JP3899632B2 - 電動開閉体の配線構造 - Google Patents

電動開閉体の配線構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動シャッターなどの電動開閉体を構成する各部材、例えば、開閉体としてのシャッターカーテンを収納する開閉体ケースなどのシャッターケースと、シャッターカーテンの昇降をガイドするガイドレールなどの各部材を連結することにより、両部材間を電気的に接続し通電状態とする電動開閉体の配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動シャッターは、シャッターカーテンの開閉が電気的に制御され、すなわち、商用電源などを用いて電動モータを回転駆動させ、シャッターカーテンの巻き取り、巻き戻しが行われるようになっている。
【0003】
このような電動シャッターでは、そのシャッターカーテンが全開となった状態及び全閉となった状態をセンサで検出し、そのセンサによる検出信号を制御信号として、電動モータの停止を行い、シャッターカーテンの巻き取りや巻き戻しを過剰に行わないよう構成されている。
【0004】
また、この電動シャッターには、シャッターカーテンが閉鎖した状態を保つ、すなわち、施錠を行う電動ロック機構なども備えられており、例えばシャッターカーテンが閉鎖すると同時に、施錠が行われるようになっている。
【0005】
そして、上記のようなセンサやロック機構は、一般に、シャッターカーテンなどの可動部分ではなく、不動部分である建物側に固定されているガイドレール側に配設されており、これらセンサによる検出信号を受け取る制御回路やロック機構の動作を制御する制御回路は、制御装置に組み込まれて、シャッターカーテンが収納されるシャッターケース内に電動モータとともに設けられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシャッターカーテンの開閉状態を検出するセンサは、このシャッターカーテンの最下縁を検出するようになっていることから、これらセンサの位置は、シャッターカーテンの開放状態を検出するセンサでは、ガイドレールの上端に位置し、シャッターカーテンの閉鎖状態を検出するセンサでは、ガイドレールの下端に位置するようそれぞれ配設され、また、ロック機構の配設位置は、ガイドレールの半部より下方の好ましくは下端近傍に配設されており、すなわち、シャッターカーテンの閉鎖状態を検出するセンサとロック機構とは、シャッターケース内に配設されている制御装置から隔てた位置とされることとなり、このことから、長尺な配線構造を必要とする欠点を有している。
【0007】
従来では、この制御装置とセンサやロック機構との間を結ぶ電線を、ガイドレール溝部内に両面テープにて貼着することで配線を行ったり、また、ガイドレール溝部内に爪を複数配設し、この爪に電線を係止させ、配線を行っていたが、ガイドレール溝部内はシャッターカーテンの端縁が移動する空間であることから、その配線が確実に行われていないと、このシャッターカーテンの端縁部分が、ガイドレール溝部内に配設された電線に絡まるおそれがあり、この電線を切断してしまったり、この電線によってシャッターカーテンの移動が阻止されるおそれなどがあった。
【0008】
また、上記のような配線構造は、シャッター装置として建物へシャッターケースやガイドレールを組み着けた後に配線が行われることから、その配線作業が煩雑なものとなり、その作業性の改善が望まれていた。
【0009】
さらに、上記ガイドレールの長さが建物によって異なるものであることから、上記のような配線作業時に、電線の長さがガイドレールより長尺であった場合に、その配線作業の煩雑さから、作業現場にて電線の切断加工などを行うことはなく、その電線を引き回し、コネクタなどにて結線させてガイドレール溝部内に収めてしまい、ガイドレール溝部内にて余剰な部分を生じさせ、すなわちガイドレール溝部内にて弛んでしまうこととなり、上記のようなシャッターカーテンとの絡まりなどの不具合が発生するおそれがある。
