JP2541242Y2 - 開封容易な二重袋からなる防湿多層重包装袋 - Google Patents
開封容易な二重袋からなる防湿多層重包装袋Info
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- JP2541242Y2 JP2541242Y2 JP1990406691U JP40669190U JP2541242Y2 JP 2541242 Y2 JP2541242 Y2 JP 2541242Y2 JP 1990406691 U JP1990406691 U JP 1990406691U JP 40669190 U JP40669190 U JP 40669190U JP 2541242 Y2 JP2541242 Y2 JP 2541242Y2
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- bag
- layer bag
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は開封容易な二重袋からな
る防湿多層重包装袋に関する。
る防湿多層重包装袋に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来プラスチック層を最内層
としたこの種包装用袋は最内層のプラスチック層の端部
を固着接合しているため内容物を取出すとき、最内層の
プラスチック層を引き裂とか、あるいは刃物を用いで切
断しなけれはならなかった。このため、内容物取出しの
際の切層が内容物内に混入しその品質を低下させるとい
う問題点があった。
としたこの種包装用袋は最内層のプラスチック層の端部
を固着接合しているため内容物を取出すとき、最内層の
プラスチック層を引き裂とか、あるいは刃物を用いで切
断しなけれはならなかった。このため、内容物取出しの
際の切層が内容物内に混入しその品質を低下させるとい
う問題点があった。
【0003】
【問題点を解決するため課題】本考案は従来の最内層2
をプラスチック層とする袋を開封するとき、その切層が
内容物に混入しないことを課題とする。
をプラスチック層とする袋を開封するとき、その切層が
内容物に混入しないことを課題とする。
【0004】
【技術的手段】本考案の袋は上記の課題を解決するため
次のような構成を創成したものである。
次のような構成を創成したものである。
【0005】すなわち本考案防湿多層重包装袋は
【0006】第1筋折込部x、第2筋折込部yが折り込
まれる、6角形底貼部で、剥離容易な溶着または接着部
1aで封緘された外層袋P1と、
まれる、6角形底貼部で、剥離容易な溶着または接着部
1aで封緘された外層袋P1と、
【0007】該外層袋P1内に内包されたプラスチック
からなり、その開口端部が剥離容易な溶着または接着部
2aで封緘され、かつ、その実効内壁面積が、外層袋P
1のそれより大きい最内層袋P2とからなり、
からなり、その開口端部が剥離容易な溶着または接着部
2aで封緘され、かつ、その実効内壁面積が、外層袋P
1のそれより大きい最内層袋P2とからなり、
【0008】最内層袋P2の底貼部は、外層袋P1の底
貼部内において、一方の第2筋4に向けて折り返された
第1折込部x2が、第2折込部y2として反転折り返さ
れ、この第2折込部y2の開口端部は剥離容易な溶着ま
たは接着部2aとなっており、
貼部内において、一方の第2筋4に向けて折り返された
第1折込部x2が、第2折込部y2として反転折り返さ
れ、この第2折込部y2の開口端部は剥離容易な溶着ま
たは接着部2aとなっており、
【0009】この第2折込部y2は第1筋折込部x、第
2筋折込部yからなる底貼部の幅方向中心線O−Oを、
第2折込部y2の溶着または接着部2aは距離αだけ越
える位置まで延びており、
2筋折込部yからなる底貼部の幅方向中心線O−Oを、
第2折込部y2の溶着または接着部2aは距離αだけ越
える位置まで延びており、
【0010】前記第2折込部y2の外側のみは、外層袋
P1の第2筋折込部yと固着接合Sされているものであ
る。
P1の第2筋折込部yと固着接合Sされているものであ
る。
【0011】本考案の重包装袋は使用中は最内層袋P2
の収納内容積が外層袋P1のそれより大きいため最内層
袋P2の折り返し部分が二重となり湿気の袋内への浸入
を防止する。
の収納内容積が外層袋P1のそれより大きいため最内層
袋P2の折り返し部分が二重となり湿気の袋内への浸入
を防止する。
【0012】すなわち内容物による袋内部における内圧
により第8図のように、この二重となった折り返し部分
が圧接されるため、剥離容易な溶着または接着部2aが
開いてしまい、ついには内容物が洩れるということがな
い。
により第8図のように、この二重となった折り返し部分
が圧接されるため、剥離容易な溶着または接着部2aが
開いてしまい、ついには内容物が洩れるということがな
い。
【0013】また開封するときは外層袋P1、最内層袋
P2は容易に開封できる。
P2は容易に開封できる。
【0014】
【実施例の説明】以下、本考案の実施例について説明す
る。
る。
【0015】実施例は外層袋P1と最内層袋P2の複合
袋として説明されている。外層袋P1は紙、クロス、プ
ラスチックあるいは複合材からなる外層1により形成さ
れる。また、少なくともその最内層袋P2は紙またはク
ロスとプラスチックからなる複合材あるいはプラスチッ
クフィルムより成り外層1に内包され、その収納内容積
は外層袋P1より大きくなるよう形成され、外層袋P1
と最内層袋P2の間に中間層があってもよい。
