JPH06278757A - 内容物取出し容易な袋 - Google Patents

内容物取出し容易な袋

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JPH06278757A
JPH06278757A JP6217393A JP6217393A JPH06278757A JP H06278757 A JPH06278757 A JP H06278757A JP 6217393 A JP6217393 A JP 6217393A JP 6217393 A JP6217393 A JP 6217393A JP H06278757 A JPH06278757 A JP H06278757A
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sealing
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Natsuo Negishi
夏朗 根岸
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KAITO CHEMICAL IND
Kaito Chemical Industry Co Ltd
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KAITO CHEMICAL IND
Kaito Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あんこや味噌などの粘性のある内容物のほと
んど全てを容易に且つ素速く取出すことができる袋であ
る。 【構成】 11は表と裏のフィルムを重合して1ないし
3辺がシールされて1辺が開口する袋体として形成した
外層たる外袋であり、12は外袋11の表と裏のフィル
ムの内面に外面が接する表と裏のフィルムを有する内層
で袋体から成る内袋又は半折フィルム、あるいは2枚の
フィルムで、内層の両側縁121,121を外袋11の
両側縁111,111に当接する。前記外袋11の開口
縁内面と、この外袋の開口縁に接する内層の端縁の外面
を幅広にヒートシールして開口シール部13を備える二
層袋10を形成する。二層袋10の内層内に内容物を充
填後、開口端縁を含み開口シール部13より幅狭に内層
と外袋11を同時にヒートシールして封緘部17を形成
する。前記封緘部17が占める前記開口シール部13の
残余の開口シール部13で形成された開封切断部18を
切断し開封する。この袋を逆さにして内容物を落下させ
て取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体から成る外層と、
この外層の内面に外面が接する表と裏のフィルムを有す
る内層から成る二層袋で形成された袋に関し、特に、あ
んこやポテトサラダ、みそ、蜂密などの粘性のある内容
物をほとんど完全に且つ容易に取り出せる袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あんこやポテトサラダ、味噌、蜂
密などのように粘性のある内容物は、樹脂フィルムや紙
あるいは種々のラミネートフィルムなどで形成された袋
内に収納され密封されている。
【0003】従来の袋には、単に一層の袋体から成るも
のと、防湿性や強度の向上を目的とした二層袋あるいは
多層袋がある。
【0004】前記二層袋は、例えば、強度の高い2枚の
フィルムを重合して外層を形成し、この外層の2枚のフ
ィルム間に、防湿性を有する2枚のフィルムを重合して
成る内層を挿入し、前記外層と内層の各3辺の端縁をそ
れぞれ同時にヒートシールもしくは縫製して袋体を形成
し、且つ外層の1辺の開口縁の内面と、この外層の開口
縁に接する内層の端縁をヒートシールもしくは縫製して
二層袋の開口部を形成している。
【0005】なお、多層袋は上記の二層袋と同様であっ
て、複数の外層と内層を重合して多層を形成した袋体で
ある。
【0006】そして、上記の袋内に内容物を収納し、袋
の開口部の外層と内層を同時にヒートシールもしくは縫
製して内容物を封緘している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の袋においては、
袋から内容物を取出すために、袋の一辺あるいは一部分
を開封した後、形成された開口からスプーンやヘラなど
の器具を用いて掻き出したり、あるいは袋の前記開口を
下に向けて袋を外方より押圧して前記開口から絞り出し
ていた。しかし、特に粘性のある内容物の場合は、袋か
ら内容物を完全に取出すことが容易でないため、袋内に
内容物を多く残した状態で廃棄してしまうことが多いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は叙上の問題点を解決するために開
発されたもので、内容物があんこやポテトサラダ、味
噌、蜂密などのように粘性のあるものであるとしても、
それらの内容物のほとんど全てを容易に且つ素速く袋内
から取出すことができる袋を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の袋においては、表と裏のフィルムを重合し
て1ないし3辺がシールされて1辺が開口する袋体とし
て形成した外層たる外袋11と、外層11の表と裏のフ
ィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルムを有する
内層(12又は22、あるいは32)から成り、この内
