JP2541994Y2 - 車両運行管理計 - Google Patents
車両運行管理計Info
- Publication number
- JP2541994Y2 JP2541994Y2 JP1989033398U JP3339889U JP2541994Y2 JP 2541994 Y2 JP2541994 Y2 JP 2541994Y2 JP 1989033398 U JP1989033398 U JP 1989033398U JP 3339889 U JP3339889 U JP 3339889U JP 2541994 Y2 JP2541994 Y2 JP 2541994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- memory medium
- memory
- recorded
- interface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラックやバスあるいはタクシーなどによ
る運送または客送業界において必要とされる車両運行管
理計に関する。
る運送または客送業界において必要とされる車両運行管
理計に関する。
上記車両運行管理計としては、従来、各車両に配備し
た所謂タコメータによって、エンジン回転数や走行速度
および走行距離を時間ベースで記録させる方式が一般的
であった。
た所謂タコメータによって、エンジン回転数や走行速度
および走行距離を時間ベースで記録させる方式が一般的
であった。
しかしながら、この従来の車両運行管理計において
は、一定回転速度で回転駆動されるドラム表面に、時間
ベースとなる罫線が形成してある記録紙を設け、この記
録紙上に、エンジン回転数、走行距離、走行速度といっ
た運行管理用データを時間ベースのアナログデータとし
て機械的に記録するものであったために、そのデータの
読み取りおよび処理作業は、そのほとんどを手作業によ
り行わねばならず、きわめて面倒である上に非常に長時
間を要する、という難点があった。そして、このタコメ
ータ方式では、記録可能なデータの種類がごく少数のも
のに限られていために、運行管理のために必要なデータ
を十分に得ることできない、という難点もあった。
は、一定回転速度で回転駆動されるドラム表面に、時間
ベースとなる罫線が形成してある記録紙を設け、この記
録紙上に、エンジン回転数、走行距離、走行速度といっ
た運行管理用データを時間ベースのアナログデータとし
て機械的に記録するものであったために、そのデータの
読み取りおよび処理作業は、そのほとんどを手作業によ
り行わねばならず、きわめて面倒である上に非常に長時
間を要する、という難点があった。そして、このタコメ
ータ方式では、記録可能なデータの種類がごく少数のも
のに限られていために、運行管理のために必要なデータ
を十分に得ることできない、という難点もあった。
そこで、本願出願人は、運行管理のために必要十分な
種々のデータを入力および記録可能な電子式タコメータ
を各車両に搭載させるとともに、データのメモリ媒体と
して電子式タコメータに対して着脱自在なメモリカセッ
トを用い、このメモリカセット内のメモリ部に電子式タ
コメータにより前記データを時間とともに記録させ、さ
らには、中央管理センターにおいて、メモリカセットを
自動読取装置にセットしてそれに記録されているデータ
を読み取らせて、例えばフロッピーデイスクなどに編集
複写させ、このフロッピデイスクをコンピュータにかけ
てデータの解析および運行管理用資料の作成などをほぼ
自動的かつトータル的に行わせる、という構成を採用し
た電子式の車両運行管理システムを、既に開発実現する
に至っている。
種々のデータを入力および記録可能な電子式タコメータ
を各車両に搭載させるとともに、データのメモリ媒体と
して電子式タコメータに対して着脱自在なメモリカセッ
トを用い、このメモリカセット内のメモリ部に電子式タ
コメータにより前記データを時間とともに記録させ、さ
らには、中央管理センターにおいて、メモリカセットを
自動読取装置にセットしてそれに記録されているデータ
を読み取らせて、例えばフロッピーデイスクなどに編集
複写させ、このフロッピデイスクをコンピュータにかけ
てデータの解析および運行管理用資料の作成などをほぼ
自動的かつトータル的に行わせる、という構成を採用し
た電子式の車両運行管理システムを、既に開発実現する
に至っている。
第2図は、前記電子式車両運行管理システムの構成を
概略的に示すもので、同図(イ)において、aは各車両
内の運転席(図示してない)の近くに配備される電子式
タコメータであり、bはそれに対して着脱されるメモリ
媒体としてのメモリカセットであり、例えばRAM、CD−R
OM、EEPROM、磁気カード、ICカード、フロッピーディス
クなどの記録媒体を用いたメモリ部が内蔵されている。
概略的に示すもので、同図(イ)において、aは各車両
