JP2540010Y2 - 自動車の外気導入制御装置 - Google Patents
自動車の外気導入制御装置Info
- Publication number
- JP2540010Y2 JP2540010Y2 JP6260391U JP6260391U JP2540010Y2 JP 2540010 Y2 JP2540010 Y2 JP 2540010Y2 JP 6260391 U JP6260391 U JP 6260391U JP 6260391 U JP6260391 U JP 6260391U JP 2540010 Y2 JP2540010 Y2 JP 2540010Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outside air
- front panel
- air introduction
- air inlet
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の空調装置等の
外気取り入れ手段として使用される外気導入制御装置に
係り、詳しくは、キャブの前面の一部を形成するフロン
トパネルを開閉可能に構成し、このフロントパネルの背
部に外気導入口を設けた自動車において、フロントパネ
ルを開放させた際における外気導入口からの浸水を予防
できるようにした外気導入制御装置に関するものであ
る。
外気取り入れ手段として使用される外気導入制御装置に
係り、詳しくは、キャブの前面の一部を形成するフロン
トパネルを開閉可能に構成し、このフロントパネルの背
部に外気導入口を設けた自動車において、フロントパネ
ルを開放させた際における外気導入口からの浸水を予防
できるようにした外気導入制御装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】キャブの前面の一部を構成するフロント
パネルを開閉式にすることにより、このフロントパネル
の背部にウィンドウォッシャタンク、ワイパモータリン
ク、ワンキーストップモータ、ラジエータリザーバタン
ク、ヒータコア、冷房装置の冷媒のサービスバルブ、サ
イトグラス、圧力スイッチ及び外気導入口等の各種装置
を設けた場合は、フロントパネルを開くことで前記各種
装置の点検・整備性を向上させることができる。
パネルを開閉式にすることにより、このフロントパネル
の背部にウィンドウォッシャタンク、ワイパモータリン
ク、ワンキーストップモータ、ラジエータリザーバタン
ク、ヒータコア、冷房装置の冷媒のサービスバルブ、サ
イトグラス、圧力スイッチ及び外気導入口等の各種装置
を設けた場合は、フロントパネルを開くことで前記各種
装置の点検・整備性を向上させることができる。
【０００３】また、フロントパネルの背部（内部）を清
潔に保つために、このパネルを開けて水洗することがあ
る。しかしながら、従来では外気導入口に浸水防止用の
カバーを設けていなかったために、外気導入口洗浄水が
浸入して車室内に至ることがあった。なお、浸水防止用
のカバーを外気導入口に設けた場合は、この外気導入口
に設けられているフィルタの着脱性が悪化するという不
具合があった。
潔に保つために、このパネルを開けて水洗することがあ
る。しかしながら、従来では外気導入口に浸水防止用の
カバーを設けていなかったために、外気導入口洗浄水が
浸入して車室内に至ることがあった。なお、浸水防止用
のカバーを外気導入口に設けた場合は、この外気導入口
に設けられているフィルタの着脱性が悪化するという不
具合があった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実状に鑑
みてなされたものであり、外気導入口に設けられるフィ
ルタの着脱性を損なうことなく、この外気導入口からの
浸水を確実に予防できる外気導入制御装置を提供するこ
とを課題としている。
みてなされたものであり、外気導入口に設けられるフィ
ルタの着脱性を損なうことなく、この外気導入口からの
浸水を確実に予防できる外気導入制御装置を提供するこ
とを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、キャブの前面の一部を形成するフロントパ
ネルを開閉可能に構成し、このフロントパネルの背部に
外気導入口を設けるとともに、この外気導入口にフィル
タを設けることにより、外気導入口に設けられるフィル
タの着脱性を確保している。また、前記フィルタの背部
に内外気切り換えドアを設けたうえで、前記フロントパ
ネルの開放にともなって前記内外気切り換えドアを内気
導入側に強制的に切り換え作動させる連繋手段を設けた
ことを特徴としている。
に本考案は、キャブの前面の一部を形成するフロントパ
ネルを開閉可能に構成し、このフロントパネルの背部に
外気導入口を設けるとともに、この外気導入口にフィル