層の両側縁121,121(又は221,221、ある
いは321,321)を外層の両側縁111,111に
当接し、且つ前記外層11の開口縁内面と、この外層の
開口縁に接する内層の端縁の外面を幅広にヒートシール
して開口シール部13を備える開口部16を有する二層
袋(10又は10a、あるいは10b)もしくは必要に
応じて前記外層のさらに外層に外層袋を形成する(以下
単に二層袋という)。
【0010】前記二層袋(10又は10a、あるいは1
0b)の内層内に内容物50を充填した後は、開口端縁
を含み前記開口シール部13より幅狭に内層と外層11
を同時にヒートシールして封緘部17を形成すると共
に、前記封緘部17が占める前記開口シール部13の残
余の開口シール部13で開封切断部18を形成されるも
のである。
【0011】また、本発明の他の内容物取出し容易な袋
においては、前述の袋と同様に形成した外層たる外袋1
1と、外層の表と裏のフィルムの内面に外面が接する表
と裏のフィルムを有する内層(12又は22)から成
り、前記外層11の開口縁内面と、この外層の開口縁に
接する内層の端縁のみの外面を幅広にヒートシールして
開口シール部13を備える開口部16を有する二層袋
(10又は10a)を形成する。
【0012】前記二層袋(10又は10a)の内層(1
2又は22)内に内容物50を充填した後は、前述の内
容物取出し容易な袋と同様に、封緘部17と開封切断部
18を形成されるものである。
【0013】なお、前記内層が1辺を開口した袋体から
成る内袋12として形成され、前記外層たる外袋11の
開口縁内面と前記内袋12の開口縁のみの外面を幅広に
ヒートシールして開口シール部13を備える開口部16
を有する二層袋10を形成することができる。
【0014】また、前記内層が一枚のフィルムを半折し
重合した半折フィルム22から成り、この半折フィルム
22の半折縁を前記外袋11の底縁112に当接し且つ
半折フィルム22の両側縁221,221を外袋11の
両側縁111,111に当接するように、前記半折フィ
ルム22を外袋11内に挿入する。そして、前記外袋1
1の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する半折
フィルム22の端縁のみの外面を幅広にヒートシールし
て開口シール部13を備える開口部16を有する二層袋
10aを形成することもできる。
【0015】さらに、前記内層を成す表と裏の2枚のフ
ィルムの各3辺を前記外袋の底縁112と両側縁11
1,111にそれぞれ当接するように、前記内層の表と
裏のフィルムを外袋11内に挿入する。そして、前記外
袋11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する
前記表と裏の2枚のフィルムの端縁のみの外面を幅広に
ヒートシールして開口シール部13を備える開口部16
を有する二層袋を形成することもできる。
【0016】なお、前記開封切断部18で内層と外層を
同時に切り離す仮想切断線19より開口縁と反対方向側
の開封切断部18の内層の内面にジップ24を設けるこ
とができる。
【0017】また、本発明の他の内容物取出し容易な袋
においては、前述の袋と同様に形成した外層たる外袋1
1と、外層の表と裏のフィルムの内面に外面が接する表
と裏のフィルムを有する内層(32)から成り、前記外
層11の開口縁内面と、この外層の開口縁に接する内層
の端縁の外面を幅広にヒートシールして開口シール部1
3を備える開口部16を有し、且つ前記外層11の底縁
112と、この外層11の底縁112に接する内層の端
縁を同時にヒートシールして底端縁シール部35を有す
る二層袋(10b)を形成する。
【0018】前記二層袋(10b)の内層内に内容物を
充填した後は、前述の内容物取出し容易な袋と同様に、
封緘部17と開封切断部18を形成される。一方、前記
底端縁シール部35を除く底縁で内層と外層11を同時
に切り離す底縁切断部36が設けられるものである。
【0019】なお、前記内層が1辺を開口した袋体から
成る内袋32として形成され、前記外袋11の開口縁内
面と前記内袋32の開口縁の外面を幅広にヒートシール
して開口シール部13を備える開口部16を有し、且つ
前記外袋11の底縁112と、この外袋11の底縁11
2に接する内袋32の端縁を同時にヒートシールして底
端縁シール部35を有する二層袋10bを形成すること
ができる。
【0020】さらに、前記内層を成す表と裏の2枚のフ
ィルムの各3辺を前記外袋11の底縁112と両側縁1
11,111にそれぞれ当接するように前記内層の表と
裏のフィルムを外袋11内に挿入する。そして、前記外
袋11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する
前記表と裏の2枚のフィルムの端縁の外面を幅広にヒー
トシールして開口シール部13を備える開口部16を有
し、且つ前記外袋11の底縁112と、この外袋11の
底縁112に接する内層の表と裏のフィルムの端縁を同
時にヒートシールして底端縁シール部35を有する二層
袋を形成することもできる。
【0021】
【作用】外層と内層の各底端縁が互いにシールされてお
らず(本願明細書において「非シール」とも称す。)
で、内層が内袋である袋の場合、二層袋10内の内容物
50を取出すときは、開封切断部18内で外袋11と内
袋12を同時に切断して二層袋10を開封する。ただ
し、開封後に形成される二層袋10の開口縁に前記開口
シール部13が残るように開封される。