内の運転席(図示してない)の近くに配備される電子式
タコメータであり、bはそれに対して着脱されるメモリ
媒体としてのメモリカセットであり、例えばRAM、CD−R
OM、EEPROM、磁気カード、ICカード、フロッピーディス
クなどの記録媒体を用いたメモリ部が内蔵されている。
前記電子式タコメータaには、運行管理用データの一
部であるエンジン回転数や走行速度の検出器(図示して
ない)や、エンジンのオンまたはオフなどの接点状態を
検知する検出器(図示してない)などからの検出信号が
入力される。そして、この電子式タコメータaの前面パ
ネル部には、記録年月日その他種々の運行管理用データ
を乗務員が手動操作により設定入力できるように、プッ
シュボタンb1〜b6やダイヤルcが設けられている。ま
た、この電子式タコメータaには、記録されるデータの
時間ベースとなる時刻を出力するとともに、前面パネル
部に設けられた時刻表示部eに時刻を表示する機能を有
する時計回路(図示してない)が内蔵されている。な
お、f1,f2は前記時計回路に対する時刻合わせ用のプッ
シュボタンである。そして、前記時刻表示部eおよびプ
ッシュボタンf1,f2は、前記ダイヤルcによる記録年月
日の設定登録時における表示部および設定用ボタンとし
ても兼用される。
部であるエンジン回転数や走行速度の検出器(図示して
ない)や、エンジンのオンまたはオフなどの接点状態を
検知する検出器(図示してない)などからの検出信号が
入力される。そして、この電子式タコメータaの前面パ
ネル部には、記録年月日その他種々の運行管理用データ
を乗務員が手動操作により設定入力できるように、プッ
シュボタンb1〜b6やダイヤルcが設けられている。ま
た、この電子式タコメータaには、記録されるデータの
時間ベースとなる時刻を出力するとともに、前面パネル
部に設けられた時刻表示部eに時刻を表示する機能を有
する時計回路(図示してない)が内蔵されている。な
お、f1,f2は前記時計回路に対する時刻合わせ用のプッ
シュボタンである。そして、前記時刻表示部eおよびプ
ッシュボタンf1,f2は、前記ダイヤルcによる記録年月
日の設定登録時における表示部および設定用ボタンとし
ても兼用される。
そして、前記メモリカセットbは、乗務員によって運
行業務開始時に電子式タコメータaに装着され、運行業
務終了時に該電子式タコメータaから抜き取られて中央
管理センター(図示してない)に集められる。この中央
管理センターにおいては、同図(ロ)に示すように、メ
モリカセットbを複数個(この例では3個)ずつ自動読
取装置gにセットして、それらに記録された種々のデー
タをフロッピーデイスクなどに編集複写してデータベー
スを作成し、さらに、そのデータベースをコンピュータ
(図示してない)にかけて、そのデータの解析および運
行管理用資料の作成などを行うのである。
行業務開始時に電子式タコメータaに装着され、運行業
務終了時に該電子式タコメータaから抜き取られて中央
管理センター(図示してない)に集められる。この中央
管理センターにおいては、同図(ロ)に示すように、メ
モリカセットbを複数個(この例では3個)ずつ自動読
取装置gにセットして、それらに記録された種々のデー
タをフロッピーデイスクなどに編集複写してデータベー
スを作成し、さらに、そのデータベースをコンピュータ
(図示してない)にかけて、そのデータの解析および運
行管理用資料の作成などを行うのである。
上記したようなトータル的な電子式の車両運行管理シ
ステムによれば、それ以前のものに比べて大幅な業務の
合理化を達成できるとともに、例えば乗務員別の超過勤
務リストや日報の作成や、それらに基づく給与計算とい
ったようなより緻密な管理業務をごく短時間で行え、か
つ、スピードオーバーや波状運転などのような無駄で危
険な運転状態を確実にチェックして、乗務員に対して安
全運転や省燃費運転に関する徹底した指導や管理を行う
というようなことが非常に容易になる、といったきわめ
て優れた基本的効果が発揮されるが、なお、次のような
問題が残っている。
ステムによれば、それ以前のものに比べて大幅な業務の
合理化を達成できるとともに、例えば乗務員別の超過勤
務リストや日報の作成や、それらに基づく給与計算とい
ったようなより緻密な管理業務をごく短時間で行え、か
つ、スピードオーバーや波状運転などのような無駄で危
険な運転状態を確実にチェックして、乗務員に対して安
全運転や省燃費運転に関する徹底した指導や管理を行う
というようなことが非常に容易になる、といったきわめ
て優れた基本的効果が発揮されるが、なお、次のような
問題が残っている。
すなわち、上記従来の電子式車両運行管理システムに
おおいて用いられる車両運行管理計においては、乗務員
が所定の(その車用に定められた)メモリカセットbを
電子式タコメータaに装着し忘れて走行した場合や、装
着されたメモリカセットbが正常なものでない場合、つ