袋として説明されている。外層袋P1は紙、クロス、プ
ラスチックあるいは複合材からなる外層1により形成さ
れる。また、少なくともその最内層袋P2は紙またはク
ロスとプラスチックからなる複合材あるいはプラスチッ
クフィルムより成り外層1に内包され、その収納内容積
は外層袋P1より大きくなるよう形成され、外層袋P1
と最内層袋P2の間に中間層があってもよい。
【0016】そして外層袋P1の開口部端部内壁は第3
図〜第8図に示すように剥離容易な溶着または接着部2
aにより封緘部を形成する。第5図、第7図は本考案袋
の非使用時の断面図、展開図を示している。外層袋P1
は公知のように六角形底貼部が形成される。
図〜第8図に示すように剥離容易な溶着または接着部2
aにより封緘部を形成する。第5図、第7図は本考案袋
の非使用時の断面図、展開図を示している。外層袋P1
は公知のように六角形底貼部が形成される。
【0017】第5、7図においてxは第1筋折込部、y
は第2筋折込部、3が第1筋、4が第2筋である。第2
筋折込部y,yは剥離容易なのり1a,1aで接合され
ている。
は第2筋折込部、3が第1筋、4が第2筋である。第2
筋折込部y,yは剥離容易なのり1a,1aで接合され
ている。
【0018】最内層袋P2は第5図に示すように、外層
袋P1の本体部から底貼部に折り込まれ、一旦底貼部の
一方の第2筋に突当り、再反転して折返され剥離容易な
溶着または接着部2aが幅方向中心線O−Oを距離αだ
け越えた位置に形成され、一方の第2筋折込部yにおい
て固着接合のりSによりその外側が外層袋P1の内側の
第2筋折込部yに固着接合される。
袋P1の本体部から底貼部に折り込まれ、一旦底貼部の
一方の第2筋に突当り、再反転して折返され剥離容易な
溶着または接着部2aが幅方向中心線O−Oを距離αだ
け越えた位置に形成され、一方の第2筋折込部yにおい
て固着接合のりSによりその外側が外層袋P1の内側の
第2筋折込部yに固着接合される。
【0019】最内層袋P2は幅方向中心線O−Oを距離
αだけ再反転部が越えた位置で剥離容易な溶着または接
着部を介して底部が形成されるため前記距離αの分だけ
外層袋p1より収納容積が大きくなる。なお、実際には
最内層袋P2は第9図のように外層袋P1の底貼部に折
込まれる。
αだけ再反転部が越えた位置で剥離容易な溶着または接
着部を介して底部が形成されるため前記距離αの分だけ
外層袋p1より収納容積が大きくなる。なお、実際には
最内層袋P2は第9図のように外層袋P1の底貼部に折
込まれる。
【0020】第9図は最内層袋P2の先端が折り込まれ
た時点を示す。第10図は第9図で折り込まれた部分x
2+y2の一側を三角状に折り曲げた時点を示す。
た時点を示す。第10図は第9図で折り込まれた部分x
2+y2の一側を三角状に折り曲げた時点を示す。
【0021】第11図は第9図の折込部分x2+y2の
両側を三角状に折り曲げた時点を示す。第11図で2m
は外層袋P1の開口部を示している。
両側を三角状に折り曲げた時点を示す。第11図で2m
は外層袋P1の開口部を示している。
【0022】第12図は折込部分x2+y2の第2折込
部y2を第1折込部x2から折り曲げた最終時点を示
す。
部y2を第1折込部x2から折り曲げた最終時点を示
す。
【0023】そして第2折込部y2の外側に外層袋P1
との固着接合のりSが塗布される。
との固着接合のりSが塗布される。
【0024】このようにして最内層袋P2は外層袋P1
の中に内包されている。
の中に内包されている。
【0025】内容物が充填されると第6図のように、最
内層袋P2の収納内容積は幅中心線O−Oを越した距離
αの分だけ外層袋P1より大きくなっているので最内層
袋P2の折返し部分x2+y2のうち前記αの部分が最
内層2,2は重複することになる。この重複部分αが内
容物の圧力を受けるため、湿気の浸入を防ぐことにな
る。
内層袋P2の収納内容積は幅中心線O−Oを越した距離
αの分だけ外層袋P1より大きくなっているので最内層
袋P2の折返し部分x2+y2のうち前記αの部分が最
内層2,2は重複することになる。この重複部分αが内
容物の圧力を受けるため、湿気の浸入を防ぐことにな
る。
【0026】さらに、内容物による袋内部における内容
物の圧力により、この二重となった折り返し部分が圧接
されるため、剥離容易な溶着または接合部2aが開いて
しまい、ついには内容物が洩れるということがない。
物の圧力により、この二重となった折り返し部分が圧接
されるため、剥離容易な溶着または接合部2aが開いて
しまい、ついには内容物が洩れるということがない。
【0027】開封に際しては外層袋P1の剥離容易なの
り1aを剥がしつぎに最内層袋P2の剥離容易な溶着あ
るいは接着部2aを剥がせば内容物は容易に取出せる。
り1aを剥がしつぎに最内層袋P2の剥離容易な溶着あ
るいは接着部2aを剥がせば内容物は容易に取出せる。
【0028】
【考案の効果】開封の際は外層袋P1の剥離容易なのり
1aを剥がして外層袋P1を開封した後、最内層袋P2
の剥離容易な溶着あるいは接着部2aを剥がせば内容物
を取出せることができる。
1aを剥がして外層袋P1を開封した後、最内層袋P2
の剥離容易な溶着あるいは接着部2aを剥がせば内容物
を取出せることができる。
【0029】使用中、最内層袋P2の収納内容積が外層
袋P1の収納内容積より大きいので、最内層袋P2の折
返し部のうち距離αの部分の最内層2,2が重複するこ
とになり湿気の浸入を防ぐことができる。かつ、物流途
上で剥離容易な溶着または接合部2aが開いてしまうと
いう欠点がない。
袋P1の収納内容積より大きいので、最内層袋P2の折