【0022】次に、二層袋10の開口を下方に向ける
と、内容物50はその自重により内容物50の表面にへ
ばり付いた内袋12と共に内袋12の外面が外袋11の
内面を滑りながら下方へ落下する。しかし、内袋12の
開口縁外面は残余の開口シール部13で外袋11の開口
縁内面にシールされているので、内容物50が下方へ落
下するにつれて内袋12の内面は内容物50の表面に対
して180°に近い剥離角度を維持しながら内容物50
の表面から剥がれ、内容物50は極めて短時間で内袋1
2から極めて良好に剥離して落下する。
【0023】外層と内層の各底端縁が互いに非シール
で、内層が半折フィルムあるいは表と裏の2枚のフィル
ムで形成された袋の場合、前述の内層が内袋である袋の
場合と同様、開封切断部18内で外袋11と半折フィル
ム22(あるいは表と裏の2枚のフィルム)を同時に切
断して二層袋10aを開封し逆さにすると、内容物50
は半折フィルム22(あるいは表と裏の2枚のフィル
ム)と共に下方へ落下し、半折フィルム22(あるいは
表と裏の2枚のフィルム)の外面が外袋11の内面を滑
りながら、内容物50は極めて短時間で半折フィルム2
2(あるいは表と裏の2枚のフィルム)の内面から極め
て良好に剥離して落下する。
【0024】なお、内容物50を二層袋10aから落下
させるとき、半折フィルム22(あるいは表と裏の2枚
のフィルム)の両側縁221,221が分離しているの
で、半折フィルム22(あるいは表と裏の2枚のフィル
ム)は前述の袋体から成る内袋12の場合に比して、よ
り一層円滑に裏返しされて素速く下方へ落下する。
【0025】外層と内層の各底端縁が互いにシールさ
れ、内層が内袋である袋の場合、開封切断部18内で外
袋11と内袋32を同時に切断して二層袋10を開封
し、さらに、前記底縁切断部36内で外袋11と内袋3
2を同時に切り離す。次いで、袋を逆さにすると、外層
と内層の各底端縁が互いに非シールで内層が内袋である
袋の場合と同様に、内袋32の外面が外袋11の内面を
滑りながら内容物50と共に下方へ落下し、内容物50
は極めて短時間で内容物50の表面から極めて良好に剥
離して落下する。
【0026】外層と内層の各底端縁が互いにシールさ
れ、内層が表と裏の2枚のフィルムで形成された袋の場
合、開封切断部18内で外袋11と表と裏の2枚のフィ
ルムを同時に切断して二層袋10を開封し、さらに、前
記底縁切断部36内で外袋11と表と裏の2枚のフィル
ムを同時に切り離す。次いで、袋を逆さにすると、外層
と内層の各底端縁が互いに非シールで内層が表と裏の2
枚のフィルムである袋の場合と同様に、内容物50は表
と裏の2枚のフィルムと共に下方へ落下し、表と裏の2
枚のフィルムの外面が外袋11の内面を滑りながら、内
容物50は極めて短時間で表と裏の2枚のフィルムの内
面から極めて良好に剥離して落下する。
【0027】
【実施例】以下の各実施例について図面を参照して説明
する。
【0028】外層と内層の各底端縁が互いに非シールである袋 内層が内袋である袋(底端縁非シール) 図1において、10は二層袋で、外層として形成した袋
体から成る外袋11と、この外袋11内に、内層として
形成した袋体から成る内袋12を外袋11の開口から挿
入し、内袋12の両側縁121,121及び底縁122
をそれぞれ外袋11の両側縁111,111及び底縁1
12に当接している。図1及び図2は外袋11及び内袋
12の各側縁と各底縁をわかり易くするために、外袋1
1の両側縁111,111及び底縁112と、内袋12
の両側縁121,121及び底縁122との間を離して
図示しているが、実際には当接しており、外袋11の内
面と内袋12の外面は互いに接している。そして、前記
外袋11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接す
る内袋12の開口縁外面を幅広にヒートシールして開口
シール部13(図2)を形成している。したがって、こ
の開口シール部13の内袋12の開口縁内面に二層袋1
0の開口部16が形成される。
【0029】なお、外袋11と内袋12は前記開口シー
ル部13以外の部分では互いにシールされていない。図
1において、二層袋10は後述する作用の説明をわかり
易くするために開口部16を図1紙面下方に向けて図示
している。
【0030】前記外袋11は、ナイロンなどの強靱性に
優れたフィルム層とポリエチレンなどのヒートシール性
を有するフィルム層をラミネートしたラミネートフィル
ムで成り、2枚の前記ラミネートフィルムを互いにヒー
トシール性を有するフィルム層を内面側にして表と裏に
重合し、3辺をヒートシールして外袋側縁シール部1
4,14及び外袋底縁シール部15を形成し他の1辺が
開口する袋体である。外袋11は前述のラミネートフィ
ルムに限らず、用途に応じた強度を有する材質のフィル
ムを使用できることは言うまでもない。
【0031】なお、外袋11は、1枚の前記ラミネート
フィルムを半折し重合し、この半折したフィルムの半折
縁を挾む両側の2辺の端縁をヒートシールして外袋側縁
シール部14,14を形成して袋体とすることができ
る。さらに、外袋11は、インフレーション法などの成
膜法で成膜加工したチューブ状のフィルムの2辺の開口
のうち1辺の開口縁をヒートシールして外袋底縁シール
部15を形成して袋体とすることもできる。
【0032】また本実施例に限らず、外袋11は後述内
袋12と同様、上述チューブ状のフィルムに限らず、一
枚のフィルムを所謂背貼りした背貼り袋あるいは、スタ
