圧比によって決定される。)をA/D変換器8
8に与える。
【0009】A/D変換器88は、このようにして与え
られる電位をディジタル信号に変換し、マイクロプロセ
ッサ87はそのディジタル信号で示される電位と上述し
た分圧比との接触点の位置に対する関係に基づいて予め
与えられた演算を行い、電極831 〜832 の間および
電極851 〜852 の間における接触点の位置を直交座
標(X、Y)として求める。
【0010】また、マイクロプロセッサ87は、このよ
うな処理に並行してスイッチ86およびA/D変換器8
8を介して与えられる電極831 、851 の電位を監視
し、これらの電位が共に上述した閾値を上回った場合に
は、再び待ち受けモードに遷移する。
【0011】したがって、このような抵抗膜方式の位置
入力装置では、タブレット部80の構成が単純であって
安価に実現され、かつ接触点が存在しなければプラスチ
ックフィルム82および強化ガラス板84とに形成され
た透明抵抗膜間に電流が流れないので、無駄な消費電力
が消費されない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の抵抗膜方式の位置入力装置では、接触点が形成さ
れていない状態におけるペンの位置は、電磁誘導方式や
静電容量方式(以下、一括して「他方式」という。)の
位置入力装置のようには把握されなかった。したがっ
て、このような抵抗膜方式の位置入力装置に接続された
情報機器では、ペンが近接した状態において、ペンの位
置をカーソルとして表示することはできなかった。
【0013】また、ペンには本来的に信号を出力するハ
ードウエアが搭載されないために、他方式のようにペン
スイッチは内蔵されず、上述した情報機器では、ペンが
パネルに接触するペンダウンのタイミングで同時に接触
点の座標を検出する処理を開始し、かつそのペンがパネ
ルから離れたペンアップのタイミングで同時に接触点の
座標を検出する処理を終了していた。
【0014】しかし、他方式で可能となっているこのよ
うなペン近接状態でのカーソルの表示や、上述した座標
を検出する処理についてペンスイッチを介して開始や終
了を指示するインタフェース方式は、既に汎用のオペレ
ーティングシステムや種々のアプリケーションシステム
に採用されつつある。
【0015】したがって、抵抗膜方式の位置入力装置は
上述したように安価であって消費電力が小さいにもかか
わらず適用されず、位置入力装置を含む情報処理システ
ムの多くは低廉化が阻まれていた。
【0016】本発明は、電磁誘導方式や静電容量方式の
位置入力装置と互換性があるインタフェースを安価に実
現できる座標指示器および位置入力装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項に記載
の発明の原理構成図である
【0018】請求項に記載の発明は、片面に第一の抵
抗膜11 1 が形成された第一のフィルム12と、第一の
フィルム12に積層されて第一の抵抗膜11 1 と対向す
る面に第二の抵抗膜11 2 が形成され、かつその面の裏
面に抵抗体あるいは導体からなる単一または複数の第一
の膜13 11 〜13 1N が形成された第二のフィルム14
と、第一の膜13 11 〜13 1N が形成された第二のフィル
ム14の面に積層され、その膜に個別に対向する面に抵
抗体あるいは導体からなる単一または複数の第二の膜1
21 〜13 2N が形成された非導電体からなる板状体15
と、第一のフィルム12と第二のフィルム14との間に
挟装されて両者間に予め決められた密度で間隙を形成す
る第一のスペーサ16と、第二のフィルム14と板状体
15との間に挟装されて両者間に予め決められた密度で
間隙を形成する第二のスペーサ17とを備え、第一のス
ペーサ16と第二のスペーサ17との厚みの比が両者の
厚み方向におけるフィルムとスペーサの弾性係数の比の
逆数より小さく設定されたことを特徴とする。
【0019】図2は、請求項に記載の発明の原理構成
図である。請求項に記載の発明は、請求項1記載の
座標指示器31と、第一のフィルム12に与えられる力
に応じて第一の抵抗膜111と第二の抵抗膜112との
