JP2541510B2 - Lsi温度制御回路 - Google Patents

Lsi温度制御回路

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JP2541510B2
JP2541510B2 JP6230651A JP23065194A JP2541510B2 JP 2541510 B2 JP2541510 B2 JP 2541510B2 JP 6230651 A JP6230651 A JP 6230651A JP 23065194 A JP23065194 A JP 23065194A JP 2541510 B2 JP2541510 B2 JP 2541510B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSIの温度を制御す
るLSI温度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)の動作特性を
保持するためには、LSIの温度が一定になるように制
御する必要がある。従来、この種の技術として、例え
ば、特開平2−137394号公報や特開昭62−12
56号公報に記載された技術がある。
【0003】図2は、特開平2−137394号公報記
載の技術を示す断面図である。この技術は、絶縁性基板
101と絶縁層102との間に加熱用抵抗体100を埋
め込み、この加熱用抵抗体100を、導体110を介し
て、絶縁層102の表面に形成した半導体ペレット12
0と熱検出素子130とに電気的に接続して、LSIを
形成した構成となっている。なお、140は抵抗体であ
り、導体141で接続されている。
【0004】このような構成からなる特開平2−137
394号公報記載の技術は、絶縁層102表面の熱検出
素子130がLSIの温度を検出し、加熱用抵抗体10
0の電流を増,減して、LSIの温度が所定温度になる
ように制御している。
【0005】図3は、特開昭62−1256号公報記載
の技術を示す断面図である。この技術は、セラミック基
板200の上,下面にCCDダイ201,加熱用抵抗体
202を取り付けてLSIを形成した構成になってい
る。これにより、CCDダイ201内の温度センサでで
CCDダイ201の温度を検出し、加熱用抵抗体202
の電流を増,減して、CCDダイ201の温度が所定温
度になるように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術には、加熱用抵抗体100,202をLSIの一
部品として組込んでいるので、LSIの部品点数が増加
し、コストアップの原因となる。また、加熱用抵抗体1
00,202に組込んで一体に成形する構成となってい
るので、この一体成形の技術を必要とし、製造に多工程
を要するという問題がある。
【0007】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、LSIの部品点数の削減と製造の簡略化を図る
ことができるLSI温度制御回路を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、LSI表面に配設され、発振状態でLS
Iの温度を上昇させるリングオシレータと、上記LSI
の温度を検出して、上記リングオシレータを発振状態又
は停止状態に制御する検出制御回路とを備えるLSI温
度制御回路であって、上記検出制御回路は、上記LSI
の温度が所定値よりも低いときに「H」レベルの制御信
号を出力し、上記LSIの温度が所定値以上のときに
「L」レベルの制御信号を出力するものであり、上記リ
ングオシレータは、上記制御信号を一方の入力端で入力
するAND素子と、直列に接続され、AND素子の出力
端に入力端が接続されかつ出力端がAND素子の他方の
入力端に接続された奇数個の反転素子とを備える構成と
してある。
【0009】請求項2記載のLSI温度制御回路は、上
記奇数個の反転素子を、上記LSI表面に均一分配した
構成としてある。請求項3記載のLSI温度制御回路
は、上記反転素子を、インバータで構成してあるた。請
求項4記載のLSI温度制御回路は、上記反転素子を、
NAND素子で構成してある。
【0010】
【作用】上記LSI温度制御回路によれば、LSIの温
度が所定値よりも低いときには、検出制御回路から
「H」レベルの制御信号がリングオシレータに出力され
るので、リングオシレータが発振状態になって、LSI
の温度を上昇させる。そして、LSIの温度が所定値以
上になると、検出制御信号から「L」レベルの制御信号
が出力され、リングオシレータが停止状態になって、L
SIの温度を下降させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係るLSI温
度制御回路を示す回路図である。本実施例のLSI温度
制御回路は、LSIチップ3の温度を検出する検出制御
回路1と、LSIチップ3の温度を上昇させるリングオ
シレータ2とを備えている。
【0012】検出制御回路1は、抵抗体11と定電圧源
12とコンパレータ14とを有している。抵抗体11
は、LSIチップ3の上面のほぼ中央部に取り付けられ
ている。この抵抗体11は正の温度係数を有しており、
その一端は接地され、他端はコンパレータ14のマイナ
ス入力端子に接続されている。定電圧源12のマイナス
側は接地され、プラス側は温度係数をもたない抵抗器1
3を介してP点でコンパレータ14のマイナス端子側に
接続されている。
【0013】コンパレータ14のプラス入力端は基準電
圧源15と接続され、その出力端はリングオシレータ2
に接続されている。基準電圧源15は、LSIチップ3
の最適動作特性を奏する温度に対応した基準電圧V0を
コンパレータ14に送るための電源である。コンパレー
タ14は、この基準電圧源15からの基準電圧V0とP
点での検出電圧Vとを比較し、検出電圧Vが基準電圧V
0がよりも低いと判断すると、「1」を示す制御信号C