ンディングパウチなど所謂ガゼット袋に形成したもので
も良い(図13、図14)。
【0033】前述したように外袋11内に挿入される内
袋12は、ポリエチレンあるいはポリプロピレンなどの
ようにヒートシール性を有するフィルムで成り、柔軟性
を良くするためにフィルム厚が15〜20μの薄いフィ
ルムであることが好ましい。図1において、内袋12
は、1枚の前記フィルムを半折し表と裏に重合し、この
半折したフィルムの半折縁が袋体の底縁122を成し、
この底縁122を挾む両側の2辺の側縁121をヒート
シールしたものである。
【0034】なお、内袋12は、2枚の前記フィルムを
表と裏に重合し、3辺をヒートシールして1辺が開口し
た袋体でもよく、あるいはインフレーション法などの成
膜法で成膜加工したチューブ状のフィルムの2辺の開口
のうち1辺の開口縁をヒートシールした袋体でもよい。
また、前記外袋11及び内袋12は、各側縁111,1
21及び底縁112,122が直線状に限定されず、湾
曲形状を成す袋体も含まれる。
【0035】以上のように形成した二層袋10の内袋1
2内に開口部16(図2)からあんこや味噌などの粘性
のある内容物70を充填した後、図4及び図5に示すよ
うに二層袋10の開口端縁を含み前記開口シール部13
より幅狭に外袋11と内袋12を同時にヒートシールし
て内容物70を封緘する封緘部17が形成される。した
がって、封緘部17は開口シール部13より幅狭である
ので開口シール部13には前記封緘部17を形成しない
領域、詳しくは前記封緘部17が占める前記開口シール
部13の残余の開口シール部13の領域(以下、この領
域を「開封切断部18」という)が形成される。
【0036】二層袋10内の内容物50を取出すとき
は、図4に示すように前記開封切断部18内に二点鎖線
で図示した仮想切断線19に沿って外袋11と内袋12
を同時に切断して二層袋10を開封する。ただし、仮想
切断線19は、開封後に形成される二層袋10の開口縁
に前記開口シール部13が残るように設けられ且つ開封
切断部18の長手方向全長に及ぶものである。
【0037】なお、前記仮想切断線19は、実際に前記
開封切断部18内の外袋11の外面に切断線を線引きあ
るいは色分けして設け、この切断線で開封する旨の指示
を外袋11に印刷するとよい。
【0038】次に、前記仮想切断線19に沿って切断開
封して形成された二層袋10の開口を下方に向けて逆さ
にすると、内容物50は図6に示すようにその自重によ
り下方に落下し始める。と同時に、内袋12が柔軟性の
ある薄いフィルムで形成されているので、内袋12は粘
性を有する内容物50の表面にへばり付いて内容物50
と共に外袋11の内面を滑りながら下方へ落下する。し
かし、内袋12の開口縁外面は残余の開口シール部13
で外袋11の開口縁内面にシールされているので、内容
物50が下方へ落下するにつれて内袋12は残余の開口
シール部13の付近より徐々に裏返しにされながら外袋
11の内面から離反して前記開口より下方へ脱出し、内
袋12は開口シール部13付近の内袋12の内面より徐
々に内容物50の表面に対して180°に近い剥離角度
を維持しながら内容物50の表面から剥がれ、遂には図
7に示すように内容物50は内袋12の内面にほとんど
付着することなく内袋12から極めて良好な剥離状態で
分離して下方へ落下する。なお、二層袋10の開封切断
後内容物50を二層袋10から取出すまでの所要時間は
極めて短時間で行なわれる。
【0039】内層が半折フィルムで形成された袋(底端
縁非シール) 次に、他の実施例について、前述した袋と同様の部分は
省略して説明する。
【0040】この実施例の二層袋10aの全体図は図1
と同様である(半折フィルム22は図1の内袋12に相
当する)ので、図1を参考にして説明すると、二層袋1
0a(図8)の外層は、前述実施例の二層袋10と同
様、袋体から成る外袋11として形成される(図1)。
【0041】二層袋10aの内層は、前述実施例の二層
袋10の内袋12と同様なヒートシール性を有するフィ
ルムで成り、フィルム厚は15〜20μの薄いフィルム
であることが好ましく、一枚の前記フィルムを半折して
表と裏に重合した半折フィルム22(図8)を形成し、
この半折フィルム22を前記外袋11内へ挿入する。前
記半折フィルム22の半折縁を外袋11の底縁112へ
当接し、且つ半折フィルム22の前記半折縁を挾む両側
の2辺の端縁である両側縁221,221を、図8に示
すように、外袋11の側縁111,111へ当接する。
【0042】さらに、この実施例の二層袋10aの縦断
面形状は図2と同様であるので、図2を参考にして説明
すると、半折フィルム22(図2の内袋12に相当す
る)の前記半折縁及び両側縁以外の他の端縁の外面は、
図2に示すように外袋11の開口縁内面に接している。
そして前記外袋11の開口縁内面と、この外袋11の開
口縁に接する半折フィルム22の端縁の外面を幅広にヒ
ートシールして開口シール部13を形成する。
【0043】なお、外袋11の内面と半折フィルム22
の外面とは前記開口シール部13以外ではヒートシール
されていない。
【0044】したがって、以上の二層袋10aの半折フ
ィルム22内に内容物50を充填すると、半折フィルム
22の表と裏のフィルムは両側縁221,221で分離
しているが、両側縁221,221が外袋11の側縁1
11,111に当接し、且つ外袋11の内面と半折フィ
ルム22の外面が接しているので、半折フィルム22の
両側縁221,221から外袋11の内面と半折フィル