間の形成される接触点の座標を抵抗膜方式に基づいて求
める座標検出手段33と、所定の閾値に対する第一の膜
1311〜131Nと第二の膜1321〜132Nとの間の個々
の抵抗値に応じて、力を与えるスタイラスの加圧による
スイッチング状態の検出を行うスタイラス加圧検出手段
351 〜35N とを備えたことを特徴とする。
【0020】図3は、請求項3、4に記載の発明の原理
構成図である。請求項に記載の発明は、請求項に示
す位置入力装置において、第一の膜1311〜131Nと第
二の膜1321〜132Nとが対向する個々の面について、
スタイラスの加圧によるスイッチング状態を検出すべき
領域の配置および組み合わせと、これらの膜の抵抗値の
分布とに基づいて閾値を求め、これらの閾値をスタイラ
ス加圧検出手段331 〜33N に個別に与える閾値可変
手段37を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項に記載の発明は、請求項または
請求項に記載の位置入力装置において、第一の膜13
11〜131Nと第二の膜1321〜132Nとが対向する面の
内、スタイラス加圧検出手段351 〜35N によってス
タイラスの加圧によるスイッチング状態が検出された面
を監視し、その面を示す識別情報を生成する識別情報生
成手段39を備えたことを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明にかかわる座標指示器で
は、フィルム12の面の内、抵抗膜111 が形成された
面の裏面に圧力が与えられると、その抵抗膜と抵抗膜1
2 との間の間隙が狭くなる。さらに、このような圧力
がスペーサ16に対してその厚みに等しい歪みを与える
程度に大きい場合には、抵抗膜111 、112 間にはそ
の圧力が与えられた点で接触する第一接触点が形成さ
れ、その接触点の位置はこれらの抵抗膜間における抵抗
値の分布として与えられる。
【0023】また、上述した圧力はフィルム14を介し
てスペーサ17に与えられ、その圧力がスペーサ17に
対してその厚みに等しい歪みを与える程度に大きい場合
には、膜1311〜131N、1321〜132Nで挟まれた間
隙の内、第一接触点に重なる領域にも対向する膜が接触
する第二接触点が形成される。
【0024】このような第二接触点は、膜1311〜13
1N、膜1321〜132Nの内、対向して配置されたもの相
互間の抵抗値の変化として与えられるので、抵抗膜11
1 、112 間の抵抗値の分布として第一接触点の座標を
与えつつ、その接触点を形成する力を増減する簡単な操
作により、その力を与えるスタイラス等の先端部につい
て加圧によるスイッチング状態が検出される。
【0025】さらに、スタイラス等によってフィルム1
2の面に与えられた力はスペーサ16およびフィルム1
4を介してスペーサ17に与えられるが、スペーサ16
とスペーサ17との厚みの比は、両者の厚み方向におけ
る弾性係数の比の逆数より小さく設定される。
【0026】すなわち、スペーサ16の厚みはスペーサ
17の厚みとスペーサ16、17の弾性係数の比との積
より小さい値に設定されるので、このような弾性係数が
大きいほど同じ力に対して各スペーサに生じる歪みが小
さくなることを利用して、その力が与えられた点では、
スペーサ16はスペーサ17より大きく厚み方向に歪
む。
【0027】したがって、スペーサ16、17の素材に
固有の弾性係数に応じてこれらのスペーサの厚みが適性
に設定され、第一接触点は第二接触点より確実に先行し
て形成され、座標検出が行われるタイミングとスタイラ
スの加圧によるスイッチング状態を検出するタイミング
との時間軸上における逆転が回避される。
【0028】請求項3に記載の発明にかかわる位置入力
装置では、座標指示器として請求項1または請求項2に
記載の座標指示器31が適用され、座標検出手段33
は、その座標指示器31を構成するフィルム12に与え
られる力によって抵抗膜111、112 間に形成される
第一接触点の座標を抵抗膜方式に基づいて求める。さら
に、スタイラス加圧検出手段351 〜35N は、膜13