【0010】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、隔てられた制御装置とセンサなどの間に配線される電線が、容易に通電できるように接続でき、シャッターカーテンなどの開閉体の移動など可動部分を妨げることなく、かつその配線作業が簡便とされる電動開閉体の配線構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の電動開閉体の配線構造は、建物躯体の開口部に配設される電動シャッターである電動開閉体を構成するガイドレール部材と開閉体ケース部材に電線が内蔵されるとともに、前記各部材を互いに連結する際の対向する前記各部材の連結端面には連結相手となる部材の前記電線に接続される電極が表出して設けられ、
前記開閉体ケース部材側の前記電極は、シャッターカーテンの出入口の縁部分に下向きとなって配設され、
前記ガイドレール部材側の前記電極は、付勢部材が内蔵され接続端子が上下方向に進退自在となって設けられた可動接点によって構成されるとともに、ガイドレールの上端面に配設され、
前記ガイドレール部材の上端部に前記開閉体ケース部材を上方から載置するようにして前記両部材を連結し組み立てるときに、前記各電極が互いに対向し接触することで、互いに電気的接続が行われて通電状態となることを特徴としている。
【0012】
また、この発明の電動開閉体の配線構造は、前記開閉体ケース部材側の前記電極は、付勢部材が内蔵され接続端子が上下方向に進退自在となって設けられた可動接点によって構成するとともに、シャッターカーテンの出入口の縁部分に下向きとなって配設し、前記ガイドレール部材側の前記電極は、ガイドレールの上端面に配設するようにしてもよい。
【0013】
なお、前記開閉体ケース部材側の電極又はガイドレール部材側の電極を構成する固定接点は、球面状に膨出形成された接触面を有していることを特徴としている。
【0014】
また、前記電極7,10は、凹凸の組合せにより、互いに嵌合することで通電状態となるコネクタ部材よりなる構成としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による電動開閉体の配線構造の実施の形態を示す分解斜視図、図2は同配線構造の要部拡大側断面図である。
【0017】
本実施の形態では、住宅などの建物躯体の開口部としての窓部1に配設される電動開閉体としての電動シャッターの配線構造として説明するとともに、この電動シャッター2を構成する各部材として、窓部1の上縁部分に配設される開閉体ケースとしてのシャッターケース3と、窓部1の左右縁部に垂直に配設されシャッターケース3の下部に連結されるガイドレール8とした例について説明する。
【0018】
シャッターケース3は、開閉体としてのシャッターカーテン(図示せず)が巻回状態で収容される略方形箱状に形成され、このシャッターケース3には、その内部に配設される電動モータを電気的に制御する制御装置(図示せず)が配設されるようになっており、この制御装置に接続される一対の電線4が内蔵されている。
【0019】
これら電線4は、例えばシャッターケース3における、建物外壁に当接する背面板5に沿うとともに、このシャッターケース3の下面3aに形成されるスリット状のシャッターカーテンの出入口6に沿って設けられ、例えば、シャッターケース3を構成する背面板5の厚さ内に一体となるように内蔵されて、これら電線4の一端が、シャッターケース3内に設けられる前記制御装置に接続されるようになっている。
【0020】
また、このシャッターケース3の左右両端近傍における出入口6の縁部分6aには、前記電線4の他端4aに接続される電極としての接点部材7が設けられている。
【0021】
この接点部材7は、図2に示すように、球面状に膨出形成された接触面7aを有しており、前記シャッターカーテンの出入口6の縁部分6aに、下向きとなって配設されている。
【0022】
なお、この接点部材7は、前記各電線4にそれぞれ接続されて一対で構成され、本実施の形態では、図1に示すように、出入口6の縁部分6aに、所定の間隔にて並列されて設けられている。
【0023】
次に、ガイドレール8は、本実施の形態では、断面略コ字状に形成されており、この断面形状が連続する上下方向に長尺な部材よりなり、図1に示すように、側板8aに、長手方向に沿って一対の電線9が内蔵されている。
【0024】