返し部のうち距離αの部分の最内層2,2が重複するこ
とになり湿気の浸入を防ぐことができる。かつ、物流途
上で剥離容易な溶着または接合部2aが開いてしまうと
いう欠点がない。
【図1】本考案袋の上部を欠截した見取図
【図2】同じく下部を欠截した見取図
【図3】第2図の部分拡大見取図
【図4】第3図X−X断面図
【図5】非使用時の要部断面図
【図6】使用時の要部断面図
【図7】非使用時の底貼部展開図
【図8】最内層袋P2を露出させた見取図
【図9】最内層袋P2の折畳み方の第1行程の説明図
【図10】同じく第2行程の説明図
【図11】同じく第2行程の正面図
【図12】同じく第3行程の正面図
1 外層 1a 剥離容易なのり 2 最内層 2a 剥離容易な溶着または接着部 2m 開口部 P1 外層袋 P2 最内層袋 S 固着接合のり 3 第1筋 4 第2筋 x 第1筋折込部 y 第2筋折込部 x2 第1折込部 y2 第2折込部 α 距離 O−O 幅方向中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 第1筋折込部x、第2筋折込部yが折り
込まれる、6角形底貼部で、剥離容易な溶着または接着
部1aで封緘された外層袋P1と、 該外層袋P1内に内包されたプラスチックからなり、そ
の開口端部が剥離容易な溶着または接着部2aで封緘さ
れ、かつ、その実効内壁面積が、外層袋P1のそれより
大きい最内層袋P2とからなり、 最内層袋P2の底貼部は、外層袋P1の底貼部内におい
て、一方の第2筋4に向けて折り返された第1折込部x
2が、第2折込部y2として反転折り返され、この第2
折込部y2の開口端部は剥離容易な溶着または接着部2
aとなっており、 この第2折込部y2は第1筋折込部x、第2筋折込部y
からなる底貼部の幅方向中心線O−Oを、第2折込部y
2の溶着または接着部2aは距離αだけ越える位置まで
延びており、 前記第2折込部y2の外側のみは、外層袋P1の第2筋
折込部yと固着接合Sされている開封容易な二重袋から
なる防湿多層重包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990406691U JP2541242Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 開封容易な二重袋からなる防湿多層重包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990406691U JP2541242Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 開封容易な二重袋からなる防湿多層重包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491836U JPH0491836U (ja) | 1992-08-11 |
JP2541242Y2 true JP2541242Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31883827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990406691U Expired - Lifetime JP2541242Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 開封容易な二重袋からなる防湿多層重包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541242Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6380947B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2018-08-29 | 石川株式会社 | 開封容易な防湿性多層袋 |
JP2018047919A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | サッポロビール株式会社 | 軟包装容器 |
CN109292270A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-02-01 | 徐州冠新塑编有限公司 | 具有高牢固性的透明包装袋及其制作方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58158055A (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-20 | Sony Corp | 光学式デイスク |
JPH0199961A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-18 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 包装袋の製造方法 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP1990406691U patent/JP2541242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0491836U (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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