11〜131Nと膜1321〜132Nとの間に形成される第二
接触点の有無を両者間の抵抗値に基づいて監視し、その
抵抗値の増減に応じてスタイラスの加圧によるスイッチ
ング状態を検出する。
【0029】すなわち、スタイラスから与えられる力の
大きさに応じて座標検出が行われ、かつその座標検出に
並行して加圧によるスイッチング状態が確実に検出され
るので、消費電力が小さく、かつ安価である抵抗膜方式
の利点を維持しつつ情報機器と対向して電磁誘導方式や
静電容量方式と互換性のあるインタフェースをとること
ができる。
【0030】請求項に記載の発明にかかわる位置入力
装置では、閾値可変手段37は、膜1311〜131Nと膜
1321〜132Nとが対向する個々の面について、ペンの
アップ状態およびダウン状態を検出すべき領域の配置お
よび組み合わせと、これらの膜の抵抗値の分布とに基づ
いて閾値を求め、これらの閾値をスタイラス加圧検出手
段351 〜35N に個別に与える。
【0031】すなわち、膜1311〜131Nと膜1321
132Nとが対向する個々の面の内、スタイラスの加圧に
よるスイッチング状態を検出する必要がない面について
は該当する膜における抵抗値の分布に基づいてその検出
がなされ得ない閾値が設定され、反対にこうような検出
をすべき面については、その検出が行われるべき領域を
抵抗値の分布に基づいて示す閾値が設定される。
【0032】したがって、本発明にかかわる位置入力装
置が接続された情報機器では、処理の対象外の位置につ
いて加圧によるスイッチング状態の検出結果は与えられ
ず、無用な処理量の消費が抑えられる。
【0033】請求項に記載の発明にかかわる位置入力
装置では、識別情報生成手段39は、膜1311〜131N
と膜1321〜132Nとが対向する面の内、スタイラス加
圧検出手段351 〜35N によって加圧によるスイッチ
ング状態が検出された面を監視し、その面を示す識別情
報を生成する。
【0034】すなわち、本発明にかかわる位置入力装置
が接続された情報機器では、加圧によるスイッチング状
態に対応した処理やその処理の態様の決定について、座
標検出手段33によって検出された座標に基づいて行う
必要はなく、上述した識別情報に基づいて簡単に行うこ
とができるので、処理効率や応答性が高められる。
【0035】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図4は、請求項1、2に記載の発明
に対応した第一の実施例を示す図である。
【0036】図において、図8に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ参照番号を付与して示
し、ここではその説明を省略する。本実施例と図8に示
す従来例との相違点は、タブレット80に代えて備えれ
らたタブレット部40の構成と座標検出部81に代えて
備えられた座標検出部41との構成にある。
【0037】タブレット部40とタブレット部80との
構成の相違点は、プラスチックフィルム82と強化ガラ
ス板84との間に、両面に透明抵抗膜が形成されたプラ
スチックフィルム42がスペーサ43、44で挟まれて
配置された点にある。なお、プラスチックフィルム42
の両面に形成された透明抵抗膜の内、プラスチックフィ
ルム82と対向する面に形成された透明抵抗膜は強化ガ
ラス板84に形成された透明抵抗膜と同じ構造を有し、
その両端には電極451 、452 が従来例の電極8
1 、852 と同じ配置で形成される。さらに、プラス
チックフィルム42の両面に形成された透明抵抗膜の
内、強化ガラス板84と対向する面に形成された透明抵
抗膜はプラスチックフィルム82に形成された透明抵抗
膜と同じ構造を有し、その両端には電極461 、462
が従来の電極831 、832 と同じ配置で形成される。
また、スペーサ43、44は共に同じ弾性係数を有する
等方性弾性体から構成され、後者は前者に比較して厚さ
が大きい。なお、以下では、プラスチックフィルム82
とプラスチックフィルム42とで挟まれた層を第一層と
称し、プラスチックフィルム42と強化ガラス板84と
で挟まれた層を第二層と称する。
