JP2541028B2 - ステアリングホイ―ルのパッド取付構造 - Google Patents
ステアリングホイ―ルのパッド取付構造Info
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Description
ルのパッド取付構造、詳しくは、車両用ステアリングホ
イール本体と、該ステアリングホイール本体に対し着脱
自在に取り付けられるホルダーと、パッドに具備され、
上記ホルダーに係止される逆止爪とを備え、主としてパ
ッドがステアリングホイール本体から抜けるのを防止す
るための、ステアリングホイールのパッド取付構造に関
する。
1に示すように、互いに対向する側面24、25に係止
穴26、27が係止されたホルダーHを具備している。
体に取り付けるにあたっては、まずホルダーHをステア
リングホイール本体に取り付け、次にホルダーHの係止
穴26、27にパッドの逆止爪1、1を上方かつ外側か
ら挿入、係止させることによって(図12参照)、ステ
アリングホイール本体に対してパッドを取り付けるよう
にしていた。なお、パッドとステアリングホイール本体
とは、上記のようなホルダーHを介してのみ係合されて
いるわけではなく、他に、適宜箇所でも係合されること
は言うまでもない。
め、パッドをステアリングホイール本体から取り外すと
きは、まずホルダーHをステアリングホイール本体から
取り外して、パッドをホルダーHと一体のままステアリ
ングホイール本体から取り外し、次にホルダーHをパッ
ドから取り外す。
取り外しのとき、逆止爪1、1を係止穴26、27から
抜く作業が煩雑となり、無理に抜こうとすると逆止爪
1、1が非所望に塑性変形してしまい、再度パッドをス
テアリングホイール本体に取り付ける際、逆止爪1、1
をホルダーHに良好に取り付けることが困難になる場合
が生じ易かった。
を無理なく係止穴から抜くことができてパッド再取付を
良好に行なうことができるステアリングホイールのパッ
ド構造を提供することを課題とする。
この発明に係る第1のステアリングホイールのパッド取
付構造は、ステアリングホイール本体と、該ステアリン
グホイール本体に対し着脱自在に取り付けられ、係止穴
が互いに対向する側面に形成されたホルダーと、パッド
に具備され、前記係止穴に上方かつ外側から挿入、係止
される逆止爪と、を備えた、ステアリングホイールのパ
ッド取付構造であって、前記ホルダーは、前記互いに対
向する側面から延設された他の側面を有し、該他の側面
は、前記互いに対向する側面とで略コ字状の水平断面形
状を呈するとともに、前記係止穴から階段状に伸びた連
結穴に繋る取外し用穴を有し、該取外し用穴は、前記ホ
ルダーが前記パッドと一体のまま前記ステアリングホイ
ール本体から取り外された状態において、前記逆止爪を
前記ホルダーから取り外すことができるよう構成されて
なる、ことを特徴とする。
ホイールのパッド取付構造は、ステアリングホイール本
体と、該ステアリングホイール本体に対し着脱自在に取
り付けられ、係止穴が互いに対向する側面に形成された
ホルダーと、パッドに具備され、前記係止穴に上方かつ
外側から挿入、係止される逆止爪と、を備えた、ステア
リングホイールのパッド取付構造であって、前記ホルダ
ーは、前記互いに対向する側面から延設された前記ステ
アリングホイール本体との当接面を有し、該当接面は、
前記互いに対向する側面とで略コ字状の水平断面形状を
呈するとともに、前記係止穴に繋る取外し用穴を有し、
該取外し用穴は、前記パッドが前記ホルダーを介して前
記ステアリングホイールに取り付けられた状態にあると
き、前記ステアリングホイール本体により閉塞状態とさ
れ、一方、前記ホルダーが前記パッドと一体のまま前記
ステアリングホイール本体から取り外された状態におい
て、前記逆止爪を前記ホルダーから取り外すことができ
るよう構成されてなる、ことを特徴とする。
た取外し用穴を介して逆止爪を無理なく係止穴から抜く
ことができるため、逆止爪の塑性変形を招くことはな
く、従ってパッド再取付を良好に行なうことができるよ
うになる。
ド構造によると、取外し用穴を設けたことにより、パッ
ド組付状態において逆止爪が係止穴から取外し用穴を介
して非所望に抜け出るおそれが生じるが、連結穴を係止
穴から階段状に伸びて形成してあるため、逆止爪が係止
穴内から連結穴内に移動するおそれはほとんど無く、従
