JPS6317092Y2 - - Google Patents

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JPS6317092Y2
JPS6317092Y2 JP3934883U JP3934883U JPS6317092Y2 JP S6317092 Y2 JPS6317092 Y2 JP S6317092Y2 JP 3934883 U JP3934883 U JP 3934883U JP 3934883 U JP3934883 U JP 3934883U JP S6317092 Y2 JPS6317092 Y2 JP S6317092Y2
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JP
Japan
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reel
tape
stopper
operating member
brake
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JP3934883U
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JPS59145778U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は不使用時に内蔵のテープリールの回
転を阻止するリールブレーキ手段を備えたテープ
カートリツジにおいて、このリールブレーキ手段
に改良を加えて作動の確実性を図つたものであ
る。
この種リールブレーキ手段Aの大要を添付図面
で説明すると、磁気記録装置にテープカートリツ
ジを装填したとき、磁気記録装置側のブレーキ解
除用プツシヤ20がケース底壁6に透設の操作孔
9を介してケース本体1内に突入してき、ケース
本体内に装置した操作部材12を介してリールス
トツパー10をこれのブレーキ片14がテープリ
ール2のフランジ外周から外れるように回動操作
するものとなつている。
この場合、前記プツシヤ20のケース本体内へ
の最終突入量は所定値に予め規制されており、プ
ツシヤ20が完全に突入した状態においてリール
ストツパー10のブレーキ片14はテープリール
2のフランジ外周から完全に外れるべく設定され
ている。
しかし、磁気記録装置側のプツシヤ20に寸法
上のバラつきや突入量の設定にバラつきがあるこ
とは否めない。テープリール2もケース本体内に
おいてかなりの範囲内で遊動自在である。ケース
本体内に組み込まれる操作部材12やリールスト
ツパー10にも寸法や組付精度にバラつきが生じ
る。これらが複合すると、磁気記録装置にテープ
カートリツジを装填したとき、磁気記録装置側の
プツシヤ20によるリールブレーキ解除作動が遅
れてブレーキ片14がフランジ外周から完全に外
れ切らないうちにテープローデイングピンによる
テープ引き出し作動が行われることがある。その
ため、テープが伸び変形したり、磁気テープとこ
れの両端のリーダーテープとを接続しているスプ
ライシングテープが剥離するといつた、不具合が
認められた。
この考案は、かかる点に着目して、テープカー
トリツジを磁気記録装置に装填した最終状態での
リールストツパーのブレーキ解除位置までの後退
変位量は従来と同じでありながら、途中でのリー
ルストツパーの後退変位量は従来よりも多くして
ストツパー解除のタイミングをはやくし、もつて
リールブレーキ状態のままでテープ引き出し作動
が行われてしまう従来の不具合を無くそうとする
ものである。
以下、その詳細を図面に基づいて説明すると、
第1図はビデオ用のテープカートリツジを例示し
ており、これのケース本体1は蓋合わせ状にねじ
結合されたプラスチツク製の上下ケース1a・1
bからなり、その内部左右に一組のテープリール
2・2が遊転自在に装置され、これら両リール
2・2にテープ3の両端が係止連結されて巻回さ
れている。テープ3は図上右側の供給側リール2
からケース前面に導出されたのち、左側の巻取側
リール2に巻き取られる。ケース本体1の前面に
はこれが不使用時にテープ3の外側を被覆して保
護するための前蓋4が開閉自在に枢着されてい
る。
各テープリール1は上下にフランジ2a・2b
を有し、その下フランジ2bの外周に係合歯5が
連続形成されている。
第2図ないし第4図はリールブレーキ手段Aを
示しており、これはケース本体内の後方中央部位
のデツドスペースを利用して配置されている。
すなわち、ケース本体1の後方中央部位におい
て、ケース底壁6の内面に左右一対の枢支軸7・
