JP2509138Y2 - 電動シャッタ―の非常用停止装置 - Google Patents

電動シャッタ―の非常用停止装置

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JP2509138Y2
JP2509138Y2 JP14032688U JP14032688U JP2509138Y2 JP 2509138 Y2 JP2509138 Y2 JP 2509138Y2 JP 14032688 U JP14032688 U JP 14032688U JP 14032688 U JP14032688 U JP 14032688U JP 2509138 Y2 JP2509138 Y2 JP 2509138Y2
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shutter
switch
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shutter curtain
operation setting
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元彦 山崎
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三和シャッター工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、巻取シャフトに取付けられたシャッターカ
ーテンを電動機によって上昇,降下させて開閉するシャ
ッターに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のシャッターは第2図,第3図で示すよ
うな構成をとっている。
1はシャッターの上部にケース2内に収納されて設け
られた巻取シャフトであり、これにはシャッターカーテ
ン3の上端が係止されている。シャッターカーテン3
は、複数のスラット4から成り、他端に座板5が取付け
られている。巻取りシャフト1は、同じくシャッターの
上部に配されたモータ6によって回転され、シャッター
カーテン3が巻取り、巻戻されて上昇,降下されるよう
になっている。7はシャッターカーテン3を案内するた
めのガイドレールであって、シャッターカーテン3が垂
直に上昇,降下するように設けられている。
モータ6は、後述する制御回路によって選択的に正
転,逆転され、この回転力がチェーン(図示せず)を介
して巻取シャフト1に伝達され、シャッターカーテン3
を巻取り,巻戻しするように制御されるものである。シ
ャッターカーテン3が開放状態の上限位置,閉鎖状態の
下限位置の検出は、モータ6の回転数を減速して円板カ
ム(図示せず)を回転させ、この円板カムの回転位置に
よって上限用リミットスイッチ及び下限用リミットスイ
ッチを作動させる方法がとられている。
制御回路は、第3図で示されているようにモータ6が
電源端子8から供給される交流電圧に対して相の切換が
なされて選択的に正転,逆転するようになっている。9,
10,11は連動された正転用スイッチであり、可動接点9a,
11aが電源端子8のR相に接続され、可動接点10aが電源
端子8のS相に接続されている。正転用スイッチ9,10,1
1は夫々固定接点9b,9c,10b,10c,11b,11cを有しており、
固定接点9cがモータ6のV相端子に接続され、固定端子
10cがモータ6のX相端子に接続され、固定端子11cがモ
ータ6のY相端子に進相コンデンサCを介して接続され
ている。また、電源端子8のS相とモータ6のU相端子
が接続されている。12,13,14は連動された逆転用スイッ
チであり、可動端子12a,13aが電源端子8のR相に接続
され、可動端子14aが電源端子8のS相に接続されてい
る。逆転用スイッチ12,13,14は夫々固定接点12b,12c,13
b、13c,14b,14cを有しており、固定接点12cがモータ6
のV相端子に接続され、固定端子13cがモータ6のX相
端子に接続され、固定端子14cが進相コンデンサCを介
してモータ6のY相端子に接続されている。このような
正転用スイッチ9,10,11と逆転用スイッチ12,13,14との
選択的な切換によって進相コンデンサCの電源側のR,S
相に対する接続が切換えられ、モータ6は選択的に正,
逆転動作がなされてシャッターカーテン3を上昇,降下
させている。
正転用スイッチ9,10,11は、上昇用電磁リレー15が通
電されることによって、モータ6を正転させるように切
換動作がなされる。逆転用スイッチ12,13,14は、降下用
電磁リレー16が通電されることによってモータ6を逆転
させるように切換動作がなされる。上昇用電磁リレー15
は、直列に上昇用常開スイッチ17が接続されて電源端子
8に接続されるようになっている。また、上昇用常開ス
イッチ17と並列に上昇用電磁リレー15によって作動され
る自己保持用常開スイッチ18が接続されている。このよ
うな上昇用常開スイッチ17,電磁リレー15,自己保持用常
開スイッチ18によってシャッター上昇用操作設定回路19
が形成されている。一方、降下用電磁リレー16は、直列
に降下用常開スイッチ20が接続されて電源端子8に接続
されるようになっている。また、降下用常開スイッチ20
と並列に降下用電磁リレー16によって作動される自己保
持用常開スイッチ21が接続されている。このような降下
用常開スイッチ20,降下用電磁リレー16,自己保持用常開