まり、乗務員交代などにより所定のメモリカセットbで
はない場合や、メモリカセットbの残量(記録可能な領
域)がない場合や、メモリカセットbが故障していると
いった場合などには、収集すべきデータが全く記録でき
なかったり、所定のものではない異なったメモリ媒体に
記録されてしまったり、あるいは、収集すべきデータの
一部が欠落してしまう、という回復不可能な致命的な問
題が発生する。
おおいて用いられる車両運行管理計においては、乗務員
が所定の(その車用に定められた)メモリカセットbを
電子式タコメータaに装着し忘れて走行した場合や、装
着されたメモリカセットbが正常なものでない場合、つ
まり、乗務員交代などにより所定のメモリカセットbで
はない場合や、メモリカセットbの残量(記録可能な領
域)がない場合や、メモリカセットbが故障していると
いった場合などには、収集すべきデータが全く記録でき
なかったり、所定のものではない異なったメモリ媒体に
記録されてしまったり、あるいは、収集すべきデータの
一部が欠落してしまう、という回復不可能な致命的な問
題が発生する。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的は、たとえ電子式タコメータに対するメモリ媒体
の装着忘れや、メモリ媒体の異常という不測の事態が発
生したとしても、常に、収集すべきデータが確実に記録
できるようにした車両運行管理計を提供することであ
る。
の目的は、たとえ電子式タコメータに対するメモリ媒体
の装着忘れや、メモリ媒体の異常という不測の事態が発
生したとしても、常に、収集すべきデータが確実に記録
できるようにした車両運行管理計を提供することであ
る。
上記目的を達成するため、この考案では、車両に搭載
される電子式タコメータと、これに設けられるメモリ媒
体装着用インタフェースに着脱自在に装着され、電子式
タコメータ内に設けられたCPUにおいてデータ処理され
た車両運行管理に必要な種々のデータを時間とともに記
録するメモリ媒体とからなる車両運行管理計において、
前記CPUと前記インタフェースとの間に、CPUにおいてデ
ータ処理された種々のデータを時間とともに一旦記録す
るバッファメモリと、前記インタフェースにメモリ媒体
が装着されているか否かの判定を行うメモリ媒体検出回
路と、前記インタフェースに装着されたメモリ媒体の状
態を読み出すメモリ媒体状態読出回路と、異メモリ媒体
用データ変換回路と、前記バッファメモリに一時的に記
録されているデータを前記インタフェース側に転送する
転送データ記録回路とを設け、前記インタフェースに装
着されたメモリ媒体が所定のものであって、かつ正常な
場合には、前記バッファメモリに記録されているデータ
をそのまま前記転送データ記録回路を介して当該メモリ
媒体に記録し、そして、前記装着されているメモリ媒体
が所定のものであって、かつ残量不足や故障の場合、お
よび、前記インタフェースにメモリ媒体が装着されてい
ない場合には、前記バッファメモリに記録されているデ
ータの伝送を行わないようにし、また、前記装着されて
いるメモリ媒体が所定のものではない場合には、前記バ
ッファメモリに記録されているデータに異常状態である
ことを示すフラグを付した上で、当該データを前記異メ
モリ媒体用データ変換回路および転送データ記録回路を
介して当該メモリ媒体に記録するようにしている。
される電子式タコメータと、これに設けられるメモリ媒
体装着用インタフェースに着脱自在に装着され、電子式
タコメータ内に設けられたCPUにおいてデータ処理され
た車両運行管理に必要な種々のデータを時間とともに記
録するメモリ媒体とからなる車両運行管理計において、
前記CPUと前記インタフェースとの間に、CPUにおいてデ
ータ処理された種々のデータを時間とともに一旦記録す
るバッファメモリと、前記インタフェースにメモリ媒体
が装着されているか否かの判定を行うメモリ媒体検出回
路と、前記インタフェースに装着されたメモリ媒体の状
態を読み出すメモリ媒体状態読出回路と、異メモリ媒体
用データ変換回路と、前記バッファメモリに一時的に記
録されているデータを前記インタフェース側に転送する
転送データ記録回路とを設け、前記インタフェースに装
着されたメモリ媒体が所定のものであって、かつ正常な
場合には、前記バッファメモリに記録されているデータ
をそのまま前記転送データ記録回路を介して当該メモリ
媒体に記録し、そして、前記装着されているメモリ媒体
が所定のものであって、かつ残量不足や故障の場合、お
よび、前記インタフェースにメモリ媒体が装着されてい
ない場合には、前記バッファメモリに記録されているデ
ータの伝送を行わないようにし、また、前記装着されて
いるメモリ媒体が所定のものではない場合には、前記バ
ッファメモリに記録されているデータに異常状態である
ことを示すフラグを付した上で、当該データを前記異メ
