JP2540792B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2540792B2
JP2540792B2 JP58007878A JP787883A JP2540792B2 JP 2540792 B2 JP2540792 B2 JP 2540792B2 JP 58007878 A JP58007878 A JP 58007878A JP 787883 A JP787883 A JP 787883A JP 2540792 B2 JP2540792 B2 JP 2540792B2
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淳治 並木
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
    • H03L7/101Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional control signal to the controlled loop oscillator derived from a signal generated in the loop
    • H03L7/102Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional control signal to the controlled loop oscillator derived from a signal generated in the loop the additional signal being directly applied to the controlled loop oscillator

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一定時間内で引込みを完了する位相同期回
路に関る。
位相同期回路は通常ループ・フィルタを有しない一次
ループと一次の低域通過フィルタをループ・フィルタに
有する二次ループが一般的に用いられている。
各々は以下の様な特徴を持つ。まず一次ループは入力
信号と自己の電圧制御発振器出力との周波数差Δfが存
在すると、残留位相誤差θが発生する。
θは一次ループの直流利益をKDCとすると となる。これより、Δが増大していくに従ってθ
大きくなってしまうことが分る。一方、位相同期時間Tp
はループの雑音帯域をBL(=KDC/2)とすると となり、2次ループのそれは であるので一次ループの方が早い引込み特性を有するこ
とが分る。一方、2次ループではループ・フィルタ内に
記憶機能を有しており、Δf1に対するθは一応無視し
うる程小さくすることができる。特に完全積分器を含む
ループ・フィルタの場合にはΔf1に無関係にθを零に
することができる。
本発明の目的は引込時にはTpの短い一次ループで動作
し、定常時にはθ0となる2次ループで動作する位
相同期系を構成する。ただし、この時2次ループ始動時
にループ・フィルタの内容が零であったり、θ≠0の
ままで2次ループを始動させても収束するまでにまた5/
BL以上の時間がかかってしまっては、最初に一次ループ
を動作させた意味はなくなる。
そこで、本発明に於いては、一次ループ動作時にΔf1
とθの程度を推定し、これを2次ループ動作開始時に
瞬時に解消しようとするものである。
本発明は、2次位相同期回路を構成する要素である電
圧制御発振器と、記憶機能を有するループ・フィルタ
と、位相差検出器と該位相差検出器出力の平均値を出力
する低域波器とから成り、(引込み)時には前記位相
差検出器出力に定数Kを乗じた値を制御信号として前記
電圧制御発振器に直接供給する1次ループを構成し、
(引込み)終了後には前記低域波器出力に前記定数K
を乗じた値を前記ループ・フィルタ出力の初期値とし、
前記低域波器出力に応じて前記電圧制御発振器の出力
位相を増減させた後、前記ループ・フィルタを含む2次
ループを構成し動作を継続することを特徴とする位相同
期回路および低域波器を一つの記憶素子を含む一次フ
ィルタを用い、該記憶素子とループ・フィルタの記憶機
能素子とを共通にしたことを特徴とする位相同期回路で
ある。
次に本発明に付いて図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図を示す図であ
る。図中1は位相差検出器、2は位相差検出器の出力を
平均化する低域波器、3は電圧制御発振器、4は記憶
機能を有するループ・フィルタ、5はループを1次と2
次に切換えるスイッチで入力端子50の入力によって制御
される。以下位相差検出器、電圧制御発振器の変換利得
を1として話を進める。
まず引込み時は、スイッチ5は(1)側に倒されてい
る。よって位相差検出器1の出力は定数K(=2BL)が
掛けられて、電圧制御発振器3へ直接接続されている。
よってループは一次ループとして動作している。この時
Δ≠0とすれば、これに対応するθが残り、一定時
間後に低域波器2の出力にθ(t)の平均値▲
▼として現われる。
これによって電圧制御発振器の出力周波数変化はK.θ
であり、これで入力信号と同期していることが分る。
そこで、この値を加算器41、積分器40とから成るループ
・フィルタ4の初期値として、設定することにより、電
圧制御発振器3への制御入力はそのまま継続され、ルー
プが2次ループへ切り換っても同期状態はそのまま維持
される。一方、θはそのままであるので電圧制御発振
器の位相をθだけ増減させてやればよい。この為に
は、δ・θとなるインパルスを電圧制御発振器の入力
に加えてやることが必要である。ここでδ(t)は、デ
ルタ関数である。ディジタル位相同期ループの様に電圧
制御発振器の出力位相を直接扱える場合には、電圧制御
発振器の位相を直接θeだけずらせてしまえば良く、ア
ナログの通常の電圧制御発振器に対してもθ・δ(t)
なるインパルス信号を周波数制御用の端子に加えるとそ
の位相変化は周波数変化の積分で与えられるので∫θ・
δ(t)at=θとなり、目的通り位相誤差分だけ電圧制
御発振器の位相をずらせる事ができる。
これらの処理は、スイッチ6、7とによって成され
る。まずスイッチ6を閉じることにより、ループ・フィ
ルタ中の完全積分器40の初期値がK・θに設定され、
スイッチ7を閉じることにより電圧制御発振器の位相が
▲▼だけ変化する。
なお、これらの初期設定は瞬時に行われ、その後は直
ちにスイッチ6、7は開かれる。
以上の前処理を完了した直後スイッチ5は(2)側に
倒され、直ちに2次ループとして動作を開始する。この
時にはすでにΔf,θ解消されているので、ループの安
定点近傍で定常動作をさせることができる。従って2次
ループの帯域幅PLを1次ループの帯域幅に比べ急激に狭
くすることができ、これによる狭帯域ループのロック外
れは発生しない。
第2図は記憶機能を有するループ・フィルタの別の実
施例のブロック図を示す図であり、F(s)=α/(s
+α)なるフィルタを構成している。図中55,57は加算
器、56はメモリー、またブロック5′はスイッチであ
る。同メモリに端子402を介して初期値を設定すればよ
い。同フィルタは第1図の端子50,400,401を介して接続
される。
第3図は低域波器2を一次のディジタル・フィルタ
で構成し、その記憶機能素子をループ・フィルタの記憶
機能素子と共通にした特許請求範囲第2項記載の発明の
一実施例のブロック図を示す図である。
低域波器2を第1図の積分器40と同じ積分器を用い
て構成してみると、第3図のスイッチ5′を(1)側に
倒した時の接続に対する。即ち第3図の記憶機能素子49
の時間tに於ける出力をV(t)とすると、 V(t+T)=(1−α)×V(t)+α×I(t+
T) αは1に近い係数(例えば0.98)。漏洩積分器の時定数
を決定するもの。
I(t)は低域器への入力 Tはサンプル制御の制御周期 の形で表せる。
上式によれば、V(t)は初め入力Iに比例して増大
し、それが入力に近い値になると(1−α)の漏れ成分
が大きくなり、最終的にはV=Iに収まる特性となる。
即ち、入力Iの平均値がVとなるのである。
従って、第1図の低域器2を構成する積分器とスイ
ッチ6の代わりに、第3図の全ブロックを端子405、406
とで同一番号の端子で第1図へ接続し、スイッチ5′、
6′を第1図スイッチ5と同一のタイミング、方法で動
作させることにより、積分器56は第2図の低域波器の
中の積分器56とループフィルタ4の積分器40とを共用さ
せることができる。これが本発明の特許請求の範囲第2
項の発明に対応するものである。
図中48は加算器、49は記憶機能素子で例えばメモリー
が対応する。スイッチ5′,6′を(1)側に倒した場
合、入力405,出力406間は、F(s)={α/(s+
α)}・Kなる低域波器になり、その出力にはK・
(t)が現われる。スイッチ5′,6′を(2)側に倒
した場合、入力405,出力406間はF(s)=1/sとなり完
全積分器となり第1図の40と同一になり、この時の初期
値としては がすでに入っていることになる。
本実施例の場合、低域波器の入力が予めK倍とれて
いるので電圧制御発振器の出力位相を(t)だけ補
正する為には、このK倍を元に戻す為に、低域波器出
力の1/Kをもって補正する必要がある。なお第3図の端
子405,406は第1図の端子400と積分器出力とに各々接続
される。
以上記した様に、本発明によれば、一定時間内に引込
みを完了し、その後狭帯域ループで定常動作する位相同
期系を供給することができる。これにより、入力雑音の
大きい場合でも引込み時間の不確定さを大幅に縮少する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図を示す図。 図中1は位相差検出器 2は低域波器 3は電圧制御発振器 4はループ・フィルタ である。 第2図は記憶機能を有するループ・フィルタの別の実施
例を示した図。 第3図は本発明の特許請求範囲第2項記載の発明の一実
施例のブロック図を示す図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次位相同期回路を構成する要素である電
    圧制御発振器と、記憶機能を有するループ・フィルタ
    と、位相差検出器と、該位相差検出器出力の平均値を出
    力する低減波器とから成り、引込み時には前記位相差
    検出器出力に定数Kを乗じた値を制御信号として前記電
    圧制御発振器に直接供給する1次ループを構成し、引込
    み終了後には前記低減波器出力に前記定数Kを乗じた
    値を前記ループ・フィルタ出力の初期値とし、前記位相
    差検出器の出力を前記ループ・フィルタに加え、前記ル
    ープ・フィルタ出力をもって、前記電圧制御発振器の周
    波数を制御する2次ループを構成し動作を継続すること
    を特徴とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】低域波器を一つの記憶素子を含む一次フ
    ィルタを用い、該記憶素子とループ・フィルタの記憶機
    能素子とを共通にしたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の位相同期回路。
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JPS59133734A JPS59133734A (ja) 1984-08-01
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JPS5723038U (ja) * 1980-07-14 1982-02-05
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