ム22の外面との間に侵入する内容物50の量は少な
い。
【0045】前記内容物50を充填後、前述実施例の図
4及び図5と同様に、二層袋10aの開口端縁を含み前
記開口シール部13より幅狭に外袋11と半折フィルム
22を同時にヒートシールして内容物を封緘する封緘部
17を形成され、開口シール部13には前述実施例と同
様の開封切断部18が形成される。
【0046】前述実施例の図4と同様に、開封切断部1
8内に図示した仮想切断線19に沿って外袋11と半折
フィルム22を同時に切断して二層袋10aを開封し、
この開封により形成された開口を下方に向けて逆さにす
ると、前述実施例の図6と同様、内容物50は半折フィ
ルム22と共に下方へ落下する。半折フィルム22の端
縁の外面は残余の開口シール部13で外袋11の開口縁
内面にシールされているので、半折フィルム22は残余
の開口シール部13の付近より徐々に裏返しされながら
外袋11の内面から離反して外袋11の開口縁より外方
へ脱出し、内容物50は前述実施例の図7と同様、半折
フィルム22の内面から極めて良好な剥離状態で分離し
て下方へ落下する。
【0047】なお、内容物50を二層袋10aから落下
させるとき、半折フィルム22の両側縁221,221
が互いに分離しているので、半折フィルム22は前述実
施例の袋体から成る内袋12に比してより一層容易に裏
返しされ内容物50は円滑に落下する。したがって、半
折フィルム22はフィルム厚が必ずしも薄いフィルムで
なくてもよく、半折フィルム22のフィルム厚を厚くす
れば半折フィルム22自体にも強度を増加することがで
きる。
【0048】なお、二層袋10aから内容物50を取出
すとき、開封切断部18内の仮想切断線19に沿って外
袋11と半折フィルム22を切断して二層袋10aを開
封すると共に、外袋11の外袋底縁シール部15を除く
底縁で外袋11の表及び又は裏のフィルムを一部又は底
縁全長を切断し、外袋11の内面と半折フィルム22の
外面との間に通気させる通気口を形成すると、内容物5
0が下方に落下するとき半折フィルム22の外面は外袋
11の内面から容易に離れ易くなる。
【0049】内層が2枚のフィルムで形成された袋(底
端縁非シール) 次に、他の実施例について、前述した袋と同様の部分は
省略して説明する。
【0050】この実施例の二層袋の全体図は図1と同様
である(前記表と裏のフィルムは図1の内袋12に相当
する)ので、図1を参考にして説明すると、二層袋の外
層は前述実施例と同様、袋体から成る外袋11として形
成される。(図1)また、二層袋の内層は、前述実施例
の図1の内袋12と同様のヒートシール性を有するフィ
ルムで成り、フィルム厚は15〜20μの薄いフィルム
であることが好ましく、2枚の前記フィルムを表と裏に
重合し、この表と裏のフィルムを前記外袋11内へ挿入
し、前記表と裏のフィルムの各3辺を外袋11の両側縁
111,111と底縁112へ当接する。
【0051】さらに、前記外袋11の開口縁内面と、こ
の外袋11の開口縁に接する前記表と裏のフィルムの端
縁の外面を幅広にヒートシールして開口シール部13が
形成される。なお、外袋11の内面と表と裏のフィルム
の外面とは前記開口シール部13以外ではヒートシール
されていない。
【0052】したがって、以上の二層袋の表と裏のフィ
ルム内に内容物50を充填すると、前記表と裏のフィル
ムの各3辺は分離しているが、この各3辺はそれぞれ外
袋11の両側縁111,111と底縁112に当接し、
且つ外袋11の内面と前記表と裏のフィルムの外面が接
しているので、外袋11の内面と表と裏のフィルムの外
面との間に侵入する内容物50の量は少ない。
【0053】この実施例の二層袋の内層内に前記内容物
50を充填後、前述実施例の図4及び図5と同様に、二
層袋の開口端縁を含み前記開口シール部13より幅狭に
外袋11と内層の表と裏のフィルムを同時にヒートシー
ルして内容物を封緘する封緘部17を形成され、開口シ
ール部13には前述実施例と同様の開封切断部18が形
成される。
【0054】したがって、前述実施例の図4と同様に、
開封切断部18内に図示した仮想切断線19に沿って外
袋11と内層の表と裏のフィルムを同時に切断して二層
袋を開封し、この開封により形成された開口を下方に向
けて、前述実施例の図6と同様、内容物50は内層の表
と裏の2枚のフィルムと共に下方へ落下し、遂には前述
実施例の図7と同様、表と裏の2枚のフィルムの内面か
ら極めて良好な剥離状態で分離して下方へ落下する。
【0055】なお、内層の表と裏のフィルムの3辺が分
離しているので、内容物50を二層袋から落下させると
き、表と裏のフィルムは容易に裏返しされる。
【0056】開封切断部の内層の内面にジップを設けた袋 次に、他の実施例について、図12を参照して説明す
る。
【0057】前述実施例の外層と内層の各底端縁が互い
に非シールである袋においては、例えば図4及び図5に
おいて開封切断部18で内袋12と外袋11を同時に切
り離す仮想切断線19を図示しており、この仮想切断線
19より開口縁と反対方向側の開封切断部18の内袋1
2の内面にジップ24を設けることができる。
【0058】前記ジップ24は、例えば図12に示すよ
うに互いに嵌脱自在の凹型及び凸型のレール状にそれぞ
れ形成した2種類の係合突起24aと係合凹部24bを
係着して組み合わせたものである。そして係合突起24
aを一方の内袋12のフィルムの内面に、係合凹部24
bを他方の内袋12のフィルムの内面にヒートシールし
ている。
【0059】内容物50を袋内から取出した後、袋の開
