JP2541212B2 - リ−ルの回転防止装置 - Google Patents

リ−ルの回転防止装置

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JP2541212B2
JP2541212B2 JP62078747A JP7874787A JP2541212B2 JP 2541212 B2 JP2541212 B2 JP 2541212B2 JP 62078747 A JP62078747 A JP 62078747A JP 7874787 A JP7874787 A JP 7874787A JP 2541212 B2 JP2541212 B2 JP 2541212B2
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reels
locking piece
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祐司 岩橋
清 浦山
利博 渡辺
真也 佐藤
正則 田中
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリールの回転防止装置に係り、特にロック部
材に連設されている係止片をフランジの凹部に係合させ
ることによって振動等によるリールの回転を防止するよ
うにした回転防止装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、テープカセットのケーシング内に配されて
いるリールが振動等によって回転するのを防止するため
に、ロック部材を設けるとともに、フランジの凹部に係
合される係止片をロック部材に一体に連設するように
し、しかも係止片の根元部分と中間部分とにそれぞれヒ
ンジ部を形成するようにしたものであって、これによっ
てリールに対する係止片の追従性を高め、確実に回転の
防止を行なうようにしたものである。
〔従来の技術〕
テープカセットにおいて、ケーシング内のリールが不
使用時に回転すると、このリールに巻装されている磁気
テープが弛むことになる。そこで本願出願人が例えば実
願昭60−91486号によって提案するような回転防止装置
を設けるようにしている。この装置は第8図に示される
ように、リールロック1をスプリング2によって付勢す
るようにし、リールロック1に設けられている係止片3
がリールフランジ4の係止用凹部5に係合されてリール
の回転を防止するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来のリールの回転防止装置によれば、左
右一対の係止片3をリールロック1に一体に設けるよう
にしているために、片方のリール、例えば右側のリール
が回転しようとすると、第9図に示すようにこの右側の
リールのフランジ4の凹部5によってリールロック1が
押下げられ、左側のリールのフランジ4の凹部5と係止
片3との係合が解除されることになる。あるいはまた第
10図に示すように、右側のリールが回転しようとする
と、これによってそのフランジ4の凹部5が右側の係止
片3を押すことになり、これによってリールロック1が
傾くことになる。従ってこの場合においても、左側のリ
ールの係止片3による回転防止が解除されることにな
り、他方のリールが自由に回転し得る状態になってしま
う。すなわち従来のこのようなリールの回転防止装置に
よれば、リールの回転防止が完全に達成されない可能性
があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、片方のリールが回転した場合においても、他方の
リールの回転防止の機能が損われないようにしたリール
の回転防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、カセットケーシング内に左右に並置される
ように一対のリールを配し、該リールのフランジの外周
部に係合用凹部を設け、 前記一対のリール間において前記カセットケーシング
内に設けられている案内壁によって摺動可能に案内され
ているロック部材の先端部にほぼV字状に突出するよう
に一対の係止片を連設し、該係止片を前記一対のリール
のフランジの係合用凹部にそれぞれ係合させることによ
って振動等によるリールの回転を防止するようにした装
置において、 前記一対の係止片の根元部分と中間部分とにそれぞれ
ヒンジ部を形成し、 前記一対の案内壁の先端部に前記一対の係止片の根元
側のヒンジ部と中間部分のヒンジ部との間の部位を外側
から押える突部を設け、 しかも前記一対の係止片間に位置するように前記カセ
ットケーシング内に突柱を設け、該突柱の両側部によっ
て前記一対の係止片の根元側のヒンジ部と中間部分のヒ
ンジ部との間の部位が互いに近接する方向に変形するの
を内側から押えるようにした、 ことを特徴とするリールの回転防止装置に関するもので