を出力し、検出電圧Vが基準電圧V0以上であると判断
すると、「0」を示す制御信号Cを出力する機能を有し
ている。
【0014】リングオシレータ2は、AND素子21と
直列に接続された15個のインバータ22とを備えてい
る。AND素子21は、LSIチップ3の上面の隅部に
取り付けられた二入力端の論理積素子である。AND素
子21の一方の入力端にコンパレータ14の出力端が接
続され、出力端にはインバータ22の入力端が接続され
ている。15個のインバータ22は、LSIチップ3の
上面に蛇行状に配設され、LSIチップ3上面に対して
均一に配されている。そして、このインバータ22の出
力端は、AND素子21の他方の入力端に接続されてい
る。
【0015】次に、本実施例の動作について説明する。
LSIチップ3の温度が所定の温度よりも低くいと、検
出制御回路1の抵抗体11の抵抗値が小さいので、P点
の検出電圧Vが基準電圧源15の基準電圧V0よりも低
くなる。したがって、この状態では、「1」を示す制御
信号Cがコンパレータ14からリングオシレータ2のA
ND素子21に出力される。「1」を示す制御信号Cが
AND素子21に入力されると、奇数個のインバータ2
2が相互に出力を反転させると共に、AND素子21の
上記他方の入力端にも「0」,「1」が交互に入力され
るので、リングオシレータ2が発振状態になる。これに
より、LSIチップ3の温度が上昇する。このとき、1
5個のインバータ22がLSIチップ3上に均一に配さ
れているので、LSIチップ3は全体的に均一に熱せら
れ、均一な温度分布でその温度が上昇する。
【0016】LSIチップ3の温度が上昇していくと、
検出制御回路1の抵抗体11の抵抗値も上昇し、P点の
検出電圧Vが高くなっていく。そして、P点の検出電圧
Vが基準電圧源15の基準電圧V0よりも高くなると、
「0」を示す制御信号Cがコンパレータ14からリング
オシレータ2のAND素子21に出力される。「0」を
示す制御信号CがAND素子21に入力されると、15
個のインバータ22の出力が全て「0」になり、リング
オシレータ2が停止状態になる。これにより、LSIチ
ップ3の温度が下降する。そして、LSIチップ3の温
度が所定温度以下になると、リングオシレータ2が再度
発振状態になる。このようにして、LSIチップ3の温
度がほぼ所定温度に保持される。
【0017】このように、本実施例のLSI温度制御回
路によれば、LSIチップ3の温度を上昇させるリング
オシレータ2がLSIチップ3の上面に配設されている
ので、リングオシレータ2をLSIチップ3の部品とし
て内部に組込む必要がない。このため、LSIチップ3
の部品点数が削減され、コストダウンを図ることができ
る。また、リングオシレータ2をLSIチップ3に組込
んで一体に成形する技術を必要としないので、製造工程
の減少と簡略化とを図ることができる。
【0018】なお、本実施例は、発明の要旨の範囲内で
種々の態様が可能である。例えば、本実施例では反転素
子としてインバータ22を用いたが、インバータ22の
代りにNAND素子を用いても良い。また、インバータ
22を15個に設定したが、奇数個であるならば、その
個数は問わない。さらに、定電圧源12,抵抗器13,
基準電圧源15をLSIチップ3の外側に設けたが、こ
れらに温度依存性がなければ、LSIチップ3の上面に
配置しても良いことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のLSI温度制御回
路によれば、LSIの温度を上昇させるリングオシレー
タがLSIの表面に配設されているので、リングオシレ
ータをLSIの部品として内部に組込む必要がない。こ
のため、LSIの部品点数が削減され、コストダウンを
図ることができるという効果がある。また、リングオシ
レータをLSIに組込んで一体に成形する技術を必要と
しないので、製造工程の減少と簡略化とを図ることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るLSI温度制御回路を
示す回路図である。
【図2】従来例に係るLSI温度制御回路を示す断面図
である。
【図3】他の従来例に係るLSI温度制御回路を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 検出制御回路 2 リングオシレータ 3 LSIチップ 11 抵抗体 14 コンパレータ 15 基準電圧源 21 AND素子 22 インバータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSI表面に配設され、発振状態でLS
    Iの温度を上昇させるリングオシレータと、上記LSI
    の温度を検出して、上記リングオシレータを発振状態又
    は停止状態に制御する検出制御回路とを備えるLSI温
    度制御回路であって、 上記検出制御回路が、上記LSIの温度が所定値よりも
    低いときに「H」レベルの制御信号を出力し、上記LS
    Iの温度が所定値以上のときに「L」レベルの制御信号
    を出力するものであり、 上記リングオシレータが、上記制御信号を一方の入力端
    で入力するAND素子と、直列に接続され、AND素子
    の出力端に入力端が接続されかつ出力端がAND素子の
    他方の入力端に接続された奇数個の反転素子とを備える
    ものである、 ことを特徴とするLSI温度制御回路。
  2. 【請求項2】 上記奇数個の反転素子を、上記LSI表
    面に均一配置した請求項1記載のLSI温度制御回路。
  3. 【請求項3】 上記反転素子が、インバータである請求
    項1または請求項2記載のLSI温度制御回路。
  4. 【請求項4】 上記反転素子が、NAND素子である請
    求項1または請求項2記載のLSI温度制御回路。
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