口縁から外方へ脱出した内袋を外袋11内へ戻し、この
袋内へ他の内容物を投入し、次いで前記ジップ24の係
合突起24aと係合凹部24bの両外側を、端縁から順
に一方向へ加圧してゆくと、前記係合突起24aと係合
凹部24bが互いに順に係着してジップ24は閉塞され
内容物が封入され、袋を再使用できる。
【0060】なお、内層が半折フィルム22あるいは表
と裏の2枚のフィルムで形成された袋の場合も、上述し
た内層が内袋12の場合と同様に、ジップ24を仮想切
断線19より開口縁と反対方向側の開封切断部18の内
層の表と裏のフィルムの内面にジップ24を設けること
ができる。
【0061】外層と内層の各底端縁が互いにシールされた袋 内層が内袋である袋(底端縁シール) 次に、他の実施例について、前述実施例の図1の袋と同
様の部分は省略して図9を参照して説明する。
【0062】この実施例の二層袋10bの外層は、前述
実施例の二層袋10と同様、袋体から成る外袋11とし
て形成される。(図1)また、二層袋10bの内層は、
前述実施例の二層袋10の内袋12と同様に袋体に形成
した内袋32である。
【0063】二層袋10bは、前記外袋11内に、前記
内袋32を外袋11の開口から挿入し、内袋32の両側
縁321,321をそれぞれ外袋11の両側縁111,
111に当接しており、外袋11の底縁112に接する
内袋32の底端縁を同時にヒートシールして底端縁シー
ル部35が形成されている。なお、図9は図1と同様、
外袋11及び内袋32の各側縁をわかり易くするため
に、外袋11の両側縁111,111と、内袋32の両
側縁321,321との間を離して図示しているが、実
際には当接しており、外袋11の内面と内袋32の外面
は図10において離して図示しているが実際には互いに
接している。
【0064】そして、図1の実施例と同様に、前記外袋
11の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する内
袋32の開口縁外面を幅広にヒートシールして開口シー
ル部13を形成される。
【0065】この二層袋10bの内袋32内に内容物5
0を充填後、前述実施例の図4及び図5と同様に、二層
袋10bの開口端縁を含み前記開口シール部13より幅
狭に外袋11と内袋32を同時にヒートシールして封緘
部17を形成され、開口シール部13には前述実施例と
同様の開封切断部18が形成される(図9及び図1
0)。
【0066】さらに、二層袋10bの底縁には、図9に
示すように、前記底端縁シール部35を除く底縁で外袋
11と内袋32を同時に切り離す底縁切断部36が設け
られている。この底縁切断部36は内容物50にできる
だけ影響を与えないために底端縁シール部35にできる
だけ近い範囲の底縁を示している。
【0067】図9の開封切断部18内に図示した仮想切
断線19に沿って外袋11と内袋32を同時に切断して
二層袋10bを開封する(前述実施例の図4及び図5と
同様)と共に、前記底縁切断部36内に二点鎖線で図示
した仮想底縁切断線37に沿って切断し外袋11と内袋
32を同時に切り離す。
【0068】次いで、前記開封切断部18を開封するこ
とにより形成された開口を下方に向けると、内袋32が
柔軟性のある薄いフィルムで形成されているので、内袋
32は粘性を有する内容物50の表面にへばり付いて内
容物50と一緒に下方へ落下するにつれて残余の開口シ
ール部13の付近より徐々に裏返しにされながら前記開
口より下方へ脱出し、内容物50は遂には図11に示す
ように、内袋32の内面から極めて良好な剥離状態で分
離して下方へ落下する。
【0069】内層が2枚のフィルムで形成された袋(底
端縁シール) 次に、他の実施例について、前述実施例の図1及び図9
の袋と同様の部分は省略して説明する。
【0070】この実施例の二層袋の全体図は図9と同様
である(前記表と裏のフィルムは図9の内袋32に相当
する)ので、図9を参考にして説明すると、二層袋の外
層は前述実施例の図1の二層袋10と同様、袋体から成
る外袋11として形成される。
【0071】また、二層袋の内層は、前述実施例の図1
の内袋12と同様のヒートシール性を有するフィルムで
成り、2枚の前記フィルムを表と裏に重合し、表と裏の
2枚のフィルムを前記外袋11内へ挿入し、前記表と裏
の2枚のフィルムの各3辺をそれぞれ外袋11の両側縁
111,111と底縁112へ当接し、外袋11の底縁
112に接する前記表と裏の2枚のフィルムの底端縁を
同時にヒートシールして底端縁シール部35が形成され
ている。
【0072】また、図9の実施例と同様に、前記外袋1
1の開口縁内面と、この外袋11の開口縁に接する前記
表と裏のフィルムの開口縁外面を幅広にヒートシールし
て開口シール部13を形成される。
【0073】この二層袋の前記表と裏のフィルム内に内
容物50を充填後、前述実施例の図4及び図5と同様
に、二層袋の開口端縁を含み前記開口シール部13より
幅狭に外袋11と前記表と裏の2枚のフィルムを同時に
ヒートシールして封緘部17を形成され、開口シール部
13には前述実施例と同様の開封切断部18が形成され
る。
【0074】さらに、二層袋の底縁には、前記底端縁シ
ール部35を除く底縁で外袋11と前記表と裏の2枚の
フィルムを同時に切り離す底縁切断部36が設けられて
いる(前述実施例の図9と同様)。
【0075】図9の開封切断部18内に図示した仮想切
断線19に沿って外袋11と前記表と裏の2枚のフィル
ムを同時に切断して二層袋を開封すると共に、前記底縁
