JP2542128Y2 - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

金属化フィルムコンデンサ

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JP2542128Y2
JP2542128Y2 JP1988026413U JP2641388U JP2542128Y2 JP 2542128 Y2 JP2542128 Y2 JP 2542128Y2 JP 1988026413 U JP1988026413 U JP 1988026413U JP 2641388 U JP2641388 U JP 2641388U JP 2542128 Y2 JP2542128 Y2 JP 2542128Y2
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resin
capacitor
capacitor element
film capacitors
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達雄 阿部
泰 蒲原
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日立エーアイシー 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樹脂外装型の金属化フィルムコンデンサに関
する。
(従来の技術) 従来の金属化フィルムコンデンサは、例えば、コンデ
ンサ素子に樹脂モールドや樹脂ディップにより外装を形
成した構造になっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、コンデンサ素子が劣化してガスが発生すると
外装に亀裂が発生し、吸湿して劣化が促進される欠点が
あった。
本考案の目的は、以上の欠点を改良し、外装に亀裂が
生じるのを防止しうる金属化フィルムコンデンサを提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、伸びが40%
以上の樹脂によりコンデンサ素子を被覆し、全ての面で
表面まで形成した樹脂外装を設けることを特徴とする金
属化フィルムコンデンサを提供するものである。
(作用) 樹脂外装の伸びが40%以上であるため、亀裂が生じ難
く、吸湿による劣化を防止できる。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
図において、1は、偏平形のコンデンサ素子であり、
ポリエチレンテレフタレート等の高分子フィルムを巻回
して熱プレスし、端面にメタリコン2を形成したもので
ある。3はメタリコン2に接続されたリード端子であ
る。4はコンデンサ素子1に樹脂モールドして形成され
た樹脂外装であり、特にフィラーの量や種類を選択する
ことによりその伸びが40%以上となっている。
上記実施例において、高分子フィルムに厚さ5μm、
幅50mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、
厚さ32mmに熱プレスしたコンデンサ素子に厚さ2mmのポ
リプロピレン樹脂からなる樹脂外装4を設け、定格200
V、50μFの金属化フィルムコンデンサとし、JIS−C 49
08の8.15.2による試験を行ったところ表の通りの結果が
得られた。樹脂外装に変化が無いか、膨脹している状態
までを合格とし、亀裂が生じたり発煙・発火に到った状
態を不合格とした。
表から明らかな通り、本考案実施例1〜3は100%合
格であるのに対し比較例1〜2は0〜50%であり、前者
の方がより優れている。
なお、コンデンサ素子を、第2図に示す通り、金属層
5に所定間隔でスリット6を設けた金属蒸着フィルム7
を用いた場合にも同様な効果が得られ、保安性がより向
上する。
(考案の効果) 以上の通り、本考案によれば樹脂外装の伸びを40%以
上とすることによりその亀裂を防止し、特性を向上しう
る金属化フィルムコンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面断面図、第2図は本考案
の他の実施例に用いる金属蒸着フィルムの平面図を示
す。 1……コンデンサ素子、4……樹脂外装。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属化フィルムを巻回してコンデンサ素子
    とし樹脂外装を設けた金属化フィルムコンデンサにおい
    て、伸びが40%以上の樹脂によりコンデンサ素子を被覆
    し、全ての面で表面まで形成した樹脂外装を設けること
    を特徴とする金属化フィルムコンデンサ。
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JPS6254401A (ja) * 1985-09-02 1987-03-10 株式会社村田製作所 電子部品

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