7を一体に立設するとともに、各枢支軸7に近接
する横外側方にばね受部材8・8を一体に立設
し、両枢支軸7・7間の前方に操作孔9を貫設す
る。そして、一対のリールストツパー10・1
0、一対のばね部材11・11および操作部材1
2を組みつける。
各リールストツパー10は、基端に縦向きの円
筒状ボス13を有し、該ボス13からブレーキ片
14とブレーキ解除用操作片15とが連出された
プラスチツク成形品であり、そのボス13が各枢
支軸7に上方から回動自在に嵌合枢支されてい
る。
各ばね部材11は、一定の上下幅を有する平板
状のもので、長手方向の中間部にV字形の凹曲部
11aが幅方向にわたつて屈曲形成されている。
このばね部材11は枢支軸7、ばね受部材8そし
て枢支軸7に装着済のリールストツパー10との
間に上方から水平姿勢で装着し、その中間凹曲部
11aを枢支軸7に嵌合する状態で接当支持し、
一端側をばね受部材8に、他端側をリールストツ
パー10の前記操作片15の先端の接当作用部1
6にそれぞれ受け止め支持する。枢支軸7とばね
受部材8とを一定の配置関係にあるように設定し
てばね部材11に弾発力を付与し、この各ばね部
材11の弾発力で枢支軸回りにリールストツパー
10をブレーキ片14の先端がテープリール2の
係合歯5に係合する姿勢に回動付勢する。
操作部材12は、水平板部12aと垂直立ち上
げ部12bとを有するプラスチツク成形品であ
り、下ケース1bの内面に揺動自在に枢支され、
水平板部12aが前記操作孔9を蓋し、立ち上げ
部12bが両リールストツパー10・10の操作
片15・15の接当作用部16・16に前方から
接当作用する。
しかるときは、ばね部材11の弾発力で各リー
ルストツパー10が一定方向に回動付勢され、テ
ープカートリツジの不使用時には各リールストツ
パー10のブレーキ片14が各テープリール2の
係合歯5に係合してテープリール2の遊転を阻止
する。テープカートリツジを磁気記録装置に装填
すると、第4図に示すように、磁気記録装置側の
プツシヤ20が下方から操作孔9に突入して操作
部材12を突き上げ、この操作部材12の揺動で
各リールストツパー10がばね部材11に抗して
枢支軸7回りに回動し、ブレーキ片14が係合歯
5から外れてリールブレーキが解除される。
以上の構成は基本的に従来のそれと同じであ
り、本考案の特徴点は次のようにしたところにあ
る。
すなわち、各リールストツパー10におけるブ
レーキ操作片15の先端に立設した接当作用部1
6の前面に形成された扁平な接当作用面17に、
山形のカム部18を突設する。このカム部18は
操作部材12の立ち上げ部12bにおける円弧状
先端部が接当作用面17に接当開始した点P1
起点とし、操作部材12がプツシヤ20によつて
最大限押し上げ回動されたときの接触点P2を終
点として、その間における弯曲状の接点軌跡に沿
うべく山形に形成されている。
従つて、第6図において操作部材12の立ち上
げ部12bが接当作用面17に接当開始した時点
からのプツシヤ20の上昇量hに対するブレーキ
片先端の後退変位量xの変動、つまり、ストツパ
ー解除効率特性は同図中の特性線図aで示すもの
となる。因に、前記カム部18を有しない従来構
造でのストツパー解除効率特性は同図中の特性線
部bで示されており、プツシヤ最大上昇量hmax
に対するブレーキ片後退変位量xmaxはいづれも
規定値に合致しているが、プツシヤ挿入途中の或
る挿入量h1においては、本案のものでは従来の後
退変位量x′1よりも△x多いx1となり、それだけ
ストツパー解除タイミングも早い。
なお、図示例ではケース本体1の後方中央部に
二組のリールストツパー10を装置したが、リー
ルブレーキ手段Aをケース本体1の後方の左右隅
部などにそれぞれ別々に装置して左右のテープリ
ール2の回転を阻止するようにしてもよい。もち
ろん、左右のテープリール2・2の一方に作用す
るリールブレーキ手段Aについては本考案のもの
を採用し、他方は省略又は別の構造のリールブレ
ーキ手段を採るようにしてもよいであろう。
また、不使用時にリールストツパー10でテー
プリール2の回転を完全にロツクすることまでは
要求されず、前記ブレーキ片14がフランジ外周
に単に摩擦接当するをもつて十分である。したが
つて、このフランジ2bに係合歯5を連続形成す
ることも必須ではない。リールストツパー10が
上フランジ2aに接当係合する形態も考えられ
る。
また、リールストツパー10をブレーキ姿勢に
回動付勢するばね手段11も、図示例の板ばねに
代えて捩りばね等にしてもよいし、リールストツ
パー10これ自体から弾性活片を連出してこの弾
性舌片がばね作用するものとしてもよい。