タを設けることにより、外気導入口に設けられるフィル
タの着脱性を確保している。また、前記フィルタの背部
に内外気切り換えドアを設けたうえで、前記フロントパ
ネルの開放にともなって前記内外気切り換えドアを内気
導入側に強制的に切り換え作動させる連繋手段を設けた
ことを特徴としている。
【０００６】
【作用】フロントパネルを開けると、外気導入口が露出
されるために、この外気導入口に取り付けられているフ
ィルタを容易に着脱することができる。また、フロント
パネルが閉じられている通常の状態ではフィルタの背部
に設けられている内外気切り換えドアを外気側あるいは
内気側に任意に切り換え作動させることができる。
されるために、この外気導入口に取り付けられているフ
ィルタを容易に着脱することができる。また、フロント
パネルが閉じられている通常の状態ではフィルタの背部
に設けられている内外気切り換えドアを外気側あるいは
内気側に任意に切り換え作動させることができる。
【０００７】一方、フロントパネルを開けると、内外気
切り換えドアが内気導入側に強制的に切り換え作動され
る。従って、フロントパネルの内側を水洗する場合にも
外気導入口から浸水することがない。なお、フロントパ
ネルを閉じると内外気切り換えドアの内気導入側への強
制作動が解除されるために、必要に応じて外気導入側あ
るいは内気導入側に切り換え作動させることができる。
切り換えドアが内気導入側に強制的に切り換え作動され
る。従って、フロントパネルの内側を水洗する場合にも
外気導入口から浸水することがない。なお、フロントパ
ネルを閉じると内外気切り換えドアの内気導入側への強
制作動が解除されるために、必要に応じて外気導入側あ
るいは内気導入側に切り換え作動させることができる。
【０００８】
【実施例】図１は本考案に係る外気導入制御装置の一実
施例を示す概略断面図、図２は同じく本考案を備えた自
動車の具体例を示すフロントパネルを開放した状態の斜
視図であり、キャブ１の前部の強度メンバ２の前方にフ
ロントパネル３を配設し、このフロントパネル３の上端
を前記強度メンバ２にヒンジ４を介して結合することに
より、必要に応じてフロントパネル３を開閉できるよう
にしている。
施例を示す概略断面図、図２は同じく本考案を備えた自
動車の具体例を示すフロントパネルを開放した状態の斜
視図であり、キャブ１の前部の強度メンバ２の前方にフ
ロントパネル３を配設し、このフロントパネル３の上端
を前記強度メンバ２にヒンジ４を介して結合することに
より、必要に応じてフロントパネル３を開閉できるよう
にしている。
【０００９】フロントパネル３で覆われた強度メンバ２
にはウィンドウォッシャータンク５、ワイパモータリン
ク６、ワンキーストップモータ７、ラジエータリザーブ
タンク８、クーラーガスチャージ及びチェックバルブ９
及び外気導入口１０を取付けることにより、常時は閉じ
られているフロントパネル３を開けて前記各装置の点検
・整備を行なうことができるようにしている。
にはウィンドウォッシャータンク５、ワイパモータリン
ク６、ワンキーストップモータ７、ラジエータリザーブ
タンク８、クーラーガスチャージ及びチェックバルブ９
及び外気導入口１０を取付けることにより、常時は閉じ
られているフロントパネル３を開けて前記各装置の点検
・整備を行なうことができるようにしている。
【００１０】前記外気導入口１０にはフィルタ１１を取
り付けるとともに、このフィルタ１１の背部に内外気切
り換えドア１２を設けている。このドア１２は、従来の
車両用空調装置の内外気切り換えドアの場合と同様に図
示しないブロアに供給される空気を外気と内気とに切り
換えるものであり、ドア１２を図１に実線で示す内気導
入側に切り換え作動させると、外気導入口１０が閉じら
れるので図示しないブロアに内気が供給されるが、図１
に一点鎖線で示す外気導入側に切り換え作動させると、
外気導入口１０が開かれて図示しないブロアに外気が供
給されるようになっている。
り付けるとともに、このフィルタ１１の背部に内外気切
り換えドア１２を設けている。このドア１２は、従来の
車両用空調装置の内外気切り換えドアの場合と同様に図
示しないブロアに供給される空気を外気と内気とに切り
換えるものであり、ドア１２を図１に実線で示す内気導
入側に切り換え作動させると、外気導入口１０が閉じら
れるので図示しないブロアに内気が供給されるが、図１
に一点鎖線で示す外気導入側に切り換え作動させると、
外気導入口１０が開かれて図示しないブロアに外気が供
給されるようになっている。
【００１１】また、前記ドア１２を切り換え作動させる
アクチュエータ１３を設け、このアクチュエータ１３を
図示しない内外気切り換えスイッチに接続することによ
り、遠隔操作でドア１２を切り換え作動できるようにし
ている。そして、前記フロントパネル３と前記アクチュ