って、逆止爪が取外し用穴を介して非所望に抜け出るこ
とはない。
ド取付構造の場合、パッド取付状態において取外し用穴
がステアリングホイール本体によって閉塞されるため、
上記のような逆止爪が非所望に抜け出るおそれはない。
施例を説明する。
パッド取付構造は、ステアリングホイール本体Wと、板
金製ホルダーHと、パッドPに具備された逆止爪1、1
とを備える。
ングシャフト(図示せず。)に取り付けられるボス2
と、ボス2の上端面に熔接により固着され、左方向、右
方向へそれぞれスポーク部芯金3、4が一体に伸びたボ
スプレート5と、ボスプレート5の下面に溶接により一
端が固着され、後方へ延びたスポーク部芯金6と、3つ
のスポーク部芯金3、4、6と一体に成形され又は3つ
のスポーク部芯金3、4、6に熔接で固着されたリング
部芯金7と、3つのスポーク部芯金3、4、6のリング
部芯金側の半分およびリング部芯金を共に被覆するPP
(ポリプロピレン)等からなる被覆層8と、被覆層8の
一部に形成された3箇所の取付部9、10、11に対し
てねじ12、13、14でねじ止めされたロアカバー1
5とを備える。各取付部9、10、11には、パッドP
の構成要素である硬質樹脂製の環状体16の係止脚1
7、18、19が係合される係合穴20、21、22が
形成されている。
Wのスポーク部芯金6の後面6aに対して、前方からね
じ23で着脱自在に取り付けられる。
25を有する。両側面24、25には、上方かつ外側か
ら逆止爪1、1が挿入、係止される係止穴26、27が
形成されている。
ら延設された他の側面28を有する。他の側面28は、
両側面24、25とで略コ字状の水平断面形状を呈す
る。また、他の側面28は、係止穴26、27から階段
状に伸びた連結穴29、30に繋る取外し用穴31、3
2を有する。取外し用穴31、32は、ホルダーHがパ
ッドPと一体のままステアリングホイール本体Wから取
り外された状態において、逆止爪1、1をホルダーHか
ら取り外すことができるよう構成されている。他の側面
28は、ステアリングホイール本体Wとの当接面でもあ
り、ホルダーHをステアリングホイール本体Wに取り付
けるためのねじ23が通るねじ穴33を有する。
いに対向する側面35、36に、内側に向かって切起こ
されて形成されている。係合部材34は、その上面37
が、パッドPの構成要素である衝撃エネルギー吸収体
(以下、E/A体という。)38の上端部に位置する固
定コンタクトプレート部39にリベット40でカシメら
れることにより、E/A体38と一体化されている。E
/A体38は、その固定コンタクトプレート部39が複
数箇所において下方からねじ41、42、43、44で
ねじ止めされることにより、環状体16と一体化されて
いる。環状体16は、その周縁部が軟質カバー45の裏
面周縁の環状溝46に収容されることにより、軟質カバ
ー45と一体化されている。なお、固定コンタクトプレ
ート部39と軟質カバー45との間には、図示を省略し
たが、ホーンスイッチ機構の構成要素である可動コンタ
クトプレート等が配設されている。
WにパッドPを取り付ける工程、および、ステアリング
ホイール本体WからパッドPを取外す工程を順に説明す
る。
ーク部芯金6にねじ止めする。
対応する係止脚17、18、19を位置合わせし、パッ
ドPをステアリングホイール本体Wに上方から押し付け
る。すると、係合部材34の逆止爪1、1はホルダーH
の側面24、25により弾性変形されながら下方へ移動
し、係止穴26、27に到達すると、弾性復帰して係止
穴26、27に外側から挿入、係止される。一方、3つ
の係止脚17、18、19は対応する係合穴20、2
1、22と係合される。
体Wに対してパッドPが取り付けられる。
し用穴31、32はスポーク部芯金6によって閉塞され
る。従って、逆止爪1、1が取外し用穴31、32を介
して非所望に抜け出るおそれはない。
体のままステアリングホイール本体Wから上方へ取り外
す。
す。このとき、係合部材34の逆止爪1、1が、係止穴
26、27から連結穴29、30、取外し用穴31、3
2を経てホルダーHから取外されるようにする。なお、
実際には、ホルダー側を操作することでパッドPからホ
ルダーHが取り外される。
1は取外し用穴31、32からほとんど無理なく取り外
される。従って、逆止爪1、1が非所望に塑性変形する