ある。
〔作用〕
従って本発明によれば、ロック部材に連設されている
係止片がその根元部分と中間部分にそれぞれヒンジ部を
有することになり、ロック部材が一方のリールによって
押されても、ヒンジ部で係止片が撓むことになり、ロッ
ク部材に力が伝達されにくくなる。従って片方のリール
が回転してもロック部材が動かなくなって他方のリール
の係止片による係止の状態はそのまま維持されるように
なり、ロック部材の係止片のそれぞれのリールに対する
追従性が向上することになる。
〔実施例〕
以下本発明を図示の一実施例につき説明する。第5図
は本発明の一実施例に係るリールの回転防止装置を備え
るテープカセット10を示すものであって、そのケーシン
グ内には左右一対のリール11、12が配されている。磁気
テープ13の両端はそれぞれリール11、12に止着されると
ともに、これらのリール11、12によって巻装されてい
る。さらに磁気テープ13は蓋体14の内側に掛け渡される
ようになており、蓋体14を開いて磁気テープ13を引出す
ようになっている。
テープカセット10内には第1図および第4図に示すよ
うなリールの回転防止装置が設けられている。この回転
防止装置はリールロック16から構成されるとともに、リ
ールロック16にはその先端部にV字状に一対の係止片17
を備えている。そしてこれらの係止片17が左右のリール
11、12のフランジ19の係止用凹部20と係合するように、
リールロック16はスプリング18によって摺動付勢されて
いる。またリールロック16は左右の案内壁21の間で摺動
自在に支持されている。
さらに本実施例に係るリールの回転防止装置によれ
ば、リールロック16に一体に形成されている係止片17に
は、その根元部分および中間部分にそれぞれヒンジ部2
3、24が形成されており、これらのヒンジ部23、24にお
いて係止片17が変形可能になっている。またリールロッ
ク16を摺動可能に支持する案内壁21の先端部には突部25
が形成されており、リールロック16の往動量を規制して
いる。さらに一対の係止片17の間に位置するように、カ
セットケーシングには一体に突柱26が植設されている。
以上のような構成において、スプリング18は両側の案
内壁21によって案内されているリールロック16を第1図
において上方に押しているために、このリールロック16
に連設されている係止片17が左右のリール11、12のフラ
ンジ19の係止用凹部20と係合することになり、これによ
って不使用時におけるリール11、12の回転を防止するこ
とになる。従ってカセットケーシング内においてリール
11、12に巻装されている磁気テープ13が不使用時に弛む
ことが防止されるようになる。
さらに本実施例に係るテープカセットによれば、片方
のリールによってリールロック16が力を受けても、係止
片17がヒンジ部23、24で変形することになり、リールロ
ック16にこの力を伝達することがなくなる。従ってリー
ルロック16が移動することがなく、他方のリールのロッ
クがはずれることが防止される。すなわち第2図に示す
ように、右側のリールを回転させようとすると、右側の
係止片17が中間のヒンジ部24の所で曲がるために、リー
ルロック16に力が加わることがなく、このリールロック
16が第2図において下方へ移動することもない。また係
止片17はヒンジ部23、24によって曲がるために、第3図
に示すように右側のリールのフランジ17からの力を受け
ても、左右の係止片17が独立してそれぞれリールのフラ
ンジ17に追随することになり、左側の係止片17のロック
動作が解除されることがなくなる。
なおリールロック16の解除を確実にするために、本実
施例に係る回転防止装置においては、案内壁21の先端部
に突部25を設け、突部25によって係止片17を絞り込むよ
うにしている。またロック力を向上するために、中央の
突柱26によって係止片17を押拡げるようにしており、こ
れによってより確実な回転防止の動作を達成するように
している。
〔応用例〕
以上本発明を図示の一実施例につき述べたが、本発明
は上記実施例によって限定されることなく、本発明の技
術的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば第6
図に示すように、左右の案内壁21の突部25の先端部にさ
らにストッパ29を設けるようにし、これらのストッパ29
によって係止片17の変形量を規制するようにしてもよ
い。あるいはまた第7図に示すように、カセットケーシ
ングに円柱状のストッパピン30を形成し、このストッパ
ピン30によって係止片17の所定量以上の変形を防止する
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、係止片の根元部分と中間部分
とにそれぞれヒンジ部を形成するようにしたものであ
る。従ってこれらのヒンジ部によって、リールが係止片