モリ媒体用データ変換回路および転送データ記録回路を
介して当該メモリ媒体に記録するようにしている。
上記特徴的構成よりなる車両運行管理計においては、
電子式タコメータへ入力される車両運行管理に必要な種
々のデータおよびそれに対応する時間を、従来のものの
ようにそれに装着されるメモリ媒体にのみに記録させる
のではなく、電子式タコメータ内にバッファメモリを設
けて、前記種々のデータを時間とともに、バッファメモ
リに一時的に記録し、メモリ媒体装着用インタフェース
に装着されたメモリ媒体が所定のものであって、かつ正
常な場合には、バッファメモリに記録されているデータ
をそのまま当該メモリ媒体に記録し、そして、前記装着
されているメモリ媒体が所定のものであって、かつ残量
不足や故障の場合、および、前記インタフェースにメモ
リ媒体が装着されてない場合には、バッファメモリに記
録されているデータの伝送を行わないようにし、また、
前記装着されているメモリ媒体が所定のものではない場
合には、バッファメモリに記録されているデータに異常
状態であることを示すフラグを付した上で、当該メモリ
媒体に記録するようにしている。
電子式タコメータへ入力される車両運行管理に必要な種
々のデータおよびそれに対応する時間を、従来のものの
ようにそれに装着されるメモリ媒体にのみに記録させる
のではなく、電子式タコメータ内にバッファメモリを設
けて、前記種々のデータを時間とともに、バッファメモ
リに一時的に記録し、メモリ媒体装着用インタフェース
に装着されたメモリ媒体が所定のものであって、かつ正
常な場合には、バッファメモリに記録されているデータ
をそのまま当該メモリ媒体に記録し、そして、前記装着
されているメモリ媒体が所定のものであって、かつ残量
不足や故障の場合、および、前記インタフェースにメモ
リ媒体が装着されてない場合には、バッファメモリに記
録されているデータの伝送を行わないようにし、また、
前記装着されているメモリ媒体が所定のものではない場
合には、バッファメモリに記録されているデータに異常
状態であることを示すフラグを付した上で、当該メモリ
媒体に記録するようにしている。
したがって、前記インタフェースに装着されたメモリ
媒体が所定のものであって、かつ正常な場合には、バッ
ファメモリに記録されているデータは、そのまま当該メ
モリ媒体に記録される。
媒体が所定のものであって、かつ正常な場合には、バッ
ファメモリに記録されているデータは、そのまま当該メ
モリ媒体に記録される。
そして、前記インタフェースに装着されたメモリ媒体
が所定のものであっても残量不足とか故障といった不測
の事態が発生した場合、および、乗務員がインタフェー
スにメモリ媒体を装着するのを忘れて走行した場合に
は、バッファメモリに記録されているデータの伝送を行
わないようにし、この場合、収集すべきデータは全てバ
ッファメモリに記録されているので、後で所定のメモリ
媒体をインタフェースに装着して、バッファメモリに記
録されているデータをメモリ媒体に伝送することによっ
て、所望のデータを所定のメモリに記録媒体に記録する
ことができる。
が所定のものであっても残量不足とか故障といった不測
の事態が発生した場合、および、乗務員がインタフェー
スにメモリ媒体を装着するのを忘れて走行した場合に
は、バッファメモリに記録されているデータの伝送を行
わないようにし、この場合、収集すべきデータは全てバ
ッファメモリに記録されているので、後で所定のメモリ
媒体をインタフェースに装着して、バッファメモリに記
録されているデータをメモリ媒体に伝送することによっ
て、所望のデータを所定のメモリに記録媒体に記録する
ことができる。
また、装着されているメモリ媒体が所定のものでない
場合には、前記バッファメモリに記録されているデータ
には異常であることのフラグを付するという処理がなさ
れた上で、その所定のものではないメモリ媒体に記録さ
れ、この場合、前記フラグに基づいてデータの後処理を
行う。
場合には、前記バッファメモリに記録されているデータ
には異常であることのフラグを付するという処理がなさ
れた上で、その所定のものではないメモリ媒体に記録さ
れ、この場合、前記フラグに基づいてデータの後処理を
行う。
以下、本考案に係る車両運行管理計の一例を第1図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図において、Aはトラックなどの運転席の近くに
配備される電子式タコメータ(車載ユニットとも称され
る)、Bは電子式タコメータAに対して着脱自在に装着
されるメモリ媒体で、例えばC−MOS・RAMを内蔵するメ
モリカセットである。
配備される電子式タコメータ(車載ユニットとも称され
る)、Bは電子式タコメータAに対して着脱自在に装着
されるメモリ媒体で、例えばC−MOS・RAMを内蔵するメ
モリカセットである。
前記電子式タコメータAは、次のように構成される。