エータ１３とを連繋手段として機能するケーブル１４を
介して連結することにより、フロントパネル３を開ける
と、スイッチの状態に関係なくドア１２が図１に実線で
示す内気導入側の位置に強制的に切り換え作動させて外
気導入口１１を閉じるようにしている。なお、このよう
にフロントパネル３とドア１２とを連繋させる連繋手段
としては、電気的な連繋手段手段あるいは機械的な連繋
手段を用いることができる。１５はフロントウィンドウ
シールド、１６はフロン灯フレーム、１７はフロントグ
リル、１８はフロントバンパ、１９はフロアパネル、２
０はドアである。
アクチュエータ１３を設け、このアクチュエータ１３を
図示しない内外気切り換えスイッチに接続することによ
り、遠隔操作でドア１２を切り換え作動できるようにし
ている。そして、前記フロントパネル３と前記アクチュ
エータ１３とを連繋手段として機能するケーブル１４を
介して連結することにより、フロントパネル３を開ける
と、スイッチの状態に関係なくドア１２が図１に実線で
示す内気導入側の位置に強制的に切り換え作動させて外
気導入口１１を閉じるようにしている。なお、このよう
にフロントパネル３とドア１２とを連繋させる連繋手段
としては、電気的な連繋手段手段あるいは機械的な連繋
手段を用いることができる。１５はフロントウィンドウ
シールド、１６はフロン灯フレーム、１７はフロントグ
リル、１８はフロントバンパ、１９はフロアパネル、２
０はドアである。
【００１２】以上のように構成された自動車の外気導入
制御装置において、フロントパネル３が閉じられている
通常の状態では、このフロントパネル３によってウィン
ドウォッシャータンク５、ワイパモータリンク６、ワン
キーストップモータ７、ラジエータリザーブタンク８、
クーラーガスチャージ及びチェックバルブ９及び外気導
入口１０などが覆われているために、自動車の外観性が
確保される。そして、フロントパネル３を開けると、前
記各装置が露出されるために点検・整備性が高くなる。
制御装置において、フロントパネル３が閉じられている
通常の状態では、このフロントパネル３によってウィン
ドウォッシャータンク５、ワイパモータリンク６、ワン
キーストップモータ７、ラジエータリザーブタンク８、
クーラーガスチャージ及びチェックバルブ９及び外気導
入口１０などが覆われているために、自動車の外観性が
確保される。そして、フロントパネル３を開けると、前
記各装置が露出されるために点検・整備性が高くなる。
【００１３】また、ドア１２を内気導入側あるいは外気
導入側に切り換え作動させることによってブロアに内気
あるいは外気を選択的に供給できるが、前記のようにフ
ロントパネル３を開けるとドア１２が内気導入側に強制
的に切り換え作動されて外気導入口１０が閉じられる。
従って、フロントパネル３の内側を水洗する場合にも外
気導入口１０から浸水することがなく、あるいは、フィ
ルタ１１の取り外し時に外気導入口１０に異物が浸入す
ることもない。
導入側に切り換え作動させることによってブロアに内気
あるいは外気を選択的に供給できるが、前記のようにフ
ロントパネル３を開けるとドア１２が内気導入側に強制
的に切り換え作動されて外気導入口１０が閉じられる。
従って、フロントパネル３の内側を水洗する場合にも外
気導入口１０から浸水することがなく、あるいは、フィ
ルタ１１の取り外し時に外気導入口１０に異物が浸入す
ることもない。
【００１４】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、フロントパネルを開けることによって外気導入
口を露出させることができるために、この外気導入口に
設けられているフィルタを容易に着脱することができ
る。また、フィルタの背部に内外気切り換え用ドアを設
け、フロントパネルを開いたときに前記ドアを強制的に
内気導入側に切り換え作動させて外気導入口を閉じるよ
うにしているために、フロントパネルを開けて内部を水
洗するに際しても外気導入口から浸水することもない。
よれば、フロントパネルを開けることによって外気導入
口を露出させることができるために、この外気導入口に
設けられているフィルタを容易に着脱することができ
る。また、フィルタの背部に内外気切り換え用ドアを設
け、フロントパネルを開いたときに前記ドアを強制的に
内気導入側に切り換え作動させて外気導入口を閉じるよ
うにしているために、フロントパネルを開けて内部を水
洗するに際しても外気導入口から浸水することもない。
【図１】本考案に係る外気導入制御装置の一実施例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図２】同じく本考案を備えた自動車の具体例を示すフ
ロントパネルを開放した状態の斜視図である。
ロントパネルを開放した状態の斜視図である。