この電線9は、ガイドレール8に対し、予め配線されている構成とされ、ガイドレール8の側板8aの厚さ内に構成されるように、すなわちこの側板8aと一体となる構成としてもよく、また、テープ状の絶縁体に電線を平行に埋め込んだテープケーブルやリボンケーブル、フレキシブルプリント配線板など、薄肉な帯状に形成される構成の電線を用い、ガイドレール8の側板内面に剥離不可能となるように貼着、または埋込形成させガイドレール溝部内に突出することのない構成としてもよい。
【0025】
また、このガイドレール8の上端におけるガイドレール溝部内には、前記各電線9の一端9aに接続される電極としての可動接点10が一対配設されている。
【0026】
これら可動接点10は、図2に示すような、コイルバネよりなる付勢部材11が内蔵され、端子12が上下方向に進退自在となって設けられており、この端子12が、ガイドレール8の上端面8bより突出するように、このガイドレール8の上端において並列するように配設されている。
【0027】
また、このガイドレール8の下端近傍におけるガイドレール溝部内には、電動シャッター2として構成される際に、シャッターカーテンが開放状態から閉鎖された際のそのシャッターカーテンの下端縁近傍を検出するセンサとしての近接スイッチ13が設けられ、前記各電線9の他端が接続されている。
【0028】
このように構成された電動シャッター2の配線構造では、電動シャッター2を組み立て、建物に配設させる際に、まず、ガイドレール8を窓部1の左右両側縁に固定させる。
【0029】
次に、これらガイドレール8の各上端に、シャッターケース3を上方から載置するように、連結させると同時に、窓部上縁における建物壁面に固定させる。
【0030】
このとき、シャッターケース3の出入口6の縁部分6aに配設された各接点部材7と、ガイドレール上端面8bに突出している各可動接点10の各端子12先端とが対向することとなり、互いに接触することとなる。
【0031】
これにより、各端子12は付勢部材11による付勢力に抗して後退することとなるが、この付勢部材11の付勢力にてシャッターケース3側の接点部材7に圧接状態となり、すなわち電気的接続が行われ、シャッターケース3の各電線4とガイドレール8の各電線9とが通電状態となる。
【0032】
そして、その他のシャッター構成部材を建物側に配設させることにより、電動シャッター2が組み立てられる。
【0033】
従って上記のように構成された電動開閉体の配線構造によれば、電動開閉体である電動シャッター2を構成するガイドレール8に、シャッターケース3を連結させ、互いを接続させる組立作業によって、ガイドレール8とシャッターケース3との内蔵された各電線4,9が、接点部材7と可動接点10とによって電気的に接続されることとなり、すなわち、シャッターケース3内の制御装置と、ガイドレール8下端の近接スイッチ13とが通電状態に接続されることとなり、この近接スイッチ13に電源が供給されることとなる。
【0034】
このことから、電動シャッター2を構成する部材(シャッターケース3,ガイドレール8)を、互いに連結し組み立てる作業のみで、配線作業が同時に行われることとなり、電動シャッター2の組み立ての完了が、すなわち配線作業の完了となり、従来のような煩雑な配線作業が不要となる。
【0035】
また、ガイドレール溝部内にて電線9が余分になることがなく、シャッターカーテンの移動を阻害することがないとともに、このシャッターカーテンによって電線を切断してしまうこともない。
【0036】
なお、上述した実施の形態では、電動シャッター2を構成する部材であるシャッターケース3とガイドレール8とに設けられる各電極7,10を、シャッターケース3側の電極を球面状に膨出形成された接触面7aを有した接点部材7とし、ガイドレール8側の電極をコイルバネよりなる付勢部材11を有し、端子12が上下方向に進退自在となる可動接点10とされた構成の例について述べたが、シャッターケース3側の電極を付勢部材11を備える可動接点10とし、ガイドレール8側を接点部材7とする構成でもよく、また、これら電極7,10の形状などの構造については限定されることがない。例えば凹凸の組合せにて互いに嵌合する所謂図3に示すようなオスコネクタ10とメスコネクタ7とを用いた構成としてもよく、電動シャッター2を構成する各部材を連結すると同時に、互いに接続状態となり電気的接続が行われ、通電状態となる構成であればよい。
【0037】
この電極の構成を、図3に示すようなコネクタ部材7,10とすれば、電動シャッター2の構成部材(3,8)を互いに連結させる際に、互いの位置決めが行われることとなり、電動シャッター2の各部材(3,8)同士の連結作業を容易なものとすることとなる。