【0038】座標検出部41と座標検出部81との構成
の相違点は、反転入力に閾値電圧V ref が与えられ、か
つ非反転入力が電極461、462に接続されて抵抗器4
1を介して直流電源線にプルアップされたコンパレー
タ481 の出力が、マイクロプロセッサ87の余剰入力
端子に接続され、電極851 、852 が接地されてこれ
らの端子に代えて端子451 、452 がそれぞれスイッ
チ86の該当する入力に接続された点にある。
【0039】なお、本実施例と図1および図2との対応
関係については、プラスチックフィルム82および電極
831、832は抵抗膜111 およびフィルム12に対応
し、プラスチックフィルム42および電極451、452
は抵抗膜112 、膜1311〜131Nおよびフィルム14
に対応し、強化ガラス板84は膜1321〜132Nおよび
板状体15に対応し、スペーサ43はスペーサ16に対
応し、スペーサ44はスペーサ17に対応し、スイッチ
86、マイクロプロセッサ87およびA/D変換器88
は座標検出手段33に対応し、抵抗器471 、コンパレ
ータ481 およびマイクロプロセッサ87はスタイラス
加圧検出手段351〜35Nに対応する。
【0040】以下、請求項1および請求項2記載の発
明に対応した本実施例の動作を説明する。プラスチック
フィルム82の面の何れかの点にペンの先端部によって
圧力が加えられると、上述したスペーサ43、44の厚
さの差により第一層の間隙は第二層の間隙に比べて大き
く減少し、その圧力が所定の値を上回ると接触点(以
下、「第一接触点」という。)が形成されて電極8
1、832と電極451、452との間には、従来例にお
ける電極831 、832 と電極851 、852 との間と
同様に電気的な閉回路が形成される。スイッチ86およ
びマイクロプロセッサ87(A/D変換器88を含
む。)は、このような第一閉回路が第一接触点の位置に
応じてとる抵抗値(透明導電体の分圧比)に基づいてそ
の位置を示す座標を求める。なお、このような座標を求
めるためにマイクロプロセッサ87が行う演算の内容に
ついては、従来例と同様であるからここではその説明を
省略する。
【0041】また、ペンの先端部で示される位置を確認
して確定する場合には、そのペンの先端部は操作者によ
ってさらに強い力でプラスチックフィルム82の面方向
に押し付けられる。第二層では、このような力が所定の
値を上回ると上述した第一接触点に重なる位置に他の接
触点(以下、「第二接触点」という。)が形成され、電
極461 、462 と電極851 、852 との間には、こ
のような第二接触点を介して電気的な閉回路が形成され
る。
【0042】ところで、上述した閾値電圧Vref は、第
二接触点の第二層における位置の如何にかかわらず電極
461、462と電極851、852との間の抵抗値rが取
り得る最小値と、抵抗器471 の抵抗値Rとの分圧比に
基づいて予め設定される。
【0043】コンパレータ481 は直流電源線の電圧V
CCに対して V≧VCC・r/(R+r) の不等式で示される電圧Vが非反転入力に与えられるの
で、出力端に得られる2値信号の論理値は「0」から
「1」に反転する。
【0044】マイクロプロセッサ87は、上述したよう
に座標を求める処理に並行してこのようにコンパレータ
481 によって与えられる2値信号の論理値を監視し、
その論理値が「1」に変化したときにペンダウンの状態
を示す信号を出力し、反対に「0」に変化したときにペ
ンアップの状態を示す信号を出力する。
【0045】このように本実施例によれば、ペンが小さ
な力で押し下げられた状態で座標を求める処理が開始さ
れてさらに大きな力で押し下げられたときに加圧された
ことの検出が行われ、その力が再び小さな値に復帰した
ときに減圧されたことの検出が行われ、さらに、その力
が所定値を下回ると座標を求める処理が完結されるの
で、ペンスイッチが実現される。
【0046】すなわち、タブレット部を2つの層で構成
し、かつ抵抗器471 およびコンパレータ48を付加し
てマイクロプロセッサ87が実行するソフトウエアに軽
微な改造を施すことにより、安価にかつ確実に電磁誘導