１ キャブ ２ 強度メンバ ３ フロントパネル ４ ヒンジ １０ 外気導入口 １１ フィルタ １２ 内外気切り換えドア １３ アクチュエータ １４ ケーブル
Claims (1)
- 【請求項１】 キャブの前面の一部を形成するフロント
パネルを開閉可能に構成し、このフロントパネルの背部
に外気導入口を設け、この外気導入口にフィルタを設け
た自動車において、前記フィルタの背部に内外気切り換
えドアを設けるとともに、前記フロントパネルの開放に
ともなって前記内外気切り換えドアを内気導入側に強制
的に切り換え作動させる連繋手段を設けたことを特徴と
する自動車の外気導入制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6260391U JP2540010Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 自動車の外気導入制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6260391U JP2540010Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 自動車の外気導入制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057508U JPH057508U (ja) | 1993-02-02 |
| JP2540010Y2 true JP2540010Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13205071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6260391U Expired - Lifetime JP2540010Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 自動車の外気導入制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540010Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP6260391U patent/JP2540010Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH057508U (ja) | 1993-02-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4932490A (en) | Engine air induction system with air cleaner in hood | |
| JP2540010Y2 (ja) | 自動車の外気導入制御装置 | |
| JP2012086647A (ja) | カウルルーバとカウルパネルを有する自動車 | |
| JP3755557B2 (ja) | バッテリーの空調装置 | |
| JPS63195016A (ja) | トラクタ−のキヤビン構造 | |
| JPH071947A (ja) | キャビンの空調装置の外気導入構造 | |
| JP4681523B2 (ja) | 作業車の防水シール構造 | |
| JPH08175155A (ja) | キャビンの外気導入装置 | |
| JP3106847B2 (ja) | 空調用外気取入構造 | |
| JPH0565020A (ja) | キヤビン装置のエアコン外気導入構造 | |
| JPH0353927Y2 (ja) | ||
| KR200158324Y1 (ko) | 자동차 파티션판넬 인슐레이션 | |
| JPH0948228A (ja) | 空調システム | |
| JPS5943126Y2 (ja) | 車両用送風機 | |
| JPH01195111A (ja) | 自動車の外気取入れ構造 | |
| JP2554588Y2 (ja) | ベンチレータの内外気切替えダンパの構造 | |
| KR0136329B1 (ko) | 대형버스의 지붕 환기장치 | |
| JPH08168Y2 (ja) | 自動車の外気導入構造 | |
| JPH1111155A (ja) | トラクタ等のキャビン | |
| JPH08188050A (ja) | キャビンのシール構造 | |
| JPH0563918U (ja) | 車両の車内空気圧逃がし装置 | |
| JPS6010904Y2 (ja) | エンジンル−ム換気装置 | |
| KR100356211B1 (ko) | 자동차의 실내 공기 배출장치 | |
| JPS5919606Y2 (ja) | 車室内気密の緩和装置 | |
| KR19990031858U (ko) | 프론트 리드 자동 열림장치 |