【0038】
また、上述した実施の形態では、電動シャッター2を構成するシャッターケース3とガイドレール8とに電線4,9を設ける例とし、シャッターケース3の背面板5やガイドレール8の側板8aの厚さ内に内蔵され構成される、または、薄肉な帯状に形成される電線にて剥離不可能に貼着または埋込形成させる例について述べたが、ガイドレール8などの構成部材を2重構造に形成し、すなわち、ガイドレールの場合では、シャッターカーテンの昇降をガイドする溝状の部分以外に管状の中空部分が別途形成されるように、押出成形などの成形段階で形成させ、この中空部分に電線を内蔵させるように構成させてもよい。
【0039】
さらに、上記ガイドレール8内に電線9を配設するために、ガイドレール8の側板8aなどの内壁面の一部を覆う短冊形状のカバー材を用いる構成としてもよく、ガイドレール8内の電線9をカバー材にて被覆し、このカバー材にて電線9が表出しない構成としてもよい。
【0040】
また、上述した実施の形態では、シャッターケース3内の制御装置と、ガイドレール8溝部内の近接スイッチ13とを電気的に接続させる、すなわち電動シャッターとしてシャッターカーテンの閉鎖を検知するセンサへの電源供給の例について述べたが、その他の構成のセンサ、例えば障害物の有無を検知する感圧センサや光電管センサなどのセンサ類や、シャッターカーテンの閉鎖状態を施錠する電動ロック装置への電源供給を構成する例としてもよい。
この電動ロック装置の場合では、その装置を構成する例えばアクチュエータに対して電源を供給させるように、上記同様にガイドレール8とシャッターケース3とのそれぞれに電線4,9を内蔵させ、かつ各電線4,9に電極7,10を接続させて構成させる。
【0041】
さらに、上述した実施の形態では、電動シャッター2を構成する部材として、シャッターケース3と、ガイドレール8とを例として述べたが、その他の電動シャッター2を構成する部材として構成してもよく、例えば、シャッターケースとガイドレールと下枠とのそれぞれが、上記のような配線構造とされれば、これらシャッターケースとガイドレール,下枠を連結させることで、各部材の電線が電極を介して電気的接続が行われ、シャッターケースから下枠までの通電状態を構成でき、種々のセンサやロック機構など電源の必要な構成を容易に得ることが可能である。
【0042】
また、上述した実施の形態では、電動シャッター2を構成する部材であるシャッターケース3とガイドレール8とについて、すなわち、電動シャッター2を構成する部材間の配線構造について説明したが、この電動シャッター2が設置される建物の躯体側に同様の配線構造を配設させる構成としてもよい。
すなわち、建物躯体側に、上記同様に電線を内蔵する構成を設けるとともに、この建物躯体の電動シャッター2を配設させる箇所に電極を表出させるように設け、建物躯体側に電動シャッター2の構成部材、例えばガイドレールなどを固定させると同時に、電気的接続を行えるように構成させてもよい。
この建物躯体側としては、例えば、柱や梁,壁,床,天井,庇など、電動シャッター2または電動開閉体が設置される建物の躯体を構成する部分である。
【0043】
さらに、上述した実施の形態では、電動開閉体を、電動シャッター2とし、開閉体をシャッターケース3内に巻き取られるシャッターカーテンとして説明した例について述べたが、この開閉体は折り畳まれることで収納されるパネル板状の構成でもよく、また、ロールスクリーンやオーニング装置などのシート状物の開閉を行う装置や、ブラインド、さらには、引戸やドアなどよりなる構成の電動開閉体としてもよく、すなわち、電動により開閉駆動される開閉体を備えた構造であれば、上記電動シャッターに限定されることはない。
この引戸などの構成の場合、ドア枠同士やサッシ枠同士の連結により電気的接続が行える構造となり、またこれらドア枠やサッシ枠が設けられる建物躯体側との電気的接続が行えるものとされる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による電動開閉体の配線構造では、電動開閉体を構成する各部材を互いに連結させ接続させる組立作業によって、各部材に内蔵された各電線が、各電極によって電気的に接続されることとなり、両部材が通電状態に接続されることとなる。