方式や静電容量方式が適用された位置入力装置と同様の
インタフェース方式が実現される。
【0047】図5は、請求項1、2に記載の発明に対応
した第二の実施例を示す図である。図において、図4に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
参照番号を付与して示し、ここではその説明を省略す
る。
【0048】本実施例と図4に示す実施例との相違点
は、タブレット部40に代わるタブレット部50と座標
検出部41に代わる座標検出部51との構成にある。タ
ブレット部50では、強化ガラス84と対向したプラス
チックフィルム42の面には、図6に示すように、情報
機器に与えるべき情報(「コントラストアップ」、「コ
ントラストダウン」)に個別に対応した2つの領域52
1、522のみに個別に透明抵抗膜が形成され、かつこれ
らの透明抵抗膜には個別に電極4611、4612および電
極4621、4622が形成される。なお、その他の構成に
ついては、タブレット部40と同じであるからここでは
その説明を省略する。
【0049】座標検出部51では、電極461、462
代えて電極4611、4612がコンパレータ481 の非反
転入力に接続され、新たにコンパレータ482 が付加さ
れ、そのコンパレータについて、非反転入力が電極46
11、4612に接続されて抵抗器471 を介して直流電源
線にプルアップされ、かつ閾値電圧Vref ′が反転入力
に与えられて出力がマイクロプロセッサ87の余剰入力
に接続される。なお、その他の構成については座標検出
部41と同じであるからここではその説明を省略する。
【0050】なお、本実施例と図1ないし図4に示すブ
ロック図との対応関係については、抵抗器471 、47
2 、コンパレータ481 、482 およびマイクロプロセ
ッサ87はスタイラス加圧検出手段351 〜35N に対
応し、その他の対応関係については、図4に示す実施例
と同様であるから、ここではその説明を省略する。
【0051】以下、図5および図6を参照して本実施例
の動作を説明する。なお、座標を求める処理について
は、従来例と同様であるからここではその説明を省略す
る。上述した閾値電圧Vref、Vref′は、それぞれ上述
した領域521 、522 における第二接触点の位置の如
何にかかわらず電極4611、4612と電極851 、85
2との間の抵抗値の最小値r1と、電極4621、4622
電極851 、852との間の抵抗値の最小値r2 と、抵
抗器471 、472 の抵抗値Rとの分圧比に基づいて予
め設定される。
【0052】このような領域の何れかに第二接触点が形
成されると、コンパレータ481(482)は直流電源線の
電圧VCCに対して V1 ≧VCC・r1 /(R+r) V2 ≧VCC・r1 /(R+r) の何れかの不等式で示される電圧V1(V2)が非反転入力
に与えられ、その電圧は閾値電圧Vref(Vref′)より大
きい値となるので、出力端に得られる2値信号の論理値
は「0」から「1」に変化する。
【0053】マイクロプロセッサ87は、図4に示す実
施例と同様にして第一接触点の座標を求める処理を行い
つつ並行してこのようにして論理値が変化する2値信号
を監視する。さらに、マイクロプロセッサ87は、この
ような監視の下で領域511、512 について個別に図
4に示す実施例と同様の処理を行うことにより、これら
の領域にかかわるスタイラスの加圧によるスイッチング
状態を検出してその状態を示す信号を個別に出力する。
【0054】したがって、本実施例にかかわる位置入力
装置に接続された情報機器では、ペンの位置を座標とし
て得ることによりカーソルを表示し、かつその座標を参
照せずに、スタイラスの加圧によりスイッチングが発生
した領域が領域511、512の何れであるかを直接認識
することができる。
【0055】すなわち、図4に示す実施例と同様にして
安価にかつ確実に電磁誘導方式や静電容量方式が適用さ
れた位置入力装置と同様のインタフェースが実現され、
かつペンダウンやペンアップが発生した領域が迅速にか
つ確実に得られる。
【0056】なお、上述した実施例では、プラスチック