を押しても上記ヒンジ部で力を吸収することになり、ロ
ック部材の移動が防止される。これによって他方のリー
ルのロックはそのままの状態に維持される。従って係止
片の対応するリールへの追従性が向上するために、振動
や落下によって片方のリールのロックがはずれて回転し
てしまうことがなくなる。
とくに本願発明においては、一対の案内壁の先端部に
一対の係止片の根元側のヒンジ部と中間部分のヒンジ部
との間の部位を外側から押える突部を設けるようにして
いるために、このような突部によって係止片の中間部分
よりも根元側の部分が絞られてリールのロックの解除が
確実に行なわれるようにしている。しかも係止片の中間
部分のヒンジ部よりも根元側の部位であって根元側のヒ
ンジ部との中間の部分は、一対の係止片間に位置するよ
うにカセットケーシング内に設けられている突柱の両側
部によって押圧されるようになっており、係止片の根元
側のヒンジ部と中間部分のヒンジ部との間の部分が互い
に近接する方向に変形するのが内側から押えられるよう
になっているために、ヒンジ部を根元部分と中間部分と
にそれぞれ形成しても係止片のロック力が低下すること
がなくなり、より確実な回転防止の動作が達成されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る回転防止装置の平面
図、第2図および第3図はその回転防止の動作を示す要
部拡大平面図、第4図は同分解斜視図、第5図はテープ
カセットの平面図、第6図は変形例の回転防止装置の平
面図、第7図は別の変形例の回転防止装置の平面図、第
8図は従来の回転防止装置の平面図、第9図および第10
図は従来の装置の動作を示す要部平面図である。 なお図面に用いた符号において、 10……テープカセット 11、12……リール 16……リールロック 17……係止片 19……フランジ 20……係止用凹部 21……案内壁 23、24……ヒンジ部 25……突部 26……突柱 である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 真也 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニーマグネプロダクツ株式会社内 (72)発明者 田中 正則 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニーマグネプロダクツ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−138079(JP,U) 実開 昭58−151984(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットケーシング内に左右に並置される
    ように一対のリールを配し、該リールのフランジの外周
    部に係合用凹部を設け、 前記一対のリール間において前記カセットケーシング内
    に設けられている案内壁によって摺動可能に案内されて
    いるロック部材の先端部にほぼV字状に突出するように
    一対の係止片を連設し、該係止片を前記一対のリールの
    フランジの係合用凹部にそれぞれ係合させることによっ
    て振動等によるリールの回転を防止するようにした装置
    において、 前記一対の係止片の根元部分と中間部分とにそれぞれヒ
    ンジ部を形成し、 前記一対の案内壁の先端部に前記一対の係止片の根元側
    のヒンジ部と中間部分のヒンジ部との間の部位を外側か
    ら押える突部を設け、 しかも前記一対の係止片間に位置するように前記カセッ
    トケーシング内に突柱を設け、該突柱の両側部によって
    前記一対の係止片の根元側のヒンジ部と中間部分のヒン
    ジ部との間の部位が互いに近接する方向に変形するのを
    内側から押えるようにした、 ことを特徴とするリールの回転防止装置。
JP62078747A 1987-03-30 1987-03-30 リ−ルの回転防止装置 Expired - Lifetime JP2541212B2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2786120B2 (ja) * 1994-12-20 1998-08-13 エヌイーシー・メディカルシステムズ株式会社 降雪検知機

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JPS58151984U (ja) * 1982-04-03 1983-10-12 ソニー株式会社 テ−プカセツト
JPS59138079U (ja) * 1983-03-03 1984-09-14 株式会社エンプラス テ−プリ−ルの逆転防止装置

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