その他、ケース本体1の左右の横側壁に操作孔
9を透設し、磁気記録装置側のプツシヤ20が左
右の横側方からケース本体1内に突入する形態に
してもよいであろう。
以上説明したように、本考案では操作部材12
が接当作用するリールストツパー10の接当作用
面17に山形のカム部18を突出形成したので、
操作部材12によるリールストツパー10のブレ
ーキ解除方向への後退開始時点と終端時点が従来
通りでも、その移動途中での後退特性は解除タイ
ミングの早いものに変更できる。したがつて、テ
ープカートリツジを磁気記録装置に装填したと
き、テープ引き出し作動時にリールブレーキが掛
つたままの状態が現出することを有効確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が対象とするテープカートリツ
ジの一部切欠き平面図、第2図は本考案に係るリ
ールブレーキ手段を示す要部拡大平面図、第3図
はリールブレーキ手段の斜視図、第4図はブレー
キ解除開始時点における第2図の−線に沿う
断面相当図、第5図は第4図における要部の概略
平面図、第6図はストツパー解除効率特性線図で
ある。 1……ケース本体、2……テープリール、2b
……テープリールのフランジ、3……テープ、6
……ケース本体の底壁、7……枢支軸、9……操
作孔、10……リールストツパー、11……ばね
部材、12……操作部材、12a……操作部材の
水平板部、12b……操作部材の立ち上げ部、1
3……ボス、14……ブレーキ片、15……ブレ
ーキ解除用操作片、17……接当作用面、18…
…カム部、20……プツシヤ、A……リールブレ
ーキ手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース本体1の内部に、テープ3が巻かれるフ
    ランジ付きテープリール2を可回転に装置すると
    ともに、枢支軸7まわりに回動自在なリールスト
    ツパー10と揺動自在な操作部材12とを組み込
    み、リールストツパー10をこれと一体のブレー
    キ片14がテープリール2のフランジ外周に接当
    係合する姿勢に回動付勢するばね手段11を有
    し、ケース本体1に透設の操作孔9を介してケー
    ス本体内に突入してくる磁気記録装置側のブレー
    キ解除用プツシヤ20で操作部材12を介してリ
    ールストツパー10を前記ブレーキ片14がテー
    プリール2のフランジ外周から外れる位置に回動
    操作するようにしたテープカートリツジにおい
    て、操作部材12が接当作用するリールストツパ
    ー10側の接当作用面17に、該操作部材12と
    の接当軌跡に沿う山形のカム部18が突出形成さ
    れていることを特徴とするテープカートリツジ。
JP3934883U 1983-03-17 1983-03-17 テ−プカ−トリツジ Granted JPS59145778U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3934883U JPS59145778U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 テ−プカ−トリツジ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3934883U JPS59145778U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 テ−プカ−トリツジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59145778U JPS59145778U (ja) 1984-09-28
JPS6317092Y2 true JPS6317092Y2 (ja) 1988-05-16

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ID=30169998

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JP3934883U Granted JPS59145778U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 テ−プカ−トリツジ

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JPS59145778U (ja) 1984-09-28

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