フィルム42の第二層側の面に透明抵抗膜が2つに分割
されて形成されているが、本発明は、このような構成に
限定されず、分割数や配置の如何にかかわらず適用可能
である。
【0057】また、上述した各実施例では、プラスチッ
クフィルム42と強化ガラス板84とに抵抗値を有する
透明抵抗膜が形成されているが、第二層については、第
二接触点が形成されたか否かを確実に認識できれば十分
であるから、これらの透明抵抗膜の一方あるいは双方に
代えて透明導体膜を形成してもよい。
【0058】さらに、このような透明導体膜がプラスチ
ックフィルム42と強化ガラス板84とに形成された場
合には、コンパレータ481、482を搭載せず、電極4
11、4612および電極4621、4622をそれぞれ直接
マイクロプロセッサ87の対応する入力に接続すること
により、ハードウエアの構成を簡略化することが可能で
ある。
【0059】また、上述した実施例では、領域521
522 に対応した透明導電膜がプラスチックフィルム4
2と強化ガラス板84との対向する面に個別に形成され
ているが、本発明はこのような構成に限定されず、例え
ば、これらの面の内、何れか一方の面に反対側の面に形
成された個々の透明導電膜に対して共通の単一の透明導
電膜を形成してもよい。
【0060】図7は、請求項3、4に記載の発明に対応
した実施例を示す図である。図において、図5に示すも
のと機能および構成が同じものについては、同じ参照番
号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0061】本実施例と図5に示す実施例との構成の相
違点は、座標検出部51に代わる座標検出部71にあ
る。座標検出部71では、マイクロプロセッサ87の出
力がD/A変換器721 、722 の入力に接続され、こ
れらのD/A変換器の出力がそれぞれコンパレータ48
1 、482 の反転入力に直結される。しかし、その他の
構成については、座標検出部51と同じであるからここ
ではその説明を省略する。
【0062】なお、本実施例と図3に示すブロック図と
の対応関係については、D/A変換器721 、722
よびマイクロプロセッサ87は閾値可変手段37に対応
し、マイクロプロセッサ87は識別情報生成手段39に
対応し、その他については図4および図5に示す実施例
と同様であるから、ここではその説明を省略する。
【0063】以下、本実施例の動作を説明する。なお、
座標を求める処理については、従来例と同様であるから
ここではその説明を省略する。本実施例では、プラスチ
ックフィルム42の強化ガラス板84に対向した面に形
成される膜は、抵抗値を有する透明抵抗膜に限定され
る。
【0064】マイクロプロセッサ87は、ソフトウエア
に基づいて変数を出力することにより、D/A変換器7
1 、722 を介して閾値電圧Vref、Vref′を自在に
設定することができる。
【0065】したがって、例えば、領域521 、522
の内、その一方または双方について第二接触点が検出さ
れてもコンパレータ481(482)の出力が反転しない値
に閾値電圧Vref(Vref′)を設定することにより、所望
の領域におけるスタイラスの加圧によるスイッチング状
態の検出を規制することができる。
【0066】したがって、本実施例にかかわる位置入力
装置が接続された情報機器では、無用な処理の起動が回
避されるので、処理の効率が高められ、かつ処理量の確
保がはかられる。
【0067】なお、上述した各実施例では、第一層と第
二層とに挿入されたスペーサ43、44は同じ弾性係数
を有する等方性弾性体で構成され、前者の厚さが後者の
厚さに比較して小さくに設定されているが、本発明は、
このような構成に限定されず、スタイラス等によって与
えられる力に応じて前者に生じる歪みの量が後者に生じ
る歪みの量に比較して大きく、かつこれらの層において
確実に接触点が形成されるならば、両者は異なる弾性係
数を有した等方性弾性体で構成されたり、異方性弾性体
で構成されてもよい。
【0068】また、上述した各実施例では、スペーサ4
3、44が絶縁材で構成されているが、本発明はこのよ