1は電源安定化回路であって、車のバッテリ2より供給
される電源を安定化して、CPU3およびその周辺のセンサ
入力回路4,外部入力回路5、外部出力回路6、外部機器
用通信インタフェース7、時計回路8、メモリ9、メモ
リ媒体検出回路10、メモリ媒体状態読出回路11、転送デ
ータ記録回路12、バッファメモリ13、異メモリ媒体用デ
ータ変換回路14、アラーム回路15、表示器16、ブザー1
7、メモリ媒体装着用インタフェース18などの各部に作
動用電源として供給するように構成されている。また、
図示しているように、この電子式タコメータAに対して
メモリ媒体Bが装着された場合には、電源安定化回路1
からメモリ媒体Bへも安定化電源が供給される。
1は電源安定化回路であって、車のバッテリ2より供給
される電源を安定化して、CPU3およびその周辺のセンサ
入力回路4,外部入力回路5、外部出力回路6、外部機器
用通信インタフェース7、時計回路8、メモリ9、メモ
リ媒体検出回路10、メモリ媒体状態読出回路11、転送デ
ータ記録回路12、バッファメモリ13、異メモリ媒体用デ
ータ変換回路14、アラーム回路15、表示器16、ブザー1
7、メモリ媒体装着用インタフェース18などの各部に作
動用電源として供給するように構成されている。また、
図示しているように、この電子式タコメータAに対して
メモリ媒体Bが装着された場合には、電源安定化回路1
からメモリ媒体Bへも安定化電源が供給される。
そして、運行管理用データの一部である走行中のエン
ジン回転数や速度の検出器や、エンジンのオンまたはオ
フなどの接点状態を検知する検出器(図示してない)な
どからの検出信号はセンサ入力回路4を介してCPU3に入
力さ、CPU3においては時計回路8を必要に応じて使用し
ながらデータ処理が行われ、その処理データは、バッフ
ァメモリ13に一旦記録されるとともに、処理内容(例え
ばスピードオーバーなど)に応じて外部出力回路6より
出力される。
ジン回転数や速度の検出器や、エンジンのオンまたはオ
フなどの接点状態を検知する検出器(図示してない)な
どからの検出信号はセンサ入力回路4を介してCPU3に入
力さ、CPU3においては時計回路8を必要に応じて使用し
ながらデータ処理が行われ、その処理データは、バッフ
ァメモリ13に一旦記録されるとともに、処理内容(例え
ばスピードオーバーなど)に応じて外部出力回路6より
出力される。
また、燃料関係の流量計や残量計などの外部機器が接
続されている場合には、それらのデータが外部機器用通
信インタフェース7を介してCPU3に入力され、メモリ9
に前記機器の情報が記録される。
続されている場合には、それらのデータが外部機器用通
信インタフェース7を介してCPU3に入力され、メモリ9
に前記機器の情報が記録される。
さらに、メモリ媒体検出回路10は、電子式タコメータ
Aに対してメモリ媒体Bが装着されているか否かを検出
するためのものであって、メモリカセットBが装着され
ない状態で走行していることが検出された場合には、CP
U3はアラーム回路15を作動させて、表示器16および警報
ブザー17により、そのことを乗務員に知らせるように構
成されている。なお、このようなメモリ媒体Bの装着忘
れなどによる非装着状態においても、前記処理データの
バッファメモリ13への記録は支障なく行われる。
Aに対してメモリ媒体Bが装着されているか否かを検出
するためのものであって、メモリカセットBが装着され
ない状態で走行していることが検出された場合には、CP
U3はアラーム回路15を作動させて、表示器16および警報
ブザー17により、そのことを乗務員に知らせるように構
成されている。なお、このようなメモリ媒体Bの装着忘
れなどによる非装着状態においても、前記処理データの
バッファメモリ13への記録は支障なく行われる。
そして、前記メモリ媒体検出回路10によりメモリ媒体
Bが装着されたことが検出されると、メモリ媒体状態読
出回路11によりメモリ媒体Bの状態が検出され、正常で
あること、つまり、故障のない所定のメモリ媒体Bであ
り、しかも十分なメモリ領域が残っていることが検出さ
れた場合には、CPU3は転送データ記録回路12を作動させ
て、バッファメモリ13に記録されているデータを、メモ
リ媒体装着用インタフェース18を介してメモリ媒体Bへ
伝送し、これに記録させる。
Bが装着されたことが検出されると、メモリ媒体状態読
出回路11によりメモリ媒体Bの状態が検出され、正常で
あること、つまり、故障のない所定のメモリ媒体Bであ
り、しかも十分なメモリ領域が残っていることが検出さ
れた場合には、CPU3は転送データ記録回路12を作動させ
て、バッファメモリ13に記録されているデータを、メモ
リ媒体装着用インタフェース18を介してメモリ媒体Bへ
伝送し、これに記録させる。
また、装着されているメモリ媒体Bが所定のメモリ媒
体Bでないという異常の場合には、異メモリ媒体用デー
