JP2541659Y2 - 二重サッシの内障子締まり構造 - Google Patents

二重サッシの内障子締まり構造

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JP2541659Y2
JP2541659Y2 JP3771992U JP3771992U JP2541659Y2 JP 2541659 Y2 JP2541659 Y2 JP 2541659Y2 JP 3771992 U JP3771992 U JP 3771992U JP 3771992 U JP3771992 U JP 3771992U JP 2541659 Y2 JP2541659 Y2 JP 2541659Y2
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JP
Japan
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sash
blade
tightening structure
inner shroud
closed
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JP3771992U
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Inventor
忠兵衛 西村
和夫 藤井
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二重サッシの内障子締
まり構造に関し、詳しくは、外障子の開閉に伴って内障
子が不用意に開くことがない構造とするものである。
【0002】
【従来の技術】遮音・断熱性能を向上させる二重サッシ
では、外障子に対して内障子が開閉自在となるものがあ
り、このようなものでは内障子が適宜な締まり構造で外
障子側に保持されるようになっている。図3は従来の締
まり構造に用いられるボールキャッチの側面図である。
例えば、内障子の上端が水平軸回りに回動自在に外障子
に支持され、該内障子が撥ね上げ自在に開閉できるよう
になっている場合、外障子と内障子とには両者に亘って
図3に示すようなボールキャッチ1が取り付けられてい
た。ボールキャッチ1は挟持具3と係止具5とからなっ
ており、挟持具3に一定の押圧力で挿入された係止具5
は所定の挟持力で挟持具3に保持されるようになってい
る。
【0003】従って、挟持具3、係止具5がそれぞれ外
障子、内障子の対向位置に固定され、内障子が一定の押
圧力で閉められると、係止具5が挟持具3に保持され、
内障子がボールキャッチ1を介して外障子に保持される
のである。また、内障子を開く際には、挟持具3の保持
力より大きい力で内障子が引かれ、係止具5が挟持具3
による保持から解除され、内障子が開かれるのである。
このように、ボールキャッチ1を用いた従来の二重サッ
シの内障子締まり構造では、通常時には内障子が所定の
保持力で外障子側に保持されるとともに、一定の力で内
障子を引けば内障子が開き、ワンタッチで容易に内障子
の開閉ができるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ボール
キャッチ1を用いた従来の二重サッシの内障子締まり構
造では、外障子の開閉の際、慣性力等により挟持具3の
保持力より大きい力が内障子に作用すると、内障子が不
用意に開いてしまうことがあり、安全性に問題があっ
た。また、締まり構造にボールキャッチ1を用いた場合
には、挟持具3、係止具5がそれぞれ露出することにな
り、外観上も好ましくなかった。
【0005】本考案は上記状況に鑑みてなされたもの
で、露出部分を少なくできるとともに、外力によって内
障子が不用意に開くことがない二重サッシの内障子締ま
り構造を提供し、もって、見栄え、及び安全性の向上を
図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係る二重サッシの内障子締まり構造の構成
は、内障子の一端側が回動自在に外障子に支持される二
重サッシの内障子締まり構造において、立片を有する受
け具を内障子の他端側と対向する外障子の框に固定し、
内障子を閉鎖した際一方の羽根が立片に係止する蝶番の
他方の羽根を内障子の框に固定し、一方の羽根を回動さ
せて立片との係止を解除する把手を一方の羽根に固定す
るとともにこの把手の端部を内障子に挿通して框の端面
に配したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】把手が押されると、一方の羽根が回動され、羽
根の端部が立片から外れ、内障子は開放自在となる。内
障子が閉められると、一方の羽根の端部が立片に当接
し、更に内障子が閉められることで、一方の羽根は立片
からの反力を受けて回動され、立片を飛び越す。立片を
飛び越した一方の羽根は端部が立片に係止され、内障子
が受け具を介して外障子に保持され、外障子の開閉に伴
って、内障子に外力が作用した際でも、内障子が不用意
に開かない。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る二重サッシの内障子締ま
り構造の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本考案に係る二重サッシの内障子締まり構造
の説明図、図2は蝶番の正面図である。軸11の両端側
には金属板状の羽根(他方の羽根)13の一端縁が回動