うなスペーサに限定されず、例えば、第一層および第二
層にの一方の面あるいは両面に形成される透明導電膜の
接触点と電極との間に形成される抵抗値に比較して十分
に大きな抵抗値を有するならば、抵抗体を用いて構成し
てもよい。
【0069】さらに、上述した各実施例では、表示端末
の画面上に貼着された透明のタッチパネルに本発明が適
用されているが、本発明は、このようなタッチパネルに
限定されず、例えば、机(卓)上に設置して用いられる
タブレットやディジタイザにも同様に適用可能である。
【0070】また、このようなタブレットやディジタイ
ザに適用された場合には、プラスチックフィルム、スペ
ーサおよび強化ガラス板の材質については、所望の絶縁
特性が得られるならば透明体でなくてもよい。
【0071】さらに、上述した各実施例では、電極83
1 、832 と電極451 、452 とが互いに直交する方
向から抵抗膜の対向する辺を挟む位置に形成されている
が、本発明はこのような電極の形状や配置に限定され
ず、抵抗体が塗布された領域について抵抗値の分布に基
づいて所望の精度で接触点が特定できるならば、如何な
る形状および配置によりこれらの電極を形成してもよ
い。
【0072】また、上述した各実施例では、電極8
1 、832 と電極451 、452 が銀ペーストによっ
て形成されているが、本発明はこのような電極に限定さ
れず、所望の抵抗膜と電気的に確実に接触できるなら
ば、如何なる素材から構成されてもよく、かつタブレッ
ト部と別体化されていもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明では、第一層に挟装されたスペーサの厚みが、第二
層に挟装されたスペーサの厚みとこれらのスペーサの弾
性係数の比との積より小さい値に設定される。
【0074】したがって、スタイラスから与えられる力
によって第一接触点が第二接触点より確実に先行して形
成され、座標検出が行われるタイミングとそのスタイラ
スの加圧によるスイッチング状態を検出するタイミング
との時間軸上における逆転が回避される。
【0075】請求項に記載の発明では、スタイラスか
ら与えられる力の大きさに応じて座標検出が行われ、か
つその座標検出に並行して加圧によるスイッチング状態
が確実に検出される。
【0076】請求項に記載の発明では、対向して配置
された個々の膜の面について、スタイラスの加圧による
スイッチング状態を検出するために閾値可変手段が用い
る閾値がその検出の要非と行うべき領域とに基づいて設
定される。
【0077】請求項に記載の発明では、スタイラスの
加圧によるスイッチング状態が検出された面を示す識別
情報が生成されるので、情報機器はその識別情報に基づ
いて処理やその処理の形態を決定することができる。
【0078】すなわち、本発明にかかわる座標指示器や
位置入力装置では、指定された位置の座標を求めつつ、
その位置を指すスタイラスによって与えられる力を増減
する簡単な操作によりそのスタイラスのスイッチング状
態が検出されるので、消費電力が小さく、かつ安価であ
る抵抗膜方式の利点を維持しつつ電磁誘導方式や静電容
量方式と互換性のあるインタフェースが情報機器との間
にとられる。
【0079】また、所望の領域について上述した検出の
結果を得たりその検出に応じて処理やその処理の形態を
決定することが、座標情報に基づかず上述した識別情報
に基づいて行われる。
【0080】したがって、本発明にかかわる位置入力装
置が接続された情報処理システムでは、コストの増加と
操作性の複雑化とを回避しつつ処理効率や応答性が高め
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項に記載の発明の原理構成図である。
【図2】請求項に記載の発明の原理構成図である。
【図3】請求項3、4に記載の発明の原理構成図であ
る。
【図4】請求項1、2に記載の発明に対応した第一の実
施例を示す図である。
【図5】請求項1、2に記載の発明に対応した第二の実
施例を示す図である。
【図6】プラスチックフィルムに形成される第二層の透
明導電膜を示す図である。
【図7】請求項3、4に記載の発明に対応した実施例を
示す図である。
【図8】従来の位置入力装置の構成例を示す図である。
【図9】図8のA−A′断面図である。
【符号の説明】
11,12,14 フィルム 13 膜 15 板状体 16,17,91 スペーサ 31 座標指示器 33 座標検出手段 35 アップダウン検出手段 37 閾値可変手段 39 識別情報生成手段 40,50,80 タブレット部 41,51,71,81 座標検出部 42,82 プラスチックフィルム 43,44,91 スペーサ 45,46,83,85 電極 47 抵抗器 48 コンパレータ 52 領域 72 D/A変換器(D/A) 84 強化ガラス板 86 スイッチ(SW) 87 マイクロプロセッサ(CPU) 88 A/D変換器(A/D)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−35596(JP,A) 特開 平2−45820(JP,A) 特開 平5−257591(JP,A) 特開 平5−61592(JP,A) 特開 昭63−157221(JP,A) 特開 昭61−177528(JP,A) 特開 昭59−125479(JP,A) 実開 平7−25429(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に第一の抵抗膜が形成された第一の
    フィルムと、 前記第一のフィルムに積層されて前記第一の抵抗膜と対
    向する面に第二の抵抗膜が形成され、かつその面の裏面
    に抵抗体あるいは導体からなる単一または複数の第一の
    膜が形成された第二のフィルムと、 前記第一の膜が形成された第二のフィルムの面に積層さ
    れ、その膜に個別に対向する面に抵抗体あるいは導体か
    らなる単一または複数の第二の膜が形成された非導電体
    からなる板状体と、 前記第一のフィルムと前記第二のフィルムとの間に挟装
    されて両者間に予め決められた密度で間隙を形成する第
    一のスペーサと、 前記第二のフィルムと前記板状体との間に挟装されて両
    者間に予め決められた密度で間隙を形成する第二のスペ
    ーサとを備え、 前記第一のスペーサと前記第二のスペーサとの厚みの比
    は、 両者の厚み方向におけるフィルムとスペーサの弾性係数
    の比の逆数より小さく設定された とを特徴とする座標
    指示器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の座標指示器において、前記第一のフィルムに与えられる力に応じて前記第一の
    抵抗膜と前記第二の抵抗膜との間に形成される接触点の
    座標を抵抗膜方式に基づいて求める座標検出手段と、 所定の閾値に対する前記第一の膜と前記第二の膜との間
    の個々の抵抗値に応じて、前記力を与えるスタイラスの
    加圧によるスイッチング状態の検出を行うスタイラス加
    圧検出手段とを備えた とを特徴とする位置入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の座標指示器と、前記第一の膜と前記第二の膜とが対向する個々の面につ
    いて、前記スタイラスの加圧によるスイッチング状態を
    検出すべき領域の配置および組み合わせと、これらの膜
    の抵抗値の分布とに基づいて閾値を求め、これらの閾値
    を前記スタイラス加圧検出手段に個別に与える閾値可変
    手段を備えた とを特徴とする位置入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項または請求項に記載の位置入
    力装置において、前記第一の膜と前記第二の膜とが対向する面の内、前記
    スタイラス加圧検出手段によって前記スタイラスの加圧
    によるスイッチング状態が検出された面を監視し、その
    領域を示す識別情報を生成する識別情報生成手段を備え
    とを特徴とする位置入力装置。
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