タ変換回路14により、バッファメモリ13に記録されてい
るデータには異常であることを示すフラグが付された上
で、転送データ記録回路12に伝送され、その所定のもの
ではないメモリ媒体Bに記録される。この場合には、前
記フラグによりデータの後処理を行えばよい。
体Bでないという異常の場合には、異メモリ媒体用デー
タ変換回路14により、バッファメモリ13に記録されてい
るデータには異常であることを示すフラグが付された上
で、転送データ記録回路12に伝送され、その所定のもの
ではないメモリ媒体Bに記録される。この場合には、前
記フラグによりデータの後処理を行えばよい。
さらに、装着されているメモリ媒体Bが故障している
ことや、メモリ領域が残っていないことが検出された場
合には、バッファメモリ13からメモリ媒体Bへのデータ
伝送は行われない。そのような場合には、後でその電子
式タコメータAに対して正常なメモリ媒体Bを装着し直
すことにより、バッファメモリ13に記録されているデー
タは、自動的にそのメモリ媒体Bに伝送され、これに記
録される。
ことや、メモリ領域が残っていないことが検出された場
合には、バッファメモリ13からメモリ媒体Bへのデータ
伝送は行われない。そのような場合には、後でその電子
式タコメータAに対して正常なメモリ媒体Bを装着し直
すことにより、バッファメモリ13に記録されているデー
タは、自動的にそのメモリ媒体Bに伝送され、これに記
録される。
ところで、上記実施例においては、電子式タコメータ
Aにより収集されたデータをバッファメモリ13に一旦記
録した後でメモリ媒体Bに伝送して記録するように構成
したものを示したが、正常なメモリ媒体Bが装着されて
いる場合には、バッファメモリ13およびメモリ媒体Bの
両方に同時に記録するように構成してもよい。
Aにより収集されたデータをバッファメモリ13に一旦記
録した後でメモリ媒体Bに伝送して記録するように構成
したものを示したが、正常なメモリ媒体Bが装着されて
いる場合には、バッファメモリ13およびメモリ媒体Bの
両方に同時に記録するように構成してもよい。
以上詳述したところから明らかなように、本考案によ
る車両運行管理計においては、車両に搭載される電子式
タコメータと、これに設けられるメモリ媒体装着用イン
タフェースに着脱自在に装着され、電子式タコメータ内
に設けられたCPUにおいてデータ処理された車両運行管
理に必要な種々のデータを時間とともに記録するメモリ
媒体とからなる車両運行管理計において、前記CPUと前
記インタフェースとの間に、CPUにおいてデータ処理さ
れた種々のデータを時間とともに一旦記録するバッファ
メモリと、前記インタフェースにメモリ媒体が装着され
ているか否かの判定を行うメモリ媒体検出回路と、前記
インタフェースに装着されたメモリ媒体の状態を読み出
すメモリ媒体状態読出回路と、異メモリ媒体用データ変
換回路と、前記バッファメモリに一時的に記録されてい
るデータを前記インタフェース側に転送する転送データ
記録回路とを設け、前記インタフェースに装着されたメ
モリ媒体が所定のものであって、かつ正常な場合には、
前記バッファメモリに記録されているデータをそのまま
前記転送データ記録回路を介して当該メモリ媒体に記録
し、そして、前記装着されているメモリ媒体が所定のも
のであって、かつ残量不足や故障の場合、および、前記
インタフェースにメモリ媒体が装着されていない場合に
は、前記バッファメモリに記録されているデータの伝送
を行わないようにし、また、前記装着されているメモリ
媒体が所定のものではない場合には、前記バッファメモ
リに記録されているデータに異常状態であることを示す
フラグを付した上で、当該データを前記異メモリ媒体用
データ変換回路および転送データ記録回路を介して当該
メモリ媒体に記録するようにしている。
る車両運行管理計においては、車両に搭載される電子式
タコメータと、これに設けられるメモリ媒体装着用イン
タフェースに着脱自在に装着され、電子式タコメータ内
に設けられたCPUにおいてデータ処理された車両運行管
理に必要な種々のデータを時間とともに記録するメモリ
媒体とからなる車両運行管理計において、前記CPUと前
記インタフェースとの間に、CPUにおいてデータ処理さ
れた種々のデータを時間とともに一旦記録するバッファ
メモリと、前記インタフェースにメモリ媒体が装着され
ているか否かの判定を行うメモリ媒体検出回路と、前記
インタフェースに装着されたメモリ媒体の状態を読み出
すメモリ媒体状態読出回路と、異メモリ媒体用データ変
換回路と、前記バッファメモリに一時的に記録されてい
るデータを前記インタフェース側に転送する転送データ
記録回路とを設け、前記インタフェースに装着されたメ
モリ媒体が所定のものであって、かつ正常な場合には、
前記バッファメモリに記録されているデータをそのまま
前記転送データ記録回路を介して当該メモリ媒体に記録