切断部36内に二点鎖線で図示した仮想底縁切断線37
に沿って切断し外袋11と前記表と裏のフィルムを同時
に切り離し、前記開封切断部18を開封することにより
形成された開口を下方に向けると、内容物50は前記表
と裏のフィルムと共に下方へ落下し、遂には図11に示
すように、前記表と裏のフィルムの内面から極めて良好
な剥離状態で分離して下方へ落下する。
【0076】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0077】(1) 袋を開封切断部で開封した後、袋を逆
さにすると、内容物は内層と一緒に内層の外面が外層の
内面を滑りながら下方へ落下するので、あんこや味噌な
どのように粘性のある内容物を容易に且つ素速く取出す
ことができた。
【0078】(2) また、開封切断部で開封すると、内層
の開口縁外面は残余の開口シール部で外層の開口縁内面
にシールされているので、内容物が下方へ落下するにつ
れて内層の表と裏のフィルムは残余の開口シール部付近
より徐々に内容物の表面に対して180°に近い剥離角
度を維持しながら内容物の表面から剥がれるため、内容
物を内層の内面にほとんど付着することなく内層から極
めて良好な剥離状態で分離して取出すことができた。
【0079】(3) 二層袋の外層の底縁と、この外層の底
縁に接する内層の端縁を同時にヒートシールして底端縁
シール部を設けた袋は、前記底端縁シール部を除く底縁
に設けた底縁切断部で内層と外層を同時に切り離すこと
により、上記(1)及び(2)項と同様、袋を逆さにすると、
内容物は内層と一緒に内層の外面が外層の内面を滑りな
がら下方へ落下するので、粘性のある内容物を容易に且
つ素速く取出すことができ、内容物を内層の内面にほと
んど付着することなく内層から極めて良好な剥離状態で
分離して取出すことができた。
【0080】(4) 二層袋の外層が袋体から成る外袋とし
て形成され、内層が一枚のフィルムを半折し重合した半
折フィルムから成り、この半折フィルムを前記外袋内に
挿入して形成した袋、あるいは内層を成す表と裏の2枚
のフィルムの各3辺を前記外袋内に挿入して形成した袋
においては、前記半折フィルムの両側縁、又は表と裏の
2枚のフィルムの両側縁がそれぞれ分離しているので、
これらの内層は、内容物を袋から落下させるとき、袋体
から成る内袋として形成した内層に比してより一層容易
に裏返しされるため、粘性のある内容物をより一層容易
に且つ素速く取出すことができた。
【0081】(5) 上記(4)項の理由により、前記半折フ
ィルム又は表と裏の2枚のフィルムはフィルム厚が必ず
しも薄いフィルムでなくてもよく、フィルム厚を厚くし
て強度を増加することができた。
【0082】(6) 前記開封切断部で内層と外層を同時に
切り離す仮想切断線より開口縁と反対方向側の開封切断
部の内層の内面にジップを設けたので、内容物50を袋
内から取出した後、この袋内へ他の内容物を投入してジ
ップ24で内容物を封入することができ、袋を再使用で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の二層袋の全体平面図を示すも
のである。
【図2】図1の矢視B−B線断面図である。
【図3】図1の矢視C−C線断面図である。
【図4】図1の二層袋の内層内に内容物を充填後、開口
部を封緘した袋の全体平面図を示すものである。
【図5】図4の矢視E−E線断面図である。
【図6】図4の袋を仮想切断線で切断し開封した状態の
袋の縦断面図である。
【図7】図6の袋から内容物を落下させて取出した状態
図である。
【図8】本発明の他の実施例の二層袋を示すもので、図
1の内層が半折フィルムで形成された袋の要部横断面図
である。
【図9】本発明の他の実施例の二層袋の内層内に内容物
を充填後、開口部を封緘した袋の全体平面図を示すもの
である。
【図10】図9の矢視J−J線断面図である。
【図11】図9の袋を仮想切断線で切断し開封した後、
袋から内容物を落下させて取出した状態図である。
【図12】図5の開封切断部内の内層の内面にジップを
設けた袋の要部縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の二層袋の斜視図。
【図14】本発明の他の実施例の二層袋の斜視図。
【符号の説明】
10 二層袋 10a 二層袋 10b 二層袋 11 外袋 12 内袋 13 開口シール部 14 外袋側縁シール部 15 外袋底縁シール部 16 開口部 17 封緘部 18 開封切断部 19 仮想切断線 22 半折フィルム 24 ジップ 24a 係合突起 24b 係合凹部 32 内袋 35 底端縁シール部 36 底縁切断部 37 仮想底縁切断線 50 内容物 111 側縁(外袋11の) 112 底縁(外袋11の) 121 側縁(内袋12の) 122 底縁(内袋12の) 221 側縁(半折フィルム22の) 321 側縁(内袋32の)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表と裏のフィルムを重合して1ないし3
    辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表と裏
    のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルムを有
    する内層から成り、この内層の両側縁を外層の両側縁に
    当接し、且つ前記外層の開口縁内面と、この外層の開口
    縁に接する内層の端縁の外面を幅広にヒートシールして
    開口シール部を備える開口部を有する少なくとも二層袋
    を形成し、この多層袋の内層内に内容物を充填後、開口
    端縁を含み前記開口シール部より幅狭に内層と外層を同
    時にヒートシールして封緘部を形成すると共に、前記封
    緘部が占める前記開口シール部の残余の開口シール部で
    開封切断部を形成されていることを特徴とする内容物取
    出し容易な袋。
  2. 【請求項2】 表と裏のフィルムを重合して1ないし3
    辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表と裏
    のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルムを有
    する内層から成り、前記外層の開口縁内面と、この外層
    の開口縁に接する内層の端縁のみの外面を幅広にヒート
    シールして開口シール部を備える開口部を有する少なく
    とも二層袋を形成し、この多層袋の内層内に内容物を充
    填後、開口端縁を含み前記開口シール部より幅狭に内層
    と外層を同時にヒートシールして封緘部を形成すると共
    に、前記封緘部が占める前記開口シール部の残余の開口
    シール部で開封切断部を形成されていることを特徴とす
    る内容物取出し容易な袋。
  3. 【請求項3】 前記外層及び内層がそれぞれ1辺を開口
    した袋体から成る外袋及び内袋として形成され、前記外
    袋の開口縁内面と前記内袋の開口縁のみの外面を幅広に
    ヒートシールして開口シール部を備える開口部を有する
    二層袋を形成した請求項1又は2記載の内容物取出し容
    易な袋。
  4. 【請求項4】 前記外層が袋体から成る外袋として形成
    され、前記内層が一枚のフィルムを半折し重合した半折
    フィルムから成り、この半折フィルムの半折縁を前記外
    袋の底縁に当接し且つ半折フィルムの両側縁を外袋の両
    側縁に当接するように、前記半折フィルムを外袋内に挿
    入し、前記外袋の開口縁内面と、この外袋の開口縁に接
    する半折フィルムの端縁のみの外面を幅広にヒートシー
    ルして開口シール部を備える開口部を有する少なくとも
    二層袋を形成した請求項1又は2記載の内容物取出し容
    易な袋。
  5. 【請求項5】 前記外層が袋体から成る外袋として形成
    され、前記内層を成す表と裏の2枚のフィルムの各3辺
    を前記外袋の底縁と両側縁にそれぞれ当接するように、
    前記内層の表と裏のフィルムを外袋内に挿入し、前記外
    袋の開口縁内面と、この外袋の開口縁に接する内層の端
    縁のみの外面を幅広にヒートシールして開口シール部を
    備える開口部を有する少なくとも二層袋を形成した請求
    項1又は2記載の内容物取出し容易な袋。
  6. 【請求項6】 表と裏のフィルムを重合して1ないし3
    辺がシールされて1辺が開口する外層と、外層の表と裏
    のフィルムの内面に外面が接する表と裏のフィルムを有
    する内層から成り、前記外層の開口縁内面と、この外層
    の開口縁に接する内層の端縁の外面を幅広にヒートシー
    ルして開口シール部を備える開口部を有し、且つ前記外
    層の底縁と、この外層の底縁に接する内層の端縁を同時
    にヒートシールして底端縁シール部を有する少なくとも
    二層袋を形成し、この多層袋の内層内に内容物を充填
    後、開口端縁を含み前記開口シール部より幅狭に内層と
    外層を同時にヒートシールして封緘部を形成すると共
    に、前記封緘部が占める前記開口シール部の残余の開口
    シール部で開封切断部を形成され、一方、前記底端縁シ
    ール部を除く底縁で内層と外層を同時に切り離す底縁切
    断部が設けられていることを特徴とする内容物取出し容
    易な袋。
  7. 【請求項7】 前記外層及び内層がそれぞれ1辺を開口
    した袋体から成る外袋及び内袋として形成され、前記外
    袋の開口縁内面と前記内袋の開口縁の外面を幅広にヒー
    トシールして開口シール部を備える開口部を有し、且つ
    前記外袋の底縁と、この外袋の底縁に接する内袋の端縁
    を同時にヒートシールして底端縁シール部を有する少な
    くとも二層袋を形成した請求項6記載の内容物取出し容
    易な袋。
  8. 【請求項8】 前記外層が袋体から成る外袋として形成
    され、前記内層を成す表と裏の2枚のフィルムの各3辺
    を前記外袋の底縁と両側縁にそれぞれ当接するように、
    前記内層の表と裏のフィルムを外袋内に挿入し、前記外
    袋の開口縁内面と、この外袋の開口縁に接する内層の端
    縁の外面を幅広にヒートシールして開口シール部を備え
    る開口部を有し、且つ前記外袋の底縁と、この外袋の底
    縁に接する内層の表と裏のフィルムの端縁を同時にヒー
    トシールして底端縁シール部を有する少なくとも二層袋
    を形成した請求項6記載の内容物取出し容易な袋。
  9. 【請求項9】 前記開封切断部で内層と外層を同時に切
    り離す仮想切断線より開口縁と反対方向側の開封切断部
    の内層の内面にジップを設けた請求項1,2,3,4又
    は5記載の内容物取出し容易な袋。
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