【0045】
このことから、電動開閉体を構成する各部材を、互いに連結し組み立てる作業のみで、配線作業が同時に行われることとなり、電動開閉体の組み立ての完了が、すなわち配線作業の完了となり、従来のような煩雑な配線作業が不要となる効果を得られる。
【0046】
また、この電動開閉体を構成する各部材を、開閉体ケースとガイドレールとで構成し、互いを連結させるとともに通電状態を得る構成とした場合に、ガイドレール溝部内に電線が余分になって弛むような構成とならないことから、このガイドレールによって移動を案内される開閉体、例えばシャッターカーテンの移動を阻害することがないとともに、このシャッターカーテンによって電線を切断してしまうこともない効果を得られる。
【0047】
さらに、電動開閉体の設置される建物躯体側に電線を内蔵させる構造とすることで、この建物躯体に電動開閉体を配設させることにより、建物側からの電源の供給を得ることができ、これにより、建物側と電動開閉体側との電気的接続が容易に行えることとなり、配線の処理などの作業が不要となる効果を得られる。
【0048】
また、各部材に設けられる各電極を、凹凸の組合せにて互いに嵌合するコネクタ部材とする構成とすることで、各部材を連結する際に、互いの位置決めを行うことが可能となり、電動開閉体の各部材同士の連結作業を容易なものとすることが可能となるとともに、その両電極の電気的接続を良好なものとすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動開閉体の配線構造の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】同配線構造の要部拡大側断面図
【図3】他の実施の形態の配線構造の要部拡大斜視図
【符号の説明】
2…電動開閉体(電動シャッター)
3…部材(開閉体ケース,シャッターケース)
3a…端面(下面)
4…電線
7…電極(接点部材)
8…部材(ガイドレール)
8b…端面(上端面)
9…電線
10…電極(可動接点)

Claims (4)

  1. 建物躯体の開口部に配設される電動シャッターである電動開閉体を構成するガイドレール部材と開閉体ケース部材に電線が内蔵されるとともに、前記各部材を互いに連結する際の対向する前記各部材の連結端面には連結相手となる部材の前記電線に接続される電極が表出して設けられ、
    前記開閉体ケース部材側の前記電極は、シャッターカーテンの出入口の縁部分に下向きとなって配設され、
    前記ガイドレール部材側の前記電極は、付勢部材が内蔵され接続端子が上下方向に進退自在となって設けられた可動接点によって構成されるとともに、ガイドレールの上端面に配設され、
    前記ガイドレール部材の上端部に前記開閉体ケース部材を上方から載置するようにして前記両部材を連結し組み立てるときに、前記各電極が互いに対向し接触することで、互いに電気的接続が行われて通電状態となることを特徴とする電動開閉体の配線構造。
  2. 前記開閉体ケース部材側の電極は、球面状に膨出形成された接触面を有していることを特徴とする請求項1に記載の電動開閉体の配線構造。
  3. 建物躯体の開口部に配設される電動シャッターである電動開閉体を構成するガイドレール部材と開閉体ケース部材に電線が内蔵されるとともに、前記各部材を互いに連結する際の対向する前記各部材の連結端面には連結相手となる各部材の前記電線に接続される電極が表出して設けられ、
    前記開閉体ケース部材側の前記電極は、付勢部材が内蔵され接続端子が上下方向に進退自在となって設けられた可動接点によって構成されるとともに、シャッターカーテンの出入口の縁部分に下向きとなって配設され、
    前記ガイドレール部材側の前記電極は、ガイドレールの上端面に配設され、
    前記ガイドレール部材の上端部に前記開閉体ケース部材を上方から載置するようにして前記両部材を連結し組み立てるときに、前記各電極が互いに対向し接触することで、互いに電気的接続が行われて通電状態となることを特徴とする電動開閉体の配線構造。
  4. 前記ガイドレール部材側の電極は、球面状に膨出形成された接触面を有していることを特徴とする請求項2に記載の電動開閉体の配線構造。
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