JP2540322Y2 - 窓シャッターの安全装置 - Google Patents

窓シャッターの安全装置

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JP2540322Y2
JP2540322Y2 JP40672990U JP40672990U JP2540322Y2 JP 2540322 Y2 JP2540322 Y2 JP 2540322Y2 JP 40672990 U JP40672990 U JP 40672990U JP 40672990 U JP40672990 U JP 40672990U JP 2540322 Y2 JP2540322 Y2 JP 2540322Y2
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JP
Japan
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magnet
plate
seat plate
proximity switch
shutter curtain
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JP40672990U
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JPH0490697U (ja
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敦司 森
義嗣 内海
正和 牧野
勝彦 西脇
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は障害物を感知してシャッ
ターカーテンの作動を制御する窓シャッターの安全装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、窓シャッターは図5に示すよう
に、窓開口部の上部にシャッターカーテン1を収納する
シャッターケース2を設け、シャッターケース2内の両
側のブラケットに巻取シャフトを回動自在に軸支してい
る。鋼製やアルミ製の薄板で形成したスラット1aを上
下方向に連接したシャッターカーテン1はその上部を巻
取シャフトに連結しており、その下部には水切板3に当
接する座板4を取付けている。また、窓開口の両側には
シャッターカーテン1の端部を収嵌するガイドレール5
を夫々付設している。以上の構成から、電動の開閉機に
よって巻取シャフトが正逆に回転すると、シャッターカ
ーテン1が巻取シャフトに巻き取られ、あるいは巻き戻
されて、窓開口部を開放,閉鎖するようになっている。
【0003】前記窓シャッターには障害物を感知してシ
ャッターカーテン1の作動を制御する安全装置が設けら
れており、この安全装置は図5および図6に示すよう
に、座板4の下面に取付けたテープスイッチ106から
なる。テープスイッチ106は中空部を有する絶縁ゴム
内に電極となる導電ゴムを上下対向状に配設したもの
で、シャッターカーテン1の下降途中で開口部にある物
等の障害物に当接すると、絶縁ゴムが変形して導電ゴム
の電極同士が接触し、通電状態となるようになってお
り、このテープスイッチ106の通電状態をリード線あ
るいは送信機および受信機を介して、シャッターカーテ
ン1の開閉を制御する制御装置に伝達するようになって
いる。
【0004】従って、テープスイッチ106が障害物を
感知すると、リード線あるいは送信機および受信機を介
して、制御装置に停止信号が送信される。これにより、
電動の開閉機が直ちに停止してシャッターカーテン1の
下降を自動的に非常停止するようになっている。また、
テープスイッチ106が障害物に当接した状態を避ける
ため、シャッターカーテン1は非常停止位置から少し上
昇して停止するようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術によると、次のような問題点がある。テープスイッ
チ106は導電ゴムの電極を使用しているため、電気抵
抗が大きく、座板寸法の短いものにしか適用できない。
また、シャッターカーテン1の閉鎖時にテープスイッチ
106が水切板3に当接してその水切板3を障害物とし
て感知してしまうことがある。そうすると、シャッター
カーテン1が上昇して座板と水切板の間に隙間が生じる
ので、防災上,防犯上好ましくない。そして、このよう
なことを防ぐため、図6に示すように、座板4の両側に
ブロック107を設けているが、ブロック107の下面
にある障害物を感知できないと共に、テープスイッチ1
06を水切板3に当接させないようにするための隙間S
が生じる。
【0006】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、座板寸法の長いものにも適用でき、座板の両側のブ
ロックを不要としても水切板を障害物として感知するこ
とがなく、座板と水切板の間に隙間が生じるのを防止で
きる窓シャッターの安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、障害物を感知してシャッターカーテンの作動
を制御する窓シャッターの安全装置において、前記シャ
ッターカーテンの下端部に取付ける座板をシャッターカ
ーテンに連結する上部と、該上部に対して昇降自在な下
部とに構成し、該座板の上部にマグネットの磁力により
作動する近接スイッチを取付け、該近接スイッチを作動
する作動マグネットを座板の下部に取付け、前記作動マ
グネットより磁力が強力であると共に、前記近接スイッ
チを逆作動する逆作動マグネットを水切板の下面に設け
てなる窓シャッターの安全装置を構成した。
【0008】
【作用】本考案によれば、次のように作用する。窓開口
部に障害物があると、シャッターカーテンの下降途中
で、座板の下部が当接して停止するが、座板の下部を昇
降自在にしたので、座板の上部は下降して座板の下部に
近接する。よって、座板の下部に取付けた作動マグネッ
トに座板の上部に取付けた近接スイッチが近接して近接
スイッチが作動する。この近接スイッチの作動によりシ
ャッターカーテンが非常停止することになる。また、窓
開口部がシャッターカーテンにより閉鎖して座板の下部
が水切板に当接すると、座板の下部の作動マグネットに
座板の上部の近接スイッチが近接するが、水切板の下面
に設けた逆作動マグネットが作動マグネットより磁力が
強力なので、近接スイッチを作動させずに逆作動する。
よって、近接スイッチが水切板を障害物として感知する
ことがなく、シャッターカーテンが非常停止するのを防
止できる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図面の図1は窓シャッターの安全装置を示す側面断
面図、図2は窓シャッターの安全装置の作動を説明する
側面断面図、図3は近接スイッチのOFF状態を示す作
動説明図、図4は近接スイッチのON状態を示す作動説
明図である。なお、窓シャッターについては従来の技術
で述べたものと同様なので、説明を省略する。
【0010】図1に示すように安全装置Aは、座板4の
上部11に取付けた近接スイッチ21と、座板4の下部
12に取付けた作動マグネット22と、水切板3の下面
に設けた逆作動マグネット23とからなる。
【0011】前記座板4はシャッターカーテン1に連結
する上部11と、上部11に対して昇降自在な下部12
とから構成しており、上部11の空洞部11a内で昇降
可能な板体12aと、下部12とを連結材12bで連結
することにより下部12を昇降自在にしている。よっ
て、下部12が上昇あるいは上部11が下降すると、下
部12と上部11が近接するようになっている。
【0012】前記近接スイッチ21はマグネットの磁力
により作動するもので、上部11の裏面側(内面側)の
中央側に一個取付けてあり、詳細は図3および図4に示
すように、不活性ガスを封入した容器24内に一定間隔
で離隔した電極25,26と、その電極25,26の両
方に接触して通電可能にするプレート27とを設けたも
のである。このプレート27は両極性を有する金属板あ
るいは磁石で、通常時は図3に示すように、電極25,
26に接触しないように磁力等の付勢力によって電極2
5,26から離隔した状態している。また、プレート2
7の下面側の極と異なる極を上面側に有するマグネット
Mを近接すると、図4に示すように、プレート27とマ
グネットMの吸引磁力によりプレート27が前記付勢力
に抗して引き寄せられて電極25,26に接触して通電
状態(ON状態)となるようになっている。そして、図
示しないが、プレート27の下面側の極と同じ極を上面
側に有するマグネットを近接すると、プレート27とマ
グネットの反発磁力によりプレート27は電極25,2
6から離隔した状態(OFF状態)となるようになって
いる。
【0013】この近接スイッチ21のON,OFF状態
はリード線25a,26aあるいは送信機および受信機
を介して、シャッターカーテン1の開閉を制御する制御
装置に伝達するようになっており、この制御装置は近接
スイッチ21がON状態でシャッターカーテン1を非常
停止するようになっている。また、実際にはシャッター
カーテン1を非常停止位置から少し上昇して停止するよ
うになっている。
【0014】前記作動マグネット22は近接スイッチ2
1を作動するもので、座板4の下部12の裏面側(内面
側)に取付けてあり、座板4の下部12が上昇あるいは
座板4の上部11が下降した時に、近接スイッチ21と
近接する位置に取付けている。この作動マグネットは近
接スイッチ21がON状態で作動するので、近接スイッ
チ21内のプレート27の下面側の極と異なる極を上面
側にしている。
【0015】前記逆作動マグネット23は作動マグネッ
トより磁力が強力であると共に、近接スイッチを逆作動
するもので、作動マグネット22の下方に位置するよう
に水切板3の下面に取付けてあり、近接スイッチ21を
逆作動つまりOFF状態にするので、近接スイッチ21
内のプレート27の下面側の極と同じ極を上面側にして
いる。この逆作動マグネット23は座板4の下部12が
水切板3に当接したときに作動マグネット22の磁力を
無力化するためのものであり、磁力を作動マグネットの
磁力より強力にするために、作動マグネット22より大