自在に巻着され、羽根13は軸11回りに回動するよう
になっている。また、軸11の中央側には金属板状の羽
根15(一方の羽根)の一端縁が巻着され、羽根15も
軸11回りに回動するようになっている。つまり、軸1
1、羽根13、15は、所謂蝶番17となっているので
ある。軸11の外周にはコイル状のバネ19が挿入さ
れ、バネ19の両端は羽根13、15にそれぞれ当接さ
れている。従って羽根13、15は、バネ19により軸
11回りで互いに逆方向に付勢されるようになってい
る。
【0009】蝶番17は、軸11が下框21aの長手方
向となるように、羽根13が下框21aにネジ固定され
る。羽根13をネジ固定するための下框21aのネジ穴
は軸11に直交する方向に長い長穴となっており、蝶番
17の取り付け位置が内外方向に調整できるようになっ
ている。内障子21は、例えば上端が水平軸回りで回動
される所謂撥ね上げ式のものとなっており、内障子21
の閉鎖時、内障子21の下框21aが外障子23の下框
23aに当接するようになっている。下框21aに固定
された蝶番17の羽根15には板状の把手25の一端が
ネジ固定され、把手25の他端は下框21aの内部隔壁
を適宜に欠切した貫通路27に挿通されて内障子21の
下端面に垂下片25aとなって配されている。蝶番17
は把手25が貫通路27に挿通された状態で、羽根1
3、15同士がバネ19によりそれぞれ離反方向(図1
中、矢印a方向)に付勢された状態となっている。従っ
て、下框21aの下端面の垂下片25aが上方向に押さ
れることで、把手25はバネ19に抗して上方向に移動
するとともに、押圧力が解除されると、バネ19の不勢
力により再び下框21a下端面の所定位置に移動される
ようになっている。
【0010】一方、外障子23の下框23aには立片2
9aが形成された受け具29が固定され、内障子21が
閉鎖された際、立片29aには羽根15の端部が係止す
るようになっている。つまり、羽根15の端部が立片2
9aに係止することで、内障子21は受け具29を介し
て開放が規制されるのである。
【0011】このように構成された二重サッシの内障子
締まり構造において、把手25が上方向に押されると、
羽根15が軸11回りで上方に移動され、羽根15の端
部が受け具29の立片29aから外れ、内障子21は規
制が解除されて開放自在となる。また、内障子21が閉
められると、羽根15の端部が受け具29の立片29a
に当接し、更に内障子21が閉められることで、羽根1
5は立片29aからの反力を受けてバネ19の不勢力に
抗して回動され、立片を飛び越すこととなる。立片を飛
び越した羽根15はバネ19の不勢力により、羽根13
と離反方向(図1中、矢印a方向)に回動され、端部が
立片29aに再び係止する。このため、外障子23の開
閉に伴って、内障子21に慣性力等による外力が作用し
た際でも、内障子21が不用意に開くようなことがなく
なるのである。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案に係
る二重サッシの内障子締まり構造は、立片を有する受け
具を外障子の框に固定し、内障子を閉鎖した際羽根が立
片に係止する蝶番を内障子の框に固定し、この羽根の係
止を解除する把手を内障子に挿通して框の端面に配した
ので、把手が押されると、羽根の端部が立片から外れ、
内障子は開放自在となるとともに、内障子が閉められる
と、羽根の端部が立片に係止し、内障子が外障子に保持
される。この結果、外力によって内障子が不用意に開く
ことがなく、二重サッシの安全性を著しく向上させるこ
とができるとともに、露出部分がなくなるため、見栄え
も向上させることができる。また、ガラス溝近傍にボー
ルキャッチ等の部品を取り付ける必要がないので、ガラ
スシール施工の妨げとなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る二重サッシの内障子締まり構造の
説明図である。
【図2】蝶番の正面図である。
【図3】従来の締まり構造に用いられるボールキャッチ
の側面図である。
【符号の説明】
13 羽根(他方の羽根) 15 羽根(一方の羽根) 17 蝶番 21 内障子 21a、23a 框 23 外障子 25 把手 29 受け具 29a 立片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内障子の一端側が回動自在に外障子に支
    持される二重サッシの内障子締まり構造において、 立片を有する受け具を前記内障子の他端側と対向する前
    記外障子の框に固定し、前記内障子を閉鎖した際一方の
    羽根が前記立片に係止する蝶番の他方の羽根を前記内障
    子の框に固定し、前記一方の羽根を回動させて前記立片
    との係止を解除する把手を前記一方の羽根に固定すると
    ともに該把手の端部を前記内障子に挿通して端面に配し
    たことを特徴とする二重サッシの内障子締まり構造。
JP3771992U 1992-05-08 1992-05-08 二重サッシの内障子締まり構造 Expired - Lifetime JP2541659Y2 (ja)

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JPH0630377U JPH0630377U (ja) 1994-04-19
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