スイッチ21によってシャッター降下用操作設定回路22が
形成されている。
シャッター上昇用操作設定回路19及びシャッター降下
用操作設定回路22の夫々一端は、異常温度検出常閉スイ
ッチ23,非常用常閉スイッチ24、停止用常閉スイッチ25
から成る直列回路を介して電源端子8の一方に接続され
ている。シャッター上昇用操作設定回路19の他端は、上
限用リミットスイッチ26と逆転用スイッチ14を介して電
源端子8の他方に接続されている。一方、シャッター降
下用操作設定回路22の他端は、下限用リミットスイッチ
27と正転用スイッチ10を介して電源端子8の他方に接続
されている。
従って、シャッターカーテン3は、シャッター上昇用
操作設定回路19によるモータ6の正転によって巻取シャ
フト1に巻取られ上昇され、上限位置に至ると上限用リ
ミットスイッチ26の開成により自己保持状態が解除さ
れ、上昇動作が自動的に停止される。一方、シャッター
カーテン3は、シャッター降下用操作設定回路22による
モータ6の逆転によって巻取りシャフト1から巻戻され
降下し、下限位置に至ると下限用リミットスイッチ27の
開成により自己保持状態が解除され、降下動作が自動的
に停止される。また、異常温度になると異常温度検出用
常閉スイッチ23が開成し、非常時には非常用常閉スイッ
チ24が開成し、シャッターカーテン3の上昇,降下動作
を自動的に停止させる。更に、停止用常閉スイッチ25を
操作することにより同じくシャッターカーテン3の上
昇,降下動作を停止させることができる。
ところで、上限用リミットスイッチ26は、円板カム又
はカウンターによって作動されるが、特に円板カムにあ
ってはチェーンの緩み、シャッターカーテンの巻取シャ
フトへの捲き具合などによってモータ6の回転との間に
誤差を生じることがあり、上限位置を正確に検出するこ
とが困難であった。そのため、シャッターカーテン3が
異常に巻込まれるという事故があった。この事故防止の
ために非常用常閉スイッチ24が設けられているが、この
非常用常閉スイッチ24は、まぐさ33の上方に配されてい
る。その作動子24aは、上限用リミットスイッチ26の検
出位置より更に後退した上方位置で座板5が当接するよ
うに配されている。よって、上限用リミットスイッチ26
が誤動作によって作動しないときでも、非常用常閉スイ
ッチ24の作動子24aに座板5が当接し、シャッターカー
テン3の不用意な巻込みを防止するようになっていた。
なお、上昇用常開スイッチ17,降下用常開スイッチ20,
停止用常閉スイッチ25は、第2図で示すように操作ボタ
ンボックス28に配されている。また、29はメインスイッ
チ,30はモータ6に通電されているときはブレーキを解
除するための電磁ブレーキ,rは進相用コンデンサCと並
列に接続された保護用抵抗,31は上昇用電磁リレー15と
並列に接続された上昇動作回数をカウントするためのカ
ウンターである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来は非常用常閉スイッチ24が異常状
態を検出して作動すると、シャッター上昇用操作設定回
路19への通電が停止されるだけでなく、シャッター降下
用操作設定回路22への通電も停止されるため、降下用常
開スイッチ20を操作して閉成してもモータ6の作動がな
されず降下動作が得られなかった。このため、例えば商
店等において閉店時に初めて上限用リミットスイッチ26
の不作動による非常停止状態が見出され、シャッターカ
ーテン3による閉鎖が不可能であることが発見されるこ
とがあっても、サービスマンを呼んでから修理が終了す
るまでの間、長時間に亘ってシャッターを開いておかな
ければならないという問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、非
常用常閉スイッチ24が作動してもシャッターカーテン3
の降下動作が直ちに得られ、暫定的に開閉可能なシャッ
ターを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案における上記目的を達成するために、シャッタ
ー上昇用操作設定回路またはシャッター降下用操作設定
回路の作動により、開閉機を正転または逆転させてシャ
ッターカーテンを上昇または降下させる電動シャッター
において、前記シャッター上昇用操作設定回路に前記シ
ャッターカーテンの異常巻取り時に電動機の作動を停止
する非常用スイッチを直列に接続した回路と、前記シャ
ッター降下用操作設定回路とを並列に接続し、前記非常
用スイッチが作動したときに前記シャッター上昇用操作
設定回路の自己保持状態が解除されて前記シャッターカ
ーテンの上昇が停止される電動シャッターの非常用停止
装置を構成したものである。
〔作用〕
上記構成において、非常用スイッチは、シャッターカ
ーテンの異常巻取りにおいて作動し、シャッター上昇用
操作設定回路の自己保持状態を解除して上昇動作を自動
的に停止させるが、シャッター降下用操作設定回路の操
作には何らの影響を与えない。よって、非常用スイッチ
が作動しシャッターカーテンの上昇動作が自動的に停止
されても降下操作が任意になされる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図の回路図と共に説明
するが、従来と同一部分は同一符号を付してその説明を
省略する。
シャッター上昇用操作設定回路19及びシャッター降下
用操作設定回路22の夫々一端は、異常温度検出用常閉ス
イッチ23,停止用常閉スイッチ25から成る直列回路を介
して電源端子8の一方に接続されている。シャッター上
昇用操作設定回路19の他端には、これと直列に接続され
るように上限用リミットスイッチ26と逆転用スイッチ14
との間に非常用スイッチ24の常閉接点24aが介挿されて
いる。非常用スイッチ24の常開接点24bは、直列に表示
用ランプ32を接続して電源端子8間に接続されている。
次に、以上の構成における実施例の動作について説明
する。
まず、シャッターカーテン3を上昇する場合には、メ
インスイッチ29を閉成し、上昇用常開スイッチ17を押圧
して閉成する。その結果、正転用スイッチ9,10,11の動
作により電磁ブレーキ30がブレーキを解除すると共にモ
ータ6が正転し、巻取シャフト1を回転させてシャッタ
ーカーテン3を巻取り上昇させる。一方、シャッターカ
ーテン3を降下する場合は、降下用常開スイッチ20を押
圧して閉成する。その結果、逆転用スイッチ12,13,14の
動作により電磁ブレーキ30がブレーキを解除すると共に
モータ6が逆転し、巻取シャフト1を回転させてシャッ
ターカーテン3を巻戻し降下させる。シャッターカーテ
ン3が上昇して上限位置に来ると、上限用リミットスイ
ッチ26が開成し、シャッター上昇用操作設定回路19への
通電が停止され自己保持状態が解除され、上昇動作が直
ちに停止する。一方、シャッターカーテン3が降下して
下限位置に来ると下限用リミットスイッチ27が開成し、
シャッター降下用操作設定回路22への通電が停止され自
己保持状態が解除され、降下動作が直ちに停止する。上
限用リミットスイッチ26が正確に上限位置を検出して作
動しなかった場合、シャッターカーテン3は更に巻取ら
れて上昇するが、そのときは、座板5がまぐさ33部分で
直接に作動子24aに当接し異常状態として非常用常閉ス
イッチ24を開成する。そのため、シャッター上昇用操作
設定回路19への通電が停止され上昇動作が自動的に停止
して異常巻取りが防止される。この非常用常閉スイッチ
24の作動による停止後、シャッターカーテン3を再び降
下させるときには、降下用常開スイッチ20を押圧して閉
成すれば、シャッター降下用操作設定回路22の降下用電
磁リレー16に通電されて逆転用スイッチ12,13,14の動作
と自己保持がなされ、モータ6が逆転してシャッターカ
ーテン3を降下させる。この降下動作は、下限位置に至
ると前述したように自動的に停止される。また、非常用
常閉スイッチ24の作動により常開接点24bが閉成すると
表示用ランプ32が点燈して異常状態が表示される。この
表示用ランプ32に代えて警告ブザーに接続してあっても
よい。
なお、本考案の一実施例においては、制御回路はリレ
ー,接点等から構成したが、半導体スイッチング素子等
の無接点素子で構成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば非常用スイッチがシャッター上昇用操
作設定回路に対してのみ直列に接続されているため、上
限用リミットスイッチが作動せず異常状態で非常用スイ
ッチが作動してシャッターカーテンの上昇が停止されて
もシャッター降下用操作設定回路は設定操作が可能であ
り、シャッターカーテンを降下させることができる。よ
って、異常状態にあっても復旧作業のためのサービスマ
ンが到着するまでの間は、直ちにシャッターカーテンの
降下動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるシャッターの制御回
路を示す回路図、第2図,第3図は従来のシャッターに
おける構成を示す正面図,及び制御回路を示す回路図で
ある。 1……巻取シャフト 3……シャッターカーテン 5……座板、6……モータ(電動機) 8……電源端子 9,10,11……正転用スイッチ 12,13,14……逆転用スイッチ 15……上昇用電磁リレー 16……降下用電磁リレー 17……上昇用常開スイッチ 18……自己保持用常開スイッチ 19……シャッター上昇用操作設定回路 20……降下用常開スイッチ 21……自己保持用常開スイッチ 22……シャッター降下用操作設定回路 24……非常用常開スイッチ 24a……作動子 26……上限用リミットスイッチ 27……下限用リミットスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッター上昇用操作設定回路またはシャ
    ッター降下用操作設定回路の作動により、開閉機を正転
    または逆転させてシャッターカーテンを上昇または降下
    させる電動シャッターにおいて、前記シャッター上昇用
    操作設定回路に前記シャッターカーテンの異常巻取り時
    に電動機の作動を停止する非常用スイッチを直列に接続
    した回路と、前記シャッター降下用操作設定回路とを並
    列に接続し、前記非常用スイッチが作動したときに前記
    シャッター上昇用操作設定回路の自己保持状態が解除さ
    れて前記シャッターカーテンの上昇が停止されるように
    構成したことを特徴とする電動シャッターの非常用停止
    装置。
JP14032688U 1988-10-27 1988-10-27 電動シャッタ―の非常用停止装置 Expired - Lifetime JP2509138Y2 (ja)

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