し、そして、前記装着されているメモリ媒体が所定のも
のであって、かつ残量不足や故障の場合、および、前記
インタフェースにメモリ媒体が装着されていない場合に
は、前記バッファメモリに記録されているデータの伝送
を行わないようにし、また、前記装着されているメモリ
媒体が所定のものではない場合には、前記バッファメモ
リに記録されているデータに異常状態であることを示す
フラグを付した上で、当該データを前記異メモリ媒体用
データ変換回路および転送データ記録回路を介して当該
メモリ媒体に記録するようにしている。
このような車両運行管理計においては、電子式タコメ
ータに対してメモリ媒体が装着されていない場合は勿論
のこと、メモリ媒体を装着してある場合においても、そ
のメモリ媒体が所定のものであるが、記録可能な領域が
無いかほとんど無いというような場合や、メモリ媒体が
故障しているような場合、さらには、装着されているメ
モリ媒体が所定のものではない場合であっても、必要な
データは時間とともにバッファメモリに一時的に記録さ
れているから、後で、正常なメモリ媒体を装着して、バ
ッファメモリに一時的に記録されているデータを転送し
たり、バッファメモリに一時的に記録されているデータ
をこれとともに付されているフラグによって後処理する
ことにより、所定のデータを確実に記録することができ
る。
ータに対してメモリ媒体が装着されていない場合は勿論
のこと、メモリ媒体を装着してある場合においても、そ
のメモリ媒体が所定のものであるが、記録可能な領域が
無いかほとんど無いというような場合や、メモリ媒体が
故障しているような場合、さらには、装着されているメ
モリ媒体が所定のものではない場合であっても、必要な
データは時間とともにバッファメモリに一時的に記録さ
れているから、後で、正常なメモリ媒体を装着して、バ
ッファメモリに一時的に記録されているデータを転送し
たり、バッファメモリに一時的に記録されているデータ
をこれとともに付されているフラグによって後処理する
ことにより、所定のデータを確実に記録することができ
る。
したがって、本考案によれば、収集すべきデータを常
に確実に記録できる。
に確実に記録できる。
第1図は本考案の車両運行管理計の構成の一例を示すブ
ロック図である。 第2図は本考案の技術的背景ならびに従来技術の問題点
を説明するためのもので、同図(イ)は従来の車両運行
管理計における電子式タコメータおよびメモリカセット
を示す斜視図、同図(ロ)は自動読取装置とメモリカセ
ットの構成を示す斜視図である。 A…電子式タコメータ、B…メモリ媒体、3…CPU、10
…メモリ媒体検出回路、11…メモリ媒体状態読出回路、
12…転送データ記録回路、13…バッファメモリ、14…異
メモリ媒体用データ変換回路、18…メモリ媒体装着用イ
ンタフェース。
ロック図である。 第2図は本考案の技術的背景ならびに従来技術の問題点
を説明するためのもので、同図(イ)は従来の車両運行
管理計における電子式タコメータおよびメモリカセット
を示す斜視図、同図(ロ)は自動読取装置とメモリカセ
ットの構成を示す斜視図である。 A…電子式タコメータ、B…メモリ媒体、3…CPU、10
…メモリ媒体検出回路、11…メモリ媒体状態読出回路、
12…転送データ記録回路、13…バッファメモリ、14…異
メモリ媒体用データ変換回路、18…メモリ媒体装着用イ
ンタフェース。
Claims (1)
- 【請求項1】車両に搭載される電子式タコメータと、こ
れに設けられるメモリ媒体装着用インタフェースに着脱
自在に装着され、電子式タコメータ内に設けられたCPU
においてデータ処理された車両運行管理に必要な種々の
データを時間とともに記録するメモリ媒体とからなる車
両運行管理計において、前記CPUと前記インタフェース
との間に、CPUにおいてデータ処理された種々のデータ
を時間とともに一旦記録するバッファメモリと、前記イ
ンタフェースにメモリ媒体が装着されているか否かの判
定を行うメモリ媒体検出回路と、前記インタフェースに
装着されたメモリ媒体の状態を読み出すメモリ媒体状態
読出回路と、異メモリ媒体用データ変換回路と、前記バ
ッファメモリに一時的に記録されているデータを前記イ
ンタフェース側に転送する転送データ記録回路とを設
け、 前記インタフェースに装着されたメモリ媒体が所定のも
のであって、かつ正常な場合には、前記バッファメモリ
に記録されているデータをそのまま前記転送データ記録
回路を介して当該メモリ媒体に記録し、 そして、前記装着されているメモリ媒体が所定のもので
あって、かつ残量不足や故障の場合、および、前記イン
タフェースにメモリ媒体が装着されていない場合には、
前記バッファメモリに記録されているデータの伝送を行
わないようにし、 また、前記装着されているメモリ媒体が所定のものでは
ない場合には、前記バッファメモリに記録されているデ
ータに異常状態であることを示すフラグを付した上で、
