JP2542002B2 - 変倍フアインダ― - Google Patents
変倍フアインダ―Info
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- JP2542002B2 JP2542002B2 JP62223256A JP22325687A JP2542002B2 JP 2542002 B2 JP2542002 B2 JP 2542002B2 JP 62223256 A JP62223256 A JP 62223256A JP 22325687 A JP22325687 A JP 22325687A JP 2542002 B2 JP2542002 B2 JP 2542002B2
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- Japan
- Prior art keywords
- lens
- lens group
- finder
- positive
- refracting power
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- Telescopes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変倍フアインダーに関し、特に写真用カメラ
やビデオカメラ等のフアインダーに好適で、フアインダ
ー視度を良好に保ちつつ視野倍率の変倍を行う変倍フア
インダーに関するものである。
やビデオカメラ等のフアインダーに好適で、フアインダ
ー視度を良好に保ちつつ視野倍率の変倍を行う変倍フア
インダーに関するものである。
従来より、撮影系とフアインダー系とを別体構成した
フアインダー光学系として、虚像を観察する、例えば逆
ガリレオフアインダー等が知られている。しかしなが
ら、上述した如く対物レンズで形成された虚像を観察す
る構成では、フアインダー視野が眼の位置によって変化
したり、またフアインダー視野マスクの輪郭が不明瞭と
なる等の欠点があった。
フアインダー光学系として、虚像を観察する、例えば逆
ガリレオフアインダー等が知られている。しかしなが
ら、上述した如く対物レンズで形成された虚像を観察す
る構成では、フアインダー視野が眼の位置によって変化
したり、またフアインダー視野マスクの輪郭が不明瞭と
なる等の欠点があった。
これに対してケプラー式フアインダーは、実像を観察
するため眼の位置が変化してもフアインダー視野が良好
に観察でき、しかも視野マスクの輪郭が明瞭に観察でき
るといった利点がある。
するため眼の位置が変化してもフアインダー視野が良好
に観察でき、しかも視野マスクの輪郭が明瞭に観察でき
るといった利点がある。
しかしながら、ケプラー式フアインダーは、実像のフ
アインダー像を形成するために、フアインダー系が大型
化しやすく、また光学性能を良好に維持させようとする
と、構成枚数が増えフアインダー系が複雑化する傾向が
あった。特に変倍機能を有するケプラー式フアインダー
では、変倍に伴う収差変動が大きいため、この傾向が顕
著となる。
アインダー像を形成するために、フアインダー系が大型
化しやすく、また光学性能を良好に維持させようとする
と、構成枚数が増えフアインダー系が複雑化する傾向が
あった。特に変倍機能を有するケプラー式フアインダー
では、変倍に伴う収差変動が大きいため、この傾向が顕
著となる。
本発明は、上述した欠点を除去し、コンパクトなレン
ズ構成にもかかわらず高倍率，高変倍比を達成するケプ
ラー式フアインダーを提供することにある。
ズ構成にもかかわらず高倍率，高変倍比を達成するケプ
ラー式フアインダーを提供することにある。
そして、この目的の下で、物体側より順に、負の屈折
力の第１レンズ群、正の屈折力の第２レンズ群、正の屈
折力の第３レンズ群から成り、全体として正の屈折力の
対物レンズと、全体として正の屈折力の接眼レンズとを
有し、前記第１レンズ群と第２レンズ群とにより前記第
３レンズ群近傍に結像させると共に、前記第１レンズ群
と第２レンズ群とを移動させることにより変倍を達成す
るケプラー式のファインダーであって、前記第２レンズ
群を物体側より順に、正レンズと負レンズから構成する
とともに、少なくとも１つのレンズ面に非球面を施し、
前記第１レンズ群と前記第２レンズ群の焦点距離を各々
f1,f2としたとき、 １、５≦f1/f2≦２ なる条件を満足することを特徴としている。
力の第１レンズ群、正の屈折力の第２レンズ群、正の屈
折力の第３レンズ群から成り、全体として正の屈折力の
対物レンズと、全体として正の屈折力の接眼レンズとを
有し、前記第１レンズ群と第２レンズ群とにより前記第
３レンズ群近傍に結像させると共に、前記第１レンズ群
と第２レンズ群とを移動させることにより変倍を達成す
るケプラー式のファインダーであって、前記第２レンズ
群を物体側より順に、正レンズと負レンズから構成する
とともに、少なくとも１つのレンズ面に非球面を施し、
前記第１レンズ群と前記第２レンズ群の焦点距離を各々
f1,f2としたとき、 １、５≦f1/f2≦２ なる条件を満足することを特徴としている。
第１図は本発明の光学系の概略図である。同図に於い
て、1,2,3は全体と正の屈折力を有する対物レンズを構
成し、負の屈折力を有する第１レンズ群、正の屈折力を
有する第２レンズ群であり、変倍の際、図に示す矢印の
軌跡に沿って移動する。３は変倍の際に固定されてお
り、第１レンズ群１と第２レンズ群２の像面の近傍に配
置されており、光束を光軸方向に集光する、所謂フイー
ルドレンズの機能を果す第３レンズ群である。５は上下
左右の逆像を形成するポロプリズムで、説明の便宜上、
展開したガラスブロツクで示している。６は正の屈折力
を有する接眼レンズである。
て、1,2,3は全体と正の屈折力を有する対物レンズを構
成し、負の屈折力を有する第１レンズ群、正の屈折力を
有する第２レンズ群であり、変倍の際、図に示す矢印の
軌跡に沿って移動する。３は変倍の際に固定されてお
り、第１レンズ群１と第２レンズ群２の像面の近傍に配
置されており、光束を光軸方向に集光する、所謂フイー
ルドレンズの機能を果す第３レンズ群である。５は上下
左右の逆像を形成するポロプリズムで、説明の便宜上、
展開したガラスブロツクで示している。６は正の屈折力
を有する接眼レンズである。
そして、対物レンズの第１レンズ群１を負の屈折力、
第２レンズ群２を正の屈折力とし全体として正の屈折力
を持たせ、実像のフアインダー像を形成させることで、
収差補正を容易にし光学性能の良いフアインダー像を得
ている。更に、変倍の際に第１レンズ群１が視度補正の
ため像側に凸の軌跡を描き、第２レンズ群が物体側に移
動することにより広角端と望遠端でのフアインダー全長
をそれ程変化させることなく所定の変倍を達成してい
る。
第２レンズ群２を正の屈折力とし全体として正の屈折力
を持たせ、実像のフアインダー像を形成させることで、
収差補正を容易にし光学性能の良いフアインダー像を得
ている。更に、変倍の際に第１レンズ群１が視度補正の
ため像側に凸の軌跡を描き、第２レンズ群が物体側に移
動することにより広角端と望遠端でのフアインダー全長
をそれ程変化させることなく所定の変倍を達成してい
る。
そして、フアインダー像の変倍前後の光学性能を良好
に維持しつつフアインダー系全体の小型化を図るため
に、第１レンズ群ならびに第２レンズ群の焦点距離を各
々f1,f2とするとき、 1.5≦|f1/f2|≦２ なる条件式を満足するのが望ましい。
に維持しつつフアインダー系全体の小型化を図るため
に、第１レンズ群ならびに第２レンズ群の焦点距離を各
々f1,f2とするとき、 1.5≦|f1/f2|≦２ なる条件式を満足するのが望ましい。
下限値を越え第２レンズ群の屈折力が弱くなりすぎる
と、変倍に伴なう第２レンズ群の移動量が大きくなり、
全長の増大をきたし好ましくない。上限値を越えて第２
レンズ群の屈折力が強くなりすぎると、変倍後の光学性
能を良好に維持することが困難となる。
と、変倍に伴なう第２レンズ群の移動量が大きくなり、
全長の増大をきたし好ましくない。上限値を越えて第２
レンズ群の屈折力が強くなりすぎると、変倍後の光学性
能を良好に維持することが困難となる。
また、第２レンズ群２を物体より正，負の屈折力の順
に配置したことに依り、第２レンズ群の主点位置を第２
レンズ群前方に移せ、第２レンズ群と第３レンズ群との
間隔を短縮することが可能となる。
に配置したことに依り、第２レンズ群の主点位置を第２
レンズ群前方に移せ、第２レンズ群と第３レンズ群との
間隔を短縮することが可能となる。
そして更に、フアインダー系のコンパクト化を図りつ
つ、変倍の際に収差変動が少なく良好なフアインダー像
を得るために、第２レンズ群中に少なくとも１つの非球
面を有している。
つ、変倍の際に収差変動が少なく良好なフアインダー像