ことはなく、再度のパッド取付工程が良好に行なわれる
ことになる。
パッド取付状態においてスポーク部芯金6により閉塞状
態とされているが、ステアリングホイール本体Wに対し
てパッドPが水平方向へ非所望に移動しようとしても、
予め連結穴29、30が係止穴26、27に対して階段
状に伸びていることから、逆止爪1、1は係止穴26、
27内から連結穴29、30内に移動することはほとん
どない。従って、取外し用穴31、32を閉塞すること
は不可欠なものではなく、開放状態にしたままでもよ
い。
を係止穴26、27から階段状に伸びて形成している
が、連結穴29、30は単に係止穴26、27から水平
に伸びて形成されたものであってもよい。この場合、取
外し用穴31、32からの逆止爪1、1の非所望な抜け
を防止するために、取外し用穴31、32を、上述した
実施例と同様、ステアリングホイール本体Wにより閉塞
状態に保つようにする。
構造が適用されるステアリングホイールのステアリング
ホイール本体側の平面図
斜視図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、該ステア
リングホイール本体に対し着脱自在に取り付けられ、係
止穴が互いに対向する側面に形成されたホルダーと、パ
ッドに具備され、前記係止穴に上方かつ外側から挿入、
係止される逆止爪と、を備えた、ステアリングホイール
のパッド取付構造であって、前記ホルダーは、前記互い
に対向する側面から延設された他の側面を有し、該他の
側面は、前記互いに対向する側面とで略コ字状の水平断
面形状を呈するとともに、前記係止穴から階段状に伸び
た連結穴に繋る取外し用穴を有し、該取外し用穴は、前
記ホルダーが前記パッドと一体のまま前記ステアリング
ホイール本体から取り外された状態において、前記逆止
爪を前記ホルダーから取り外すことができるよう構成さ
れてなる、ことを特徴とするステアリングホイールのパ
ッド取付構造。 - 【請求項2】 ステアリングホイール本体と、該ステア
リングホイール本体に対し着脱自在に取り付けられ、係
止穴が互いに対向する側面に形成されたホルダーと、パ
ッドに具備され、前記係止穴に上方かつ外側から挿入、
係止される逆止爪と、を備えた、ステアリングホイール
のパッド取付構造であって、前記ホルダーは、前記互い
に対向する側面から延設された前記ステアリングホイー
ル本体との当接面を有し、該当接面は、前記互いに対向
する側面とで略コ字状の水平断面形状を呈するととも
に、前記係止穴に繋る取外し用穴を有し、該取外し用穴
は、前記パッドが前記ホルダーを介して前記ステアリン
グホイールに取り付けられた状態にあるとき、前記ステ
アリングホイール本体により閉塞状態とされ、一方、前
記ホルダーが前記パッドと一体のまま前記ステアリング
ホイール本体から取り外された状態において、前記逆止
爪を前記ホルダーから取り外すことができるよう構成さ
れてなる、ことを特徴とするステアリングホイールのパ
ッド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3097812A JP2541028B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ステアリングホイ―ルのパッド取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3097812A JP2541028B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ステアリングホイ―ルのパッド取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04328070A JPH04328070A (ja) | 1992-11-17 |
JP2541028B2 true JP2541028B2 (ja) | 1996-10-09 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2541028B2 (ja) |
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1991
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