きなものにしている。
【0016】次に、安全装置Aの作動および作用を説明
する。図2に示すように、窓開口部に障害物Wがある
と、シャッターカーテン1の下降途中で、障害物Wに座
板4の下部12が当接して停止する。座板4の下部12
は昇降自在なっているので、座板4の上部11が下降し
て座板4の下部12に近接する。これにより、作動マグ
ネット22に近接スイッチ21が近接して近接スイッチ
21が作動(ON状態)する。従って、近接スイッチ2
1のON状態はリード線25a,26aあるいは送信機
および受信機を介して、シャッターカーテン1の開閉を
制御する制御装置に伝達され、シャッターカーテン1が
非常停止する。座板4の下部12が障害物に当接した状
態を避けるため、シャッターカーテン1は非常停止位置
から少し上昇して停止する。
【0017】また、図1に示すように、窓開口部がシャ
ッターカーテン1により閉鎖して座板4の下部12が水
切板3に当接すると、座板4の下部12の作動マグネッ
ト22に座板4の上部11の近接スイッチ21が近接す
るが、水切板3の下面に設けた逆作動マグネット23が
作動マグネット22より磁力が強力なので、近接スイッ
チ21を作動させずに逆作動(OFF状態)する。従っ
て、近接スイッチ21が水切板3を障害物と感知してシ
ャッターカーテン1が非常停止するのを防止できる。
【0018】本考案は上記実施例に限るものではなく、
例えば、近接スイッチ21内のプレート27の下面の極
と同じ極を上面側に有するマグネットを近接したときに
通電状態となる近接スイッチでもよい。この場合、作動
マグネット22の上面の極はプレート27の下面の極と
同じ極にし、逆作動マグネット23の上面の極はプレー
ト27の下面の極と異なる極にする。また、近接スイッ
チ21が不通電状態で作動(非常停止)するようにして
もよい。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したので、次
のような効果がある。近接スイッチ等を使用しているの
で、座板寸法に関係なく適用でき、当然、座板寸法の長
いものにも適用できる。また、水切板を障害物として感
知することがないので、シャッターカーテンが上昇して
座板と水切板の間に隙間が生じるのを防止でき、防災
上,防犯上好ましい。そして、座板の両側に設けるブロ
ックを不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る窓シャッターの安全装置
を示す側面断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る窓シャッターの安全装置
の作動を説明する側面断面図である。
【図3】本考案の実施例に係る近接スイッチのOFF状
態を示す作動説明図である。
【図4】本考案の実施例に係る近接スイッチのON状態
を示す作動説明図である。
【図5】従来例に係る窓シャッターの外観図である。
【図6】従来例のテープスイッチを示す座板の外観図で
ある。
【符号の説明】
A:安全装置 W:障害物 1:シャッターカーテン 2:シャッターケース 3:水切板 4:座板 5:ガイドレール 11:上部 12:下部 21:近接スイッチ 22:作動マグネット 23:逆作動マグネット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害物を感知してシャッターカーテンの
    作動を制御する窓シャッターの安全装置において、前記
    シャッターカーテンの下端部に取付ける座板をシャッタ
    ーカーテンに連結する上部と、該上部に対して昇降自在
    な下部とに構成し、該座板の上部にマグネットの磁力に
    より作動する近接スイッチを取付け、該近接スイッチを
    作動する作動マグネットを座板の下部に取付け、前記作
    動マグネットより磁力が強力であると共に、前記近接ス
    イッチを逆作動する逆作動マグネットを水切板の下面に
    設けてなることを特徴とする窓シャッターの安全装置。
JP40672990U 1990-12-25 1990-12-25 窓シャッターの安全装置 Expired - Lifetime JP2540322Y2 (ja)

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JPH0490697U JPH0490697U (ja) 1992-08-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555137Y2 (ja) * 1991-02-25 1997-11-19 文化シヤッター株式会社 シャッター用障害物検出装置
JP5638836B2 (ja) * 2010-05-13 2014-12-10 トヨタホーム株式会社 建物の窓管理システム

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JPH0490697U (ja) 1992-08-07

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