を得るために、第２レンズ群中に少なくとも１つの非球
面を有している。
そして、その非球面の形状を、光軸方向をＸ軸とした
直角座標において、単位をmmとした時の光軸方向の変位
をとし、Ｈを光軸からの高さ、Ｒを近軸曲率半径、A,
B,C,D,Eを非球面係数とした時、 と表わされる。そして、非球面係数Ｂの単位は1/mm3と
なり、非球面前後の媒質の屈折率をNN、Ｎ′Ｎとした
時、 ０＜Ｂ×（NN−Ｎ′Ｎ）＜１×10-2 なる条件を満足することが望ましい。但し、この条件式
の数値の単位は1/mm3であり、Ａ＝０である。下限値を
越えると広角側で歪曲収差が補正不足になるとともに非
点収差が補正過剰となる。また望遠側で球面収差が補正
過剰となる。上限値を越えると広角側で非点収差が補正
不足となるとともに歪曲収差が補正過剰となる。また望
遠側において球面収差が補正不足となり好ましくない。
直角座標において、単位をmmとした時の光軸方向の変位
をとし、Ｈを光軸からの高さ、Ｒを近軸曲率半径、A,
B,C,D,Eを非球面係数とした時、 と表わされる。そして、非球面係数Ｂの単位は1/mm3と
なり、非球面前後の媒質の屈折率をNN、Ｎ′Ｎとした
時、 ０＜Ｂ×（NN−Ｎ′Ｎ）＜１×10-2 なる条件を満足することが望ましい。但し、この条件式
の数値の単位は1/mm3であり、Ａ＝０である。下限値を
越えると広角側で歪曲収差が補正不足になるとともに非
点収差が補正過剰となる。また望遠側で球面収差が補正
過剰となる。上限値を越えると広角側で非点収差が補正
不足となるとともに歪曲収差が補正過剰となる。また望
遠側において球面収差が補正不足となり好ましくない。
以上の条件式を満足させることで変倍に於ける収差変
動を良好に補正することが可能となるが、さらに、収差
変動をより少なくするためには、第３レンズ群を接眼レ
ンズに比べ、物体側のレンズ面の方が強い屈折力を有す
る、正の屈折力の単一レンズ、若しくは複数の正の屈折
力のレンズで構成し、接眼レンズを少なくとも２枚の正
の屈折力のレンズで構成するのが好ましい。
動を良好に補正することが可能となるが、さらに、収差
変動をより少なくするためには、第３レンズ群を接眼レ
ンズに比べ、物体側のレンズ面の方が強い屈折力を有す
る、正の屈折力の単一レンズ、若しくは複数の正の屈折
力のレンズで構成し、接眼レンズを少なくとも２枚の正
の屈折力のレンズで構成するのが好ましい。
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例におい
て、Riは物体側より順に第ｉ番目のレンズ面の曲率半
径、Diは物体側より順に、第ｉ番目のレンズ厚及び空気
間隔、Niとνｉは各々物体側より順に、第ｉ番目のレン
ズのガラスの屈折率とアツベ数であり、B,C,Dは非球面
係数である。
て、Riは物体側より順に第ｉ番目のレンズ面の曲率半
径、Diは物体側より順に、第ｉ番目のレンズ厚及び空気
間隔、Niとνｉは各々物体側より順に、第ｉ番目のレン
ズのガラスの屈折率とアツベ数であり、B,C,Dは非球面
係数である。
以上説明した様に本発明によれば、対物レンズ系を正
の屈折力とし、対物レンズ系を負，正、そして正の屈折
力の３つのレンズ群に分け、第1,第２レンズ群を移動さ
せて変倍を行うことによって、簡易な構成にもかかわら
ず、高倍率でしかも収差変動の少ない、高性能なフアイ
ンダー像が容易に得られるケプラー式の変倍フアインダ
ーを構成することができる。
の屈折力とし、対物レンズ系を負，正、そして正の屈折
力の３つのレンズ群に分け、第1,第２レンズ群を移動さ
せて変倍を行うことによって、簡易な構成にもかかわら
ず、高倍率でしかも収差変動の少ない、高性能なフアイ
ンダー像が容易に得られるケプラー式の変倍フアインダ
ーを構成することができる。
第１図は本発明の光学系の概略図、第２図，第３図，第
４図は、各々本発明の数値実施例１〜３のレンズ断面
図、第５図，第６図，第７図は、各々物体距離3m時に於
ける本発明の数値実施例１〜３の諸収差図である。収差
図において、（ａ），（ｂ），（ｃ）はそれぞれ広角
端，中間，望遠端での収差図、図中1,2,3は各々第1,第
2,第３レンズ群、５はポロプリズムの展開図、６は接眼
レンズ、Ｓはサジタル像面、Ｍはメリデイオナル像面、
収差図の横軸はジオプターである。
４図は、各々本発明の数値実施例１〜３のレンズ断面
図、第５図，第６図，第７図は、各々物体距離3m時に於
ける本発明の数値実施例１〜３の諸収差図である。収差