当該データを前記異メモリ媒体用データ変換回路および
転送データ記録回路を介して当該メモリ媒体に記録する
ようにしたことを特徴とする車両運行管理計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033398U JP2541994Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 車両運行管理計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033398U JP2541994Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 車両運行管理計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126254U JPH02126254U (ja) | 1990-10-17 |
JP2541994Y2 true JP2541994Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=31537020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989033398U Expired - Lifetime JP2541994Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 車両運行管理計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541994Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62245919A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-27 | Union Denshi Kogyo:Kk | 車両運行記録装置 |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP1989033398U patent/JP2541994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126254U (ja) | 1990-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5499182A (en) | Vehicle driver performance monitoring system | |
JPH0512852Y2 (ja) | ||
EP1067484A2 (en) | Method for searching trip log of vehicle | |
US6832141B2 (en) | Module for monitoring vehicle operation through onboard diagnostic port | |
JP2541994Y2 (ja) | 車両運行管理計 | |
JP2797093B2 (ja) | 車両運行管理システム | |
JP2813615B2 (ja) | 車両運行情報の表示方法 | |
JPH10177663A (ja) | データ収集装置 | |
JP2001297394A (ja) | 運行管理システム | |
JPS61138119A (ja) | 車載型運行記録装置におけるデ−タ記録方法 | |
JPH02252093A (ja) | 車両運行管理システム | |
JPS62245919A (ja) | 車両運行記録装置 | |
JP2000194982A (ja) | 車両用走行記録装置 | |
JPH0229516Y2 (ja) | ||
JPH02252094A (ja) | 車両運行管理システム | |
JPS6167199A (ja) | 車両の運行管理システム | |
JPH0229515Y2 (ja) | ||
JPS6167200A (ja) | 車両運行管理システム | |
JP2003040091A (ja) | 車両整備データの記録システム、入力装置、出力装置および記録装置 | |
JP2628152B2 (ja) | 作業機付車輌の稼働データ記録システム | |
JPS63173773A (ja) | 自動走行監視装置 | |
CN2494998Y (zh) | 智能汽车行驶记录仪 | |
JPH0644425A (ja) | 車両用運行記録装置 | |
JP3326265B2 (ja) | 運行管理システムにおける時計および時刻の一元管理方法 | |
JP2858723B2 (ja) | タクシー用運行管理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |