JP2733183B2 - 内容物取出し容易な袋 - Google Patents

内容物取出し容易な袋

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JP2733183B2
JP2733183B2 JP5062173A JP6217393A JP2733183B2 JP 2733183 B2 JP2733183 B2 JP 2733183B2 JP 5062173 A JP5062173 A JP 5062173A JP 6217393 A JP6217393 A JP 6217393A JP 2733183 B2 JP2733183 B2 JP 2733183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体から成る外層と、
この外層の内面に外面が接する表と裏のフィルムを有す
る内層から成る二層袋で形成された袋に関し、特に、あ
んこやポテトサラダ、みそ、蜂密などの粘性のある内容
物をほとんど完全に且つ容易に取り出せる袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あんこやポテトサラダ、味噌、蜂
密などのように粘性のある内容物は、樹脂フィルムや紙
あるいは種々のラミネートフィルムなどで形成された袋
内に収納され密封されている。
【0003】従来の袋には、単に一層の袋体から成るも
のと、防湿性や強度の向上を目的とした二層袋あるいは
多層袋がある。
【0004】前記二層袋は、例えば、強度の高い2枚の
フィルムを重ね合わせて外層を形成し、この外層の2枚
のフィルム間に、防湿性を有する2枚のフィルムを重ね
合わせて成る内層を挿入し、前記外層と内層の各3辺の
端縁をそれぞれ同時にヒートシールもしくは縫製して袋
体を形成し、且つ外層の1辺の開口縁の内面と、この外
層の開口縁に接する内層の端縁をヒートシールもしくは
縫製して二層袋の開口部を形成している。
【0005】なお、多層袋は上記の二層袋と同様であっ
て、複数の外層と内層を重ね合わせて多層を形成した袋
体である。
【0006】そして、上記の袋内に内容物を収納し、袋
の開口部の外層と内層を同時にヒートシールもしくは縫
製して内容物を封緘している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の袋においては、
袋から内容物を取出すために、袋の一辺あるいは一部分
を開封した後、形成された開口からスプーンやヘラなど
の器具を用いて掻き出したり、あるいは袋の前記開口を
下に向けて袋を外方より押圧して前記開口から絞り出し
ていた。しかし、特に粘性のある内容物の場合は、袋か
ら内容物を完全に取出すことが容易でないため、袋内に
内容物を多く残した状態で廃棄してしまうことが多いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は叙上の問題点を解決するために開
発されたもので、内容物があんこやポテトサラダ、味
噌、蜂密などのように粘性のあるものであるとしても、
それらの内容物のほとんど全てを容易に且つ素速く袋内
から取出すことができる袋を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の袋においては、表と裏のフィルムを重ね合
わせて1ないし3辺がシールされて1辺が開口する袋体
として形成した外層たる外袋11と、外層11の表と裏
のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルム12
を有する内層(それぞれ2枚のフィルムの一方又は双方
12(以下同じ)又は半折フィルム22、あるいは底縁
を外袋底縁にシールした袋32の表と裏のフィルム1
2)から成り、この内層の両側縁121,121(又は
221,221、あるいは321,321)を外層の両
側縁111,111に当接し、且つ前記外層11の開口
縁内面と、この外層の開口縁に接する内層の端縁の外面
を幅広にヒートシールして開口シール部13を備える開
口部16を有する二層袋(10又は10a、あるいは1
0b)もしくは必要に応じて前記外層のさらに外層に外
層袋を形成する(以下単に二層袋という)。
【0010】前記二層袋(2枚のフィルムから成る袋1
0又は半折フィルムから成る袋10a)の内層内に内容
物50を充填した後は、開口端縁を含み前記開口シール
部13より幅狭に内層と外層11を同時にヒートシール
して封緘部17を形成すると共に、前記封緘部17が占
める前記開口シール部13の残余の開口シール部13で
開封切断部18を形成され、前記表と裏のフイルムを成
内層一枚のフィルムを半折し重ね合わせた半折フィ
ルム22から成り、この半折フィルム22の半折縁を前
記外袋11の底縁112に当接し且つ半折フィルム22
の両側縁221,221を外袋11の両側縁111,1
11に当接するように、前記半折フィルム22を外袋1
1内に挿入する。そして、前記外袋11の開口縁内面
と、この外袋11の開口縁に接する半折フィルム22の
端縁外面を幅広にヒートシールして開口シール部13
を備える開口部16を有する二層袋10aを形成する。
【0011】本発明の他の内容物取出し容易な袋におい
ては、前記内層を成す表と裏のフィルム12を、2枚の
フィルムを用いてこれら2枚のフィルム12の各3辺を
前記外袋の底縁112と両側縁111,111にそれぞ
れ当接するように、前記内層の表と裏のフィルム12
外袋11内に挿入する。そして、前記外袋11の開口縁
内面と、この外袋11の開口縁に接する前記表と裏の2
枚のフィルムの端縁外面を幅広にヒートシールして開
口シール部13を備える開口部16を有する二層袋を形
成することもできる。
【0012】また、前述の袋と同様に形成した外層たる
外袋11と、外層の表と裏のフィルムの内面に外面が接
する表と裏のフィルム12を有する内層(12又は2
2)から成り、前記外層11の開口縁内面と、この外層
の開口縁に接する内層の端縁のみの外面を幅広にヒート
シールして開口シール部13を備える開口部16を有す
る二層袋(10又は10a)を形成することができる
【0013】前記二層袋(10又は10a)の内層(1
2又は22)内に内容物50を充填した後は、前述の内
容物取出し容易な袋と同様に、封緘部17と開封切断部
18を形成されるものである。
【0014】なお、前記開封切断部18で内層と外層を
同時に切り離す仮想切断線19より開口縁と反対方向側
の開封切断部18の内層の内面にジップ24を設けるこ
とができる。
【0015】また、本発明の他の内容物取出し容易な袋
においては、前述の袋と同様に形成した外層たる外袋1
1と、外層の表と裏のフィルムの内面に外面が接する表
と裏のフィルム12を有する内層(底縁を外袋底縁にシ
ールした、半折フィルム22又は2枚のフィルム12あ
るいは内袋32)から成り、前記外層11の開口縁内面
と、この外層の開口縁に接する内層の端縁の外面を幅広
にヒートシールして開口シール部13を備える開口部1
6を有し、且つ前記外層11の底縁112と、この外層
11の底縁112に接する前記内層の端縁(内袋32の
場合は、内袋の底縁、半折フィルムの場合は半折縁)
同時にヒートシールして底端縁シール部35を有する二
層袋(10b)を形成する。
【0016】前記二層袋(10b)の内層内に内容物を
充填した後は、前述の内容物取出し容易な袋と同様に、
封緘部17と開封切断部18を形成される。一方、前記
底端縁シール部35を除く底縁で内層と外層11を同時
に切り離す底縁切断部36が設けられるものである。
【0017】なお、前記内層が1辺を開口した袋体から
成る内袋32として形成され、前記外袋11の開口縁内
面と前記内袋32の開口縁の外面を幅広にヒートシール
して開口シール部13を備える開口部16を有し、且つ
前記外袋11の底縁112と、この外袋11の底縁11
2に接する内袋32の端縁を同時にヒートシールして底
端縁シール部35を有する二層袋10bを形成すること
ができる。
【0018】さらに、前記内層を成す表と裏の2枚のフ
ィルムの各3辺を前記外袋11の底縁112と両側縁1
11,111にそれぞれ当接するように前記内層の表と
裏のフィルム12を外袋11内に挿入する。そして、前
記外袋11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接
する前記表と裏の2枚のフィルムの端縁の外面を幅広に
ヒートシールして開口シール部13を備える開口部16
を有し、且つ前記外袋11の底縁112と、この外袋1
1の底縁112に接する内層の表と裏のフィルム12
端縁を同時にヒートシールして底端縁シール部35を有
する二層袋を形成することもできる。
【0019】
【作用】外層と内層の各底端縁が互いにシールされてお
らず(本願明細書において「非シール」とも称す。)
で、 外層と内層の各底端縁が互いに非シールで、内層が半
折フィルムあるいは表と裏の2枚のフィルムで形成され
た袋の場合内容物50を取出すときは開封後に形成される二層袋
10,10aの開口縁に前記開口シール部13が残るよ
うに、開封切断部18内で外袋11と半折フィルム22
(あるいは表と裏の2枚のフィルム12)を同時に切断
して二層袋10,10aを開封し逆さにすると、内容物
50はその自重により内容物50の表面にへばり付いた
半折フィルム22(あるいは表と裏の2枚のフィルム
)と共に下方へ落下し、半折フィルム22(あるいは
表と裏の2枚のフィルム12)の外面が外袋11の内面
を滑りながら、内容物50は極めて短時間で半折フィル
ム22(あるいは表と裏の2枚のフィルム12)の内面
から極めて良好に剥離して落下する。
【0020】なお、内容物50を二層袋10,10aか
ら落下させるとき、半折フィルム22(あるいは表と裏
の2枚のフィルム12)の両側縁121,121,22
1,221が分離しているので、半折フィルム22(あ
るいは表と裏の2枚のフィルム12は、より一層円滑
に裏返しされて素速く下方へ落下する。
【0021】外層と内層の各底端縁が互いにシールさ
れ、内層が内袋である袋の場合、 開封切断部18内で外袋11と内袋32を同時に切断し
て二層袋10を開封し、さらに、前記底縁切断部36
内で外袋11と内袋32を同時に切り離す。次いで、袋
を逆さにすると、外層と内層の各底端縁が互いに非シー
ルで内層が内袋である袋の場合と同様に、内袋32の外
面が外袋11の内面を滑りながら内容物50と共に下方
へ落下し、内容物50は極めて短時間で内容物50の表
面から極めて良好に剥離して落下する。
【0022】外層と内層の各底端縁が互いにシールさ
れ、内層が表と裏の2枚のフィルム12,22で形成さ
れた袋の場合、 開封切断部18内で外袋11と表と裏の2枚のフィルム
を同時に切断して二層袋10を開封し、さらに、前記
底縁切断部36内で外袋11と表と裏の2枚のフィルム
12,22を同時に切り離す。次いで、袋を逆さにする
と、外層と内層の各底端縁が互いに非シールで内層が表
と裏の2枚のフィルム12,22である袋の場合と同様
に、内容物50は表と裏の2枚のフィルム12,22
共に下方へ落下し、表と裏の2枚のフィルムの外面が外
袋11の内面を滑りながら、内容物50は極めて短時間
で表と裏の2枚のフィルム12,22の内面から極めて
良好に剥離して落下する。
【0023】
【実施例】以下の各実施例について図面を参照して説明
する。
【0024】外層と内層の各底端縁が互いに非シール
である袋 〔外層と内層〕 図1において、10,10aは二層袋で、外層として形
成した袋体から成る外袋11と、この外袋11内に、内
層を外袋11の開口から挿入し、内層の両側縁121,
121(221,221)及び底縁122をそれぞれ外
袋11の両側縁111,111及び底縁112に当接し
ている。図1及び図2は外袋11及び内層の各側縁と各
底縁をわかり易くするために、外袋11の両側縁11
1,111及び底縁112と、内層の両側縁121,1
21(221,221)及び底縁122との間を離して
図示しているが、実際には当接しており、外袋11の内
面と内層の外面は互いに接している。そして、前記外袋
11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する
の開口縁外面を幅広にヒートシールして開口シール部
13(図2)を形成している。したがって、この開口シ
ール部13の内層の開口縁内面に二層袋10,10aの
開口部16が形成される。
【0025】なお、外袋11と内層は前記開口シール部
13以外の部分では互いにシールされていない。図1に
おいて、二層袋10,10aは後述する作用の説明をわ
かり易くするために開口部16を図1紙面下方に向けて
図示している。
【0026】前記外袋11は、ナイロンなどの強靱性に
優れたフィルム層とポリエチレンなどのヒートシール性
を有するフィルム層をラミネートしたラミネートフィル
ムで成り、2枚の前記ラミネートフィルムを互いにヒー
トシール性を有するフィルム層を内面側にして表と裏に
重ね合わせ、3辺をヒートシールして外袋側縁シール部
14,14及び外袋底縁シール部15を形成し他の1辺
が開口する袋体である。外袋11は前述のラミネートフ
ィルムに限らず、用途に応じた強度を有する材質のフィ
ルムを使用できることは言うまでもない。
【0027】なお、外袋11は、1枚の前記ラミネート
フィルムを半折し重ね合わせ、この半折したフィルムの
半折縁を挾む両側の2辺の端縁をヒートシールして外袋
側縁シール部14,14を形成して袋体とすることがで
きる。さらに、外袋11は、インフレーション法などの
成膜法で成膜加工したチューブ状のフィルムの2辺の開
口のうち1辺の開口縁をヒートシールして外袋底縁シー
ル部15を形成して袋体とすることもできる。
【0028】また本実施例に限らず、外袋11は、内層
と同様チューブ状のフィルムに限らず、一枚のフィルム
を所謂背貼りした背貼り袋あるいは、スタンディングパ
ウチなど所謂ガゼット袋に形成したものでも良い(図1
3、図14)。
【0029】前述したように外袋11内に挿入される
は、ポリエチレンあるいはポリプロピレンなどのよう
にヒートシール性を有するフィルムで成り、柔軟性を良
くするためにフィルム厚が15〜20μの薄いフィルム
であることが好ましい。また、前記外袋11及び内層
は、各側縁111,121及び底縁112,122が
直線状に限定されず、湾曲形状を成す袋体も含まれる。
【0030】以上のように形成した二層袋10,10a
内層内に開口部16(図2)からあんこや味噌などの
粘性のある内容物70を充填した後、図4及び図5に示
すように二層袋10,10aの開口端縁を含み前記開口
シール部13より幅狭に外袋11と内層を同時にヒート
シールして内容物70を封緘する封緘部17が形成され
る。したがって、封緘部17は開口シール部13より幅
狭であるので開口シール部13には前記封緘部17を形
成しない領域、詳しくは前記封緘部17が占める前記開
口シール部13の残余の開口シール部13の領域(以
下、この領域を「開封切断部18」という)が形成され
る。
【0031】二層袋10,10a内の内容物50を取出
すときは、図4に示すように前記開封切断部18内に二
点鎖線で図示した仮想切断線19に沿って外袋11と
を同時に切断して二層袋10,10aを開封する。た
だし、仮想切断線19は、開封後に形成される二層袋1
0,10aの開口縁に前記開口シール部13が残るよう
に設けられ且つ開封切断部18の長手方向全長に及ぶも
のである。
【0032】なお、前記仮想切断線19は、実際に前記
開封切断部18内の外袋11の外面に切断線を線引きあ
るいは色分けして設け、この切断線で開封する旨の指示
を外袋11に印刷するとよい。
【0033】次に、前記仮想切断線19に沿って切断開
封して形成された二層袋10,10aの開口を下方に向
けて逆さにすると、内容物50は図6に示すようにその
自重により下方に落下し始める。と同時に、内層が柔軟
性のある薄いフィルムで形成されているので、内層は粘
性を有する内容物50の表面にへばり付いて内容物50
と共に外袋11の内面を滑りながら下方へ落下する。し
かし、内層の開口縁外面は残余の開口シール部13で外
袋11の開口縁内面にシールされているので、内容物5
0が下方へ落下するにつれて内層は残余の開口シール部
13の付近より徐々に裏返しにされながら外袋11の内
面から離反して前記開口より下方へ脱出し、内層は開口
シール部13付近の内層の内面より徐々に内容物50の
表面に対して180°に近い剥離角度を維持しながら内
容物50の表面から剥がれ、遂には図7に示すように内
容物50は内層の内面にほとんど付着することなく内層
から極めて良好な剥離状態で分離して下方へ落下する。
なお、二層袋10,10aの開封切断後内容物50を二
層袋10,10aから取出すまでの所要時間は極めて短
時間で行なわれる。
【0034】内層が半折フィルムで形成された袋10
(底端縁非シール)〕 二層袋10a(図8)の外層は、前述のように袋体から
成る外袋11として形成される(図1)。
【0035】二層袋10aの内層は、前述のようにヒー
トシール性を有するフィルムで成り、フィルム厚は15
〜20μの薄いフィルムであることが好ましく、一枚の
前記フィルムを半折して表と裏に重ね合わせた半折フィ
ルム22(図8)を形成し、この半折フィルム22を前
記外袋11内へ挿入する。前記半折フィルム22の半折
縁を外袋11の底縁112へ当接し、且つ半折フィルム
22の前記半折縁を挾む両側の2辺の端縁である両側縁
221,221を、図8に示すように、外袋11の側縁
111,111へ当接する。
【0036】さらに、この二層袋10aの縦断面形状
ついて説明すると、半折フィルム22の前記半折縁及び
両側縁以外の他の端縁の外面は、図2に示すように外袋
11の開口縁内面に接している。そして前記外袋11の
開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する半折フィ
ルム22の端縁の外面を幅広にヒートシールして開口シ
ール部13を形成する。
【0037】なお、外袋11の内面と半折フィルム22
の外面とは前記開口シール部13以外ではヒートシール
されていない。
【0038】したがって、以上の二層袋10aの半折フ
ィルム22内に内容物50を充填すると、半折フィルム
22の表と裏のフィルム12は両側縁221,221で
分離しているが、両側縁221,221が外袋11の側
縁111,111に当接し、且つ外袋11の内面と半折
フィルム22の外面が接しているので、半折フィルム2
2の両側縁221,221から外袋11の内面と半折フ
ィルム22の外面との間に侵入する内容物50の量は少
ない。
【0039】前記内容物50を充填後、前述のように、
二層袋10aの開口端縁を含み前記開口シール部13よ
り幅狭に外袋11と半折フィルム22を同時にヒートシ
ールして内容物を封緘する封緘部17を形成され、開口
シール部13には前述のように開封切断部18が形成さ
れる。
【0040】前述のように図4に示すように、開封切断
部18内に図示した仮想切断線19に沿って外袋11と
半折フィルム22を同時に切断して二層袋10aを開封
し、この開封により形成された開口を下方に向けて逆さ
にすると、前述の図6のように、内容物50は半折フィ
ルム22と共に下方へ落下する。半折フィルム22の端
縁の外面は残余の開口シール部13で外袋11の開口縁
内面にシールされているので、半折フィルム22は残余
の開口シール部13の付近より徐々に裏返しされながら
外袋11の内面から離反して外袋11の開口縁より外方
へ脱出し、内容物50は前述図7のように、半折フィル
ム22の内面から極めて良好な剥離状態で分離して下方
へ落下する。
【0041】なお、内容物50を二層袋10aから落下
させるとき、半折フィルム22の両側縁221,221
が互いに分離しているので、半折フィルム22はより
層容易に裏返しされ内容物50は円滑に落下する。した
がって、半折フィルム22はフィルム厚が必ずしも薄い
フィルムでなくてもよく、半折フィルム22のフィルム
厚を厚くすれば半折フィルム22自体にも強度を増加す
ることができる。
【0042】なお、二層袋10aから内容物50を取出
すとき、開封切断部18内の仮想切断線19(図4)
沿って外袋11と半折フィルム22を切断して二層袋1
0aを開封すると共に、外袋11の外袋底縁シール部1
5を除く底縁で外袋11の表及び又は裏のフィルムを一
部又は底縁全長を切断し、外袋11の内面と半折フィル
ム22の外面との間に通気させる通気口を形成すると、
内容物50が下方に落下するとき半折フィルム22の外
面は外袋11の内面から容易に離れ易くなる。
【0043】内層が2枚のフィルム12で形成された
10(底端縁非シール) 次に、他の実施例について、前述した袋と同様の部分は
省略して説明する。
【0044】この実施例の二層袋の全体図は図1と同様
である(表と裏のフィルム12は図1の半折フィルム2
に相当する)ので、図1を参照して説明すると、二層
袋の外層は前述実施例と同様、袋体から成る外袋11と
して形成される。(図1)また、二層袋10の内層は、
前述実施例の図1の内層と同様のヒートシール性を有す
るフィルムで成り、フィルム厚は15〜20μの薄いフ
ィルムであることが好ましく、2枚の前記フィルム12
を表と裏に重ね合わせ、この表と裏のフィルムを前記外
袋11内へ挿入し、前記表と裏のフィルム12の各3辺
121,121,122を外袋11の両側縁111,1
11と底縁112へ当接する。
【0045】さらに、前記外袋11の開口縁内面と、こ
の外袋11の開口縁に接する前記表と裏のフィルム12
の端縁の外面を幅広にヒートシールして開口シール部1
3が形成される。なお、外袋11の内面と表と裏のフィ
ルム12の外面とは前記開口シール部13以外ではヒー
トシールされていない。
【0046】したがって、以上の二層袋10の表と裏の
フィルム12内に内容物50を充填すると、前記表と裏
のフィルム12の各3辺121,121,122は分離
しているが、この各3辺はそれぞれ外袋11の両側縁1
11,111と底縁112に当接し、且つ外袋11の内
面と前記表と裏のフィルム12の外面が接しているの
で、外袋11の内面と表と裏のフィルム12の外面との
間に侵入する内容物50の量は少ない。
【0047】この実施例の二層袋10の内層内に前記内
容物50を充填後、前述実施例の図4及び図5と同様
に、二層袋の開口端縁を含み前記開口シール部13より
幅狭に外袋11と内層の表と裏のフィルム12を同時に
ヒートシールして内容物を封緘する封緘部17を形成さ
れ、開口シール部13には前述実施例と同様の開封切断
部18が形成される。
【0048】したがって、前述実施例の図4と同様に、
開封切断部18内に図示した仮想切断線19に沿って外
袋11と内層の表と裏のフィルム12を同時に切断して
二層袋10を開封し、この開封により形成された開口を
下方に向けて、前述実施例の図6と同様、内容物50は
内層の表と裏の2枚のフィルム12と共に下方へ落下
し、遂には前述実施例の図7と同様、表と裏の2枚のフ
ィルム12の内面から極めて良好な剥離状態で分離して
下方へ落下する。
【0049】なお、内層の表と裏のフィルム12の3辺
121,121,122が分離しているので、内容物5
0を二層袋から落下させるとき、表と裏のフィルム12
は容易に裏返しされる。
【0050】開封切断部の内層の内面にジップを設け
た袋 次に、他の実施例について、図12を参照して説明す
る。
【0051】前述実施例の外層と内層の各底端縁が互い
に非シールである袋においては、例えば図4及び図5に
おいて開封切断部18で内層と外袋11を同時に切り離
す仮想切断線19を図示しており、この仮想切断線19
より開口縁と反対方向側の開封切断部18の内層の内面
にジップ24を設けることができる。
【0052】前記ジップ24は、例えば図12に示すよ
うに互いに嵌脱自在の凹型及び凸型のレール状にそれぞ
れ形成した2種類の係合突起24aと係合凹部24bを
係着して組み合わせたものである。そして係合突起24
aを一方の内層のフィルムの内面に、係合凹部24bを
他方の内層のフィルムの内面に、すなわち、仮想切断線
19より開口縁と反対方向側の開封切断部18の内層の
表と裏のフィルム12の内面にヒートシールしている。
【0053】内容物50を袋内から取出した後、袋の開
口縁から外方へ脱出した内層を外袋11内へ戻し、この
袋内へ他の内容物を投入し、次いで前記ジップ24の係
合突起24aと係合凹部24bの両外側を、端縁から順
に一方向へ加圧してゆくと、前記係合突起24aと係合
凹部24bが互いに順に係着してジップ24は閉塞され
内容物が封入され、袋を再使用できる。
【0054】外層と内層の各底端縁が互いにシールさ
れた袋10b〕 内層が内袋32である袋(底端縁シール) 次に、他の実施例について、前述実施例の図1の袋
0,10aと同様の部分は省略して図9を参照して説明
する。
【0055】この実施例の二層袋10bの外層は、袋体
から成る外袋11として形成される。(図1)また、二
層袋10bの内層は、袋体に形成した内袋32から成
り、この内袋32は、1枚の前記フィルムを半折し表と
裏に重ね合わせ、この半折したフィルム22の半折縁が
袋体の底縁122を成し、この底縁122を挾む両側の
2辺の側縁121をヒートシールしたもの、あるいは、
2枚の前記フィルム12を表と裏に重ね合わせ、3辺を
ヒートシールして1辺が開口した袋体でもよく、あるい
はインフレーション法などの成膜法で成膜加工したチュ
ーブ状のフィルムの2辺の開口のうち1辺の開口縁をヒ
ートシールした袋体でもよい。二層袋10bは、図3に
示すように、前記外袋11内に、前記内袋32を外袋1
1の開口から挿入し、内袋32の両側縁321,321
をそれぞれ外袋11の両側縁111,111に当接して
おり、外袋11の底縁112に接する内袋32の底端縁
を同時にヒートシールして底端縁シール部35が形成さ
れている。なお、図9は図1と同様、外袋11及び内袋
32の各側縁をわかり易くするために、外袋11の両側
縁111,111と、内袋32の両側縁321,321
との間を離して図示しているが、実際には当接してお
り、外袋11の内面と内袋32の外面は図10において
離して図示しているが実際には互いに接している。
【0056】そして、図1の実施例と同様に、前記外袋
11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する内
袋32の開口縁外面を幅広にヒートシールして開口シー
ル部13を形成される。
【0057】この二層袋10bの内袋32内に内容物5
0を充填後、前述実施例の図4及び図5と同様に、二層
袋10bの開口端縁を含み前記開口シール部13より幅
狭に外袋11と内袋32を同時にヒートシールして封緘
部17を形成され、開口シール部13には前述実施例と
同様の開封切断部18が形成される(図9及び図1
0)。
【0058】さらに、二層袋10bの底縁には、図9に
示すように、前記底端縁シール部35を除く底縁で外袋
11と内袋32を同時に切り離す底縁切断部36が設け
られている。この底縁切断部36は内容物50にできる
だけ影響を与えないために底端縁シール部35にできる
だけ近い範囲の底縁を示している。
【0059】図9の開封切断部18内に図示した仮想切
断線19に沿って外袋11と内袋32を同時に切断して
二層袋10bを開封する(前述実施例の図4及び図5と
同様)と共に、前記底縁切断部36内に二点鎖線で図示
した仮想底縁切断線37に沿って切断し外袋11と内袋
32を同時に切り離す。
【0060】次いで、前記開封切断部18を開封するこ
とにより形成された開口を下方に向けると、内袋32が
柔軟性のある薄いフィルムで形成されているので、内袋
32は粘性を有する内容物50の表面にへばり付いて内
容物50と一緒に下方へ落下するにつれて残余の開口シ
ール部13の付近より徐々に裏返しにされながら前記開
口より下方へ脱出し、内容物50は遂には図11に示す
ように、内袋32の内面から極めて良好な剥離状態で分
離して下方へ落下する。
【0061】〔内層が2枚のフィルムで形成された袋
0b(底端縁シール) 次に、他の実施例について、前述実施例の図1及び図9
の袋と同様の部分は省略して説明する。
【0062】この実施例の二層袋の全体図は図9と同様
である(前記表と裏のフィルムは図9の内袋32に相当
する)ので、図9を参考にして説明すると、二層袋の外
層は前述実施例の図1の二層袋10,10aと同様、袋
体から成る外袋11として形成される。
【0063】また、二層袋の内層は、前述実施例の図1
内層と同様のヒートシール性を有するフィルムで成
り、2枚の前記フィルムを表と裏に重ね合わせ、表と裏
の2枚のフィルムを前記外袋11内へ挿入し、前記表と
裏の2枚のフィルムの各3辺をそれぞれ外袋11の両側
縁111,111と底縁112へ当接し、外袋11の底
縁112に接する前記表と裏の2枚のフィルムの底端縁
を同時にヒートシールして底端縁シール部35が形成さ
れている。
【0064】また、図9の実施例と同様に、前記外袋1
1の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する前記
表と裏のフィルム12の開口縁外面を幅広にヒートシー
ルして開口シール部13を形成される。
【0065】この二層袋の前記表と裏のフィルム12
に内容物50を充填後、前述実施例の図4及び図5と同
様に、二層袋の開口端縁を含み前記開口シール部13よ
り幅狭に外袋11と前記表と裏の2枚のフィルムを同時
にヒートシールして封緘部17を形成され、開口シール
部13には前述実施例と同様の開封切断部18が形成さ
れる。
【0066】さらに、二層袋の底縁には、前記底端縁シ
ール部35を除く底縁で外袋11と前記表と裏の2枚の
フィルムを同時に切り離す底縁切断部36が設けられて
いる(前述実施例の図9と同様)。
【0067】図9の開封切断部18内に図示した仮想切
断線19に沿って外袋11と前記表と裏の2枚のフィル
ムを同時に切断して二層袋を開封すると共に、前記底縁
切断部36内に二点鎖線で図示した仮想底縁切断線37
に沿って切断し外袋11と前記表と裏のフィルム12
同時に切り離し、前記開封切断部18を開封することに
より形成された開口を下方に向けると、内容物50は前
記表と裏のフィルムと共に下方へ落下し、遂には図11
に示すように、前記表と裏のフィルムの内面から極めて
良好な剥離状態で分離して下方へ落下する。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0069】(1) 袋を開封切断部で開封した後、袋を逆
さにすると、内容物は内層と一緒に内層の外面が外層の
内面を滑りながら下方へ落下するので、あんこや味噌な
どのように粘性のある内容物を容易に且つ素速く取出す
ことができた。
【0070】(2) また、開封切断部で開封すると、内層
の開口縁外面は残余の開口シール部で外層の開口縁内面
にシールされているので、内容物が下方へ落下するにつ
れて内層の表と裏のフィルムは残余の開口シール部付近
より徐々に内容物の表面に対して180°に近い剥離角
度を維持しながら内容物の表面から剥がれるため、内容
物を内層の内面にほとんど付着することなく内層から極
めて良好な剥離状態で分離して取出すことができた。
【0071】(3) 二層袋の外層の底縁と、この外層の底
縁に接する内層の端縁を同時にヒートシールして底端縁
シール部を設けた袋は、前記底端縁シール部を除く底縁
に設けた底縁切断部で内層と外層を同時に切り離すこと
により、上記(1)及び(2)項と同様、袋を逆さにすると、
内容物は内層と一緒に内層の外面が外層の内面を滑りな
がら下方へ落下するので、粘性のある内容物を容易に且
つ素速く取出すことができ、内容物を内層の内面にほと
んど付着することなく内層から極めて良好な剥離状態で
分離して取出すことができた。
【0072】(4) 二層袋の外層が袋体から成る外袋とし
て形成され、内層が一枚のフィルムを半折し重ね合わせ
た半折フィルムから成り、この半折フィルムを前記外袋
内に挿入して形成した袋、あるいは内層を成す表と裏の
2枚のフィルムの各3辺を前記外袋内に挿入して形成し
た袋においては、前記半折フィルムの両側縁、又は表と
裏の2枚のフィルムの両側縁がそれぞれ分離しているの
で、これらの内層は、内容物を袋から落下させるとき、
袋体から成る内袋として形成した内層に比してより一層
容易に裏返しされるため、粘性のある内容物をより一層
容易に且つ素速く取出すことができた。
【0073】(5) 上記(4)項の理由により、前記半折フ
ィルム又は表と裏の2枚のフィルムはフィルム厚が必ず
しも薄いフィルムでなくてもよく、フィルム厚を厚くし
て強度を増加することができた。
【0074】(6) 前記開封切断部で内層と外層を同時に
切り離す仮想切断線より開口縁と反対方向側の開封切断
部の内層の内面にジップを設けたので、内容物50を袋
内から取出した後、この袋内へ他の内容物を投入してジ
ップ24で内容物を封入することができ、袋を再使用で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の二層袋の全体平面図を示すも
のである。
【図2】図1の矢視B−B線断面図である。
【図3】図1の矢視C−C線における二層袋10bの要
断面図である。
【図4】図1の二層袋の内層内に内容物を充填後、開口
部を封緘した袋の全体平面図を示すものである。
【図5】図4の矢視E−E線断面図である。
【図6】図4の袋を仮想切断線で切断し開封した状態の
袋の縦断面図である。
【図7】図6の袋から内容物を落下させて取出した状態
図である。
【図8】本発明の他の実施例の二層袋を示すもので、図
1の内層が半折フィルムで形成された袋の要部横断面図
である。
【図9】本発明の他の実施例の二層袋の内層内に内容物
を充填後、開口部を封緘した袋の全体平面図を示すもの
である。
【図10】図9の矢視J−J線断面図である。
【図11】図9の袋を仮想切断線で切断し開封した後、
袋から内容物を落下させて取出した状態図である。
【図12】図5の開封切断部内の内層の内面にジップを
設けた袋の要部縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の二層袋の斜視図。
【図14】本発明の他の実施例の二層袋の斜視図。
【符号の説明】
10 二層袋(内層が2枚のフィルム) 10a 二層袋(内層が半折フィルム) 10b 二層袋(外層及び内層の底縁シール) 11 外袋 12 表と裏のフィルム(半折フィルム、2枚のフィル
ム又は内袋の) 13 開口シール部 14 外袋側縁シール部 15 外袋底縁シール部 16 開口部 17 封緘部 18 開封切断部 19 仮想切断線 22 半折フィルム 24 ジップ 24a 係合突起 24b 係合凹部 32 内袋 35 底端縁シール部 36 底縁切断部 37 仮想底縁切断線 50 内容物 111 側縁(外袋11の) 112 底縁(外袋11の) 121 側縁(2枚のフィルムから成る内層の) 122 底縁(内層の) 221 側縁(半折フィルム22から成る内層の) 321 側縁(内袋32の)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表と裏のフィルムを重ね合わせて1ない
    し3辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表
    と裏のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルム
    を有する内層から成り、この内層が一枚のフィルムを半
    折し重ね合わせた半折フィルムで形成される表と裏のフ
    ィルムから成り、この半折フィルムの半折縁を前記外層
    の底縁に当接し且つ半折フィルムの両側縁を外層の両側
    縁に当接するように形成し、前記外層の開口縁内面と、
    この外層の開口縁に接する半折フィルムの端縁の外面を
    幅広にヒートシールして開口シール部を備える開口部を
    有する少なくとも二層袋を形成し、この多層袋の内層内
    に内容物を充填後、開口端縁を含み前記開口シール部よ
    り幅狭に内層と外層を同時にヒートシールして封緘部を
    形成すると共に、前記封緘部が占める前記開口シール部
    の残余の開口シール部で開封切断部を形成されているこ
    とを特徴とする内容物取出し容易な袋。
  2. 【請求項2】 表と裏のフィルムを重ね合わせて1ない
    し3辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表
    と裏のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルム
    を有する内層から成り、この内層を成す表と裏のフィル
    ムは2枚のフィルムから成り、この2枚のフィルムの各
    3辺を前記外層の底縁と両側縁にそれぞれ当接するよう
    に形成し、前記外層の開口縁に接する内層の端縁の外面
    を幅広にヒートシールして開口シール部を備える開口部
    を有する少なくとも二層袋を形成し、この多層袋の内層
    内に内容物を充填後、開口端縁を含み前記開口シール部
    より幅狭に内層と外層を同時にヒートシールして封緘部
    を形成すると共に、前記封緘部が占める前記開口シール
    部の残余の開口シール部で開封切断部を形成されている
    ことを特徴とする内容物取出し容易な袋。
  3. 【請求項3】 表と裏のフィルムを重ね合わせて1ない
    し3辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表
    と裏のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルム
    を有する内層から成り、前記外層の開口縁内面と、この
    外層の開口縁に接する内層の端縁の外面を幅広にヒート
    シールして開口シール部を備える開口部を有し、且つ前
    記外層の底縁と、この外層の底縁に接する内層の端縁を
    同時にヒートシールして底端縁シール部を有する少なく
    とも二層袋を形成し、この多層袋の内層内に内容物を充
    填後、開口端縁を含み前記開口シール部より幅狭に内層
    と外層を同時にヒートシールして封緘部を形成すると共
    に、前記封緘部が占める前記開口シール部の残余の開口
    シール部で開封切断部を形成され、一方、前記底端縁シ
    ール部を除く底縁で内層と外層を同時に切り離す底縁切
    断部が設けられていることを特徴とする内容物取出し容
    易な袋。
  4. 【請求項4】 前記外層及び内層がそれぞれ1辺を開口
    した袋体から成る外袋及び内袋として形成され、前記外
    袋の開口縁内面と前記内袋の開口縁の外面を幅広にヒー
    トシールして開口シール部を備える開口部を有し、且つ
    前記外袋の底縁と、この外袋の底縁に接する内袋の端縁
    を同時にヒートシールして底端縁シール部を有する少な
    くとも二層袋を形成した請求項記載の内容物取出し容
    易な袋。
  5. 【請求項5】 前記外層が1辺を開口した袋体から成る
    外袋として形成され、前記外袋の開口縁内面と前記内袋
    の開口縁のみの外面を幅広にヒートシールして開口シー
    ル部を備える開口部を有する二層袋を形成した請求項
    記載の内容物取出し容易な袋。
  6. 【請求項6】 前記外層が袋体から成る外袋として形成
    され、前記内層を成す表と裏の2枚のフィルムの各3辺
    を前記外袋の底縁と両側縁にそれぞれ当接するように、
    前記内層の表と裏のフィルムを外袋内に挿入し、前記外
    袋の開口縁内面と、この外袋の開口縁に接する内層の端
    縁の外面を幅広にヒートシールして開口シール部を備え
    る開口部を有し、且つ前記外袋の底縁と、この外袋の底
    縁に接する内層の表と裏のフィルムの端縁を同時にヒー
    トシールして底端縁シール部を有する少なくとも二層袋
    を形成した請求項記載の内容物取出し容易な袋。
  7. 【請求項7】 前記開封切断部で内層と外層を同時に切
    り離す仮想切断線より開口縁と反対方向側の開封切断部
    の内層の内面にジップを設けた請求項1,2又は4記載
    の内容物取出し容易な袋。
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