図において、（ａ），（ｂ），（ｃ）はそれぞれ広角
端，中間，望遠端での収差図、図中1,2,3は各々第1,第
2,第３レンズ群、５はポロプリズムの展開図、６は接眼
レンズ、Ｓはサジタル像面、Ｍはメリデイオナル像面、
収差図の横軸はジオプターである。
Claims (1)
- 【請求項１】物体側より順に、負の屈折力の第１レンズ
群、正の屈折力の第２レンズ群、正の屈折力の第３レン
ズ群から成り、全体として正の屈折力の対物レンズと、
全体として正の屈折力の接眼レンズとを有し、前記第１
レンズ群と第２レンズ群とにより前記第３レンズ群近傍
に結像させると共に、前記第１レンズ群と第２レンズ群
とを移動させることにより変倍を達成するケプラー式の
ファインダーであって、前記第２レンズ群を物体側より
順に、正レンズと負レンズから構成するとともに、少な
くとも１つのレンズ面に非球面を施し、前記第１レンズ
群と前記第２レンズ群の焦点距離を各々f1,f2としたと
き、 １、５≦f1/f2≦２ なる条件を満足することを特徴とする変倍ファインダ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62223256A JP2542002B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 変倍フアインダ― |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62223256A JP2542002B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 変倍フアインダ― |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6465519A JPS6465519A (en) | 1989-03-10 |
| JP2542002B2 true JP2542002B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16795249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62223256A Expired - Fee Related JP2542002B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 変倍フアインダ― |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542002B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5193030A (en) * | 1988-10-28 | 1993-03-09 | Asahi Kogaku Kogyo K.K. | Zoom finder system |
| JP3365780B2 (ja) * | 1991-08-23 | 2003-01-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 実像式変倍ファインダー光学系 |
| US5257129A (en) * | 1991-01-22 | 1993-10-26 | Olympus Optical Co., Ltd. | Real image type variable magnification viewfinder optical system |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61129614A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-17 | Canon Inc | ズ−ムレンズ |
| JP2538525B2 (ja) * | 1984-12-27 | 1996-09-25 | キヤノン株式会社 | 変倍フアインダ− |
-
1987
- 1987-09-07 JP JP62223256A patent/JP2542002B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6465519A (en) | 1989-03-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |